JPH1050594A - 位置合わせ装置及びそれを用いた投影露光装置 - Google Patents

位置合わせ装置及びそれを用いた投影露光装置

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JPH1050594A
JPH1050594A JP8220343A JP22034396A JPH1050594A JP H1050594 A JPH1050594 A JP H1050594A JP 8220343 A JP8220343 A JP 8220343A JP 22034396 A JP22034396 A JP 22034396A JP H1050594 A JPH1050594 A JP H1050594A
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light
wafer
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axis
alignment mark
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JP8220343A
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Hideki Ine
秀樹 稲
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Canon Inc
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レチクルとウエハーとの相対的な位置合わせ
を高精度に行うことのできる位置合わせ装置及びそれを
用いた投影露光装置を得ること。 【解決手段】 第1物体と第2物体との相対的な位置合
わせを該第2物体面上のアライメントマークの所定面上
における位置情報をアライメント検出手段で検出するこ
とによって行う位置合わせ装置において、光源からの光
束を光分割手段で少なくとも2つの光束に分割し、その
うち一方の光束を軸反転手段で軸反転させた後に光重合
手段で他方の光束に重ね合わせ、該重ね合わせた光束で
該アライメントマークを照明していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は位置合わせ装置及び
それを用いた投影露光装置に関し、特に半導体製造用の
露光装置において第1物体としてのマスク面やレチクル
面(以下「レチクル面」という。)上に形成されている
IC,LSI等の微細な電子回路パターンを第2物体と
してのウエハーに投影する際の双方の相対的な位置合わ
せ(アライメント)を行う際に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より半導体製造用の投影露光装置に
おいては、集積回路の高密度化に伴いレチクル面上の回
路パターンをウエハー面上に高い解像力で投影露光でき
ることが要求されている。回路パターンの投影解像力を
向上させる方法としては、例えば露光光の波長を固定に
して投影光学系のNAを大きくする方法や露光波長をg
線からi線へと短波長の光束を用い、又はエキシマレー
ザーから発振される波長248nm,193nm等の短
波長の光を用いる方法等が多くとられている。
【0003】一方、回路パターンの微細化に伴い電子回
路パターンの形成されているレチクルやマスクとウエハ
ーを高精度にアライメントすることが要求されてきてい
る。レチクルとウエハーの位置合わせを行う際にウエハ
ー面上に塗布されたレジストを感光させる光(露光光)
と感光させない光(以下「非露光光」という。)、例え
ばHe−Neレーザーからの波長633nmの光を用い
る方法がある。
【0004】本出願人は非露光光を用いた位置合わせ装
置と、例えば特開昭63−32303号公報や、特開平
2−130908号公報等で提案している。
【0005】一方、ウエハー面上のアライメントマーク
の位置情報の検出方法としては、アライメントマークの
像をアライメント検出手段で撮像手段(CCDカメラ
等)面上に形成し、該アライメントマーク像を画像処理
することによって所定位置からのずれ量を検出する方法
が多く用いられている。
【0006】例えば本出願人は特開平3−61802号
公報で非露光光を用い、かつ投影レンズ系を通す方式、
所謂非露光光TTL方式を利用してウエハー面上のアラ
イメントマーク(ウエハーマーク)の光学像をCCDカ
メラ等の撮像素子上に結像し、該撮像素子から得られる
画像情報を処理してウエハーマークの位置を検出してア
