JPH1049272A - ブラインド操作が容易なキーボード - Google Patents

ブラインド操作が容易なキーボード

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JPH1049272A
JPH1049272A JP8238302A JP23830296A JPH1049272A JP H1049272 A JPH1049272 A JP H1049272A JP 8238302 A JP8238302 A JP 8238302A JP 23830296 A JP23830296 A JP 23830296A JP H1049272 A JPH1049272 A JP H1049272A
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input key
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Hozumi Nishie
穂積 西江
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力記号を入力するキーボードにおいて、複
方向操作入力キーによって、それの操作方向の法則性に
導かれて複数の入力記号を選択できるようにしたもので
ある。 【構成】 複数の異なる方向へ操作することによって、
その方向のそれぞれに照応する入力記号を入力できる複
方向操作入力キーを配置したことを特徴とするブライン
ド操作が容易なキーボード。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話端末機、電子卓上
計算機、電子手帳、ワードプロセッサー、コンピュータ
ー、ラベルワープロ、その他の機器類における入力記号
を入力するキーを備えたキーボードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術の説明にあたり、本明細書の
中の用語を次に定義する。 『入力記号』というとき、数や言語を表記するときに
用いられる最小単位の字または記号をさし、本発明の利
用分野のキーボードにおいては操作すべき入力キーを識
別するために用いられているものである。具体的には、
以下の〜の数字、文字、数記号または文章記号によ
って構成される。 『数字』というとき、入力記号のうち、10進法の表
記において用いられる最小単位の数字をさし、具体的に
は1,2,3,4,5,6,7,8,9および0の各数
字がこれに該当する。 『文字』というとき、入力記号のうち、各種言語を表
記するときに用いられる最小単位の文字をさし、例え
ば、「平仮名、片仮名、アルファベット」等の1字1字
がこれに該当する。 『数記号』というとき、入力記号のうち、主として数
と関連して表記される最小単位の記号をさし、例えば、
「+,−,×,÷,=,(,{,≧,>,√,%,¥,
m,m」等の各記号がこれに該当する。 『文章記号』というとき、入力記号のうち、主として
各種言語の文章の文字と関連して表記される最小単位の
記号をさし、例えば、日本語文章での「句点、読点、鉤
括弧」等や英語文章での「ピリオド、コンマ、コロン、
アポストロフィー、エクスクラメーションマーク、クェ
ッションマーク」等の各記号がこれに該当する。 『操作キー』というとき、本発明の利用分野の機器類
のキーボードにおいて、この機器類を操作するためのキ
ーをさす。 『入力キー』というとき、操作キーのうち、入力記号
を入力するために用いられるキーをさす。 『制御キー』というとき、操作キーのうち、入力記号
を入力する以外のために用いられるキーをさす。ただ
し、本明細書の中で「入力キー」または「制御キー」と
いっていても必ずしもこのどちらかの専用キーであると
は限らず、複数の方向へ操作するキーを用いることによ
って、また、シフト制御キーを用いることによって、
「入力キー」とはいっていても入力記号を入力する以外
のためにも、「制御キー」とはいっていても入力記号を
入力するためにも用いられる場合があることを注釈して
おく。 『シフト制御キー』というとき、同じ入力キーの同じ
方向への操作であっても、複数の入力記号を選別して入
