JPH1037815A - 内燃エンジンの蒸発燃料処理装置 - Google Patents

内燃エンジンの蒸発燃料処理装置

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JPH1037815A
JPH1037815A JP8214116A JP21411696A JPH1037815A JP H1037815 A JPH1037815 A JP H1037815A JP 8214116 A JP8214116 A JP 8214116A JP 21411696 A JP21411696 A JP 21411696A JP H1037815 A JPH1037815 A JP H1037815A
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fuel
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高志 磯部
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/08Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
    • F02M25/0809Judging failure of purge control system

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  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Testing Of Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンク内圧の変動が少ない環境であっても蒸
発燃料処理系の異常を正確に判定することができる内燃
エンジンの蒸発燃料処理装置を提供する。 【解決手段】エンジン始動後、所定時間tmPTKCH
K毎にタンク内圧PTANKを読み込み、タンク内圧の
サンプリング回数が所定値Nに達すると、異常診断が行
われる。サンプリング回数Nは、図6に示すように、始
動時エンジン水温TWINが高い程小さい値に設定さ
れ、始動時エンジン水温TWINが低い程大きな値に設
定される。これにより、リークが無い場合であって且つ
始動時エンジン水温TWINIが低温域にあるようなタ
ンク内圧PTANKの変動が少ない環境であっても、タ
ンク内圧PTANKのサンプリング時間を長くして、タ
ンク内圧PTANKの変動を取り出して、蒸発燃料処理
系の異常を正確に判定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃エンジンの燃
料タンク内で発生する蒸発燃料を吸気系に放出(パー
ジ)するようにした蒸発燃料処理系の異常を診断するこ
とができる内燃エンジンの蒸発燃料処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、燃料タンクと、該燃料タンク
内で発生する蒸発燃料を吸着するキャニスタと、キャニ
スタと内燃機関の吸気系とを連通する通路に設けられキ
ャニスタに吸着された蒸発燃料の供給を制御するパージ
制御弁とを備える蒸発燃料処理系を有する内燃エンジン
の蒸発燃料処理装置が広く用いられおり、この種の蒸発
燃料処理系の異常診断手法としては、例えば特開平7−
12016号公報に開示されるものがあった。
【0003】上記公報に開示された手法によれば、エン
ジン始動時から所定時間内に燃料タンク内圧の変動を監
視し、該タンク内圧が大気圧付近であり且つタンク内圧
の変動が所定範囲内である場合に蒸発燃料処理系の異常
(蒸発燃料の漏れ)が判定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の異常診断手法では、特に外気温度が低いときのアイ
ドル放置時又は低負荷運転時は、燃料タンクの温度の上
昇速度が遅く、タンク内圧の変動が極端に少ないため、
蒸発燃料処理系に蒸発燃料の漏れがないにもかかわら
ず、蒸発燃料処理系に異常があると誤判定するおそれが
あった。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑み、タンク
内圧の変動が少ない環境であっても蒸発燃料処理系の異
常を正確に判定することができる内燃エンジンの蒸発燃
料処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明は、燃料タンク、該燃料タンク内で発生
する蒸発燃料を吸着するキャニスタ、及び前記燃料タン
クと前記キャニスタとを連通する通路に設けられ前記燃
料タンク内を所定の圧力に調整する調整弁を有する蒸発
燃料処理系と、前記燃料タンク内の圧力を検出する圧力
