JPH1047028A - 電磁弁型エンジンの制御装置 - Google Patents

電磁弁型エンジンの制御装置

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JPH1047028A
JPH1047028A JP8217953A JP21795396A JPH1047028A JP H1047028 A JPH1047028 A JP H1047028A JP 8217953 A JP8217953 A JP 8217953A JP 21795396 A JP21795396 A JP 21795396A JP H1047028 A JPH1047028 A JP H1047028A
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valve
intake
electromagnets
exhaust
cylinder
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JP8217953A
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Inventor
Yoshiteru Okumura
芳輝 奥村
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Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L9/00Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically
    • F01L9/20Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by electric means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L9/00Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically
    • F01L9/20Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by electric means
    • F01L9/21Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by electric means actuated by solenoids
    • F01L2009/2146Latching means
    • F01L2009/2148Latching means using permanent magnet

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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 同一気筒のすべての吸気弁および/または排
気弁を駆動できなくなるまでその気筒を稼働させ得て、
消費電力を少なくし得て、出力ポートの少ないCPUを
使用可能にし得て、また、吸気弁および/または排気弁
を駆動できなくなった場合にはその気筒を休止させて残
余の気筒によりエンジンの運転を継続させる。 【解決手段】 閉弁時に永久磁石の吸引力により吸・排
気弁を閉弁させるよう第1・第2電磁石への通電を停止
するとともに開弁時に永久磁石の磁束を打ち消す方向の
磁束を発生させるよう第1電磁石に通電すると同時に吸
・排気弁を開弁させる方向の磁束を発生させるよう第2
電磁石に通電し、同一気筒のすべての吸気弁および/ま
たは排気弁の第1・第2電磁石の電気的状態が異常であ
ると判断された場合には異常判断された同一気筒のすべ
ての吸・排気弁の第1・第2電磁石への通電を停止する
よう制御する制御部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電磁弁型エンジン
の制御装置に係り、特に、ハーネスの断線等により同一
気筒のすべての吸気弁および/または同一気筒のすべて
の排気弁を駆動できなくなるまで正常な吸・排気弁によ
りその気筒を稼働させ得て、消費電力を少なくし得て、
出力ポートの少ないCPUを使用可能にし得て、また、
ハーネスの断線等により同一気筒のすべての吸気弁およ
び/または同一気筒のすべての排気弁を駆動できなくな
った場合にはその気筒を休止させて残余の気筒によりエ
ンジンの運転を継続させ得る電磁弁型エンジンの制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両等に搭載されるエンジンには、気筒
の吸・排気弁を電磁力により開閉駆動する電磁弁型エン
ジンがある。このような電磁弁型エンジンとしては、図
10・図11に示すものがある。なお、図10・図11
においては、電磁弁型エンジンの吸気弁を例示して説明
する。
【0003】図10において、202は図示しない電磁
弁型エンジンの吸気弁、204は吸気弁ステム、206
は動弁機構である。動弁機構206は、吸気弁202の
吸気弁ステム204を覆うように本体208を設け、本
体208内の吸気弁ステム204にプランジャ210を
設けている。
【0004】本体208内には、プランジャ210を挟
んで第1電磁石212と第2電磁石214とを備えてい
る。第1電磁石212は、第1コイル216と第1鉄心
218とからなる。第2電磁石214は、第2コイル2
20と第2鉄心222とからなる。また、本体208内
