JPH10506349A - 一連のミニコンテナーよりなる組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 一連のミニコンテナーと標準ＩＳＯコンテナーとよりなる組立体である。この組立体においては、ミニコンテナー（１）は、ＩＳＯコンテナー（２）のハウジングの内部に入れ得るように寸法が決められる。互いに上下に積み重ねられた２台のミニコンテナーがＩＳＯコンテナーの中に受け入れられることが好ましい。この配列では、ミニコンテナーの長さはＩＳＯコンテナーの内側の幅と等しい。

Description

【発明の詳細な説明】 一連のミニコンテナーよりなる組立体 本発明は、相互に連結可能であり、かつＩＳＯコンテナーの基本寸法を有する 部分に連結可能な複数のミニコンテナーを備えている組立体に関する。 この形式の組立体は、欧州特願０５９６７５５号に開示される。この出版物は 、標準ＩＳＯコンテナーの外側横断方向寸法と等しい長さを有するミニコンテナ ーを説明する。複数のこの形式のミニコンテナーを標準ＩＳＯ荷台上に横断方向 に置きかつ互いに連結することができる。この方法で、ミニコンテナーを、ＩＳ Ｏコンテナー用の通常の荷役装置を使用して取り扱い得るコンテナーブロックに するように組み立てることができる。この形式のミニコンテナーは、これを分配 場所において荷台から取り出すことができる。 この形式のコンテナーシステムは、例えば取引先が荷を取りに行くことが困難 な大都市における使用に特に魅力的であるが、ミニコンテが荷台上に比較的無防 備に配列されること、更にどんな場合でも一連のミニコンテナーの端のコンテナ ーがＩＳＯにより規定された諸要求に従わねばならないという問題がある。特定 のミニコンテナーが荷台の端に置かれるであろうということを常に保証すること はできないので、これは、実際上、総てのミニコンテナーの総てのコーナーがＩ ＳＯの諸要求に従わねばならないことを意味する。 これは、ミニコンテナーを比較的重い構造のものにしなければならず、費用が 増加することを意味する。 更に、欧州特願０５９６７５５号においては、ミニコンテナーの短い 方の側にドアを設けることが提案されている。これは、一連のコンテナーにする ように組み立てたとき、多数のドアが権限のない人達による干渉に曝されること を意味する。 不利な結果を防ぐためには、かかるドアのヒンジ及び鎖錠システムを比較的重 い構造にすることが必要であり、このため、かかるミニコンテナーの価格は更に 増加する。 最後に、ミニコンテナーの配列に使用される荷台は、この形式のミニコンテナ ーとの組合せにしか使用することができない。その他の考え得る用途はない。 本発明の目的は、ミニコンテナーにより大きな保護を与え、更により軽量構造 のものとすることができ、そしてこれによりミニコンテナーを受け入れる構造が ミニコンテナーとの組合せ以外での使用にも適する上述の組立体を提供すること である。 この目的は、前述の組立体の場合に、前記部分が完全なＩＳＯコンテナーを含 むこと及びミニコンテナーが前記ＩＳＯコンテナーの内部に入れられるような寸 法にされることにより達成される。 本発明によるミニコンテナーの積載容量は、ＩＳＯコンテナーの壁の存在のた め、欧州特願０５９６７５５号による積載容積よりいくらか少ないが、それにも かかわらず本発明によるミニコンテナーの使用は有利である。最終的に、この形 式のミニコンテナーは、比較的軽量構造のものとすることができる。これは、か かるミニコンテナーに対する購入費用だけでなく、かかるミニコンテナーが配列 されるＩＳＯコンテナーの輸送容量についても効果がある。ミニコンテナーはよ り大きいＩＳＯコンテナー内に囲われるので、ヒンジ及び鎖錠システムに関する 諸仕様が 厳格すぎることを必要としない。更に、ミニコンテナーを受け入れるＩＳＯコン テナーは他の目的にも使用することができる。 ２台の積み重ねられたミニコンテナーが標準ＩＳＯコンテナー内に受け入れら れるならば、空間の特に有効な使用が得られる。 各ミニコンテナーの幅員は標準ＩＳＯコンテナーの内側幅と等しいことが好ま しい。この方法で、標準ＩＳＯコンテナーの最適の積込みを提供できる。 欧州特願０５９６７５５号に説明された構造と比べ、ミニコンテの最大の面に 荷積み用のドアを配置することが提案される。この手段により最適の接近性が確 保される。同様に、ミニコンテナーを他のミニコンテナーの後方に重ねることに より関連のドアが自動的に閉鎖される。 標準ＩＳＯコンテナーは従来技術において明らかな適宜のＩＳＯコンテナーと することができるが、これは２０フィートコンテナーであることが好ましい。 かかるコンテナーは陸路及び水路により容易に輸送できる。 関連して、ミニコンテナーの構造は、かかる標準ＩＳＯコンテナー内に１０台 のかかるミニコンテナーを配列し得るようなものであることが好ましい。これは 、ミニコンテナーを上下に積み重ねる場合、標準ＩＳＯコンテナー長さ当たり５ 台のミニコンテナーを意味する。幅１２５cm、高さ１２５cmの２３０cmミニコン テナーを、上述の２０フィートコンテナーに入れることができる。 上述のミニコンテナーは、これをＩＳＯコンテナー用の従来技術で明らかな適 宜の方法で取り扱うことができる。これらは、例えば貨物自動車上に配列するこ と、クレーンで扱うことができ、また、例えばその他 の構造とは無関係に前記ミニコンテナーの格納のための持上げ用の脚手段を設け ることができる。 本発明は、図面に示された実施例を参照してより詳細に説明されるであろう。 図面において、 図１は本発明によるミニコンテナーの好ましい実施例の斜視図を示し、 図２は標準ＩＳＯコンテナーに入れられた複数の本発明によるミニコンテナー の部分的に暴露された斜視図を示し、そして 図３は貨物自動車におけるミニコンテナーの使用を示す。 図１において、本発明によるミニコンテナーは、１によってその全体が示され る。このミニコンテナーは、内部に荷物を入れるためのハウジングを定める複数 の周囲壁を備える。 周囲壁の少なくも１個にドア３が設けられる。ミニコンテナーのコーナーには 、これらをシャシーに、及び他の（ミニ）コンテナーに連結するために連結具が 設けられる。これはより詳細には定められない。 図１による実施例においては脚４が設けられる。これらの脚は適宜の方法で折 畳み不可能／伸長可能であり、このため、本発明によるミニコンテナーをいずれ の場所にも独立して置くことができる。 図２は標準ＩＳＯコンテナー２を示す。図１に示されたミニコンテナー１は、 この形式のＩＳＯコンテナー内に前記ミニコンテナーを横向きに入れ得るような 寸法にされる。これに関連して、かかるミニコンテナーは、２台が互いに上下に 積み重ねられることが好ましい。ミニコンテナーは、選択的に、相互に、又は標 準ＩＳＯコンテナーの床に連結することができる。 図３は荷台８の設けられた貨物自動車７を示す。本発明によるミニコ ンテナー１はこの荷台８上に配置される。 本発明は好ましい実施例を参照し以上説明されたが、本発明の範囲を越えるこ となくこれに多くの変更をなし得ることを理解すべきである。 例えば、図２は、横断方向にある５台のミニコンテナーが、１台の標準ＩＳＯ コンテナーの長さにどのようにして対応するかを示す。もちろん、この台数は、 多くすることも少なくすることも可能であり、また標準コンテナー内にミニコン テナーを長手方向で適合させるように長手方向にミニコンテナーを設計すること もできる。また、ミニコンテナーの他方の側にドアを設けることも可能である。 更に、異なった寸法のミニコンテナーをＩＳＯコンテナーの内側に入れること ができる。これに関連して、例えば、あるミニコンテナーを他のミニコンテナー の半分の寸法にすることもできる。 これら及びその他の変更例は本発明の範囲内にあると考えられる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９６年９月３０日 【補正内容】 請求の範囲 １．少なくも２個の長方形のミニコンテナー（１）及び積荷面を備えた組立体 において、ミニコンテナーは、これを相互に及び前記積荷面に結合することがで き、積荷面はＩＳＯコンテナーの基本寸法を有し、前記ミニコンテナーが前記積 荷面の幅に実質的に相当する長さを有する前記組立体であって、積荷面は完全な ＩＳＯコンテナーに部分であり、壁と床とを有し、更に前記ミニコンテナーの長 さが実質的に前記ＩＳＯコンテナーの内側の幅に相当し、かつ前記ＩＳＯコンテ ナーの内側高さのほぼ半分の高さを有することを特徴とする組立体。 ２．各ミニコンテナーは、少なくもその長手方向の面に少なくも１個のドア（ ３）が設けられる請求項１による組立体。 ３．各ミニコンテナーに、荷台に連結するための連結用手段（５）が設けられ る先行請求項の一つによる組立体。 ４．各ミニコンテナーはその屋根に連結用手段（５）が設けられる先行請求項 の一つによる組立体。 ５．ミニコンテナーは、１０台のミニコンテナーをＩＳＯコンテに入れ得るよ うな寸法にされる先行請求項の一つによる組立体。 ６．各ミニコンテナーに持上げ用の脚手段（４）が設けられる先行請求項の一 つによる組立体。 ７．先行請求項の一つによる組立体に使用されるミニコンテナー。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，Ｍ Ｋ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ， ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 コスター， ルデイ・ヘンドリク・ゲラル ト オランダ・エヌエル−1103アールエヌ ア ムステルダム・ゲールデインクホフ672

