JPH104623A - 地絡検出回路および地絡検出方法 - Google Patents

地絡検出回路および地絡検出方法

Info

Publication number
JPH104623A
JPH104623A JP8154520A JP15452096A JPH104623A JP H104623 A JPH104623 A JP H104623A JP 8154520 A JP8154520 A JP 8154520A JP 15452096 A JP15452096 A JP 15452096A JP H104623 A JPH104623 A JP H104623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency component
signal
frequency
zero
phase current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8154520A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Hatakeyama
善博 畠山
Koichi Nishimura
貢一 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP8154520A priority Critical patent/JPH104623A/ja
Publication of JPH104623A publication Critical patent/JPH104623A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大地−電路間に信号を注入し、その信号の漏
洩を計測することで非接地回路での地絡検出を行う場合
に、電線の対地静電容量の影響が少ない地絡検出回路を
提供する。 【解決手段】 非接地系電路12に電路の電源周波数を
阻止する注入フィルター14を介して複数の周波数成分
f1,f2の信号を注入する信号注入回路13を有し、
この複数の注入周波数の比は5以上とする。電路12に
設けた零相電流センサ15により、注入した複数の周波
数成分の漏洩電流を検出して地絡抵抗を計測演算する地
絡抵抗レベル検出回路16を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は非接地系電路の漏
洩電流を検出する地絡検出回路及び地絡検出方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図8は例えば、特公昭55−24331
号公報に示された従来の地絡検出回路である。図におい
て、1は配電用トランス、2は配電用トランス1に接続
した電路、3は電路2の対地容量、4は接地抵抗器等か
らなる接地装置、5は電路2の不平衡電流を検出する零
相変流器である。6は電路2に接続した結合装置であ
り、例えばコンデンサとリアクタとからなる直列共振回
路で、例えば60Hzの商用交流電流は塞流し地絡検出
用の信号電流のみを通過させる。
【0003】7は結合装置5に接続された発振器であ
り、制御器101からの信号によって所定周波数f1
2倍の周波数、例えばf2=2f1が成立するような2倍
の周波数を発振して結合装置6を介して電路2へ注入す
る。9は増幅回路であり、この増幅回路9は零相変流器
5で検出された地絡インピーダンスZ(対地容量3と地
絡抵抗8との並列インピーダンス)の漏洩電流を増幅し
て処理回路10へ出力する。
【0004】処理回路10は、一端を増幅回路9に共通
接続し、他端をそれぞれ制御器101に接続した論理和
ゲート102,104、論理和ゲート102の出力を増
幅する増幅回路103、増幅回路103の出力と論理和
ゲート104の出力を比較する比較器105より構成さ
れる。20は比較器105の出力が所定の設定値に達し
たときにスイッチング動作をし、図示しない表示回路を
動作させるスイッチング素子である。
【0005】次に、従来回路の動作について説明する。
制御器101の指令によって発振器7がf2=2f1が成
立するような2倍の周波数の信号を発振し、これが結合
装置6を介して電路2に加えられと、電路2には図に示
すように対地容量3があるため、各対地容量3を通して
大地に電流ic1が流れ、分岐電路数をnとすれば接地
装置4をnic1となって電流が流れる閉ループを構成
する。
【0006】接地装置4を通る電流nic1は零相変流
器5で検出されて増幅器9により論理和ゲート102、
104の各一端に加えられる。一方論理和ゲート104
の他端には制御器101からゲート用の入力信号を印加
しているので、論理和ゲート102の出力信号だけが増
幅器103で略2倍に増幅されて比較器105に入力さ
れる。
【0007】比較器105は、増幅器103の出力と論
理和ゲート104の出力電流の比を求め、その比が所定
値以外となった時に漏電検出信号をスイッチング素子2
0に出力する。スイッチング素子20は漏電検出信号を
受けるとオン動作し、図示しない表示回路を稼働させて
