JPH10507299A - ガイド付き電気コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 電気コネクタ組立体（１）は、第１電気コネクタ（２）、第１電気コネクタ（２）内に配置され、その嵌合面（６）に延びる電気コンタクト（７）、整合ポスト（１２）、整合ポスト（１２）に沿った第１接地コンタクト（１０）、ポスト収容室（１１）内に配置され、第１接地コンタクト（１０）と係合する第２接地コンタクト（１０）を有する相手電気コネクタ（３）、及び接地コンタクト（１０）に設けられ、後方互換性を有する端子部分（２７）からなる。

Description

【発明の詳細な説明】 ガイド付き電気コネクタ 本発明は、相手電気コネクタと嵌合面を整合(align)させる整合ポストを有す る電気コネクタに関する。 米国特許第４，８４２，５４３号公報に記載されている公知の電気コネクタは 、相手電気コネクタと係合する嵌合面を有する絶縁ハウジングと、このハウジン グ内に配置され、嵌合面に向って延びる電気コンタクトと、嵌合面を超えて突出 するポストとを具備する。ポストは、コンタクトが損傷しないように保護物とし て機能し、相手電気コネクタと嵌合面が接続する前に相手電気コネクタと嵌合面 を整合させる。ポストは、コネクタの電気端子と接地接続することなく、コンタ クトの保護物として作用する。 米国特許第４，９０４，１９４号公報には電気コネクタから突出する接地ピン が開示されている。接地ピンは、相手電気コネクタ内のソケット端子の側面に対 して横方向に接地ピンを偏倚するばねを有する。接地ピンは、コネクタの電気端 子と接地接続することなく、コネクタ及び相手電気コネクタの間を接地接続する 。 本発明のコネクタは、コンピュータのディスクドライブ等の機器をドッキング ワークステーションに接続するのに好適である。ディスクドライブ全体は、その ワークステーションのドッキング開口内に挿入されるので、ディスクドライブの コネクタをドッキング開口内の相手電気コネクタと整合させる必要がある。コネ クタの整合ポストは、ディスクドライブのコネクタの嵌合面を超えて突出してい ない。整合ポストは、嵌合面を超えて突出するポストを有する相手電気コネクタ と嵌合面を接続する前に、嵌合面を相手電気コネクタ と整合させる。 ディスクドライブをドッキング開口内に接続する際に、ディスクドライブは、 ドッキングワークステーションの通電中の回路に接続される。ディスクドライブ が通電中の回路に接続されると、静電気の放電によるアークが発生する。本発明 によれば、コネクタの整合ポストの接地コンタクトが、静電気放電から通電中の 回路を保護するためにアークを受ける。 接地コンタクトは、絶縁性の整合ポストに沿って延びている。コネクタの嵌合 面がドッキングワークステーションの相手電気コネクタと接続する前に、整合ポ ストの接地コンタクトが相手電気コネクタと係合する。従って、接地コンタクト は、信号コンタクトが相手電気コネクタと係合する前に相手電気コネクタと係合 する。本発明によれば、信号コンタクト及びそれより長い接地コンタクトの組み 合わせにより相手電気コネクタとの少なくとも２段階のシーケンシャル接続が得 られる。換言すると、最初に接地コンタクトが相手電気コネクタと係合し、次に 信号コンタクトが相手電気コネクタと係合する。 従って、本発明の別の特徴によれば、コネクタは、信号コンタクトと、信号コ ンタクトより長く且つコネクタの嵌合面を超えて延びる接地コンタクトとを具備 する。この構成により、嵌合面が相手電気コネクタと接続する前に、相手電気コ ネクタと接地接続する。 本発明の更に別の特徴によれば、整合ポストに沿った接地コンタクトを有する 電気コネクタが、整合ポストを受容する整合溝（alignment channels）を有する 相手電気コネクタと嵌合可能である。 本発明の実施の形態を添付図面の例示により説明する。 図１は、電気コネクタ及び相手電気コネクタからなる電気コネクタ組立体を示 す斜視図である。ここで、接地コンタクトは第１電気コネクタのガイドポストに 沿って延びている。また、相手電気コネクタは溝に沿って接地コンタクトを有す る。 図２は、図１のコネクタ組立体の正面図である。 図３は、図１のコネクタ組立体の側面図である。 図４は、図２の線４−４に沿ったコネクタ組立体の断面図である。 図５は、図１のコネクタ組立体の互いに嵌合する接地コンタクトの斜視図であ る。 図６は、図１のガイドポスト付きコネクタ及び溝内に接地コンタクトのない相 手電気コネクタの後方互換性を説明する正面図である。 図７は、ガイドポスト受容室に沿って延びる接地コンタクトを有するライトア ングル型のコネクタの平面図である。 図８は、図７の線８−８に沿った断面図である。 図９は、図７のコネクタの接地コンタクトの斜視図である。 図１０は、ガイドポストに沿って延びる接地コンタクトを有する低背型のコネ クタの平面図である。 