JPH1035356A - 車両用ヘッドライト制御装置 - Google Patents

車両用ヘッドライト制御装置

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JPH1035356A
JPH1035356A JP18974396A JP18974396A JPH1035356A JP H1035356 A JPH1035356 A JP H1035356A JP 18974396 A JP18974396 A JP 18974396A JP 18974396 A JP18974396 A JP 18974396A JP H1035356 A JPH1035356 A JP H1035356A
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JP
Japan
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headlight
switch
illuminance
vehicle
lighting
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JP18974396A
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English (en)
Inventor
Mamoru Ujiie
護 氏家
Yasuo Murakami
泰男 村上
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Honda Access Corp
Original Assignee
Honda Access Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々の運転者が望む状態で、ヘッドライトの
点消灯を自動的に行なう 【解決手段】 運転者の望む状態でヘッドライト8が自
動的に点消灯しない場合、イグニッションスイッチのオ
ン後、ライティングスイッチ10をヘッドライト8の点灯
位置に切換える。すると、そのときの車外照度検出手段
6で検出される車外照度が、第2記憶手段75に記憶され
る。その後、ライティングスイッチ32を中立の位置に戻
すと、第2記憶手段75に記憶された車外照度を基準とし
て、ヘッドライト8の点消灯を自動的に行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、夜間等のヘッドラ
イトの点灯時に、自動的にヘッドライトを点灯または消
灯する車両用ヘッドライト制御装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、車両におけるス
モールライトやヘッドライトの点灯または消灯は、運転
者の手動操作により行われていたが、こうした手動操作
による煩わしさを解消するために、スモールライトやヘ
ッドライトの点消灯操作を自動的に行うオートライト装
置と称されるものが各種開発されている。
【0003】例えば、実開昭59−110737号公報
には、車外照度を検出する照度センサからの出力信号に
基づきヘッドライトの点消灯を制御(同マイクロフィル
ム第3頁第7〜8行)するものにおいて、車両が点灯状
態で停止したときたとえば繁華街など比較的車外照度が
大きいときは前照灯を消灯し、郊外の交差点など車外照
度が小さいときは点灯を維持する(同マイクロフィルム
第2頁第9〜12行)装置が開示されている。また、別の
実開昭62−112622号公報には、照度センサから
出力される照度信号を点消灯判別回路に入力すると、こ
の点消灯判別回路からスイッチング回路に点消灯信号を
出力して、スモールランプを点消灯する装置(同マイク
ロフィルム第3頁第1〜6行)が開示されている。
【0004】上記各オートライト装置は、照度センサに
より車外が所定以下の照度となったら、スモールライト
やヘッドライトが点灯し、例えばトンネル内などの暗所
を走行する際に、スモールライトやヘッドライトの点消
灯が自動的に行われる。しかし、このスモールライトや
ヘッドライトの点消灯は、運転者の個人差に拘らず、常
に同じ車外照度を基準として一義的に行なわれるため
に、個々の運転者が望むような状態で、スモールライト
やヘッドライトの点消灯が行なわれないといった使用上
の不満があった。
【0005】そこで本発明は、上記問題点に鑑み、個々
の運転者が望む状態で、ヘッドライトもしくはスモール
ライトとヘッドライトの点消灯を自動的に行なうことの
できる車両用ヘッドライト制御装置を提供することをそ
の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、前記
目的を達成するために、車外照度を検出する車外照度検
出手段と、少なくともヘッドライトの点灯,消灯操作を
行なうライティングスイッチと、イグニッションスイッ
チをオンしてから最初に前記ライティングスイッチを前
記ヘッドライトの点灯位置に切換えたときの車外照度を
記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された車外照
度を基準として、前記ヘッドライトの点消灯を自動的に
制御する自動点消灯制御手段とを備えて構成される。
【0007】この請求項1の構成によれば、運転者の望
む状態でヘッドライトが自動的に点消灯しない場合に
は、イグニッションスイッチをオンにしてから最初にラ
イティングスイッチをヘッドライトの点灯位置に切換え
るだけで、そのときの車外照度検出手段で検出される車
外照度が記憶手段に記憶され、以後、この記憶手段に記
憶された車外照度を基準として、自動点消灯制御手段に
よりヘッドライトの点消灯が自動的に行なわれる。ま
た、この記憶手段への車外照度の記憶は、イグニッショ
