JPH10508385A - 座標測定器用の校正装置 - Google Patents

座標測定器用の校正装置

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JPH10508385A
JPH10508385A JP9511267A JP51126797A JPH10508385A JP H10508385 A JPH10508385 A JP H10508385A JP 9511267 A JP9511267 A JP 9511267A JP 51126797 A JP51126797 A JP 51126797A JP H10508385 A JPH10508385 A JP H10508385A
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アンダーソン,ポール・ジェイ
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ブラウン・アンド・シャープ・マニュファクチャリング・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 固定テーブル及び可動要素を備える座標測定器における位置誤差を測定するための校正装置が提供される。この装置は、テーブル(20)に取り付け可能な直定規アセンブリ(10)と、上記可動要素に取り付け可能な感知固定具(12)とを備えている。直定規アセンブリ(10)は、直定規を備えており、この直定規は、所定方向に対して平行な第1の基準面と、該第1の基準面に対して直角で且つ上記所定方向に対して平行な第2の基準面とを有している。感知固定具(12)は、固定具ハウジング(120)と、該ハウジングに設けられているセンサとを備えており、これらセンサは、上記感知固定具が直定規に沿って上記所定方向に移動する際に、上記直定規に対して相対的な可動要素の位置を感知して、上記可動要素の位置誤差を表す位置誤差信号を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】 座標測定器用の校正装置 発明の分野 本発明は、座標測定器に関し、より詳細には、座標測定器を校正して、測定さ れた座標値の誤差に依存する位置を補償するための精密直定規を含む装置に関す る。 発明の背景 座標測定器は、機械部品の如きワーク(加工物)の寸法検査を行うために使用 される。一般的に、ワークは、固定テーブルに取り付けられ、また、測定プロー ブが、三次元的に運動可能なラムに取り付けられる。ワーク上のある点の位置を 測定するためには、プローブをそのような点に接触させ、機械に設けられる測定 スケール又は他のセンサを読み取る。上記点の位置は、一般的に、機械の作業空 間の中のX座標、Y座標及びZ座標として表現される。ある2つの点の間の距離 を測定するためには、これらの点に順次接触させ、両方の点の座標を読み取り、 これら座標から距離を計算する。従来の座標測定器は、一般的に、高解像度の測 定装置、電気的な接触プローブ、モータ駆動装置、コンピュータ制御される駆動 装置、及び、コンピュータによるデータの収集及び処理の如き特徴を備えている 。 あるタイプの座標測定器が、移動ブリッジ式の機械として知られている。ブリ ッジが、テーブル上の案内面に沿ってY方向に移動する。キャリッジが、上記ブ リッジ上の案内面に沿ってX方向に移動する。その下方端にプローブが取り付け られているラムが、上記キャリッジの中の軸受を介して垂直方向に移動して、上 記プローブを三次元的に動かす。各々の可動要素に関連して設けられるスケール が、可動要素の三軸方向の位置を表す。 別のタイプの座標測定器は、固定テーブルと、サポート構造と、関節アームと を備えている。関節アームの第1の端部は、サポート構造に対して枢動可能に接 続され、また、第2の端部は、水平面において運動可能である。関節アームの第 2の端部に取り付けられたZ方向ラムが、上記関節アームに対して相対的に垂直 方向に運動可能であり、従って、三次元的な運動を行う。関節アームは、上記サ ポート構造に枢動可能に接続された第1のラムアセンブリと、該第1のラムアセ ンブリに枢動可能に接続された第2のラムアセンブリとを備えている。測定装置 が、機械の作業空間の中のプローブの座標を決定する。 座標測定器の精度は、上記スケール又は他の測定手段の不正確さ、並びに、上 記案内面又は機械の運動を規定する他の要素の欠陥によって、制限を受ける。精 度を高めるための1つの方法は、構成技術を単に改善して、装置の公差を減少さ せ、これにより、誤差を減少させることである。しかしながら、誤差を減少させ ると、必要とされる精度を高めるに従って、経費が徐々に大きくなる。別の方法 は、機械の作業空間全体にわたって、各点における座標誤差を直接測定すること である。この方法は、実際的ではなく、その理由は、大型の機械に関しては、莫 大な量のデータを記憶しなければならず、また、そのようなデータを測定するた めに時間を要するからである。第3の方法は、誤差をパラメータの形態で測定す ることである。例えば、互いに直交する3つの軸線に沿って、それぞれの誤差パ ラメータの組を測定し、これらを後に使用するために記憶する。測定空間の中の 任意の点のX方向、Y方向、及び、Z方向の誤差を、上記パラメータ誤差から計 算する。次に、そのような計算された誤差を測定した座標値から減じて、ワーク の実際の座標を決定する。 移動ブリッジ式の座標測定器は、プローブの運動を確立する3組の案内面を備 えている。これらの案内面の各々に沿う運動が直線運動だけを生じ、スケールの 読み値が直線的な変位に等しいのが理想的である。しかしながら、実際には、ス ケールの誤差が存在し、また、案内面は、完全に直線的ではなく、ねじれが全く 無い訳ではない。実際の機械に関しては、各々の案内面に沿って運動する間に誤 差を生ずる6つの自由度が存在する。各々の運動方向に関して、Dx,Dy及び Dzの3つの直線方向の誤差、並びに、Ax,Ay及びAzの3つの回転方向の 誤差が存在する。これら6つの誤差パラメータを、機械の各々の運動方向に沿う 多数の点において測定して、18の誤差パラメータを有する誤差マトリックスを 得ることができる。18の誤差パラメータから成る上記マトリックスから、測定 空間内の任意の点における誤差を計算することができる。 従来技術においては、パラメータ誤差を測定するために種々の技術が用いられ てきた。高精度で変位誤差を測定するためのレーザ干渉計技術が良く知られてい る。座標測定器におけるパラメータ誤差を測定するための校正装置が、1989 年12月5日にBeckwith,Jr.に発行された米国特許第4,884,889号、 及び、1990年7月3日にBeckwith,Jr.に発行された米国特許第4,939 ,678号に開示されている。これら米国特許に開示された校正装置は、ラムに 取り付け可能な反射鏡アセンブリと、座標測定器のテーブルに取り付け可能なレ ーザ測定アセンブリとを備えている。