図１１は、図１０のコネクタの側面図である。 図１２は、図１０のコネクタの接地コンタクトの斜視図である。 図１乃至図４及び図１０を参照すると、電気コネクタ組立体１は、電気コネク タ（以下、単にコネクタという）２及びその相手電気コネクタ（以下、単に相手 コネクタという）３からなる。各コネクタ２、３は、後面５及び嵌合面６を有す る絶縁性のハウジング４、及び図２、図６、図７及び図１０に示され、ハウジン グ４を貫通するコンタクト受容室内にその受容室を貫通して後面５から嵌合面６ ま で延びる電気コンタクト７を具備する。 更に、各コネクタ２、３は電気コンタクト７の後端に電気端子部８を有する。 電気端子部８は、図示されていない回路基板と接続するために後面５から突出す る。その上、各コネクタ２、３は、図１乃至図４、及び図６乃至図８に示され、 ハウジング４の接地コンタクト受容室１１内にその受容室１１を貫通して延びる 接地コンタクト１０を具備する。 各コネクタ２は、更に、絶縁性のポスト１２、及びこれらポスト１２に沿って 延びる導電性の接地コンタクト１０を有する。接地コンタクト１０は、電気コン タクト７と共にハウジング４及びその後面５を貫通する。接地コンタクト１０に 設けられた電気端子部１３は、図示されていない回路基板と接続するためにハウ ジング４の後面５から突出する。図５において、端子部１３は、回路基板の対向 する２面に跨がる二又状に形成される。図１のコネクタ２は、二又状の端子部１ ３を用いているので、コネクタ２のストラドル（straddle）マウント型である。 ポスト１２及び接地コンタクト１０は嵌合面６と同方向に突出し、両コネクタ２ 、３の嵌合時に接地コンタクト１０同士が接地接続する。ハウジング４のシュラ ウド１４は嵌合面６でコンタクト７を取り囲む。ポスト１２が相手コネクタ３と 係合すると、接地コンタクト７は、相手コネクタ３の相手接地コンタクト７と係 合する。両コネクタのシュラウド１４同士は、コネクタ２のシュラウド１４がコ ネクタ３のシュラウド１４を取り囲んだ状態で重なり合う。例えば、コネクタ２ はプラグコネクタであり、コネクタ３はレセプタクルコネクタである。 図１、図３及び図８を参照すると、相手コネクタ３の受容室１１ は、ポスト１２を受容するソケットを有する。このため、コネクタ３はポスト受 容室１１を有することになる。受容室１１は、相手コネクタ３において溝の形状 をなす。接地コンタクト１０は、溝の凹部内に配置されると共に溝の対向する開 口側に面する。２つの溝の開口端１６は、２本のポスト１２の先端１７間の間隔 に対応して離間する。溝内に配置される接地コンタクト１０は、溝に沿ってポス ト１２が挿入される際に、ポスト１２に沿って接地コンタクト１０を受けると共 に係合する。ポスト１２は、コネクタ２の嵌合面６が相手コネクタ３と離間して いる間、嵌合面６が相手コネクタ３と整合するように突出する。ポスト１及び溝 は、コネクタ２及び相手コネクタ３の各々の両端１８を画定する。 図１及び図２を参照すると、各コネクタ２、３の端１８同士の整合は、ポスト １２に沿って目標を定めることにより達成される。ここで、目標とは、溝の開口 端１６内にポスト１２を確実に挿入するためにポスト１２が整合する所である。 相手コネクタ３は図示されていないシャシーの内側に配置され外側から見えない ことが多く、ポスト１２をシャシーの開口からシャシー内に挿入する必要がある 。相手コネクタ３が見えなくても、ポスト１２は両コネクタ２、３を整合させる ことができる。これにより、両コネクタ２、３の盲嵌合（blind mating）接続を 容易にすることができる。各ポスト１２の外表面１９は、後から前までの長さ方 向の主要部分において平坦であり、その長さ方向の前方且つ内方に向って円弧状 の傾斜（テーパ）部を有する。テーパ部は、ポスト１２の先端１７で収束する。 ２つの外表面１９は外側を向いている。接地コンタクト１０は外表面１９に沿っ て延びる。ポスト１２の、内側を向いた面（内面）２０は、 先端１７で外表面１９と合致する。２本のポスト１２の内面２０は対向する。接 地コンタクト受容室１１は、ハウジング４の接地コンタクト受容室１１の１つと 連通する外表面１９内で端が閉じた溝である。この閉じた端は先端１７に隣接す る。接地コンタクト１０は、溝内且つ先端１７の外表面１９に沿って延びている 。ポスト１２は、溝内の接地コンタクト１０を部分的に取り囲む。 図５を参照すると、接地コンタクト１０は、金属板を打抜き加工及び曲げ加工 して、図示されていないキャリアストリップと一体に形成される。各接地コンタ クト１０は、キャリアストリップ２３から切り離される。コネクタ２の接地コン タクト１０の外側へ湾曲した接触面２１は、溝の外側へ突出し、ポスト１２及び ポスト１２に沿った接地コンタクト１０が相手コネクタ３の受容室１１に沿って 受容される際に、相手コネクタ３の受容室１１の凹部に配置される接地コンタク ト１０と係合する。 