には、プランジャ210を挟んで第1スプリング224
と第2スプリング226とを備えている。
【0005】前記第1・第2電磁石212・214は、
図示しない制御装置により通電を制御される。制御装置
は、図11に示す如く、閉弁時に吸気弁202を閉弁位
置に移動させる方向の磁束を発生させる第1電磁石21
2に通電することにより吸気弁202を閉弁させるとと
もに、開弁時に吸気弁202を開弁位置に移動させる方
向の磁束を発生させるよう第2電磁石214に通電する
ことにより吸気弁202を開弁させる。
【0006】また、電磁弁型エンジンとしては、図12
・図13に示すものがある。図12において、302は
図示しない電磁弁型エンジンの吸気弁、304は吸気弁
ステム、306は動弁機構である。動弁機構306は、
吸気弁302の吸気弁ステム304を覆うように本体3
08を設け、本体308内の吸気弁ステム304にプラ
ンジャ310を設けている。
【0007】本体308内には、プランジャ310を挟
んで第1電磁石312と第2電磁石314とを備えてい
る。第1電磁石312は、第1コイル316と第1鉄心
318とからなる。第2電磁石314は、第2コイル3
20と第2鉄心322とからなる。また、本体308内
には、第1・第2電磁石312・314間に永久磁石3
24を備え、プランジャ310を挟んで第1スプリング
326と第2スプリング328とを備えている。
【0008】前記第1・第2電磁石312・314は、
図示しない制御装置により通電を制御される。制御装置
は、図13に示す如く、閉弁時に吸気弁302を閉弁位
置に移動させる方向の磁束を発生させるよう第1電磁石
312に通電することにより吸気弁302を閉弁させた
後に通電を停止して永久磁石324により吸気弁302
を閉弁位置に保持させるとともに、開弁時に吸気弁30
2を開弁位置に移動させる方向の磁束を発生させるよう
第2電磁石314に通電することにより吸気弁302を
開弁させた後に通電を停止して永久磁石324により吸
気弁302を開弁位置に保持させる。
【0009】このような電磁弁型エンジンの制御装置と
しては、米国特許第4779582号公報、米国特許第
4829947号公報、特開平3−44010号公報に
開示されるものがある。
【0010】米国特許第4779582号公報及び米国
特許第4829947号公報に開示される制御装置は、
前記図12・図13に示す構成を有するものである。
【0011】特開平3−44010号公報に開示される
制御装置は、吸・排気弁を夫々閉弁位置に保持する吸引
力を有する永久磁石を備えるとともに夫々通電により開
弁位置に移動させる磁束を発生する第1・第2電磁石を
備えた動弁機構を設け、閉弁時に永久磁石の吸引力によ
り吸・排気弁を閉弁させるよう第1・第2電磁石への通
電を停止するとともに、開弁時に永久磁石の磁束を打ち
消す方向の磁束を発生させるよう第1電磁石に通電して
開弁動作を開始した後に、吸・排気弁を開弁させる方向
の磁束を発生させるよう第2電磁石に通電するものであ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記図10
・図11に示す従来の電磁弁型エンジンの制御装置は、
吸気弁202を駆動する第1・第2電磁石212・21
4に接続されるハーネス(図示せず)の断線・ショート
等により第1・第2コイル216・220に通電できな
くなると、プランジャ210が第1・第2電磁石212
・214間の中間位置で停止することになり、吸気弁2
02が開弁状態になる。
【0013】同様に、図示しない排気弁も、駆動する第
1・第2電磁石に接続されるハーネスの断線・ショート
等により第1・第2コイルに電流を通電できなくなる
と、プランジャが第1・第2電磁石間の中間位置で停止
することになり、開弁状態になる。
【0014】このため、図10・図11に示す従来の電
磁弁型エンジンの制御装置は、ハーネスの断線等により
吸気弁が開弁状態になった場合に、バックファイヤの発
生や排気の吸気マニホルドへの逆流を発生するおそれが
あり、排気弁が開弁状態になった場合に、未燃焼ガスが
排気側に流出し、触媒温度の異常上昇や、排気の吸気マ
ニホルドへの逆流を生じさせるおそれがある。この結
果、電磁弁型エンジンの運転の継続が困難となる不都合
がある。
【0015】また、図10・図11に示す従来の電磁弁
型エンジンの制御装置は、吸気弁202の開弁時におい
ても閉弁時においても、第1・第2電磁石212・21
4の第1・第2コイル216・220に通電していなけ
ればならないため、消費電力が大きくなる不都合があ
る。
【0016】一方、前記図12・図13に示す電磁弁型
エンジンの制御装置は、第1・第2電磁石312・41
4に接続されるハーネス(図示せず)の断線・ショート
等により第1・第2コイル316・320に電流を通電
できなくなると、通電が停止された時点における位置で
プランジャ310が永久磁石324によって停止するこ
とになる。
【0017】このため、吸気弁202あるいは排気弁が
開弁位置においてハーネスの断線等を生じた場合には、
前記図10・図11に示す制御装置と同じ問題を生じ、
運転の継続が困難となる不都合がある。
【0018】また、図12・図13に示す電磁弁型エン
ジンの制御装置は、図14に示す如く、1つの吸気弁2
02(及び一つの排気弁)毎に2つの駆動回路340・
342を必要とし、また、各気筒の吸気弁202(及び
排気弁)に夫々2つづつの制御回路344・346を必
要とすることにより、回路構成が複雑になる不都合があ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】そこで、このような不都