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．相互に連結可能であり、かつＩＳＯコンテナーの基本寸法を有する部分に 連結可能な複数のミニコンテナー（１）よりなる組立体であって、 前記部分が完全なＩＳＯコンテナーよりなること、及びミニコンテナーが前記 ＩＳＯコンテナー（２）の内側内に受け入れられるような寸法にされることを特 徴とする組立体。 ２．ミニコンテナーの高さがＩＳＯコンテナーの内側高さのほぼ半分である請 求項１による組立体。 ３．各ミニコンテナーの長さが標準ＩＳＯコンテナーの内側の幅に等しい先行 請求項の一つによる組立体。 ４．各ミニコンテナーは、少なくもその長手方向の面に少なくも１個のドア（ ３）が設けられる先行請求項の一つによる組立体。 ５．各ミニコンテナーに、荷台に連結するための連結用手段（５）が設けられ る先行請求項の一つによる組立体。 ６．標準ＩＳＯコンテナーが２０フィートコンテナーである先行請求項の一つ による組立体。 ７．ミニコンテナーは、１０台のミニコンテナーがＩＳＯコンテナー内に受け 入れ可能なように寸法が決められる請求項６による組立体。 ８．各ミニコンテナーに持上げ用の脚手段（４）が設けられる先行請求項の一 つによる組立体。 ９．先行請求項の一つによるミニコンテナー。