漏電検出を表示する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の地絡検出回路は
以上のように周波数比の小さい(2倍の)注入周波数を
使用しているので、対地容量が大きいとき零相変流器の
検出ばらつきが地絡抵抗算出に与える影響が大きく(こ
の影響については後述する。)適用できる対地容量範囲
が限られ、つまり対地容量の大きい、即ち電線長の長い
電路には適用が困難であったという問題点があった。
【0009】この発明は以上の様な課題を解決するため
になされたもので、対地容量が大きくなる長い電線長の
電路にも適用できる地絡検出回路および地絡検出方法を
得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る地
絡検出回路は、非接地系電路と大地間に、基準となる第
1の周波数成分の信号及びこの第1の周波数成分と少な
くとも5倍の周波数比を有する第2の周波数成分の信号
を注入する信号注入手段と、前記注入される信号中、前
記第1及び第2の周波数成分の信号を通過させ電源周波
数成分の信号を阻止する注入フィルタと、前記非接地系
電路に設置し、非接地系電路に流れる前記各周波数成分
の電流をそれぞれベクトル合成し零相電流を検出する零
相電流センサ、前記零相電流センサにより検出された第
1の周波数成分の零相電流と、第2の周波数成分の零相
電流との2つのレベルに基づいて地絡抵抗値を算出する
地絡抵抗検出手段と、算出された地絡抵抗値が所定値以
下の場合、警報出力または前記電路の遮断信号を出力す
る警報出力手段とを備えたものである。
【0011】請求項2の発明に係る地絡検出回路は、非
接地系電路と大地間に、基準となる第1の周波数成分の
信号、この第1の周波数成分と少なくとも5倍の周波数
比を有する第2の周波数成分の信号、及び前記第1の周
波数成分より低い第3の周波数成分の信号を注入する信
号注入手段と、前記注入される信号中、前記第1、第
2、及び第3の周波数成分の信号を通過させ電源周波数
成分の信号を阻止する注入フィルタと、前記非接地系電
路に設置し、非接地系電路に流れる前記各周波数成分の
電流をそれぞれベクトル合成し零相電流を検出する零相
電流センサ、前記零相電流センサより検出された零相電
流中、前記各周波数成分の零相電流を抽出する各周波数
成分対応の信号周波数抽出手段と、前記第1の周波数成
分或いは第3の周波数成分対応の信号周波数抽出手段を
切り換えて対応する周波数成分の零相電流を伝達する切
り換えスイッチと、前記信号周波数抽出手段により抽出
された第2の周波数成分の零相電流と切り換えスイッチ
より伝達された周波数成分の零相電流との2つのレベル
に基づいて地絡抵抗値を算出する地絡抵抗検出手段と、
算出された地絡抵抗値が所定値以下の場合、警報出力ま
たは前記電路の遮断信号を出力する警報出力手段とを備
えたものである。
【0012】請求項3の発明に係る地絡検出回路は、非
接地系電路と大地間に、基準となる第1の周波数成分の
信号、この第1の周波数成分と少なくとも5倍の周波数
比を有する第2の周波数成分の信号、前記第1の周波数
成分より低い第3の周波数成分の信号中、前記第1の周
波数成分の信号或いは第3の周波数成分の信号の一方を
選択する信号周波数選択手段と、前記第2の周波数成分
の信号と信号周波数選択手段により選択された周波数成
分の信号を非接地系電路と大地間に注入する信号注入手
段と、前記注入される信号中、前記第2及び選択された
周波数成分の信号を通過させ電源周波数成分の信号を阻
止する注入フィルタと、前記非接地系電路に設置し、非
接地系電路に流れる前記各周波数成分の電流をそれぞれ
ベクトル合成し零相電流を検出する零相電流センサ、前
記零相電流センサにより検出された第2の周波数成分の
零相電流と前記注入信号周波数選択手段に選択された周
波数成分の零相電流との2つのレベルに基づいて地絡抵
抗値を算出する地絡抵抗検出手段と、算出された地絡抵
抗値が所定値以下の場合、警報出力または前記電路の遮
断信号を出力する警報出力手段とを備えたものである。
【0013】請求項4の発明に係る地絡検出回路は、請
求項1ないし3のいずれかにおいて、注入フィルタを帯
域除去フィルタとし、注入された各周波数成分の信号中
で電源周波数成分の信号を除去するものである。
【0014】請求項5の発明に係る地絡検出方法は、非
接地系電路と大地間に、基準となる第1の周波数成分の
信号と、この第1の周波数成分と少なくとも5倍の周波
数比を有する第2の周波数成分の信号を注入して前記非
接地系電路に流れる各周波数成分の電流をそれぞれベク
トル合成し零相電流を検出し、続いて前記零相電流セン
サにより検出された第1の周波数成分の零相電流と、第
2の周波数成分の零相電流との2つのレベルに基づいて
地絡抵抗値を算出した後に、算出された地絡抵抗値が所
定値以下の場合には警報出力または前記電路の遮断信号
を出力するものである。
【0015】請求項6の発明に係る地絡検出方法は、請
求項5において、第1の周波数成分とこれより低い第3
の周波数成分と、前記第1の周波数と少なくとも5倍の
周波数比を有する第2の周波数成分の信号を非接地系電
路に同時に注入し、零相電流センサにより検出された零