合を除去するために、この発明は、各気筒の吸・排気弁
を夫々閉弁位置に保持する吸引力を有する永久磁石を備
えるとともに夫々通電により開弁位置に移動させる磁束
を発生する第1・第2電磁石を備えた動弁機構を設け、
閉弁時に前記永久磁石の吸引力により前記吸・排気弁を
閉弁させるよう前記第1・第2電磁石への通電を停止す
るとともに開弁時に前記永久磁石の磁束を打ち消す方向
の磁束を発生させるよう前記第1電磁石に通電すると同
時に前記吸・排気弁を開弁させる方向の磁束を発生させ
るよう前記第2電磁石に通電し、前記各気筒の吸・排気
弁の第1・第2電磁石の電気的状態を検出し、同一気筒
のすべての吸気弁の第1・第2電磁石の電気的状態およ
び/または同一気筒のすべての排気弁の第1・第2電磁
石の電気的状態が異常であると判断された場合には異常
判断された同一気筒のすべての吸・排気弁の第1・第2
電磁石への通電を停止するよう制御する制御部を設けた
ことを特徴とする。
【0020】また、前記制御部は、同一気筒のすべての
吸気弁の第1・第2電磁石の電気的状態および/または
同一気筒のすべての排気弁の第1・第2電磁石の電気的
状態が異常であると判断された場合には異常判断された
同一気筒のすべての吸・排気弁の第1・第2電磁石への
通電を停止するとともに燃料噴射を停止するよう制御す
る制御部であることを特徴とする。
【0021】さらに、前記制御部は、同一気筒のすべて
の吸気弁の第1・第2電磁石の電気的状態および/また
は同一気筒のすべての排気弁の第1・第2電磁石の電気
的状態が異常であると判断された場合には異常判断され
た同一気筒のすべての吸・排気弁の第1・第2電磁石へ
の通電を停止するとともに燃料噴射を停止し且つ残余気
筒の燃料噴射量を増加するよう制御する制御部であるこ
とを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】この発明の電磁弁型エンジンの制
御装置は、制御部によって、閉弁時に永久磁石の吸引力
により吸・排気弁を閉弁させるよう第1・第2電磁石へ
の通電を停止するとともに、開弁時に永久磁石の磁束を
打ち消す方向の磁束を発生させるよう第1電磁石に通電
すると同時に吸・排気弁を開弁させる方向の磁束を発生
させるよう第2電磁石に通電する。これにより、吸・排
気弁は、ハーネスの断線等によって駆動できなくなった
場合に閉弁されるので、排気の逆流や未燃焼ガスの排出
を防止することができ、気筒の一部の吸・排気弁を駆動
できない場合にも、他の正常な吸・排気弁により吸・排
気を行わせることができる。
【0023】また、この電磁弁型エンジンの制御装置
は、閉弁時に第1・第2電磁石への通電を停止するとと
もに開弁時に第1電磁石に通電すると同時に第2電磁石
に通電することにより、通電時間を短くすることができ
るとともに制御信号を少なくすることができる。
【0024】この電磁弁型エンジンの制御装置は、制御
部によって、各気筒の吸・排気弁の第1・第2電磁石の
電気的状態を検出し、同一気筒のすべての吸気弁の第1
・第2電磁石の電気的状態および/または同一気筒のす
べての排気弁の第1・第2電磁石の電気的状態が異常で
あると判断された場合には、異常判断された同一気筒の
すべての吸・排気弁の第1・第2電磁石への通電を停止
するよう制御する。これにより、同一気筒のすべての吸
気弁および/または同一気筒のすべての排気弁がハーネ
スの断線等によって駆動できなくなった場合には、同一
気筒のすべての吸・排気弁を閉弁して休止させることが
できる。
【0025】また、前記制御部は、同一気筒のすべての
吸気弁の第1・第2電磁石の電気的状態および/または
同一気筒のすべての排気弁の第1・第2電磁石の電気的
状態が異常であると判断された場合には、異常判断され
た同一気筒のすべての吸・排気弁の第1・第2電磁石へ
の通電を停止するとともに燃料噴射を停止するよう制御
することにより、休止した気筒による無駄な燃料の消費
を抑制することができる。
【0026】さらに、前記制御部は、同一気筒のすべて
の吸気弁の第1・第2電磁石の電気的状態および/また
は同一気筒のすべての排気弁の第1・第2電磁石の電気
的状態が異常であると判断された場合には、異常判断さ
れた同一気筒のすべての吸・排気弁の第1・第2電磁石
への通電を停止するとともに燃料噴射を停止し且つ残余
気筒の燃料噴射量を増加するよう制御することにより、
稼働している気筒の空燃比を適正化することができる。
【0027】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜図9は、この発明の実施例を示すもので
ある。図2において、2は電磁弁型エンジン、4はシリ
ンダブロック、6はシリンダヘッド、8はクランク軸、
10は吸気通路、12は絞り弁、14は排気通路、16
は燃料噴射弁である。前記電磁弁型エンジン2は、複数
の気筒、例えば、#1〜#4の4つの気筒を有してい
る。
【0028】電磁弁型エンジン2は、図3に示す如く、
シリンダヘッド6に各気筒#1〜#4に連通する吸気ポ
ート18及び排気ポート20を設け、吸気ポート18及
び排気ポート20を開閉する吸気弁22及び排気弁24
を設けている。これら吸気弁22及び排気弁24は、夫
々電磁式の吸気動弁機構26及び排気動弁機構28によ
り駆動される。
【0029】吸気動弁機構26は、図4に示す如く、吸
気弁22の吸気弁ステム30を覆うように本体32を設
け、本体32内の吸気弁ステム30にプランジャ34を
設けている。本体32内には、プランジャ34の一側に
