JPH10511931A - 非インシュリン依存性糖尿病の患者において胃空腹を抑制する1,5−ベンゾジアゼピン誘導体の使用 - Google Patents
非インシュリン依存性糖尿病の患者において胃空腹を抑制する1,5−ベンゾジアゼピン誘導体の使用Info
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Abstract
(57)【要約】
式(1)の化合物、または生理学的に許容可能なその塩の、初期の非インシュリン依存性糖尿病の症状の治療の治療薬の製造のための、使用。
Description
【発明の詳細な説明】
非インシュリン依存性糖尿病の患者において胃空腹を抑制する
1,5−ベンゾジアゼピン誘導体の使用
本発明は、CCK−A作動薬(アゴニスト)活性を示す1,5−ベンゾジアゼ
ピン誘導体の新規な医薬での使用に関する。更に詳細には、本発明は、初期の非
インシュリン依存性糖尿病の症状を示す患者の胃空腹を抑制する目的でのこれら
の化合物の使用に関する。
コレシストキニン(CCK)およびガストリンは、消化管組織および中枢神経
系に存在する構造的に関連したペプチドである。コレシストキニンとしては、最
初の単離形態では33個のアミノ酸の神経ペプチドであるCCK−33、そのカ
ルボキシル末端オクタペプチドであるCCK−8(天然に存在する神経ペプチド
でもある)、および39−および12−アミノ酸形態が挙げられる。ガストリン
は、34−、17−および14−アミノ酸形態で存在し、最小活性配列はC−末
端テトラペプチドTrp−Met−Asp−Phe−NH2(CCK−4)であり
、これはCCKおよびガストリンのいずれにも存在する共通の構造要素である。
CCKおよびガストリンは、神経および末梢系における消化管ホルモンおよび
神経伝達物質であり、身体中の各種部位にある特定のレセプターに結合すること
によってそれぞれの生物学的役割を果たす。CCK−AおよびCCK−Bと呼ば
れるコレシストキニンレセプターの少なくとも2種類のサブタイプがあり、いず
れも末梢系および中枢神経系に見いだされる。
通常は「末梢型」レセプターと呼ばれるCCK−Aレセプターは、主として膵
臓、胆嚢、回腸、幽門括約筋中、および迷走求心性神経線維上に見いだされる。
また、A型CCKレセプターは、孤立領域(discrete regions)で脳に見いだされ
、
多数のCNS作用を提供する働きをする。CCK−8およびA型CCK選択的作
動薬は、幾つかの動物種で食物摂取を抑制する能力を有するため、A型レセプタ
ー選択的CCK作動薬として働き、食欲減退剤として作用する新規な物質の開発
にかなり関心が寄せられてきている。
CCK−Bまたはガストリンレセプターは、末梢ニューロン、消化管平滑筋、
および消化管粘膜、最も顕著には壁細胞、ECL細胞、D細胞および主細胞に見
いだされる。また、CCK−Bレセプターは、脳にも多く見られ、不安、覚醒お
よび神経弛緩薬の作用の調節に関連している。
Gasc,et al.の米国特許第4,988,692号明細書には、1群の3−アシ
ルアミノ−1−アルキル-5−フェニル−1,5−ベンゾジアゼピン誘導体であ
って、内因性ホルモンの効果をそのレセプターで逆転させまたは遮断するコレシ
ストキニン拮抗薬として作用するものが記載されている。
米国特許第4,490,304号明細書、およびPTC出願番号WO90/0
6937号明細書およびWO91/19733号明細書には、CCK−A作動薬
活性を示すペプチド誘導体が記載されている。このような化合物は、動物、更に
詳細にはヒトの食欲調節、並びに消化管障害または中枢神経の障害の治療および
/または予防について開示されている。
本明細書で、内容がその開示の一部として本明細書に引用される米国特許第5
,187,154号明細書には、神経ペプチドであるコレシストキニン(CCK
)を用いて、初期の非インシュリン依存性糖尿病の症状を示し、速やかな胃空腹
(gastrlc emptying)を示す患者での胃空腹を制御することが記載されている。更
に、この特許明細書には、胃空腹を抑制する化合物を用いて、初期または前糖尿
病に関連した症状を緩和しまたは除去することができることが教示されている。
特定の症状としては、血糖およびインシュリン濃度の上昇、インシュリン耐性、
胃空腹を正常水準に保持したまま感染症や糖尿に罹りやすくなることが挙げられ
る。
本発明者らは、CCK−Aレセプターに対して作動薬活性を示す3−アミノ−
1,5−ベンゾジアゼピン化合物の新規な群が胃空腹を遅延させまたは抑制し、
従って非インシュリン依存性糖尿病の症状を示しかつ急な胃空腹を示す患者の治
療に用いることができることを見いだした。
