JPH103775A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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Publication number
JPH103775A
JPH103775A JP15466296A JP15466296A JPH103775A JP H103775 A JPH103775 A JP H103775A JP 15466296 A JP15466296 A JP 15466296A JP 15466296 A JP15466296 A JP 15466296A JP H103775 A JPH103775 A JP H103775A
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JP
Japan
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cartridge
recording
recording capacity
disk
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP15466296A
Other languages
English (en)
Inventor
Taizo Fukuda
泰三 福田
Yoshiaki Watanabe
良紀 渡辺
Yuji Iwaki
裕次 岩城
Shinji Masugi
真二 馬杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH103775A publication Critical patent/JPH103775A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報信号の記録容量を容易且つ確実に識別す
ることを可能とする。 【解決手段】 情報信号の収録内容を示す表示ラベルが
貼り付けられるラベルエリア33が設けられた上ハーフ
4と、記録再生装置によって磁気ディスク2を回転する
ためのテーブル進入用開口部13が設けられるととも
に、カートリッジ挿入方向に臨む前面と対向する背面側
に沿って第1の仕様識別孔34A乃至第6の仕様識別孔
34Fが設けられた下ハーフ5とから構成されるカート
リッジ本体3を備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、磁気ディ
スク等の円盤状記録媒体が回転自在に収納されたディス
クカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスクや光磁気ディスク等
の円盤状記録媒体が収納されたディスクカートリッジ9
0は、図20及び図21に示すように、一対の上ハーフ
91と下ハーフ92とを組み合わせてカートリッジ本体
が構成されている。このカートリッジ本体には、内部に
形成された図示しないディスク収納部に円盤状記録媒体
が回転自在に収納されている。
【0003】また、カートリッジ本体には、図示しない
記録再生用開口部が互いに対向してそれぞれ開設されて
おり、この記録再生用開口部にシャッタ部材93が開閉
自在に組み付けられている。
【0004】下ハーフ92には、ディスク収納部の中央
部に、記録及び/又は再生装置側のターンテーブルが進
入するテーブル進入用開口部94が開設されている。こ
のテーブル進入用開口部94は、カートリッジ本体に収
納された円盤状記録媒体の中心部に取り付けられたセン
ターハブ95を下ハーフ92から外方に臨ませている。
【0005】また、上ハーフ92及び下ハーフ93に
は、円盤状記録媒体に情報信号が誤って記録されること
によって情報信号が消去されることを防止するための誤
消去防止部材96が、開口部97、98にスライド移動
自在に配設されている。さらに、上ハーフ92及び下ハ
ーフ93には、収納された円盤状記録媒体の記録容量を
識別するための記録容量識別孔99A、99Bが開設さ
れている。
【0006】そして、近年のマルチメディア化の動きに
伴い、扱われる画像データや音声データ等の情報信号が
多様化かつ巨大化しており、ディスクカートリッジ90
の記録容量は増加している。このため、ディスクカート
リッジ90には、情報信号の高記録密度化が必要とされ
ており、記録容量等の仕様が異なる多種のディスクカー
トリッジがある。
【0007】したがって、ディスクカートリッジ90
は、記録及び/再生装置等に装填する際、記録容量等の
仕様が異なる他のディスクカートリッジと明確に識別さ
れる必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のディスクカート
リッジについて、記録容量を識別する状態を図面を参照
して説明する。なお、上述したディスクカートリッジ9
0と構成がほぼ同一であるため、同一部材、箇所には、
同一符号を付して説明を省略する。
【0009】記録容量が1メガバイト(MB)以下のデ
ィスクカートリッジ101は、図22に示すように、シ
ャッタ部材93等に表示された容量表示に従って使用さ
れている。
【0010】また、図23に示すように、記録容量が2
MBのディスクカートリッジ102は、下ハーフ102
Aに、記録容量が異なる2MB以下の他のディスクカー
トリッジと識別するために、上述した誤消去防止部材9
6が設けられた側面側と対向する側面側に位置して、記
録容量識別孔110が設けられている。記録容量が2M
Bのディスクカートリッジ102は、記録及び/又は再
生装置に装填された際、記録及び/又は再生装置が記録
容量識別孔110を検出することによって、記録容量の
識別が行われている。
【0011】さらに、図24に示すように、記録容量が
4MBのディスクカートリッジ103には、下ハーフ1
03Aに、2MBのディスクカートリッジ102と識別
するために、記録容量識別孔111が、2MBのディス
クカートリッジ102に設けられた記録容量識別孔11
0の位置とずらして設けられている。
【0012】また、図25及び図26に示すように、記
