JPH10341057A - 外部共振器型波長可変半導体レーザー光源およびその波長可変方法 - Google Patents

外部共振器型波長可変半導体レーザー光源およびその波長可変方法

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JPH10341057A
JPH10341057A JP9149528A JP14952897A JPH10341057A JP H10341057 A JPH10341057 A JP H10341057A JP 9149528 A JP9149528 A JP 9149528A JP 14952897 A JP14952897 A JP 14952897A JP H10341057 A JPH10341057 A JP H10341057A
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JP
Japan
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wavelength
semiconductor laser
diffraction grating
piezo element
displacement
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Application number
JP9149528A
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English (en)
Inventor
Minoru Maeda
稔 前田
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Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/10Construction or shape of the optical resonator, e.g. extended or external cavity, coupled cavities, bent-guide, varying width, thickness or composition of the active region
    • H01S5/14External cavity lasers
    • H01S5/141External cavity lasers using a wavelength selective device, e.g. a grating or etalon

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  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、波長可変の際に生じる機構的バ
ッグラッシュを無くし、小型で、精度の良い連続波長可
変を可能とする外部共振器型波長可変半導体レーザー光
源およびその波長可変方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 一方の端面に無反射膜を施された半導体
レーザー4と、半導体レーザー4の無反射膜4a側に配
置され、波長選択性を有する回折格子2と、回折格子2
の半導体レーザー4に対する位置を変化させ、回折格子
2に生じる変位に基づき発振する光の波長を可変する波
長可変手段とを備えた外部共振型波長可変半導体レーザ
ー光源である。波長可変手段が、回折格子2を支持す
る、少なくとも一部が弾性体よりなる固定手段20,2
1,23と、固定手段の弾性体部位20を弾性変形させ
て、固定手段の所定の部位を変位させる変位手段22
と、変位手段を駆動することによって生じる回折格子2
の変位に基づき発振する光の波長を可変する変位制御手
段11とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば光計測技
術分野で使用する外部共振器型の波長可変半導体レーザ
ー光源およびその波長可変方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザー光源を光計測技術で使用