吸気弁22を閉弁位置に保持する吸引力を有する永久磁
石36を備えている。
【0030】また、本体32内には、プランジャ34の
一側に通電により吸気弁22を開弁位置に移動させる磁
束を発生する第1電磁石38を備えるとともに、プラン
ジャ34の他側に通電により吸気弁22を開弁位置に移
動させる磁束を発生する第2電磁石40を備えている。
第1電磁石38は、第1コイル42と第1鉄心44とか
らなる。第2電磁石40は、第2コイル46と第2鉄心
48とからなる。
【0031】さらに、本体32内には、プランジャ34
の一側に吸気弁22を開弁方向に付勢する弾性力を有す
る第1スプリング50を備えるとともに、プランジャ3
4の他側に吸気弁22を閉弁方向に付勢する弾性力を有
する第2スプリング52を備えている。
【0032】前記排気動弁機構28は、吸気動弁機構2
6と同様に構成されている。即ち、排気動弁機構28
は、図4に示す如く、排気弁24の排気弁ステム54を
覆うように本体56を設け、本体56内の排気弁ステム
54に設けたプランジャ58の一側に排気弁24を閉弁
位置に保持する吸引力を有する永久磁石60を備えてい
る。
【0033】また、本体内56には、プランジャ58の
一側に通電により排気弁24を開弁位置に移動させる磁
束を発生する第1電磁石62を備えるとともに、プラン
ジャ58の他側に通電により排気弁24を開弁位置に移
動させる磁束を発生する第2電磁石64を備えている。
第1電磁石62は、第1コイル66と第1鉄心68とか
らなる。第2電磁石64は、第2コイル70と第2鉄心
72とからなる。
【0034】さらに、本体56内には、プランジャ58
の一側に排気弁24を開弁方向に付勢する弾性力を有す
る第1スプリング74を備えるとともに、プランジャ5
8の他側に排気弁24を閉弁方向に付勢する弾性力を有
する第2スプリング76を備えている。
【0035】前記吸気動弁機構26の第1・第2電磁石
38・40の第1・第2コイル42・46及び排気動弁
機構28の第1・第2電磁石62・64の第1・第2コ
イル66・70は、図2に示す如く、制御装置78の制
御部80に接続されている。
【0036】制御部80には、前記燃料噴射弁16と、
絞り弁12下流側の吸気通路10のマニホルド圧を検出
する圧力センサ82と、クランク軸8のクランク角を検
出するクランク角センサ84と、を接続して設けてい
る。
【0037】制御部80には、図6に示す如く、吸気動
弁機構26の第1・第2電磁石38・40の第1・第2
コイル42・46を駆動する第1・第2駆動回路86・
88を設けている。また、制御部80には、同様に、排
気動弁機構28の第1・第2電磁石62・64の第1・
第2コイル66・70を駆動する第1・第2駆動回路9
0・92を設けている。第1・第2駆動回路86・88
及び第1・第2駆動回路90・92は、同時に入力する
1つの制御信号により駆動を制御される。
【0038】制御部80は、第1・第2駆動回路86・
88を駆動制御することによって、閉弁時に吸気動弁機
構26の永久磁石36の吸引力により吸気弁22を閉弁
させるよう第1・第2電磁石38・40への通電を停止
するとともに、開弁時に吸気動弁機構26の永久磁石3
6の磁束を打ち消す方向の磁束を発生させるよう第1電
磁石38に通電すると同時に吸気弁22を開弁させる方
向の磁束を発生させるよう第2電磁石40に通電する。
【0039】また、制御部80は、第1・第2駆動回路
90・92を駆動制御することによって、閉弁時に排気
動弁機構28の永久磁石60の吸引力により排気弁24
を閉弁させるよう第1・第2電磁石62・64への通電
を停止するとともに、開弁時に排気動弁機構28の永久
磁石60の磁束を打ち消す方向の磁束を発生させるよう
第1電磁石62に通電すると同時に排気弁24を開弁さ
せる方向の磁束を発生させるよう第2電磁石64に通電
する。
【0040】前記制御部80には、図7に示す如く、吸
気動弁機構26用の第1・第2駆動回路86・88に、
吸気弁22の第1・第2電磁石38・40の電気的状態
を検出する第1・第2検出回路94・96を設けてい
る。また、制御部80には、同様に、排気動弁機構28
用の第1・第2駆動回路90・92に、排気弁24の第
1・第2電磁石62・64の電気的状態を検出する第1
・第2検出回路98・100を設けている。
【0041】制御部80は、第1・第2検出回路94・
96及び98・100によって、各気筒#1〜#4の吸
気弁22の第1・第2電磁石38・40の電気的状態及
び排気弁24の第1・第2電磁石62・64の電気的状
態(ハーネスの断線やショート等)を検出する。制御部
80は、図8に示す如く、第1・第2電磁石38・40
及び62・64の電気的状態として通電時及び非通電時
の電圧を検出してHiであるかLoであるかを判定し、
正常(ショート・断線でない)か異常(ショート・断
線)かを判断し、制御信号をオン・オフする。
【0042】これにより、制御部80は、同一気筒のす
べての吸気弁22の第1・第2電磁石38・40の電気
的状態および/または同一気筒のすべての排気弁24の
第1・第2電磁石62・64の電気的状態が異常である
と判断された場合には、異常判断された同一気筒のすべ
ての吸気弁22の第1・第2電磁石38・40及びすべ
ての排気弁24の第1・第2電磁石62・64への通電
を停止するよう、第1・第2駆動回路86・88及び9
0・92の駆動を制御する。
【0043】また、制御部80は、同一気筒のすべての
吸気弁22の第1・第2電磁石38・40の電気的状態
および/または同一気筒のすべての排気弁24の第1・