相電流成分の内で第2の周波数成分の零相電流と、第1
の周波数成分或いは第3の周波数成分の零相電流成分と
の2つのレベルに基づいて地絡抵抗値を算出するもので
ある。
【0016】請求項7の発明に係る地絡検出方法は、請
求項5において、第1の周波数成分とこれより低い第3
の周波数成分と、前記第1の周波数と少なくとも5倍の
周波数比を有する第2の周波数成分の信号中、第2の周
波数成分の信号と共に、第1或いは第2の周波数成分の
信号の一方を非接地系電路と大地間に注入して前記非接
地系電路に流れる各周波数成分の電流をそれぞれベクト
ル合成し零相電流を検出し、続いて前記零相電流センサ
により検出された第2の周波数成分の零相電流と、第1
或いは第3の周波数成分の零相電流との2つのレベルに
基づいて地絡抵抗値を算出した後に、算出された地絡抵
抗値が所定値以下の場合には警報出力または前記電路の
遮断信号を出力するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1は本実施の形態1の地絡検出回路の
構成を示す図である。図において、11は商用交流電源
が一次側に接続された配電用トランスであり、例えば二
次側の電圧V1、V2は周波数60Hzで100Vであ
る。12は配電用トランス11の二次側電圧が印加され
た非接地交流電路、13は非接地交流電路12に地絡検
出用の信号電圧を注入する信号注入手段であり、この信
号注入手段13は例えば注入信号発生部13a,13b
より発せられた電圧EがAC10V、第1の注入周波数
がf1及び第2の注入周波数f2の複数周波の信号(以
下、注入信号電圧ES)を注入する。
【0018】14は注入フィルターであり、この注入フ
ィルター14は信号注入手段13より注入される注入信
号電圧ESの周波数成分の内、電源周波数60Hzは阻
止して注入周波数f1及びf2の信号は導通させる。
【0019】15は非接地交流電路12の地絡事故によ
り流れる零相電流(漏洩電流)Igを検出する零相電流
センサ(ZCT)、16は地絡抵抗レベル検出回路であ
って零相電流センサ15の検出電流の内、第1の注入周
波数f1と第2の注入周波数f2の漏洩電流Ig1,Ig2
を抽出しその検知レベルから地絡抵抗Rgを算出する。
17は警報出力回路であり、この警報出力回路17は算
出された地絡抵抗Rgが所定値以下のとき、外部へ警報
出力または、非接地交流電路12の図示しない遮断装置
へ遮断信号を出力する。
【0020】図2は注入信号に対する非接地交流電路1
2の等価回路図である。図において、Rgは地絡抵抗、
0は図1に示す各電線12R〜12Tの対地容量C1
2、C3の合計である。
【0021】次に、本実施の形態の動作について述べ
る。非接地交流電路12の1線が地絡抵抗Rgのある位
置で地絡した場合を考える。図2の等価回路図に示すよ
うに、注入信号電圧ESにより地絡抵抗Rg及び対地容
量C0へ漏洩電流Igが流れ、これを零相電流センサー
15が検出する。ここで注入信号電圧ESにおける周波
数f1成分の漏洩電流をIg1,地絡抵抗Rgを流れる電
流をIr1,合計対地容量C0を流れる電流をIc1とす
る。
【0022】また、注入信号電圧ESにおける第2の周
波数f2の漏洩電流をIg2,地絡抵抗Rgを流れる電流
をIr2,合計対地容量C0を流れる電流をIc2とし、
各注入信号電圧ESの周波数比f2/f1をNとすると、
図3のベクトル図からIc2=N・Ic1、Ir2=Ir1
より下記の方程式が成り立つ。
【0023】Ig1 2= Ic1 2+Ir1 2 Ig2 2=(N・ Ic12+Ir1 2
【0024】上記各式から以下の(1)式が得られる。 Ir1 2={(N・Ig12−Ig2 2}/(N2−1) ・・・・(1)
【0025】ここで零相電流センサー15の検出ばらつ
きの影響について述べる。検出ばらつきをαとしばらつ
きの上限と下限を想定してIg1をIg1・(1+α),
Ig2をIg2・(1−α)と検出した場合の漏洩電流I
gの算出誤差をβとする。
【0026】Ir1=ES/Rg Ic1=2πf1・C0・E=A・Ir1(ただしA=2π
1・C0・Rg)である。
【0027】従って(1)式より(1+β)2・Ir1 2
=[N2{(A・Ir12+Ir1 2}(1+α)2
{(N・A・Ir12+Ir1 2}(1−α)2]/(N2
−1)となり以下の(2)式を得る。
【0028】 (1+β)2= (N2・A2・4α+ N2(1+α)2−(1−α)2)/(N2 −1) ・・・(2)
【0029】図4は周波数比N=2、N=5の場合に
(2)式をグラフで現したものであり、縦軸が誤差分散
(1+β)2、横軸はAを示し、地絡抵抗Rg(=ES
/Ir1)の許容算出誤差を20%とすると、(1+
β)2=(1+0.2)2=1.41であるから、N=2
の場合A=0.3程度まで許容できることになる。
【0030】N=5の場合は同様に、(1+β)2
1.41となるのは、A=0.7程度となる。A=2π
1・C0・Rgであり、地絡抵抗Rgが同一であれば、
Aは対地容量C0に比例するからN=5の方がN=2の
場合にくらべ約2倍の対地容量、即ち約2倍の電線長ま
