JPH1046485A - ガラス繊維混抄塗工紙 - Google Patents
ガラス繊維混抄塗工紙Info
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- JPH1046485A JPH1046485A JP19990396A JP19990396A JPH1046485A JP H1046485 A JPH1046485 A JP H1046485A JP 19990396 A JP19990396 A JP 19990396A JP 19990396 A JP19990396 A JP 19990396A JP H1046485 A JPH1046485 A JP H1046485A
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Abstract
的なクッション床材用のバッカー材としてのガラス繊維
混抄塗工紙を提供すること。 【解決手段】ガラス繊維混抄紙が、少なくとも、ガラス
繊維、木材パルプ及びバインダー繊維からなり、該ガラ
ス繊維混抄紙にポリ塩化ビニルとの接着性のよいラテッ
クスを含む樹脂組成物層を固形分で5g/m2以上塗工
し、特に、ガラスに特にマイクロガラス繊維を含み、樹
脂組成物層にポリスチレン系ラテックスを用いると更に
よくなる。 【効果】塩ビゾル塗工表面の平坦性が良好であり塩ビ接
着性、寸法安定性も問題ない経済的なクッション床材が
出来た。
Description
造されるガラス繊維混抄紙にバインダーを主成分とする
樹脂組成物を塗工したガラス繊維混抄塗工紙であり、発
泡ポリ塩化ビニル(発泡塩ビゾル)塗工のクッション床
材の裏打ちシートに用いられるガラス繊維混抄塗工紙に
関する。
と同義)のクッション床材は、ガラス繊維混抄紙または
ガラス繊維混抄塗工紙を裏打ち材(=バッカー材基布)
として用い、発泡塩ビゾルを塗工し加熱によりゲル化・
印刷し、その上に透明な非発泡塩ビゾルを塗工した後、
全体を加熱して発泡塩ビゾル塗工層を発泡してつくられ
る。
担性が高いレベルが求められている。面が平担であれば
見た目の綺麗さのほか印刷上がりが鮮明で、ユーザーに
とって好ましい印刷を与えるからである。
は、発泡塩ビゾルを塗工しゲル化後発泡させた後の面が
平坦ではなくてはいけない。しかしバッカー材基布はガ
ラス繊維混抄紙であるため、径5〜10μmのガラス繊
維を少なくとも35重量%以上を含むのでポーラスな構
造であり、塩ビの浸透がムラになり易く、塩ビゾルが発
泡すると起泡状態が均一にならず、従って面が平坦には
なりにくい。そのためガラス繊維混抄紙として目を詰め
て、塩ビゾルの浸透を迎えることによって均一化し、平
坦性を得ようとする工夫がなされてきた。
例えば特公昭58-4618号公報のようにSBR・塩化ビニ
ルなどの合成樹脂エマルジョンの凝集物やPVA繊維に
よって目を詰めている。しかし合成樹脂エマルジョンの
凝集物はフロックであるため目を詰める効果としては十
分ではなかった。
平な繊維で覆う方法もとられている。特公昭57-26232号
公報のようにガラス繊維を含まない木材パルプを主とす
る層をつくり、もう片方の層のガラス繊維を被覆するこ
とで、裏面のチクチク感をなくし、取扱い作業者の保護
をしている。表面の層に木材パルプを多く配合すればガ
ラス繊維を被覆でき、ガラス繊維混抄紙の面が平坦にな
るので、塩ビゾル塗工・発泡後の面も平坦になるが木材
パルプでは耐水・耐熱の寸法安定性がないため配合量が
制限されるので、効果は十分ではない。
では効果不足とされた塩ビゾル塗工・発泡後の面の平担
性を大幅に改善し、クッション床材としては印刷面が緻
密で綺麗な印象を与え、且つ塩ビゾル塗工層との接着性
がよく、製造工程に対する不安の少ないバッカー材を提
供することを課題とする。更に面の平担性に加えて、耐
熱引張強度・耐熱の寸法安定性・引裂強度・塩ビと基材
との層間強度を備えたバッカー材を提供することを課題
とする。
ス繊維混抄紙が、少なくとも、ガラス繊維、木材パルプ
及びバインダー繊維からなり、該ガラス繊維混抄紙にポ
リ塩化ビニルとの接着性のよいラテックスを含む樹脂組
成物を塗工したガラス繊維混抄塗工紙である(請求項
1)。好ましくは、ガラス繊維混抄紙がマイクロガラス
繊維を含むことを特徴とするガラス繊維混抄塗工紙(請
求項2)であり、ガラス繊維混抄紙がミクロ・フィブリ
ル・セルローズを0〜5重量%を含み、ミクロ・フィブ
リル・セルローズとマイクロガラス繊維の合計で5〜1
5重量%を含むことを特徴とする請求項1または2記載
のガラス繊維混抄塗工紙(請求項3)である。ガラス繊
維混抄紙が顔料及びSBRラテックスを含むことを特徴
とする請求項1記載のガラス繊維混抄塗工紙(請求項
4)である。また、樹脂組成物を設ける側とは反対側に
実質的にガラス繊維を含まない層を設けることにより2
層で構成されたガラス繊維混抄紙を用いたガラス繊維混
抄塗工紙(請求項5)である。樹脂組成物のうち、スチ