このレーザ測定アセンブリは、複数のレー ザビームを上記反射鏡アセンブリに導き、上記レーザアセンブリから反射された レーザビームを感知して、変位誤差、直線性誤差(真直度誤差)、ピッチ誤差、 ヨー誤差及びロール誤差の各信号を発生する。校正機器がレーザ干渉計、電子的 な水準器、垂直方向の直定規、及び、プローブを備えている座標測定器を校正す るための方法が、1989年4月4日にBell et al.に発行された米国特許第4 ,819,195に開示されている。座標測定器を校正するための従来技術の周 知の装置は総て、比較的複雑で高価である。これに加えて、校正手順が、複雑で 、時間及び経費がかかり、更に、誤差を生ずる。 発明の概要 本発明によれば、可動要素及びテーブルを有する機械における位置誤差を測定 するための装置が提供される。この装置は、一般的に、座標測定器を校正するた めに使用される。本装置は、上記テーブルに取り付け可能な直定規アセンブリと 、上記可動要素に取り付け可能な感知固定具とを備えている。直定規アセンブリ は、直定規を備えている。感知固定具は、固定具ハウジングと、該ハウジングに 設けられる感知手段とを備えており、該感知手段は、感知固定具が直定規に沿っ て所定方向に移動する際に、上記直定規に対して相対的な可動要素の位置を感知 して、可動要素の位置誤差を表す位置誤差信号を発生する。 直定規は、所定方向に対して平行な第1の基準面と、該第1の基準面に対して 直角で且つ上記所定方向に対して平行な第2の基準面とを備えるのが好ましい。 感知手段は、上記所定方向に沿う上記可動要素の変位誤差、ピッチ誤差、ヨー誤 差、及び、ロール誤差を表す位置誤差信号を発生するための複数のセンサを備え るのが好ましい。 感知手段は、上記所定方向に沿って隔置された第1及び第2のセンサを備えて おり、これらセンサは、上記第1の基準面に対して直角な方向において、上記第 1の基準面に対して相対的な上記可動要素の位置を感知する。上記第1及び第2 のセンサが発生する位置誤差は、上記所定方向に沿う上記可動要素のピッチ誤差 を表す。 感知手段は、更に、上記所定方向に沿って隔置された第3及び第4のセンサを 備えることができ、これらセンサは、上記第2の基準面に対して直角な方向にお いて、上記第2の基準面に対して相対的な上記可動要素の位置を感知する。上記 第3及び第4のセンサが発生する位置誤差は、上記所定方向における上記可動要 素のヨー誤差を表す。 感知手段は、更に、上記所定方向に対して直角な方向において上記第3及び第 4のセンサから隔置された第5のセンサを備えることができ、この第5のセンサ は、上記第2の基準面に対して直角な方向において、上記第2の基準面に対して 相対的な上記可動要素の位置を感知する。上記第3、第4及び第5のセンサが発 生する位置誤差信号は、上記所定方向に沿う上記可動要素のロール誤差を表す。 上記第1、第2、第3、第4及び第5のセンサは、可変線形差動変圧器を含むこ とができる。 直定規アセンブリは、上記所定方向に対して平行に上記直定規に取り付けられ たスケールを備えることができる。上記感知手段は、上記スケールを感知して上 記所定方向に沿う上記可動要素の変位誤差を表す位置誤差信号を発生するための 読取りヘッドを備えることができる。 垂直方向及び水平方向の直線性誤差は、2つの方法の中の1つによって決定す ることができる。感知固定具が、予荷重機構によって上記直定規から一定の間隔 に維持されている場合には、上記感知固定具を上記直定規に沿って移動させ、座 標測定器のスケールの読み値を記録することにより、直線性誤差が決定される。 直定規は、厳密な直線性を有しているので、スケールの読み値の偏差は、直線性 誤差を表す。予荷重機構が使用されない場合には、感知固定具は、上記直線性誤 差に応答して、直定規に対して相対的に移動される。第1のセンサは、垂直方向 の直線性誤差を表す位置誤差信号を発生し、また、第3のセンサは、水平方向の 直線性誤差を表す位置誤差信号を発生する。 本装置は、種々の所定方向に沿う位置誤差の測定を許容するように上記直定規 アセンブリを種々の向きで上記テーブルに取り付けるための取り付け固定具を備 えるのが好ましい。この取り付け固定具は、上記テーブル上で一定の位置に取り 付けられるベースプレートを備えるのが好ましい。このベースプレートは、2又 はそれ以上の組の位置決め溝を備えており、各組の位置決め溝は、上記直定規ア センブリの各々の向きに対応する。上記直定規アセンブリは、上記各々の向きに おいて上記位置決め溝に係合するための位置決め要素を有している。 本装置は、更に、上記直定規アセンブリに向かうように上記感知固定具に予荷 重を与えるための手段を備えることができる。上記直定規アセンブリは、上記第 1及び第2の基準面に対してそれぞれ平行に設けられた第1及び第2の磁気スト リップを備えることができる。上記感知固定具は、該感知固定具を上記磁気スト リップに向けて押圧するように上記固定具ハウジングに取り付けられた1又はそ れ以上の磁気要素と、上記固定具ハウジングと上記直定規アセンブリとの間に所 望の間隔を維持するように上記固定具ハウジングに取り付けられた点支承部とを 備えることができる。 図面の簡単な説明 本発明をより良く理解するために、参考として本明細書に組み込まれる添付図 面を参照するが、図面において、 図1は、関節アーム式の座標測定器と共に使用される本発明の校正装置の実施 例の斜視図であり、 図2は、図1に示す校正装置の分解斜視図であり、 図3は、直定規アセンブリに設けられた感知固定具の部分的な斜視図であって 、固定ハウジングを鎖線で示しており、 図4は、図3の線4−4に沿って取った感知固定具及び直定規アセンブリの側 方断面図であり、 図5は、図4の線5−5に沿って見た場合の感知固定具の後方の立面図であっ て、直定規アセンブリを鎖線で示しており、 図6は、図5の線6−6に沿って取った感知固定具の底部の断面図であって、 直定規アセンブリを鎖線で示しており、 図7は、適所に設けられているアダプタブラケットと共に感知固定具を示す図 5の線7−7に沿って取った側方断面図であり、 図8は、角度βを検査するように組み立てられて、関節アーム式の座標測定器 に取り付けられていている、本発明の校正装置の幾分概略的な平面図であり、 図9は、図8と同様な概略的な平面図であって、直定規アセンブリが、角度β を検査するように組み立てられており、関節アームが3つの異なる位置にある状 態を示しており、 図10は、関節アーム式の座標測定器に設けられていて角度αを検査するよう に組み立てられた校正装置の概略的な平面図であって、関節アームが3つの異な る位置にある状態を示しており、 図11は、垂直方向の位置誤差を測定するように組み立てられた校正装置を部 分的に破断して示す側面図であり、 図12は、移動ブリッジ式の座標測定器に設けられていてX軸線の検査を行う ように組み立てられた本発明の校正装置の概略的な斜視図であり、 図13は、移動ブリッジ式の座標測定器に設けられていてY軸線の検査を行う ように組み立てられた本発明の校正装置の概略的な斜視図であり、 図14は、校正装置に関連して設けられる回路のブロック図である。 