で誤差がほぼ同一で適用できることになる。
【0031】図5はA=0.7の場合の(2)式をグラ
フで表したものである。縦軸が誤差分散(1+β)2
横軸が周波数比Nを示す。図から判るようにN=2から
N=3で(1+β)2は急激に減少し、N=5くらいか
らβはほぼ一定になる。これより周波数比Nを5以上に
設定することで、誤差を少なくして地絡抵抗Rgを検出
できる。
【0032】地絡抵抗Rgの許容算出誤差範囲を設定す
ると、(2)式よりA(A=2・π・f1・C0・R
g)の値がきまり、 第1の注入周波数f1と対地容量C
0は反比例するので、第1の注入周波数f1が小さいほど
対地容量C0は大きくてもよく、本実施の形態の地絡検
出回路を電線長のより長い電路への適用が可能となる。
【0033】非接地交流電路12に注入される信号の周
波数で、商用電源周波付近の周波数は帯域除去フィルタ
で構成される注入フィルタ14により阻止される。従っ
て、商用電源周波数例えば60Hzをはさんで、第1の
注入周波数f1は商用電源周波数より低い値、例えば2
0Hz、また第2の注入周波数f2を商用電源周波数よ
り高い値、例えば100Hzとすることで、注入フィル
タ14の影響を受けずに、地絡抵抗Rgを所定の誤差範
囲内で検出できる。このように、非接地交流電路12の
商用電源周波数を挟んで第1の注入周波数f1と第2の
注入周波数f2を設定することで周波数比を5以上に設
定することが容易となる。
【0034】実施の形態2.図6はこの発明の実施の形
態2の地絡検出回路の構成を示す図である。図におい
て、11〜17は上記実施の形態1の説明と同様であ
る。13cは第1の注入周波数f1より低い周波数の第
3の注入周波数f3の注入信号電圧ESを発する注入信
号発生部であり、各注入信号電圧ESの注入周波数の関
係はf3<f1<f2となる。
【0035】18は周波数選択手段であり、信号注入手
段13へ第1の注入周波数f1の注入信号電圧または第
3の注入周波数f3の注入信号電圧を選択する。第3の
注入周波数f3を第1の注入周波数f1より小さくする
と、第3の注入周波数f3帯域の漏洩電流Ig3を検出す
るためには、周期が長い分それだけ長い検出の時間を要
する。
【0036】例えば注入周波数が5Hzの場合、その1
サイクルの周期は200m秒であるから、高速検出には
適さない(通常、高速型の地絡検出は100m秒以下、
遅延型では300m秒から2秒程度で行われる)。従っ
て、許容される検出時間に応じて、第3の注入周波数f
3を更に低い注入周波数で選択することで、周波数の低
減に反比例して対地容量C0を大きくすることができ
る。これはAが同じ、つまり周波数×C0が一定なら
ば、図5より誤差が大きくなった分、更に小さくなるか
らである。
【0037】実施の形態3.図7はこの発明の実施の形
態3の地絡検出回路の構成を示す図である。図におい
て、11〜17、13a〜13cは上記実施の形態2の
説明と同様である。16eは演算検出部、16a、16
b、16cは第1、第2、第3の注入周波数f1、f2
3の漏洩電流Ig1,Ig2,Ig3を選択抽出するフィ
ルタより構成される注入信号周波数抽出回路、16dは
切り換えスイッチであり、第1の注入周波数f1或いは
第3の注入周波数f3の漏洩電流Ig1,Ig3の一方を
選択して演算検出部16eに伝える。
【0038】次に動作の説明をする。信号注入手段13
から交流電路12へは第1、第2、第3の注入周波数成
分f1、f2、f3の注入信号電圧ESが注入される。零
相電流センサ15では各注入周波数f1、f2、f3の漏
洩電流Ig1,Ig2,Ig3が検知されるが、許容検出
時間に応じて、切り換えスイッチ16dを第1の注入周
波数f1と第3の注入周波数f3のいずれか一方の漏洩
電流Ig1,Ig3を選択することにより、1台の配電用
トランス11から電路が分岐されてそれぞれの分岐電路
の対地容量C0が異なり、許容検出時間が異なる場合
に、各分岐電路に挿入された零相電流センサ15以降の
交流電路12の長さ(対地容量の大きさ)に対応させて
基準となる周波数比を選択するので、分岐電路毎の地絡
抵抗Rgの検出が許容検出時間の範囲で精度よくでき
る。
【0039】なお、説明の都合上、第1の注入周波数f
1の注入信号電圧ESと第2の注入周波数f2の注入信
号電圧ESとを等しいもので説明したが、この注入信号
電圧ESが異なっていても、この電圧比をあらかじめ地
絡抵抗レベル検出回路16に持たせておけば、上述の計
算式に電圧比を加味して、地絡抵抗Rgの算出が可能で
ある。また、電路を一般の商用電源の周波数で説明した
が、これにこだわること無く別の周波数の電路(例えば
400Hz回路)に使用できることは明白である。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、非接地系電路
と大地間に、基準となる第1の周波数成分の信号及びこ
の第1の周波数成分と少なくとも5倍の周波数比を有す
る第2の周波数成分の信号を注入する信号注入手段と、
前記注入される信号中、前記第1及び第2の周波数成分
の信号を通過させ電源周波数成分の信号を阻止する注入
フィルタと、前記非接地系電路に設置し、非接地系電路