力できるようにするために操作する制御キーをさす。通
常は、入力キーが作用する入力接点の1つを複数の入力
記号の入力接点として機能させるために、入力キーの操
作に先行して操作する制御キーと言い換えることができ
る。なお、シフト制御キーは、入力記号の切り替えだけ
でなく、1つの操作キーを入力キーと制御キーとの切り
替えのために用いる場合もありうることを注釈してお
く。また、実際のキーボードの例においては、「シフ
ト」と表記されたキーに限らず、その機能を有するもの
をすべて含む。 ▲10▼シフト制御キーの操作をするとキーボードにお
ける入力可能な状態の入力記号群が入れ替わるが、『シ
フト区分』というとき、この入れ替わる入力記号群の区
分をさす。
【0003】本発明の利用分野の従来のキーボードは、
これが備える各入力キーを、1つの入力記号を入力す
るために専用するか、またはシフト区分の切り替え操
作を行うシフト制御キーを備えて複数の入力記号を入力
するために共用しているが、いずれの場合も操作する方
向が1方向である入力キー(以下「単方向操作入力キ
ー」という。)を備えているところが共通している。こ
の単方向操作入力キーは、通常、機台に垂設した各入力
キーを機台に対して垂直方向に押圧操作することによっ
て各1つの入力接点に作用させる方式のものである。
のキーボードの場合は、これが扱う入力記号と同数の入
力キーが必要となり、入力キーを検索する難易度はこの
単方向操作入力キーの数、すなわちキーボードが扱う入
力記号の数に比例することになる。のキーボードの場
合は、キーボードに備える入力キーの数はそのキーボー
ドが扱う入力記号の数に対して少ないものの、シフト制
御キーによってシフト区分が切り替わる度に新たに入力
可能となる入力記号群に照応する入力キーの配置の中か
ら目的の入力記号に照応する入力キーを検索する必要が
あり、入力キーを検索する難易度はと同様、キーボー
ドが扱う入力記号の数に比例することになる。の場
合、シフト制御キーの検索作業が余分に必要となるもの
の、を通じ、概していえることは、「単方向操作入
キーの検索の難易度は、キーボードが扱う入力記号の数
に比例する」ということになる。
【0004】(1)本発明の利用分野の機器類のキーボ
ードを用いてよく行われる作業に、例えば、電話帳、数
値表や文章原稿などの紙面等に掲載されている入力記
号、すなわち数字、数記号、文字または文章記号に基づ
いて入力するという作業がある。この作業は、紙面等に
掲載されている入力記号のある程度の分量をまとめて読
み取ってこれを一時的に記憶して、入力キーに視点を移
して、これを入力して、再度紙面等に視点を移すという
手順を繰り返す。この場合、読み取って記憶できる分量
が多ければ視点移動の回数も少なくてすむのであるが、
正確性と迅速性が要求されることから、あまり多くの分
量は望めず、頻繁な視点移動を伴う繁雑な作業となって
いた。この入力作業の中でも、集計計算や電話番号とい
った数の入力作業と文章の入力作業とを比較してみる
と、文や文節には脈絡があるため、ある程度の分量を内
容的に読み取って記憶することができるのに対し、集計
数値や電話番号といった数は単純羅列の場合がほとんど
であり、その分量はかなり少なくなる。したがって、数
字の入力作業が特に頻繁な視点移動を伴う繁雑な作業と
なっていた。このことは、人が数字を記憶することが苦
手であることを補うために、数を言語に置き換える語呂
合わせの手法があることからも明らかで、迅速性を求め
られる入力作業にこの手法を採れないことも明らかであ
る。 (2)本発明の利用分野の機器類のキーボードを用いて
よく行われる作業には、紙面等に掲載されたものではな
く自らの思考や記憶による表現や演算、電話の呼び出し
等(以下、「思考表現等」という。)をするため、入力
記号を入力するという作業もある。この作業は、その表
現に必要な入力記号を処理する入力キーを視覚で検索・
入力し、その入力の正否と思考表現等の適否を確認する
ために、表示画面等に目を移すといった入力キーと表示
画面等の間を頻繁に視点移動する手順を繰り返してい
た。
【0005】ここで、頻繁な視点移動が招き出す弊害を
次に列挙する。 (1)紙面等に掲載の入力記号を入力する作業の場合。 紙面等に目を移す度に、入力キーの配置の認識や感覚