録容量が13MBのディスクカートリッジ104及び2
1MBのディスクカートリッジ105には、下ハーフ1
04A、105Aに、上述した記録容量が異なる他のデ
ィスクカートリッジ101、102、103と識別する
ために、これら他のディスクカートリッジ101、10
2、103に設けられた誤消去防止部材97と記録容量
識別孔110との位置を入れ換えた位置に、誤消去防止
部材106及び記録容量識別孔112がそれぞれ設けら
れている。また、誤消去防止部材106は、下ハーフ1
04A、105Aに開設された開口部107に移動自在
に配設されている。
【0013】さらに、これら13MBのディスクカート
リッジ104及び21MBのディスクカートリッジ10
5は、図25及び図26に示すように、記録容量の違い
を互いに識別するために、シャッタ部材93のスライド
方向の一側端に隣接して、第2の記録容量識別孔11
3、114が設けられている。13MBのディスクカー
トリッジ104には、カートリッジ本体の側面寄りに位
置して第2の記録容量識別孔113が設けられており、
また21MBのディスクカートリッジ105には、シャ
ッタ部材93寄りに位置して第2の記録容量識別孔11
4が設けられている。
【0014】なお、これら13MBのディスクカートリ
ッジ104及び21MBのディスクカートリッジ105
に設けられた記録容量識別孔112は、4MB以下のデ
ィスクカートリッジにおいて書き込み禁止であると判断
される状態と同一になるように設定されている。すなわ
ち、これらディスクカートリッジ104、105は、4
MB以下のディスクカートリッジに適合する記録及び/
又は再生装置に装填された際、書き込み禁止状態とされ
るため、情報信号が書き込まれることにより情報信号が
誤って消去されることはない。
【0015】そして、上述したように、従来のディスク
カートリッジ102乃至105には、記録容量識別孔1
10、111、112及び第2の記録容量識別孔11
3、114が、カートリッジ本体を構成する下ハーフ1
02A乃至105Aの主面上の様々な位置に設けられて
いる。
【0016】したがって、従来のディスクカートリッジ
101乃至105は、ユーザーが記録容量を識別する場
合、シャッタ部材93やカートリッジ本体に印刷等によ
り表示された容量表示を目視する必要があり、記録容量
を迅速に識別することが困難であるという問題があっ
た。
【0017】また、従来のディスクカートリッジ101
乃至105は、ユーザーが記録容量を識別する場合、記
録容量表示を目視する以外に記録容量を識別することが
できないという問題があった。
【0018】そして、ディスクカートリッジは、記録容
量の増大が要求されており、21MB以上のディスクカ
ートリッジと上述した従来のディスクカートリッジ10
1乃至105とが明確に識別される必要があった。
【0019】そこで、本発明は、記録容量や仕様が異な
る他のカートリッジと容易且つ確実に識別することが可
能とされるディスクカートリッジを提供することを目的
とする。
【0020】
【課題を達成するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明に係るディスクカートリッジは、一方の面
に、情報信号の収録内容を示す表示ラベルが貼り付けら
れるラベル領域が設けられ、他方の面に、記録及び/又
は再生装置によって円盤状記録媒体を回転するためのス
ピンドル孔が設けられるとともにカートリッジ挿入方向
に臨む前面と対向する背面側に沿って仕様識別孔が設け
られたカートリッジ本体を備える。
【0021】また、本発明に係る記録及び/又は再生装
置は、一方の面に、情報信号の収録内容を示す表示ラベ
ルが貼り付けられるラベル領域が設けられ、他方の面
に、円盤状記録媒体を回転するためのスピンドル孔が設
けられるとともにカートリッジ挿入方向に臨む前面と対
向する背面側に沿って仕様識別孔が設けられたカートリ
ッジ本体を有するディスクカートリッジに対して情報信
号の記録及び/又は再生を行う。そして、この記録及び
/又は再生装置は、カートリッジ本体の仕様識別孔を検
出する検出手段を備える。
【0022】以上のように構成したディスクカートリッ
ジは、仕様識別孔によって、情報信号の記録容量等の仕
様が識別される。
【0023】また、記録及び/又は再生装置は、ディス
クカートリッジに対して情報信号の記録及び/又は再生
を行う際、検出手段によって、カートリッジ本体の仕様
識別孔を検出する。すなわち、この記録及び/又は再生
装置は、検出手段が、挿入されたディスクカートリッジ
の情報信号の記録容量等の仕様を識別する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
について、ディスクカートリッジを図面を参照して説明
する。実施の形態のディスクカートリッジ1は、図1に
示すように、3.5インチ径の磁気ディスク2が回転自
在に収納されたディスクカートリッジ1である。このデ
ィスクカートリッジ1は、合成樹脂材料によって成形さ
れた方形略浅皿状の上ハーフ4と下ハーフ5とを突き合
わせて結合することによって、全体薄箱状のカートリッ
ジ本体3を構成している。
【0025】上ハーフ4及び下ハーフ5の外周部には、
互いに突き合わされてカートリッジ本体3の外周壁を構
成する立上り周壁6、7がそれぞれ一体に突出形成され
ている。また、これら上ハーフ4及び下ハーフ5の相対
向する内壁には、立上り周壁6、7に略内接する複数の
壁として形成されて、互いに突き合わされて円形状のデ
ィスク収納部8を構成するディスク収納部形成壁9、1
0と、複数の突き合わせ嵌合突起11、12とがそれぞ
れ一体に立設されている。
【0026】以上のように構成された上ハーフ4と下ハ
ーフ5とは、各立上り周壁6、7及び各ディスク収納部
形成壁9、10とを突き合わせるようにして組み付ける
とともに、各突き合わせ嵌合突起11、12を嵌合し
て、これら突き合わせ嵌合突起11、12を超音波溶着
することによって一体化され、カートリッジ本体3が構
成される。
【0027】下ハーフ5には、ディスク収納部8の中心
穴を構成するように円形状のテーブル進入用開口部13