ンスイッチをオンにして最初にライティングスイッチを
ヘッドライトの点灯位置に切換えたときにだけ行なわれ
るので、一旦運転者の望む状態で記憶設定された車外照
度の基準が、ライティングスイッチを操作する毎に頻繁
に切換わる不都合を防止できる。
【0008】また、請求項2の発明は、前記目的を達成
するために、車外照度を検出する車外照度検出手段と、
ヘッドライトとスモールライトの点灯,消灯操作を行な
うライティングスイッチと、イグニッションスイッチを
オンしてから最初に前記ライティングスイッチを前記ヘ
ッドライトの点灯位置に切換えたときの車外照度、およ
びイグニッションスイッチをオンしてから最初に前記ラ
イティングスイッチを前記スモールライトの点灯位置に
切換えたときの各車外照度を記憶する記憶手段と、前記
記憶手段に記憶された各車外照度を基準として、前記ヘ
ッドライトの点消灯と前記スモールライトの点消灯とを
自動的に制御する自動点消灯制御手段とを備えて構成さ
れる。
【0009】この請求項2の構成によれば、運転者の望
む状態でヘッドライトまたはスモールライトが自動的に
点消灯しない場合には、ライティングスイッチをヘッド
ライトまたはスモールライトの点灯位置に切換えること
により、そのときの車外照度検出手段で検出される各車
外照度が記憶手段に記憶され、以後、この記憶手段に記
憶された各車外照度を基準として、ヘッドライトの点消
灯のみならずスモールライトの点消灯も、自動点消灯制
御手段により自動的に行なわれる。また、この記憶手段
への車外照度の記憶は、イグニッションスイッチをオン
にして最初にライティングスイッチをヘッドライトまた
はスモールライトの点灯位置に切換えたときにだけ行な
われるので、一旦運転者の望む状態で記憶設定された車
外照度の基準が、ライティングスイッチを操作する毎に
頻繁に切換わる不都合を防止できる。
【0010】また、請求項3の発明は、前記請求項1ま
たは2の構成において、前記記憶手段が書換え可能なも
のであることを特徴とする。
【0011】この請求項3の構成によれば、イグニッシ
ョンスイッチをオンにした後、最初にライティングスイ
ッチをヘッドライトもしくはスモールライトの点灯位置
に切換える毎に、車外照度が記憶手段に記憶されるの
で、ヘッドライトもしくはスモールライトの点灯,消灯
を自動的に切換える車外照度の基準を、運転者の体調や
天候などの諸条件に応じて簡単に設定変更できる。
【0012】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施例を添付図面を
参照して説明する。図1乃至図12は本発明の一実施例
を示し、図1のブロック図に示すように、本願発明に係
わる車両用ヘッドライト制御装置は、イグニッションス
イッチ操作検出手段1と、車速検出手段2と、フットブ
レーキペダル操作検出手段3と、パーキングブレーキ操
作検出手段4と、方向指示器操作検出手段5と、車外照
度検出手段6と、これらの各検出信号に基づきヘッドラ
イト8およびスモールライト9を自動的に点灯制御する
制御手段7を備える。また、10は、少なくともヘッドラ
イト8、本実施例では、ヘッドライト8とスモールライ
ト9の点灯および消灯操作を手動で行なうためのライテ
ィングスイッチであって、これは例えばステアリングコ
ラムなどに装着される。
【0013】前記イグニッションスイッチ検出手段1
は、エンジンのオン,オフを判断するものであり、一般
的にはキー操作によるキーシリンダのスイッチを利用で
き、このスイッチのオン,オフに基づくイグニッション
スイッチ操作信号が制御手段7に出力される。
【0014】前記速度検出手段2は、車速を判断するた
めのものであり、スピードメータを利用でき、この車速
に応じたパルス信号が検出信号として制御手段7へ出力
される。
【0015】前記フットブレーキペダル操作検出手段3
は、フットブレーキペダルを踏んで制動しているか否か
を判別するものであり、一般的にフットブレーキに装着
されているフットブレーキペダルスイッチを利用でき、
このスイッチのオン,オフに基づくフットブレーキペダ
ル操作信号が制御手段7へ出力される。
【0016】前記パーキングブレーキ操作検出手段4
は、交差点の信号待ちなどで停車するために、パーキン
グブレーキを使用しているか否かを判別するものであ
り、パーキングブレーキに装着されているパーキングブ
レーキスイッチを利用でき、このオン,オフに基づくパ
ーキングブレーキ操作信号が制御手段7へ出力される。
【0017】前記方向指示器動作検出手段5は、左折又
は右折のため方向指示器を点滅している(すなわち操作
中状態がオン)か、点滅させていない(すなわち非操作
状態がオフ)かを判別するためのものであり、方向指示
器を動作させるウインカスイッチ等を利用でき、このオ
ン,オフに基づき方向指示器動作信号が制御手段7へ出
力される。
【0018】前記車外照度検出手段6は、車外照度を検
出し、車外照度に応じた検出信号を制御手段7へ出力す
るものであって、図2および図3に示すようなセンサー
ユニット11を備える。このセンサーユニット11は、受光
手段である受光センサ12と、押し釦式の操作スイッチ13
を回路基板14に実装し、この回路基板14を略円筒形の下
部ケース15内に収納するともに、下部ケース15よりも外
径の大きな略円筒形の上部ケース16を下部ケース15の上
方にて上下動可能に遊嵌して構成される。そして、上部
ケース16を押すことにより前記操作スイッチ13のオン,
オフ操作がなされ、この操作スイッチ13のオン,オフ信
号により、前記制御手段7の作動と解除を行うことがで
きる。さらに、上部ケース16を透光部材より形成するこ
とにより、この上部ケース16を主スイッチのみならず受
光レンズとして兼用している。そして、受光センサ12か
らのアナログ信号を回路基板14に実装したA/Dコンバ
ータ(図示せず)によりデジタル信号に変換し、このデ