がとぎれるため、作業能率が低くなる。 入力キーに目を移す度に、紙面等に並ぶ数字や文字等
の中から次の入力作業箇所を見つけ出す作業が付随し、
作業能率が低くなる。この場合も文章のように脈絡のな
い数字は特に見つけ出だしにくく、ときには機器類の表
示画面等と見比べて見つけ出さなければならない作業も
付随する。 また、この見つけ出しの作業を迅速に行うためには、
紙面等の該当箇所に片方の指をあてがうという煩わしい
作業が付随し、また、作業能率上両手の指による操作が
求められる入力キーの多いワードプロセッサーやコンピ
ューター等のキーボードでは、バー状のものを入力作業
の一定の区切りごとに該当箇所にあてがい置くという反
復作業が付随する。 (2)思考表現等のために入力記号を入力する作業の場
合。 表示画面等に目を移す度に、入力キーの配置の認識や
感覚がとぎれるため、作業能率が低くなる。 入力キーに目を移す度に思考や記憶がとぎれ、作業能
率が低くなる。
【0006】キーボード上の入力キーを見ないで行う入
力キーの検索および操作(以下、それぞれ「ブラインド
検索」、「ブラインド操作」といい、これらを総称して
「ブラインド作業」という。)に熟練すれば、視点移動
が省略でき、キーボードを扱う作業能率が格段に向上す
ることになるが、前述の「単方向操作入力キーの検索の
難易度はキーボードが扱う入力記号の数に比例する」と
いう関係は、単方向操作入力キーのブラインド検索の難
易度においてもあてはまることは明らかであり、本発明
の利用分野の従来のキーボードは、総じて扱う入力記号
の数が多いため、このブラインド検索ができるようにな
るには相当の熟練が必要であり、現にこれができる人は
限られている。また、視覚障害者用の機器類では、検索
のために入力キーに点字をふったり、入力操作の適否の
確認のために入力キーに音声装置を連動させるものがあ
るが、これらは入力キーや表示画面等を健常者が視覚す
る代わりの補助手段であるので、健常者がブラインド検
索するのと同様に単方向操作入力キーの検索の難易度が
キーボードが扱う入力記号の数に比例して増すことには
変わりがない。
【0007】一方、本発明の利用分野の機器類のキーボ
ードのうちの携帯電話端末機のキーボードでは、自動車
の運転中に進行方向から目を逸らすと危険であるにもか
かわらず単方向操作入力キーに視点を移して電話番号を
入力するといったことが行われ、現にこのための交通事
故が携帯電話の普及に伴って増していることは周知のこ
とである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の利用分野の機
器類のキーボードにおける従来の技術に対し、健常者お
よび視覚障害者のいずれもが能率的に操作できるキーボ
ード、および自動車走行の安全が確保できる携帯電話の
キーボードを実現するために、これらについてブライン
ド作業が容易にできる技術を開示するものである。
【0009】
【課題を解決する手段】課題を解決するために、本発明
の利用分野のキーボードについて次の手段を講じる。 (1)入力記号である数字、数記号、文字または文章記
号のすべての入力キーとして、またはこれらの一部の入
力キーとして複方向操作入力キーを採用する。 (2)これにより、次の手段を講じることが可能あるい
は容易になり、「単方向操作入力キーの検索の難易度が
キーボードが扱う入力記号の数に比例する」という束縛
からの脱却を実現する。 A.次のいずれか、またはこれらを組み合わせた手段を
講じ、入力キーの容易な検索を援護する。 入力キーの数を減らす。 シフト制御キーを無くす。 シフト制御キーを減らす。換言すれば、これの使用頻
度を減らす。 B.複方向操作入力キーを備えても、Aのようにシフ
ト制御キーが存置するキーボードについては、できる限
り、類別(例えば、数字、数記号、平仮名、アルファベ
ット、文章記号などの別をいう。以下同じ。)を一にす
る入力記号が別々のシフト区分にまたがらないように
し、シフト制御キーの用途の容易な判別および入力キー
の容易な検索を援護する。 C.各複方向操作入力キーに処理させる複数の入力記号
は、できる限り、類別を一にする入力記号のうち、互い
に他の複方向操作入力キーの個々に処理させる複数の入