レンアクリル系ラテックスが固形分で1.5g/m2以上
含有されているガラス繊維混抄塗工紙(請求項6)であ
り、樹脂組成物に顔料が含まれるガラス繊維混抄塗工紙
(請求項7)であり、好ましくは顔料がデラミ・クレー
であるガラス繊維混抄塗工紙(請求項8)である。ま
た、ガラス繊維混抄塗工紙の樹脂組成物の塗工手段がグ
ラビア塗工方法であることが好ましい。そしてこれらの
ガラス繊維混抄塗工紙はクッション床材の裏打ち材用に
有用である(請求項10,11)。
は、塩ビゾル塗工・発泡後の面の平坦性が大幅に改善さ
れたガラス繊維混抄紙を提供するにはどうあるべきか、
鋭意取り組んだ。その結果、原紙のガラス繊維混抄紙に
おいては、少なくとも、ガラス繊維、木材パルプ及びP
VA繊維から構成することによって、好ましくは、マイ
クロガラス繊維を含ませ、またはマイクロガラス繊維と
ミクロ・フィブリル・セルロ−ズの微細な繊維で目を詰
め、塗工する樹脂組成物としては、ポリ塩化ビニルとの
接着性のよいラテックスを含む樹脂組成物を塗工するこ
とによって平坦性の高い発泡塩ビ層を得ることができ、
発泡ポリ塩化ビニル層とガラス混抄紙との接着性のよい
ガラス混抄塗工紙ができる。また、そのうち、ポリ塩化
ビニル層との接着性のよいラテックスが固形分で1.5
g/m2以上含有されていることによって平坦性の高い発
泡塩ビ層であって、十分な接着性も確保できる。即ち、
目詰め効果を持つガラス繊維混抄紙と塩ビゾルとの接着
性が良く浸透抑制効果もあるラテックスを含む樹脂組成
物を設けることにより、ガラス繊維を十分に被覆し、塩
ビゾルの浸透を迎え、且つ塩ビと基材との層間強度も付
与した。また、樹脂組成物には顔料を含有して目詰め効
果を上げることができる。顔料としては被膜性の良いデ
ラミ・クレーを用いると更に良くなる。
ってもよいが、ガラス繊維のむき出しをなくすためにガ
ラス繊維混抄紙を2層構造にすると更によい。即ち、樹
脂組成物を塗工する層(表面の層)はガラス繊維を含む
層、その反対の裏面の層は少なくとも木材パルプとバイ
ンダー繊維を含み、ガラス繊維を含まない層からなる。
裏面の層は、クッション床材の裏面となる層であり、表
面の層のガラス繊維を被覆してチクチク感を防止し、取
扱い作業者とユーザーの環境を保護している。
物を塗布するガラス繊維混抄紙(2層の場合は表面の層
になる)について述べる。ガラス繊維混抄紙はガラス繊
維、木材パルプ、バインダー繊維からなり、好ましくは
マイクロガラス繊維5〜15重量%含む、通常、坪量7
0〜100g/m2の紙層である。偏平繊維である木材パ
ルプで目を詰め面を平坦とし、バインダー繊維で耐熱強
度を付与する。紙層中に顔料とSBRラテックスを含む
場合は、炭酸カルシウムなどの顔料とSBRラテックス
をポリアミドエピクロルヒドリン系樹脂で凝集させ、フ
ロックを形成し、繊維とともに混抄し、紙層を構成し目
を詰める。SBRラテックスは耐熱強度を付与し塩ビゾ
ルの浸透を迎える効果がある。繊維組成として、マイク
ロガラス繊維を5〜15重量%配合することにより更に
目を詰めている。あるいはミクロ・フィブリル・セルロ
ーズを0〜5重量%を配合しマイクロガラス繊維と併用
し、2者の合計で5〜15重量%配合し目を詰める。
く、繊維シート形成能力があればいずれのガラス繊維で
もよいが、通常、繊維径としては6〜13μm、繊維長
としては6〜25mmが適当である。また、コクリートは
アルカリ性であるため、耐アルカリ性のあるEガラスが
好ましい。
P,LBKP,NBSP,LBSP,GP,TMP、そ
の他いずれの種類のパルプでもよく特に限定はされない
が、目詰め、強度の点からNBKPが好ましい。また、
叩解度は300〜600CSFの範囲が好ましい。
は、PVA繊維、ポリエステル繊維、ビニロン繊維、各
種芯鞘繊維が挙げられるが、作業条件、湿紙及び乾燥後
のガラス混抄紙の強度からPVA繊維が最も好適であ
る。バインダー繊維は1〜13デニール、繊維長3〜1
0mmのものが好ましく用いられる。繊維長が3mm未満で
あるとバンインダー効果が低下する傾向にあり、10mm
を超えると混抄紙を抄紙しにくくなる傾向にある。その
他、必要に応じて各種合成繊維、天然繊維、無機繊維を
含むこともできる。
ルプの配合比はガラス繊維100重量部に対し木材パル
プを3〜100重量部の割合で用いることができる。木
材パルプの割合を3未満にすると目止めの効果が少なく
なり、マイクロガラスとの配合が必要になってくる。1
00重量部を超える配合にすると熱に対し、寸法安定性
がでにくくなる。
いて述べる。繊維径は1.0μm未満であり、0.5〜0.9μ
mの範囲である。目を詰める効果は非常に大きいのが特
徴である。欠点としては径・長さも微細であるため、ほ
かの繊維との絡みが弱いため引裂強度が低下すること
で、床材の製造工程で断紙し易くなる。マイクロガラス
繊維により目が詰まると、塩ビゾルの浸透が迎えられ表
面の平担性が良好となる。ガラス繊維混抄紙に対し5重
量%未満の配合では、マイクロガラス繊維を入れること