するためには、狭スペクトル線幅の単一モード発振で波
長安定度が良く、かつ波長可変が可能な光源が要求され
ている。従来技術における外部共振器型波長可変半導体
レーザー光源として、例えば図5〜7に示すような外部
共振器型波長可変半導体レーザー光源が知られている。
【0003】図5は、従来技術の一般的な外部共振器型
波長可変半導体レーザー光源の構成を示すブロック図で
ある。
【0004】この外部共振器型波長可変半導体レーザー
光源は、半導体レーザー4、半導体レーザー駆動回路1
0、レンズ5,6,7、光アイソレータ8、回折格子
2、角度調整機構63、波長可変駆動回路61、平行移
動機構62、位置調整駆動回路60等から構成されてい
る。
【0005】半導体レーザー4は、ファブリペロ型半導
体レーザーであり、片端面に無反射膜(ARコート)4
aが施され、半導体レーザー駆動回路10からの注入電
流に応じて、両端面から光を射出する。半導体レーザー
4の無反射膜4a側端面からの射出光は、レンズ5で平
行光に変換され、回折格子2に入射する。
【0006】回折格子2は波長選択反射器として使用さ
れ、入射される平行光のうち入射角によって決まる特定
の波長の光を反射する機能を有する。また、回折格子2
は、半導体レーザー4の無反射膜が施されていない端面
とで共振器を形成しており、回折格子2で選択された光
を半導体レーザー4に再入射させることで、レーザー発
振させることができる。レンズ6は、半導体レーザー4
の無反射膜が施されていない側の射出光軸上に配置さ
れ、半導体レーザー4の端面から射出される光を平行光
に変換する。平行光に変換された射出光は、光アイソレ
ータ8に入射される。光アイソレータ8は、出力ファイ
バ100側からの反射光が半導体レーザー4に戻らない
ようにするためのもので、この光アイソレータ8を透過
した光はレンズ7で集光され、出力光として出力ファイ
バ100に入射される。
【0007】また、回折格子2は、角度調整機構63に
より入射光軸に対して任意の角度に調整可能となってい
る。この角度調整機構63を波長可変駆動回路61によ
り制御することで、回折格子2を任意の角度に回転さ
せ、選択される波長(ブラッグ波長)を任意に変化させ
ることができ、半導体レーザー4の利得範囲で波長可変
を行うことができる。また、回折格子2は、平行移動機
構62により入射光軸と平行に移動可能になっている。
この平行移動機構62を位置調整駆動回路60により制
御することで、回折格子2を共振器の光軸方向に平行移
動させ、共振波長を任意に変化させることができる。そ
して、上記の回折格子2の角度調整と平行移動とを同時
に制御することで、モードホップのない波長掃引が可能
となる。
【0008】しかし、図5で例示する外部共振器型波長
可変半導体レーザー光源の構成において、回折格子2の
角度調整と平行移動とを同時に精度良く駆動制御して、
モードホップのない波長掃引を行うことは非常に困難と
なっている。また、角度調整機構63や平行移動機構6
2には、回転ステージやリニアステージ等を使用するた
め、機構的バッグラッシュの発生を伴い、正確な波長可
変ができないという問題点がある。さらに、回転ステー
ジやリニアステージの他に、これらの機構を精度良く制
御するために高精度のギアーを内蔵したモーター等を使
用することになり、波長可変機構が大型になってしまう
問題もある。
【0009】モードホップのない波長可変が簡単な駆動
制御で得られる例として、図6に、従来技術のサインバ
ー構造の外部共振器型波長可変半導体レーザー光源の構
成を示す。
【0010】この外部共振器型波長可変半導体レーザー
光源は、半導体レーザー4、半導体レーザー駆動回路1
0、レンズ5,6,7、光アイソレータ8、回折格子
2、角度調整機構63、波長可変駆動回路61、平行移
動機構62、アーム72、接触台73等から構成されて
いる。なお、図6において、前述した図5と同一部分に
は同一符号を付し、その説明を省略する。
【0011】平行移動機構62は、共振器長の調整を行
うもので、波長可変駆動回路61の制御により、回折格
子2が光軸に対して平行に移動するようになっている。
角度調整機構63は、回折格子2の角度調整を行うもの
で、平行移動機構62によって回折格子2が平行移動す