詳細な説明 本発明の校正装置の例が、図1乃至図7に示されている。校正装置は、図1に おいては、関節アーム式座標測定機器に取り付けられた状態で示されている。校 正装置は、直定規アセンブリ10と、感知固定具12と、ベースプレートアセン ブリ14とを備えている。一般的に、ベースプレートアセンブリ14は、座標測 定器(CMM)のテーブル20の上で固定位置に取り付けられており、また、直 定規アセンブリ10は、ベースプレートアセンブリ14の上で所望の向きで取り 付けられている。ベースプレートアセンブリ14は、直定規アセンブリ10をテ ーブル20に対して種々の向きで取り付けるための取り付け固定具として機能す る。感知固定具12は、座標測定器の運動可能なZ方向ラム22に取り付けられ ている。使用の際には、感知固定具12は、直定規アセンブリの長い寸法によっ て形成される所定方向24、25に沿って、直定規アセンブリ10に対して相対 的に移動し、位置誤差が後に説明するように測定される。この関節アーム式座標 測定機器は、単なる例として示されており、本発明の校正装置は、種々のタイプ の座標測定器と共に使用することができることは理解されよう。 関節アーム式座標測定機器の主要な要素は、測定すべき加工物すなわちワーク (図示せず)を保持するためのテーブル20と、サポート構造28と、関節アー ム30と、Z方向のラムアセンブリ32とを含んでいる。座標測定器は、後に説 明するように座標を決定するための測定アセンブリも備えている。サポート構造 28は、関節アーム30の一端部のためのサポートとして機能し、テーブル20 に関して適所に固定されている。関節アーム30は、サポート構造28に対して 枢動可能に接続されている。より詳細に言えば、関節アームは、サポート構造2 8に対して枢動可能に接続された第1のアームアセンブリ34と、該第1のアー ムアセンブリに対して枢動可能に接続された第2のアームアセンブリ36とを備 えている。これら第1及び第2のアームアセンブリ34、36は、垂直軸線の回 りで枢動し、従って、Z方向のラムアセンブリ32は、水平面において運動可能 である。 Z方向のラムアセンブリ32は、第2のラムアセンブリ36に取り付けられて いて、Z方向のラムハウジング42に関して垂直方向に運動可能なZ方向ラム2 2を備えている。Z方向のラムハウジング42は、第2のラムアセンブリ36に 対して確実に取り付けられている。プローブ(図示せず)を、ワークの座標測定 の間に、Z方向ラム22に取り外し可能に取り付けることができる。Z方向ラム 22がZ方向のラムハウジング42に関して垂直方向に運動し、また、関節アー ム30が水平面において運動することにより、Z方向ラム22(プローブを取り 付けた場合にはプローブも)は、座標測定器の三次元作業空間の中で運動するこ とができる。X方向、Y方向及びZ方向は、図1に示されている。 測定アセンブリは、座標測定の間に、作業空間の中のプローブの位置を決定す る。プローブの位置を決定するためには、水平面における関節アーム30の位置 、並びに、Z方向のラムハウジング42に関するプローブの垂直方向の位置を決 定する必要がある。Z方向のラムハウジング42に関するプローブの垂直方向の 位置は、Z方向ラム22に取り付けられたスケール44、及び、関節アーム30 又はZ方向のラムハウジング42に取り付けられたセンサ46によって決定する ことができる。水平面における関節アーム30の位置は、サポート構造28に対 する第1のアームアセンブリ34の角度を第1の角度センサで測定し、また、第 1のアームアセンブリ34に対する第2のアームアセンブリ36の角度を第2の 角度センサで測定することにより、決定される。第1の角度センサは、第1のア ームアセンブリ34の可動要素に取り付けられたスケール50及び読取りヘッド 51を含むことができる。第2の角度センサは、第2のアームアセンブリ36の 可動要素に取り付けられたスケール52及び読取りヘッド53を含むことができ る。好ましい角度センサが、1995年5月16日に出願された係属中の米国特 許出願シリアルNo.08/441,967に開示されており、この米国特許出 願は、参考として本明細書に組み込まれている。関節アーム及び座標測定器に関 する更に詳細な情報が、1995年5月16日こ出願された係属中の米国特許出 願シリアルNo.08/441,972に開示されており、この米国特許出願は 、参考として本明細書に組み込まれている。 直定規アセンブリ10は、細長い中空の矩形の形状を有する直定規60を備え ている。直定規60は、校正すべきCMMの最も長い軸線の長さに感知固定具1 2の長さを加えた値に等しい長さを少なくとも有するのが好ましい。直定規60 は、精密面を有しており、これら精密面は、その全長に沿って1マイクロメート ル以内の物理的な直線性を有するのが好ましい。すなわち、直定規60の頂部基 準面62及び側部基準面64は、感知固定具12の方向24、25に沿って、上 述の直線性の要件を満たしている。頂部基準面62は、側部基準面64に対して 直角であり、これら両方の基準面は、方向24、25に対して平行である。上述 の直線性の要件は、頂部基準面62上の測定線68に沿って、及び、側部基準面 64上の隔置された測定線70、72に沿って、満たされなければならない。測 定線68、70、72は、後に説明するように、感知固定具12に設けられるセ ンサの位置に対応する。好ましい実施例においては、直定規60は、セラミック 材料から形成されていて、約609.6mm(約24インチ)の長さを有してい る。 ガラス製のスケール76が、測定線68に対して平行な関係で、直定規60の 頂面62に取り付けられている。スケール76は、方向24、25に沿う変位誤 差を測定するために感知固定具12に設けられている非接触型のエンコーダによ って読み取られる。磁気ストリップ78を、測定線68に対して平行な関係で、 頂面62に取り付けることができ、また、磁気ストリップ80を、測定線70に 対して平行な関係で、基準面64に取り付けることができる。各々の磁気ストリ ップは、約19.1mm(約0.75インチ)の幅、及び、約5.1mm(約0 .2インチ)の厚さを有するのが好ましく、スチールとすることができる。磁気 ストリップ78、80は、感知固定具12の磁石と協働して作用して、感知固定 具12と直定規60との間に比較的一定の予荷重力を与える。 位置決めプレート84及びスペーサ86が、一般的にはエポキシによって、直 定規60の底面に取り付けられている。セラミックが積層された球体88、89 が、位置決めプレート84の中に埋め込まれており、また、セラミックが積層さ れた球体90が、スペーサ86の中に埋め込まれている。球体88、89、90 は、三角形の頂点に位置していて、ベースプレートアセンブリ14の対応する溝 に係合し、直定規60を所望の校正方向に沿って水平方向に整合させている。