に流れる前記各周波数成分の電流をそれぞれベクトル合
成し零相電流を検出する零相電流センサと、前記零相電
流センサにより検出された第1の周波数成分の零相電流
と、第2の周波数成分の零相電流との2つのレベルに基
づいて地絡抵抗値を算出する地絡抵抗検出手段と、算出
された地絡抵抗値が所定値以下の場合、警報出力または
前記電路の遮断信号を出力する警報出力手段とを備え、
2つの信号の周波数成分の比を5倍以上とすることで2
つの周波数成分の漏洩電流のベクトル演算から、地絡抵
抗の演算による計測誤差を小さく抑えることができると
いう効果がある。
【0041】請求項2の発明によれば、非接地系電路と
大地間に、基準となる第1の周波数成分の信号、この第
1の周波数成分と少なくとも5倍の周波数比を有する第
2の周波数成分の信号、及び前記第1の周波数成分より
低い第3の周波数成分の信号を注入する信号注入手段
と、前記注入される信号中、前記第1、第2、及び第3
の周波数成分の信号を通過させ電源周波数成分の信号を
阻止する注入フィルタと、前記非接地系電路に設置し、
非接地系電路に流れる前記各周波数成分の電流をそれぞ
れベクトル合成し零相電流を検出する零相電流センサ
と、前記零相電流センサより検出された零相電流中、前
記各周波数成分の零相電流を抽出する各周波数成分対応
の信号周波数抽出手段と、前記第1の周波数成分或いは
第3の周波数成分対応の信号周波数抽出手段を切り換え
て対応する周波数成分の零相電流を伝達する切り換えス
イッチと、前記信号周波数抽出手段により抽出された第
2の周波数成分の零相電流と切り換えスイッチより伝達
された周波数成分の零相電流との2つのレベルに基づい
て地絡抵抗値を算出する地絡抵抗検出手段と、算出され
た地絡抵抗値が所定値以下の場合、警報出力または前記
電路の遮断信号を出力する警報出力手段とを備えたの
で、地絡検出許容時限内でより配線長の長い電路でも精
度良く地絡抵抗の検出ができるという効果がある。
【0042】請求項3の発明によれば、非接地系電路と
大地間に、基準となる第1の周波数成分の信号、この第
1の周波数成分と少なくとも5倍の周波数比を有する第
2の周波数成分の信号、前記第1の周波数成分より低い
第3の周波数成分の信号中、前記第1の周波数成分の信
号或いは第3の周波数成分の信号の一方を選択する信号
周波数選択手段と、前記第2の周波数成分の信号と信号
周波数選択手段により選択された周波数成分の信号を非
接地系電路と大地間に注入する信号注入手段と、前記注
入される信号中、前記第2及び選択された周波数成分の
信号を通過させ電源周波数成分の信号を阻止する注入フ
ィルタと、前記非接地系電路に設置し、非接地系電路に
流れる前記各周波数成分の電流をそれぞれベクトル合成
し零相電流を検出する零相電流センサ、前記零相電流セ
ンサにより検出された第2の周波数成分の零相電流と前
記注入信号周波数選択手段に選択された周波数成分の零
相電流との2つのレベルに基づいて地絡抵抗値を算出す
る地絡抵抗検出手段と、算出された地絡抵抗値が所定値
以下の場合、警報出力または前記電路の遮断信号を出力
する警報出力手段とを備えたので、零相電流センサ以降
の配線長に応じて地絡検出許容時限を設定することで、
精度良く地絡抵抗の検出ができるという効果がある。
【0043】請求項4の発明によれば、注入フィルタを
帯域除去フィルタとし、注入された各周波数成分の信号
中で電源周波数成分の信号を除去するようにしたので、
注入周波数を自由に設定できるという効果がある。
【0044】請求項5の発明によれば、非接地系電路と
大地間に、基準となる第1の周波数成分の信号と、この
第1の周波数成分と少なくとも5倍の周波数比を有する
第2の周波数成分の信号を注入して前記非接地系電路に
流れる各周波数成分の電流をそれぞれベクトル合成し零
相電流を検出し、続いて前記零相電流センサにより検出
された第1の周波数成分の零相電流と、第2の周波数成
分の零相電流との2つのレベルに基づいて地絡抵抗値を
算出した後に、算出された地絡抵抗値が所定値以下の場
合には警報出力または前記電路の遮断信号を出力するよ
うにしたので、2つの信号の周波数成分の比を5倍以上
とし、2つの周波数成分の漏洩電流のベクトル演算から
地絡抵抗の演算による計測誤差を小さく抑えることがで
きるという効果がある。
【0045】請求項6の発明によれば、第1の周波数成
分とこれより低い第3の周波数成分と、前記第1の周波
数と少なくとも5倍の周波数比を有する第2の周波数成
分の信号を非接地系電路に同時注入し、零相電流センサ
により検出された零相電流成分の内で第2の周波数成分
の零相電流と、第1の周波数成分或いは第3の周波数成
分の零相電流成分との2つのレベルに基づいて地絡抵抗
値を算出するようにしたので、地絡検出許容時限内でよ
り配線長の長い電路でも精度良く地絡抵抗の検出ができ
るという効果がある。
【0046】請求項7の発明によれば、第1の周波数成
分とこれより低い第3の周波数成分と、前記第1の周波
数と少なくとも5倍の周波数比を有する第2の周波数成
分の信号中、第2の周波数成分の信号と共に、第1或い
は第2の周波数成分の信号の一方を非接地系電路と大地