第2電磁石62・64の電気的状態が異常であると判断
された場合には、異常判断された同一気筒のすべての吸
気弁22の第1・第2電磁石38・40及びすべての排
気弁24の第1・第2電磁石62・64への通電を停止
するよう第1・第2駆動回路86・88及び90・92
の駆動を制御するとともに、燃料噴射を停止するよう燃
料噴射弁16の駆動を制御する。
【0044】さらに、制御部80は、同一気筒のすべて
の吸気弁22の第1・第2電磁石38・40の電気的状
態および/または同一気筒のすべての排気弁24の第1
・第2電磁石62・64の電気的状態が異常であると判
断された場合には、異常判断された同一気筒のすべての
吸気弁22の第1・第2電磁石38・40及びすべての
排気弁24の第1・第2電磁石62・64への通電を停
止するよう第1・第2駆動回路86・88及び90・9
2の駆動を制御するとともに燃料噴射を停止し、且つ残
余気筒の燃料噴射量を増加するよう燃料噴射弁16の駆
動を制御する。
【0045】次に作用を説明する。
【0046】電磁弁型エンジン2は、運転時に吸・排気
弁22・24を開閉して各気筒#1〜#4のへの吸気と
排気とを行う。吸・排気弁22・24は、制御装置78
によって動作を制御される。
【0047】制御装置78は、圧力センサ82及びクラ
ンク角センサ84の検出信号を入力し、圧力センサ82
の検出するマニホルド圧及びクランク角センサ84の検
出するクランク角を基に燃料噴射弁16の燃料噴射量を
制御するとともに、クランク角センサ84の検出するク
ランク角を基に吸・排気弁22・24の開閉を制御す
る。
【0048】制御装置78による吸・排気弁22・24
の開閉について、吸気弁22を例示して説明する。
【0049】制御装置78の制御部80は、閉弁時に、
図5に示す如く、吸気動弁機構26の第1・第2コイル
42・46への通電を停止する。吸気弁22のプランジ
ャ34は、第1・第2コイル42・46への通電停止に
よって、永久磁石36の吸引力により第1スプリング5
0に抗して第1電磁石38側に吸引され、閉弁位置に移
動されて保持される。これにより、吸気弁22は、閉弁
される。
【0050】制御部80は、開弁時に、図5に示す如
く、永久磁石36の磁束を打ち消す方向の磁束を発生さ
せるよう第1電磁石38に通電すると同時に、吸気弁2
2を開弁させる方向の磁束を発生させるよう第2電磁石
40に通電する。
【0051】吸気弁22のプランジャ34は、第1コイ
ル42への通電によって永久磁石36の磁束を打ち消さ
れて、第1スプリング50のバネ力により開弁位置側に
移動を開始する。開弁位置側に移動するプランジャ34
は、リフト量の中間位置を越えると、第2スプリング5
2のバネ力が作用するが、第2コイル46により吸引さ
れて開弁位置に移動されて保持される。これにより、吸
気弁22は、開弁される。
【0052】このように、制御装置78は、制御部80
によって、閉弁時に永久磁石36の吸引力により吸気弁
22を閉弁させるよう第1・第2電磁石38・40への
通電を停止するとともに、開弁時に永久磁石36の磁束
を打ち消す方向の磁束を発生させるよう第1電磁石38
に通電すると同時に吸気弁22を開弁させる方向の磁束
を発生させるよう第2電磁石40に通電する。
【0053】また、制御装置78は、制御部80によっ
て、閉弁時に永久磁石60の吸引力により排気弁24を
閉弁させるよう第1・第2電磁石62・64への通電を
停止するとともに、開弁時に永久磁石60の磁束を打ち
消す方向の磁束を発生させるよう第1電磁石62に通電
すると同時に排気弁24を開弁させる方向の磁束を発生
させるよう第2電磁石64に通電する。
【0054】これにより、この電磁弁型エンジン2の吸
・排気弁22・24は、ハーネスの断線等によって駆動
できなくなった場合に閉弁されるので、排気の逆流や未
燃焼ガスの排出を防止することができ、気筒の一部の吸
・排気弁22・24を駆動できない場合にも、他の正常
な吸・排気弁22・24により吸気及び排気を行わせる
ことができる。
【0055】このため、この電磁弁型エンジン2の制御
装置78は、ハーネスの断線等により同一気筒のすべて
の吸気弁22および/または同一気筒のすべての排気弁
24を駆動できなくなるまで、正常な吸・排気弁22・
24によりその気筒を稼働させることができる。
【0056】また、この電磁弁型エンジン2の制御装置
78は、閉弁時に第1・第2電磁石38・40及び62
・64への通電を停止するとともに開弁時に第1電磁石
38及び62に通電すると同時に第2電磁石40及び6
4に通電することにより、通電時間を短くすることがで
きるとともに制御信号を少なくすることができる。
【0057】このため、この電磁弁型エンジン2の制御
装置78は、消費電力を少なくすることができるととも
に出力ポートの少ないCPUを使用可能にすることがで
き、コストを低減することができる。
【0058】また、制御部80は、第1・第2検出回路
94・96及び98・100によって、各気筒#1〜#
4の吸気弁22の第1・第2電磁石38・40の電気的
状態及び排気弁24の第1・第2電磁石62・64の電
気的状態を検出し、制御信号をオン・オフする。
【0059】制御部80は、図1に示す如く、制御がス
タートすると(ステップ102)、第1気筒#1のすべ
て吸気弁22の第1・第2電磁石38・40の電気的状
態が正常か否かを判断する(ステップ104)。
【0060】この判断(ステップ104)がYESの場
合は、第1気筒#1のすべて排気弁24の第1・第2電
磁石62・64の電気的状態が正常か否かを判断する
(ステップ106)。