による目詰め効果が小さく、15重量%を超えると引裂
強度が低下し床材の製造工程で断紙易くなるので好まし
くない。
ルローズについて述べる。繊維径は0.1μm未満であり
0.05〜0.09μmの範囲である。目を詰める効果はマイク
ロガラス繊維よりも大きいが、繊維が微細な為、抄紙時
ワイヤーでの留まりが悪く、又セルロ−ズである為、耐
熱寸法安定性が悪いのでマイクロガラス繊維と併用す
る。ガラス繊維混抄紙の表面の層に、ミクロ・フィブリ
ル・セルローズを0〜5重量%、マイクロガラス繊維と
の合計で5〜15重量%配合する。ミクロ・フィブリル
・セルローズが5重量%を超えると寸法安定性が低下し
好ましくない。マイクロガラス繊維との合計で5重量%
未満の配合ではマイクロガラス繊維をいれることによる
目詰の効果が小さく、15重量%を超えると引裂強度が
低下し床材の製造工程で断紙し易くなるほか、目が詰ま
りすぎてガラス繊維混抄紙製造時ワイヤー上の濾水性が
悪くなり、地合が悪化したり、スピードが遅くなったり
し好ましくない傾向にある。
維混抄紙は、フラジール通気度で5cc/cm2/s以下が
好ましい。5cc/cm2/sを超えると目詰めの効果が不
足している為、表面に樹脂組成物を塗工してもガラス繊
維の被覆が不十分で塩ビゾル浸透を迎える効果が不足
し、塩ビゾル塗工発泡後の面の平担性が満足なレベルに
はならないので好ましくない。また、フラジール通気度
が0.3cc/cm2/s未満では目詰めはされているもの
の抄紙製造時ワイヤー上の濾水性が悪くなり、地合が悪
化したり、スピードが遅くなったりし好ましくない傾向
にある。
され、ガラス繊維混抄塗工紙となり、その上に発泡ポリ
塩化ビニルが設けられ、床材となるが、ガラス繊維混抄
塗工紙あるいは床材の樹脂層が設けられている側と反対
の面はガラス繊維が露出しているため、床材に加工する
工程(ポリ塩化ビニルゾルを塗工する工程)や実際に床
貼りをする作業において、作業者にチクチク感を与え、
衛生上も好ましくはない。
側に実質的にガラス繊維を含まない層を設けることによ
って解消する。ガラス繊維を実質的に含まない層の構成
は少なくとも木材パルプ及びバインダー繊維からなる。
その坪量はガラス繊維の露出を覆う量があれば、十分で
あるが、通常、5g/m2〜30g/m2である。ガラス繊維
が露出している面との接着は、抄紙工程で抄き合わせる
か、貼り合わせるか、或いは、熱融着し2層構造とする
ことができる。
物について述べる。バインダーは、塩ビゾルの浸透抑制
効果が高く塩ビゾルとの接着性が良いことが望まれ、ガ
ラス繊維間隙の目止め効果を持たせるためには、ラテッ
クスがよい。ポリ塩化ビニルとの接着性のよいラテック
スとしては、ポリ塩化ビニルラテックス、スチレン―ブ
タジエンラテックス、スチレンアクリル系ラテックス等
であるが、その中でもスチレン系ラテックスは塩ビゾル
との接着性が良いので、塩ビとバッカー基布との層間強
度を付与でき、且つ、塩ビゾルの浸透を抑制する効果も
ある。特にスチレンアクリル系ラテックスが好適であ
る。
に顔料を加えることができる。顔料としては、バインダ
ーとの親和性があって塗工後の顔料脱落性がなく、バイ
ンダーをガラス繊維混抄紙の表面に留める作用があれ
ば、特に無機顔料でも有機顔料でもよく、たとえば、炭
酸カルシウム、カオリン、二酸化チタン、ガラスビー
ズ、各種有機顔料や尿素樹脂、スチレンアクリル酸樹脂
などの微粒子が用いられる。経済的な面では炭酸カルシ
ウムが好ましい。コスト、樹脂組成物の塗工性及び皮膜
性などから考慮すると、デラミ・クレーが最も好まし
い。デラミ・クレーは被膜性が良いため塩ビゾルの浸透
抑制効果が高い。従って、デラミ・クレーとスチレンア
クリル系ラテックスを含む樹脂組成物が好適な組合せで
ある。
物の塗工量について述べる。ガラス繊維混抄紙の表面の
層に、ポリ塩化ビニルとの接着性のよいラテックスを含
む樹脂組成物を好ましくは固形分で5g/m2以上塗工す
るとよい。顔料とラテックスからなる塗工組成物であっ
ても固形分で5g/m2以上塗布することによって、ガラ
ス混抄紙の目詰めが十分でき、その上に設けられた発泡
ポリ塩化ビニル層はより平滑になる。樹脂組成物層とポ
リ塩化ビニル層との接着性を確保するためには、樹脂組
成物のうち、ポリ塩化ビニル層との接着性のよいラテッ
クスを固形分1.5g/m2以上塗工することが好まし
い。
ラス繊維混抄層の被覆が場合によって混抄層が比較的荒
いと不十分となり、塩ビゾルの浸透抑制の効果も不足す
るため、塩ビゾル塗工・発泡後の面の平担性が不足する
傾向になる。ポリ塩化ビニル層との接着性のよいラテッ
クスを固形分1.5g/m2未満の塗工では、塩ビゾルと
の接着性が不足する傾向になる。
系ラテックスの塗工組成物をガラス繊維混抄紙の表面の
層に固形分5g/m2以上(そのうちスチレンアクリル系
ラテックスを固形分1.5g/m2以上)塗布することに
より、ガラス繊維混抄層を被覆し、塩ビゾルの浸透を迎
え、塩ビゾル塗工発泡後の面の平坦性を向上させ、塩ビ
