JPH1047744A - 風量制御装置 - Google Patents

風量制御装置

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JPH1047744A
JPH1047744A JP21684996A JP21684996A JPH1047744A JP H1047744 A JPH1047744 A JP H1047744A JP 21684996 A JP21684996 A JP 21684996A JP 21684996 A JP21684996 A JP 21684996A JP H1047744 A JPH1047744 A JP H1047744A
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JP
Japan
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air volume
volume control
lamp
air
control device
Prior art date
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Pending
Application number
JP21684996A
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English (en)
Inventor
Shigenori Kobayashi
茂法 小林
Kazuhiro Murakami
和宏 村上
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Iwasaki Denki KK
Original Assignee
Iwasaki Denki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】風量を簡単且つ低コストで調節できる風量制御
装置を提供する。 【解決手段】風が通る通路を、面積の異なる複数の開閉
可能の風量制御板A、B、Cを配置して塞ぎ、これら各
風量制御板の開閉を組合せることにより風量を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は風量を制御する風量
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図5のように紫外線硬化形イン
クを使用する多色刷印刷機1の各部分には紫外線硬化用
のランプ2が配置され、各ランプを冷却するため大型の
ブロア3で各ランプの周辺の空気を吸引排気している。
排気は各ランプから一括ダクト4の間に配置された分岐
ダクト5に設置されたダンパ−6を介して行われる。ダ
ンパ−6は分岐ダクト5を塞ぐように配置された邪魔板
を有し、この邪魔板が開閉することにより風量を調節し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこれらのダンパ
−は、各ランプを定格で使用することを前提に設計さ
れ、ランプの消灯時は邪魔板が閉じ、ランプの点灯時に
邪魔板が開になるとそのランプに適正な冷却風量が得ら
れるようになされその中間の風量の調節はできない。
【0004】一方、従来このようなランプ用の安定器と
して銅鉄形の安定器が使用されていたが、最近は例えば
トランジスタを用いた電子安定器が使用されるようにな
り、ランプへの入力電力を自由に制御でき、例えばラン
プを定格の50%以下まで連続調光できるようになって
きている。
【0005】このような電子安定器を用いて連続調光で
きるランプの冷却風の制御に、従来のダンパ−を使用す
ると、ランプを定格以下で使用した場合には、冷やしす
ぎの状態になり、ランプの温度が下がり紫外線の発光効
率が低下して、最悪の場合ランプが立ち消えてしまう場
合がある。
【0006】そのために各ランプごとに冷却ブロアと冷
却ブロア用インバ−タを個別に設けて各冷却ブロアの回
転数を制御するようにする方法もあるが、設備費が高価
になる。
【0007】本発明は、風量を簡単且つ低コストで調節
できる風量制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の風量制御装置で
は、風が通る通路を、面積の異なる複数の開閉可能の風
量制御板を配置して塞ぎ、これら各風量制御板の開閉を
組合せることにより風量を制御するようになされてい
る。制御される風は、冷却風でも暖房風でもその種類は
問わない。
【0009】風量制御板の枚数に制限はなく、風量制御
板の各面積比も自由であるが、例えば風量制御板が3枚
の場合、面積比が1:2:4、また風量制御板が4枚の
場合、面積比が1:2:4:8、5枚の場合は1:2:
4:8:16となるのが好ましい。このような面積比で
あると、3枚の場合、開口率が0〜7の8通りの組合せ
が可能であり、また4枚の場合、開口率が0〜15の1
6通りの組合せが可能で、且つ直線的な制御が可能であ
る。各風量制御板の開閉は手動で行っても、エア−式や