ジタル信号化した照度検出信号を前記制御手段7に出力
するように構成してある。
【0019】前記センサーユニット11は、ダッシュボー
ド(図示せず)上に両面粘着テープなどにより貼り付け
て用いられ、また、図2に示すように、前記制御手段7
はコントロールユニットケース21内に内蔵される。この
コントロールユニットケース21は、ダッシュボード内に
配置され、前記各検出手段1,2,3,4,5,6およ
びライティングスイッチ10などと電気的に接続される。
なお、制御手段7を構成するには、プログラム内蔵のマ
イコンを利用するのが一般的である。
【0020】次に、本装置に係わる電気的構成を、図4
〜図9に基づき説明する。同図において、31は前記制御
手段7を構成するコントロールユニットであって、この
コントロールユニット31の入力ポートには、前記イグニ
ッションスイッチ検出手段1に相当するイグニッション
スイッチ32がヒューズ33を介して接続される他に、速度
検出手段2に相当するスピードメータ34と、フットブレ
ーキペダル操作検出手段3に相当するフットブレーキペ
ダルスイッチ35と、パーキングブレーキ操作検出手段4
に相当するパーキングブレーキスイッチ36と、方向指示
器動作検出手段5に相当する右ターンスイッチ37および
左ターンスイッチ38と、車外照度検出手段6を内蔵する
前記センサーユニット11が各々接続される。なお、39は
フットブレーキペダルスイッチ35と直列回路をなすフッ
トブレーキランプ、40はパーキングブレーキスイッチ36
と直列回路をなすパーキングブレーキランプであり、こ
れらのものは、フットブレーキペダルスイッチ35あるい
はパーキングブレーキスイッチ36がオンになると、動作
電圧が供給されて点灯するようになっている。
【0021】41は、前記ライティングスイッチ10ととも
に、オーバーテイキングスイッチ42およびディマースイ
ッチ43を兼用するコンビネーションスイッチ(以下、単
にコンビスイッチと称する。)である。このなかで、ス
モールライト9単独、あるいは、ヘッドライト8および
スモールライト9の点灯,消灯を操作するライティング
スイッチ10は、第1および第2切換え接点44,44aを有
し、コンビスイッチ41を回動することによりこれらの切
換え接点44a,44aの位置が共に切換わるようになって
いる。また、特に図5にも示してあるように、各切換え
接点44,44aは共通端子45,45aが一端に設けられる一
方、OFF 端子46,46aと、S/L 端子47,47aと、H/L 端
子48,48aが他端に各々設けられる。そして、第1切換
え接点44側にある共通端子45は、コントロールユニット
31の第2入力端子IN2 およびダイオード49のアノードに
接続され、S/L 端子47およびH/L 端子48はいずれも接地
される。また、第2切換え接点44a側にある共通端子45
aは、第1リレー50を構成する励磁コイル51aの他端
と、コントロールユニット31の第1入力端子IN1 との間
の接続点に接続され、H/L 端子48aは接地される。
【0022】前記オーバーテイキングスイッチ42はパッ
シング操作を行うものであって、これは第1〜第3端子
52,52a,52bを有し、コンビスイッチ41を例えば手前
側に押動操作した間だけ、接点53が各端子52,52a,52
bに接触するようになっている。また、ヘッドライト8
のハイビームおよびロービームの切換え操作を行なうた
めのディマースイッチ43は、接点54の一端に共通端子55
を設ける一方、他端にH端子56およびL端子56aを設け
て構成され、共通端子55は前記オーバーテイキングスイ
ッチ42の第2端子52aとともに接地されている。そし
て、オーバーテイキングスイッチ42の第1端子52は、前
記第2切換え接点44aの共通接点45aに接続されるとと
もに、オーバーテイキングスイッチ42の第3端子52b
は、ディマースイッチ43のH端子56に接続され、さら
に、このディマースイッチ43のH端子56が、後述する右
ハイビームランプ62および左ハイビームランプ62aの他
端とハイビームインジケータ57の一端との間の接続点に
接続される。
【0023】前記ヘッドライト8は、右ハイビームラン
プ62および右ロービームランプ63と、左ハイビームラン
プ62aおよび右ロービームランプ63aとにより構成され
る。また、このヘッドライト8への通電および断電を行
なうヘッドライト駆動手段として、前記第1リレー50が
設けられる。この第1リレー50は、励磁コイル51aおよ
び接点51bの一端を電圧供給源であるバッテリー+Bに
接続し、励磁コイル51aの他端をコントロールユニット
31の第1入力端子IN1 に接続する一方、接点51bの他端
に各々ヒューズ64,64aを介して、ランプ62,63および
ランプ62a,63aの一端を接続してある。さらに、コン
トロールユニット31の第1出力端子OUT1から供給される
パルスのデューティー比に基づいて、ヘッドライト8の
減光率を連続的に可変させるために、ランプ62,63およ
びランプ62a,63aの一端にソースを接続し、バッテリ
ー+Bをドレインに接続し、コントロールユニット31の
各出力端子OUT2をゲートに接続した別のヘッドライト駆
動手段としての一対のFET(電界効果トランジスタ)
65,65aが各々設けられている。
【0024】67は、前記スモールライト9を構成するス
モールランプである。また、このスモールライト9への
通電および断電を行なうスモールライト駆動手段とし
て、第2リレー68が設けられる。この第2リレー68は、
励磁コイル69aおよび接点69bの一端を電圧供給源であ
るバッテリー+Bに接続し、励磁コイル51aの他端をコ
ントロールユニット31の第2出力端子OUT2およびダイオ
ード49のアノードに接続する一方、接点51bの他端にス
モールランプ67の一端を接続してある。なお、図示しな