間に注入して前記非接地系電路に流れる各周波数成分の
電流をそれぞれベクトル合成し零相電流を検出し、続い
て前記零相電流センサにより検出された第2の周波数成
分の零相電流と、第1或いは第3の周波数成分の零相電
流との2つのレベルに基づいて地絡抵抗値を算出した後
に、算出された地絡抵抗値が所定値以下の場合には警報
出力または前記電路の遮断信号を出力するようにしたの
で、零相電流センサ以降の配線長に応じて地絡検出許容
時限を設定することで、精度良く地絡抵抗の検出ができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る地絡検出回路
の構成を示す図である。
【図2】 実施の形態1に係る地絡検出回路の注入信号
の等価回路図である。
【図3】 実施の形態1における地絡抵抗漏洩電流算出
を発明を説明するベクトル図である。
【図4】 実施の形態1において注入信号の周波数比率
をパラメータとした地絡抵抗漏洩電流算の誤差分散特性
を示すグラフである。
【図5】 実施の形態1において注入信号の周波数比率
を変えた場合の地絡抵抗漏洩電流算の誤差分散特性を示
すグラフである。
【図6】 この発明の実施の形態2に係る地絡検出回路
の構成を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態3に係る地絡検出回路
の構成を示す図である。
【図8】 従来の地絡検出回路の図である。
【符号の説明】
11 配電用トランス、12 交流電路、13 信号注
入手段、14 注入フィルター、15 零相電流セン
サ、16 地絡抵抗レベル検出回路、16a〜16c
注入信号周波数抽出回路、16d 切り換えスイッチ、
16e 演算検出部、17 警報出力回路、18 周波
数選択手段。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非接地系電路と大地間に、基準となる第
    1の周波数成分の信号、及びこの第1の周波数成分と少
    なくとも5倍の周波数比を有する第2の周波数成分の信
    号を注入する信号注入手段と、 前記注入される信号中、前記第1及び第2の周波数成分
    の信号を通過させ電源周波数成分の信号を阻止する注入
    フィルタと、 前記非接地系電路に設置し、この非接地系電路に流れる
    前記各周波数成分の電流をそれぞれベクトル合成し零相
    電流を検出する零相電流センサと、 前記零相電流センサにより検出された第1の周波数成分
    の零相電流と、前記第2の周波数成分の零相電流との2
    つのレベルに基づいて地絡抵抗値を算出する地絡抵抗検
    出手段と、 算出された地絡抵抗値が所定値以下の場合、警報出力ま
    たは前記非接地系電路の遮断信号を出力する警報出力手
    段とを備えたことを特徴とする地絡検出回路。
  2. 【請求項2】 非接地系電路と大地間に、基準となる第
    1の周波数成分の信号、この第1の周波数成分と少なく
    とも5倍の周波数比を有する第2の周波数成分の信号、
    及び前記第1の周波数成分より低い第3の周波数成分の
    信号を注入する信号注入手段と、 前記注入される信号中、前記第1、第2、及び第3の周
    波数成分の信号を通過させ電源周波数成分の信号を阻止
    する注入フィルタと、 前記非接地系電路に設置し、この非接地系電路に流れる
    前記各周波数成分の電流をそれぞれベクトル合成し零相
    電流を検出する零相電流センサと、 前記零相電流センサより検出された零相電流中、前記各
    周波数成分の零相電流を抽出する各周波数成分対応の信
    号周波数抽出手段と。 前記第1の周波数成分或いは第3の周波数成分対応の信
    号周波数抽出手段を切り換えて対応する周波数成分の零
    相電流を伝達する切り換えスイッチと、 前記信号周波数抽出手段により抽出された前記第2の周
    波数成分の零相電流と切り換えスイッチより伝達された
    周波数成分の零相電流との2つのレベルに基づいて地絡
    抵抗値を算出する地絡抵抗検出手段と、 算出された地絡抵抗値が所定値以下の場合、警報出力ま
    たは前記電路の遮断信号を出力する警報出力手段とを備
    えたことを特徴とする地絡検出回路。
  3. 【請求項3】 基準となる第1の周波数成分の信号、こ
    の第1の周波数成分と少なくとも5倍の周波数比を有す
    る第2の周波数成分の信号、及び前記第1の周波数成分
    より低い第3の周波数成分の信号中、前記第1の周波数
    成分の信号或いは第3の周波数成分の信号の一方を選択
    する信号周波数選択手段と、前記第2の周波数成分の信
    号と信号周波数選択手段により選択された周波数成分の
    信号を非接地系電路と大地間に注入する信号注入手段
    と、 前記注入される信号中、前記第2及び選択された周波数
    成分の信号を通過させ電源周波数成分の信号を阻止する
    注入フィルタと、 前記非接地系電路に設置し、非接地系電路に流れる前記
    各周波数成分の電流をそれぞれベクトル合成し零相電流