ると、接触台73に接するアーム72を介して、同時に
回折格子2の角度が変化するようになっている。
【0012】このように、サインバー機構では、波長可
変駆動回路61による直進駆動制御のみで、回折格子2
の角度調整と共振器長調整とを同時に行うことが可能で
あり、簡単にモードホップのない波長掃引を行うことが
できる。既に、80nmの連続波長可変幅が得られてい
るという報告があり、この機構を用いた外部共振器型波
長可変半導体レーザー光源の製品もある。
【0013】しかし、角度調整機構63として回転ステ
ージと、平行移動機構62としてリニアステージと、2
個のステージを使用しなければならず、ステージのバッ
グラッシュ等が波長掃引で大きな問題になる。また、2
個のステージを使用するため、図5に示す例と同様に波
長可変機構が大型となってしまう問題がある。
【0014】そこで、リニアステージを使用しない外部
共振器型波長可変半導体レーザー光源の例として、例え
ば、特開平3−279821号公報に記載の回転アーム
構造の外部共振器型波長可変半導体レーザー光源が知ら
れており、その構成例を図7に示す。
【0015】この外部共振器型波長可変半導体レーザー
光源は、半導体レーザー4、半導体レーザー駆動回路1
0、レンズ5,6,7、光アイソレータ8、回折格子
2、波長可変制御手段83、波長可変駆動回路81、回
転軸84、アーム状の機構82等から構成されている。
なお、図7において、前述した図5と同一部分には同一
符号を付し、その説明を省略する。
【0016】回折格子2は、回転軸(中心)84をもっ
たアーム状の機構82の先端部に取り付けられ、このア
ーム状の機構82を波長可変制御手段83により回動さ
せることで、回折格子2の角度調整(回転)と共振器長
調整とを同時に行っている。
【0017】この回転アーム機構による波長可変は、リ
ニアステージと回転ステージを使用した波長可変機構よ
り小型となり、駆動制御も簡素化している。そして、図
6に示したサインバー構造で得られている連続波長可変
幅と比較すると非常に小さいが、約1nmの連続波長可
変幅(光周波数可変幅130GHz)が得られるという
報告がなされている。しかし、回転軸84には回転ベア
リング等を使用する必要があり、このベアリング部での
バッグラッシュ発生やベアリング部の大きさなどの問題
点は残っている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べたように、
角度調整機構や平行移動機構に回転ステージやリニアス
テージを使用した従来の外部共振器型波長可変半導体レ
ーザー光源の構造では、機構的バッグラッシュの発生が
伴うため、正確な波長可変を行うことができない。ま
た、回転ステージやリニアステージの他に、これらの機
構を精度良く制御するには、高精度のギアーを内蔵した
モーターを使用することになり、波長可変機構が大型に
なってしまうという問題点もある。
【0019】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、波長可変の際に生じる機構的
バッグラッシュを無くし、小型で、精度の良い連続波長
可変を可能とする外部共振器型波長可変半導体レーザー
光源およびその波長可変方法を提供することを目的とす
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、一方の端面に無反射膜を施
された半導体レーザーと、前記半導体レーザーの無反射
膜側に配置され、波長選択性を有する回折格子と、前記
回折格子の前記半導体レーザーに対する位置を変化さ
せ、前記回折格子に生じる変位に基づき発振する光の波
長を可変する波長可変手段と、を備えた外部共振型波長
可変半導体レーザー光源において、前記波長可変手段
が、前記回折格子を支持する、少なくとも一部が弾性体
よりなる固定手段と、前記固定手段の前記弾性体部位を
弾性変形させて、前記固定手段の所定の部位を変位させ
る変位手段と、前記変位手段を駆動することによって生
じる前記回折格子の変位に基づき発振する光の波長を可
変する変位制御手段とを備えた構成とした。
【0021】この請求項1記載の発明によれば、可変す
る波長に基づいて変位制御手段により変位手段を駆動
し、変位手段が固定手段の弾性体部位を弾性変形させる
