JPH1043696A - 産業用シート洗浄装置 - Google Patents

産業用シート洗浄装置

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JPH1043696A
JPH1043696A JP8200768A JP20076896A JPH1043696A JP H1043696 A JPH1043696 A JP H1043696A JP 8200768 A JP8200768 A JP 8200768A JP 20076896 A JP20076896 A JP 20076896A JP H1043696 A JPH1043696 A JP H1043696A
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sheet
brush
poultry
pressure water
roller
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Hidefumi Komada
秀文 駒田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 産業用シート洗浄装置に関し、養鶏シート、
畦シートなどの産業用シートを自動洗浄できる産業用シ
ート洗浄装置の提供を目的とする。 【解決手段】 搬送手段2 の送出手段21にロール状にま
かれた養鶏シート1 をセットし、搬送装置2 で搬送する
養鶏シート1 を前ブラシ5 で清掃し、水噴射手段6 で洗
い落とすと共に膠着している鶏糞などに水を与えて軟化
させ、主ブラシ3で擦り落とし、更に高圧水噴射手段4
から噴射される高圧水で鶏糞などを確実に洗い落とすよ
うに構成する。加えて、脱水ローラ7 で水を除去し、消
毒ローラ8で消毒液を塗布して搬送手段2 の巻取手段23
にロール状に巻き取らせるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、養鶏シート、畦シ
ートなどの産業用シートを自動洗浄する産業用シート洗
浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、養鶏場においては、鶏の健康管
理や鶏舎内の衛生管理のために、鶏舎の鶏糞除去作業は
必要不可欠である。この作業を効率良くするために、多
数の鶏舎を列設し、各列をなす多数の鶏舎の底の格子の
更に下に一連の養鶏シートを敷き、適当な期間ごとにこ
の養鶏シートを交換している。
【0003】この養鶏シートは例えば板厚0.2mm、
幅450mm、長さ5000〜8000mmのカラート
タン板からなり、汚れた養鶏シートはロール状に巻き取
った後、これを作業者が適当に繰り広げながらその両面
を洗浄し、更に、消毒をした後、再びロール状に巻いて
次回の使用のために保管される。
【0004】この養鶏シートの洗浄作業は、広げた養鶏
シートの両面をブラシで擦って乾燥した鶏糞や羽毛、こ
ぼれた食餌などの異物を掃き落とし、この後、養鶏シー
トに水をかけて掃き残された鶏糞や異物を洗い落とすと
共に、膠着している鶏糞や異物を軟化させ、更にこの
後、ブラシで擦って軟化した鶏糞や異物を擦り取り、最
後に高圧水を噴射して擦り取り残された鶏糞や異物を洗
い流すという手順で行われる。
【0005】又、稲作を行う田圃の畦が老朽化した場合
や、もぐらが畦に孔を開けるのを防止するために、畦に
そって畦シートと呼ばれるシートを設置することがあ
り、この畦シートも毎年繰り返し使用するために同様の
要領で洗浄される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、養鶏シ
ートの洗浄作業は、乾燥した鶏糞や異物を掃き落とすと
きにこれらの粉塵が発生する汚い仕事であり、又、2度
にわたってブラシで養鶏シートを擦るきつい仕事であ
り、しかも、養鶏シートを広げたり、巻いたりする際に
養鶏シートの端縁で怪我をする恐れがある危険な仕事で
ある。つまり、この養鶏シートの洗浄作業はきつい、汚
い、危険である、いわゆる、3Kの作業の典型であり、
このため、作業者を確保することが困難になる。
【0007】又、1枚の養鶏シートの洗浄にかなり時間