検出手段と、エンジン始動後所定時間内に前記圧力検出
手段により検出された前記燃料タンク内の圧力に応じて
前記蒸発燃料処理系の異常を判定する異常判定手段とを
備えた内燃エンジンの蒸発燃料処理装置において、前記
異常判定手段は、前記所定時間をエンジン始動時のエン
ジン温度又は外気温度に応じて変更する変更手段を備え
たことを特徴とする。
【0007】また、請求項2の発明は、上記請求項1の
発明における所定時間は、前記エンジン始動時のエンジ
ン温度又は外気温度が低いときに、前記エンジン始動時
のエンジン温度又は外気温度が高いときより大きい値に
変更されることを特徴とする。
【0008】また、請求項3の発明は、燃料タンク、該
燃料タンク内で発生する蒸発燃料を吸着するキャニス
タ、及び前記燃料タンクと前記キャニスタとを連通する
通路に設けられ前記燃料タンク内を所定の圧力に調整す
る調整弁を有する蒸発燃料処理系と、前記燃料タンク内
の圧力を検出する圧力検出手段と、エンジン始動後所定
時間内に前記圧力検出手段により検出された前記燃料タ
ンク内の圧力に応じて前記蒸発燃料処理系の異常を判定
する異常判定手段とを備えた内燃エンジンの蒸発燃料処
理装置において、前記異常判定手段は、前記エンジンが
搭載される車両の走行距離に応じたタイミングで前記蒸
発燃料処理系の異常を判定することを特徴とする。
【0009】また、請求項4の発明は、燃料タンク、該
燃料タンク内で発生する蒸発燃料を吸着するキャニス
タ、及び前記燃料タンクと前記キャニスタとを連通する
通路に設けられ前記燃料タンク内を所定の圧力に調整す
る調整弁を有する蒸発燃料処理系と、前記燃料タンク内
の圧力を検出する圧力検出手段と、エンジン始動後所定
時間内に前記圧力検出手段により検出された圧力値に応
じて前記蒸発燃料処理系の異常を判定する異常判定手段
とを備えた内燃エンジンの蒸発燃料処理装置において、
前記異常判定手段は、前記圧力検出手段により検出され
た前記燃料タンク内の圧力に応じた値と前記エンジン始
動時のエンジン温度又は外気温度により設定した基準値
とを比較して前記蒸発燃料処理系の異常を判定すること
を特徴とする。
【0010】請求項1の蒸発燃料処理装置によれば、所
定時間が、エンジン始動時のエンジン温度又は外気温度
に応じて変更される。
【0011】また、請求項2の蒸発燃料処理装置によれ
ば、所定時間が、エンジン始動時のエンジン温度又は外
気温度が低いときに、エンジン始動時のエンジン温度又
は外気温度が高いときより大きい値に変更される。
【0012】また、請求項3の蒸発燃料処理装置によれ
ば、エンジンが搭載される車両の走行距離に応じたタイ
ミングで蒸発燃料処理系の異常が判定される。
【0013】また、請求項4の蒸発燃料処理装置によれ
ば、圧力検出手段により検出された燃料タンク内の圧力
に応じた値とエンジン始動時のエンジン温度又は外気温
度により設定された値とが比較されて蒸発燃料処理系の
異常の判定が行われる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0015】まず最初に、本発明の第1の実施の形態に
ついて、図1〜図6を参照して説明する。
【0016】図1は本発明の第1の実施の形態に係る内
燃エンジンの蒸発燃料処理装置の全体構成図である。
【0017】図中、1は例えば4気筒を有する内燃エン
ジン(以下、単に「エンジン」という)であって、該エ
ンジン1の吸気管2の途中にはスロットル弁3が配され
ている。また、スロットル弁3にはスロットル弁開度
(θTH)センサ4が連結されており、当該スロットル
弁3の開度に応じた電気信号を出力して電子コントロー
ルユニット(以下、「ECU」という)5に供給する。
【0018】燃料噴射弁6は、吸気管2の途中であって
エンジン1とスロットル弁3との間の図示しない吸気弁
の少し上流側に各気筒毎に設けられている。また、各燃
料噴射弁6は燃料供給管7を介して燃料タンク9に接続
されており、燃料供給管7の途中には燃料ポンプ8が設
けられている。燃料噴射弁6はECU5に電気的に接続
され、該ECU5からの信号により燃料噴射弁6の開弁
時期が制御される。
【0019】吸気管2の前記スロットル弁3の下流側に
は吸気管内絶対圧PBAを検出する吸気管内絶対圧(P
BA)センサ13及び吸気温TAを検出する吸気温(T
A)センサ14が装着されており、これらのセンサの検
出信号はECU5に供給される。
【0020】エンジン1のシリンダブロックの冷却水が
充満した気筒周壁にはサーミスタ等からなるエンジン水
温(TW)センサ15が挿着され、該TWセンサ15に
より検出されたエンジン冷却水温TWは電気信号に変換
されてECU5に供給される。
【0021】エンジン1の図示しないカム軸周囲または
クランク軸周囲にはエンジン回転数(NE)センサ16
が取り付けられている。