いが、スモールランプ67の他端は接地されている。
【0025】そして、図4および図5に示すように、コ
ンビスイッチ41が中立の位置、すなわち、ライティング
スイッチ10の第1および第2切換え接点44,44aがOFF
端子46,46aに接触した位置にあると、コントロールユ
ニット31の第1入力端子IN1および第2入力端子IN2
が、いずれも接地されていない状態となり、これによっ
て、コントロールユニット31内の制御手段7は、センサ
ーユニット11で検出される車外照度に応じてヘッドライ
ト8の減光率を可変するオートライト機能を実行する。
このオートライト機能は、具体的には、車外照度がある
所定値以下になると、コントロールユニット31の第2出
力端子OUT2が、それまでのHレベル(バッテリー+B電
位)からLレベル(接地電位)に切換わる。すると、第
2リレー68の励磁コイル69aに励磁電流が流れることに
より接点69bが閉じて、スモールライト9を構成するス
モールランプ67が通電点灯する。また、前記所定値より
も車外照度がさらに低下すると、今度はコントロールユ
ニット31の第1出力端子OUT1から各FET65,65Aのゲ
ートにパルス駆動信号を出力し、FET65,65Aのドレ
イン−ソース間を間欠的に導通させる。これにより、F
ET65,65Aの導通時には、バッテリー+Bの電圧がヘ
ッドライト8を構成する左右のロービームランプ63,63
aに各々印加され、これらのロービームランプ63,63a
がパルス駆動信号のオン期間に応じて通電点灯する。こ
の際、コントロールユニット31は、車外照度が低下する
にしたがって、FET65,65Aに出力されるパルス駆動
信号のパルス数を徐々に増やし、所定期間におけるオン
期間の割合すなわちデューティー比を高めるような電圧
パルス制御を行なう。その結果、ヘッドライト8の照度
は、各FET65,65Aへ出力されるパルス駆動信号のデ
ューティー比の変化に応じて、緩やかに増減することに
なる。
【0026】一方、図6に示すように、コンビスイッチ
41を回動して、ライティングスイッチ10の第1および第
2切換え接点44,44aをS/L 端子47,47aに接触させる
と、前記コントロールユニット31の第2入力端子IN2 が
第1切換え接点44を介して接地されることにより、制御
手段7によるオートライト機能は解除される。そして、
この場合は、バッテリー+B→第2リレー68の励磁コイ
ル69a→ダイオード49→第1切換え接点44→接地点の順
に励磁電流が流れ込んで接点69bが閉じ、スモールラン
プ67のみが通電点灯する。さらに、イグニッションスイ
ッチ32をオンしてから、最初に第2入力端子IN2 が接地
レベルに切換わると、コントロールユニット31はライテ
ィングスイッチ10がスモールライト9の点灯位置に切換
ったものと判断して、このときの車外照度検出手段6で
得られた車外照度を、後述する第1記憶手段74に記憶さ
せる。以後、コンビスイッチ41を図4および図5に示す
中立の位置に戻すと、この第1記憶手段74で記憶された
車外照度よりも、車外照度検出手段6で検出された車外
照度が低くなったときに、スモールライト9が自動的に
点灯するようになっている。
【0027】また、図7に示すように、コンビスイッチ
41をさらに回動して、ライティングスイッチ10の第1お
よび第2切換え接点44,44aをH/L 端子48,48aに接触
させると、コントロールユニット31の第1入力端子IN1
が第2切換え接点44aを介して接地され、さらに、第2
入力端子IN2 も第1切換え接点44を介して接地されるの
で、制御手段7によるオートライト機能は解除される。
また、第2リレー68の励磁コイル69aに励磁電流が流れ
込んで、スモールランプ67が通電点灯する。そして、バ
ッテリー+B→第1リレー50の励磁コイル51a→第2切
換え接点44a→接地点の順に励磁電流が流れ込んで接点
51bが閉じ、左右のロービームランプ63,63も連続的に
通電点灯する。コントロールユニット31は、イグニッシ
ョンスイッチ32をオンしてから最初に第1入力端子IN1
が接地レベルに切換わると、ライティングスイッチ10が
ヘッドライト8およびスモールライト9の点灯位置に切
換ったものと判断して、このときの車外照度検出手段6
で得られた車外照度を第2記憶手段75に記憶させる。以
後、コンビスイッチ41を図4および図5に示す中立の位
置に戻すと、この第2記憶手段75で記憶された車外照度
よりも、車外照度検出手段6で検出された車外照度が低
くなったときに、ヘッドライト8およびスモールライト
9が自動的に点灯するようになっている。
【0028】また、図8に示すように、コンビスイッチ
41を手前側に動かして、オーバーテイキングスイッチ42
の接点53を第1〜第3端子52,52a,52bに接触させる
と、コントロールユニット31の第1入力端子IN2 は、第
2切換え接点44aを介して接地され、制御手段7による
オートライト機能は解除される。さらに、オーバーテイ
キングスイッチ42を介して、第1リレー50の励磁コイル
51aの他端と、左右のハイビームランプ62,62aの他端
と、ハイビームインジケータ57の一端がそれぞれ接地さ
れ、励磁コイル51aにバッテリー+Bから励磁電流が流
れ込んで、接点51bが閉じることにより、ヘッドライト
8を構成するランプ62,63およびランプ62a,63aがい
ずれも連続的に通電点灯するとともに、ハイビームイン
ジケータ57も点灯する。また、図9に示すように、ライ
ティングスイッチ10の第1および第2切換え接点44,44
aがH/L 端子48,48aに接触した状態で、コンビスイッ
チ41を操作してディマースイッチ43の接点をH端子56側
に接触させると、ライティングスイッチ10およびコンビ
スイッチ41を介して、第1リレー50の励磁コイル51aの
他端と、左右のハイビームランプ62,62aの他端と、ハ