力記号とはなんらかの共通の特異性(以下「共通特異
性」という。)を有するものの集合となるように工夫
し、入力キーの容易な検索を援護する。なお、類別を一
にする入力記号を処理する複方向操作入力キーは、これ
を纏めてキーボード上に配置し、入力キーの容易な検索
を援護する。以下、この纏められて配置されたキーボー
ド上の範囲を「類別領域」ということにする。 D.複方向操作入力キーをどの方向に操作することによ
ってどのような入力記号を入力させるかということに関
し、各複方向操作入力キー相互間で、できる限り、なん
らかの法則性(以下、「操作方向の法則性」という。)
をもったものとなるように工夫し、入力キーの容易な操
作、特にブラインド操作を援護する。 (3)なお、(1)において入力記号である数字、数記
号、文字または文章記号の一部の入力キーとして複方向
操作入力キーを採用する場合、数字の入力キーだけでも
複方向操作入力キーを採用し、その入力キーの数を減ら
して数字入力に関し、容易にブラインド作業ができるよ
うにすれば、上述のように入力記号の中でも最も頻繁に
視点移動を伴なうだけにその効果は大きく、かつ、文
字、文章記号あるいは数記号の入力キーに複方向操作入
力キーを採用しないとしてもキーボード上の入力キーの
数を全体として少なくすることに役立ち、キーボード全
体としても入力キーの検索が容易となることに貢献す
る。
【0010】
【実施例】図面は、本発明装置を詳細に説明する実施例
である。この発明は、機台1の表面に複数方向に操作で
きる複方向操作入力キー2を設けたキーボード3であっ
て、複方向操作入力キー2を操作したとき、その操作の
数に照応した入力記号を入力できるようにしたものであ
る。複方向操作入力キー2は、機台1上の定位置から2
以上の複数方向に操作でき、元に戻る動作をするもので
ある。そのための機構としては、例えば第3図に示すよ
うな、機台1の表面をスライドし(図では、矢印で示し
た前後左右方向。)、かつ、機台1に対して垂直方向に
動く(押圧する)ものを組み合わせたものや、第4図の
如く、その支点21で図面の矢印方向にシーソーする方
式等のものがある。しかも、いずれも、操作のための指
を外すと元の定位置に復元する。利用例としての携帯電
話では第1図、第2図のように複方向操作入力キー2は
数字の操作用に供し、従来の垂直方向のみに操作する単
方向操作入力キーKを併設している。かつ、入力記号の
表示用ディスプレーDとアンテナAとをそれぞれ備えて
いる。また、電子卓上計算機では第5図のように、ワー
ドプロセッサーでは第6図に、それぞれ示すような複方
向操作入力キー2の配列とするとともに各複方向操作入
力キー2に処理させる入力記号は、できる限り類別内の
共通特異性を有するものであるようにしている。また、
1つの機台1に2以上の複方向操作入力キー2を設けた
キーボード3において、それぞれの複方向操作入力キー
2の操作方向の数(通常は、複方向操作入力キー2が作
用する入力接点の数。)は数字、文字等の別や使用頻度
の差等によって一様でなくてもよい。また、複方向操作
入力キー2の上面には、個々の複方向操作入力キー2が
処理する複数の入力記号のすべてを表記してもよく、簡
素化をして、複数の入力記号を象徴する表記をしてもよ
い。また、ブラインド検索を援護するためにそのような
表記に併行して、あるいは単独で固有の「凹凸」等をそ
の複方向操作入力キー2の上面にを設けてもよい。特に
視覚障害者にとってはその複方向操作入力キー2の上面
に個々の複方向操作入力キー2が処理する複数の入力記
号のすべての点字をつけてもよく、簡素化をして、複数
の入力記号を象徴する点字をつけてもよい。なお、複数
の入力記号を象徴する点字をつける具体例を示すと、例
えば、「あ行」を1つのキーに纏め、操作方向に法則性
をもたせば、「い」から「お」の点字を省略して「あ
行」の象徴として「あ」の点字の1つをつけるだけの簡
略化が可能である。また、点字以外にも音声装置と連動
させれば視覚障害者用キーボードとしての機能は一層高
まる。
【0011】(1)ここで、各複方向操作入力キーに処
理させる複数の入力記号について、上述した類別内の共
通特異性を有するものとなるように工夫した入力記号の