がかかるので、多量の養鶏シートを一挙に洗浄すること
が困難であり、大規模な養鶏場では養鶏シートの交換頻
度が制限されて鶏の健康管理上や、鶏舎の衛生性を高め
る上で好ましくない事態が生じることがある。
【0008】畦シートの洗浄作業も、その両面に付着し
た泥土を洗い落とす作業であり、同様の問題が伴う。
又、この他にも、種々の産業において、汚物や化学薬品
を受けたり、堰き止めたりするシートが用いられている
が、これらのシートを洗浄する場合にも同様の問題が伴
う。
【0009】本発明は、上記の事情を鑑みてなされたも
のであり、養鶏シート、畦シートなどの産業用シートを
自動洗浄できるようにした産業用シート洗浄装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る産業用シー
ト洗浄装置は、上記の目的を達成するため、シート1を
所定の搬送経路をたどって搬送する搬送手段2と、搬送
中のシート1に接触してこのシート1を清掃するブラシ
3と、このブラシ3で清掃されたシート1に高圧水を噴
射する高圧水噴射手段4とを備えることを特徴とする。
【0011】このように構成した本発明によれば、シー
ト1が搬送手段2で所定の搬送経路をたどって搬送され
る間に、自動的にブラシ3でシート1に付着していた汚
物や異物の大部分が擦り取られ、ブラシ清掃後にシート
1に付着している汚物や異物が高圧水噴射手段4から噴
射される高圧水でシート1の表面から吹き飛ばされ、洗
い流されて洗浄される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面に基づい
て具体的に説明すれば以下の通りである。この実施例は
本発明を養鶏シート洗浄装置に適用したものであり、図
1の横断平面図に示すように、養鶏シート1を板幅方向
を上下にして水平の搬送経路をたどって搬送する搬送手
段2と、搬送中の養鶏シート1に接触してこの養鶏シー
ト1を清掃する左右1対の主ブラシ3と、搬送中の養鶏
シート1に高圧水を噴射する左右1対の高圧水噴射手段
4とを備える。
【0013】又、この養鶏シート洗浄装置は、必要に応
じて、前記主ブラシ3よりも搬送経路の上手側で搬送中
の養鶏シート1に接触してこの養鶏シート1を清掃する
左右1対の前ブラシ5と、この前ブラシ5と前記主ブラ
シ3との間で養鶏シート1に水を噴射する左右1対の水
噴射手段6とを備えている。
【0014】更に、この養鶏シート洗浄装置は、前記高
圧水噴射手段4よりも搬送経路の下手で前記養鶏シート
1に所定の接触圧で転接させるスポンジローラからなる
左右1対の脱水ローラ7と、更にこの脱水ローラ7より
も搬送経路の下手で前記養鶏シート1に所定の接触圧で
転接しながら処理剤としての消毒剤を塗布するスポンジ
ローラからなる左右1対の消毒ローラ8とを備えてい
る。
【0015】そして、これら前ブラシ5、水噴射手段
6、主ブラシ3、高圧水噴射手段4、脱水ローラ7及び
消毒ローラ8を直方形の本体ケース9で覆うことによ
り、周囲に粉塵、処理水、消毒剤などが飛散しないよう
にしている。又、この本体ケース9内の高圧水噴射手段
4と脱水ローラ7との間には左右1対の水防止板10が
設けられ、高圧水噴射手段4側から水滴が脱水ローラ7
側に流れ込んだ水滴により脱水ローラ7の脱水作用が妨
げられたり、消毒ローラ8に含ませた消毒液が希釈され
たりすることを防止している。なお、各防水板10の搬
送経路側の先端部はゴム、プラスチックなどの弾性に優
れた板材で構成して、これらの間を通過する養鶏シート
1の表面に良くなじむようにしてある。
【0016】更に、前記本体ケース9の右側半分9a
は、点検整備を容易にするために、ヒンジ9bを中心に
して縦軸心回りに回転して開閉できるようにしてあり、
又、この本体ケース9の右側半分9a内の後述する取出
ローラ22、前ブラシ5、水噴射手段6、主ブラシ3、
高圧水噴射手段4、脱水ローラ7及び消毒ローラ8はこ
の前記本体ケース9の右側半分9aと共に開閉されるよ
うにしている。
【0017】前記搬送手段2は、その搬送経路の上手側
端部に設けられ、ロール状に巻かれた未処理の養鶏シー
ト1を支持して回転する送出手段21と、送出手段21
から養鶏シート1を繰り出す左右1対の取出ローラ22