【0022】NEセンサ16はエンジン1のクランク軸
の180度回転毎に所定のクランク角度位置で信号パル
ス(以下、「TDC信号パルス」という)を出力し、該
TDC信号パルスはECU5に供給される。
【0023】排気管12の途中には、排気濃度センサと
してのO2センサ32が装着されており、排気ガス中の
酸素濃度を検出してその検出値VO2に応じた信号を出
力しECU5に供給する。排気管12のO2センサ32
の下流には、排気ガス浄化装置である三元触媒33が設
けられている。
【0024】またECU5には、エンジン1が搭載され
た車両の走行速度VPを検出する車速センサ17、バッ
テリ電圧VBを検出するバッテリ電圧センサ18及び大
気圧PAを検出する大気圧センサ19が接続されてお
り、これらのセンサの検出信号はECU5に供給され
る。
【0025】次に燃料タンク9、チャージ通路20、キ
ャニスタ25、パージ通路27等から構成される蒸発燃
料排出抑止系(以下、「排出抑止系」という)31につ
いて説明する。
【0026】燃料タンク9はチャージ通路20を介して
キャニスタ25に接続されており、チャージ通路20は
第1〜第3の分岐部20a〜20cを有する。その分岐
部20a〜20cと燃料タンク9との間のチャージ通路
20には、燃料タンク9内の圧力(以下、タンク内圧と
いう)PTANKを検出する圧力検出手段としてのタン
ク内圧センサ11が設けられており、このセンサの検出
信号はECU5に供給される。
【0027】第1の分岐部20aには、一方向弁21及
びパフロス弁22が設けられている。一方向弁21は、
タンク内圧PTANKが大気圧より5mmHg程度高く
なったときのみ開弁作動するように構成されている。パ
フロス弁22は、後述するパージ実行中に開弁され、エ
ンジン停止中は閉弁される電磁弁であり、その作動はE
CU5により制御される。
【0028】第2の分岐部20bには二方向弁23が設
けられている。二方向弁23は、タンク内圧PTANK
が大気圧より20mmHg程度高くなったとき及びタン
ク内圧PTANKが二方向弁23のキャニスタ25側の
圧力より10mmHgだけ低くなったときに開弁作動す
るように構成されている。
【0029】第3の分岐部20cには、バイパス弁24
が設けられている。バイパス弁24は、通常は閉弁状態
とされ、後述する異常診断実行中開閉される電磁弁であ
り、その作動はECU5により制御される。
【0030】キャニスタ25は、燃料蒸気を吸着する活
性炭を内蔵し、通路26aを介して大気に連通する吸気
口(図示せず)を有する。通路26aの途中には、ドレ
ンシャット弁26が設けられている。ドレンシャット弁
26の作動はECU5により制御される。
【0031】キャニスタ25は、パージ通路27を介し
て吸気管2のスロットル弁3の下流側に接続されてお
り、パージ通路27は第1及び第2の分岐部27a,2
7bを有する。第1の分岐部27aにはジェットオリフ
ィス28及びジェットパージ制御弁29が設けられ、第
2の分岐部27bにパージ制御弁30が設けられてい
る。ジェットパージ制御弁29は、パージ制御弁30で
は正確に制御できないような小流量のパージ燃料混合気
を制御するための電磁弁であり、パージ制御弁30は、
その制御信号のオン−オフデューディ比を変更すること
により流量を連続的に制御することができるように構成
された電磁弁であり、これらの電磁弁29,30の作動
はECU5により制御される。
【0032】ECU5は、上述の各種センサからの入力
信号波形を整形して電圧レベルを所定レベルに修正し、
アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を
有する入力回路と、中央演算処理回路(以下、「CP
U」という)と、該CPUで実行する演算プログラムや
演算結果等を記憶する記憶手段と、前記燃料噴射弁6、
パプロス弁22、バイパス弁24、ジェットパージ制御
29及びパージ制御弁30に駆動信号を供給する出力回
路とを備えている。
【0033】なお、ECU5は、後述する図2〜図4に
示す異常診断処理を実行するためのプログラムを有す
る。すなわち、ECU5は、異常判定手段を構成する。
【0034】図2、図3及び図4は、本実施の形態にお
いて実行される異常診断処理手順を示すフローチャート
であり、図5は該処理手順において読み込まれたタンク
内圧値PTANKの頻度を示す図である。
【0035】まずステップS1では、異常診断処理が終
了したことを“1”で示す異常診断処理終了フラグFD
ONE90Aが“1”であるか否かを判別する。最初は
その答が否定(NO)であるので、ステップS2へ進ん
でエンジン1が始動モードにあるか否かを判別する。
【0036】ステップS2の答が肯定(YES)である
場合は、TWセンサ15により検出されたエンジン冷却
水温TWを始動時エンジン水温TWINIとして記憶す