図１、図３及び図７を参照すると、コネクタ３は、受容室１１及び接地コンタ クト１０を有する電気リセプタクルコネクタである。接地コンタクト１０は、嵌 合面６を超えて外側へ突出し、相手コネクタ３が嵌合面６と離間している間、ポ スト１２内の接地コンタクト１０と接地接続し、嵌合面６が相手コネクタ３と離 間している間、嵌合面６をポスト１２に整合する。 図１、図２及び図７を参照すると、コネクタ３の接地コンタクト受容室１１は 嵌合面６を超えて突出するので、両コネクタ２、３の嵌合の前にポスト１２を受 容する。受容室１１内の接地コンタクト１０は、コネクタ３の嵌合面６を超えて 突出するので、両コネクタ２、３の嵌合の前にポスト１２内の接地コンタクト１ ０と係合する。 絶縁性の漏斗状部２２は、相手コネクタ３の各接地コンタクト受容室１１の開口 端に位置する。各受容室１１内の接地コンタクト１０は、開口端から窪んだ位置 に配置されている。両コネクタ２、３の接地コンタクト１０が後方に配置されて いるので、ポスト１２が相手コネクタの受容室１１に沿って挿入されると、受容 室１１の開口端は、両コネクタ２、３の接地コンタクト１０同士が係合する前に ポスト１２により覆われる。従って、両コネクタ２、３の接地コンタクト１０同 士が嵌合途中で互いに接近する際に電気アークが発生する場合であっても、接地 コンタクト１０及びその受容室１１は安全な状態で覆われる。 コネクタ２の嵌合面６が相手コネクタ３と接続する前に、整合ポスト１２の接 地コンタクト１０は相手コネクタ３の接地コンタクト１０と係合する。従って、 電気コンタクト７が相手コネクタ３と係合する前に、接地コンタクト１０は相手 コネクタ３と係合する。相手コネクタ３の接地コンタクト１０は、シャシー接地 電位に接続されている。両コネクタ２、３の接地コンタクト１０同士が係合する 際、コネクタ２のコンタクト７が相手コネクタ３のコンタクト７と係合する前に コネクタ２がシャシー接地電位に接地接続される。本発明によれば、より長い接 地コンタクト１０同士の最初の接続及びそれに続くコンタクト同士の接続を組み 合わせることにより、相手コネクタ３との少なくとも２段階のシーケンシャル接 続が得られる。静電気がシャシー接地に放電する際、コンタクト７は静電気から 保護される。更に、相手コネクタ３のコンタクト７が図示されていない通電中の 電気回路の一部である場合、各コネクタ２、３のコンタクト７同士の接続が達成 できる。 本発明の特徴は、各コネクタ２、３の接地コンタクト１０同士の係合に引き続 き、相手コネクタ３のコンタクト７がコネクタ２の多数のコンタクト７と係合す る点にある。換言すると、最初にコンタクト２の接地コンタクト１０が相手コネ クタ３の接地コンタクト１０と係合し、続いてコンタクト７が相手コネクタ３の コンタクト７と係合する。この特徴により、互いに係合する接地コンタクト１０ 同士を介して静電気が放電し、コネクタ２及び相手コネクタ３の接続及び分離の 際に信号コンタクト７を静電気から隔離する。両コネクタ２、３のうちの一方の コンタクト７が図示されていない通電中の電気回路の一部であっても、両コネク タ２、３のコンタクト７同士を互いに接続したり分離したりすることができる。 各コネクタ２は、所望の特徴、例えば両コネクタ２、３のコンタクト７がシー ケンシャル接続するように変更することも可能である。即ち、コネクタ２を嵌合 面６から見て、コネクタ２のいくつかのコンタクト７を残余のコンタクト７より も前方且つ嵌合面６に近い側に選択的に配置するのである。両コネクタ２、３が 互いに相手の方に向って移動して嵌合すると、コネクタ２のコンタクト７のうち 、前方に位置するコンタクト７は、コネクタ２の残余のコンタクト７が相手コネ クタ３の残余のコンタクト７と係合する前に、相手コネクタ３の対応するコンタ クト７と係合する。この特徴により、両コネクタ２、３が互いに嵌合を強いられ る際に別の段階のシーケンシャル接続が得られる。 図６を参照すると、図示のコネクタ２はストラドルマウント型の５０極の垂直 型プラグコネクタである。このコネクタ２は、溝内にポスト受容室１１及び接地 コンタクト１０を具備していない公知の 相手コネクタ３と嵌合するので、公知のコネクタと後方互換性（backwards comp atible）がある。例えば、公知の相手コネクタは、ＡＭＰ社（米国ペンシルバニ ア州ハリスバーグ）が販売する基板対基板用コネクタのＣＨＡＭＰ．０５０シリ ーズ１垂直型レセプタクル、型番５−１７５４７５−６である。 図６の公知の相手コネクタ３は、後面５及び嵌合面６を有する絶縁ハウジング ４と、絶縁ハウジング４の後面５から嵌合面６まで貫通するコンタクト受容室内 を延びるコンタクト７とを具備する。更に、公知の相手コネクタ３は、後面５か ら突出して図示されていない回路基板と接続する、コンタクト７の後端の電気端 子部８を有する。