電磁式のアクチュエ−タ等を用いて遠隔操作してもよ
い。
【0010】また制御される風がランプ用の冷却風で、
ランプの調光に電子安定器を使用している場合で、しか
も電子安定器がランプへの入力電力の変化に応じて出力
信号を出している場合には、各風量制御板の開閉の組合
せを電子安定器からの出力信号により制御するようにし
てもよい。このようにすると、ランプの減光率に合った
冷却風の風量に自動的に制御できる。
【0011】ランプとしては電子安定器により調光可能
のランプであればよく、例えば紫外線硬化型のインク、
接着剤、コ−ティング剤等を硬化させるのに用いられる
紫外線ランプがある。電子安定器はランプへの入力電力
の変化に応じて信号を出力する電子安定器が用いられ、
例えば入力電力の変化に応じて3とか4の複数ビットの
信号を出力する電子安定器が用いられる。何ビットの信
号を出すかは電子安定器の設計において設定される。3
ビットの信号により3枚の風量制御板の制御ができ、4
ビットの信号により4枚の風量制御板の制御ができる。
【0012】各風量制御板は、電子安定器からの信号に
基づき作動するアクチュエ−タにより開閉される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の風量制御装置を紫
外線硬化形インクを使用する多色刷印刷機11に使用し
た場合を示すもので、部分的に示されている多色刷印刷
機11の各部分には紫外線硬化用のランプ12が配置さ
れている。各ランプを冷却するため大型のブロア13が
設置され、分岐ダクト14及び一括ダクト15を介して
各ランプの周辺の空気を吸引排気している。
【0014】各分岐ダクト14の途中には風量制御装置
16が配置されている。図2及び図3のように風量制御
装置16内には、その断面を塞ぐように面積の異なる3
つの風量制御板A、B及びCが配置されている。各風量
制御板は軸A1、B1及びC1を中心にして図3のよう
に回動して開閉するようになされ、その回動は各軸の端
部に連結されたアクチュエ−タa、b及びcによりそれ
ぞれ行われる。アクチュエ−タはエア−式や電磁式のも
のが使用されるがこれらに限定されるものではない。風
量制御板A、B及びCの面積比は1:2:4になされて
いる。
【0015】一方、各ランプの近傍には、調光を制御す
るための電子安定器17が配置され、各ランプへの入力
電力を制御している。この電子安定器17には入力電力
に応じて3ビットの信号が出力されるタイプのものが使
用される。即ちランプの減光率に応じて、000、00
1、010、011、100、101、110、111
の8種類の信号が出力される。
【0016】このランプへの入力電力の変化、即ちラン
プの減光率に応じて出力される電子安定器からの上記8
種類の出力信号が風量制御装置のアクチュエ−タa、b
及びcに送られ、各アクチュエ−タを駆動して、風量を
調節する。
【0017】出力信号が000のときは、ランプは不点
灯で、アクチュエ−タが作動せず、すべての風量制御板
A、B及びCが閉じた状態になって風量制御装置16の
開口率は0となる。
【0018】ランプへの入力電力が定格の20%のと
き、電子安定器からの出力信号は001で、アクチュエ
−タaだけが作動して風量制御板Aを開く。風量制御板
Aの面積比は1/7なので風量制御装置16の開口率は
14%となる。
【0019】ランプへの入力電力が定格の25%のと
き、電子安定器からの出力信号は010で、アクチュエ
−タbだけが作動して風量制御板Bを開く。風量制御板
Bの面積比は2/7なので風量制御装置16の開口率は
29%となる。
【0020】ランプへの入力電力が定格の40%のと
き、電子安定器からの出力信号は011で、アクチュエ
−タa及びbが作動して風量制御板A及びBを開く。風
量制御板A及びBの面積比は合わせて3/7なので風量
制御装置16の開口率は43%となる。
【0021】ランプへの入力電力が定格の55%のと
き、電子安定器からの出力信号は100で、アクチュエ
−タcだけが作動して風量制御板Cを開く。風量制御板
Cの面積比は4/7なので風量制御装置16の開口率は
57%となる。
【0022】以下同様にして、ランプへの入力電力の割
合である定格の70%〜100%に応じて電子安定器か
ら出力される信号101(C、A開)、110(C、B
開)、111(C、B、A開)に応じて開口率が71
%、86%、100%となる。開口率100%はランプ
が定格で点灯している状態である。
【0023】いま6KWのランプを調光点灯した時の本
発明の風量制御装置で制御された冷却風量を測定したと
ころ図4のような結果(実線)を得た。破線は理想的な
制御風量曲線である。なお風量制御装置の通路の断面積
は144cm2 、風量制御板A、B及びCの面積比は
1:2:4である。
【0024】図4から、本発明の風量制御装置は、ほぼ
理想値に近い制御をしていることがわかる。なお、実測
値では風量制御板A、B及びCが閉のときも1m3 /分
の風量が測定されているが、これは風量制御板A、B及
びCの隙間から漏れる風量である。
【0025】なお発明の実施の形態では、多色刷印刷機
