JPH10341289A - 情報転送装置及び情報送信システム - Google Patents

情報転送装置及び情報送信システム

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JPH10341289A
JPH10341289A JP16525697A JP16525697A JPH10341289A JP H10341289 A JPH10341289 A JP H10341289A JP 16525697 A JP16525697 A JP 16525697A JP 16525697 A JP16525697 A JP 16525697A JP H10341289 A JPH10341289 A JP H10341289A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家電製品等の機器の故障情報等の情報を、信
頼性を損なうことなく送信でき、別に回線を新たに設け
る必要性も生じない情報転送装置及び情報転送システム
を提供する。 【解決手段】 テレビジョン受信装置Aは、被診断家電
機器Bのプラグ38を接続するためのコンセント10や
上記被診断家電機器Bと所定の情報の電力線搬送を行う
電力線搬送通信モデム14と電話回線を介して情報の送
受信を行うためのモデム18を有し、被診断家電機器B
における機器固有番号や故障個所についての情報は電力
線搬送によりテレビジョン受信装置Aに送信され、その
後、サービスセンター等に電話回線により送信される。
被診断家電機器Bから情報を受信するに際しては、プラ
グ38がコンセント10に接続されたことを電流検出器
12が検知すると、マイクロプロセッサ26は被診断家
電機器Bに対して情報送信命令を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報転送装置に関
するものであり、特に、家電製品の故障情報を転送する
情報送信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、家電製品が故障した場合に、
ユーザはサービス会社又は販売店に電話して修理に来て
もらうか、あるいは、自ら故障した家電製品をサービス
会社等に持ち込んで修理してもらうというのが一般的で
ある。また、情報を送信する方法として、電話回線を使
用して情報を送信する方法が知られている。また、電力
線を情報伝達経路として利用し、電力線に所定の情報を
重畳して情報を送信する、いわゆる電力線搬送方式が知
られている。この電力線搬送方式は、電力を供給する機
器については、情報の送信に新たな回線を用意する必要
がないという利点がある。また、物質に光が当たった時
にその物質に現れる光起電力を利用して電力を発生する
太陽電池システムが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、サービス会社等に電話して修理に来てもらう場合
に、ユーザからの故障の症状だけの情報では故障の原因
や修理に必要な部品や必要な対処の仕方等が適切に判断
できず、必要以上の部品を持ち込むことになったり、逆
に、必要な部品が不足して1回の訪問では修理が完了し
ないという問題がある。また、故障した家電製品をサー
ビス会社等に持ち込む場合には、一々製品を持ち込まな
ければならず、非常に手間と労力を要することになる。
【0004】また、家電製品に電力線搬送の機能を備え
て、故障情報等を送信することも考えられるが、通信の
信頼性が低いという問題がある。すなわち、該家電製品
のプラグが差し込まれるコンセントにタップが設けられ
てタコ足配線になっていたり、該家電製品と該家電製品
への電力供給元との間に他の機器が介在している場合に
は、該機器からのノイズにより、情報の送信が正確に行
われないおそれがある。特に、高周波ノイズを発生しや
すい機器の場合には、電力線搬送方式による通信はより
信頼性を劣化させることになる。
【0005】また、電話回線による通信では、上記のよ
うな通信の信頼性の劣化は問題にならないものの、電力
線の他に電話回線の回線を設けなければならないという
問題がある。また、太陽電池システムにおける諸情報に
ついても、情報送信用の回線を新たに設けることなく、
かつ、通信の信頼性を確保しつつ送信することが望まれ
ている。そこで、本発明は、家電製品等の機器の故障情
報等の情報を、信頼性を損なうことなく送信でき、回線
を新たに設ける必要性も生じない情報転送装置及び情報