セ ラミックが積層された球体95、96、97がその中に埋め込まれている位置決 めプレート94が、直定規60の一端部に取り付けられている。球体95、96 、 97は、三角形の頂点に位置していて、ベースプレートアセンブリ14の溝に係 合し、直定規60を垂直方向に整合させている。直定規60、スケール76、磁 気ストリップ78、80、位置決めプレート84、94、スペーサ86、及び、 球体88、89、90、95、96、97は、直定規アセンブリ10を構成して いる。 ベースプレートアセンブリ14は、剛性プレート100を備えており、この剛 性プレートは、校正すべき座標測定器に応じた寸法を有している。プレート10 0は、二等辺三角形の頂点に位置する3つの支持ポスト(支柱)によって支持さ れるのが好ましい。二等辺三角形の斜辺と向かい合っている支持ポスト102は 、一定の高さを有しており、調節可能な支持ポスト104、106は、ピッチの 細かい整準ネジ(高さ調節ネジ)を備えている。調節可能なポスト104、10 6の平坦部108は、テーブル20の上で平らに着座するように、ジンバルを備 えるのが好ましい。図1に示すように、ベースプレートアセンブリ14は、テー ブル20のネジ付きインサートに固定されたクランプ116、118によって、 適所に保持されている。クランプ116は、支持ポスト102に固定されており 、また、クランプ118は、ポスト104に固定されている。 ベースプレートアセンブリ14には、直定規アセンブリの位置決め球体に係合 するセラミックインサートの組が設けられている。各々のセラミックインサート は、対応する球体に係合するための積層されたV字形状の溝を備えている。イン サート110a、110b、110cは、直定規アセンブリ10がある水平方向 の向き(図8)にある場合に、球体88、89、90にそれぞれ係合する。イン サート112a、112b、112cは、直定規アセンブリ10が第2の水平方 向の向き(図10)にある場合に、球体88、89、90にそれぞれ係合する。 インサート114a、114b、114cは、直定規アセンブリ10が垂直方向 の向き(図11)にある場合に、球体95、96、97にそれぞれ係合する。イ ンサートの各組のV字形状の溝は、図8に示すように、それぞれの軸線が中心点 115で交差するように、整合されるのが好ましい。 感知固定具12は、直定規60の頂部及び側部の基準面62、64に係合して いるハウジング120を備えている。Z方向ラムの位置誤差を感知するためのセ ンサが、ハウジング120に取り付けられている。図1に示すように、感知固定 具12は、測定プローブの代わりに、CMMのZ方向ラム22に取り付けられて いる。感知固定具のセンサは、スケール76を読み取るための読取りヘッドと、 直定規60の基準面を機械的に感知するための5つの可変線形差動変圧器(LV DT)とを備えている。 従来技術で周知のように、LVDTは、運動可能な磁気コア(磁心)、一次巻 線、及び、2つの二次巻線を有する線形位置トランスジューサである。励起信号 が、一次巻線に与えられる。磁気コアの位置は、2つの二次巻線の各々に誘起さ れる電圧を決定する。上記コアが、2つの二次巻線のほぼ中央に位置している時 には、各々の二次巻線には等しい電圧が誘起される。コアが上記中央から移動す るに連れて、一方の二次巻線に誘起される電圧は増大し、一方、他方の二次巻線 に誘起される電圧は減少する。上記2つの二次巻線は、通常、反対方向に直列に 接続されており、その結果生ずる電圧差が測定される。一次電圧に対する位相が 、中心位置に対する方向を示す。 図3に示すように、LVDT122、124、126、128、130は、ハ ウジング120の中に設けられている。各々のLVDTは、その可動コア、又は 、該可動コアに取り付けられているチップが直定規60の精密面の1つに接触す るように、取り付けられている。感知固定具12が、LVDTのチップに接触し ている基準面に対して直角な要素を有している直定規60に対して相対的に運動 すると、上記可動コアは、LVDTのコイルに対して相対的に移動し、これによ り、出力電圧の変化を生じさせる。すなわち、LVDT122、124は、それ ぞれのチップが頂部基準面62に接触するように、ハウジング120に取り付け られている。LVDT122、124は、測定線68の上で隔置されいて、Z方 向のラム取り付けポスト132に関して対称的に位置決めされている。同様に、 LVDT126、128は、それぞれのチップが測定線70の上で側部基準面6 4に接触するように、ハウジング120に設けられている。LVDT126、1 28は、隔置されていて、Z方向のラム取り付けポスト132に関して測定線7 0の 上で対称的に位置決めされている。LVDT130は、そのチップが測定線72 の上で側部基準面64に接触するように、ハウジング120に設けられている。 LVDT130は、方向24、25に対して直角な方向において、LVDT12 6、128から隔置されていて、Z方向のラム取り付けポスト132と垂直方向 に整合されている。各々のLVDTは、導線134によって、機械のコンピュー タ又は他の測定回路に接続されている。一般的には光学的なエンコーダである読 取りヘッド138が、ハウジング120に取り付けられたプレート139に取り 付けられている。読取りヘッド138はスケール76を感知する。 永久磁石140、142を、磁気ストリップ78、80にそれぞれ整合した関 係で、ハウジング120の中に設けることができる。調節可能な点支承部148 を、頂部基準面62に接触するように、ハウジング120に設けることができ、 また、調節可能な点支承部150を、側部基準面64に接触するように、ハウジ ング120に設けることができる。Z方向のラム取り付けポスト132は、点支 承部148の延長部であるのが好ましい。磁石140、142は、感知固定具1 2を直定規60の頂部及び側部に向けて偏倚させ、一方、点支承部148、15 0は、感知固定具12と直定規60の頂部及び側部との間に所望の間隔を維持す る。点支承部148、150、磁石140、142、及び、磁気ストリップ78 、80は、予荷重機構として機能し、この予荷重機構は、感知固定具12を直定 規60から一定の間隔に維持するが、感知固定具12が直定規60に沿って移動 する際には、自由に回転する。上述の要素は、本校正装置が関節アーム式のCM Mを校正するために使用される時に、装着されるのが好ましい。後に説明するよ うに、予荷重機構の上記各要素は、校正装置が移動ブリッジ式のCMMを校正す るために使用される時には、省略することができる。 組み立てネジ154が、LVDT126付近でハウジング120にねじ込まれ 、また、組み立てネジ156が、LVDT130付近でハウジング120にねじ 込まれる。組み立てネジ154、156は、感知固定具12の調節及び組み立て を行う際に、使用される。CMMの校正を行う際には、組み立てネジ154、1 56は後退され、直定規60に接触しない。 図4に示すように、感知固定具12のハウジング120は、方向24、25に 沿って見た場合に、直定規60の頂部基準面62及び側部基準面64に係合する ように、直角の形状を有している。