において風量制御板の制御を電子安定器からの出力信号
により自動的に行うものを示したが、この多色刷印刷機
において各風量制御板の開閉は手動で行ってもよく、ま
たエア−式や電磁式のアクチュエ−タ等を用いて手動で
遠隔操作してもよい。さらに印刷機以外の種々の風量を
調節する必要がある機械及び装置に適用できる。
【0026】
【発明の効果】本発明では風の通る通路を、面積の異な
る複数の開閉可能の風量制御板を配置して塞ぎ、これら
各風量制御板の開閉を組合せることにより風量を制御す
るので、きめの細かい制御ができる。
【0027】風量制御板が3枚からなりその面積比が
1:2:4である場合には、0〜7の8通りに直線的な
風量の制御が可能となる。
【0028】風がランプを冷却する冷却風で、しかもラ
ンプの調光を電子安定器で行っている場合に、各風量制
御板の開閉の組合せの制御を、ランプへの入力電力を制
御している電子安定器の出力信号により行うと、ランプ
の減光率に合わせて自動的に冷却風の制御ができ、ラン
プの冷やしすぎによるランプが立ち消え等が防止でき
る。またこの場合特別な装置を新たに設置する必要がな
く、コスト的に有利である。
【0029】またランプへの入力電力の変化に応じて3
ビットの信号を出力するような電子安定器を使用する
と、風量制御板の数が3枚の場合の制御が容易にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の風量制御装置の設置場所の一例を示す
図。
【図2】風量制御装置の断面図。
【図3】風量制御装置の風の流れる方向での断面図。
【図4】本発明の風量制御装置を用いた制御結果を示す
グラフ。
【図5】従来の風量制御装置を示す図。
【符号の説明】
11 多色刷印刷機 12 ランプ 13 ブロア 14 分岐ダクト 15 一括ダクト 16 風量制御装置 17 電子安定器 A 風量制御板 B 風量制御板 C 風量制御板 a アクチュエ−タ b アクチュエ−タ c アクチュエ−タ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】風が通る通路を、面積の異なる複数の開閉
    可能の風量制御板を配置して塞ぎ、これら各風量制御板
    の開閉を組合せることにより風量を制御することを特徴
    とする風量制御装置。
  2. 【請求項2】風量制御板が3枚からなりその面積比が
    1:2:4である請求項1に記載の風量制御装置。
  3. 【請求項3】風がランプを冷却する冷却風で、各風量制
    御板の開閉の組合せの制御を、ランプへの入力電力を制
    御する電子安定器からの出力信号により行うことを特徴
    とする請求項1又は2に記載の風量制御装置。
  4. 【請求項4】電子安定器から3ビットの信号が出力さ
    れ、これにより各風量制御板の開閉の組合せが制御され
    る請求項3に記載の風量制御装置。
JP21684996A 1996-07-31 1996-07-31 風量制御装置 Pending JPH1047744A (ja)

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JP21684996A JPH1047744A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 風量制御装置

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JPH1047744A true JPH1047744A (ja) 1998-02-20

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JP21684996A Pending JPH1047744A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 風量制御装置

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JP (1) JPH1047744A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007315642A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Chugoku Electric Power Co Inc:The ガスバーナ
JP2010025549A (ja) * 2009-11-05 2010-02-04 Dai-Dan Co Ltd 送風ユニット

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007315642A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Chugoku Electric Power Co Inc:The ガスバーナ
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