転送システムを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、接続
された他の機器からの情報を転送する情報転送装置であ
って、上記他の機器の電力線用プラグを差し込む差込部
と、該他の機器から電力線搬送により送信された情報を
復調する電力線搬送通信用変復調部と、上記復調された
情報を電話回線により送信できるように変調する電話回
線通信用変復調部であって、電話回線に接続された電話
回線通信用変復調部と、を有することを特徴とする。こ
の第1の構成の情報転送装置においては、差込部に他の
機器の電力線用プラグが差し込まれる。そして。該他の
機器から電力線搬送により情報が送信されると、電力線
搬送通信用変復調部により情報が復調される。そして、
電話回線通信用変復調部により、該復調された情報が変
調されて電話回線を介して送信される。この第1の構成
の情報転送装置によれば、該情報転送装置からは電話回
線により情報が送信されるので、通信の信頼性を確保す
ることができる。また、上記他の機器と該情報転送装置
間は電力線搬送により情報送信が行われるので、該他の
機器に他の回線を設ける必要がない。特に、転送される
情報が上記他の機器の故障情報、すなわち、機器を特定
するための情報や機器の故障個所についての情報である
場合には、ユーザは一々サービスセンター等に連絡する
必要がなく、また、該他の機器をサービスセンター等に
持ち込む必要もない。
【0007】また、第2には、上記第1の構成におい
て、上記差込部に上記他の機器のプラグが差し込まれた
ことを検知する検知部と、該検知部で上記他の機器のプ
ラグが差し込まれたことが検知された場合に、上記電力
線搬送通信用変復調部を介して上記他の機器に対して情
報送信命令を送信する命令送信部と、を有することを特
徴とする。この第2の構成の情報転送装置においては、
上記検知部が差込部にプラグが差し込まれたことを検知
すると、命令送信部が他の機器に対して情報送信命令を
送信する。そして、該他の機器から情報が送信された場
合には、電力線搬送通信用変復調部による情報を受信す
る。よって、プラグが差込部に差し込まれた場合に情報
送信命令を送信するので、電力線搬送通信用変復調部を
常時動作させる必要がない。また、第3には、上記第1
又は第2の構成において、上記差込部には、ブロッキン
グフィルタが接続されていることを特徴とする。このブ
ロッキングフィルタは外部からのノイズを遮断するの
で、よって、上記情報転送装置と上記他の機器間の電力
線搬送がこれらの装置以外の装置からのノイズによる影
響を受けることがなく、通信の信頼性を確保することが
できる。
【0008】また、第4には、上記第1から第3までの
いずれかの構成において、上記情報転送装置が、さら
に、該情報転送装置の動作状態や電話回線を介して受信
した情報を表示する表示部を有することを特徴とする。
よって、表示部に現在の通信状態や電話回線を介して受
信した情報を表示することによりユーザに種々の情報を
与えることができる。また、第5には、上記第1から第
4までのいずれかの構成において、上記情報転送装置
が、テレビジョン受信機能を有することを特徴とする。
よって、電話回線用のモデムを備えたテレビジョン受信
装置を利用できるので、低コストで上記情報転送装置を
提供することができる。
【0009】また、第6には、所定の情報を送信する情
報送信システムであって、上記第1から第5までのいず
れかの構成の情報転送装置と、該情報転送装置に接続さ
れる情報発信装置であって、電力線搬送を行うためのプ
ラグと、該プラグに接続された電力線搬送通信用変復調
部で、発信すべき情報を電力線搬送方式に適合するよう
に変調する電力線搬送通信用変復調部とを有する情報発
信装置と、を有することを特徴とする。この第6の構成
の情報転送システムによれば、上記情報発信装置と該情
報転送装置間は電力線搬送により情報送信が行われるの
で、該他の機器に他の回線を設ける必要がない。また、
該情報転送装置からは電話回線により情報が送信される
ので、通信の信頼性を確保することができる。特に、転
送される情報が上記情報送信装置の故障情報、すなわ
ち、機器を特定するための情報や機器の故障個所につい
ての情報である場合には、ユーザは一々サービスセンタ
ー等に連絡する必要がなく、また、該他の機器をサービ
スセンター等に持ち込む必要もない。また、第7には、
上記第6の構成において、上記情報発信装置から発信さ
れる情報が該情報発信装置の故障に関する情報であるこ