【0061】前記判断(ステップ104)がNOの場
合、また前記判断(ステップ106)がNOの場合は、
第1気筒#1のすべて吸気弁22の第1・第2電磁石3
8・40及びすべての排気弁24の第1・第2電磁石6
2・64への通電を停止する(ステップ108)。
【0062】前記判断(ステップ106)がYESの場
合、また前記処理(ステップ106)の後には、第2気
筒#2のすべて吸気弁22の第1・第2電磁石38・4
0の電気的状態が正常か否かを判断する(ステップ11
0)。
【0063】この判断(ステップ110)がYESの場
合は、第2気筒#2のすべて排気弁24の第1・第2電
磁石62・64の電気的状態が正常か否かを判断する
(ステップ112)。
【0064】前記判断(ステップ110)がNOの場
合、また前記判断(ステップ112)がNOの場合は、
第2気筒#2のすべて吸気弁22の第1・第2電磁石3
8・40及びすべての排気弁24の第1・第2電磁石6
2・64への通電を停止する(ステップ114)。
【0065】このようにして、同一気筒のすべて吸気弁
22の第1・第2電磁石38・40及びすべての排気弁
24の第1・第2電磁石62・64の電気的状態の判断
と、正常判断時の処理及び異常判断時の処理とを、第N
気筒#Nまで順次に実行して、この実施例においては第
4気筒#4まで順次に実行して(ステップ116〜12
0)、エンドになる(ステップ122)。
【0066】このように、制御部80は、第1・第2検
出回路94・96及び98・100によって各気筒#1
〜#4の吸気弁22の第1・第2電磁石38・40の電
気的状態及び排気弁24の第1・第2電磁石62・64
の電気的状態を検出し、同一気筒のすべての吸気弁22
の第1・第2電磁石38・40の電気的状態および/ま
たは同一気筒のすべての排気弁24の第1・第2電磁石
62・64の電気的状態が異常であると判断された場合
には、異常判断された同一気筒のすべての吸気弁22の
第1・第2電磁石38・40及びすべての排気弁24の
第1・第2電磁石62・64への通電を停止するよう、
第1・第2駆動回路86・88及び90・92の駆動を
制御する。
【0067】これにより、制御装置78は、同一気筒の
すべての吸気弁22および/または同一気筒のすべての
排気弁24がハーネスの断線等によって駆動できなくな
った場合に、その気筒のすべての吸・排気弁22・24
の駆動を停止して閉弁することにより気筒を休止させる
ことができる。
【0068】同一気筒のすべての吸気弁22の第1・第
2電磁石38・40の電気的状態および/または同一気
筒のすべての排気弁24の第1・第2電磁石62・64
の電気的状態が異常であると判断された場合に、異常判
断された同一気筒のすべての吸・排気弁22・24の駆
動を停止させるのは、以下の理由からである。
【0069】すべての排気弁24の第1・第2電磁石6
2・70が故障して駆動できなくなった場合には、排気
弁24が閉弁した状態となるので、気筒内の排気が排気
行程において排気されずに気筒内で圧縮される。その後
の吸気行程において吸気弁24が開弁すると、吸気マニ
ホルド側に排気が逆流し、他の気筒に影響を与えること
になる。
【0070】また、すべての吸気弁22の第1・第2電
磁石38・40が故障して駆動できなくなった場合に
は、吸気弁22が閉弁した状態となる。この場合の吸気
行程においては、すべての吸・排気弁22・24が閉弁
しているので、気筒内の圧力が低下してピストンを下降
させるのに大きな仕事量が必要になるが、圧縮行程にお
いて回収できる。爆発行程においては、吸入行程と同様
に大きな仕事量が必要になる。
【0071】しかし、排気行程で排気弁24が開弁する
と、気筒内の圧力が排気管内の圧力まで上昇し、爆発行
程での仕事量を全く回収できない。この場合に、排気弁
24を閉弁状態にすれば、圧縮行程と同様に回収できる
ので、出力低下を最小限に抑えることができる。
【0072】以上の理由から、同一気筒のすべての吸気
弁22の第1・第2電磁石38・40の電気的状態およ
び/または同一気筒のすべての排気弁24の第1・第2
電磁石62・64の電気的状態が異常であると判断され
た場合には、異常判断された同一気筒のすべての吸・排
気弁22・24の駆動を停止して閉弁させるものであ
る。
【0073】このため、この電磁弁型エンジン2の制御
装置78は、ハーネスの断線等により同一気筒のすべて
の吸気弁22および/または同一気筒のすべての排気弁
24を駆動できなくなった場合に、その気筒を休止させ
て残余の稼動している気筒によりエンジンの運転を継続
させることができる。
【0074】なお、吸気弁22の第1・第2電磁石38
・40の第1・第2駆動回路86・88は、第1・第2
コイル42・46の信頼性が高く、ハーネスの断線・シ
ョートのみを検出すればよい場合には、図9に示す如
く、1つの駆動回路86にすることができる。このた
め、制御部80の回路構成を簡素化できる。
【0075】また、前記制御においては、ハーネスの断
線等により同一気筒のすべての吸気弁22および/また
は同一気筒のすべての排気弁24を駆動できなくなった
場合にその気筒を休止させているが、この休止された気
筒への燃料噴射を停止させることができる。
【0076】即ち、同一気筒のすべての吸気弁22の第
1・第2電磁石38・40の電気的状態および/または
同一気筒のすべての排気弁24の第1・第2電磁石62
・64の電気的状態が異常であると判断された場合に
は、異常判断された同一気筒のすべての吸気弁22の第
1・第2電磁石38・40及びすべての排気弁24の第
1・第2電磁石62・64への通電を停止するとともに