従って、本発明は、一般式(I)の化学物、または生理学的に許容可能なその塩
または溶媒和物の、初期の非インシュリン依存性糖尿病の症状を示し、急な胃空
腹を示す患者の胃空腹を抑制する治療薬の製造のための使用を提供する。
(式中、
Xは、水素、トリフルオロメチル、アルキル、C1 〜4アルキルチオ、−O(C1 〜4
アルキル)またはハロゲンであり、
R1は、下記の式IIまたは−NR4R5であり、
R2は、
(1) 2位に結合し、ピロール、テトラヒドロピロール、インドール、ベンゾフ
ラン、チオフェン、ベンゾチオフェン、インドリン、キノリンまたは4−オキソ
ベンゾピランから選択され、かつこのピロール、テトラヒドロピロール、インド
ールまたはインドリンは、場合によってその環窒素上で下記に定義される基R8
によって置換されていてもよく、かつこのインドール、インドリン、キノリン、
ベンゾフラン、ベンゾチオフェンまたは4−オキソ−ベンゾピランは、場合によ
ってはそのベンゾ環において下記に定義される基R9によって置換されていても
よい複素環、または
(2) フェニルであるか、またはフェニルであって、独立してハロゲン、ヒドロ
キシ、シアノ、カルボキシ、−O(C1 〜4アルキル)、−O(CH2C6H5)、
−COO(C1 〜4アルキル)、アミノ、ジメチルアミノ、−NHR10、1−ピロ
リジニルまたはテトラゾリルによって一または二置換されたフェニル、または
(3) ピリジンであるか、またはピリジンであって、独立してハロゲン、メチル
、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、−O(C1 〜4アルキル)、−O(
CH2C6H5)、−COO(C1 〜4アルキル)、アミノまたはジメチルアミノに
よって一または二置換されたピリジニル、または
(4) −NHR11(但し、R11は下記に定義され、またはR11はN−1位に基R10
を含む7−インダゾリル)であり、
R3は、水素、C1 〜6アルキル、C3 〜6シクロアルキル、フェニル、または独
立してハロゲンで一または二置換されたフェニルであり、
R4は、独立してC3 〜6アルキル、C3 〜6シクロアルキル、C3 〜6アルケニル
、フェニル、−(CH2)pCNまたは−(CH2)pCOO(C1 〜4アルキル)で
あり、R5は、独立してC3 〜6アルキル、C3 〜6シクロアルキル、C3 〜6アルケ
ニル、ベンジル、フェニルであるかまたはフェニルであって、独立して場合によ
ってC1 〜3アルキル(場合によって1個以上のフッ素原子で置換されていてもよ
い)、シアノ、ヒドロキシ、ジメチルアミノ、
−O(C1 〜4アルキル)、−O(CH2C6H5)、−NH(C1 〜4アルキル)、
−COO(C1 〜4アルキル)、−N(C1 〜4アルキル)2ピロリジノ、モルホリ
ノまたはハロゲンによって一または二置換されたフェニルであり、またはR4は
C1 〜2アルキルであり、R5は2または4位でクロロ、メチル、メトキシまたは
メトキシカルボニルで置換されたフェニルであり、
R6は、水素またはメチルであり、
R7は、水素、ヒドロキシ、フルオロ、ジメチルアミノ、−O(C1 〜4アルキ
ル)または−O(CH2C6H5)であり、
R8は、−(CH2)bCOOHであり、
R9は、メチル、クロロ、ニトロ、ヒドロキシ、メトキシまたは−NHR10で
あり、
R10は、水素、アセチル、C1 〜4アルキル、−SO3H、−SO2CH3、
−SO2CF3または−SO2C6H5、C1 〜4アルコキシカルボニルであり、
R11は、フェニルであるか、またはフェニルであって、独立してフッ素、トリ
フルオロメトキシ、C1 〜4アルキルチオ、−(CH2)cCOOH、−(CH2)c
COO(C1 〜4アルキル)、−(CH2)cSCH3、−(CH2)cSOCH3、−
(CH2)cSO2CH3、−(CH2)cCONH2、−SCH2COOH、−CON
H(SO2CH3)、−CONH(SO2CF3)、−(CH2)cN(C1 〜4アルキ
ル)2、−(CH2)cNH(SO2CF3)、−(CH2)cN(SO2CF3)(C1 〜4
アルキル)、−(CH2)cSO2NHCO(C1 〜4アルキル)、−(CH2)c
SO2N(C1 〜4アルキル)CO(C1 〜4アルキル)、−(CH2)cCONHS
O2(C1 〜4アルキル)、−(CH2)cCON(C1 〜4アルキル)SO2(C1 〜4
アルキル)、−(CH2)cOR12、−(CH2)cNHR10、または、−(CH2
)c(テトラゾリル)、
−(CH2)c(カルボキサミドテトラゾリル)または−(CH2)c(ピロリジニ
ル)で一置換されたフェニルで一または二置換されたフェニルであるか、または