と、その搬送経路の下手側端部に設けられ、処理済みの
養鶏シートがロール状に巻付けられながら回転する巻取
手段23と、図2の縦断側面図に示すように、取出ロー
ラ22と巻取手段23との間で養鶏シート1の下縁を受
けて案内する多数のガイドローラ31とを備えている。
【0018】又、図1に示すように、この搬送手段2に
は、必要に応じて、送出手段21から取出ローラ22に
引き出される養鶏シート1を案内する丸形ガイド24及
び入口ガイド25と、処理済みの養鶏シート1を巻取手
段23に案内する出口ガイド26とが設けられる。
【0019】即ち、前記本体ケース9の片側の端面に
は、養鶏シート1を通過させる入口11が形成され、前
記入口ガイド26はこの入口11の左右両側に固定され
ている。又、前記本体ケース9の反対側の端面には養鶏
シート1を通過させる出口12が形成され、この出口1
2の左右両側に前記出口ガイド26が所定の範囲内で左
右に揺動できるように支持させてある。
【0020】更に、図2に示すように、送出手段21と
本体ケース9との間に養鶏シート1の下縁を受ける支部
ガイド32が設けられる。図2に示すように、前記本体
ケース9の下部は搬送経路の上手側に延出され、この延
出部に前記送出手段21がベアリング27を介して搬送
経路に直角な垂直軸心の回りに回転自在に支持されてい
る。
【0021】即ち、この送出手段21は、前記ベアリン
グ27に回転自在に支持された回転軸21aと、この回
転軸21aの先端に固定された円板21bと、この円板
21bの周縁部から上方に延出され、更に上端部で中心
方向に曲げられた多数の角を大きく丸めた逆L字形の骨
枠21cを有するかご形のドラム21dとを備えてい
る。このように、ドラム21dの各骨枠21cを大きく
角を丸めた逆L字形に形成して、このドラム21cの上
端部を丸めることにより、即ち、傘形(逆U字形)に形
成することにより、ロール状に巻かれた未処理の養鶏シ
ート1をこのドラム21cに上方から差し込み易くな
る。
【0022】このドラム21cにロール状に巻かれた未
処理の養鶏シート1を上方から差し込んで円板21bに
載せ、この養鶏シート1の一端を取出ローラ22に噛み
込ませた後、本体ケース9に設けた運転スイッチ30を
押すと、搬送モータ28により取出ローラ22が駆動さ
れ、養鶏シート1が本体ケース9内に引き込まれて、左
右1対の前ブラシ5の間に送り込まれる。
【0023】左右の前ブラシ5は、本体ケース1の一横
側部に設けたブラシモータ13によって例えば平面視に
おいて反時計回り方向に回転しながら養鶏シート1に接
触し、その表面に付着している乾燥した鶏糞及び異物、
軟らかい鶏糞及び異物を擦り取って養鶏シート1を清掃
する。
【0024】この後、養鶏シート1には水噴射手段6か
ら水が噴射され、前ブラシ5によって養鶏シート1の表
面に掃き残された鶏糞や異物を洗い落とすと共に、養鶏
シート1にこびり着いている硬い鶏糞に水分を与えて軟
化させる。
【0025】更にこの後、養鶏シート1は主ブラシ3の
間に送り込まれ、この主ブラシ3をブラシモータ13に
よって例えば平面視において反時計回り方向に回転させ
ながら養鶏シート1に接触させることにより、養鶏シー
ト1から軟化した鶏糞や異物が擦り取られる。
【0026】これにより養鶏シート1の表面はほぼ完全
に洗浄されるが、更に固く表面にこびり着いている鶏糞
及び異物や、主ブラシ3が掃き残した鶏糞及び異物を確
実に養鶏シート1の表面から除去するために、主ブラシ
3を通過した養鶏シート1に高圧水噴射手段4から高圧
水が噴射される。
【0027】このようにして、鶏糞を完全に除去された
養鶏シート1は、水防止板10を通過して脱水ローラ7
に送り込まれ、この脱水ローラ7によってその表面の水
分を除去されてから消毒ローラ8で消毒液を塗布され、
本体ケース9の出口12から送り出される。
【0028】なお、これら脱水ローラ7及び消毒ローラ
8は、必要に応じて、本体ケース1の一横側部に設けた
搬送モータ28で駆動して、養鶏シート1の搬送にも兼
用するようにしている。又、消毒ローラ8には本体ケー
ス9上に設けた図示しない消毒液タンクから開閉弁を介
して消毒液が供給されるようにしている。
【0029】本体ケース9の出口12から送り出された