る(ステップS3)と共に、タイマtmPTKASTに
所定時間T1をセットする(ステップS4)。そして、
タンク内圧PTANKの最小値PTKMIN及び最大値
PTKMAXとして現時点のタンク内圧PTANKを記
憶し、タンク内圧PTANK値の合計値PTKSUM及
びタンク内圧PTANKのモニタ実施回数すなわちサン
プリング回数をカウントするカウンタCPTKCHKに
“0”をセットし、更に、サンプリング回数Nをステッ
プS3で記憶した始動時エンジン冷却水温TWINIの
値に応じて算出する(ステップS5)。
【0037】ステップS5におけるサンプリング回数N
の算出は、予めECU5の記憶手段に記憶されている図
6のテーブルを用いて行われる。図6は、上記サンプリ
ング回数Nの算出に用いられるテーブルの一例を示す図
である。同図において、N値は、始動時エンジン水温T
WINIが高い程小さい値(例えば、始動時エンジン水
温TWINIが20℃である場合はN=180回)に設
定され、始動時エンジン水温TWINIが低い程大きな
値(例えば、始動時エンジン水温TWINIが0℃であ
る場合はN=360回)に設定される。以上のようにサ
ンプリング回数Nを設定することにより、燃料タンク9
にリークが無い場合であって且つ始動時エンジン水温T
WINIが低温域にあるようなタンク内圧PTANKの
変動が少ない環境であっても、タンク内圧PTANKの
サンプリング時間を長くして、タンク内圧PTANKの
変動を取り出すことができる。
【0038】図2に戻り、ステップS6で、現時点のタ
ンク内圧PTANKをPTANK変動量算出用の基準値
PTKBFとして設定し、タンク内圧PTANKをサン
プリングする時間間隔を設定するためのタイマtmPT
KCHKに所定値T2をセットして(ステップS6)、
本手順を終了する。
【0039】一方、ステップS2の答が否定(NO)、
すなわちエンジン1が始動モードから通常モードへ移行
したときは、上記タイマtmPTKASTの値が“0”
になったか否かを判別する(ステップS7)。
【0040】ステップS7の答が否定(NO)のとき
は、エンジン1が始動モードから通常モードへ移行して
から所定時間T1が経過していないとして、上述したス
テップS5に進む。また、ステップS7の答が肯定(Y
ES)のときは、上記ステップS6でセットしたタイマ
tmPTKCHKが“0”になった否かを判別し(ステ
ップS8)、その答が否定(NO)の場合は本手順を終
了する。
【0041】ステップS8の答が肯定(YES)の場合
は、現時点のタンク内圧PTANKの値を読み込み(ス
テップS9)、そのPTANK値から上述した基準値P
TKBFを差分した絶対値が所定の閾値DPTKCHK
よりも大きいか否かを判別し(ステップS10)、その
答が肯定(YES)のときはPTANK値の変動が大き
く、そのPTANK値が蒸発燃料処理系の異常診断に適
していないと判断して、上記ステップS5及びステップ
S6の処理を再度行う。
【0042】また、ステップS10の答が否定(NO)
のときは、PTANK値の変動が大きくなく、そのPT
ANK値が蒸発燃料処理系の異常診断に適していると判
断し、ステップS11以下の処理に進む。
【0043】以上の処理により、タンク内圧の変動が大
きくない場合におけるPTANK値が所定時間tmPT
KCHKの間隔で読み込まれ、そのPTANK値を用い
た異常診断処理が行われることになる。
【0044】ステップS11では、カウンタCPTKC
HKの値がステップS5で設定したサンプリング回数N
に等しいか否かを判別する。最初はその答が否定(N
O)であるのでステップS12へ進み、今回読み込まれ
たPTANK値が最小値PTKMINよりも小さいか否
かを判別し、その答が肯定(YES)のときはこの最小
値PTKMINにPTANK値の今回値を設定する(ス
テップS13)。また、ステップS12の答が否定(N
O)のときは、今回読込まれたPTANKが最大値PT
KMAXよりも大きいか否かを判別する(ステップS1
4)。その答が肯定(YES)のときは該最大値PTK
MAXにPTANK値の今回値を設定する(ステップS
15)。
【0045】次のステップS16では、最小値PTKM
INが所定値PTKMINOK(例えば−5mmHg)
よりも大きいか否かを判別し、その答が否定(NO)の
ときは燃料タンク9はリークがなく正常状態にあると判
断する(ステップS17)。そして、異常診断処理終了
フラグFDONE90Aに“1”を設定し(ステップS
18)、上述したステップS5及びステップS6を再度
実行して本手順を終了する。
【0046】ステップS17において、タンク内圧の最
小値PTKMINが所定値PTKMINOKより小さい
とき燃料タンク9はリークがなく正常状態にあると判断
するのは、燃料タンク9内の圧力が一方向弁21及び二