R11は、ピリジンであるか、または独立してハロゲン、メチル、ヒドロキシ、ニ
トロ、シアノ、カルボキシ、−O(C1 〜4アルキル)、アミノ、ジメチルアミノ
、−NHR10で一または二置換されたピリジニルであり、
R12は、水素、C1 〜6アルキル、C3 〜6シクロアルキル、
−CH2C6H5、−CH2COOH、−CH2CONH2、−CH2CONH(C1 〜 4
アルキル)、−CH2CON(C1 〜4アルキル)2または
であり、
zは、1または2であり、
nは、1または2であり、
pは、1〜4の整数であり、
bは、0〜3の整数であり、
cは、0または1である)の化合物、または生理学的に許容可能なその塩また
は溶媒和物の、初期の非インシュリン依存性糖尿病の症状を示し、速やかな位空
腹を示す患者の位空腹を抑制する治療薬の製造での使用を提供する。
R1が式(II)の基であるときには、このような基の例としては、R6が水素また
は更に詳細にはメチルであり、R7が水素、ヒドロキシ、メトキシまたはフッ素
であり、nが1であるものが挙げられる。
R1が基NR4R5であるときには、好適な基の例としては、R4がCアルキル、
例えばプロピルまたはイソプロピル、シクロヘキシルまたはフェニルであり、R5
がC3 〜6アルキル、ベンジルであるか、または場合によってパラ
位がヒドロキシ、ジメチルアミノ、メトキシ、トリフルオロメチル、フッ素、ピ
ロリジノまたはモルホリノによって置換されたフェニルであるものが挙げられる
。この基において、特に有用なR1としては、R4がプロピルであり、更に詳細に
は、イソプロピルであり、R5がフェニルであるか、またはパラ位がヒドロキシ
、メトキシ、ジメチルアミノ、フッ素またはモルホリノから選択される基によっ
て置換されたフェニルであるものが挙げられる。
特に好適なR1基の例としては、R1が式(II)(式中、R6がメチルであり、n
が1であり、R7が水素、ヒドロキシ、フッ素、またはメトキシである)の基、
またはR1が基NR4R5(式中、R4が、プロピルまたはイソプロピルであり、R5
が、場合によってはパラ位がヒドロキシ、メトキシ、フルオロ、トリフルオロ
メチル、ジメチルアミノ、ピロリジノまたはモルホリノから選択される基によっ
て置換されたフェニルである)であるものが挙げられる。
R2が、インドール、インドリン、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、キノリ
ンまたは4−オキソベンゾピランから選択された基であるときには、任意の置換
基R9は、水素、メチル、メトキシ、ヒドロキシ、ニトロまたはアミノから選択
された基であるのが好都合であり、適当な場合には、窒素上の任意置換基(R8
)は−CH2CO2Hである。
R2が場合によって置換されたフェニル基であるときには、これはフェニルで
あるか、または同一でもまたは異なっていてもよく、塩素、フッ素、アミノ、ヒ
ドロキシまたはカルボキシルから選択された1または2個の基によって置換され
たフェニルであるのが好都合である。
R2が、基NHR11であるときには、R11は、フェニル[場合によっては、フ
ルオロ、ヒドロキシ、アミノ、ジメチルアミノ、トリフルオロメチルスルホニル
アミノ、C1 〜4アルコキシカルボニル、カルボキシ、1H−テトラゾール−5−
イル、アセチルアミノまたはOR12(但し、R12は、水素、メチル、ベンジル、
CH2CO2H、CH2CONH2、CH2CONHCH3、CH2CON(CH3)2
、
である)によって置換された]フェニル、または7−インダゾリル基(但し、N
−1置換基(R10)は水素である)であるのが好都合である。
R11が一置換フェニル基であるときには、置換はメタ位であるのが好ましい。
特に好適なR2基の例としては、インドール、ベンゾフラン、チオフェン、ベ
ンゾチオフェン、インドリン、キノリン、4−オキソベンゾピラン、場合によっ
ては置換されたフェニル基または基NHR11が挙げられる。R2は、基インドー
ル、インドリン、またはベンゾフラン、場合によっては置換されたフェニル基ま
たは基NHR11から選択されるのが好都合である。更に詳細には、R2は、イン
ドール、場合によっては置換されたフェニルまたはNHR11である。
R3がC1 〜6アルキルであるときには、好適な基の例としては、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第三ブチルまたはイソアミルが挙げられ
る。
R3がC3 〜6シクロアルキルであるときには、好適な基の例としてはシクロプ
ロピル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルが挙げられる。