とバッカー基布との層間強度を十分付与できる。
について述べる。塗工方法は、エアーナイフ、ブレード
塗工等各種塗工方法により、塗工量、及び塗工液の粘度
に応じて選択して用いればよいが、ポーラスなガラス繊
維混抄紙に、どうすれば樹脂組成物を少ない量で効率良
く、紙層内部に浸透しないで塗工できるか検討した。そ
の結果、グラビア塗工方法によれば、塗液の濃度・粘度
のほかグラビアロール即ち刻印ロールのセルの深さとメ
ッシュを調節することで塗工量の調節が可能であること
がわかり、更に、オフセット塗工と組み合わせる事によ
り、塗工時の線圧を弱くすることが出来る事から樹脂組
成物をガラス混抄紙の表面に付着させ、効果的に目詰め
が出来るようになった。そのことによって塗工組成物の
塗工量を大幅に減少させることが出来る。
するが、本発明は本実施に限定されるものではない。
次のように行った。パルパーに水を初期分散剤としてノ
ニオンNS−206(日本油脂製)を、対ガラス繊維3
wt%添加し攪拌したのち、ガラス繊維を投入し、15分
間攪拌した。その後分散安定剤としてSNディスパーサ
ント5034(サンノプコ社製)を対ガラス4wt%添加
した後、高分子ポリアクリルアミド水溶液のアクリパー
ズL(ダイヤフロック製)を対ガラス繊維1.5%(固
形)添加し往復回転式攪拌機(島崎製作所)で攪拌した
状態で貯蔵した。
プス(濾水度470ml)とPVA繊維(クラレ製VPB
107−1×3)とを水中に66.7/33.3の割合
で混合分散し貯蔵した。
13日本合成ゴム社製)と炭酸カルシウム(NS100
日東粉化製)を温水中(80℃)に50/50の割合で
混合分散し、ポリアミドエピクロルヒドリン系樹脂(ポ
リフィックス201昭和高分子製)をSBRラテックス
に対し6.5%(固形)添加し凝集させた後貯蔵した。
表面の層として上記のガラス繊維/NBKP/PVA繊
維/SBRラテックス/炭酸カルシウムが50/20/
10/10/10の割合となるよう一次スクリーンの入
口で混合し長網抄紙に送り固形分80g/m2のウエッブ
を構成した。
ープス(濾水度470ml)とPVA繊維(VPB107
−1×3クラレ製)ポリエステル繊維(1.5デニール
×5mm東レ製)を水中に80/10/10の割合で混合
分散したのち貯蔵し円網抄紙機へ送り固形分10g/m
2のウエッブを構成した。
m2、合計坪量90g/m2のガラス繊維混抄紙を長網、円
網抄紙機とヤンキードライヤーにより抄造した。
別のパルパーに叩解NBKPカムループス(濾水度47
0ml)とPVA繊維(VPB107−1×3クラレ製)
とを水中に86/14の割合で混合分散し貯蔵した。
/PVA繊維が30/60/10の割合となるよう一次
スクリーン入口で混合し長網抄紙機で固形分80g/m2
のウェーブを構成した。
散し貯蔵したNBKP/PVA繊維/ポリエステル繊維
を80/10/10の配合で円網抄紙機へ送り固定分1
0g/m2のウェッブを抄造した。以上、表面の層80g/
m2、裏面の層10g/m2、合計坪量90g/m2のガラス
繊維混抄紙を長網・円網抄紙機とヤンキードライヤーに
より抄造した。
した。別のパルパーに叩解NBKPカムループス(濾水
度470ml)とPVA繊維(VPB107−1×3 ク
ラレ製)を水中に66.7/33.3の割合で混合分散
し貯蔵した。別のタンクにSBRラテックスと炭酸カル
シウムを比較例1と全く同様な割合と方法で凝集させ貯
蔵した。
106)を次の様に分散した。パルパーに水と初期分散
剤ディスグランB(大和化学製)を対ガラス繊維3wt%
添加し攪拌した後、マイクロガラスを投入し25分間攪
拌した。その後分散安定剤としてSNディスパーサント
5034(サンノプコ製)を対ガラス4wt%添加した
後、高分子ポリアクリルアミド水溶液のアクリパーズL
(ダイヤフロック製)を対ガラス1.5%(固形)添加
し、往復回転式攪拌機(島崎製作所製)で攪拌した状態
で貯蔵した。
P/PVA繊維/SBRラテックス/炭酸カルシウム/
マイクロガラスが48.5/19.4/9.7/9.7
/3.0の割合となるよう一次スクリーン入口で混合し
長網抄紙機に送り固形分80g/m2のウェッブを構成し
た。
法で分散し貯蔵した叩解NBKP/PVA繊維/ポリエ
ステル繊維を円網抄紙機で固形分10g/m2のウエッブ
に構成した。
m2、合計坪量90g/m2のガラス繊維混抄紙を長網・円
網・抄紙機とヤンキードライヤーにより抄造した。
た。ガラス繊維/NBKP/PVA繊維/SBRラテッ
クス/炭酸カルシウム/マイクロガラスが47.5/1
9.0/9.5/9.5/9.5/5.0の割合となる
よう一次スクリーン入口で混合し長網抄紙機に送り固形
分80g/m2のウェッブを構成した。裏面の層として比
較例1と同様の割合と方法で分散し貯蔵したNBKP/
PVA繊維/ポリエステル繊維を円網抄紙機で固形分1
0g/m2のウエッブに構成した。以上表面の層80g/
m2、裏面の層10g/m2、合計坪量90g/m2のガラス
繊維混抄紙を長網・円網抄紙機とヤンキードライヤーに