ことにより、固定手段に支持されている回折格子を回動
させて、回折格子の半導体レーザーの光軸に対する角度
と光軸上の位置とを同時に変化させるため、モードホッ
プのない波長可変が可能となる。
【0022】ここで、半導体レーザーは、例えば、ファ
ブリペロ型構造のものである。回折格子としては、例え
ば、波長選択反射鏡が挙げられる。弾性体としては、板
バネなどが挙げられ、その他回折格子を支持できるもの
であればどのような形式のものでもよい。変位手段とし
ては、モーターやピエゾ素子など、固定手段の弾性体部
位に加える力を、電気的な方法で連続量として調整可能
なものであればどのような形式のものでもよい。また、
変位手段は、固定手段の弾性体部位を所定の方向(回折
格子の回動方向)に弾性変形させることができれば任意
の位置に設置可能である。
【0023】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
外部共振器型波長可変半導体レーザー光源において、前
記変位手段として、積層型ピエゾ素子を用いたという構
成とした。
【0024】この請求項2記載の発明によれば、積層型
ピエゾ素子に印加する電圧を調整することにより、積層
型ピエゾ素子の発生力を変化させ、固定手段に支持され
ている回折格子に生じる変位量を連続的に調整すること
ができるため、機構的バッグラッシュが生じることもな
く、容易にかつ正確に、精度の良い波長可変を行うこと
ができる。
【0025】請求項3記載の発明は、請求項1に記載の
外部共振器型波長可変半導体レーザー光源において、前
記固定手段の前記弾性体部位として、バイモルフ型ピエ
ゾ素子を用いたという構成とした。
【0026】この請求項3記載の発明によれば、回折格
子がバイモルフ型ピエゾ素子を介して固定されるため、
バイモルフ型ピエゾ素子に加える印加電圧を調整するこ
とにより、バイモルフ型ピエゾ素子に生じる変位量、即
ち回折格子に生じる変位量を連続的に調整することがで
き、容易にかつ正確に、発振するレーザー光の波長可変
を行うことを可能とする。また、バイモルフ型ピエゾ素
子が、回折格子を支持する固定手段の弾性体部位と変位
手段とを兼ねる構成となるため、外部共振器型波長可変
半導体レーザー光源の小型化が可能となる。
【0027】請求項4記載の発明は、請求項2または3
に記載の外部共振器型波長可変半導体レーザー光源にお
いて、前記ピエゾ素子の変位位置を検出する位置検出セ
ンサを設けたという構成とした。
【0028】この請求項4記載の発明によれば、ピエゾ
素子の変位位置を検出する位置検出センサを設けること
により、ピエゾ素子特有のヒステリシスや経時変化を検
出して、ピエゾ素子の位置を補正することができ、波長
可変の信頼性をより高めることが可能となる。
【0029】ここで、位置検出センサは、検出子等によ
りピエゾ素子に接触してピエゾ素子の変化量を検出する
ものでも、光検出器等を用いて非接触でピエゾ素子の変
化量を検出するものでもよく、その他ピエゾ素子の変化
量を検出できれば設置場所、形式は問わない。
【0030】請求項5記載の発明は、一方の端面に無反
射膜を施された半導体レーザーと、前記半導体レーザー
の無反射膜側に配置され、波長選択性を有する回折格子
と、を備えた外部共振器型波長可変半導体レーザー光源
において、前記回折格子の前記半導体レーザーに対する
位置を変化させ、前記回折格子に生じる変位に基づき発
振する光の波長を可変する波長可変方法であって、前記
回折格子を、弾性体よりなる固定部材を介して支持し、
前記固定部材の弾性変形によって生じる前記回折格子の
変位に基づいて、発振する光の波長を可変するという方
法とした。
【0031】この請求項5記載の発明によれば、可変す
る波長に基づいて固定部材を弾性変形させることで、固
定部材を介して支持されている回折格子を回動させて、
回折格子の半導体レーザーの光軸に対する角度と光軸上
の位置とを同時に変化させるため、モードホップのな
い、精度の良い波長可変が可能となる。
【0032】ここで、固定部材としては、板バネなどが
挙げられる。また、半導体レーザー、回折格子は、請求
項1の説明で述べたものと同様のバリエーションが有り
得る。
【0033】請求項6記載の発明は、請求項5に記載の
外部共振器型波長可変半導体レーザー光源の波長可変方