方向弁22にて調整されていて燃料タンク9が正常状態
でリークがない場合は、タンク内の蒸発燃料が冷やされ
て液化し、これによってタンク内が負圧になり、これに
対して、燃料タンク9にリークがある場合には燃料タン
ク内は大気圧より小さくなることがないという図5に示
す実験結果に基づいている。図5において、P1は燃料
タンク9にリークがなく蒸発燃料処理系が正常状態にあ
るときのPTANK値頻度を示し、P2は蒸発燃料処理
系に異常があるときのPTANK値頻度を示している。
すなわち、図5のP1に示すようにタンク内圧の最小値
PTKMINが負圧の所定値PTKMINOK以下にな
るときは、燃料タンク9からリークが発生していないと
判断することができる。
【0047】また、ステップS16の答が肯定(YE
S)であるときは、燃料タンク9にリークがある可能性
があると判断し、前回までのPTANK値の合計値PT
KSUMに今回のPTANK値を加えて今回の合計値P
TKSUMとする(ステップS19)と共に、カウンタ
CPTANKを1だけインクリメントする(ステップS
20)。そして、前記ステップS6の処理を再度行って
本手順を終了する。
【0048】以上の処理をN回繰り返すと、上述したス
テップS11の答が肯定(YES)となり、この時点
で、タイマtmPTKCHKで設定された所定時間間隔
毎に1個ずつ読み込まれたPTANK値が合計N個とな
っている。
【0049】次いで、PTANK値の合計値PTKSU
MをPTANK値の個数NすなわちカウンタCPTKC
HKの値で割ることによりPTANK値の平均値PTK
AVEを算出する(ステップS21)。
【0050】そして、ステップS21で算出された平均
値PTKAVEが、所定負圧値PTKAVL(例えば−
5mmHg)と所定正圧値PTKAVH(例えば5mm
Hg)との間にあり、且つタンク内圧PTANKの最大
値PTKMAXと最小値PTKMINの差分が所定値D
PTKLMT(例えば3mmHg)より小さいか否かを
判別する(ステップS22)。その答が否定(NO)の
場合は、タンク内圧PTANKに変動があるので燃料タ
ンク9にリークがなく正常状態にあると判断し(ステッ
プS23)、上述したステップS18以降の処理を繰り
返す。
【0051】また、前記ステップS22の答が肯定(Y
ES)のときは、図5のP2に示すようにタンク内圧P
TANKが大気圧近傍で固定状態にあるので、燃料タン
ク9が異常状態にあると判断する(ステップS24)。
そして、上述したステップS18に進んで異常診断処理
終了フラグFDONE90Aに“1”を設定し、ステッ
プS5及びステップS6を再度行ってから本手順を終了
する。
【0052】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、始動時エンジン水温TWINIの低温時はタンク内
圧PTANKの変動を監視する時間を高温時より長く、
すなわちサンプリング回数Nの値を大きくするようにし
たので、始動時エンジン水温TWINIが低温域にある
ようなタンク内圧PTANKの変動が少ない環境であっ
ても、タンク系が正常時には十分な変動が得られるの
で、蒸発燃料処理系のリーク等の異常の誤検知を防止す
ることができる。
【0053】なお、本実施の形態では、タンク内圧の変
動が少ない環境である低温時を検出するためのパラメー
タとしてエンジン冷却水温TWを用いたが、これに限る
ものではなく、例えば吸気温センサ14、外気温センサ
(不図示)、又は燃料温度センサ(不図示)の出力値を
用いてもよい。
【0054】次に、本発明の第2の実施の形態につい
て、図7〜図12を参照して説明する。
【0055】図7、図8及び図9は、本実施の形態にお
いて実行される異常診断処理手順を示すフローチャート
である。
【0056】まず、ステップS31では、異常診断処理
終了フラグFDONE90Aが“1”であるか否かを判
別する。最初はその答が否定(NO)であるので、ステ
ップS32へ進んでエンジン1が始動モードにあるか否
かを判別する。
【0057】その答が肯定(YES)である場合は、T
Wセンサ15により検出されたエンジン冷却水温TWを
始動時エンジン水温TWINIとして記憶する(ステッ
プS33)と共に、タイマtmPTKASTに所定時間
T1をセットする(ステップS34)。そして、タンク
内圧PTANKの最小値PTKMIN及び最大値PTK
MAXとして現時点のタンク内圧PTANKを記憶し、
タンク内圧PTANK値の合計値PTKSUM及びタン
ク内圧PTANKのサンプリング回数をカウントするカ
ウンタCPTKCHKに“0”をセットする(ステップ
S35)。そして、現時点のタンク内圧PTANKをP
TANK変動量算出用の基準値PTKBFとして設定
し、タンク内圧PTANKをサンプリングする時間間隔
を設定するためのタイマtmPTKCHKに所定値T2