とを特徴とする。よって、上記故障に関する情報をサー
ビスセンター等に送信すれば、一々電話等で装置の症状
を連絡する必要がなく、また、サービスセンター等に装
置を持ち込む必要もない。また、上記情報転送装置に対
して、電話回線を介して修理の訪問日時等の情報を送信
するようにすれば、一々電話等で連絡する必要がない。
また、第8には、上記第6又は7の構成において、上記
情報発信装置が、太陽光による発電機能を有することを
特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施
例を図面を利用して説明する。本発明に基づくテレビジ
ョン受信装置Aは、いわゆるモデム内蔵型のテレビジョ
ン受信装置であり、図1に示すように、コンセント10
と、電流検出器12と、電力線搬送通信モデム14と、
表示部16と、モデム18と、ブロッキングフィルタ2
0と、AC/DC変換部22と、メモリ部24と、マイ
クロプロセッサ26と、プラグ28とを有している。こ
のテレビジョン受信装置Aは、上記情報転送装置として
機能する。
【0011】ここで、上記差込部としての上記コンセン
ト10は家電機器等のプラグを接続するためのものであ
る。また、上記電流検出器12は、上記コンセント10
に接続され、コンセント10にプラグが差し込まれたこ
とによる電流値の変化を検知するもので、その検知結果
は上記マイクロプロセッサ26により監視される。ま
た、上記電力線搬送通信用変復調部としての上記電力線
搬送通信モデム14は、電力線搬送によるアナログ信号
としての交流信号に対して復調処理を行って上記交流信
号に重畳された情報をデジタル信号に変換するととも
に、送信すべき情報を上記交流信号に重畳してアナログ
信号に変換する処理を行う。この交流信号は、電力線に
おける交流信号であり、例えば、60Hzの100ボル
トAC交流信号である。
【0012】また、上記表示部16は、所定の情報を表
示するものであり、CRTディスプレイやLCDディス
プレイにより構成される。なお、この表示部16には、
テレビジョン放送を受信している場合には該テレビジョ
ン放送の内容が表示されることになる。また、上記電話
回線通信用変復調部としての上記モデム18は、マイク
ロプロセッサ26からのデジタル信号としての送信信号
に対して変調処理を行うとともに、外部から送信された
アナログ信号としての送信信号を復調する処理を行う。
このモデム18は、電話回線を介してサービスセンター
50と接続されている。また、ブロッキングフィルタ2
0は、外部からのノイズを遮断するもので、具体的に
は、上記被診断家電機器Bからテレビジョン受信装置A
に送信される交流信号をノイズから保護するためのもの
であり、ブロックフィルタとも呼ばれる。また、上記A
C/DC変換部22は、商用電源における交流信号から
直流信号に変換するものであり、変換後の直流信号はテ
レビジョン受信装置Aの各部の電源として使用される。
また、メモリ部24は、各種情報を記憶するためのもの
であり、例えば、テレビジョン受信装置Aを動作させる
ためのプロセッサ等が格納されている。また、マイクロ
プロセッサ26は、上記メモリ部24に格納されている
プログラムに従い、テレビジョン受信装置Aの各部の動
作を制御する。特に、電力線搬送通信モデム14から送
られる送信データをモデム18に送信する。また、上記
プラグ28は、商用電源のコンセントに接続するための
ものである。
【0013】このテレビジョン受信装置Aには、被診断
家電機器Bが接続される。ここで、該被診断家電機器B
について説明する。図1に示すように、被診断家電機器
Bは、メモリ部30と、電力線搬送通信モデム32と、
電源部34と、マイクロプロセッサ36と、プラグ38
とを有している。この被診断家電機器Bは、上記他の機
器及び上記情報発信装置として機能する。また、上記テ
レビジョン受信装置Aと被診断家電機器Bとは情報転送
システムとして機能する。
【0014】ここで、上記メモリ部30は、各種情報を
格納するためのものであり、特に、機器固有番号と種別
固有番号や後記する故障個所の情報等の機器関連情報が
格納されている。この機器固有番号とは、被診断家電機
器Bが有する固有の番号である。また、種別固有番号
は、この被診断家電機器Bの機器種別が有する固有の番
号である。また、上記電力線搬送通信用変復調部として
の上記電力線搬送通信モデム32は、上記電力線搬送通
信モデム14と同様に、電力線搬送におけるデジタル信