燃料噴射を停止するよう燃料噴射弁16の駆動を制御す
ることにより、休止した気筒による無駄な燃料の消費を
抑制することができる。このため、燃費を向上すること
ができる。
【0077】さらに、休止された気筒への燃料噴射を停
止させる場合には、残余の稼働している気筒の燃料噴射
量を増加させることができる。
【0078】即ち、燃料噴射量は、すべての気筒のトー
タルの吸入空気量として計測している。したがって、あ
る気筒のすべての吸・排気弁22・24を閉弁させて休
止させた場合には、計測した吸入空気量に対して、燃料
噴射弁が作動しない気筒があるので、空燃比がリーン化
する。そこで、全気筒数を正常に稼働している気筒数で
除した値を前記気筒が正常に稼働している場合の燃料噴
射量に乗算し、この計算により得た燃料噴射量を正常に
稼働している気筒に噴射供給する。
【0079】このように、同一気筒のすべての吸気弁2
2の第1・第2電磁石38・40の電気的状態および/
または同一気筒のすべての排気弁24の第1・第2電磁
石の電気的状態が異常であると判断された場合には、異
常判断された同一気筒のすべての吸気弁22の第1・第
2電磁石38・40及びすべての排気弁24の第1・第
2電磁石62・64への通電を停止するとともに燃料噴
射を停止し且つ残余気筒の燃料噴射量を増加するよう燃
料噴射弁16の駆動を制御することにより、稼働してい
る気筒の空燃比を適正化することができる。このため、
運転性の低下を防止することができる。
【0080】
【発明の効果】このように、この発明の電磁弁型エンジ
ンの制御装置は、吸・排気弁がハーネスの断線等によっ
て駆動できなくなった場合に閉弁されるので、排気の逆
流や未燃焼ガスの排出を防止することができ、気筒の一
部の吸・排気弁を駆動できない場合にも、他の正常な吸
・排気弁により吸・排気を行わせることができる。この
ため、この電磁弁型エンジンの制御装置は、ハーネスの
断線等により同一気筒のすべての吸気弁および/または
同一気筒のすべての排気弁を駆動できなくなるまで、正
常な吸・排気弁によりその気筒を稼働させることができ
る。
【0081】また、この電磁弁型エンジンの制御装置
は、閉弁時に第1・第2電磁石への通電を停止するとと
もに開弁時に第1電磁石に通電すると同時に第2電磁石
に通電することにより、通電時間を短くすることができ
るとともに制御信号を少なくすることができる。このた
め、この電磁弁型エンジンの制御装置は、消費電力を少
なくすることができるとともに出力ポートの少ないCP
Uを使用可能にすることができ、コストを低減すること
ができる。
【0082】この電磁弁型エンジンの制御装置は、同一
気筒のすべての吸気弁および/または同一気筒のすべて
の排気弁がハーネスの断線等によって駆動できなくなっ
た場合には、同一気筒のすべての吸・排気弁を閉鎖して
休止させることができる。このため、この電磁弁型エン
ジンの制御装置は、ハーネスの断線等により同一気筒の
すべての吸気弁および/または同一気筒のすべての排気
弁を駆動できなくなった場合に、その気筒を休止させて
残余の気筒によりエンジンの運転を継続させることがで
きる。
【0083】また、前記制御部は、同一気筒のすべての
吸気弁の第1・第2電磁石の電気的状態および/または
同一気筒のすべての排気弁の第1・第2電磁石の電気的
状態が異常であると判断された場合には、異常判断され
た同一気筒のすべての吸・排気弁の第1・第2電磁石へ
の通電を停止するとともに燃料噴射を停止するよう制御
することにより、休止した気筒による無駄な燃料の消費
を抑制することができる。このため、燃費を向上するこ
とができる。
【0084】さらに、前記制御部は、同一気筒のすべて
の吸気弁の第1・第2電磁石の電気的状態および/また
は同一気筒のすべての排気弁の第1・第2電磁石の電気
的状態が異常であると判断された場合には、異常判断さ
れた同一気筒のすべての吸・排気弁の第1・第2電磁石
への通電を停止するとともに燃料噴射を停止し且つ残余
気筒の燃料噴射量を増加するよう制御することにより、
稼働している気筒の空燃比を適正化することができる。
このため、運転性の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による電磁弁型エンジンの制御装置の
制御のフローチャートである。
【図2】電磁弁型エンジンの制御装置の概略構成図であ
る。
【図3】気筒の平面図である。
【図4】吸気弁の拡大断面図である。
【図5】第1・第2コイルのオン・オフと吸気弁のバル
ブリフトとのタイミングチャートである。
【図6】駆動回路の回路図である。
【図7】検出回路を設けた駆動回路の回路構成図であ
る。
【図8】電気的状態の判定を説明する図である。
【図9】検出回路を設けた駆動回路の別の実施例を示す
回路構成図である。
【図10】従来例を示す吸気弁の拡大断面図である。
【図11】図10に示す吸気弁の第1・第2コイルのオ
ン・オフとバルブリフトとのタイミングチャートであ
る。
【図12】別の従来例を示す吸気弁の拡大断面図であ
る。
【図13】図12に示す吸気弁の第1・第2コイルのオ
ン・オフとバルブリフトとのタイミングチャートであ
る。
【図14】駆動回路の回路構成図である。
【符号の説明】
2 電磁弁型エンジン 10 吸気通路 12 絞り弁 14 排気通路 16 燃料噴射弁 22 吸気弁 24 排気弁 26 吸気動弁機構 28 排気動弁機構 30 吸気弁ステム 32 本体 34 プランジャ 36 永久磁石 38 第1電磁石 40 第2電磁石 78 制御装置 80 制御部 82 圧力センサ 84 クランク角センサ 86 第1駆動回路 88 第2駆動回路 94 第1検出回路 96 第2検出回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図3】