    を検出する零相電流センサと、 前記零相電流センサにより検出された第2の周波数成分
    の零相電流と前記注入信号周波数選択手段により選択さ
    れた周波数成分の零相電流との2つのレベルに基づいて
    地絡抵抗値を算出する地絡抵抗検出手段と、 算出された地絡抵抗値が所定値以下の場合、警報出力ま
    たは前記電路の遮断信号を出力する警報出力手段とを備
    えたことを特徴とする地絡検出回路。
  4. 【請求項4】 注入フィルタを帯域除去フィルタとし、
    注入された各周波数成分の信号中で電源周波数成分の信
    号を除去することを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れかに記載の地絡検出回路。
  5. 【請求項5】 非接地系電路と大地間に、基準となる第
    1の周波数成分の信号と、この第1の周波数成分と少な
    くとも5倍の周波数比を有する第2の周波数成分の信号
    を注入して前記非接地系電路に流れる各周波数成分の電
    流をそれぞれベクトル合成し零相電流を検出し、続いて
    前記零相電流センサにより検出された前記第1の周波数
    成分の零相電流と、前記第2の周波数成分の零相電流と
    の2つのレベルに基づいて地絡抵抗値を算出した後に、
    算出された地絡抵抗値が所定値以下の場合には警報出力
    または前記電路の遮断信号を出力することを特徴とする
    地絡検出方法。
  6. 【請求項6】 第1の周波数成分とこれより低い第3の
    周波数成分と、前記第1の周波数と少なくとも5倍の周
    波数比を有する第2の周波数成分の信号を非接地系電路
    に同時に注入し、零相電流センサにより検出された零相
    電流成分の内で第2の周波数成分の零相電流と、第1の
    周波数成分或いは第3の周波数成分の零相電流成分との
    2つのレベルに基づいて地絡抵抗値を算出することを特
    徴とする請求項5に記載の地絡検出方法。
  7. 【請求項7】 第1の周波数成分とこれより低い第3の
    周波数成分と、前記第1の周波数と少なくとも5倍の周
    波数比を有する第2の周波数成分の信号中、前記第2の
    周波数成分の信号と共に、前記第1或いは第2の周波数
    成分の信号の一方を非接地系電路と大地間に注入して前
    記非接地系電路に流れる各周波数成分の電流をそれぞれ
    ベクトル合成し零相電流を検出し、続いて検出された前
    記第2の周波数成分の零相電流と、前記第1或いは第3
    の周波数成分の零相電流との2つのレベルに基づいて地
    絡抵抗値を算出した後に、算出された地絡抵抗値が所定
    値以下の場合には警報出力または前記電路の遮断信号を
    出力することを特徴とする請求項5に記載の地絡検出方
    法。
JP8154520A 1996-06-14 1996-06-14 地絡検出回路および地絡検出方法 Pending JPH104623A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8154520A JPH104623A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 地絡検出回路および地絡検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8154520A JPH104623A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 地絡検出回路および地絡検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH104623A true JPH104623A (ja) 1998-01-06

Family

ID=15586057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8154520A Pending JPH104623A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 地絡検出回路および地絡検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH104623A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006343103A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Hioki Ee Corp 回路基板検査装置
ES2296462A1 (es) * 2005-07-14 2008-04-16 Juan Jose Zamora Belver Sistema para detectar faltas de baja intensidad en la red electrica de distribucion, superponiendo tonos de tension sin necesidad de filtros de red.