法であって、前記固定部材が、積層型ピエゾ素子の印加
電圧により生じる発生力によって弾性変形するという方
法とした。
【0034】この請求項6記載の発明によれば、積層型
ピエゾ素子に加える印加電圧を調整することにより、積
層型ピエゾ素子の発生力を変化させ、固定部材を介して
固定されている回折格子に生じる変位量を連続的に調整
することができるため、機構的バッグラッシュが生じる
こともなく、容易にかつ正確に、発振するレーザー光の
波長可変を行うことを可能とする。
【0035】請求項7記載の発明は、請求項5に記載の
外部共振器型波長可変半導体レーザー光源の波長可変方
法であって、前記固定部材が、バイモルフ型ピエゾ素子
からなり、前記固定部材が印加電圧により弾性変形する
という方法とした。
【0036】この請求項7記載の発明によれば、回折格
子がバイモルフ型ピエゾ素子を介して固定されているた
め、バイモルフ型ピエゾ素子に加える印加電圧を調整す
ることにより、バイモルフ型ピエゾ素子に生じる変位
量、即ち回折格子に生じる変位量を連続的に調整するこ
とができ、容易にかつ正確に、発振するレーザー光の波
長可変を行うことを可能とする。また、回折格子を支持
するバイモルフ型ピエゾ素子が、回折格子を可動させる
というシンプルな構成で波長可変が行えるため、外部共
振器型波長可変半導体レーザー光源の小型化が可能とな
る。
【0037】請求項8記載の発明は、請求項6または7
に記載の外部共振器型波長可変半導体レーザー光源の波
長可変方法であって、前記ピエゾ素子の変位位置を検出
する位置検出センサを設け、この位置検出センサにより
検出した前記ピエゾ素子の変位に基づいて前記ピエゾ素
子の位置を補正するという方法とした。
【0038】この請求項8記載の発明によれば、位置検
出センサがピエゾ素子の変位位置を検出するため、ピエ
ゾ素子特有のヒステリシスや経時変化により生じる変位
を検出して、ピエゾ素子の位置を補正することができ、
波長可変の信頼性をより高めることが可能となる。
【0039】ここで、位置検出センサは、請求項4の説
明と同様のバリエーションが有り得る。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る外部共振器型
波長可変半導体レーザー光源の実施の各形態例につい
て、図1〜図4の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0041】<第1の実施の形態例>図1は本発明を適
用した第1の実施の形態例に係る外部共振器型波長可変
半導体レーザー光源の構成を示すブロック図、図2は第
1の実施の形態例に係る外部共振器型波長可変半導体レ
ーザー光源の波長可変機構の構成を示すブロック図であ
る。
【0042】外部共振器型波長可変半導体レーザー光源
は、図1に示すように、半導体レーザー4、半導体レー
ザー駆動回路10、半導体レーザー4の射出光軸上に配
置されるレンズ5,6,7、光アイソレータ8、回折格
子2、回折格子保持部21、固定手段の弾性体部位とし
ての板バネ部20、固定部23、変位手段としての波長
可変制御手段22、変位制御手段としての波長可変駆動
回路11、位置検出センサとして機能するセンサ51等
から構成されている。
【0043】半導体レーザー4は、半導体レーザー駆動
回路10と接続され、この駆動回路10からの注入電流
に応じて、両端面から光を射出するようになっている。
レンズ5は、半導体レーザー4の無反射膜側の射出光軸
上に配置され、半導体レーザー4の端面から射出される
光を平行光に変換する。平行光に変換された射出光は、
回折格子2に入射される。回折格子2は、波長選択反射
器として機能し、入射角θで入射された平行光のうち、
入射角θにより決定される波長(ブラッグ波長)の光の
みを、半導体レーザー4からの光軸方向に反射させる。
また、ブラッグ波長以外の光は、半導体レーザー4から
の光軸方向とは異なった角度に反射され、半導体レーザ
ー4に戻ることはない。
【0044】レンズ6は、半導体レーザー4の無反射膜
が施されていない側の射出光軸上に配置され、半導体レ
ーザー4の端面から射出される光を平行光に変換する。
平行光に変換された射出光は、光アイソレータ8に入射