ハウジング４の両端の１対の基板固定部（board lock）２４の 各々は、ハウジング４と一体の絶縁材に囲まれた導電性の保持脚２５を有する。 保持脚２５は、図示されていない回路基板のめっきされた開口に取り付けられる 際に、基板固定部２４を接地接続する。公知の相手コネクタ３には、更に、図示 されていないライトアングル型もある。同様に、図１、図２及び図１０のコネク タ２には、接地コンタクト１０を受容するポスト１２の代りに図示されていない 基板固定部２４及び保持脚２５を有する、ストラドルマウント型でないものもあ る。 図６において、プラグコネクタ２が公知のコネクタ３と嵌合のために位置合せ されると、ポスト１２は基板固定部２４を跨ぐ。ポスト１２は、それぞれ基板固 定部受容のための空間２６だけ嵌合面６から横方向に離間する。基板固定部２４ は、各空間２６内に受容されるので、プラグコネクタ２及び公知のコネクタ３の 嵌合を可能にする。従って、２本のポスト１２は、コネクタ２及び相手コネクタ ３の嵌合の際、基板固定部２４を跨ぐ間隔で離間する。同様に、図１０に示され るライトアングル型のコネクタ２も、それぞれ基板固定部受容空間２６だけ嵌合 面６から横方向に離間するポスト１２を有する。これら離間したポスト１２によ り、図示されていないライトアングル型の公知コネクタ３の基板固定部２４を跨 ぐことができる。また、同様に、図２及び図７における各コネクタ３のポスト受 容室１１も、基板固定部受容室２６だけ嵌合面６から横方向に離間し、ポスト１ ２及び接地コンタクト１０の代りに図示されていない基板固定部２４を有する図 １、図２及び図７のコネクタ３の基板固定部２４を跨ぐ。従って、ポスト受容空 間２６がコネクタ３に形成されているので、コネクタ３と図示されていない基板 固定部２４を有するプラグコネクタ２との嵌合が可能になる。 図２、図６及び図７を参照すると、コネクタ３において、接地コンタクト１０ の電気端子部１３は、基板固定部２４の導電性の保持脚２５と等間隔で離間する 。図２及び図７に示されるコネクタ３の各々は、図６に示される公知のコネクタ ３の基板固定部２４の保持脚２５が接続される回路基板上の同じフットプリント 、即ち導電性領域のパターンを用いる。更に、後方互換を可能にするために、コ ネクタ２の接地コンタクト１０は、図示されていない公知のコネクタ２の基板固 定部２４の保持脚２５と同じフットプリントを用いる。 従って、図５を参照すると、コネクタ３の垂直取付型用の接地コンタクト１０ は、端子部１３と接地コンタクト１０の残余部分とをオフセットして接続するオ フセット部２７を有する。同様に、図９を参照すると、図７に示されるライトア ングル型のコネクタ３用の接地コンタクト１０は、端子部１３と接地コンタクト １０の残余部 分とをオフセットするオフセット部２７を有する。更に、同様に、図１２を参照 すると、図１０に示される低背ライトアングル型のコネクタ２用の接地コンタク ト１０もオフセット部２７を有する。図２及び図７のコネクタ３の端子部１３は 、接地コンタクト受容室１１に沿った残余の接地コンタクト１０間の間隔よりも 小さい間隔で離間する。 これらのコネクタは、整合ポスト及び整合溝のない公知コネクタと嵌合するの で、後方互換性がある。更に、後方互換を実現するために、後方互換性のあるコ ネクタの接地コンタクトは、公知のコネクタの基板固定部と同じ回路基板のフッ トプリント、即ち接続部を用いている。 本発明の目的は、コネクタの電気コンタクトが相手コネクタと接続する前に静 電気をシャシー接地電位に放電する接地コンタクトを有する電気コネクタを提供 することである。 また、本発明の別の目的は、整合ポストを受容するポスト受容室及び整合ポス ト内の接地コンタクトを有し、後方互換性を有する電気コネクタを提供すること である。 更に、本発明の別の目的は、第１のコネクタ及び相手コネクタからなり、第１ のコネクタが整合ガイドポスト及びこのポスト内の接地コンタクトを有し、相手 コネクタがポスト受容室及びこの受容室内の接地コンタクトを有し、両コネクタ が後方互換性を有する電気コネクタ組立体を提供することである。 また、本発明の別の目的は、垂直型及びライトアングル型レセプタクルと共に ストラドルマウント型、ライトアングル型及び低背型のプラグコネクタを提供す ることである。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９６年５月３日 【補正内容】 明細書 ガイド付き電気コネクタ 本発明は、相手電気コネクタと嵌合面を整合(align)させる整合ポストを有す る電気コネクタに関する。 米国特許第４，９０４，１９４号公報には電気コネクタから突出する接地ピン が開示されている。接地ピンは、相手電気コネクタ内のソケット端子の側面に対 して横方向に接地ピンを偏倚するばねを有する。