号としての交流信号に対して復調処理を行うとともに、
送信すべき情報を上記交流信号に重畳させる変調処理を
行うものである。この変調処理は、電力線搬送方式に適
合するように行われる。また、電源部34は、被診断家
電機器Bにおける各部に電源を供給する。また、マイク
ロプロセッサ36は、被診断家電機器Bにおける各部の
動作を制御する。特に、被診断家電機器Bにおける故障
箇所についても検知する機能を有する。また、特に、テ
レビジョン受信装置A側から情報送信命令が入力された
場合には、メモリ部30に格納されている機器固有番号
や種別固有番号の情報や、上記故障箇所の情報等の機器
関連情報を電力線搬送通信モデム32に送信する。ま
た、上記プラグ38は、商用電源のコンセントに接続す
るためのものである。
【0015】上記構成のテレビジョン受信装置Aの動作
について説明する。ユーザが被診断家電機器Bを使用し
ていて何らかの故障に気付いた場合には、ユーザは被診
断家電機器Bのプラグ38を上記テレビジョン受信装置
Aのコンセント10に接続する。すると、上記プラグ3
8がコンセント10に接続されたことにより電流検出器
12が検出する電流値が変化する。マイクロプロセッサ
26は、この検出された電流値の変化を検知する。マイ
クロプロセッサ26が該電流値の変化を検知すると、該
マイクロプロセッサ26は被診断家電機器Bに対して情
報送信命令を送信する。この情報送信命令は、テレビジ
ョン受信装置A側に送信すべき情報があれば送信するこ
とを命ずるものである。該情報送信命令は、電力線搬送
通信モデム14、コンセント10、プラグ38、電力線
搬送通信モデム32を介して被診断家電機器Bのマイク
ロプロセッサ36に送られる。つまり、上記情報送信命
令は、電力線における交流信号に重畳されて電力線搬送
される。ここでは、上記マイクロプロセッサ26は、命
令送信部として機能する。ここで、表示部16に、「被
診断家電機器に送信命令を送信中です」との表示を行っ
てもよい。
【0016】すると、電力線搬送通信モデム32は、メ
モリ部30に格納されている機器固有番号や種別固有番
号の情報や上記故障箇所の情報等の機器関連情報をテレ
ビジョン受信装置Aに送信する。つまり、上記各情報は
電力線における交流信号に重畳されて、プラグ38、コ
ンセント10を介して電力線搬送通信モデム14に送ら
れる。以上のように、被診断家電機器Bからの機器関連
情報の送信は、テレビジョン受信装置Aからのポーリン
グにより行う。ここで、テレビジョン受信装置Aには、
ブロッキングフィルタ20が設けられているので、電力
線搬送による情報の送信に際して、ノイズ等の影響を受
けることがない。つまり、プラグ28が差し込まれてい
るコンセントにタップが設けられて他の機器が接続され
ていたり、プラグ28の電源供給元側に他の機器が介在
していても、該機器のノイズの影響は受けない。
【0017】すると、電力線搬送通信モデム14は、電
力線搬送により送信された交流信号を復調してデジタル
信号としての機器関連情報に変換し、マイクロプロセッ
サ26に送信する。マイクロプロセッサ26は、この機
器関連情報をモデム18に送る。すると、モデム18
は、電話回線による通信に適合するように所定の処理を
行い、サービスセンター50に送信する。なお、機器関
連情報をサービスセンター50に送信している間には、
表示部16に「故障情報をサービスセンターに送信中で
す」と表示してもよい。
【0018】サービスセンター50では、送信された機
器関連情報に従い、所定の処理を行う。例えば、機器固
有番号や種別固有番号に従い被診断家電機器Bの製品を
特定する。また、機器固有番号、種別固有番号や故障個
所の情報に従い必要な部品の検索を行う。さらに、サー
ビスマンのスケジュールを検索し、修理に訪問する日時
を特定する。また、修理に訪問するまでに注意する事項
があれば、これを検索する。そして、サービスセンター
50は、特定した製品名についての情報、訪問日時の情
報、注意事項についての情報をテレビジョン受信装置A
に送信する。
【0019】すると、テレビジョン受信装置Aでは、送
信された各情報に従い、所定の表示を行う。例えば、
「掃除機タイプAと認識しました。6月1日に伺いま
す。修理に伺うまで装置は使用しないで下さい。」等と
表示する。また、サービスセンターでは、上記で検索さ
れた部品を調達するようにすればよい。
【0020】以上のように、本実施例のテレビジョン受
信装置によれば、ユーザにとっては、一々電話で機器の
症状を連絡する必要がなく、機器をサービスセンターに