ライメントを行った観察装置を提案している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般にウエハー面上に
設けたアライメントマークの位置情報を観察手段で観察
し、そのアライメントマークの位置情報を検出手段で検
出して、ウエハーとレチクル(又は観察手段の基準点)
との位置合わせを高精度に行うにはウエハー面上のアラ
イメントマークを均一な照度分布で照明することが重要
になってくる。アライメントマークの照明分布が不均一
になるとアライメントマーク像の所定面上(CCD面
上)における位置情報の高精度な検出が難しくなり、そ
の結果、位置合わせ精度が低下してくる。
【0008】本発明は、照明光学系の構成を適切に設定
することによってウエハー面上のアライメントマークの
照明を均一に行い、アライメントマークの所定面上にお
ける位置情報の検出を高精度に行い、レチクルとウエハ
ーとを高精度に位置合わせすることのできる半導体素子
製造に好適な位置合わせ装置及びそれを用いた投影露光
装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の位置合わせ装置
は、 (1-1) 第1物体と第2物体との相対的な位置合わせを該
第2物体面上のアライメントマークの所定面上における
位置情報をアライメント検出手段で検出することによっ
て行う位置合わせ装置において、光源からの光束を光分
割手段で少なくとも2つの光束に分割し、そのうち一方
の光束を軸反転手段で軸反転させた後に光重合手段で他
方の光束に重ね合わせ、該重ね合わせた光束で該アライ
メントマークを照明していることを特徴としている。
【0010】特に、(1-1-1) 前記軸反転手段はイメージ
ロテータを含んでいることを特徴としている。
【0011】(1-2) 第1物体と第2物体との相対的な位
置合わせを該第2物体面上のアライメントマークの所定
面上における位置情報をアライメント検出手段で検出す
ることによって行う位置合わせ装置において、光源から
の光束を第1光分割手段で少なくとも2つの光束に分割
し、そのうち一方の光束を第1軸反転手段で軸反転させ
た後に第1光重合手段で他方の光束に重ね合わせ、該重
ね合わせた光束を第2光分割手段で少なくとも2つの光
束に分割し、そのうち一方の光束を第2軸反転手段で該
第1軸反転手段での軸反転と直交する方向に軸反転させ
た後に第2光重合手段で他方の光束に重ね合わせ、該重
ね合わせた光束で該アライメントマークを照明している
ことを特徴としている。
【0012】特に、(1-2-1) 前記軸反転手段はイメージ
ロテータを含んでいることを特徴としている。
【0013】本発明の投影露光装置は、 (2-1) 構成要件(1-1) 又は (1-2)の位置合わせ装置を用
いて第1物体と第2物体との相対的な位置合わせを行っ
た後に、該第1物体面上のパターンを投影光学系により
第2物体面上に投影露光していることを特徴としてい
る。
【0014】本発明のデバイスの製造方法は、 (3-1) 構成要件(1-1) 又は(1-2) の位置合わせ装置を用
いてレチクルとウエハーとの相対的な位置合わせを行っ
た後に該レチクル面上のパターンをウエハー面上に投影
露光した後に該ウエハーを現像処理工程を介してデバイ
スを製造していることを特徴としている。
【0015】(3-2) 構成要件(2-1) の投影露光装置を用
いてレチクルとウエハーとの相対的な位置合わせを行っ
た後に該レチクル面上のパターンをウエハー面上に投影
露光した後に該ウエハーを現像処理工程を介してデバイ
スを製造していることを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態1の要部
概略図である。同図はウエハー(第2物体)上に塗布し
たレジストを感光させない光(以下「非露光光」とい
う。)、例えばHe−Neレーザーからの633nmの
波長の光やハロゲンランプからの光を波長590nm〜
660nmの透過フィルターで制限した光等を用いて投
影レンズ(投影光学系)を介し(TTL方式)、ウエハ
ー上のアライメントターゲット(アライメントマーク)
を検出する位置合わせ装置を投影露光装置に適用したと
きの要部概略図を示している。
【0017】同図において、4は照明系であり、露光光
で回路パターンが形成されているレチクル(第1物体)
3を照明している。投影レンズ(投影光学系)2はレチ
クル3面上の回路パターンをウエハー1面上に1/10
又は1/5に縮小投影している。1aはウエハー1面上
のアライメントマークである。
【0018】次にアライメントマーク1aの位置情報を
検出し、レチクル3又は観察手段(位置合わせ顕微鏡)
との相対的な位置合わせ(アライメント)を行う方法に
ついて説明する。
【0019】70はアライメントマーク検出手段として