より抄造した。
た。ガラス繊維/NBKP/PVA繊維/SBRラテッ
クス/炭酸カルシウム/マイクロガラスが45.0/1
8.0/9.0/9.0/9.0/10.0の割合とな
るよう一次スクリ−ン入口で混合し長網抄紙機に送り固
形分80g/m2のウェッブを構成した。裏面の層として
比較例1と同様の割合と方法で分散し貯蔵したNBKP
/PVA繊維/ポリエステル繊維を円網抄紙機で固形分
10g/m2のウエッブに構成した。以上表面の層80g/
m2、裏面の層10g/m2、合計坪量90g/m2のガラス
繊維混抄紙を長網・円網抄紙機とヤンキードライヤーに
より抄造した。
た。ガラス繊維/NBKP/PVA繊維/SBRラテッ
クス/炭酸カルシウム/マイクロガラスが42.5/1
7.0/8.5/8.5/15.0の割合となるよう一
次スクリ−ン入口で混合し長網抄紙機に送り固形分80
g/m2のウェッブを構成した。裏面の層として比較例1
と同様の割合と方法で分散し貯蔵したNBKP/PVA
繊維/ポリエステル繊維を円網抄紙機で固形分10g/m
2のウエッブに構成した。以上表面の層80g/m2、裏面
の層10g/m2、合計坪量90g/m2のガラス繊維混抄紙
を長網・円網抄紙機とヤンキードライヤーにより抄造し
た。
た。ガラス繊維/NBKP/PVA繊維/SBRラテッ
クス/炭酸カルシウム/マイクロガラスが40/16/
8/8/8/20の割合となるよう一次スクリ−ン入口
で混合し長網抄紙機に送り固形分80g/m2のウェッブ
を構成した。裏面の層として、比較例1と同様の割合と
方法で分散し貯蔵したNBKP/PVA繊維/ポリエス
テル繊維を円網抄紙機で固形分10g/m2に構成した。
以上表面の層80g/m2、裏面の層10g/m2、合計坪量
90g/m2のガラス繊維混抄紙を長網・円網抄紙機とヤ
ンキードライヤーにより抄造した。
NBKPとPVA繊維を比較例1と同様の割合と方法で
分散し貯蔵した。SBRラテックスと炭酸カルシウムを
比較例1と同様の割合と方法で凝集分散させ貯蔵した。
ミクロ・フィブリル・セルロース(セリッシュKYダイ
セル製)の分散を次のように行った。パルパ−の水中に
ミクロ・フィブリル・セルロースに投入し、25分間攪
拌した後離解機(トップファイナー相川鉄工所製)に通
し貯蔵タンクに送り攪拌して貯蔵した。
KP/PVA繊維/SBRラテックス/炭酸カルシウム
/マイクロガラスが47.5/19.0/9.5/9.
5/5.0の割合となるよう一次スクリ−ン入口で混合
し長網抄紙機に送り固形分80g/m2のウェッブを構成
した。裏面の層として、比較例1と同様の割合と方法に
より分散し貯蔵した。NBKP/PVA繊維/ポリエス
テル繊維を円網抄紙機で固形分10g/m2のウェッブを
構成した。以上、表面の層80g/m2、裏面の層10g/
m2、合計坪量90g/m2のガラス繊維混抄紙を長網・円
網抄紙機とヤンキードライヤーにより抄造した。
た。ガラス繊維/NBKP/PVA繊維/SBRラテッ
クス/炭酸カルシウム/マイクロガラス/参考例6と同
様の方法で分散し貯蔵したミクロ・フィブリル・セルロ
ースがそれぞれ47.5/19.0/9.5/9/.5
/9.5/3.0/2.0の割合となるよう一次スクリ
−ン入口で混合し長網抄紙機に送り固形分80g/m2の
ウェッブを構成した。裏面の層として比較例1と同様の
割合と方法で分散し貯蔵した。NBKP/PVA繊維/
ポリエステル繊維を円網抄紙機で固形分10g/m2のウ
ェッブに構成した。以上の表面の層80g/m2、裏面の
層10g/m2、合計坪量90g/m2のガラス繊維混抄紙を
長網・円網抄紙機とヤンキードライヤーにより抄造し
た。
た。ガラス繊維/NBKP/PVA繊維/SBRラテッ
クス/炭酸カルシウム/マイクロガラス/実施例6と同
様の方法で分散し貯蔵したミクロ・フィブリル・セルロ
ースがそれぞれ45/18/9/9/9/5/5の割合
となるよう一次スクリ−ン入口で混合し長網抄紙機に送
り固形分80g/m2のウェッブを構成した。裏面層とし
て比較例1と同様の割合と方法で固形分10g/m2のウ
ェッブに構成した。以上表面の層80g/m2、裏面の層
10g/m2、合計坪量90g/m2のガラス繊維混抄紙を長
網・円網抄紙機とヤンキードライヤーにより抄造した。
た。ガラス繊維/NBKP/PVA繊維/SBRラテッ
クス/炭酸カルシウム/マイクロガラス/参考例6と同
様の方法で分散し貯蔵したミクロ・フィブリル・セルロ
ースがそれぞれ40/16/8/8/8/10/10の
割合となるよう一次スクリ−ン入口で混合し長網抄紙機
に送り固形分80g/m2のウェッブを構成した。裏面層
として比較例1と同様の割合と方法で固形分10g/m2
のウェッブに構成した。以上表面の層80g/m2、裏面
の層10g/m2、合計坪量90g/m2のガラス繊維混抄紙
を長網・円網抄紙機とヤンキードライヤーにより抄造し
た。
表面と裏面の2層の配合と坪量を示す。
繊維による目詰め効果と寸法安定性及び引裂強度に及ぼ
す影響についての測定結果を示す。