ハウジング120は、感知固定具12の各々 の要素のための堅固な取付具を提供している。LVDT122、124、126 、128、130は各々、ハウジング120にねじ込まれていて、それぞれのチ ップ157は、直定規60の適宜な基準面に接触している。チップ157は、L VDTの可動コアに、あるいは、該可動コアの一部に取り付けられている。各々 のLVDTは、ロックナット158を有しており、このロックナットは、校正操 作の間に、LVDTをハウジング120に固定する。校正装置を組み立てる際に は、LVDTの調節を可能にするために、ロックナット158を緩めることがで きる。同様に、点支承部148、150は、ハウジング120にねじ込まれてい て、ロックナットを備えている。 LVDT122、124、126、128、130、及び、読取りヘッド13 8を含む感知固定具12のセンサは、所望の校正方向に沿うCMMの6つの誤差 パラメータを決定するために使用される。直定規アセンブリ10は、直定規60 が所望の校正方向に整合された状態で、上述のようにCMMのテーブル20に取 り付けられており、また、感知固定具12は、Z方向ラム22に取り付けられて いる。感知固定具12は、方向24、25(所望の校正方向)に沿って移動し、 センサの読み値が複数の点において記録される。 変位誤差は、方向24、25に沿うZ方向ラム22の位置の誤差である。垂直 方向の直線性誤差は、頂部基準面62に対して直角な方向におけるZ方向ラム2 2の変位誤差である。水平方向の直線性誤差は、側部基準面64に対して直角な 方向におけるZ方向ラム22の変位誤差である。ピッチ誤差(縦揺れ誤差)は、 図3に矢印160で示すように、側部基準面64に直角な軸線の回りのZ方向ラ ム22の回転である。ヨー誤差(偏揺れ誤差)は、図3に矢印162で示すよう に、頂部基準面62に直角な軸線の回りのZ方向ラム22の回転である。ロール 誤差(横揺れ誤差)は、図3に矢印164で示すように、方向24、25の回り のZ方向ラム22の回転である。 ピッチ誤差の測定が、図5に示されている。感知固定具12が直定規60に沿 って移動すると、LVDT122、124のチップが、頂部基準面62に接触す る。ピッチ誤差は、感知固定具12を図3に矢印160で示す方向に回転させ、 これにより、LVDT122、124のコアの変位差が生ずる。ピッチ誤差は、 LVDT122、124のコアの変位差をこれらコアの間の距離で割ることによ って得られる。 ヨー誤差の測定が図6に示されている。感知固定具12が直定規60に沿って 移動すると、LVDT126、128のチップが、側部基準面64に接触する。 ヨー誤差は、感知固定具12を図3に矢印162で示す方向に回転させ、これに より、LVDT126、128のコアの変位差が生ずる。ヨー誤差は、LVDT 126、128のコアの変位差をこれらコアの間の距離で割ることによって得ら れる。 ロール誤差の測定が図4に示されている。ロール誤差は、CMMのZ方向ラム に取り付けられている感知固定具12が図3に矢印164で示す方向に回転した 時に、生ずる。ロール誤差は、LVDT128、130の変位差を生ずる。ロー ル誤差は、LVDT130のコアの変位とLVDT126、128のコアの平均 変位との差を測定線70、72の間の距離で割ることによって得られる。 Z方向ラム22の方向24、25に沿う変位誤差は、読取りヘッド138から 決定される。読取りヘッド138は、既知の間隔を有するスケール76上のライ ンすなわち線を読み取る。従って、感知された線の数が、方向24、25に沿う 変位を表す。 垂直方向及び水平方向の直線性誤差は、校正装置が、感知固定具を直定規60 から一定の間隔に維持するための上述の予荷重機構を備えるか否かに応じて、2 つの方法の中の1つの方法で決定される。校正装置が、点支承部148、150 、磁石140、142、及び、磁気ストリップ78、80を含む予荷重機構を備 えている場合には、直線性誤差は、感知固定具を直定規60に沿って動かし、複 数の点におけるCMMのスケールの読み値を記録することによって、決定される 。感知固定具は、直定規60の精密面に追従するように押圧されるので、CMM の Z方向ラム22が直線に沿って移動したことが分かる。従って、CMMのスケー ルの読み値の直線からの偏差が、直線性誤差を表す。予荷重機構が校正装置に設 けられていない場合には、感知固定具12は、直定規60に対して固定されてお らず、垂直方向の直線性誤差があれば、LVDT122、124のコアは基準面 62に対して直角に移動する。LVDT122、124の出力信号はいずれも、 垂直方向の直線性誤差を表す。同様に、水平方向の直線性誤差があれば、LVD Tのコアは、基準面64に対して直角に移動する。LVDT126、128の出 力信号はいずれも、水平方向の直線性誤差を表す。垂直方向及び水平方向の直線 性誤差を測定するための上述の2つの技術が等価であることは理解されよう。い ずれの場合においても、所定方向に沿うCMMの運動が、精密直定規と比較され る。 組み立てネジ154、156を用いて感知固定具12を直定規60に関して一 定の位置に固定して、組み立て調節を行う。組み立てネジの一方又は両方を前進 させて、直定規60に接触させる。次に、LVDT及び/又は点支承部を調節す ることができる。点支承部148、150を調節して、ハウジング120と頂部 基準面62及び側部基準面64との間に、それぞれの所望の間隔を与える。LV DTは、所望の出力電圧になるように調節される。LVDT122、124は、 ゼロのピッチ誤差に関して等しい出力電圧を有し、LVDT126及び128は 、ゼロのロール誤差に関して等しい出力電圧を有し、LVDT126、128、 130は、ゼロのロール誤差に関して等しい出力電圧を有する。組み立てネジ1 54、156は、校正操作の間に、直定規60から後退される。 本発明の校正装置を用いて、関節アーム式の座標測定器を校正する様子が、図 8乃至図11に示されている。ベースプレートアセンブリ14を用いて、直定規 アセンブリ10を種々の向きでCMMのテーブルに取り付け、各々の向きに関し て誤差パラメータを測定する。関節アーム式の座標測定器においては、直定規ア センブリ10の水平方向の向きは、関節アーム30の誤差の測定を最適化するよ うに選択される。図8に示すように、関節アーム30の第1のアームアセンブリ 34のサポート構造28に関する位置は、角度αによって画成されており、また 、 第2のアームアセンブリ36の第1のアームアセンブリ34に関する位置は、角 度βによって画成されている。図示の関節アームCMMの例においては、各々の 角度α、βは、関節アームの水平方向の運動に関連して、約20乃至120°の 範囲を有している。 図8及び図9に示す直定規アセンブリ10の第1の水平方向の向きは、感知固 定具12が直定規60に沿って移動する際に、角度βの変動を最大化し、且つ、 角度αのヘッドを最小化するように、選択される。