接地ピンは、コネクタの電気端 子と接地接続することなく、コネクタ及び相手電気コネクタの間を接地接続する 。 米国特許第４，９９８，８９２号公報には、信号コンタクトよりも嵌合面から より前方へ延びて相手コネクタの開口内に収容される１対のガイドピンを有する コネクタが開示されている。ガイドピンは、ピン受容開口内の導電性ソケットコ ンタクトと共に導電性であるので、嵌合の際に両コネクタの間に接地路を形成す ると共に、両コネクタを嵌合させるためにガイドする。これらガイドピンは、コ ネクタを回路基板に取り付ける際に回路基板のめっきされた孔内に受容される弾 性指部を有する。米国特許第５，１８３，４０５号公報には、コネクタの嵌合時 において接地コンタクト同士の係合の次に電気的に係合する信号コンタクトが開 示されている。 本発明のコネクタは、コンピュータのディスクドライブ等の機器をドッキング ワークステーションに接続するのに好適である。ディスクドライブ全体は、その ワークステーションのドッキング開口内に挿入されるので、ディスクドライブの コネクタをドッキング開口内の相手電気コネクタと整合させる必要がある。コネ クタの整合ポストは、ディスクドライブのコネクタの嵌合面を超えて突出してい ない。整合ポストは、嵌合面を超えて突出するポストをも有する相手電気コネク タの信号コンタクトと嵌合面に沿った信号コンタクトとを接続する前に、嵌合面 を相手電気コネクタと整合させる。 ディスクドライブをドッキング開口内に接続する際に、ディスクドライブは、 ドッキングワークステーションの通電中の回路に接続される。ディスクドライブ が通電中の回路に接続されると、静電気の放電によるアークが発生する。本発明 によれば、コネクタの整合ポストの接地コンタクトが、静電気放電から通電中の 回路を保護するためにアークを受ける。 接地コンタクトは、絶縁性の整合ポストに沿って延びる。コネクタの嵌合面に 沿った信号コンタクトがドッキングワークステーションの相手電気コネクタの信 号コンタクトと接続する前に、整合ポストの接地コンタクトが相手電気コネクタ の対応する接地コンタクトと係合する。従って、両コネクタの接地コンタクト同 士は、信号コンタクト同士が係合する前に係合する。本発明によれば、信号コン タクト及びそれより長い接地コンタクトの組み合わせにより、相手電気コネクタ との少なくとも２段階のシーケンシャル接続が得られる。換言すると、最初に両 コネクタの接地コンタクト同士が係合し、次に信号コンタクト同士が係合する。 従って、本発明の別の特徴によれば、コネクタは、信号コンタクトと、信号コ ンタクトより長く且つコネクタの嵌合面を超えて延びる接地コンタクトとを具備 する。この構成により、コネクタの嵌合面に沿った信号コンタクト同士が接続す る前に、相手電気コネクタと接地接続する。 本発明の更に別の特徴によれば、整合ポストに沿った接地コンタ クトを有する電気コネクタが、整合ポストを受容する整合溝（alignment channe ls）を有する相手電気コネクタと嵌合可能である。 図１乃至図４及び図１０を参照すると、電気コネクタ組立体１は、電気コネク タ（以下、単にコネクタという）２及びその相手電気コネクタ（以下、単に相手 コネクタという）３からなる。各コネクタ２、３は、後面５及び嵌合面６を有す る絶縁性のハウジング４、及び図２、図６、図７及び図１０に示され、ハウジン グ４を貫通するコンタクト受容室内にその受容室を貫通して後面５から嵌合面６ まで延びる電気信号コンタクト（以下、単に信号コンタクト又はコンタクトとい う）７を具備する。 更に、各コネクタ２、３は、コンタクト７の後端に電気端子部８を有する。電 気端子部８は、図示されていない回路基板と接続するために後面５から突出する 。その上、各コネクタ２、３は、図１乃至図４、及び図６乃至図８に示され、ハ ウジング４の両端部１８の接地コンタクト受容室１１内にその受容室１１を貫通 して延びる接地コンタクト１０を具備する。 各コネクタ２は、更に、絶縁性のポスト１２、及びこれらポスト１２に沿って 延びる導電性の接地コンタクト１０を有する。接地コンタクト１０は、コンタク ト７と共にハウジング４及びその後面５を貫通する。接地コンタクト１０に設け られた電気端子部１３は、図示されていない回路基板と接続するためにハウジン グ４の後面５から突出する。図５において、端子部１３は、回路基板の対向する ２面に跨がる二又状に形成される。図１のコネクタ２は、二又状の端子部１３を 用いているので、コネクタ２のストラドル（straddle）マウント型である。ポス ト１２及び接地コンタクト１０は、嵌合面６と同方向に突出し、両コネクタ２、 ３の嵌合時に接地コンタクト１０同士が接地接続する。ハウジング４のシュラウ ド１４は嵌合面 ６で信号コンタクト７を取り囲む。ポスト１２が相手コネクタ３と係合すると、 接地コンタクト１０は、相手コネクタ３の相手接地コンタクト１０と係合する。 