96に用いられるフラジール通気度を測定した数値が小
さいほど目がつまっている事を示す。 引裂強度についてはJIS−L−1096に用いられ
るエレメンドルフC法により測定した。数値の大きいほ
ど引裂き強度が強い事を示す。クッション床材基布とし
て、塩ビ塗工加工時及び床材製品の強度から従来の経験
則として100g以上が必要と判断される。 寸法安定性については30cm×30cmに断裁したシー
トを20℃、65%RHの恒温恒湿の室内に24hr放
置後5/100mm精度で寸法を測定する。そのシートを
200℃の恒温熱風乾燥中に3分間放置後、同精度で寸
法を測定、その収縮率を求めた。0に近い程寸法安定性
が良い。従来の経験則より収縮率は−0.1%以内が望
ましく、悪くとも−0.2%以内が必要と判断される。
ン(ウルトラコート)40部を水に混合させ分散剤(ヘ
キタメタリン酸ソーダ)を0.1重量%添加し、30分
間攪拌の後、濃度70%の分散クレーを作成し貯蔵タン
クに攪拌して貯蔵した。
を水に混合し、攪拌しながら水温90℃迄加熱し濃度1
0%の溶解液を作成しタンクに貯蔵した。
クス(ビニブラン654日新化学)をそれぞれ固形分で
89/4/7の割合となるよう混合し濃度50%の塗液
を作成した。更に増粘剤アルギン酸ソ−ダ(ケルギンH
V)を0.1%添加し粘度500cps(B型粘度計)
とし攪拌しながら貯蔵した。
塗液をエアーナイフコーターで固形分40g/m2を塗
工し合計坪量130g/m2のガラス繊維混抄塗工紙を
作成した。
混合し、分散剤(ヘキサメタリン酸ソ−ダ)を0.1重
量%添加し、30分間攪拌後濃度65%の分散クレーを
作成し貯蔵タンクに攪拌しながら貯蔵した。
クリル系ラテックス(X−8887旭化成)をそれぞれ
の固形分で66.7/33.3の割合となるよう混合し
濃度50%の塗液を作成した。更に増粘剤アギン酸ソ−
ダ(ケルギンHV)を0.1%添加し粘度500cps
とし攪拌しながら貯蔵した。
の塗液をグラビアコーターオフセット塗工により固形分
で10g/m2塗工し合計坪量100g/m2のガラス繊
維混抄塗工紙を作成した。
方法で作成した塗液をグラビアコーターオフセット塗工
により固形分で10g/m2塗工し合計坪量100g/
m2のガラス繊維混抄塗工紙を作成した。
方法で作成した塗液をグラビアコーターオフセット塗工
により固形分10g/m2を塗工し、合計坪量100g
/m2のガラス繊維混抄塗工紙を作成した。
方法で作成した塗液をグラビアコーターオフセット塗工
により固形分10g/m2塗工し合計坪量100g/m2
のガラス繊維混抄塗工紙を作成した。
方法で作成した塗液をグラビアコーターオフセット塗工
で固形分7g/m2を塗工し合計坪量97g/m2のガラ
ス繊維混抄塗工紙を作成した。
方法で作成した塗工液をグラビアコーターオフセット塗
工で固形分5g/m2塗工し合計坪量95g/m2のガラ
ス繊維混抄塗工紙を作成した。
85/15となる以外は実施例2と全く同じ方法で塗液
を作成貯蔵した。参考例2で作成したシートの表面層に
上記塗液をグラビアコーターオフセット塗工により固形
分10g/m2塗工し、合計坪量100g/m2のガラス繊維
混抄塗工紙を作成した。
Rラテックス(T−2413 日本合成ゴム)をそれぞ
れ固形分で89/11の割合となるよう混合し濃度50
%の塗液を作成した。更に増粘着剤アルギン酸ソーダを
0.1%添加と粘度500CPSとし攪拌しながら貯蔵
した。参考例2で作成したシートの表面の層に上記塗液
をエアーナイフコーターで固形分で40g/m2塗工し、
合計坪量130g/m2のガラス繊維混抄塗工紙を作成し
た。
混抄紙を用いた以外実施例1と同様に行った。発泡ポリ
塩化ビニルゾルを塗工し下記に示す評価法に従って床材
として評価すると平担性及び接着強度とも満足のいくガ
ラス混抄塗工紙を得ることができた。尚、樹脂組成物層
が塗布される反対側はガラス繊維が露出しており、作業
時にチクチク感があり、注意が必要である。
5g/m2塗工する以外は実施例1と同様に行った。その
結果、発泡ポリ塩化ビニルゾル塗工後の表面平坦性及び
接着強度とも実施例1と同程度のものが得られた。この
ことにより、エアナイフ塗工方法よりもグラビア塗工方
法の方が、ガラス混抄紙に対する塗工方法として優位性
がある。
ラス繊維混抄塗工紙の構成について示す。表7に比較例
1、比較例3、実施例1〜8のガラス繊維混抄紙及びガ
ラス繊維混抄塗工紙の目詰め効果と塩ビゾル塗工後の表
面の平担性及び塩ビゾルとの接着について示す。
6に用いられるフラジール通気度を測定した。数値の小
さい程の詰まっている事を示す。
温熱風乾燥器で30秒プレヒートした後、ガラス板の上
に表面の層が上になるように乗せ、表面の層にクッショ
ン床材用の発泡塩ビゾル(粘度5000〜8000CP
S B型粘度計)をギャップ0.4mmのアプリケーター
バーで塗工し、200℃の恒温熱風乾燥器で20秒加熱
しゲル化させた。取出して冷却させたゲル化後のシート
に更に非発泡の透明塩ビゾルをギャップ0.6mmのアプ