が開設されている。このテーブル進入用開口部13に
は、記録再生装置にディスクカートリッジ1を装填した
際、カートリッジ本体3に収納された磁気ディスク2を
駆動する記録再生装置側のターンテーブルが進入する。
そして、このテーブル進入用開口部13は、カートリッ
ジ本体3に収納された磁気ディスク2のセンター孔2A
を閉塞するようにして取付けリング15を介して取り付
けられたセンターハブ14を下ハーフ5から外方に臨ま
せる。
【0028】センターハブ14は、磁気ディスク2のセ
ンター孔2Aの孔径とほぼ同径の嵌合部の外周部にフラ
ンジ部が一体に張り出して設けられた全体略カップリン
グ状に形成されている。また、センターハブ14には、
ディスクカートリッジ1が記録再生装置に装填された状
態において、テーブル進入用開口部13から進入する記
録再生装置側のターンテーブルに設けられたスピンドル
軸が嵌合するスピンドル軸穴31及びチャッキング凸部
が嵌合するチャッキング穴32とが設けられている。
【0029】また、上ハーフ4及び下ハーフ5には、デ
ィスク収納部8に収納された磁気ディスク2の少なくと
も信号記録領域の一部を内外周に亘ってカートリッジ本
体3の外方に臨ませる記録再生用開口部16、17が相
対向して開設されている。これら記録再生用開口部1
6、17は、図1に示すように、テーブル進入用開口部
13に隣接する位置からカートリッジ本体3の前面側に
亘って上ハーフ4及び下ハーフ5の幅方向の略中央に位
置して矩形状に形成されている。
【0030】カートリッジ本体3には、合成樹脂材料に
よって成形され互いに平行に対峙する一体のシャッタ部
19、20と、これらシャッタ部19、20の基端側を
連結する連結部21とからなる全体を以て断面コ字状に
形成されたシャッタ部材18が移動自在に組み付けられ
ている。また、シャッタ部19、20には、記録再生用
開口部16、17とほぼ同形状の開口部22A、22B
が、互いに対向して開設されている。
【0031】シャッタ部材18は、下ハーフ5の前方側
の一方コーナ部に配設されたシャッタスプリング23の
弾性力によって、開口部22A、22Bが記録再生用開
口部16、17に対応位置しないように付勢されてい
る。したがって、シャッタ部材18は、ディスクカート
リッジ1の未使用時、記録再生用開口部16、17から
塵挨等がディスク収納部8内に進入して収納された磁気
ディスク2に付着することを防止し、或いは磁気ディス
ク2の傷付きを防止するように作用する。
【0032】また、シャッタ部材18は、ディスクカー
トリッジ1が記録再生装置に装填された際、カートリッ
ジ本体3の前面側に沿って移動動作する記録再生装置側
のシャッタ駆動部材が係合されて、シャッタスプリング
23の弾性力に抗してカートリッジ本体3に沿って移動
されることによって、開口部22A、22Bが記録再生
用開口部16、17に対応位置して開放状態とする。
【0033】下ハーフ5の背面側の一方コーナ部には、
誤消去防止部材24Aが移動自在に組み付けられてい
る。この誤消去防止部材24は、上ハーフ4及び下ハー
フ5に開設された誤消去検出孔24Bを開放する第1の
位置と、閉塞する第2の位置とに移動操作される。ディ
スクカートリッジ1は、誤消去防止部材24Aが誤消去
検出孔24Bを開放した第1の位置に移動された状態で
記録再生装置に装填された際、記録再生装置の誤消去検
出手段によって誤消去検出孔24Bが検出されて、磁気
ディスク2への情報信号の記録が禁止される。このた
め、ディスクカートリッジ1は、磁気ディスク2に記録
された情報信号が誤って消去されることが防止される。
また、ディスクカートリッジ1は、誤消去防止部材24
Aが誤消去検出孔24Bを閉塞した第2の位置に移動さ
れた状態において、誤消去検出手段によって誤消去検出
孔24Bの検出が行われないため、磁気ディスク2への
情報信号の記録が可能とされる。
【0034】上ハーフ4の内壁と磁気ディスク2及び下
ハーフ5の内壁と磁気ディスク2との間には、それぞれ
上ハーフ4及び下ハーフ5に接合固定された上ライナー
25と下ライナー26とが配設されている。また、これ
ら上ライナー25及び下ライナー26は、磁気ディスク
2とそれぞれほぼ同径であって、中心部に、磁気ディス
ク2のセンター孔2Aの孔径より大径とされた中心孔2
5A、26Aが設けられた環状に形成されている。ま
た、上ライナー25及び下ライナー26には、外周部か
ら中心孔25A、26Aに隣接した位置に向かって半径
方向の切欠き25B、26Bが設けられている。これら
切欠き25B、26Bは、上ハーフ4及び下ハーフ5に
それぞれ設けられた記録再生用開口部16、17の開口
寸法よりやや大とされて切り欠かれている。
【0035】上ハーフ4には、下ハーフ5のテーブル進
入用開口部13に対応して、内壁中央部に図示しない環
状リブが一体に突出形成されている。この環状リブは、
磁気ディスク2のセンターハブ14の内径寸法に対して
僅かに小径とされた外径寸法を有している。また、環状
リブは、互いに突き合わされてディスクカートリッジ1
の外周壁を構成する立上り周壁6、7の高さ寸法よりも
やや小とされた高さ寸法を有している。したがって、環
状リブは、上ハーフ4と下ハーフ5とを結合した状態に
おいて、カートリッジ本体3に回転自在に収納された磁
気ディスク2に対して、センターハブ14の内周壁に沿
って延在される。磁気ディスク2は、環状リブによって
センターハブ14の内周壁が全周に亘って規制されて直
径方向及び厚さ方向の遊動が防止されることにより、カ
ートリッジ本体3の内部で円滑に回転動作する。
【0036】下ハーフ5には、合成樹脂製のシート材を
略へ字状に折曲して形成されたリフター29が組付け固
定されている。このリフター29は、立上り端部が下ハ
ーフ5の内壁に溶着固定された下ライナー26の下面を
突き上げるようにして接触することによって、下ライナ
ー26を磁気ディスク2の下面に押し付けるように作用
する。また、上ハーフ4の内壁には、中心部に位置し
て、耐摩耗性を有する合成樹脂材料によって成形された
センタープレート30が接合固定されている。センター