イビームインジケータ57の一端がそれぞれ接地される。
したがって、この場合も、ヘッドライト8を構成するラ
ンプ62,63およびランプ62a,63aがいずれも連続的に
通電点灯するとともに、ハイビームインジケータ57が点
灯する。
【0029】次に、前記コントロールユニット31に内蔵
する制御手段7の機能構成を図10に基づき説明する。
同図において、71は、ヘッドライト8の点灯状態で、車
速検出手段2,フットブレーキペダル操作検出手段3,
またはパーキングブレーキ操作検出手段4により車両が
停止したことを検出すると、車両走行時よりもパルス導
通幅制御手段72からヘッドライト8に出力されるパルス
駆動信号の導通幅を狭めて、ヘッドライト8を所定の減
光率に減光する車両停止時減光制御手段である。この車
両停止時減光制御手段71は、車両停止時において方向指
示器操作検出手段5により方向指示器を動作したことを
検出すると、パルス導通幅制御手段72から出力されるパ
ルス駆動信号の導通幅を拡げて、ヘッドライト8の点灯
をそれまでの所定の減光率よりも大きい減光率に制御す
る機能を備えている。この場合、車両停止時減光制御手
段71は、パルス導通幅制御手段72から出力されるパルス
駆動信号の導通幅を徐々に狭めたり拡げたりすること
で、所定時間が経過する間にヘッドライト8の増光また
は減光を徐々に行うように構成してある。
【0030】また、73は、車外照度検出手段6で検出さ
れる車外照度により、ヘッドライト8およびスモールラ
イト9を自動的に点灯または消灯もしくは減光制御する
自動点消灯制御手段である。この自動点消灯制御手段73
は、前述したように、イグニッションスイッチ32をオン
してから、最初にライティングスイッチ10をスモールラ
イト9の点灯位置に切換えたときの車外照度を記憶する
第1記憶手段74と、イグニッションスイッチ32をオンし
てから、最初にライティングスイッチ10をヘッドライト
8およびスモールライト9の点灯位置に切換えたときの
車外照度を記憶する第2記憶手段75とを備えた記憶手段
76を内蔵している。この記憶手段76は、制御手段7を起
動する毎に書換え可能なRAMや、電気的に消去および
書換えが可能なEEPROMであることが好ましい。
【0031】そして、自動点消灯制御手段73は、車両の
走行中および停止中に拘らず、車外照度検出手段6で検
出される車外照度が、第1記憶手段74に記憶される車外
照度以下になると、スモールライト9を自動的に点灯す
るとともに、車外照度検出手段6で検出される車外照度
が、第2記憶手段75に記憶される車外照度以下になる
と、スモールライト9のみならずヘッドライト8をも自
動的に点灯し、かつ、車外照度検出手段6で検出される
車外照度がさらに低下するにしたがって、パルス導通幅
制御手段72から出力されるパルス駆動信号の導通幅を徐
々に拡げて、ヘッドライト8の減光率を大きくする機能
を備えている。また、前記図4〜図9の動作説明からも
明らかなように、ライティングスイッチ10,オーバーテ
イキングスイッチ42およびディマースイッチ43からなる
コンビスイッチ41により、ヘッドライト8またはスモー
ルライト9の点灯操作を行なうと、自動点消灯制御手段
73の動作が解除されるように構成してある。
【0032】次に、制御手段7の動作手順を示した図1
1および図12のフローチャートに基づいて、本装置の
作用を説明する。図11のフローチャートにおいて、先
ず、イグニッションスイッチ32をオンにしてエンジンを
起動すると、イグニッションスイッチ操作検出手段1か
ら制御手段7にエンジンのオンを示す操作信号が出力さ
れ、ここで操作スイッチ13がオンの状態ならば、制御手
段7の動作が開始する(S・1)。続いて、制御手段7
は車速を判別し(S・2)、走行状態のときは、車外照
度検出手段6による照度検出信号により、車外照度を測
定する(S・3)。この測定結果に基づき、制御手段7
の自動点消灯制御手段73は、スモールライト9の点灯照
度であるか否かを判別し(S・4)、その点灯照度に達
していれば、スモールライト9を点灯する一方(S・
5)、スモールライト9の点灯照度より明るい場合は、
スモールライト9を点灯せず、前記車外照度の測定(S
・3)に戻る。さらに、スモールライト9を点灯(S・
5)したら、制御手段7の自動点消灯制御手段73は、次
にヘッドライト8の点灯照度であるか否かを判別し(S
・6)、その点灯照度に達していれば、ヘッドライト8
を点灯する一方(S・7)、ヘッドライト8の点灯照度
より車外照度が明るい場合は、車外照度の測定(S・
3)に戻る。尚、スモールライト9およびヘッドライト
8の点灯照度は、制御手段7のROM(図示せず)に記
憶されており、後述するコンビスイッチ41すなわちライ
ティングスイッチ10を操作していない状態では、例え
ば、車外照度が100ルクス以下になったらスモールラ
イト9を点灯し、車外照度が50ルクス以下になったら
ヘッドライト8を点灯するように構成してある。
【0033】ヘッドライト8の点灯後(S・7)、制御
手段7は車速を判別し(S・8)、走行状態のときに
は、車外照度を測定してヘッドライト8の点灯照度であ
るか否かを判別する(S・6)。そして、車外照度がヘ
ッドライト8の点灯照度に達していれば、ヘッドライト
8およびスモールライト9の点灯が継続する。この一連
の動作(S・6〜S・8)において、制御手段7の自動
点消灯制御手段73は、車外照度に応じてヘッドライト8
の照度を増減させる。これは、前記パルス導通幅制御手
段72から出力されるパルス駆動信号のデューティー比を
可変することにより行なわれる。
【0034】一方、ヘッドライト8の点灯後(S・
7)、車速を判別した結果(S・8)、車速が零であれ
は、制御手段7の車両停止時減光制御手段71は、さらに
フットブレーキペダルおよびサイドブレーキの操作状態
を判別する(S・9)。このとき、フットブレーキペダ