両コネクタのシュラウド１４同士は、コネクタ２のシュラウド１４がコネクタ３ のシュラウド１４を取り囲んだ状態で重なり合う。例えば、コネクタ２はプラグ コネクタであり、コネクタ３はレセプタクルコネクタである。 図１、図３及び図８を参照すると、相手コネクタ３の受容室１１は、ポスト１ ２を受容するポスト受容室を画定し、相手コネクタ３において溝の形状をなす。 接地コンタクト１０は、溝の凹部内に配置されると共に溝の対向する開口側に面 する。２つの溝の開口端１６は、２本のポスト１２の先端１７間の間隔に対応し て離間する。溝内に配置される接地コンタクト１０は、溝に沿ってポスト１２が 挿入される際に、ポスト１２に沿って接地コンタクト１０を受けると共に係合す る。ポスト１２は、嵌合面６同士が互いに離間している間、コネクタ２の嵌合面 ６が相手コネクタ３の嵌合面と整合するように突出する。ポスト１２及び溝は、 コネクタ２、３の両端１８に位置する。 図１及び図２を参照すると、各コネクタ２、３の端１８同士の整合は、ポスト １２に沿って目標を定めることにより達成される。ここで、目標とは、溝の開口 端１６内にポスト１２を確実に挿入するためにポスト１２が整合する所である。 相手コネクタ３は図示されていないシャシーの内側に配置され外側から見えない ことが多く、ポスト１２をシャシーの開口からシャシー内に挿入する必要がある 。相手コネクタ３が見えなくても、ポスト１２は両コネクタ２、３を整合させる ことができる。これにより、両コネクタ２、３の盲嵌合 （blind mating）接続を容易にすることができる。各ポスト１２の外表面１９は 、後から前までの長さ方向の主要部分において平坦であり、その長さ方向の前方 且つ内方に向って円弧状の傾斜（テーパ）部を有する。テーパ部は、ポスト１２ の先端１７で収束する。２つの外表面１９は外側を向いている。接地コンタクト １０は外表面１９に沿って延びる。ポスト１２の、内側を向いた面（内面）２０ は、先端１７で外表面１９と合致する。２本のポスト１２の内面２０は対向する 。接地コンタクト受容室１１は、ハウジング４の接地コンタクト受容室１１の１ つと連通する外表面１９内で端が閉じた溝である。この閉じた端は先端１７に隣 接する。接地コンタクト１０は、溝内且つ先端１７の外表面１９に沿って延びて いる。ポスト１２は、溝内の接地コンタクト１０を部分的に取り囲む。 図５を参照すると、接地コンタクト１０は、金属板を打抜き加工及び曲げ加工 して、図示されていないキャリアストリップと一体に形成される。各接地コンタ クト１０は、キャリアストリップ２３から切り離される。コネクタ２の接地コン タクト１０の外側へ湾曲した接触面２１は、溝の外側へ突出し、ポスト１２及び ポスト１２に沿った接地コンタクト１０が相手コネクタ３の受容室１１に沿って 受容される際に、相手コネクタ３の受容室１１の凹部に配置される接地コンタク ト１０と係合する。 図１、図３及び図７を参照すると、コネクタ３は、受容室１１及び接地コンタ クト１０を有する電気リセプタクルコネクタである。接地コンタクト１０は、嵌 合面６を超えて外側へ突出し、両コネクタ２、３の嵌合面６同士が互いに離間し ている間、両コネクタ２、３の嵌合面６同士を整合させると共にポスト１２内の 接地コンタク ト１０と接地接続する。 図１、図２及び図７を参照すると、コネクタ３の接地コンタクト受容室１１は 嵌合面６を超えて突出するので、両コネクタ２、３の嵌合の前にポスト１２を受 容する。受容室１１内の接地コンタクト１０は、コネクタ３の嵌合面６を超えて 突出するので、両コネクタ２、３の嵌合の前にポスト１２内の接地コンタクト１ ０と係合する。絶縁性の漏斗状部２２は、相手コネクタ３の各接地コンタクト受 容室１１の開口端に位置する。各受容室１１内の接地コンタクト１０は、開口端 から窪んだ位置に配置されている。両コネクタ２、３の接地コンタクト１０が後 方に配置されているので、ポスト１２が相手コネクタの受容室１１に沿って挿入 されると、受容室１１の開口端は、両コネクタ２、３の接地コンタクト１０同士 が係合する前にポスト１２により覆われる。従って、両コネクタ２、３の接地コ ンタクト１０同士が嵌合途中で互いに接近する際に電気アークが発生する場合で あっても、接地コンタクト１０及びその受容室１１は安全な状態で覆われる。 コネクタ２の嵌合面６に沿った信号コンタクト７が相手コネクタの信号コンタ クト７と接続する前に、整合ポスト１２の接地コンタクト１０は相手コネクタ３ の接地コンタクト１０と係合する。相手コネクタ３の接地コンタクト１０は、シ ャシー接地電位に接続されている。両コネクタ２、３の接地コンタクト１０同士 が係合する際、コネクタ２のコンタクト７が相手コネクタ３のコンタクト７と係 合する前にコネクタ２がシャシー接地電位に接地接続される。