の位置合わせ顕微鏡(顕微鏡)であり、ウエハー1面上
のアライメントマーク1aの投影光学系2の光軸と垂直
面内(X,Y面内)での位置情報を検出している。
【0020】本実施形態における位置合わせ顕微鏡70
では、ウエハー1面上の1方向(例えばY方向)のアラ
イメントマーク1aを検出している。図示していない
が、この直交方向(X方向)を検出する、位置合わせ顕
微鏡も同様に設けられており、これらによってX,Y方
向の計測を可能としている。
【0021】次にアライメント検出手段である位置合わ
せ顕微鏡70の構成要素を説明する。
【0022】光源5からの光束はファイバー14を介し
て後述するケーラー照明を利用した照明光学系71を介
して均一性の良い照明光束(円偏光)として偏光ビーム
スプリッタ72に入射している。偏光ビームスプリッタ
72で照明した光束(P偏光)はリレーレンズ73,λ
/4板74を通り円偏光となり、対物レンズ75,色収
差補正系76,ミラー80を介して縮小型の投影レンズ
2を経てウエハー1上にあるアライメントマーク1aを
照明する。
【0023】ウエハー1上のアライメントマーク1aに
よって反射した信号光は、再び順に投影レンズ2,ミラ
ー80,色収差補正系76,対物レンズ75,λ/4板
74を通りS偏光となり、リレーレンズ73を経て偏光
ビームスプリッタ72に入射する。
【0024】偏光ビームスプリッタ72に入射した信号
光(S偏光)は偏光ビームスプリッタ72を透過し、ミ
ラー77,エレクターレンズ78を経て撮像素子,例え
ばCCDカメラ79の撮像面79aに入射し、その面上
にウエハー1上のアライメントマーク1aの像を結像す
る。
【0025】CCDカメラ79からのアライメントマー
ク像に基づく画像信号を回線を通じコンピューター(演
算手段)61に入力している。コンピューター61はア
ライメントマーク像の位置情報を計測している。このと
きアライメントマーク1aの位置を顕微鏡70内にある
基準マーク(不図示)との相対ずれ量として計測してい
る。
【0026】ウエハー1はウエハーチャック21上に載
置されている。ウエハーチャック21はθ−Zステージ
(駆動手段)22上に載置され、ウエハー1をチャック
表面に吸着することにより、各種振動に対しウエハー1
の位置がずれないようにしている。θ−Zステージ22
はチルトステージ23上に載置され、ウエハー1をフォ
ーカス方向(投影レンズ2の光軸方向)に上下動させて
いる。
【0027】チルトステージ23はXYステージ24上
に載置され、ウエハー1の反りを投影レンズ2の像面に
対し、最小になるように補正している。又チルトステー
ジ23独自でフォーカス方向に駆動することも可能とな
っている。チルトステージ23上に載置したバーミラー
7とレーザー干渉計8によりXYステージ24の駆動量
をモニターしている。レーザー干渉計8は回線を通じコ
ンピューター6に駆動量に関する計測値を転送してい
る。
【0028】本実施形態ではレチクル3とウエハー1と
の位置合わせ方法としては、精度及びスループットの面
からグローバルアライメントを用いている。即ちウエハ
ー1内の数ショットのアライメントマークを計測し、シ
ョットの配列格子の倍率、直交度を求め、その算出した
配列格子に基づきXYステージ24を駆動し、レチクル
3面上のパターンをウエハー1上に逐次露光していく方
法を用いている。
【0029】尚、上記アライメントシーケンスは、グロ
ーバルアライメントについて述べてきたが、本発明はそ
れに限定する必要はなく、例えばダイバイダイアライメ
ントにおいても、本発明の効果を適用できる。又、上記
までのアライメント方式の説明にTTLオフアキスアラ
イメント方式で説明を行ってきたが、本発明はそれに限
定する必要はなく、例えばTTLオンアキスアライメン
ト方式やNON−TTLオフアキスアライメント方式に
おいても同じように適用できる。
【0030】次に図1に示す入射光束を2分割し、その
うちの一方の光束を1方向に軸反転してから、他方の光
束と合成して均一性の良い照明光束を得る為の照明光学
系71の構成及びその作用効果について説明する。
【0031】図2は照明光学系71の拡大説明図であ
る。図2において光源5からの光束はファイバー14に
導光している。ファイバー14の出射面14bから射出
した光束は、レンズ40と後述する各種の部材を介して
2分割した後、合成してレンズ47によって開口絞りA
S2にファイバー14の出射面4bの像を作成してい
る。
【0032】まずレンズ40を透過した光束は偏光ビー
ムスプリッタ(第1光分割手段)41aに入射し、s偏
光光42sとp偏光光42pとの2つの光束に分離して
いる。このうちs偏光光42sはミラーM1を介して第