プレート30は、ディスクカートリッジ1を記録再生装
置に装填した際、下ハーフ5に開設されたテーブル進入
用開口部13から進入するターンテーブルのスピンドル
軸の突き当て高さを規制するとともに、磁気ディスク2
のセンター孔2Aに組み付けられたセンターハブ14の
上面部の受け部を構成して、上ハーフ4の摩耗、傷付き
を防止する。
【0037】ディスクカートリッジ1は、記録再生装置
に装填されて記録操作或いは再生操作が行われて磁気デ
ィスク2が回転されると、リフター29の作用によって
上ライナー25及び下ライナー26が軽い接触圧を以て
磁気ディスク2の上下面を摺擦する。磁気ディスク2
は、これら上ライナー25及び下ライナー26の接触圧
によってトルク制動が行われ、回転ムラ等を生じること
なく円滑な回転が行われる。
【0038】また、下ハーフ5には、主面上に、記録再
生装置のカートリッジ装填部に対する位置決めを行うた
めに、一対の位置決め孔27A、27Bがそれぞれ形成
されている。ディスクカートリッジ1は、記録再生装置
に挿入された際、位置決め孔27A、27Bに、記録再
生装置側の位置決め用突起が挿入されることによって、
カートリッジ装填部に対する位置決めが確実に行われ
る。
【0039】また、下ハーフ5には、カートリッジ挿入
方向の両側面に、断面半円状のグリップ凹部28A、2
8Bがそれぞれ形成されている。これらのグリップ凹部
28A、28Bは、記録及び/又は再生装置のオートロ
ーディング時やカートリッジの自動交換時等にカートリ
ッジ本体3を把持するために利用される。
【0040】そして、下ハーフ5には、図2及び図3に
示すように、ディスク収納部8に対応する領域を除く主
面上に位置して、カートリッジ装填方向に臨む面に対向
する面である背面側に位置する第1の設定領域A1内
と、カートリッジ装填方向に平行な両側に位置する第2
の設定領域A2内、及びカートリッジ装填方向に臨む面
側に位置する第3の設定領域A3内に、磁気ディスク2
の記録容量を識別するための記録容量識別孔を設けるこ
とが可能とされている。
【0041】なお、第3の設定領域A3内に設けられる
記録容量識別孔は、第3の設定領域A3が摺動するシャ
ッタ部材18に隣接しているため、シャッタ部材18と
の干渉を充分に考慮して配設する必要がある。
【0042】そして、本実施の形態の要部である下ハー
フ5には、図4及び図5に示すように、第1の設定領域
A1内に位置して、第1の記録容量識別孔34A乃至第
6の記録容量識別孔34Fがそれぞれ設けられる。ま
た、これら各記録容量識別孔34は、図6に示すよう
に、上ハーフ4に貫通することなく形成されている。
【0043】したがって、記録容量識別孔34は、後述
する識別孔検出装置41によって識別される際、収録内
容等を表示するために貼り付けられたラベルにより開口
部が塞がれることがないため、上ハーフ5のラベルエリ
ア33に貼り付けられるラベルの有無によって影響され
ることがない。
【0044】なお、カートリッジ本体3には、上ハーフ
5に、記録容量識別孔34が設けられた箇所に対向する
領域に、ラベルエリアを設ける構成としても良い。しか
しながら、この場合、記録容量識別孔34は、カートリ
ッジ本体3の厚さ方向(以下、深さ方向と称する。)の
ストロークが減少するため、識別孔検出装置41による
識別の誤認を確実に防止する上で、図4に示すように、
記録容量識別孔34が設けられた箇所に対向する領域を
避けてラベルエリア33を設けることが望ましい。
【0045】つぎに、下ハーフ5に設けられる記録容量
識別孔34について、大きさとピッチ寸法を図7乃至図
9を参照して説明する。なお、記録容量識別孔34は、
深さ方向の寸法は、可能な限り深く設けることによっ
て、識別孔検出装置41による識別の誤認をより防止す
ることがことができる。
【0046】下ハーフ5には、図7に示すように、真円
や楕円等の円状の記録容量識別孔が設けられる場合、ユ
ーザーの指先の触感によって、記録容量識別孔34の開
閉パターンを識別することを可能にするために、直径d
が、2.5mm以上、ピッチ寸法p1が、p1=(d+
0.5)mm以上にそれぞれ設定されることが望まし
い。
【0047】そして、下ハーフ5には、d=3.5m
m、p1=4.5mmに設定することによって、3個の
記録容量識別孔34を連続的に並べて設けることが可能
であり、これら記録容量識別孔34を指先の触感によっ
て識別することが充分に可能である。
【0048】なお、記録容量識別孔34が楕円状に形成
された場合には、下ハーフ5の幅方向に平行な寸法(以
下、幅寸法と称する。)が、上述した直径dとする。
【0049】また、他の実施の形態の下ハーフ55に
は、図8に示すように、正方形、長方形、平行四辺形等
の矩形状の記録容量識別孔35が設けられる場合、ユー
ザーの指先の触感によって、記録容量識別孔35の開閉
パターンを識別することを可能にするために、幅寸法w
1が、2.5mm以上、ピッチ寸法p2が、p2=(w
1+1.0)mm以上にそれぞれ設定されることが望ま
しい。
【0050】そして、下ハーフ55には、w1=3.5
mm、p2=5.0mmに設定することによって、3個
の記録容量識別孔35を連続的に並べて設けることが可
能であり、これら記録容量識別孔35を指先の触感によ
って識別することが充分に可能である。
【0051】また、他の実施の形態の下ハーフ56に
は、図9に示すように、背面部から切り欠いて形成する
略円弧溝状の記録容量識別孔36が設けられる場合、ユ
ーザーの指先の触感によって、記録容量識別孔36の開
閉パターンを識別することを可能にするために、幅寸法
w2が、2.5mm以上、カートリッジ挿入方向に平行
な寸法(以下、奥行寸法と称する。)Dが、3.0mm
以上、ピッチ寸法p3が、p3=(w2+1.0)mm
以上にそれぞれ設定されることが望ましい。
【0052】そして、下ハーフ56には、w2=3.5
mm、D=3.5mm、p3=5.0mmに設定するこ
とによって、3個の記録容量識別孔36を連続的に並べ
て設けることが可能であり、これら記録容量識別孔36
を指先の触感によって識別することが充分に可能であ
る。