R3が独立してハロゲンによって一または二置換されたフェニルであるときに
は、好適な基の例としては、ハロゲン置換基がフッ素であるもの、例えば2−フ
ルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルが挙げられる。
特に好適なR3基の例としては、水素、メチル、シクロヘキシル、2−フルオ
ロフェニルまたはフェニルが挙げられ、更に詳細にはフェニルである。
本発明により使用される化合物の特に有用な群としては、R1が式(II)(式中
、R6はメチルであり、nは1であり、R7は水素、フッ素、ヒドロキシまたはメ
トキシ、または更に詳細にはNR4R5であり、但し、R4はプロピルまたはイソ
プロピルであり、R5はパラ位が場合によってヒドロキシ、メトキシ、フルオロ
、ジメチルアミノまたはモルホリノから選択される基によって置換されたフェニ
ルである)の基であり、R2は、(場合によっては、独立して塩素、フッ素、ヒ
ドロキシ、アミンまたはカルボキシから選択される1または2個の基によって置
換された)フェニル、NHR11[但し、R11は、(場合によって、独立してアミ
ノ、ジメチルアミノ、トリフルオロメチル−スルホニルアミノ、カルボキシ、1
H−テトラゾール−5−イル、アセチルアミノまたはOR12(式中、R12は、水
素、メチル、ベンジル、CH2CO2H、CH2CONH2、CH2CONHCH3、
CH2CON(CH3)2、
である)によって置換され、置換基が好ましくはメタ位にある]フェニルである
か、またはインドールであって、窒素原子が場合によっては基−CH2CO2Hに
よって置換されており、ベンゾ環が場合によっては、塩素、メチル、メトキシ、
ニトロ、ヒドロキシ、またはアミノによって置換されているものであり、R3は
、水素、メチル、シクロヘキシル、2−フルオロフェニルまたはフェニルである
か、または更に詳細には、2−フルオロフェニルまたはフェニルであり、Xはフ
ッ素であり、zは1であるか、または更に詳細には、Xが水素であるものが挙げ
られる。
本発明で用いられる化合物の特に興味深い種類は、R2がインドール基である
ものである。この種類の化合物の好ましい群は、インドール基が窒素原子上で基
−CH2CO2Hによって置換されているもの、または更に詳細には窒素原子が未
置換であり、かつインドール基のベンゾ環が場合によっては、塩素、メチル、メ
トキシ、ニトロ、ヒドロキシまたはアミノから選択される基によって置換され
ているものである。
本発明で用いるのに特に好ましい化合物であって、以後、化合物「A」と表さ
れるものは、
1H−インドール−2−カルボン酸{1−[イソプロピル−(4−メトキシフェ
ニル)カルバモイル−メチル]−2,4−ジオキソ−5−フェニル−2,3,4
,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル}−
アミド、および
その鏡像異性体である。
本発明で提供される、アルキルという用語は、一般には、相当するアルキルの
直鎖および分岐鎖状の脂肪族異性体を意味するものとする。例えば、C1 〜6アル
キルは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチ
ル、第三ブチル、n−ペンチルなどを包含するものとする。
本発明で提供されるシクロアルキルという用語は、相当するアルキルの総ての
脂環式異性体を意味するものとする。例えば、本発明で提供されるC3 〜6アルキ
ルという用語は、シクロプロピル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルのよ
うな基を包含するものとする。
ハロゲンという用語は、F、Cl、BrまたはIを意味するものとする。
基または基の一部としてのテトラゾールという用語は、(1H)−テトラゾ−
ル−5−イル基およびその鏡像異性体を表す。
当業者であれば、式(1)の化合物には、立体中心が存在することが分かるであ
ろう。従って、本発明は、式(I)の総ての可能な立体異性体および幾何異性体を
包含し、ラセミ化合物だけでなく光学活性異性体も同様に包含する。式(I)の化
合物が単一の鏡像異性体として所望な場合には、これは最終生成物の分割によっ
てまたは異性体的に純粋な出発物質または任意の好都合な中間体から立体特異的
合成によって得ることができる。最終生成物、中間体または出発物質の分割は、
当該技術分野で知られている任意の適当な方法によって行なうことができる。例
えば、炭素化合物の立体化学(Stereochemistry of Carbon Compounds)、E.L.