をセットして(ステップS36)、本手順を終了する。
【0058】一方、ステップS32の答が否定(N
O)、すなわちエンジン1が始動モードから通常モード
へ移行すると、ステップS37に進む。ステップS37
からステップS50までの処理手順は、上述した第1の
実施の形態の図2及び図3に示したステップS7からス
テップS20までの処理手順と同様である。
【0059】ステップS41の答が肯定(YES)にな
ったときは、ステップS51に進み、PTANK値の合
計値PTKSUMをPTANK値の個数すなわちカウン
タCPTKCHKの値で割ることによりPTANK値の
平均値PTKAVEを算出する(ステップS51)。そ
して、ステップS51で記憶された始動時エンジン水温
TWINIに応じて、異常診断のための判定閾値である
所定負圧値PTKAVL、所定正圧値PTKAVH、及
び所定値DPTKLMTを算出する(ステップS5
2)。
【0060】所定負圧値PTKAVL、所定正圧値PT
KAVH、及び所定値DPTKLMTの算出は、予めE
CU5に記憶されている図10、図11又は図12に示
すテーブルを用いてそれぞれ行われる。図10は所定負
圧値PTKAVLの算出に用いられるテーブルの一例を
示す図であり、図11は所定正圧値PTKAVHの算出
に用いられるテーブルの一例を示す図であり、図12は
所定値DPTKLMTの算出に用いられるテーブルの一
例を示す図である。図10及び図11に示すように、所
定負圧値PTKAVLは始動時エンジン水温TWINI
が低い程大きい値に設定され、所定正圧値PTKAVH
は始動時エンジン水温TWINIが低い程小さい値に設
定される。また、図12に示すように、所定値DPTK
LMTは始動時エンジン水温TWINIが低い程小さい
値に設定される。
【0061】次いで、ステップS51で算出された平均
値PTKAVEが、算出された所定負圧値PTKAVL
と所定正圧値PTKAVHとの間にあり、且つタンク内
圧PTANKの最大値PTKMAXと最小値PTKMI
Nの差分が算出された所定値DPTKLMTより小さい
か否かを判別する(ステップS53)。
【0062】以下、ステップS53からステップS55
の手順は、上述した第1の実施の形態の図4に示したス
テップS22からステップS24の手順と同様である。
【0063】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、始動時エンジン水温TWINIの値に応じて所定負
圧値PTKAVL、所定正圧値PTKAVH、及び所定
値DPTKLMTを算出するようにしたので、始動時エ
ンジン水温TWINIが低温域にあるようなタンク内圧
PTANKの変動が比較的小さい環境にあるときであっ
ても、正常と判定するので、蒸発燃料処理系の異常の誤
検知を防止することが可能となる。
【0064】なお、上述した第1の実施の形態と第2の
実施の形態とを組み合わせて、始動時エンジン水温TW
INIの値に応じてタンク内圧PTANKの変動を監視
する時間及び異常判定閾値を変更するように構成しても
よい。
【0065】また、本実施の形態においても、タンク内
圧の変動が少ない環境である低温時を検出するためのパ
ラメータとしてエンジン冷却水温TWの代わりに、例え
ば吸気温センサ14、外気温センサ(不図示)、又は燃
料温度センサ(不図示)の出力値を用いてもよい。
【0066】次に、本発明の第3の実施の形態を図13
〜図15を参照して説明する。
【0067】図13、図14及び図15は、本実施の形
態において実行される異常診断処理手順を示すフローチ
ャートである。
【0068】まず、ステップS61では、異常診断処理
終了フラグFDONE90Aが“1”であるか否かを判
別する。最初はその答が否定(NO)であるので、ステ
ップS62へ進んでエンジン1が始動モードにあるか否
かを判別する。
【0069】ステップS62の答が肯定(YES)であ
る場合は、タイマtmPTKASTに所定時間T1をセ
ットし(ステップS63)、ステップS64に進む。ス
テップS64からステップS69の処理手順は、上述し
た第2の実施の形態におけるステップS35からステッ
プS40の処理手順と同様である。
【0070】ステップS69において、ステップS68
で読み込んだPTANK値からステップS65で設定し
た基準値PTKBFを差分した絶対値が所定の閾値DP
TKCHKよりも小さいと判別したとき、すなわちステ
ップS69の答が否定(NO)のときは、ステップS7
0に進み、本実施の形態に係るエンジンが搭載される車
両の走行距離積算値が所定値以上となったか否かを判別
する。
【0071】ステップS70の答が否定(NO)となっ
たとき、すなわち車両の走行距離積算値が所定値未満で
あると判別した場合は、ステップS71に進む。ステッ
プS71からステップS79の処理手順は、上述した第