1軸反転手段としてのイメージロテータ43で1方向の
みを回転して、λ/4板45sを介して第1重合手段と
しての偏光ビームスプリッタ41bに入射している。
【0033】一方、p偏光光42pはイメージロテータ
43の光路長と同じ光路長を有する光路長補正板44を
透過してミラーM2,λ/2板45pを介して偏光ビー
ムスプリッタ41bに入射している。
【0034】偏光ビームスプリッタ41bの前方光路中
に2つのλ/2板45s,45pを配置して、s偏光光
42sとp偏光光42pの光量が同じとなるように調整
可能としている。偏光ビームスプリッタ41bを透過し
たp偏光光42pと反射したs偏光光42sをλ/4板
46を介して、s偏光光42sとp偏光光42pを円偏
光の状態に変更している。そしてレンズ47で集光して
開口絞りAS2にファイバー14の出射面41bの像を
形成している。
【0035】図3は図2に示すイメージロテータ43の
説明図である。同図は入射光束Laのうち1方向のみ方
向が反転した状態を示している。図3では、入射光束L
aのうちX方向のみに反転し、Y方向には、反転してい
ない状態を示している。
【0036】図2においては、アライメントする方向
を、例えばX方向のみといった、1方向のみの検出系に
本発明を実施した場合を示しており、その方向は図2中
の開口絞りAS2の紙面と垂直方向を、アライメント計
測する方向としている。その為イメージロテータ43の
反転方向は、紙面に垂直方向(X方向)で、図3では図
2中に示した、Vの方向から観察した状態を示してい
る。
【0037】次に図4を用いて本実施形態の照明光学系
71による光学的作用について説明する。図4は図1の
構成での瞳面での強度分布の説明図である。図4(A)
はファイバー14の出射面14bでの強度分布の説明
図、図4(B)は偏光ビームスプリッタ41aで二分割
された後の瞳面での強度分布の説明図、図4(C)は1
方向に反転した瞳面での強度分布の説明図、図4(D)
は偏光ビームスプリッタ41bで合成された後の瞳面で
の強度分布の説明図である。
【0038】図4(A)〜(D)においては、瞳面上で
の数値が大きい程、その位置での強度が強いことを示し
ている。図4(A)の矢印方向を検出系の回折光方向と
すると、Y軸方向の強度の線対称性が検出系の均一性を
表すことになる。実際の図4(A)では、強度の90と
70,10と50,80と40の差が均一性となり、こ
の例ではかなり非対象で、均一性の悪い強度分布を表し
ている。
【0039】図4(B)は図2の偏光ビームスプリッタ
41aで2つの光束に分割した時の強度分布を示してい
る。今、光学系の特性、例えば反射防止コーティングや
偏光ビームスプリッタの特性や硝材の吸収の無い理想的
な場合について図4(B)〜図4(D)について述べ
る。図4(B)の値は、図4(A)の値を半分としたも
のである。
【0040】図4(C)は、イメージロテータ43で計
測方向のみ反転した強度分布を示している。図4(D)
は偏光ビームスプリッタ41bで合成した強度分布を示
している。この値は、図4(B)と図4(C)の和の値
となり、計測方向に対して線対称な、非常に均一性の良
い照明状態を可能としている。
【0041】以上の説明のように、本実施形態では照明
光を一度、2光束に分割し、その1つの光束に対して1
方向に軸反転してから2光束を合成することにより、図
4(A)の強度分布のような、光学性能の悪いファイバ
ーを使用しても、図4(D)に示すような非常に均一性
の良い照明状態を得ている。
【0042】本実施形態では、光学部品の特性に高精度
のものや専用のホログラム等の高価な光学部品を必要と
しないで、これによって高精度な位置合わせが可能なア
ライメント検出系を達成している。
【0043】図5は本発明の実施形態2に係る位置合わ
せ顕微鏡の一要素を構成する照明光学系の要部概略図で
ある。先の実施形態1では一つのアライメント検出系で
ある位置合わせ顕微鏡で、1方向のみ検出する(例えば
Y方向のみ位置検出すること)場合について説明した。
【0044】本実施形態では同じ原理により、1つの位
置合わせ顕微鏡で、2方向の検出(X方向とY方向の位
置検出)を行っている。
【0045】図5は図1に示す照明光学系71を2つ直
列的に配置した状態を示しており、71a,71bは各
々照明光学系である。照明光学系71a,71bは各々
図1の照明光学系71と略同じ構成より成っている。
【0046】図5ではファイバー14bから開口絞りA
S3までの照明光学系の一部を示しており、2つの照明
光学系71a,71bに分けている。前方の照明光学系
71aは、前述の図2で示した構成と同一であり、後方
の照明光学系71bと前方の照明光学系71aとの差は