【0053】さらに、下ハーフ5、55、56に設けら
れる記録容量識別孔34、35、36は、図7、図8及
び図9に示すように、下ハーフ5、55、56の背面側
に平行な1本の直線L上に位置してそれぞれ配設されて
いる。
【0054】ところで、ディスクカートリッジ1を識別
するために記録再生装置側に配設されて用いられる識別
孔検出装置40について図10を参照して説明する。こ
の識別孔検出装置40は、図10に示すように、記録容
量識別孔34、35、36に挿通される検出部40A
と、この検出部40Aの基端部を揺動自在に支持する基
体部40Bとを備えている。
【0055】検出部40Aは、略矩形板状に形成されて
おり、先端部に記録容量識別孔34、35、36に挿通
される検出片40Cが折り曲げて形成されている。基体
部40Bは、図示しない検出回路に接続配線されてお
り、記録容量識別孔34、35、36に挿通されること
によって揺動される検出部40Aの変位量に応じて検出
信号を図示しない検出回路に出力する。この検出信号に
より、記録再生装置は、記録容量識別孔34、35、3
6の開閉パターンを識別する。
【0056】そして、この識別孔検出装置40は、記録
容量識別孔34、35、36に対して、向き等の位置を
高精度に調整してそれぞれ配設される必要がある。した
がって、各識別孔検出装置40は、図11に示すよう
に、カートリッジ本体3の背面のエッジに平行な直線L
に対して、互いに異なる位置にそれぞれ配設されてい
た。
【0057】本実施の形態のディスクカートリッジ1に
は、下ハーフ5、55、56の背面に平行な直線L上に
位置して、記録容量識別孔34、35、36がそれぞれ
配設されている。このため、ディスクカートリッジ1に
よれば、図12に示すように、記録容量識別孔34、3
5、36の個数及びピッチ寸法に適合させて、予め複数
の識別孔検出装置40が一体に組み合わされた識別孔検
出装置41を採用することが可能となり、上述したよう
に各識別孔検出装置40の向き等の位置を調整すること
が不要とされる。
【0058】したがって、ディスクカートリッジ1によ
れば、図13に示すように、下ハーフ5の背面に平行な
直線Lを基準とすることによって、記録容量識別孔3
4、35、36に対する識別孔検出装置41の高精度な
位置決めを容易に行うことができる。
【0059】つぎに、ディスクカートリッジ1を構成す
る下ハーフ5に設けられる記録容量識別孔について、孔
の有無による開閉パターンの組合わせと、この開閉パタ
ーンを識別する状態とを図面及び表を参照して説明す
る。
【0060】まず、センターハブ14の中心を通るとと
もにカートリッジ装填方向に平行な直線に線対称に、第
1の記録容量識別孔34A乃至第3の記録容量識別孔3
4C、及び第4の記録容量識別孔34D乃至第6の記録
容量識別孔34Fの6個が下ハーフ5、57にそれぞれ
配設された場合について、図14及び図15と、表1及
び表2を参照して説明する。
【0061】ディスクカートリッジ1は、図14に示す
ように、下ハーフ5に従来例で示した記録容量が13M
Bと21MBとを識別するための記録容量識別孔11
3、114が配設された場合、これら記録容量識別孔1
13、114がそれぞれ開設されていれば、記録再生装
置側の識別孔検出装置41や目視等によって、21MB
以上の記録容量を有することが識別される。
【0062】つぎに、このディスクカートリッジ1は、
第1の記録容量識別孔乃34A至第6の記録容量識別孔
34Fの6個の開閉パターンから、記録再生装置側の識
別孔検出装置41や目視等によって、記録容量やカート
リッジ本体3に収納された磁気ディスク2の種類等の仕
様が識別される。
【0063】そして、このディスクカートリッジ1は、
図14及び表1に示すように、第1の記録容量識別孔3
4A乃至第6の記録容量識別孔34Fの6個について、
孔の有無である2通りがあるため、26 =64通りの開
閉パターンを設定することが可能である。
【0064】
【表1】
【0065】すなわち、この開閉パターンによれば、第
1の記録容量識別孔34A乃至第6の記録容量識別孔3
4Fが全て開口されていない状態を、種類#1のディス
クカートリッジとして識別する。そして、この開閉パタ
ーンによれば、第1の記録容量識別孔34Aのみが開口
しているディスクカートリッジを#2のディスクカート
リッジとし、また第2の記録容量識別孔34Bのみが開
口しているディスクカートリッジを#3のディスクカー
トリッジとして識別するように、順次#4のディスクカ
ートリッジ乃至#64のディスクカートリッジまで、予
め記録容量ごとに設定することによって、記録容量が異
なる64通りのディスクカートリッジを識別することが
可能になる。
【0066】或いは、ディスクカートリッジ1は、図1
5に示すように、下ハーフ57に従来例で示した記録容
量が13MBと21MBとを識別するための記録容量識
別孔113、114が開設されない場合、第1の記録容
量識別孔34Aが、記録容量が13MBと21MBとを
識別するために用いられる。したがって、このディスク
カートリッジ1は、第1の記録容量識別孔34Aが開口
されていれば、記録再生装置側の識別孔検出装置41や
目視等によって、21MB以上の記録容量を有するディ
スクカートリッジとして識別される。
【0067】つぎに、このディスクカートリッジ1は、
第2の記録容量識別孔34B乃至第634Fの記録容量
識別孔の5個の開閉パターンから、記録再生装置側の識
別孔検出装置41や目視等によって、記録容量やカート
リッジ本体3に収納された磁気ディスクの種類等の仕様
が識別される。
【0068】そして、このディスクカートリッジ1は、
図15及び表2に示すように、第2の記録容量識別孔3
4B乃至第6の記録容量識別孔34Fの5個について、
孔の有無である2通りがあるため、25 =32通りの開
閉パターンを設定することが可能である。
【0069】
【表2】
【0070】すなわち、この開閉パターンによれば、第
1の記録容量識別孔34Aのみが開口されている状態
を、種類#1のディスクカートリッジとして識別する。
そして、この開閉パターンによれば、順次#2のディス