1の実施の形態におけるステップS12からステップS
20の処理手順と同様である。
【0072】一方、ステップS70の答が肯定(YE
S)となったとき、すなわち車両の走行距離積算値が所
定値以上となったと判別したときは、十分に車両を走行
させている状態となったので、ステップS80に進み、
蒸発燃料処理系の異常判定を行う。ステップS80から
ステップS83の処理手順は上述した第1の実施の形態
におけるステップS21からステップS24の処理手順
と同様である。
【0073】ここで、車両の走行距離が所定値以上にな
った場合、異常の判定を行うようにしたのは、タンク内
の温度が上昇しタンク内が十分変動している状態になっ
たかを判別するものである。
【0074】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、蒸発燃料処理系の異常判定を行うタイミングを時間
ではなく、その車両の走行距離積算値で設定するように
したので、外気温度が低いときのアイドル放置又は低負
荷運転時であっても正常時には十分な圧力変動が得ら
れ、蒸発燃料処理系の異常の誤検知を防止することが可
能となる。
【0075】なお、本実施の形態においては、車両の走
行距離積算値が所定値以上になったときに蒸発燃料処理
系の異常判定を行うようにしたが、車両の走行距離積算
値に代えてパージ積算流量値を採用し、パージ積算流量
値が所定値以上になったときに異常判定を行うように構
成してもよい。
【0076】また、本実施の形態において説明した手法
に、上述した第1又は第2の実施の形態に示した手法を
組み合わせて用いてもよい。
【0077】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1の蒸発燃
料処理装置によれば、燃料タンク、該燃料タンク内で発
生する蒸発燃料を吸着するキャニスタ、及び前記燃料タ
ンクと前記キャニスタとを連通する通路に設けられ前記
燃料タンク内を所定の圧力に調整する調整弁を有する蒸
発燃料処理系と、前記燃料タンク内の圧力を検出する圧
力検出手段と、エンジン始動後所定時間内に前記圧力検
出手段により検出された前記燃料タンク内の圧力に応じ
て前記蒸発燃料処理系の異常を判定する異常判定手段と
を備えた内燃エンジンの蒸発燃料処理装置において、前
記異常判定手段は、前記所定時間をエンジン始動時のエ
ンジン温度又は外気温度に応じて変更する変更手段を備
えたので、例えば外気温度が低いときのようにタンク内
圧の変動が少ない環境であっても、正常時には十分な変
動が得られ、蒸発燃料処理系のリーク等の異常の誤検知
を防止することができる。
【0078】請求項3の蒸発燃料処理装置によれば、燃
料タンク、該燃料タンク内で発生する蒸発燃料を吸着す
るキャニスタ、及び前記燃料タンクと前記キャニスタと
を連通する通路に設けられ前記燃料タンク内を所定の圧
力に調整する調整弁を有する蒸発燃料処理系と、前記燃
料タンク内の圧力を検出する圧力検出手段と、エンジン
始動後所定時間内に前記圧力検出手段により検出された
圧力値に応じて前記蒸発燃料処理系の異常を判定する異
常判定手段とを備えた内燃エンジンの蒸発燃料処理装置
において、前記異常判定手段は、前記エンジンが搭載さ
れる車両の走行距離に応じたタイミングで前記蒸発燃料
処理系の異常を判定するようにしたので、車両のアイド
ル放置又は低負荷運転時のようにタンク内圧の変動が比
較的小さい環境にあるときであっても、正常時には十分
な変動が得られ、蒸発燃料処理系の異常の誤検知を防止
することができるという効果が得られる。
【0079】請求項4の蒸発燃料処理装置によれば、燃
料タンク、該燃料タンク内で発生する蒸発燃料を吸着す
るキャニスタ、及び前記燃料タンクと前記キャニスタと
を連通する通路に設けられ前記燃料タンク内を所定の圧
力に調整する調整弁を有する蒸発燃料処理系と、前記燃
料タンク内の圧力を検出する圧力検出手段と、エンジン
始動後所定時間内に前記圧力検出手段により検出された
圧力値に応じて前記蒸発燃料処理系の異常を判定する異
常判定手段とを備えた内燃エンジンの蒸発燃料処理装置
において、前記異常判定手段は、前記圧力検出手段によ
り検出された圧力値に応じた値と前記エンジン始動時の
エンジン温度又は外気温度により設定した基準値とを比
較して前記蒸発燃料処理系の異常を判定するようにした
ので、外気温度が低いときのようにタンク内圧の変動が
比較的小さい環境にあるときであっても、正常と判定す
るので、蒸発燃料処理系の異常の誤検知を防止すること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る内燃エンジン
の蒸発燃料処理装置の全体構成図である。
【図2】同実施の形態における異常診断処理手順を示す
フローチャートである。