ルおよびサイドブレーキのいずれか一方あるいは両方が
使用されていれば、停車状態であるから、続いて方向指
示器動作検出手段5からの操作信号により方向指示器の
操作状態を判別し(S・10)、方向指示器が操作され
ていなければ、制御手段7の車両停止時減光制御手段71
は信号待ちなどの一時停車であると判断して、ヘッドラ
イト8を所定の減光率に減光する(S・11)。この場
合、前記所定の減光率は、走行状態の照度を100%と
すると、約10〜30%の照度としている。
【0035】一方、前記方向指示器の操作状態の判別に
おいて(S・10)、方向指示器が操作されていれば、
制御手段7の車両停止時減光制御手段71は、左折または
右折のため対向車あるいは歩行者の通過等を待機してい
る状態であると判断して、ヘッドライト8を前記所定の
減光率より少なくとも大きい40〜80%(実施例では
60%)の減光率に点灯制御する(S・12)。その結
果、左折または右折時における対向車や歩行者からの存
在確認を容易にするとともに、消費電力の削減が図られ
る。また、車両停止中は、方向指示器の操作時の方がヘ
ッドライト8は明るいから、左折などにおいて車両から
の歩行者の確認も良好に行える。逆に、方向指示器を操
作していない信号待ちなどの一時停車状態では、ヘッド
ライト8の減光率が小さくなるので、長時間の信号待ち
や渋滞時における無用なバッテリー放電を防止できる。
【0036】また、パルス導通幅制御手段72から出力さ
れるパルス駆動信号のデューティー比を変えることによ
り、ヘッドライト8の減光が所定時間経過する間に徐々
行われるので、交差点内で対向車および歩行者の通過を
待つ場合も、ヘッドライト8が急に減光および消灯する
ことがなく、対向車や歩行者に対する視認性を損なうこ
とがない。また、例えば一時停止箇所で短時間停止した
際にも、ヘッドライト8が急にではなく緩やかに減光す
るので、通行者などの確認を確実に行いながら、再発進
することができ、安全性が損なわれない。
【0037】そして、車両が停止し、車両が発進して走
行状態を判別すると(S・8)、再びヘッドライト8の
点灯照度であるか否かを判別し(S・6)、その照度以
下であれば、ヘッドライト8が走行状態の照度(100
%)に復帰する。
【0038】以上の図11に示すフローチャートは、エ
ンジンがオンで、操作スイッチ13がオンの間、反復継続
され、エンジンおよび操作スイッチ13の少なくとも一方
がオフになると解除され、制御手段7の動作が解除され
ると、ヘッドライト8およびスモールライト9が消灯す
る。
【0039】続いて、図12のフローチャートに基づ
き、前記制御手段7のオートキャンセル機能について説
明する。イグニッションスイッチ32をオンにしてエンジ
ンを起動した後(S・1)、制御手段7は、前記図11
のフローチャートで示した一連のヘッドライト8および
スモールライト9の点灯制御(S・21)を行なう。こ
のときのヘッドライト8およびスモールライト9の点灯
および消灯は、制御手段7に予め記憶された車外照度が
基準となる。その後、コンビスイッチ41を中立の位置か
ら任意に操作して、ヘッドライト8またはスモールライ
ト9の点灯操作、あるいはパッシング操作を行なうと
(S・22)、前記コントロールユニット31の入力端子
IN1 ,IN2 のいずれかが接地されることにより、制御手
段7の点灯制御が解除される(S・23)。したがっ
て、一時停止等における停止が長引いてヘッドライト8
が減光した場合などに、例えばライティングスイッチ10
を操作すると、ヘッドライト8が通常の照度に復帰し、
前方確認を行うことができる。また、制御手段7による
スモールライト9の点灯前にスモールライト9の点灯が
必要になった場合などには、わざわざ操作スイッチ13を
オフにしなくても、ライティングスイッチ10を操作する
だけで、スモールライト9あるいはヘッドライト8の手
動点灯を行うことができる。
【0040】制御手段7の自動点消灯制御手段73は、前
記第1入力端子IN1 および第2入力端子IN2 の監視結果
に基づいて、イグニッションスイッチ32をオンにしてか
ら最初にライティングスイッチ10をスモールライト9の
点灯位置に切換えたならば(S・24)、そのときの車
外照度検出手段6で検出される車外照度を第1記憶手段
74に記憶(S・25)するとともに、イグニッションス
イッチ32をオンにしてから最初にライティングスイッチ
10をヘッドライト8の点灯位置に切換えたならば(S・
26)、そのときの車外照度検出手段6で検出される車
外照度を第2記憶手段75に記憶(S・27)する。その
後、ライティングスイッチ10をオフにして、コンビスイ
ッチ41を中立の位置に復帰させると(S・28)、前記
制御手段7のROMに記憶された車外照度に代わって、
第1記憶手段74と第2記憶手段75に記憶された車外照度
を基準として(S・29)、前記制御手段7による点灯
制御を再開する(S・21)。そして、制御手段7の自
動点消灯制御手段73は、コンビスイッチ41が中立の位置
に復帰すると、イグニッションスイッチ32をオフにしな
い限り、この第1記憶手段74と第2記憶手段75に記憶さ
れた車外照度を基準として、以後スモールライト9また
はヘッドライト8の点灯,消灯を自動的に制御する。
【0041】これに対して、ライティングスイッチ10に
よるスモールライト9またはヘッドライト8の点灯操作
が2回目以降の場合、あるいは、オーバーテイキングス
イッチ42によるパッシング操作を行なった場合は、記憶
手段76への車外照度の記憶は行なわず、その後コンビス
イッチ41を中立の位置に復帰させると(S・30)、前
記制御手段7による点灯制御が再開する(S・21)。
このとき、すでに第1記憶手段74と第2記憶手段75に車
外照度が記憶されていれば、この車外照度を基準とし
て、スモールライト9またはヘッドライト8の点灯,消