クカートリッジ乃至#32のディスクカートリッジま
で、予め記録容量ごとに設定することによって、記録容
量が異なる32通りのディスクカートリッジを識別する
ことが可能になる。
【0071】つぎに、上述した下ハーフ5、57と同様
に、センターハブ14の中心を通るとともにカートリッ
ジ装填方向に平行な直線に線対称に、第1及び第2の記
録容量識別孔37A、37Bと、第3の及び第4の記録
容量識別孔37C、37Dの4個が下ハーフ58、59
にそれぞれ配設された場合について、図16及び図17
と、表3及び表4を参照して説明する。
【0072】このディスクカートリッジ1は、図16に
示すように、下ハーフ58に従来例で示した記録容量が
13MBと21MBとを識別するための記録容量識別孔
113、114が配設された場合、これら記録容量識別
孔113、114がそれぞれ開口されていれば、記録再
生装置側の識別孔検出装置41や目視等によって、21
MB以上の記録容量を有することが識別される。
【0073】つぎに、このディスクカートリッジ1は、
第1の記録容量識別孔37A乃至第4の記録容量識別孔
37Dの4個の開閉パターンから、記録再生装置側の識
別孔検出装置41や目視等によって、記録容量やカート
リッジ本体3に収納された磁気ディスクの種類等の仕様
が識別される。
【0074】そして、このディスクカートリッジ1は、
図16及び表3に示すように、第1の記録容量識別孔3
7A乃至第4の記録容量識別孔37Dの4個について、
孔の有無である2通りがあるため、24 =16通りの開
閉パターンを設定することが可能である。
【0075】
【表3】
【0076】すなわち、この開閉パターンによれば、第
1の記録容量識別孔37A乃至第4の記録容量識別孔3
7Dが全て開口されていない状態を、種類#1のディス
クカートリッジとして識別する。そして、この開閉パタ
ーンによれば、第1の記録容量識別孔37Aのみが開口
しているディスクカートリッジを#2のディスクカート
リッジとし、また第2の記録容量識別孔37Bのみが開
口しているディスクカートリッジを#3のディスクカー
トリッジとして識別するように、順次#4のディスクカ
ートリッジ乃至#16のディスクカートリッジまで、予
め記録容量ごとに設定することによって、記録容量が異
なる16通りのディスクカートリッジを識別することが
可能になる。
【0077】或いは、ディスクカートリッジ1は、図1
7に示すように、下ハーフ59に従来例で示した記録容
量が13MBと21MBとを識別するための記録容量識
別孔113、114が配設されない場合、第1の記録容
量識別孔37Aが、記録容量が13MBと21MBとを
識別するために用いられる。したがって、このディスク
カートリッジ1は、第1の記録容量識別孔37Aが開口
されていれば、記録再生装置側の識別孔検出装置41や
目視等によって、21MB以上の記録容量を有するディ
スクカートリッジとして識別される。
【0078】つぎに、このディスクカートリッジ1は、
第2の記録容量識別孔37B乃至第4の記録容量識別孔
37Dの3個の開閉パターンから、記録再生装置側の識
別孔検出装置41や目視等によって、記録容量やカート
リッジ本体3に収納された磁気ディスクの種類等の仕様
が識別される。
【0079】そして、このディスクカートリッジ1は、
図17及び表4に示すように、第2の記録容量識別孔3
7B乃至第4の記録容量識別孔37Dの3個について、
孔の有無である2通りがあるため、23 =8通りの開閉
パターンを設定することが可能である。
【0080】
【表4】
【0081】すなわち、この開閉パターンによれば、第
1の記録容量識別孔37Aのみが開口されている状態
を、種類#1のディスクカートリッジとして識別する。
そして、この開閉パターンによれば、順次#2のディス
クカートリッジ乃至#8のディスクカートリッジまで、
予め記録容量ごとに設定することによって、記録容量が
異なる8通りのディスクカートリッジを識別することが
可能になる。
【0082】また、上述した下ハーフ58、59と同様
に、センターハブ14の中心を通るとともにカートリッ
ジ装填方向に平行な直線に線対称に、第1の記録容量識
別孔38Aと、第2の記録容量識別孔38Bの2個が下
ハーフ60、61にそれぞれ配設された場合について、
図18及び図19と、表5及び表6を参照して説明す
る。
【0083】ディスクカートリッジ1は、図18に示す
ように、下ハーフ60に従来例で示した記録容量が13
MBと21MBとを識別するための記録容量識別孔11
3、114が配設された場合、これら記録容量識別孔1
13、114がそれぞれ開口されていれば、記録再生装
置側の識別孔検出装置41や目視等によって、21MB
以上の記録容量を有することが識別される。
【0084】つぎに、このディスクカートリッジ1は、
第1及び第2の記録容量識別孔38A、38Bの2個の
開閉パターンから、記録再生装置側の識別孔検出装置4
1や目視等によって、記録容量やカートリッジ本体3に
収納された磁気ディスクの種類等の仕様が識別される。
【0085】そして、このディスクカートリッジ1は、
図18及び表5に示すように、第1及び第2の記録容量
識別孔38A、38Bの2個について、孔の有無である
2通りがあるため、22 =4通りの開閉パターンを設定
することが可能である。
【0086】
【表5】
【0087】すなわち、この開閉パターンによれば、第
1及び第2の記録容量識別孔38A、38Bがともに開
口されていない状態を、種類#1のディスクカートリッ
ジとして識別する。そして、この開閉パターンによれ
ば、第1の記録容量識別孔38Aのみが開口しているデ
ィスクカートリッジを#2のディスクカートリッジと
し、また第2の記録容量識別孔38Bのみが開口してい
るディスクカートリッジを#3のディスクカートリッジ
とし、第1及び第2の記録容量識別孔38A、38Bが
ともに開口されているディスクカートリッジを#4のデ
ィスクカートリッジとして識別するように、予め記録容
量ごとに設定することによって、記録容量が異なる4通
りのディスクカートリッジを識別することが可能にな
る。
【0088】或いは、ディスクカートリッジ1は、図1