養鶏シート1は出口ガイド26に案内され、搬送モータ
28により駆動される巻取手段23に送り込まれる。こ
の巻取手段23は、前記本体ケース9の下部を搬送経路
の下手側に延出した延出部にベアリング29を介して縦
軸心の回りに回転自在に支持された回転軸23aと、こ
の回転軸23aの上端に固定されたハブ23bと、この
ハブ23bの周面から放射方向に水平に延出され、更に
上向きに曲げられた多数の角を丸めたL字形の骨枠23
cを有する逆傘形(U字形)のドラム23dとを備え
る。
【0030】巻取手段23に送り込まれた養鶏シート1
の先端部は回転しているドラム23dの隣接する2本の
骨枠23cの間に送り込まれ、ドラム23dが回転する
ことによりこれら2本の骨枠23cに絡められる。養鶏
シート1のドラム23dへの送り込み速度とドラム23
dの回転速度を同調させることにより、先端が2本の骨
枠23cに絡められた養鶏シート1は自動的にドラム2
3dの周囲にロール状に巻き取られて行く。
【0031】要するに、この養鶏シート洗浄装置によれ
ば、ロール状に巻かれた処理前の養鶏シート1を送出手
段21にセットし、この養鶏シートの先端を取出ローラ
22に噛み込ませた後、運転スイッチ30を操作して搬
送手段2、前ブラシ5、水噴射手段6、主ブラシ3、高
圧水噴射手段4、脱水ローラ7及び消毒ローラ8を作動
させることにより、自動的に両面の洗浄と消毒とを済ま
せた養鶏シート1を巻取手段23に自動的にロール状に
巻き取らせることができ、例えば板厚0.2mm、板幅
450mm、長さ5000〜8000mmのカラートタ
ンからなる養鶏シート1を1時間当たり13.3枚(8
0枚/6時間)程度の高能率で洗浄し、消毒できるよう
になる。つまり、養鶏シート1の洗浄作業及び消毒作業
を自動化できると共に、これらの作業の処理時間を短縮
することができ、その結果、養鶏シート1の交換頻度を
高めて鶏の健康管理や鶏舎内の清潔、清掃などの衛生性
を高めることができるのである。
【0032】しかも、前記前ブラシ5、水噴射手段6、
主ブラシ3、高圧水噴射手段4、脱水ローラ7及び消毒
ローラ8を本体ケース9で覆っているので、周囲に鶏糞
や異物の混じった粉塵や汚水が放散されることがなく、
すこぶる衛生的にこれら洗浄作業及び消毒作業を処理す
ることができるのである。
【0033】又、巻取手段23に巻き終わった養鶏シー
ト1はこの巻取手段23から外して次回の使用に備えて
保管されるが、上述したように、ドラム23dを構成す
る各骨枠23cを角を丸めたL字形に形成して、ドラム
23cの下端部を丸めてあるので、即ち、ドラム23c
を逆傘形(U字形)に形成てあるので、洗浄及び消毒を
済ませてこのドラム23cにロール状に巻き取られた養
鶏シート1は簡単に上方に引き抜くことができる。
【0034】ところで、ドラム21cから繰り出される
養鶏シート1は、ロール状に巻く時に板厚方向に波打つ
くせが付いたり、送出手段21から繰り出された時に波
打つことがある。このような場合に取出ローラ22、脱
水ローラ7及び消毒ローラ8の位置を固定してあれば、
波打った養鶏シート1の片面が前ブラシ5や主ブラシ3
に十分に接触しなかったり、高圧水噴射手段4から噴射
する水圧が減少したりして、洗浄能力が損なわれるおそ
れが生じる。
【0035】この問題を解消するために、前ブラシ5や
主ブラシ3の毛足を長くすることも考えられるが、この
場合には回転抵抗が増大する上、ブラシの毛が摩耗し易
く、予期したほどには長期間にわたって洗浄能力の低下
を防止できない。
【0036】そこで、この実施例では、前記取出ローラ
22、脱水ローラ7及び消毒ローラ8をそれぞれ独立し
て養鶏シート1の板厚方向、即ち、左右方向に移動可能
に本体ケース9に支持させ、養鶏シート1が前ブラシ5
から高圧水噴射手段4までの間で、前ブラシ5と主ブラ
シ3とを案内にして正確に搬送経路上を移動し、その両
側の取出ローラ22、脱水ローラ7及び消毒ローラ8を
養鶏シート1のくせに合わせて昇降させることにより、
無理なく養鶏シート1を前ブラシ5から高圧水噴射手段
4までの間で正確に搬送経路上に位置するようにして、
長期間にわたって洗浄能力の低下を防止できるようにし
ている。