持ち込む必要もない。また、サービスセンターにとって
も、送信される機器関連情報に基づき用意すべき部品が
検索できるので、必要な部品を過不足なく用意すること
ができる。また、機器関連情報の送信については、テレ
ビジョン受信装置Aとサービスセンター50間は電話回
線を介して行われるので、通信の信頼性が劣化すること
がなく、また、テレビジョン受信装置Aと被診断家電機
器B間は電力線搬送により通信が行われるが、ブロッキ
ングフィルタ20が設けられるので、ノイズによる影響
を受けない。さらに、被診断家電機器B自身について
は、電力線搬送により通信を行うので、被診断家電機器
には電話回線等の他の回線を設ける必要がない。また、
テレビジョン受信装置Aと被診断家電機器B間の通信
を、テレビジョン受信装置A側からのポーリングにより
行うので、常時電力線搬送通信モデム14、32を動作
状態にする必要がない。
【0021】次に、第2実施例について説明する。第2
実施例においては、上記テレビジョン受信装置Aの構成
は同様であるが、該テレビジョン受信装置Aに接続され
る機器の構成が異なる。つまり、テレビジョン受信装置
Aのコンセント10には、図2に示す構成の太陽電池シ
ステムCが接続される。
【0022】ここで、上記太陽電池システムCの構成に
ついて説明すると、太陽電池システムCは、太陽電池1
00と、情報収集インタフェース102と、メモリ部1
04と、電力線搬送通信モデム106と、電源部108
と、DC/AC変換部110と、マイクロプロセッサ1
12と、プラグ114とを有している。
【0023】ここで、上記太陽電池100は、物質に光
が当たった時にその物質に現れる光起電力を利用して電
力を発生する電池である。また、上記情報収集インタフ
ェース102は、太陽電池100の状態についての情報
を収集するものである。例えば、太陽電池100の発電
電力量についての情報、太陽電池パネルの温度について
の情報、太陽電池100の故障情報等が収集される。ま
た、上記メモリ部104は、各種情報を格納するもので
あり、上記太陽電池システムCの固有の番号の情報や上
記情報収集インタフェース102により収集された情報
等の機器関連情報が格納される。また、太陽電池システ
ムCを動作させるための各種プログラムも格納されてい
る。
【0024】また、上記電力線搬送通信モデム106
は、上記電力線搬送通信モデム32と同様に、電力線搬
送によるアナログ信号としての交流信号に対して復調処
理を行って上記交流信号に重畳された情報をデジタル信
号に変換するとともに、送信すべき情報を上記交流信号
に重畳してアナログ信号に変換する処理を行う。また、
上記電源部108は、太陽電池システムCにおける各部
に電源を供給する。また、上記DC/AC変換部110
は、太陽電池100で得られた直流信号としての電力を
交流信号に変換する。また、上記マイクロプロセッサ1
12は、太陽電池システムCにおける各部の動作を制御
する。特に、太陽電池システムCにおける故障箇所につ
いても検知する機能を有する。また、特に、テレビジョ
ン受信装置A側から情報送信命令が入力された場合に
は、メモリ部30に格納されている機器関連情報を電力
線搬送通信モデム106に送信する。また、上記プラグ
114は、商用電源のコンセントに接続するためのもの
である。
【0025】上記構成の太陽電池システムCの動作につ
いて説明する。この太陽電池システムCに設けられたプ
ラグ114を上記図1の構成のテレビジョン受信装置A
のコンセントに接続する。つまり、ユーザが太陽電池シ
ステムCを使用していて何らかの故障に気付いた場合や
メモリ部104に格納されている情報をセンターに送信
したい場合等に接続を行う。
【0026】すると、上記第1実施例の場合と同様に、
上記プラグ114がコンセント10に接続されたことに
より電流検出器12が検出する電流値が変化する。マイ
クロプロセッサ26が該電流値の変化を検知すると、該
マイクロプロセッサ26は太陽電池システムCに対して
情報送信命令を送信する。つまり、該情報送信命令は、
電力線搬送により電力線搬送通信モデム106に送ら
れ、太陽電池システムCのマイクロプロセッサ112に
取り込まれる。ここで、表示部16に、「太陽電池シス
テムに送信命令を送信中です」との表示を行ってもよ
い。
【0027】すると、マイクロプロセッサ112は、メ
モリ部104に格納されている機器関連情報をテレビジ
ョン受信装置Aに送信する。つまり、上記各情報は電力