図8及び図9に示す向きにお いては、直定規60の長い寸法が、CMMのY軸線に関して、約+20°の角度 で配向されている。校正操作の間には、感知固定具12はZ方向ラム22に取り 付けられている。感知固定具12を担持している関節アーム30は、感知固定具 12が直定規60に沿って図9に位置A、B及びCで示す端から端まで動くよう に、移動する。感知固定具12が直定規60に沿って移動すると、感知固定具の センサ及びCMMのセンサの読み値が記録される。より詳細に言えば、LVDT 122、124、126、128、130、読取りヘッド138、センサ46( 図1)、及び、角度センサ51、53のそれぞれの読み値が記録される。これら の読み値を用いて、誤差パラメータのマトリックスを決定する。図9に示すよう に、角度βは、感知固定具が点Aにある時の20°から、感知固定具が点Bにあ るときの60°へ、さらに、感知固定具が点Cにある時の120°まで変化する 。角度αは、感知固定具が点Aにある時の40°から、感知固定具が点Bにある ときの65°へ、さらに、感知固定具が点Cにある時の40°まで変化する。 角度αに関する誤差を測定するための直定規アセンブリ10の好ましい向きが 、図10に示されている。直定規アセンブリ10は、直定規60の長い寸法がC MMのY軸線に関して−20°の角度になるように、取り付けられている。感知 固定具が直定規60の長さに沿って点A’、B’、C’の間を移動する際に、別 の組のセンサ読み値が得られる。図10の向きにおいては、角度αは、感知固定 具が点A’にある時の20°から、感知固定具が点B’にある時の60°へ、更 に、感知固定具が点C’にある時の120°まで変化する。この向きにおいては 、角度βは、感知固定具が点A’にある時の40°から、感知固定具が点B’に ある 時の65°へ、更に、感知固定具が点C’にある時の40°まで変化する。 直定規アセンブリ10の垂直方向の向きが図11に示されている。直定規60 は、垂直方向に配向されており(垂直方向を向いており)、球体95、96、9 7は、ベースプレートアセンブリ14のインサート114a、114b、114 cの中にそれぞれ係合している。アダプタブラケット170を用いて、感知固定 具12を垂直方向の向きでZ方向ラム22に取り付ける。図2及び図11に示す ように、アダプタブラケット170は、直角の形状を備えていて、その一端部に は、Z方向のラム取り付けポスト132を収容するための穴172を有しており 、また、他端部には、Z方向ラム22に取り付けるためのポスト174を有して いる。穴172及びクランプ178と交差するスロット176の構成が、アダプ タブラケット170を感知固定具12のポスト132に確実に固定することを可 能にしている。アダプタブラケット170の整合ピン180が、感知固定具12 のプレート139のスロット182に嵌入して、アダプタブラケット170と感 知固定具12との間に適正な整合すなわちアラインメントを確立している。 校正操作の間に、Z方向ラム22を垂直方向に移動させ、これにより、感知固 定具12を直定規60に沿って動かす。感知固定具12のセンサ、及び、CMM のセンサは、垂直方向の複数の点において読み値を与える。これらの読み値を用 いて、垂直方向の各々の校正点において6つの誤差パラメータを決定する。 本発明の校正装置が移動ブリッジ式の座標測定器に取り付けられている状態が 、図12及び図13に示されている。移動ブリッジ式の座標測定器の主要な要素 は、測定すべきワーク(図示せず)を保持するためのテーブル200と、テーブ ル200のガイド面に沿ってY方向に移動するブリッジ202とを含んでいる。 キャリッジ204が、ブリッジ202のガイド面に沿ってX方向に移動する。Z 方向ラム206が、キャリッジ204の中の軸受を介して垂直方向に移動する。 プローブ(図示せず)をZ方向ラム206の下方端に取り外し可能に取り付けて 、ワークの座標測定を行うことができる。ブリッジ202とテーブル200との 間のスケール装置210、キャリッジ204とブリッジ202との間のスケール 装置212、及び、Z方向ラム206とキャリッジ204との間のスケール装置 21 4が、三軸方向に運動可能な可動要素のY座標、X座標、及び、Z座標をそれぞ れ示す。ワーク上のある点の座標を測定するために、プローブをその点に接触さ せる。プローブは、その接触を感知して、システムコンピュータ(図12及び図 13には示されていない)に上記3つのスケール装置の読み値を読み取らせ、こ れらの読み値を記憶させる。 図12においては、本発明の校正装置は、X軸の校正を行うように組み立てら れている。ベースプレートアセンブリ220が、テーブル200に取り付けられ ている。ベースプレートアセンブリ220は、図1乃至図8に示し且つ上で説明 したベースプレートアセンブリ14と同様であるが、インサートを備えており、 これらインサートは、直定規アセンブリ10を移動ブリッジ式のCMMに適した それぞれの校正向きに整合させるように位置決めされている。移動ブリッジ式の CMMにおいては、直定規60は、一般的に、誤差測定を行うためにX方向、Y 方向及びZ方向に整合されている。図12においては、直定規60は、X方向に 整合されており、また、図13においては、直定規60は、Y方向に整合されて いる。感知固定具12は、Z方向ラム206に取り付けられている。直定規60 及び感知固定具12の各々の向きに関して、感知固定具は、直定規60に沿って 移動し、LVDT122、124、126、128、130、読取りヘッド13 8、及び、スケール装置210、212、214の読み値が、複数の点において 記録される。そのようなスケールの読み値は、パラメータ誤差に変換され、これ らパラメータ誤差は、本明細書に参考として組み込まれている上述の米国特許第 4,884,889号に記載されているように、座標測定器を校正するために使 用される。Z軸線の測定が、図11に関連して上で説明した態様で、移動ブリッ ジ式のCMMにおいて行われる。すなわち、直定規60は、ベースプレートアセ ンブリ220の上で垂直方向に設けられており、感知固定具は、アダプタブラケ ット170を用いて、Z方向ラム206に取り付けられている。 移動ブリッジ式のCMMは、一般的に、機械の選択された軸線をロックするす なわち固定することを許容する。従って、校正装置が、例えば、図12に示すよ うにX軸線の測定を行うように位置決めされている場合には、機械のY軸線及び Z軸線はロックされる。従って、Z方向ラム206及び感知固定具12は、直定 規60に沿ってX方向に移動するように拘束される。このロックを行う特徴すな わちロッキングの特徴は、点支承部148、150、磁石140、142、及び 、磁気ストリップ78、80を含む予荷重機構を校正装置から省略することを許 容する。この構成においては、感知固定具12は、CMMに直線性誤差があれば これに応答して、直定規60に対して相対的に移動する。