本発明によれば、 より長い接地コンタクト１０同士の最初の接続及びそれに続くコンタクト７同士 の接続を組み合わせることにより、相手コ ネクタ３との少なくとも２段階のシーケンシャル接続が得られる。静電気がシャ シー接地に放電する際、コンタクト７は静電気から保護される。更に、相手コネ クタ３のコンタクト７が図示されていない通電中の電気回路の一部である場合、 各コネクタ２、３のコンタクト７同士の接続が達成できる。 本発明の特徴は、コネクタ２及び相手コネクタ３の接続及び接続解除の際に、 相互に係合した接地コンタクト１０同士を介して静電気を放電して静電気から接 地コンタクト７を隔絶することにある。この構造は、特にコネクタ２、３のうち の一方のコンタクト７が図示されていない通電中の電気回路の一部である場合に 有用である。 各コネクタ２は、所望の特徴、例えば両コネクタ２、３のコンタクト７自体が シーケンシャル接続するように変更することも可能である。即ち、コネクタ２を 嵌合面６から見て、コネクタ２のいくつかのコンタクト７を残余のコンタクト７ よりも前方且つ嵌合面６に近い側に選択的に配置するのである。両コネクタ２、 ３が互いに相手の方に向って移動して嵌合すると、コネクタ２のコンタクト７の うち、前方に位置するコンタクト７は、コンタクト２の残余のコンタクト７が相 手コネクタ３の残余のコンタクト７と係合する前に、相手コネクタ３の対応する コンタクト７と係合する。この特徴により、両コネクタ２、３が互いに嵌合を強 いられる際に別の段階のシーケンシャル接続が得られる。 図６を参照すると、図示のコネクタ２はストラドルマウント型の５０極の垂直 型プラグコネクタである。このコネクタ２は、溝内にポスト受容室１１及び接地 コンタクト１０を具備していない公知の相手コネクタ３と嵌合するので、公知の コネクタと後方互換性（ba ckwards compatible）がある。例えば、公知の相手コネクタは、ＡＭＰ社（米国 ペンシルバニア州ハリスバーグ）が販売する基板対基板用コネクタのＣＨＡＭＰ ．０５０シリーズ１垂直型レセプタクル、型番５−１７５４７５−６である。 図６の公知の相手コネクタ３は、後面５及び嵌合面６を有する絶縁ハウジング ４と、絶縁ハウジング４の後面５から嵌合面６まで貫通するコンタクト受容室内 を延びるコンタクト７とを具備する。更に、公知の相手コネクタ３は、後面５か ら突出して図示されていない回路基板と接続する、コンタクト７の後端の電気端 子部８を有する。ハウジング４の両端の１対の基板固定部（board lock）の各々 は、ハウジング４と一体の絶縁材製のサイロ（silo）２４に囲まれた導電性の保 持脚２５を有する。保持脚２５は、図示されていない回路基板の接地回路に接続 されためっきされた開口に取り付けられる際に、基板固定部を接地接続する。公 知の相手コネクタ３には、更に、図示されていないライトアングル型もある。同 様に、図１、図２及び図１０のコネクタ２には、接地コンタクト１０を受容する ポスト１２の代りに図示されていない基板固定部及び保持脚を有する、ストラド ルマウント型でないものもある。 図６において、プラグコネクタ２が公知のコネクタ３と嵌合するために位置合 せされると、ポスト１２は基板固定部のサイロ２４を跨ぐ。ポスト１２は、それ ぞれ基板固定部受容のための空間２６だけ嵌合面６から横方向に離間する。基板 固定部のサイロ２４は、各空間２６内に受容されるので、プラグコネクタ２及び 公知のコネクタ３の嵌合を可能にする。従って、２本のポスト１２は、コネクタ ２及び相手コネクタ３の嵌合の際、基板固定部のサイロ２４を跨ぐ 間隔で離間する。同様に、図１０に示されるライトアングル型のコネクタ３も、 それぞれ基板固定部受容空間２６だけ嵌合面６から横方向に離間するポスト１２ を有する。これら離間したポスト１２により、図示されていないライトアングル 型の公知コネクタ３の基板固定部を跨ぐことができる。また、同様に、図２及び 図７における各コネクタ３のポスト受容室１１も、基板固定部受容室２６だけ嵌 合面６から横方向に離間し、ポスト１２及び接地コンタクト１０の代りに図示さ れていない基板固定部のサイロを有する図１、図２及び図７のコネクタ３の基板 固定部のサイロを跨ぐ。従って、ポスト受容空間２６がコネクタに形成されてい るので、コネクタ３と図示されていない基板固定部のサイロを有するプラグコネ クタ２との嵌合が可能になる。 図２乃至図５、並びに図７乃至図１２を参照すると、コネクタ３において、接 地コンタクト１０の電気端子部１３は、基板固定部の導電性の保持脚２５と等間 隔で離間する。図２及び図７に示されるコネクタ３の各々は、図６に示される公 知のコネクタ３の基板固定部の保持脚が接続される回路基板上の同じフットプリ ント、即ち導電性領域のパターンを用いる。更に、後方互換を可能にするために 、コネクタ２の接地コンタクト１０は、図示されていない公知のコネクタ２の基 板固定部の保持脚２５と同じフットプリントを用いる。 請求の範囲 １．