線における交流信号に重畳されて、プラグ114、コン
セント10を介して電力線搬送通信モデム14に送られ
る。以上のように、太陽電池システムCからの機器関連
情報の送信は、テレビジョン受信装置Aからのポーリン
グにより行う。
【0028】すると、上記第1実施例と同様に、電力線
搬送通信モデム14は、電力線搬送により送信された交
流信号を復調して上記機器関連情報をデジタル信号に変
換し、マイクロプロセッサ26に送信する。マイクロプ
ロセッサ26は、この機器関連情報をモデム18に送
る。すると、モデム18は、機器関連情報に対して所定
の処理を行い、サービスセンター50に送信する。な
お、送信中は、表示部16に「故障情報をサービスセン
ターに送信中です」と表示してもよい。
【0029】サービスセンター50では、送信された機
器関連情報に従い、所定の処理を行う。例えば、太陽電
池システムの固有の番号に従い機器の特定を行ったり、
該番号や故障個所の情報に従い必要な部品の検索を行
う。さらに、修理に訪問する日時を特定する。また、注
意事項があれば、これを検索する。そして、サービスセ
ンター50は、特定した製品名についての情報、訪問日
時の情報、注意事項についての情報をテレビジョン受信
装置Aに送信する。また、情報収集インタフェース10
2により収集された発電電力量や太陽電池パネルの温度
等についての情報は蓄積されて太陽電池システムCの管
理に使用される。例えば、発電電力量についての情報等
は過去の履歴とともに蓄積される。一方、テレビジョン
受信装置Aでは、送信された各情報に従い、所定の表示
を行う。
【0030】以上のように、本実施例のテレビジョン受
信装置によれば、発電電力量等の機器関連情報の送信に
ついては、テレビジョン受信装置Aとサービスセンター
50間は電話回線を介して行われるので、通信の信頼性
が劣化することがなく、また、テレビジョン受信装置A
と太陽電池システムC間は電力線搬送により通信が行わ
れるが、ブロッキングフィルタ20が設けられるので、
ノイズによる影響を受けない。また、太陽電池システム
C自身については、電力線搬送により通信を行うので、
被診断家電機器には電話回線等の他の回線を設ける必要
がない。また、故障の場合にも、ユーザにとっては、一
々電話で機器の症状を連絡する必要がなく、機器をサー
ビスセンターに持ち込む必要もない。また、サービスセ
ンターにとっても、必要な部品を過不足なく用意するこ
とができる。
【0031】なお、上記各実施例において、テレビジョ
ン受信装置Aのコンセント10に接続される機器は1つ
として説明したが、これには限られず、複数の機器を同
時に接続してもよい。この場合には、テレビジョン受信
装置Aは、個々に情報送信命令を送信して、接続された
各機器はその情報送信命令に従い機器関連情報を送信す
ることになる。つまり、ポーリング・セレクティング方
式に従い通信を行うことになる。なお、トークンパッシ
ング方式やCSMA/CD方式に従い通信を行ってもよ
い。
【0032】
【発明の効果】本発明に基づく請求項1に記載の情報転
送装置によれば、該情報転送装置からは電話回線により
情報が送信されるので、通信の信頼性を確保することが
できる。また、上記他の機器と該情報転送装置間は電力
線搬送により情報送信が行われるので、該他の機器に他
の回線を設ける必要がない。特に、転送される情報が上
記他の機器の故障情報、すなわち、機器を特定するため
の情報や機器の故障個所についての情報である場合に
は、ユーザは一々サービスセンター等に連絡する必要が
なく、また、該他の機器をサービスセンター等に持ち込
む必要もない。
【0033】また、特に、請求項2に記載の情報転送装
置によれば、プラグが差込部に差し込まれた場合に情報
送信命令を送信するので、電力線搬送通信用変復調部を
常時動作させる必要がない。また、特に、請求項3に記
載の情報転送装置によれば、上記情報転送装置と上記他
の機器間の電力線搬送がこれらの装置以外の装置からの
ノイズによる影響を受けることがなく、通信の信頼性を
確保することができる。
【0034】また、特に、請求項4に記載の情報転送装
置によれば、表示部に現在の通信状態や電話回線を介し
て受信した情報を表示することによりユーザに種々の情
報を与えることができる。また、特に、請求項5に記載
の情報転送装置によれば、電話回線用のモデムを備えた
テレビジョン受信装置を利用できるので、低コストで上
記情報転送装置を提供することができる。
【0035】また、請求項6に記載の情報転送システム