【図3】同実施の形態における異常診断処理手順を示す
フローチャートである。
【図4】同実施の形態における異常診断処理手順を示す
フローチャートである。
【図5】異常診断処理手順において読み込まれたタンク
内圧値の頻度を示す図である。
【図6】サンプリング回数Nの算出に用いられるテーブ
ルの一例を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る蒸発燃料処理
装置において実行される異常診断処理手順を示すフロー
チャートである。
【図8】同実施の形態における異常診断処理手順を示す
フローチャートである。
【図9】同実施の形態における異常診断処理手順を示す
フローチャートである。
【図10】所定負圧値PTKAVLの算出に用いられる
テーブルの一例を示す図である。
【図11】所定正圧値PTKAVHの算出に用いられる
テーブルの一例を示す図である。
【図12】所定値DPTKLMTの算出に用いられるテ
ーブルの一例を示す図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態に係る蒸発燃料処
理装置において実行される異常診断処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図14】同実施の形態における異常診断処理手順を示
すフローチャートである。
【図15】同実施の形態における異常診断処理手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
5 ECU 9 燃料タンク 11 タンク内圧センサ 14 吸気温センサ 15 エンジン冷却水温センサ 17 車速センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク、該燃料タンク内で発生する
    蒸発燃料を吸着するキャニスタ、及び前記燃料タンクと
    前記キャニスタとを連通する通路に設けられ前記燃料タ
    ンク内を所定の圧力に調整する調整弁を有する蒸発燃料
    処理系と、前記燃料タンク内の圧力を検出する圧力検出
    手段と、エンジン始動後所定時間内に前記圧力検出手段
    により検出された前記燃料タンク内の圧力に応じて前記
    蒸発燃料処理系の異常を判定する異常判定手段とを備え
    た内燃エンジンの蒸発燃料処理装置において、 前記異常判定手段は、前記所定時間をエンジン始動時の
    エンジン温度又は外気温度に応じて変更する変更手段を
    備えたことを特徴とする内燃エンジンの蒸発燃料処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記所定時間は、前記エンジン始動時の
    エンジン温度又は外気温度が低いときに、前記エンジン
    始動時のエンジン温度又は外気温度が高いときより大き
    い値に変更されることを特徴とする請求項1に記載の内
    燃エンジンの蒸発燃料処理装置。
  3. 【請求項3】 燃料タンク、該燃料タンク内で発生する
    蒸発燃料を吸着するキャニスタ、及び前記燃料タンクと
    前記キャニスタとを連通する通路に設けられ前記燃料タ
    ンク内を所定の圧力に調整する調整弁を有する蒸発燃料
    処理系と、前記燃料タンク内の圧力を検出する圧力検出
    手段と、エンジン始動後所定時間内に前記圧力検出手段
    により検出された前記燃料タンク内の圧力に応じて前記
    蒸発燃料処理系の異常を判定する異常判定手段とを備え
    た内燃エンジンの蒸発燃料処理装置において、 前記異常判定手段は、前記エンジンが搭載される車両の
    走行距離に応じたタイミングで前記蒸発燃料処理系の異
    常を判定することを特徴とする内燃エンジンの蒸発燃料
    処理装置。
  4. 【請求項4】 燃料タンク、該燃料タンク内で発生する
    蒸発燃料を吸着するキャニスタ、及び前記燃料タンクと
    前記キャニスタとを連通する通路に設けられ前記燃料タ
    ンク内を所定の圧力に調整する調整弁を有する蒸発燃料
    処理系と、前記燃料タンク内の圧力を検出する圧力検出
    手段と、エンジン始動後所定時間内に前記圧力検出手段
    により検出された圧力値に応じて前記蒸発燃料処理系の
    異常を判定する異常判定手段とを備えた内燃エンジンの
    蒸発燃料処理装置において、 前記異常判定手段は、前記圧力検出手段により検出され
    た前記燃料タンク内の圧力に応じた値と前記エンジン始
    動時のエンジン温度又は外気温度により設定した基準値
    とを比較して前記蒸発燃料処理系の異常を判定すること
    を特徴とする内燃エンジンの蒸発燃料処理装置。
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