される。光アイソレータ8は、出力ファイバ100側か
らの反射光が半導体レーザー4に戻らないようにするた
めのもので、この光アイソレータ8を透過した光はレン
ズ7で集光され、出力光として出力ファイバ100に入
射される。
【0045】波長可変機構は、図2のように、固定手段
としての板バネ部20、固定部23、回折格子保持部2
1や、回折格子2等により構成され、波長可変制御手段
22(図1)の駆動により、回折格子2の光軸に対する
角度と光軸上の位置を変化させ、ブラッグ波長と共振波
長を変化させている。板バネ部20は、光学ベース台5
0(図1)上の固定部23により一端を固定され、自由
端側には回折格子保持部21を介して回折格子2が設置
されている。そのため、板バネ部20が屈曲すると、板
バネ部20の自由端側に配置されている回折格子2の位
置が変化して、回折格子2の反射面の半導体レーザー4
からの光軸に対する角度と、回折格子2の半導体レーザ
ー4の端面に対する光軸上の距離とが変化するようにな
っている。また、板バネ部20の長さと固定部23の固
定位置および回折格子2の取り付け位置等を最適化する
ことで、モードホップのない波長可変も可能となる。
【0046】波長可変制御手段22(図1)は、回折格
子保持部21に接続配置され、波長可変駆動回路11
(図1)からの制御に基づき駆動するようになってい
る。この波長可変制御手段22は、積層型ピエゾ素子等
により構成され、波長可変駆動回路11により駆動制御
することで、回折格子保持部21を介して板バネ部20
を屈曲させることができる。
【0047】上述のピエゾ素子とは、圧電セラミックス
に電界を印加すると歪みを生じ、分極方向と同方向に電
圧が印加されると縮み、逆方向に印加されると伸びる性
質を持ち、印加電圧によって物理的変位が得られる素子
である。積層型ピエゾ素子は、圧電セラミックスを多数
層状に積み重ねたもので、印加電圧による変位は小さい
が、発生力が大きく、積層数を変更することで変位量を
調整することができる。
【0048】このように、積層型ピエゾ素子に生じる変
位や力は、積層型ピエゾ素子に印加する電圧や積層数に
よって異なるため、印加電圧や積層数を調整すること
で、回折格子保持部21を介して板バネ部20に加わる
力を変化させることができる。つまり、積層型ピエゾ素
子(波長可変制御手段22)に印加する電圧を波長可変
駆動回路11により制御することで、回折格子2の変位
量を制御することが可能となる。
【0049】センサ51は、ピエゾ素子の変化量を検出
するもので、このセンサ51からの検出信号は波長可変
駆動回路11に出力される。この検出信号に基づいて、
波長可変駆動回路11では、ヒステリシスや経時変化に
ともなうピエゾ素子の変位を検出し、ピエゾ素子に印加
する電圧を調整して、ピエゾ素子の位置を補正するよう
になっている。なお、センサ51は、ピエゾ素子の変化
量を検出できれば設置場所、形式は問わない。
【0050】この第1の実施の形態例の外部共振器型波
長可変半導体レーザー光源は、上記のように構成され、
この外部共振器型波長可変半導体レーザー光源により、
次のようにして、発振するレーザー光の波長可変を行っ
ている。
【0051】先ず、可変する波長に基づき、波長可変駆
動回路11により波長可変制御手段22を駆動する。つ
まり、積層型ピエゾ素子(波長可変制御手段22)に波
長可変駆動回路11から所要電圧を印加する。この波長
可変制御手段22の駆動(積層型ピエゾ素子の発生力)
により、回折格子保持部21を介して板バネ部20が屈
曲して、回折格子保持部21に固着している回折格子2
の位置が所要量変化する。この回折格子2の位置の変化
に伴い、回折格子2の反射面に対する法線軸と光軸とが
なす角度が、図2に示すように、θ1からθ2に変化
し、半導体レーザー4の利得範囲で、ブラッグ波長の変
化が得られる。また、同時に、回折格子2の位置の変化
に伴い、光軸上の回折格子2の位置も変化し、半導体レ
ーザー4の屈折率を考慮した仮想共振器端面と光軸上の
回折格子2の距離(共振器長)が、図2に示すように、
L1からL2に変化するため、共振波長の変化も得られ
る。
【0052】以上のように、この第1の実施の形態例の
外部共振器型波長可変半導体レーザー光源によれば、波
長可変制御手段22の駆動(積層型ピエゾ素子の発生