リケーターバーで塗工(塗工ギャップは0.2mm)し、
200℃恒温熱風乾燥器で150秒加熱し、発泡塩ビゾ
ルを発泡させ、非発泡塩ビゾルはゲル化させてクッショ
ン床材を作成した。
で観察し、最も凹凸の少ない物をグレード1とし、最も
凹凸の大きい物をグレード5として1〜5にランク分け
した。従来の製法によるガラス繊維混抄紙のグレードは
4〜5にあり、グレード3以下が得られたものは平坦性
が改良されている。
試料に断裁し基材と塩ビ層の層間で剥す。剥した2層の
先端をテンシロン引張試験機(オリエンタル製)の上下
のチャックに固定し、JIS−L−1096に準拠した
方法で剥離強度を測定し、これを接着強度とする。クッ
ション床材に求められる剥離強度の経験則より、剥離強
度2.0kg/50mm以上であれば可(〇)2kg/50mm
未満では不可(×)とした。
塗工を施こしておらずフラジ−ル通気度が10cc/cm
2/secと高く目詰めが充分でない。その為塩ビゾルの浸
透が多く、塩ビ層の表面の平担性がグレード5と悪い。
塗工を施こさずに木材パルプを多量使用して目詰めをし
ている。そのフラジールは3cc/cm2/secと目詰まっ
たが、熱収縮率が−0.25%と大きく寸法安定性に於
いてクッション床材の基布に適さない。
量%〜20重量%迄配合したガラス繊維混抄紙である。
配合量が多くなるに従い、フラジール通気度が低くな
り、目詰め効果が有る事がわかり、配合率3重量%では
まだ充分とは言えない。又配合率が多くなるに従い、引
裂強度が低下する事がわかり、配合率が15重量%を超
えると100g/枚より弱くなり、クッション床材の基
布に適さない。
ズを5重量%配合したガラス繊維混抄紙である。フラジ
ール通気度が7cc/cm2/secで目詰めが充分でない。
設計坪量が80g/m2に対し、できた坪量は77.4g/
m2と低いことから抄紙時ワイヤー上の留まりが悪い為
である。
・セルローズとマイクロガラスを併用し5重量%〜20
重量%配合したガラス繊維混抄紙である。配合率が多く
なるに従いフラジール通気度が低くなり、目詰め効果が
あることがわかる。又、配合率が多くなるに従い引裂強
度が低下し配合率20重量%では引裂強度が80g/枚
と弱くなり、又、熱収縮率が−0.20%と大きくクッ
ション床材の基布に適さない。尚、マイクロガラスと併
用するとミクロ・フィブリル・セルローズの留まりは良
くなる。
填料として、炭酸カルシウム、カオリン、バインダーと
してPVAと塩ビラテックスの塗液をエアーナイフコー
ターにより40g/m2塗工したガラス繊維混抄塗工紙で
ある。塗工量が40g/m2と多いためフラジール通気度
が1.5ccと目詰めさ、塩ビゾル塗工表面の平担性がグ
レード3まで良化した。ガラス繊維混抄紙の目詰めが充
分でないが、エアーナイフコーターによる塗工の為、塗
液が紙層間に浸透するものの、表面がカバーリングされ
た。
維が3重量%、5重量%、10重量%配合されたガラス
繊維混抄紙の表面に填料としてデラミ・クレー・バイン
ダーとしてスチレンアクリルの塗液をグラビアコーター
により10g/m2塗工したガラス繊維混抄塗工紙であ
る。塩ビゾル塗工表面の平担性は実施例2がグレード
3、実施例3がグレード2、実施例4がグレード1で、
ガラス繊維混抄紙のマイクロガラス配合量による目詰め
効果が現れており、ガラス繊維混抄紙のフラジールを5
cc/cm2/sec以下にすることが好ましいが、その為に
はマイクロガラスの配合量は5重量%以上含有させると
更に良くなる。又剥離強度はいずれも3kg/50mm以上
あり、塗工量10g/m2で問題ない。
ズを配合したガラス繊維混抄紙表面にデラミ・クレー・
スチレンアクリルの塗液をグラビアコーターで塗工した
ガラス繊維混抄塗工紙である。塩ビ塗工表面の平担性は
グレード2である。実施例5のガラス混抄紙はミクロ・
フィブリル・セルローズとマイクロガラス併用で5重量
%の配合であり、ミクロ・フィブリル・セルローズの留
まりによる目詰め効果の影響がわかる。
が5重量%配合された。ガラス混抄紙表面にデラミ・ク
レー/スチレンアクリル=66.7/33.3の塗液を
グラビアコーターにより、実施例6は5g/m2、比較例
3は3g/m2塗工したガラス混抄塗工紙である。塩ビゾ
ル塗工表面の平担性は実施例6はグレード2、比較例例
3はグレード3、剥離強度は実施例6は3.0kg/50
mm、比較例3は1.5kg/50mmである事より、塗工量
として、5g/m2以上、うちバインダー量として1.5g
/m2以上が好ましい。
されたガラス混抄紙表面にデラミクレー/スチレンアク
リル=85/15の塗液をグラビアコーターにより、1
0g/m2塗工したガラス混抄塗工紙である。塩ビゾル塗
工表面の平担性はグレード2と良好であるが剥離強度は
2.0kg/50mm、と低い事より、塗工層中のバインダ
ーが1.5g/m2あると充分な接着強度が得られる。
された。ガラス混抄紙の表面に填料として炭酸カルシウ
ムとカオリン・バインダーとしてSBRラテックスの塗