灯が自動的に行なわれる。
【0042】以上のように上記実施例においては、運転
者の望む状態でヘッドライト8が自動的に点消灯しない
場合には、イグニッションスイッチ32をオンにしてから
最初にライティングスイッチ32をヘッドライト8の点灯
位置に切換えるだけで、そのときの車外照度検出手段6
で検出される車外照度が記憶手段76の第2記憶手段75に
記憶され、以後、この第2記憶手段75に記憶された車外
照度を基準として、自動点消灯制御手段73によるヘッド
ライト8の点消灯が自動的に行なわれる。また、この第
2記憶手段75への車外照度の記憶は、イグニッションス
イッチ32をオンにして最初にライティングスイッチ10を
ヘッドライト8の点灯位置に切換えたときにだけ行なわ
れるので、一旦運転者の望む状態で記憶設定された車外
照度の基準が、ライティングスイッチ10を操作する毎に
頻繁に切換わる不都合を防止できる。
【0043】つまり、請求項1に対応して、車外照度を
検出する車外照度検出手段6と、少なくともヘッドライ
ト8の点灯,消灯操作を行なうライティングスイッチ10
と、イグニッションスイッチ32をオンしてから最初にラ
イティングスイッチ10をヘッドライト8の点灯位置に切
換えたときの車外照度を記憶する記憶手段76と、記憶手
段76に記憶された車外照度を基準として、ヘッドライト
8の点消灯を自動的に制御する自動点消灯制御手段73と
を具備することによって、個々の運転者が望む状態で、
ヘッドライト8の点消灯を自動的に行なうことが可能に
なり、しかも、一旦運転者の望む状態で記憶設定された
車外照度の基準が、ライティングスイッチ10を操作する
毎に切換わる不都合を防止できる。
【0044】また、上記実施例では、運転者の望む状態
でスモールライト9が自動的に点消灯しない場合にも、
ライティングスイッチ10をスモールライト9の点灯位置
に切換えることにより、そのときの車外照度検出手段6
で検出される車外照度が記憶手段76を構成する第1記憶
手段74に記憶され、以後、この第1記憶手段74に記憶さ
れた車外照度を基準として、ヘッドライト8の点消灯の
みならずスモールライト9の点消灯も、自動点消灯制御
手段73により自動的に行なわれる。また、この第1記憶
手段74および第2記憶手段75への車外照度の記憶は、イ
グニッションスイッチ32をオンにして最初にライティン
グスイッチ10をヘッドライト8またはスモールライト9
の点灯位置に切換えたときにだけ行なわれるので、一旦
運転者の望む状態で記憶設定された車外照度の基準が、
ライティングスイッチ10を操作する毎に頻繁に切換わる
不都合を防止できる。
【0045】つまり、請求項2に対応して、車外照度を
検出する車外照度検出手段6と、ヘッドライト8とスモ
ールライト9の点灯,消灯操作を行なうライティングス
イッチ10と、イグニッションスイッチ32をオンしてから
最初にライティングスイッチ10をヘッドライト8の点灯
位置に切換えたときの車外照度、およびイグニッション
スイッチ32をオンしてから最初にライティングスイッチ
32をスモールライト9の点灯位置に切換えたときの各車
外照度を記憶する記憶手段76と、この記憶手段76に記憶
された各車外照度を基準として、ヘッドライト8の点消
灯とスモールライト9の点消灯とを自動的に制御する自
動点消灯制御手段73とを具備することによって、個々の
運転者が望む状態で、ヘッドライト8の点消灯とスモー
ルライト9の点消灯とを自動的に行なうことが可能にな
り、しかも、一旦運転者の望む状態で記憶設定された車
外照度の基準が、ライティングスイッチ10を操作する毎
に切換わる不都合を防止できる。
【0046】また、請求項3に対応して、第1記憶手段
74および第2記憶手段75からなる記憶手段76は、例えば
RAMやEEPROMなどの書換え可能なもので構成す
ることが好ましい。このようにすると、イグニッション
スイッチ32をオンにした後、最初にライティングスイッ
チ10をヘッドライト8もしくはスモールライト9の点灯
位置に切換える毎に、車外照度が記憶手段76に記憶され
るので、ヘッドライト8もしくはスモールライト9の点
灯,消灯を自動的に切換える車外照度の基準を、運転者
の体調や天候などの諸条件に応じて簡単に設定変更する
ことができる。
【0047】また、実施例上の効果として、センサーユ
ニット11に受光センサ12と操作スイッチ13とを組み込ん
であるから、受光センサ12と操作スイッチ13とを別個に
設ける場合に比べて、装置の小型化が図られる。さら
に、操作スイッチ13がオンであっても、エンジンがオフ
になればヘッドライト8およびスモールライト9が消灯
するから、これらのヘッドライト8およびスモールライ
ト9の消し忘れを防止できる。
【0048】さらに、制御手段7は、ヘッドライト8の
駆動手段であるFET65,65aに出力するパルス駆動信
号のデューティー比を変えることによって、ヘッドライ
ト8の照度を増減させるように構成してあるので、ヘッ
ドライト8への印加電圧を可変する電圧調整手段などを
別に設けなくても、ヘッドライト8の照度を簡単にかつ
連続的に可変することが可能となる。
【0049】尚、本発明は上記各実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形
実施が可能である。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明は、車外照度を検出する
車外照度検出手段と、少なくともヘッドライトの点灯,
消灯操作を行なうライティングスイッチと、イグニッシ
ョンスイッチをオンしてから最初に前記ライティングス
イッチを前記ヘッドライトの点灯位置に切換えたときの
車外照度を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶さ
れた車外照度を基準として、前記ヘッドライトの点消灯