従って、LVDT12 2又はLVDT124のいずれかの読み値が、垂直方向の直線性誤差を表し、ま た、LVDT126又はLVDT128のいずれかの読み値が、水平方向の直線 性誤差を表す。LVDT122、124、126、128によって測定された変 位は、既知の回転方向の誤差によって生じたアッベ誤差を取り除くことによって 、Z方向ラム22の位置に変換することができる。別の実施例においては、移動 ブリッジ式のCMMにおける垂直方向及び水平方向の直線性誤差を、関節アーム 式のCMMに関連して上で説明した方法で、測定することができる。 本発明の校正装置に関連して設けられる回路のブロック図が、図14に示され ている。CMM及び感知固定具12は、センサの出力をコンピュータ230に与 える。CMMのスケール装置の出力は、スケールのインターフェース回路232 に入力される。センサ取付具すなわち感知固定具12の読取りヘッド138の出 力は、前置増幅器234を介して、スケールのインターフェース回路232に供 給される。感知固定具12のLVDT122、124、126、128、130 の出力は、ケーブル用インターフェースボックス236を介してLVDTのイン ターフェース回路240に接続されている。 スケールのインターフェース回路232は、各々のスケール出力をデジタル表 現に変換し、各々のスケールに関する位置カウンタを保持する。位置カウンタの 値は、測定方向に沿う座標を表す。LVDTのインターフェース回路240は、 各々のLVDTから出力信号を受け取って、これら出力信号を復調し、これら復 調された信号を増幅する。次に、上記回路は、各々のLVDT信号のアナログ/ デジタル変換を行う。その結果生じたデジタル値は、ミリメートルに変換され、 データ配列として記憶される。 図示し且つ本明細書で説明した校正装置を用いて、どのような座標測定器の校 正でも行うことができることは理解されよう。X軸線、Y軸線及びZ軸線を有す るCMMにおいては、一般的に、直定規60を各々の機械軸線に整合させて、校 正の測定値を得る。しかしながら、必要であれば、直定規60を機械軸線に対し て角度をなして位置決めすることができる。また、校正装置は、図示し且つ上に 説明した関節アーム式の座標測定器を校正するために使用することができる。 感知固定具12は、LVDTを用いて位置誤差を感知するものとして説明した 。しかしながら、本発明の範囲内で、他のタイプの位置センサを利用することが できる。例えば、キャパシタンスゲージ(静電容量型のゲージ)を利用すること ができる。当業界で周知のように、キャパシタンスは、キャパシタ(コンデンサ )の極板の間隔と共に変化する。この構成においては、直定規60の基準面は、 導電性を有する必要がある。一般的に、感知固定具と直定規との間の変位を感知 することのできるものであれば、どのようなセンサでも利用することができる。 現時点において本発明の好ましい実施例であると考えられるものを図示し且つ 説明したが、添付の請求の範囲によって画定される本発明の範囲から逸脱するこ となく、そのような実施例に種々の変形及び変更を加えることができることは、 当業者には明らかであろう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 可動要素及び固定テーブルを有する機械における位置誤差を測定するた めの位置誤差測定装置であって、 直定規を有していて、前記テーブルに取り付け可能な、直定規アセンブリと、 前記可動要素に取り付け可能な感知固定具とを備えており、 前記感知固定具は、固定具ハウジングと、該ハウジングに設けられた感知手段 とを有しており、該感知手段は、前記感知固定具が前記直定規に沿って所定方向 に移動する際に、前記直定規に対して相対的な前記可動要素の位置を感知して、 前記可動要素の位置誤差を表す位置誤差信号を発生するように構成されたことを 特徴とする、位置誤差測定装置。 2. 請求項1の位置誤差測定装置において、前記直定規は、前記所定方向に 対して平行な第1の基準面を有しており、前記感知手段は、前記第1の基準面に 対して直角な方向において、前記第1の基準面に対して相対的な前記可動要素の 位置を感知するための第1のセンサを有しており、該第1のセンサは、前記第1 の基準面に対して直角な方向における前記可動要素の変位誤差を表す位置誤差信 号を発生することを特徴とする位置誤差測定装置。 3. 請求項2の位置誤差測定装置において、前記感知手段は、更に、前記所 定方向に沿って前記第1のセンサから隔置された第2のセンサを有しており、該 第2のセンサは、前記第1の基準面に対して直角な方向において、前記第1の基 準面に対して相対的な前記可動要素の位置を感知し、これにより、前記第1及び 第2のセンサが発生する位置誤差信号が、前記所定方向に沿う前記可動要素のピ ッチ誤差を表すことを特徴とする位置誤差測定装置。 4. 請求項3の位置誤差測定装置において、前記直定規は、更に、前記第1 の基準面に対して直角で且つ前記所定方向に対して平行な第2の基準面を有して おり、前記感知手段は、更に、前記第2の基準面に対して直角な方向における前 記可動要素の位置を検知するための第3のセンサを有しており、該第3のセンサ は、前記第2の基準面に対して直角な方向における前記可動要素の変位誤差を表 す位置誤差信号を発生することを特徴とする位置誤差測定装置。 5. 請求項4の位置誤差測定装置において、前記感知手段は、更に、前記所 定方向に沿って前記第3のセンサから隔置された第4のセンサを有しており、該 第4のセンサは、前記第2の基準面に対して直角な方向において、前記第2の基 準面に対して相対的な前記可動要素の位置を感知し、これにより、前記第3及び 第4のセンサが発生する位置誤差信号が、前記所定方向に沿う前記可動要素のヨ ー誤差を表すことを特徴とする位置誤差測定装置。 6. 請求項5の位置誤差測定装置において、前記感知手段は、更に、前記所 定方向に対して直角な方向に前記第3及び第4のセンサから隔置された第5のセ ンサを有しており、該第5のセンサは、前記第2の基準面に対して直角な方向に おいて、前記第2の基準面に対して相対的な前記可動要素の位置を感知し、これ により、前記第3、第4及び第5のセンサが発生する位置誤差信号が、前記所定 方向に沿う前記可動要素のロール誤差を表すことを特徴とする位置誤差測定装置 。 7. 請求項6の位置誤差測定装置において、前記直定規アセンブリは、更に 、前記所定方向に対して平行に設けられたスケールを有しており、前記感知手段 は、更に、前記スケールを感知して、前記所定方向に沿う前記可動要素の変位誤 差を表す位置誤差信号を発生するための読取りヘッドを有していることを特徴と する位置誤差測定装置。 8. 請求項6の位置誤差測定装置において、前記第1、第2、第3、第4及 び第5のセンサは、前記第1及び第2の基準面を機械的に感知するためのセンサ を備えていることを特徴とする位置誤差測定装置。 9. 請求項6の位置誤差測定装置において、前記第1、第2、第3、第4及 び第5のセンサは、可変線形差動変圧器を備えていることを特徴とする位置誤差 測定装置。 