【0037】又、上記の一実施例においては、主ブラシ
3と前ブラシ5とによって養鶏シート1に付着した鶏糞
や異物を擦り取っているが、これらのブラシ3,5に代
えて、バフローラで養鶏シート1に付着した鶏糞や異物
を擦り取るようにしてもよく、更に、これらのブラシ
3,5に代えて、高圧水噴射手段4を搬送経路に沿って
複数段に設け、養鶏シート1の表面に波状的に高圧水を
繰り返し噴射して、水圧によって鶏糞や異物を養鶏シー
ト1の表面から除去するようにしてもよい。
【0038】もっとも、水資源の保護の観点からは、ブ
ラシ3,5又はバフローラと高圧水噴射手段4とを併用
することが好ましく、更に、養鶏シート1の表面に対す
る順応性を考慮する立場から、上述のように、ブラシ
3,5と高圧水噴射手段4とを併用することが最も好ま
しいのである。
【0039】又、上記の一実施例においては、最も大幅
に省人化ないし省力化を図ると共に、互いに関連するこ
れらの作業を効率よく処理するために、脱水ローラ7や
消毒ローラ8を設けているが、本発明においてはこれら
を省略してもよい。
【0040】又、上記の一実施例においては、搬送経路
を水平にしているが、搬送経路をその上手側又は下手側
に傾斜させたり、直立させたり、平面視又は側面視にお
いて、U字形、V字形、S字形などの非直線経路に設定
したりしてもよい。
【0041】又、上記の一実施例においては脱水ローラ
7により洗浄後の養鶏シート1の水分を除去するように
しているが、この脱水ローラ7に代えて、温風あるいは
冷風を吹きつける送風式乾燥装置を設けてもよい。更
に、脱水ローラ7やこれに代わる送風式乾燥装置は消毒
ローラ8よりも搬送経路の下手側に設け、養鶏シート1
を乾燥状態で本体ケース9から送り出されるようにして
もよい。
【0042】又、上記の一実施例において、消毒ローラ
8に代えて、消毒液を養鶏シート1に噴霧する噴霧手段
を設けてもよい。以上の説明では、養鶏シートを洗浄す
る養鶏シート洗浄装置を例にとって説明しているが、本
発明はこれの他に畦シートを洗浄する畦シート洗浄装置
など、広く産業用シートを洗浄する産業用シート洗浄装
置に適用されるものである。
【0043】従って、必要に応じて設けられる、前記ブ
ラシ及び/又は高圧水噴射手段よりも搬送経路の下手で
シートに処理剤を付着させる手段としては消毒剤を付着
させるものに限らず、例えばシートどうしの付着を防止
するための離型剤、紫外線防止剤などのシートの劣化を
防止する保護剤などを付着させる手段が含まれる。
【0044】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、シー
トを所定の搬送経路をたどって搬送する搬送手段と、搬
送中のシートに接触してこのシートを清掃するブラシ及
び/又は搬送中のシートに高圧水を噴射する高圧水噴射
手段とを備えるので、搬送手段で搬送されているシート
からブラシにより汚物や異物を清掃し、更に高圧水で汚
物や異物を養鶏シートから吹き飛ばすと共に洗い流すの
で、人手に頼らずにシートを洗浄することができ、人手
不足の問題を解消できる効果が得られる。
【0045】本発明において、特に搬送経路の上手にブ
ラシが配置され、その下手に高圧水噴射手段が配置され
る場合には、ブラシで乾燥した汚物や異物、柔らかい汚
物や異物など大部分の汚物や異物を取り除いた後、シー
トにこびりついた汚物や異物を高圧水で吹き飛ばして洗
い流すことができるので、高能率な洗浄作業が行える効
果が得られる。
【0046】又、本発明において、前記ブラシ及び/又
は高圧水噴射手段よりも搬送経路の下手にシートから水
分を除去する手段が設けられる場合には、洗浄時にシー
トに付着した多量の水を除去できるので、その後の錆の
発生、雑菌の繁殖などを防止することができ、衛生性を
高めることができる効果が得られる。
【0047】更に、本発明において、前記ブラシ及び/
又は高圧水噴射手段よりも搬送経路の下手でシートに処
理剤を付着させる手段が設けられる場合には、シートの
洗浄に引き続いてシートの消毒や離型剤の塗布、保護剤
の塗布など保存に必要な処理も自動的に処理できること
になり、一層省人化ないし省力化を図ることができる効
果が得られる。
【0048】又更に、本発明において、前記ブラシより