Eliel著(Mcgraw Hill,1962年)および分割剤の表(Tables of Resolving Agent
s)、S.H.Wilen著を参照されたい。更に、式(I)の化合物の互変異性体が可能で
ある場合には、本発明は、これらの化合物の総ての互変異性形態を包含すること
を意図するものである。
当業者であれば、本発明の化合物は、薬学上許容可能なその塩または溶媒和物
の形態で用いることもできることも理解されるであろう。式(I)の化合物の薬学
上許容可能な塩としては、薬学上許容可能な無機または有機酸から形成された通
常の塩並びに第四アンモニウム酸付加塩が挙げられる。好適な塩の更に具体的な
例としては、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、
フマル酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、グリコール酸塩、ギ酸塩、
乳酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、コハク酸塩、パモ酸塩、マロン酸塩、ヒドロ
キシマレイン酸塩、フェニル酢酸塩、グルタミン酸塩、安息香酸塩、サリチル酸
塩、フマル酸塩、トルエンスルホン酸塩、メタンスルホン酸塩、ナフタレン−2
−スルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩などが挙げられる。シュウ酸のような、
それ自身では薬学上許容可能ではない他の酸を、本発明の化合物およびそれらの
薬学上許容可能な塩を得る中間体として有用な塩の製造に用いることができる。
本発明による化合物という表現は、以後は式(I)の化合物およびそれらの薬学上
許容可能な塩および溶媒和物の両方を包含する。
式(I)の化合物のCCK−A作動薬活性は、標準的な手順によって測定するこ
とができる。
CCK−AおよびCCK−Bレセプターに対する式(I)の化合物の相対的親和
性も、Fornos et al.,J.Pharmacol.Exp.Ther.,1992,261,1056-1063に記
載されているような既知の通常の手順を用いて測定することができる。
式(I)の化合物は、胃空腹を抑制または遅延させるので、初期または前糖尿病
、特に非インシュリン依存性糖尿病に関連した症状を緩和または除去するのに用
いることができる。このような症状としては、血糖およびインシュリン濃度の上
昇、インシュリン耐性、通常のレベルの胃空腹を維持したまま、感染症および/
または糖尿に罹り易くなることが挙げられる。
式(I)の化合物の胃空腹を抑制または遅延させる能力は、標準的試験を用いて
決定することができる。例えば、18時間食物を与えなかったラットを、所定時
間に腹腔内投与した試験化合物で前処理した(20分)後、胃管栄養経路によっ
て投与するメチルセルロース粉餌を投与することができる。この粉餌は、フェノ
ール・レッドのようなマーカー素を含んでいる。所定の時間間隔の後に、ラット
を屠殺して、胃の中の粉餌の量を、含まれているマーカー物質の濃度を測定する
ことによって決定する。次に、この値を、試験化合物で前処理しなかった対照動
物と比較する。この試験において、式(I)の好ましい化合物である化合物「A」
を試験粉餌(1.5%メチルセルロース)の胃管栄養の20分前に1μモル/k
gの投与量で腹腔内に投与すると、試験粉餌の投与30分後には、胃空腹を完全
に抑制した。一層少ない投与量の化合物「A」、0.01および0.1μモル/
kg ipでも、胃空腹は有意に減少した。
本発明のもう一つの態様によれば、本発明では、ヒトを含む哺乳動物の治療法
、特に初期または前糖尿病、特に非インシュリン依存性糖尿病に関連した治療に
おいて、速やかな胃空腹を示す患者に式(I)の化合物または薬学上許容可能なそ
の塩または溶媒和物の治療上有効量を投与することを含んでなる方法が提供され
る。
当業者であれば、治療という表現は、本明細書では予防並びに確立された疾患
または症状の治療へ拡張されることを理解されるであろう。更に、治療に用いる
のに要する本発明の化合物の量は、治療を行なう病気の性質、および患者の年齢
および状態によって変化し、最終的には担当医師または獣医師の裁量によって決
定される。しかしながら、一般には、成人の治療に用いられる投与量は、典型的
には0.02〜5000mg/日、例えば1〜1500mg/日の範囲である。
所望な投与量は、好都合には単回投与で提供することができ、または適当な間隔
で投与される分割投与量として、例えば2、3、4回以上の小投与量/日として
提供することができる。