JP2008203083A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Tohoku Denki Hoan Kyokai スカラー方式Igr検出器の重畳方式
JP2010054462A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Kansai Denki Hoan Kyokai 低圧電路絶縁監視方法および絶縁監視装置
EP2383856A1 (fr) * 2010-04-30 2011-11-02 Schneider Electric Industries SAS Identification et détection directionnelle d'un défaut dans un reseau triphase
CN102305898A (zh) * 2011-05-18 2012-01-04 昆明理工大学 一种利用暂态能量的交流输电线路故障选相方法
CN109884465A (zh) * 2019-03-01 2019-06-14 辽宁工业大学 一种基于信号注入法的单向接地故障定位方法
CN113687272A (zh) * 2021-08-15 2021-11-23 南京理工大学 一种电动汽车无线充电供电电缆故障定位方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006343103A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Hioki Ee Corp 回路基板検査装置
ES2296462A1 (es) * 2005-07-14 2008-04-16 Juan Jose Zamora Belver Sistema para detectar faltas de baja intensidad en la red electrica de distribucion, superponiendo tonos de tension sin necesidad de filtros de red.
JP2008203083A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Tohoku Denki Hoan Kyokai スカラー方式Igr検出器の重畳方式
JP2010054462A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Kansai Denki Hoan Kyokai 低圧電路絶縁監視方法および絶縁監視装置
EP2383856A1 (fr) * 2010-04-30 2011-11-02 Schneider Electric Industries SAS Identification et détection directionnelle d'un défaut dans un reseau triphase
FR2959618A1 (fr) * 2010-04-30 2011-11-04 Schneider Electric Ind Sas Identification et detection directionnelle d'un defaut dans un reseau triphase.
CN102305898A (zh) * 2011-05-18 2012-01-04 昆明理工大学 一种利用暂态能量的交流输电线路故障选相方法
CN109884465A (zh) * 2019-03-01 2019-06-14 辽宁工业大学 一种基于信号注入法的单向接地故障定位方法
CN109884465B (zh) * 2019-03-01 2023-09-29 辽宁工业大学 一种基于信号注入法的单向接地故障定位方法
CN113687272A (zh) * 2021-08-15 2021-11-23 南京理工大学 一种电动汽车无线充电供电电缆故障定位方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1786726B (zh) 定位电力配电***中的接地故障的***和方法
JP5140012B2 (ja) 漏電テスト装置及びこれを備えた漏電遮断器、回路遮断器、漏電監視装置
KR102050255B1 (ko) 변환기들의 배선을 테스트하기 위한 방법 및 테스트 디바이스
EP0062446B1 (en) Locating faults in power transmission systems
US10191090B2 (en) Power transformers using optical current sensors
CN105093064B (zh) 配电网广域故障定位方法
AU2013333854B2 (en) System for protection of a plurality of DC voltage sources
JP3897818B2 (ja) 電気設備をテストする方法および装置
Loos et al. Fault direction method in compensated network using the zero sequence active energy signal
JPH104623A (ja) 地絡検出回路および地絡検出方法
CN103403564B (zh) 用于接地故障检测适配的方法
JP2019507344A (ja) 地絡故障を判断するための装置および関連する方法
JP2006266814A (ja) 交流インピーダンス測定装置及び方法
JP2019124552A (ja) 電路故障検知装置
JP2598984B2 (ja) 漏電探査装置
JP3640474B2 (ja) 無停電絶縁抵抗測定装置
JP2002098729A (ja) 漏洩電流探査装置
RU72797U1 (ru) Устройство для контроля изоляции электрических систем
Wan et al. Study of a fresh subharmonic injection scheme based on equilibrium principle for hydro-generator stator ground protection
JPH0473755B2 (ja)
JPH01286725A (ja) 地絡検出方式
JPS5933233B2 (ja) 接地系の絶縁抵抗測定装置
SU1481695A1 (ru) Способ вы влени места замыкани на землю в трехфазных электрических сет х с изолированной нейтралью
JP2729822B2 (ja) 配線の絶縁抵抗測定方法
JP2860796B2 (ja) 絶縁抵抗測定方法