9に示すように、下ハーフ61に従来例で示した記録容
量が13MBと21MBとを識別するための記録容量識
別孔113、114が配設されない場合、第1の記録容
量識別孔38Aが、記録容量が13MBと21MBとを
識別するために用いられる。したがって、このディスク
カートリッジ1は、第1の記録容量識別孔38Aが開口
されていれば、記録再生装置側の識別孔検出装置41や
目視等によって、21MB以上の記録容量を有するディ
スクカートリッジとして識別される。
【0089】つぎに、このディスクカートリッジ1は、
第2の記録容量識別孔38Bの1個の開閉パターンか
ら、記録再生装置側の識別孔検出装置41や目視等によ
って、記録容量やカートリッジ本体に収納された磁気デ
ィスクの種類等の仕様が識別される。
【0090】そして、このディスクカートリッジは、図
19及び表6に示すように、第2の記録容量識別孔38
Bの1個について、孔の有無である2通りの開閉パター
ンを設定することが可能である。
【0091】
【表6】
【0092】すなわち、この開閉パターンによれば、第
1の記録容量識別孔38Aのみが開口されているディス
クカートリッジを、種類#1のディスクカートリッジと
し、第1及び第2の記録容量識別孔38A、38Bがと
もに開口されているディスクカートリッジを#2のディ
スクカートリッジとして識別するように、予め記録容量
ごとに設定することによって、記録容量が異なる2通り
のディスクカートリッジを識別することが可能になる。
【0093】また、ディスクカートリッジ1は、記録容
量識別孔が設けられた下ハーフ5と、記録容量識別孔の
底面部を形成する上ハーフ4とが、色彩が互いに異なる
樹脂材料によって形成されている。すなわち、カートリ
ッジ本体3を構成する上ハーフ4及び下ハーフ5は、例
えば、一方のハーフが白色に形成され、他方のハーフが
黒色に形成されている。
【0094】したがって、このカートリッジ本体3は、
目視により下ハーフ5側から記録容量識別孔34の開閉
パターンを読み取る際、下ハーフ5に設けられた記録容
量識別孔34から異なる色彩の上ハーフ4を容易に目視
することができるため、色の違いによって記録容量識別
孔の開閉パターンをはっきりと確認することができる。
【0095】なお、上ハーフ4及び下ハーフ5は、色彩
が互いに異なるように形成されたが、例えば無色を含む
色、色の彩度、明度、濃度、模様やその組合わせ等の外
観が互いに異なるように形成されても良い。
【0096】また、カートリッジ本体3は、下ハーフ5
の記録容量識別孔34に対応する上ハーフ4の領域のみ
が、例えば2色成形等により、色や色の濃淡等の色彩が
異なる樹脂材料によって成形されても良い。或いは、カ
ートリッジ本体3は、下ハーフ5の記録容量識別孔34
に対応する上ハーフ4の領域のみに、色や色の濃淡等の
色彩が異なる他の材料を嵌め込む構成としても良い。
【0097】また、カートリッジ本体3は、記録容量ご
とに上ハーフ4と下ハーフ5の色や色の濃淡等の色彩や
その組合わせ等を適宜設定することによっても、目視に
よって更に容易且つ確実に識別することが可能とされ
る。
【0098】上述したように、実施の形態のディスクカ
ートリッジ1は、下ハーフ5の背面に平行な直線L上に
位置して、記録容量識別孔34が設けられたことによっ
て、記録容量が異なる他のディスクカートリッジと容易
且つ確実に識別することが可能とされる。また、この記
録容量識別孔34は、誤消去防止部材24Aが配設され
た位置に隣接して設けられているため、識別孔検出装置
41及び誤消去防止部材24Aを検出する検出手段とを
組み合わせて記録再生装置に配設することが可能とされ
る。
【0099】なお、本実施の形態に係るディスクカート
リッジ1においては、仕様識別孔が記録容量識別孔とし
て適用されたが、記録容量を識別するためのみに限定さ
れるものでなく、例えば、記録及び/又は再生手段等の
異なる仕様を識別するために適用されても良いことは勿
論である。
【0100】
【発明の効果】上述したように本発明に係るディスクカ
ートリッジによれば、一方の面に、情報信号の収録内容
を示す表示ラベルが貼り付けられるラベル領域が設けら
れ、他方の面に、記録及び/又は再生装置によって円盤
状記録媒体を回転するためのスピンドル孔が設けられる
とともにカートリッジ挿入方向に臨む前面と対向する背
面側に沿って仕様識別孔が設けられたカートリッジ本体
を備えることによって、情報信号の記録容量等の仕様が
異なる他のディスクカートリッジと容易且つ確実に識別
することができる。
【0101】また、本発明に係る記録及び/又は再生装
置によれば、ディスクカートリッジに対する情報信号の
記録及び/又は再生を行う際、カートリッジ本体のカー
トリッジ挿入方向に臨む前面と対向する背面側に沿って
設けられた仕様識別孔を検出する検出手段を備えること
によって、ディスクカートリッジの情報信号の記録容量
等の仕様を容易且つ確実に識別することが可能とされ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態のディスクカートリッ
ジを示す分解斜視図である。
【図2】上記ディスクカートリッジを構成する下ハーフ
を内側から示す平面図である。
【図3】上記ディスクカートリッジを構成する下ハーフ
を外側から示す平面図である。
【図4】上記ディスクカートリッジを上ハーフ側から示
す平面図である。
【図5】上記ディスクカートリッジを下ハーフ側から示
す平面図である。
【図6】上記ディスクカートリッジに設けられる記録容
量識別孔を示す縦断面図である。
【図7】上記ディスクカートリッジに設けられる記録容
量識別孔を説明するために示す平面図である。
【図8】上記ディスクカートリッジに設けられる記録容
量識別孔の一例を説明するために示す平面図である。
【図9】上記ディスクカートリッジに設けられる記録容
量識別孔の一例を説明するために示す平面図である。
【図10】ディスクカートリッジの記録容量識別孔を識
別するために用いられる識別孔検出装置を示す斜視図で
ある。
【図11】上記識別孔検出装置を説明するために示す平
面図である。