も搬送経路の上手でシートに水を噴射する水噴射手段を
備える場合には、シートに膠着した汚物や異物を湿らせ
て軟化させることができ、ブラシによる汚物や異物の擦
り落としが容易になり、より効率良く洗浄できる効果が
得られる。
【0049】加えて、本発明において、特に前記搬送手
段が、その搬送経路の上手側端部に設けられ、ロール状
に巻かれた未処理のシートを支持して回転する送出手段
と、その搬送経路の下手側端部に設けられ、処理済みの
シートをロール状に巻付けながら回転する巻取手段とを
備える場合には、送出手段にロール状に巻かれた未処理
のシートを支持させて本発明を作動させるだけで、処理
された養鶏シートが巻取手段に自動的にロール状に巻き
取られるので、更に一層省人化ないし省力化を図ること
ができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の横断平面図である。
【図2】本発明の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 養鶏シート 2 搬送手段 3 主ブラシ 4 高圧水噴射手段 5 前ブラシ 6 水噴射手段 7 脱水ローラ 8 消毒ローラ 21 送出手段 23 巻取手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを所定の搬送経路をたどって搬送
    する搬送手段と、搬送中のシートに接触してこのシート
    を清掃するブラシと、このブラシで清掃されたシートに
    高圧水を噴射する高圧水噴射手段とを備えることを特徴
    とする産業用シート洗浄装置。
  2. 【請求項2】 搬送経路の上手にブラシが配置され、そ
    の下手に高圧水噴射手段が配置される請求項1に記載の
    産業用シート洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記ブラシ及び/又は高圧水噴射手段よ
    りも搬送経路の下手にシートから水分を除去する手段が
    設けられる請求項1又は2に記載の産業用シート洗浄装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ブラシ及び/又は高圧水噴射手段よ
    りも搬送経路の下手でシートに処理剤を付着させる手段
    が設けられる請求項1ないし3のいずれか1項に記載の
    産業用シート洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記ブラシよりも搬送経路の上手でシー
    トに水を噴射する水噴射手段を備える請求項1ないし4
    のいずれか1項に記載の産業用シート。
  6. 【請求項6】 前記搬送手段が、その搬送経路の上手側
    端部に設けられ、ロール状に巻かれた未処理のシートを
    支持して回転する送出手段と、その搬送経路の下手側端
    部に設けられ、処理済みのシートがロール状を巻付けな
    がら回転する巻取手段とを備える請求項1ないし5のい
    ずれか1項に記載の産業用シート洗浄装置。
JP8200768A 1996-07-30 1996-07-30 産業用シート洗浄装置 Pending JPH1043696A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007198839A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Hitachi Ltd サプレッションチェンバのメンテナンス方法
JP2008155127A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Okamoto Kiki Sangyo:Kk シート洗浄機
CN107055149A (zh) * 2016-11-18 2017-08-18 无锡祁龙胶粘制品有限公司 一种具有清洗功能的环保型保护膜卷膜装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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