組み合わせの例を数字と文字について次ぎに列挙する。 主として数字の例 a.操作方向が2の複方向操作入力キー2の場合では、
「1・2,3・4,5・6,7・8,9・0」等の5つ
の組み合わせ。 b.操作方向が4の複方向操作入力キー2の場合では、
「1〜4,6〜9,5・0と数字以外2つ」等の3つの
組み合わせ。 c.操作方向が5の複方向操作入力キー2の場合では、
「1〜5,6〜0」の2つの組み合わせ。また、bの
「5・0と数字以外2つ」の事例を列挙する。 d.携帯電話機であれば、「5・0・入・切」等。 e.電子式卓上計算機であれば、「5・0・小数点・0
0」、「5・0・+・−」や「5・0・小数点・=」
等。 主として文字の例 a.操作方向が5の複方向操作入力キー2を平仮名に用
いる場合では、五十音の行ごとに組み合わせて「や・ゆ
・よ・わ・ん」については1つの複方向操作入力キー2
にまとめる等。 b.アルファベット順に適宜な文字数ごとに区切って組
み合わせる。例えば、操作方向が4の複方向操作入力キ
ー2をアルファベットに用いる場合では、「A・B・C
・D」、「E・F・G・H」、「I・J・K・L」…
「Y・Z・?・ピリオド」等の組み合わせ。
【0012】(2)また、複方向操作入力キー2の操作
方向の法則性の工夫の例を数字と文字について次ぎに列
挙する。(鉤括弧内は、入力記号を示し、○○方向とあ
るのは、複方向操作入力キーを操作する方向を示す。) 主として数字の例 a.(1)aの例の場合 [奇数」を前方方向、「偶数」を手前方向。 b.同bと5dを組み合わせた例の場合 「1・6・入」を前方方向、「2・7・0」を左方向、
「3・8・切」を手前方向、「4・9・5」を右方向。
同bの例の場合 c.同cの例の場合 「1・6」を前方方向、「2・7」を左方向、「3・
8」を手前方向、「4・9」を右方向、「5・0」を垂
直方向。 主として文字の例 a.(1)aの例の場合 「あ・か・さ…や」を前方方向、「い・き・し…わ」を
左方向、「う・く・す…ゆ」を手前方向、「え・け・せ
…ん」を右方向、「お・こ・そ…よ」を垂直方向。 b.同bの例の場合 「A−E−I…Y」を前方方向、「B・F・J・Z」を
左方向、「C・G・K…ピリオド」を手前方向、「D・
H・L…?」を右方向。
【0013】
【使用法】本発明のキーボードの使用方法は、概ね次の
手順による。 (1)本発明によって、シフト制御キーを無くすか、こ
れを減らすことができるが、後者の場合、目的の入力記
号が入力できる状態にあるかどうかを判断し、その状態
にないときは、適宜のシフト制御キーを検索して操作す
る。 (2)目的の入力記号を処理する複方向操作入力キーの
位置について、キーボード上の類別領域(例えば、数字
の領域、平仮名の領域、アルファベットの領域等をい
う。以下同じ。)から大まかな見当をつける。 (3)複方向操作入力キーを採用することによって、こ
の類別領域内の入力キーは格段に減少するが、その減少
した類別領域内の複方向操作入力キーの中から、目的の
入力記号を処理する複方向操作入力キーを共通特異性に
沿って検索する。例えば、上述した実施例文中の(1)
cの「1〜5,6〜0」の2つの組み合わせの例で
は、目的の数字が小さい数か大きい数かの共通特異性に
沿って、数字を処理するたった2個の複方向操作入力キ
ーのうちのどちらかを検索する。同2aの平仮名を五十
音の行ごとに組み合わせる例では、目的の入力記号がど
の行に属するかという共通特異性に沿って、平仮名を処
理するたった9個の複方向操作入力キーの中から検索す
る。 (4)以上により検索した複方向操作入力キーに指を置
き、操作方向の法則性に沿って目的の入力記号を入力す
る方向に操作する。例えば、上述した実施例文中の
(2)aの例の場合、「奇数」であれば前方方向、
「偶数」であれば手前方向という操作方向の法則性に沿
って操作し、同aの例の場合、「わ以外のあ段」であ
れば前方方向、「い段・わ」であれば左方向、「う段」
であれば手前方向、「え段・ん」であれば右方向、「お
段」であれば垂直方向という操作方向の法則性に沿って
操作する。以上のことから、本発明の利用分野のキーボ
ードに複方向操作入力キーを採用することによる使用上
の特徴を、次のように要約することができ、特にブライ