イメージロテータ43X,53Yの姿勢の差だけであ
る。
【0047】第1軸反転手段としてのイメージロテータ
43Xは、紙面に垂直方向を反転するもので、その重ね
合わせ状態を図6(A)に、第2軸反転手段としてのイ
メージロテータ43Yは、紙面内の方向を反転するもの
で、その重ね合わせ状態を図6(B)に示している。
【0048】尚、図5において51aは第2光分割手
段、51は第2光重合手段、54は光路長補正板、55
s,55pはλ/2板、56はλ/4板、57はレンズ
を各々示している。
【0049】本実施形態ではこのようにイメージロテー
タを2つ異なる方向に配置している。これによって瞳面
の強度分布を開口絞りAS2での強度分布が図4(D)
で示すような、Y軸対称のものから開口絞りAS3での
強度分布が図8で示すように両方の軸に対して対称な強
度分布にしている。
【0050】又、1つの位置合わせ顕微鏡で、2方向の
検出(X方向とY方向の位置検出)が可能となる場合
に、図7(A)で示すようにイメージロテータ43R
を、受光する撮像素子の積分時間内に、少なくとも1回
転以上することで、図7(B)のように瞳面が回転する
ことで、二次元的に均一とすることも可能である。
【0051】次に上記説明した投影露光装置を利用した
半導体デバイスの製造方法の実施形態を説明する。
【0052】図9は半導体デバイス(ICやLSI等の
半導体チップ、或は液晶パネルやCCD等)の製造のフ
ローチャートである。
【0053】本実施例においてステップ1(回路設計)
では半導体デバイスの回路設計を行なう。ステップ2
(マスク製作)では設計した回路パターンを形成したマ
スクを製作する。
【0054】一方、ステップ3(ウエハー製造)ではシ
リコン等の材料を用いてウエハーを製造する。ステップ
4(ウエハープロセス)は前工程と呼ばれ、前記用意し
たマスクとウエハーを用いてリソグラフィ技術によって
ウエハー上に実際の回路を形成する。
【0055】次のステップ5(組立)は後工程と呼ば
れ、ステップ4によって作製されたウエハーを用いて半
導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイ
シング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ
封入)等の工程を含む。
【0056】ステップ6(検査)ではステップ5で作製
された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト
等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0057】図10は上記ステップ4のウエハープロセ
スの詳細なフローチャートである。まずステップ11
(酸化)ではウエハーの表面を酸化させる。ステップ1
2(CVD)ではウエハー表面に絶縁膜を形成する。
【0058】ステップ13(電極形成)ではウエハー上
に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン
打込み)ではウエハーにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハーに感光剤を塗布する。
ステップ16(露光)では前記説明した露光装置によっ
てマスクの回路パターンをウエハーに焼付露光する。
【0059】ステップ17(現像)では露光したウエハ
ーを現像する。ステップ18(エッチング)では現像し
たレジスト以外の部分を削り取る。ステップ19(レジ
スト剥離)ではエッチングがすんで不要となったレジス
トを取り除く。これらのステップを繰り返し行なうこと
によってウエハー上に多重に回路パターンが形成され
る。
【0060】尚本実施形態の製造方法を用いれば高集積
度の半導体デバイスを容易に製造することができる。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、照明光学系の構成を適
切に設定することによってウエハー面上のアライメント
マークの照明を均一に行い、アライメントマークの所定
面上における位置情報の検出を高精度に行い、レチクル
とウエハーとを高精度に位置合わせすることのできる半
導体素子製造に好適な位置合わせ装置及びそれを用いた
投影露光装置を達成することができる。
【0062】特に本発明によればアライメントマークを
均一に照明する為の照明光学系に高精度な光学部品や専
用のホログラム等の高価な光学部品を必要とせずに、高
精度にウエハーの位置合わせが可能となるアライメント
検出光学系を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の要部概略図
【図2】図1の一部分の拡大説明図