力)により、板バネ部20の自由端側に配置されている
回折格子2の位置を変化させることで、ブラッグ波長と
共振波長の可変が同時に行えるため、従来技術のサイン
バー構造や回転アーム構造の波長可変光源と同じよう
に、簡単な制御でモードホップのない連続波長可変を行
うことができる。
【0053】また、回折格子2を板バネ部20で支持す
る板バネ構造の波長可変機構により、波長可変を行うた
め、従来の回転ステージやリニアステージ等で生じる機
構的バッグラッシュが発生しないので、再現性良く波長
可変することが可能となる。また、波長可変機構に積層
型ピエゾ素子と板バネ構造を使用するため、従来の回転
ステージやリニアステージ等によって構成される波長可
変機構と比較して、非常に小型で軽量にすることが可能
となる。
【0054】波長可変制御手段22にピエゾ素子を用い
た場合には、ピエゾ素子への印加電圧をアナログ制御す
ることで波長可変が可能となるため、波長追従などの性
能が必要なスレーブ光源として使用することができる。
ピエゾ素子には、ヒステリシスや経時変化が伴うので、
センサ51による検出結果を波長可変駆動回路11にフ
ィードバックしてピエゾ素子の位置を補正することで、
波長可変の信頼性をより高めることが可能である。
【0055】なお、第1の実施の形態例では、波長可変
制御手段22を積層型ピエゾ素子を使用した例を示した
が、波長可変制御手段22としてモーターを用いること
も可能である。しかし、波長可変制御手段22としてモ
ーターを用いた場合、精度良く波長可変するには、高精
度のギアーを内蔵したモーターが必要となり、波長可変
機構が大型化してしまうという問題がある。
【0056】<第2の実施の形態例>次に、本発明を適
用した外部共振器型波長可変半導体レーザー光源の第2
の実施例について説明する。図3は本発明を適用した第
2の実施の形態例に係る外部共振器型波長可変半導体レ
ーザー光源の構成を示すブロック図である。なお、図3
において、前述した図1と同一部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0057】この第2の実施の形態例の外部共振器型波
長可変半導体レーザー光源は、図3に示すように、半導
体レーザー4、半導体レーザー駆動回路10、半導体レ
ーザー4の射出光軸上に配置されるレンズ5,6,7、
光アイソレータ8、回折格子2、回折格子保持部21、
固定部23、波長可変制御手段30、波長可変駆動回路
11等から構成されている。
【0058】波長可変制御手段30は、固定手段の弾性
体部位として機能するバイモルフ型ピエゾ素子で形成さ
れ、光学ベース台50上の固定部23により一端を固定
され、自由端側には回折格子保持部21を介して回折格
子2が設置されている。波長可変駆動回路11は、波長
可変制御手段30の駆動制御を行うもので、可変する波
長に応じてバイモルフ型ピエゾ素子に印加する電圧を調
整するようになっている。
【0059】図4に、第2の実施の形態例において波長
可変制御手段を形成する並列形バイモルフ型ピエゾ素子
の動作特性図を示す。
【0060】波長可変制御手段30の並列形バイモルフ
型ピエゾ素子は、図4に示すように、圧電セラミックス
30A,30Bの分極方向を同一方向に貼り合わせて形
成され、両面の電極に同一電圧を印加することによっ
て、貼り合わせた面の電極との電圧差が生じ、ピエゾ素
子全体が曲湾変形する。そのため、ピエゾ素子の一端を
固定した状態で、電圧を印加してピエゾ素子が曲湾変形
すると、もう一方の自由端側が大きく位置変位する。
【0061】従って、このバイモルフ型ピエゾ素子によ
り形成される波長可変制御手段30は、波長可変駆動回
路11からの電圧制御でピエゾ素子自体が曲湾変形する
ことで、回折格子2の反射面の半導体レーザー4からの
入射光軸に対する角度と、回折格子2の半導体レーザー
4の端面に対する光軸上の距離とを同時に変化させるこ
とができる。つまり、バイモルフ型ピエゾ素子(波長可
変制御手段30)に印加する電圧を波長可変駆動回路1
1により制御することで、回折格子2を変位させる量を
調整し、発振する光の波長を可変するようになってい
る。
【0062】なお、バイモルフ型ピエゾ素子は、圧電セ
ラミックスの貼り合わせる分極方向により、直列型と並