【図12】本発明に係る実施の形態のディスクカートリ
ッジの記録容量識別孔を識別するために用いられる識別
孔検出装置を示す斜視図である。
【図13】上記識別孔検出装置を説明するために示す平
面図である。
【図14】上記ディスクカートリッジに設けられた記録
容量識別孔の一例を示す平面図である。
【図15】上記ディスクカートリッジに設けられた記録
容量識別孔の一例を示す平面図である。
【図16】上記ディスクカートリッジに設けられた記録
容量識別孔の一例を示す平面図である。
【図17】上記ディスクカートリッジに設けられた記録
容量識別孔の一例を示す平面図である。
【図18】上記ディスクカートリッジに設けられた記録
容量識別孔の一例を示す平面図である。
【図19】上記ディスクカートリッジに設けられた記録
容量識別孔の一例を示す平面図である。
【図20】従来のディスクカートリッジを上ハーフ側か
ら示す平面図である。
【図21】従来のディスクカートリッジを下ハーフ側か
ら示す平面図である。
【図22】従来のディスクカートリッジを下ハーフ側か
ら示す平面図である。
【図23】従来のディスクカートリッジに設けられた記
録容量識別孔を説明するために示す平面図である。
【図24】従来のディスクカートリッジに設けられた記
録容量識別孔を説明するために示す平面図である。
【図25】従来のディスクカートリッジに設けられた記
録容量識別孔を説明するために示す平面図である。
【図26】従来のディスクカートリッジに設けられた記
録容量識別孔を説明するために示す平面図である。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ、2 磁気ディスク、3 カ
ートリッジ本体、4上ハーフ、5 下ハーフ、34 記
録容量識別孔、41 識別孔検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬杉 真二 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状記録媒体と、内部に円盤状記録媒
    体が回転自在に収納されるカートリッジ本体とを有し記
    録及び/又は再生装置に装填されるディスクカートリッ
    ジにおいて、 上記カートリッジ本体には、一方の面に、情報信号の収
    録内容を示す表示ラベルが貼り付けられるラベル領域が
    設けられ、 他方の面に、記録及び/又は再生装置によって円盤状記
    録媒体を回転するためのスピンドル孔が設けられるとと
    もに、カートリッジ挿入方向に臨む前面と対向する背面
    側に沿って仕様識別孔が設けられたことを特徴とするデ
    ィスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 上記仕様識別孔は、カートリッジ挿入方
    向に平行なカートリッジ本体の中心線に線対称に配設さ
    れたことを特徴とする請求項1に記載のディスクカート
    リッジ。
  3. 【請求項3】 上記仕様識別孔は、カートリッジ挿入方
    向に直交する直線上に位置して設けられたことを特徴と
    する請求項1に記載のディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 上記カートリッジ本体には、上記仕様識
    別孔に隣接する位置に、円盤状記録媒体に情報信号が記
    録されることを規制する誤消去防止部材が配設されたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のディスクカートリッ
    ジ。
  5. 【請求項5】 上記カートリッジ本体には、上記仕様識
    別孔に隣接する位置に、情報信号の記録容量を識別する
    ための記録容量識別孔が設けられたことを特徴とする請
    求項1に記載のディスクカートリッジ。
  6. 【請求項6】 上記カートリッジ本体は、一対の上ハー
    フと下ハーフとが組み合わされて構成され、 上記上ハーフと下ハーフとは、色彩が互いに異なること
    を特徴とする請求項1に記載のディスクカートリッジ。
  7. 【請求項7】 一方の面に、情報信号の収録内容を示す
    表示ラベルが貼り付けられるラベル領域が設けられ、他
    方の面に、円盤状記録媒体を回転するためのスピンドル
    孔が設けられるとともにカートリッジ挿入方向に臨む前
    面と対向する背面側に沿って仕様識別孔が設けられたカ
    ートリッジ本体を有するディスクカートリッジに対して
    情報信号の記録及び/又は再生を行う記録及び/又は再
    生装置において、 上記仕様識別孔を検出する検出手段を備えることを特徴
    とする記録及び/又は再生装置。
JP15466296A 1996-06-14 1996-06-14 ディスクカートリッジ Pending JPH103775A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6307712B1 (en) * 1997-04-04 2001-10-23 Sony Corporation Assembly for discrimination disc storage capacity in a disc cartridge
US6700851B1 (en) * 1999-11-12 2004-03-02 Sony Corporation Disk cartridge device for universally mounting and positioning disk cartridges having disks of different size diameters
US7020887B2 (en) 2001-05-16 2006-03-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Disc cartridge and disc drive apparatus

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