液をエアーナイフコーターにより、40g/m2塗工し
たガラス混抄塗工紙である。塩ビゾル塗工表面の平担性
がグレード3、剥離強度が2.0kg/50mmで表面平坦
性も良化し、スチレン―アクリルラテックスを用いた場
合より効果は低いが接着性も良い。
なくとも、ガラス繊維、木材パルプ及びバインダー繊維
からなり、該ガラス繊維混抄紙にポリ塩化ビニルとの接
着性のよいラテックスを含む樹脂組成物層を固形分で5
g/m2以上塗工したことを特徴とするガラス繊維混抄塗
工紙とすることにより、これを用いて製造されるクッシ
ョン床材は塩ビゾル塗工表面の平坦性に優れ、塩ビゾル
の使用量が少ない商品価値の高い、しかも経済的な製品
を得る事が出来る。
Claims (11)
- 【請求項1】 ガラス繊維混抄紙が、少なくとも、ガラ
ス繊維、木材パルプ及びバインダー繊維からなり、該ガ
ラス繊維混抄紙にポリ塩化ビニルとの接着性のよいラテ
ックスを含む樹脂組成物を塗工したことを特徴とするガ
ラス繊維混抄塗工紙。 - 【請求項2】 ガラス繊維混抄紙がマイクロガラス繊維
を含むことを特徴とする請求項1記載のガラス繊維混抄
塗工紙。 - 【請求項3】 ガラス繊維混抄紙がミクロ・フィブリル
・セルローズを0〜5重量%を含み、ミクロ・フィブリ
ル・セルローズとマイクロガラス繊維の合計で5〜15
重量%を含むことを特徴とする請求項1または2記載の
ガラス繊維混抄塗工紙。 - 【請求項4】 ガラス繊維混抄紙が顔料及びSBRラテ
ックスを含むことを特徴とする請求項1記載のガラス繊
維混抄塗工紙。 - 【請求項5】 樹脂組成物を設ける側とは反対側に実質
的にガラス繊維を含まない層を設けることにより2層で
構成されたガラス繊維混抄紙である請求項1、2、3ま
たは4記載のガラス繊維混抄塗工紙。 - 【請求項6】 樹脂組成物のうち、スチレンアクリル系
ラテックスが固形分で1.5g/m2以上含有されている
ことを特徴とする請求項1記載のガラス繊維混抄塗工
紙。 - 【請求項7】 樹脂組成物に顔料が含まれることを特徴
とする請求項1記載のガラス繊維混抄塗工紙。 - 【請求項8】 顔料がデラミ・クレーである請求項7記
載のガラス繊維混抄塗工紙。 - 【請求項9】 請求項1〜8記載のガラス繊維混抄塗工
紙の樹脂組成物の塗工手段がグラビア塗工方法であるこ
とを特徴とするガラス繊維混抄塗工紙の製造方法。 - 【請求項10】 クッション床材の裏打ち材用である請
求項1〜8いずれか記載のガラス繊維混抄塗工紙。 - 【請求項11】 クッション床材の裏打ち材用である請
求項9記載のガラス繊維混抄塗工紙の製造方法。
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---|---|---|---|
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JPH1046485A true JPH1046485A (ja) | 1998-02-17 |
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ID=16415525
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Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006087426A1 (en) * | 2005-02-15 | 2006-08-24 | Ahlstrom Glassfibre Oy | A method of manufacturing a carrier substrate for cv flooring, a carrier substrate for cv flooring and cv flooring |
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JP2015086477A (ja) * | 2013-10-29 | 2015-05-07 | 三菱製紙株式会社 | 湿式法不織布及びその製造法 |
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JP2020069710A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | アキレス株式会社 | 透明不燃シート |
CN112663398A (zh) * | 2020-12-23 | 2021-04-16 | 西安爱德乐环保科技有限公司 | 一种柔性玻璃纤维纸及其制备方法 |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP19990396A patent/JP3468994B2/ja not_active Expired - Lifetime
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