10. 請求項1の位置誤差測定装置において、前記直定規は、前記所定方向に 対して平行な第1の基準面と、前記第1の基準面に対して直角で且つ前記所定方 向に対して平行な第2の基準面とを有しており、前記感知手段は、前記所定方向 に沿う前記可動要素の変位誤差、ピッチ誤差、ヨー誤差、及び、ロール誤差を表 す位置誤差信号を発生するための複数のセンサを備えていることを特徴とする位 置誤差測定装置。 11. 請求項10の位置誤差測定装置において、前記第1及び第2の基準面は 、セラミック材料を含んでいることを特徴とする位置誤差測定装置。 12. 請求項10の位置誤差測定装置において、更に、前記感知固定具に前記 直定規に向かう方向の予荷重を与えるための予荷重手段を備えることを特徴とす る位置誤差測定装置。 13. 請求項12の位置誤差測定装置において、前記予荷重手段は、前記第1 及び第2の基準面に対してそれぞれ平行な第1及び第2の磁気ストリップを含む 前記直定規アセンブリを備えており、前記感知固定具は、前記固定具ハウジング に取り付けられていて前記感知固定具を前記磁気ストリップに向けて押圧するた めの1又はそれ以上の磁気要素と、前記固定具ハウジングに取り付けられていて 前記固定具ハウジングと前記直定規との間に所望の間隔を維持するための2又は それ以上の点支承部とを備えることを特徴とする位置誤差測定装置。 14. 請求項1の位置誤差測定装置において、更に、前記直定規アセンブリを 前記テーブルに対して種々の向きで取り付けて種々の所定方向に沿う位置誤差の 測定を許容するための取り付け固定具を備えることを特徴とする位置誤差測定装 置。 15. 請求項14の位置誤差測定装置において、前記取り付け固定具は、前記 直定規アセンブリを相互に異なる3つの向きで取り付けることを許容することを 特徴とする位置誤差測定装置。 16. 請求項14の位置誤差測定装置において、前記取り付け固定具は、前記 テーブル上の一定の位置に取り付けられるベースプレートを備えており、該ベー スプレートは、2又はそれ以上の組の位置決め溝を有しており、各組の位置決め 溝は、前記向きの各々に対応しており、前記直定規アセンブリは、前記各々の向 きにおいて前記位置決め溝に係合するための位置決め要素を有していることを特 徴とする位置誤差測定装置。 17. 請求項14の位置誤差測定装置において、前記感知固定具は、該感知固 定具を前記可動要素に対して前記各々の向きで取り付けるための手段を備えてい ることを特徴とする位置誤差測定装置。 18. 請求項1の位置誤差測定装置において、前記機械は、座標測定器を含む ことを特徴とする位置誤差測定装置。 19. 請求項18の位置誤差測定装置において、前記座標測定器は、水平面に おいて運動可能なように一端部が支持ポストに枢動可能に取り付けられている関 節アームと、該関節アームの他端部に取り付けられていて前記関節アームに対し て相対的に垂直方向に運動可能なZ方向ラムとを備えていることを特徴とする位 置誤差測定装置。 20. 請求項18の位置誤差測定装置において、前記座標測定器は、移動ブリ ッジ式の座標測定器を含むことを特徴とする位置誤差測定装置。 21. 請求項1の位置誤差測定装置において、前記直定規は、前記所定方向に 対して平行な第1の基準面と、該第1の基準面に対して直角で且つ前記所定方向 に対して平行な第2の基準面とを有しており、前記感知手段は、前記第1の基準 面に対して直角な方向において、前記第1の基準面に対して相対的な前記可動要 素の位置を感知するための第1のセンサと、前記所定方向に沿って前記第1のセ ンサから隔置されていて、前記第1の基準面に対して直角な方向において、前記 第1の基準面に対して相対的な前記可動要素の位置を感知するための第2のセン サとを備えており、これにより、前記第1及び第2のセンサが発生する位置誤差 信号が、前記所定方向に沿う前記可動要素のピッチ誤差を表すことを特徴とする 位置誤差測定装置位置誤差測定装置。 22. 請求項21の位置誤差測定装置において、前記感知手段は、更に、前記 第2の基準面に対して直角な方向における前記可動要素の位置を感知するための 第3のセンサと、前記所定方向に沿って前記第3のセンサから隔置されていて、 前記第2の基準面に対して直角な方向において、前記第2の基準面に対して相対 的な前記可動要素の位置を感知するための第4のセンサとを備えており、これに より、前記第3及び第4のセンサが発生する位置誤差信号が、前記所定方向に沿 う前記可動要素のヨー誤差を表すことを特徴とする位置誤差測定装置。 23. 請求項22の位置誤差測定装置において、前記感知手段は、更に、前記 所定方向に対して直角な方向に前記第3及び第4のセンサから隔置されていて、 前記第2の基準面に対して直角な方向において、前記第2の基準面に対して相対 的な前記可動要素の位置を感知するための第5のセンサを備えており、これによ り、前記第3、第4及び第5のセンサが発生する位置誤差信号が、前記所定方向 に沿う前記可動要素のロール誤差を表すことを特徴とする位置誤差測定装置。 24. 固定テーブルと、該固定テーブルに対して相対的に三次元的に運動可能 な可動要素とを有する座標測定器における位置誤差を測定するための校正装置で あって、 所定方向に対して平行な第1の基準面と、該第1の基準面に対して直角で且つ 前記所定方向に対して平行な第2の基準面とを有する直定規を含んでいて、前記 テーブルに取り付け可能な、直定規アセンブリと、 固定ハウジングと、該ハウジングに設けられるセンサとを含んでいて、前記可 動要素に取り付け可能な感知固定具であって、前記センサは、該感知固定具が前 記第1及び第2の基準面に沿って前記所定方向に移動する際に、前記第1及び第 2の基準面に対して相対的な前記可動要素の位置を感知して、前記可動要素の位 置誤差を表す位置誤差信号を発生するための、感知固定具と、 前記直定規アセンブリを種々の向きで前記テーブルに取り付け、これにより、 種々の方向に沿う位置誤差の測定を可能とする、取り付け固定具とを備えること を特徴とする校正装置。 25. 請求項24の校正装置において、前記センサは、第1、第2、第3、第 4及び第5の可変線形差動変圧器を備えており、これら可変線形差動変圧器は、 前記所定方向に沿う前記可動要素のピッチ誤差、ヨー誤差及びロール誤差を表す 位置誤差信号を発生することを特徴とする校正装置。 26. 請求項25の校正装置において、前記直定規アセンブリは、更に、前記 所定方向に対して平行に設けられたスケールを有しており、前記センサは、更に 、前記スケールを感知して前記所定方向に沿う前記可動要素の変位誤差を表す位 置誤差信号を発生するための読取りヘッドを備えていることを特徴とする校正装 置。 27. 請求項25の校正装置において、更に、前記感知固定具に、前記直定規 の前記第1及び第2の基準面に関する予荷重を与えるための手段を備えているこ とを特徴とする校正装置。
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