によれば、上記情報発信装置と該情報転送装置間は電力
線搬送により情報送信が行われるので、該他の機器に他
の回線を設ける必要がない。また、該情報転送装置から
は電話回線により情報が送信されるので、通信の信頼性
を確保することができる。特に、転送される情報が上記
情報送信装置の故障情報、すなわち、機器を特定するた
めの情報や機器の故障個所についての情報である場合に
は、ユーザは一々サービスセンター等に連絡する必要が
なく、また、該他の機器をサービスセンター等に持ち込
む必要もない。また、特に、請求項7に記載の情報転送
システムによれば、上記故障に関する情報をサービスセ
ンター等に送信すれば、一々電話等で装置の症状を連絡
する必要がなく、また、サービスセンター等に装置を持
ち込む必要もない。また、上記情報転送装置に対して、
電話回線を介して修理の訪問日時等の情報を送信するよ
うにすれば、一々電話等で連絡する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づくテレビジョン受信装置
と被診断家電機器の構成を示すブロック図である。
【図2】太陽電池システムの構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
A テレビジョン受信装置 B 被診断家電機器 C 太陽電池システム 10 コンセント 12 電流検出器 14、32、106 電力線搬送通信モデム 16 表示部 18 モデム 20 ブロッキングフィルタ 22 AC/DC変換部 24、30、104 メモリ部 26、36、112 マイクロプロセッサ 28、38、114 フラグ 34、108 電源部 100 太陽電池 102 情報収集インタフェース 110 DC/AC変換部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続された他の機器からの情報を転送す
    る情報転送装置であって、 上記他の機器の電力線用プラグを差し込む差込部と、 該他の機器から電力線搬送により送信された情報を復調
    する電力線搬送通信用変復調部と、 上記復調された情報を電話回線により送信できるように
    変調する電話回線通信用変復調部であって、電話回線に
    接続された電話回線通信用変復調部と、を有することを
    特徴とする情報転送装置。
  2. 【請求項2】 上記差込部に上記他の機器のプラグが差
    し込まれたことを検知する検知部と、 該検知部で上記他の機器のプラグが差し込まれたことが
    検知された場合に、上記電力線搬送通信用変復調部を介
    して上記他の機器に対して情報送信命令を送信する命令
    送信部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の
    情報転送装置。
  3. 【請求項3】 上記差込部には、ブロッキングフィルタ
    が接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の情報転送装置。
  4. 【請求項4】 上記情報転送装置が、さらに、該情報転
    送装置の動作状態や電話回線を介して受信した情報を表
    示する表示部を有することを特徴とする請求項1又は2
    又は3に記載の情報転送装置。
  5. 【請求項5】 上記情報転送装置が、テレビジョン受信
    機能を有することを特徴とする請求項1又は2又は3又
    は4に記載の情報転送装置。
  6. 【請求項6】 所定の情報を送信する情報送信システム
    であって、 請求項1又は2又は3又は4又は5に記載の情報転送装
    置と、 該情報転送装置に接続される情報発信装置であって、電
    力線搬送を行うためのプラグと、該プラグに接続された
    電力線搬送通信用変復調部で、発信すべき情報を電力線
    搬送方式に適合するように変調する電力線搬送通信用変
    復調部とを有する情報発信装置と、を有することを特徴
    とする情報送信システム。
  7. 【請求項7】 上記情報発信装置から発信される情報が
    該情報発信装置の故障に関する情報であることを特徴と
    する請求項6に記載の情報送信システム。
  8. 【請求項8】 上記情報発信装置が、太陽光による発電
    機能を有することを特徴とする請求項6又は7に記載の
    情報送信システム。
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