式(I)の化合物は、生化合物として治療のために投与することができるが、医
薬処方として活性成分を提供するのが好ましい。従って、本発明は、式(I)の化
合物または薬学上許容可能なその塩を1種類以上の薬学上許容可能なそのキャリ
ヤー、および場合によっては他の治療および/または予防成分と一緒に含んでな
る医薬処方も提供する。(複数の)キャリヤーは、処方の他の成分と混和性であ
りかつそれを服用する者にとって有害ではないという意味において、「許容可能
」でなければならない。
本発明の処方としては、特に経口、バッカル、非経口、移植または直腸投与用
に処方した物が挙げられるが、経口投与が好ましい。バッカル投与には、組成物
は通常の方法で処方した錠剤またはロゼンジの形態を採ることができる。経口投
与のための錠剤およびカプセルは、通常の賦形剤、例えば、結合剤(例えば、シ
ロップ、アラビアゴム、ゼラチン、ソルビトール、トラガカントゴム、澱粉の粘
液、またはポリビニルピロリドン)、充填剤(例えば、ラクトース、砂糖、微晶
質セルロース、トウモロコシ澱粉、リン酸カルシウムまたはソルビトール)、潤
滑剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、タルク、ポリエチレ
ングリコール、またはシリカ)、崩壊剤(例えば、ジャガイモ澱粉、または澱粉
グリコール酸ナトリウム)、またはラウリル硫酸ナトリウムのような湿潤剤を含
むことができる。錠剤は、当該技術分野で周知の方法に従ってコーティングを行
なうことができる。好適な錠剤コーティングとしては、通常の腸溶性コーティン
グが挙げられる。このような錠剤コーティングは、当業者に知られている通常の
腸溶性コーティング、例えばセルロースアセテートフタレート、ポリビニルアセ
テートフタレート、セラック、スチレンマレイン酸コポリマー、メタクリル酸コ
ポリマー、およびヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレートを包含するの
が好都合である。
あるいは、本発明の化合物は、水性または油性懸濁液、溶液、エマルジョン、
シロップまたはエリキシルのような経口用液体製剤に配合することができる。更
に、これらの化合物を含む処方は、乾燥生成物として提供し、使用前に水または
他の適当なビヒクルで構成するようにすることができる。このような液体製剤は
、通常の添加剤、例えば、ソルビトールシロップ、メチルセルロース、グルコー
ス/砂糖シロップ、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチル
セルロース、ステアリン酸アルミニウムゲルまたは水素化食用油のような懸濁剤
;レシチン、モノオレイン酸ソルビタンまたはアラビアゴムのような乳化剤;ア
ーモンド油、分留ヤシ油、油性エステル、プロピレングリコールまたはエチルア
ルコールのような非水性ビヒクル(食用油を含むことができる);およびp−ヒ
ドロキシ安息香酸メチルまたはプロピルまたはソルビン酸のような防腐剤を含む
ことができる。このような製剤は、例えばカカオ脂または他のグリセリドのよう
な通常の座薬基剤を含む座薬として処方することもできる。
経口投与には、式(I)の化合物は、腸溶性コーティングを施した錠剤または腸
溶性カプセルとして処方するのが好ましい。
調剤
錠剤
活性成分 50mg
無水ラクトース、USP 163mg
微晶質セルロース、NF 69mg
予備ゼラチン化澱粉、Ph.Eur. 15mgステアリン酸マグネシウム、USP 3mg
圧縮重量 300mg
活性成分、微晶質セルロース、ラクトースおよび予備ゼラチン化澱粉を500
ミクロンの篩で整粒し、適当なミキサーで混合する。ステアリン酸マグネシウム
を250ミクロンの篩で整粒し、活性混合物と混合する。この混合物を、適当な
パンチを用いて圧縮した後、通常の方法でセルロースアセテートフタレートのよ
うな腸溶性コーティングをコーティングする。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
C07D 403/12 231 C07D 403/12 231
405/12 243 405/12 243
409/12 243 409/12 243
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG),
AL,AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,C
A,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI
,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,
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,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,
TM,TT,UA,UG,US,UZ,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 一般式(I)の化学物、または生理学的に許容可能なその塩または溶媒和 物の、初期の非インシュリン依存性糖尿病の症状を示し、急な胃空腹を示す患者 の胃空腹を抑制する治療薬の製造のための使用 (式中、 Xは、水素、トリフルオロメチル、アルキル、C1 〜4アルキルチオ、−O(C1 〜4 アルキル)またはハロゲンであり、 R1は、下記の式IIまたは−NR4R5であり、 R2は、 (1) 2位に結合し、ピロール、テトラヒドロピロール、インドール、ベンゾフ ラン、チオフェン、ベンゾチオフェン、インドリン、キノリンまたは4−オキソ ベンゾピランから選択され、かつこのピロール、テトラヒドロピロール、インド ールまたはインドリンは、場合によってはその環窒素上で下記に定義される基R8 によって置換されていてもよく、かつこのインドール、インドリン、キノリン 、 ベンゾフラン、ベンゾチオフェンまたは4−オキソ−ベンゾピランは、場合によ ってはそのベンゾ環において下記に定義される基R9によって置換されていても よい複素環、または (2) フェニルであるか、または置換フェニルであって、独立してハロゲン、ヒ ドロキシ、シアノ、カルボキシ、−O(C1 〜4アルキル)、 −O(CH2C6H5)、−COO(C1 〜4アルキル)、アミノ、ジメチルアミノ 、−NHR10、1−ピロリジニルまたはテトラゾリルによって一または二置換さ れたフェニル、または (3) ピリジンであるか、または置換ビリジニルであって、独立してハロゲン、 メチル、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、−O(C1 〜4アルキル)、 −O(CH2C6H5)、−COO(C1 〜4アルキル)、アミノまたはジメチルア ミノによって一または二置換されたピリジニル、または (4) −NHR11(但し、R11は下記に定義され、またはR11はN−1位に基R10 を含む7−インダゾリル)であり、 R3は、水素、C1 〜6アルキル、C3 〜6シクロアルキル、フェニル、または独 立してハロゲンで一または二置換されたフェニルであり、 R4は、独立してC3 〜6アルキル、C3 〜6シクロアルキル、C3 〜6アルケニル 、フェニル、−(CH2)pCNまたは−(CH2)pCOO(C1 〜4アルキル)で あり、R5は、独立してC3 〜6アルキル、C3 〜6シクロアルキル、C3 〜6アルケ ニル、ベンジル、フェニルであるか、または置換フェニルであって、独立してC1 〜3 アルキル、シアノ、ヒドロキシ、ジメチルアミノ、−O(C1 〜4アルキル) 、−O(CH2C6H5)、−NH(C1 〜4アルキル)、−COO(C1 〜4アルキ ル)、−N(C1 〜4アルキル)2ピロリジノ、モルホリノまたはハロゲンによっ て一または二置換されたフェニルであり、またはR4はC1 〜2アルキルであり、 R5は2または4位でクロロ、メチル、メトキ シまたはメトキシカルボニルで置換されたフェニルであり、 R6は、水素またはメチルであり、 R7は、水素、ヒドロキシ、フルオロ、ジメチルアミノ、−O(C1 〜4アルキ ル)または−O(CH2C6H5)であり、 R8は、−(CH2)bCOOHであり、 R9は、メチル、クロロ、ニトロ、ヒドロキシ、メトキシまたは−NHR10で あり、 R10は、水素、アセチル、C1 〜4アルキル、−SO3H、−SO2CH3、−S O2CF3または−SO2C6H5、C1 〜4アルコキシカルボニルであり、 R11は、フェニルであるか、またはフェニルであって、独立してフッ素、トリ フルオロメトキシ、C1 〜4アルキルチオ、−(CH2)cCOOH、−(CH2)c COO(C1 〜4アルキル)、−(CH2)cSCH3、−(CH2)cSOCH3、− (CH2)cSO2CH3、−(CH2)cCONH2、−SCH2COOH、−CON H(SO2CH3)、−CONH(SO2CF3)、−(CH2)cN(C1 〜4アルキ ル)2、−(CH2)cNH(SO2CF3)、−(CH2)cN(SO2CF3)(C1 〜4 アルキル)、−(CH2)cSO2NHCO(C1 