【図14】
【図1】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図11】
【図10】
【図12】
【図13】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】制御部80は、図1に示す如く、制御がス
タートすると(ステップ102)、第1気筒#1のすべ
ての吸気弁22の第1・第2電磁石38・40の電気的
状態が異常か否かを判断する(ステップ104)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】この判断(ステップ104)がNOの場合
は、第1気筒#1のすべての排気弁24の第1・第2電
磁石62・64の電気的状態が異常か否かを判断する
(ステップ106)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】前記判断(ステップ104)がYESの場
合、また前記判断(ステップ106)がYESの場合
は、第1気筒#1のすべての吸気弁22の第1・第2電
磁石38・40及びすべての排気弁24の第1・第2電
磁石62・64への通電を停止する(ステップ10
8)。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】前記判断(ステップ106)がNOの場
合、また前記処理(ステップ108)の後には、第2気
筒#2のすべての吸気弁22の第1・第2電磁石38・
40の電気的状態が異常か否かを判断する(ステップ1
10)。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】この判断(ステップ110)がNOの場合
は、第2気筒#2のすべての排気弁24の第1・第2電
磁石62・64の電気的状態が異常か否かを判断する
(ステップ112)。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】前記判断(ステップ110)がYESの場
合、また前記判断(ステップ112)がYESの場合
は、第2気筒#2のすべての吸気弁22の第1・第2電
磁石38・40及びすべての排気弁24の第1・第2電
磁石62・64への通電を停止する(ステップ11
4)。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図 1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16K 31/06 310 0380−3K F16K 31/06 310A 385 0380−3K 385A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各気筒の吸・排気弁を夫々閉弁位置に保
    持する吸引力を有する永久磁石を備えるとともに夫々通
    電により開弁位置に移動させる磁束を発生する第1・第
    2電磁石を備えた動弁機構を設け、閉弁時に前記永久磁
    石の吸引力により前記吸・排気弁を閉弁させるよう前記
    第1・第2電磁石への通電を停止するとともに開弁時に
    前記永久磁石の磁束を打ち消す方向の磁束を発生させる
    よう前記第1電磁石に通電すると同時に前記吸・排気弁
    を開弁させる方向の磁束を発生させるよう前記第2電磁
    石に通電し、前記各気筒の吸・排気弁の第1・第2電磁
    石の電気的状態を検出し、同一気筒のすべての吸気弁の
    第1・第2電磁石の電気的状態および/または同一気筒
    のすべての排気弁の第1・第2電磁石の電気的状態が異
    常であると判断された場合には異常判断された同一気筒
    のすべての吸・排気弁の第1・第2電磁石への通電を停
    止するよう制御する制御部を設けたことを特徴とする電
    磁弁型エンジンの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、同一気筒のすべての吸気
    弁の第1・第2電磁石の電気的状態および/または同一
    気筒のすべての排気弁の第1・第2電磁石の電気的状態
    が異常であると判断された場合には異常判断された同一
    気筒のすべての吸・排気弁の第1・第2電磁石への通電
    を停止するとともに燃料噴射を停止するよう制御する制
    御部であることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁型
    エンジンの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、同一気筒のすべての吸気
    弁の第1・第2電磁石の電気的状態および/または同一
    気筒のすべての排気弁の第1・第2電磁石の電気的状態
    が異常であると判断された場合には異常判断された同一
    気筒のすべての吸・排気弁の第1・第2電磁石への通電
    を停止するとともに燃料噴射を停止し且つ残余気筒の燃
    料噴射量を増加するよう制御する制御部であることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の電磁弁型エン
    ジンの制御装置。
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