ンド作業を容易にする所以となっている。 入力記号の個々ではなく、類別と特異性を共にする複
数の入力記号の集合として入力キーを検索するため、入
力キーを検索する選択肢は格段に少ない。 入力記号の集合として検索した入力キーの最終的な入
力操作が、その入力キーが備える構造としてのガイド機
能と操作方向の法則性によって目的の入力記号の入力へ
と導かれる。よって、本発明のキーボードのうちでも電
話機や電子式卓上計算機のように扱う入力記号が少ない
ものでは容易にブラインド作業が行え、コンピューター
やワードプロセッサーのように扱う入力記号が多いもの
でも、ブラインド作業にさほどの熟練を必要としない。
【0014】
【発明の効果】本発明の利用分野の機器類のキーボード
に、複方向操作入力キーを備えることによって、 (1)シフト区分あるいは類別を一にする入力記号の数
に対する入力キーの数を複方向操作入力キーの操作方向
の数の逆数倍で減数することができ、入力キーを検索す
る選択肢が格段に少なくなるため、ブラインド検索の能
率が格段に向上する。 (2)複方向操作入力キーによって、それのガイド機能
と操作方向の法則性に導かれて複数の入力記号を選択す
るため、入力キーの検索の選択肢が格段に少なくなって
いることと相俟って、キーボード全体として隣接の入力
キーを誤操作する確率が格段に減り、ブラインド作業の
能率が格段に向上する。 (3)入力キーの数を超える入力記号を扱う従来の単方
向操作入力キーのキーボードでは、シフト制御キーの設
置が必須のものであったが、複方向操作入力キーでは、
1つの入力キーを異なる方向に操作するだけで複数の入
力記号を選択することができ、シフト制御キーを全く
無くすか、シフト制御キーを減らすことができるた
め、その分キーボード全体の操作キーの数が減るという
効果だけでなく、それ以上に次のような効果がある。
の場合、シフト制御キーの操作が全くなくなるととも
に、キーボードがどのシフト区分の入力記号が入力でき
る状態にあるかを意識する必要が全くなくなる。の場
合でも、シフト区分の数が少なくなるため、シフト制御
キーの操作頻度が少なくなるとともに、キーボードがど
のシフト区分の入力記号が入力できる状態にあるかを意
識しておく区分が少なくなり、それだけ作業が単純化す
る。 (4)入力キーの減数は、キーボードの小型・軽量化や
入力キーの大型化・キー間隔の拡大による操作の容易性
にも効果がある。
【0015】ブラインド作業が容易になればどのような
効果があるか具体例で示す。 電話帳、数値表や文章原稿などの紙面等の数字や文字
等を見据えたまま入力できる。 紙面等に掲載されたものではなく自らの思考によって
数字や文字等を入力するときであっても、表示画面等を
見つめたまま、すなわち入力の正否および、または思考
表現の適否を継続的に確認しながら入力できる。 自動車運転中の進行方向を見つめたまま電話番号を入
力できる。 視覚障害者にはブラインド操作以外に依る術がないの
で、ブラインド作業が容易な本発明は、視覚障害者が用
いるとき、特にその効果が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のを示す正面図
【図2】図1の左側面図
【図3】本発明の複方向操作入力キーの実施例示す正面
拡大図
【図4】本発明の複方向操作入力キーの他実施例を示す
正面図
【図5】本発明の他実施例を示す正面図
【図6】本発明の他実施例を示す部分正面図
【符号の説明】
2 複方向操作入力キー 3 キーボード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の異なる方向へ操作することによっ
    て、その操作方向のそれぞれに照応する入力記号を入力
    し、かつ、操作する力を除いたときに元の状態に自ら復
    元する機能を有する複方向操作入力キーを適宜配置した
    ことを特徴とするブラインド操作が容易なキーボード。
JP8238302A 1996-08-05 1996-08-05 ブラインド操作が容易なキーボード Pending JPH1049272A (ja)

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