【図3】図1の軸反転手段(イメージロテータ)の説明
【図4】図1の瞳面上での強度分布の説明図
【図5】本発明の実施形態2の一部分の要部概略図
【図6】本発明の実施形態2における光束の反転状態を
示す説明図
【図7】図5の一部分の拡大説明図
【図8】図6の瞳面での強度分布の説明図
【図9】本発明の半導体デバイスの製造方法のフローチ
ャート
【図10】本発明の半導体デバイスの製造方法のフロー
チャート
【符号の説明】
1 ウエハー 1a アライメントマーク 2 縮小投影光学系 3 レチクル 4 露光用照明光学系 14 ファイバー 21 ウエハーチャック 22 θ−Zステージ 23 チルトステージ 24 XYステージ 40,47,50,57 レンズ 41a,41b,51a,51b 偏光ビームスプリ
ッタ 42s,52s s偏光光 42p,52p p偏光光 43,43X,53,53Y イメージロテータ 44,54 光路長補正板 45s,45p,55s,55p λ/2板 46,56 λ/4板 70 位置合わせ顕微鏡 71(71a,71b) 照明光学系 72 偏光ビームスプリッタ 73 リレーレンズ 74 λ/4板 75 対物レンズ 76 色収差補正系 77,80 ミラー 79 CCDカメラ AS2,AS3 開口絞り

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1物体と第2物体との相対的な位置合
    わせを該第2物体面上のアライメントマークの所定面上
    における位置情報をアライメント検出手段で検出するこ
    とによって行う位置合わせ装置において、光源からの光
    束を光分割手段で少なくとも2つの光束に分割し、その
    うち一方の光束を軸反転手段で軸反転させた後に光重合
    手段で他方の光束に重ね合わせ、該重ね合わせた光束で
    該アライメントマークを照明していることを特徴とする
    位置合わせ装置。
  2. 【請求項2】 前記軸反転手段はイメージロテータを含
    んでいることを特徴とする請求項1の位置合わせ装置。
  3. 【請求項3】 第1物体と第2物体との相対的な位置合
    わせを該第2物体面上のアライメントマークの所定面上
    における位置情報をアライメント検出手段で検出するこ
    とによって行う位置合わせ装置において、光源からの光
    束を第1光分割手段で少なくとも2つの光束に分割し、
    そのうち一方の光束を第1軸反転手段で軸反転させた後
    に第1光重合手段で他方の光束に重ね合わせ、該重ね合
    わせた光束を第2光分割手段で少なくとも2つの光束に
    分割し、そのうち一方の光束を第2軸反転手段で該第1
    軸反転手段での軸反転と直交する方向に軸反転させた後
    に第2光重合手段で他方の光束に重ね合わせ、該重ね合
    わせた光束で該アライメントマークを照明していること
    を特徴とする位置合わせ装置。
  4. 【請求項4】 前記軸反転手段はイメージロテータを含
    んでいることを特徴とする請求項3の位置合わせ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか1項記載の位
    置合わせ装置を用いて第1物体と第2物体との相対的な
    位置合わせを行った後に、該第1物体面上のパターンを
    投影光学系により第2物体面上に投影露光していること
    を特徴とする投影露光装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から4のいずれか1項記載の位
    置合わせ装置を用いてレチクルとウエハーとの相対的な
    位置合わせを行った後に該レチクル面上のパターンをウ
    エハー面上に投影露光した後に該ウエハーを現像処理工
    程を介してデバイスを製造していることを特徴とするデ
    バイスの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項5の投影露光装置を用いてレチク
    ルとウエハーとの相対的な位置合わせを行った後に該レ
    チクル面上のパターンをウエハー面上に投影露光した後
    に該ウエハーを現像処理工程を介してデバイスを製造し
    ていることを特徴とするデバイスの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101893825A (zh) * 2009-04-09 2010-11-24 Asml控股股份有限公司 可调谐波长的照射***

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