を自動的に制御する自動点消灯制御手段とを備えて構成
され、個々の運転者が望む状態で、ヘッドライトの点消
灯を自動的に行なうことができ、併せて、一旦運転者の
望む状態で記憶設定された車外照度の基準が、ライティ
ングスイッチを操作する毎に頻繁に切換わる不都合を防
止できる。
【0051】また、請求項2の発明は、車外照度を検出
する車外照度検出手段と、ヘッドライトとスモールライ
トの点灯,消灯操作を行なうライティングスイッチと、
イグニッションスイッチをオンしてから最初に前記ライ
ティングスイッチを前記ヘッドライトの点灯位置に切換
えたときの車外照度、およびイグニッションスイッチを
オンしてから最初に前記ライティングスイッチを前記ス
モールライトの点灯位置に切換えたときの各車外照度を
記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された各車外
照度を基準として、前記ヘッドライトの点消灯と前記ス
モールライトの点消灯とを自動的に制御する自動点消灯
制御手段とを備えて構成され、個々の運転者が望む状態
で、スモールライトとヘッドライトの点消灯を自動的に
行なうことができ、併せて、一旦運転者の望む状態で記
憶設定された車外照度の基準が、ライティングスイッチ
を操作する毎に頻繁に切換わる不都合を防止できる。
【0052】さらに、請求項3の発明は、前記請求項1
または請求項2の構成において、前記記憶手段が書換え
可能なものであることを特徴とし、前記請求項1または
請求項2の作用,効果のみならず、ヘッドライトもしく
はスモールライトの点灯,消灯を自動的に切換える車外
照度の基準を、運転者の体調や天候などの諸条件に応じ
て簡単に設定変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す車両用ヘッドライト制
御装置のブロック図である。
【図2】同上要部の斜視図である。
【図3】同上センサーユニットの断面図である。
【図4】同上コンビスイッチが中立の位置にある全体回
路図である。
【図5】同上コンビスイッチが中立の位置にある要部の
回路図である。
【図6】同上スモールライトの点灯操作時における全体
回路図である。
【図7】同上スモールライトおよびヘッドライトの点灯
操作時における全体回路図である。
【図8】同上パッシング操作時における全体回路図であ
る。
【図9】同上ハイビーム操作時における全体回路図であ
る。
【図10】同上制御手段の機能構成を示すブロック図で
ある。
【図11】同上制御手段の動作手順を示すフローチャー
トである。
【図12】同上制御手段の動作手順を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
7 制御手段 8 ヘッドライト 9 スモールライト 10 ライティングスイッチ 32 イグニッションスイッチ 73 自動点消灯制御手段 76 記憶手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車外照度を検出する車外照度検出手段
    と、少なくともヘッドライトの点灯,消灯操作を行なう
    ライティングスイッチと、イグニッションスイッチをオ
    ンしてから最初に前記ライティングスイッチを前記ヘッ
    ドライトの点灯位置に切換えたときの車外照度を記憶す
    る記憶手段と、前記記憶手段に記憶された車外照度を基
    準として、前記ヘッドライトの点消灯を自動的に制御す
    る自動点消灯制御手段とを備えたことを特徴とする車両
    用ヘッドライト制御装置。
  2. 【請求項2】 車外照度を検出する車外照度検出手段
    と、ヘッドライトとスモールライトの点灯,消灯操作を
    行なうライティングスイッチと、イグニッションスイッ
    チをオンしてから最初に前記ライティングスイッチを前
    記ヘッドライトの点灯位置に切換えたときの車外照度、
    およびイグニッションスイッチをオンしてから最初に前
    記ライティングスイッチを前記スモールライトの点灯位
    置に切換えたときの各車外照度を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された各車外照度を基準として、前
    記ヘッドライトの点消灯と前記スモールライトの点消灯
    とを自動的に制御する自動点消灯制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする車両用ヘッドライト制御装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段が書換え可能なものである
    ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用ヘッド
    ライト制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007045251A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Ichikoh Ind Ltd 車両用照明装置
JP2016210309A (ja) * 2015-05-11 2016-12-15 オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 ライト制御システムおよびライト制御装置

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JP2007045251A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Ichikoh Ind Ltd 車両用照明装置
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