嵌合面を有する絶縁性のハウジング、それぞれサイロ内に固定された基板固 定部を有する相手電気コネクタの電気コンタクトと接続するために前記嵌合面に 向って延びる、前記ハウジング内に配置された電気コンタクト、及び前記ハウジ ングの両端に絶縁性のガイドポストを具備する電気コネクタにおいて、 互いに独立した導電性の接地コンタクトが、前記ガイドポストの凹部内に設け られ、前記ガイドポストの外側へ向く面に沿って延びると共に露出し、 前記ガイドポストが、各サイロ受容空間により前記嵌合面から横方向に離間す ることを特徴とする電気コネクタ。 ２．前記接地コンタクトに前記ハウジングから外方へ延びる電気端子部を設け、 該電気端子部と前記接地コンタクトの残余部分との間に前記電気コネクタの後方 互換性のために前記電気端子部をオフセットするオフセット部を設けたことを特 徴とする請求の範囲第１項記載の電気コネクタ。 ３．前記ガイドポストの先端が、内方に向って傾斜すると共に円弧状に形成され たことを特徴とする請求の範囲第１項記載の電気コネクタ。 ４．嵌合面に向って延びる電気コンタクト、及び両端に配置された絶縁性のガイ ドポストを有する第１コネクタと、 該第１コネクタの前記電気コンタクトと接続するために嵌合面に向って延びる 電気コンタクト、及びポスト受容室を有する相手コネクタとからなる電気コネク タ組立体において、 前記第１コネクタは、前記ガイドポストの凹部内に配置され、前 記ガイドポストの外側へ向く面に沿って延びると共に露出する、互いに独立した 第１接地コンタクトを有し、 前記相手コネクタは、前記ポスト受容室内に配置され、前記ポスト受容室内の 内方へ向く面に沿って延びると共に露出して前記両コネクタの嵌合の際に前記第 １接地コンタクトと係合する、互いに独立した第２接地コンタクトを有し、 前記ポスト受容室を画定するハウジングの端壁は、前記ガイドポストと係合す るために前記相手コネクタの前記嵌合面から突出し、 前記ポスト受容室内の前記第２接地コンタクトは、前記ガイドポスト内の前記 第１接地コンタクトと係合するために、前記相手コネクタの前記嵌合面を超えて 突出することを特徴とする電気コネクタ組立体。 ５．前記相手コネクタの前記電気コンタクトは、前記両コネクタの各々の接地コ ンタクト同士の係合に続いて前記第１コネクタの多数の前記電気コンタクトと係 合することを特徴とする請求の範囲第４項記載の電気コネクタ組立体。 【図２】 【図７】 【図８】 【図５】 【図９】 【図１２】 【図１０】

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．嵌合面を有する絶縁性のハウジング、複数の基板固定部を有する相手電気コ ネクタの電気コンタクトと接続するために前記嵌合面に向って延びる、前記ハウ ジング内に配置された電気コンタクト、前記ハウジングの複数の絶縁ポスト、及 び該絶縁ポストに沿って延びる導電性の接地コンタクトを具備する電気コネクタ であって、 前記複数のポストは、前記基板固定部をそれぞれ受容する空間により前記嵌合 面から横方向に離間し、 前記複数のポストは、前記嵌合面が前記相手電気コネクタと接続する際に前記 空間内に受容される前記複数の基板固定部を跨ぐことを特徴とする電気コネクタ 。 ２．前記複数のポストの表面が互いに離れる方向である外側に向き、前記接地コ ンタクトが前記ポストの前記表面に沿って延びていることを特徴とする請求の範 囲第１項記載の電気コネクタ。 ３．前記接地コンタクトに電気端子部を設け、該電気端子部と前記接地コンタク トの残余部分との間に前記電気コネクタの後方互換性のために前記電気端子部を オフセットするオフセット部を設けたことを特徴とする請求の範囲第１項記載の 電気コネクタ。 ４．前記ポストは、内方に向って傾斜すると共に円弧状に形成されたことを特徴 とする請求の範囲第１項記載の電気コネクタ。 ５．嵌合面に向って延びる電気コンタクト、整合ポスト、及び該整合ポストに沿 った第１接地コンタクトを有する第１電気コネクタと、 該第１電気コネクタの前記電気コンタクトと接続するために相手電気コネクタ の嵌合面に向って延びる電気コンタクトを有する前記相手電気コネクタとを具備 する電気コネクタ組立体において、 前記相手電気コネクタは、ポスト受容室と、該ポスト受容室内の第２接地コン タクトとを有し、 前記ポスト受容室は、前記ポストと係合するために前記相手電気ポストの前記 嵌合面を超えて突出し、 前記ポスト受容室内の前記第２接地コンタクトは、前記ポスト内の第１接地コ ンタクトと係合するために前記相手電気コネクタの前記嵌合面を超えて突出する ことを特徴とする電気コネクタ組立体。 ６．前記相手電気コネクタの前記電気コンタクトは、前記両コネクタの各々の接 地コンタクト同士の係合に続いて前記第１電気コネクタの多数の前記電気コンタ クトと係合することを特徴とする請求の範囲第５項記載の相手電気コネクタ。