〜4アルキル)、−(CH2)c SO2N(C1 〜4アルキル)CO(C1 〜4アルキル)、−(CH2)cCONHS O2(C1 〜4アルキル)、−(CH2)cCON(C1 〜4アルキル)SO2(C1 〜4 アルキル)、−(CH2)cOR12、−(CH2)cNHR10、または−(CH2)c (テトラゾリル)、−(CH2)c(カルボキサミドテトラゾリル)または−(C H2)c(ピロリジニル)で一置換されたフェニルによって一または二置換された フェニルであるか、またはR11は、ピリジンであるか、または置換ビリジニルで あって、独立してハロゲン、メチル、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ 、 −O(C1 〜4アルキル)、アミノ、ジメチルアミノ、−NHR10で一または二置 換されたピリジニルであり、 R12は、水素、C1 〜6アルキル、C3 〜6シクロアルキル、−CH2C6H5、− CH2COOH、−CH2CONH2、−CH2CONH(C1 〜4アルキル)、−C H2CON(C1 〜4アルキル)2または であり、 zは、1または2であり、 nは、1または2であり、 pは、1〜4の整数であり、 bは、0〜3の整数であり、 cは、0または1である)の化合物、または生理学的に許容可能なその塩また は溶媒和物の、初期の非インシュリン依存性糖尿病の症状を示し、速やかな位空 腹を示す患者の位空腹を抑制する治療薬の製造での使用。 2. R1が式(II)(式中、R6はメチルであり、R7は水素、ヒドロキシル、 メトキシまたはフッ素であり、nは1である)の基、またはR1が基NR4R5で あり、ここでR4はC3 〜6アルキル、シクロヘキシルまたはフェニルであり、R5 はC3 〜6アルキルまたは場合によってパラ位がヒドロキシ、ジメチルアミノ、メ トキシ、フッ素、ピロリジノまたはモルホリノによって置換されたフェニルであ る、請求の範囲第1項に記載の化合物の使用。 3. R1は基NR4R5であり、R4はプロピルまたはイソプロピルであり、R5 はフェニルであるかまたはパラ位がヒドロキシ、メトキシ、ジメチルアミノ、 フッ素またはモルホリノから選択された基によって置換されたフェニルである、 請求の範囲第1項または2項に記載の化合物の使用。 4. R2が、(場合によって、同一でもまたは異なっていてもよい、塩素、 フッ素、アミノ、ヒドロキシまたはカルボキシルから選択された1または2個の 基によって置換された)フェニル、またはNHR11であって、R11がフェニル[ 場合によっては、フルオロ、ヒドロキシ、アミノ、ジメチルアミノ、トリフルオ ロメチルスルホニルアミノ、C1 〜4アルコキシカルボニル、カルボキシ、1H− テトラゾール−5−イル、アセチルアミノ、またはOR12であって、R12が、水 素、メチル、ベンジル、CH2CO2H、CH2CONH2、CH2CONHCH3、 CH2CON(CH3)2、 であるもの)によって置換された]フェニル、または7−インダゾリル基(但し 、N−1置換基(R10)は水素である)であるものであるか、またはR2は、窒 素原子が場合によって基−CH2CO2Hによって置換されているインドール基で あり、ベンゾ環が場合によって塩素、メチル、メトキシ、ニトロ、ヒドロキシま たはアミノから選択された基によって置換されている、請求の範囲第1〜3項の いずれか1項に記載の化合物の使用。 5. R2が、窒素原子力沫置換であるインドール基であり、そのベンゾ環が 場合によっては、塩素、メチル、メトキシ、ニトロ、ヒドロキシまたはアミノか ら選択された基によって置換されている、請求の範囲第1〜4項のいずれか1項 に記載の化合物の使用。 6. R3が、水素、メチル、シクロヘキシル、2−フルオロフェニルまたは フェニルである、請求の範囲第1〜5項のいずれか1項に記載の化合物の使用。 7. R3がフェニルである、請求の範囲第1〜6項のいずれか1項に記載の 化合物の使用。 8. Xが水素である、請求の範囲第1〜7項のいずれか1項に記載の化合物 の使用。 9. R1がNR4R5であり、R4がイソプロピルであり、R5がp−メトキシ フェニルであり、R2力沫置換の2−インドール基であり、R3がフェニルであり 、Xが水素およびその鏡像異性体である、請求の範囲第1項に記載の化合物の使 用。 10. 初期または前−非インシュリン依存性糖尿病の治療法であって、急な 胃空腹を示す患者に式(1)または生理学的に許容可能なその塩の治療上有効量を 投与することを含んでなる、方法。
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