列型とに大別でき、この実施の形態例では並列型を例示
したが、直列型のバイモルフ型ピエゾ素子を用いること
も可能である。また、金属板と圧電セラミックスを貼り
合わせた構造のバイモルフ型ピエゾ素子を用いることも
可能である。
【0063】以上のように、この第2の実施の形態例の
外部共振器型波長可変半導体レーザー光源によれば、前
述の第1の実施の形態例と同様の作用・効果に加え、波
長可変機構にバイモルフ型ピエゾ素子を使用すること
で、波長可変機構の構成が簡素化でき、更に小型化が可
能となる。また、バイモルフ型ピエゾ素子は発生力が小
さいが、電圧を印加したときの変位量が数百μmと積層
型ピエゾ素子より大きい値が得られるので、回折格子の
変位幅も大きくなり、広い波長可変が可能である。
【0064】なお、以上の実施の各形態例において示し
た、回折格子2の支持位置や角度は適宜調整可能で、発
振する光の波長の可変範囲に応じて調整することで、モ
ードホップのない波長可変を行うことが可能となる。そ
の他、具体的な細部構造、方法等は、本発明の主旨を逸
脱しない範囲で変更可能である。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、可変する
波長に基づいて変位制御手段により変位手段を駆動し、
変位手段が固定手段の弾性体部位を弾性変形させること
により、固定手段に支持されている回折格子を回動させ
て、回折格子の半導体レーザーの光軸に対する角度と光
軸上の位置とを同時に変化させるため、モードホップの
ない波長可変が可能となる。
【0066】請求項2記載の発明によれば、積層型ピエ
ゾ素子に印加する電圧を調整することにより、積層型ピ
エゾ素子の発生力を変化させ、固定手段に支持されてい
る回折格子に生じる変位量を連続的に調整することがで
きるため、機構的バッグラッシュが生じることもなく、
容易にかつ正確に、精度の良い波長可変を行うことがで
きる。
【0067】請求項3記載の発明によれば、回折格子が
バイモルフ型ピエゾ素子を介して固定されるため、バイ
モルフ型ピエゾ素子に加える印加電圧を調整することに
より、バイモルフ型ピエゾ素子に生じる変位量、即ち回
折格子に生じる変位量を連続的に調整することができ、
容易にかつ正確に、発振するレーザー光の波長可変を行
うことを可能とする。また、バイモルフ型ピエゾ素子
が、回折格子を支持する固定手段の弾性体部位と変位手
段とを兼ねる構成となるため、外部共振器型波長可変半
導体レーザー光源の小型化が可能となる。
【0068】請求項4記載の発明によれば、ピエゾ素子
の変位位置を検出する位置検出センサを設けることによ
り、ピエゾ素子特有のヒステリシスや経時変化を検出し
て、ピエゾ素子の位置を補正することができ、波長可変
の信頼性をより高めることが可能となる。
【0069】請求項5記載の発明によれば、可変する波
長に基づいて固定部材を弾性変形させることで、固定部
材を介して支持されている回折格子を回動させて、回折
格子の半導体レーザーの光軸に対する角度と光軸上の位
置とを同時に変化させるため、モードホップのない、精
度の良い波長可変が可能となる。
【0070】請求項6記載の発明によれば、積層型ピエ
ゾ素子に加える印加電圧を調整することにより、積層型
ピエゾ素子の発生力を変化させ、固定部材を介して固定
されている回折格子に生じる変位量を連続的に調整する
ことができるため、機構的バッグラッシュが生じること
もなく、容易にかつ正確に、発振するレーザー光の波長
可変を行うことを可能とする。
【0071】請求項7記載の発明によれば、回折格子が
バイモルフ型ピエゾ素子を介して固定されているため、
バイモルフ型ピエゾ素子に加える印加電圧を調整するこ
とにより、バイモルフ型ピエゾ素子に生じる変位量、即
ち回折格子に生じる変位量を連続的に調整することがで
き、容易にかつ正確に、発振するレーザー光の波長可変
を行うことを可能とする。また、回折格子を支持するバ
イモルフ型ピエゾ素子が、回折格子を可動させるという
シンプルな構成で波長可変が行えるため、外部共振器型
波長可変半導体レーザー光源の小型化が可能となる。
【0072】請求項8記載の発明によれば、位置検出セ
ンサがピエゾ素子の変位位置を検出するため、ピエゾ素
子特有のヒステリシスや経時変化により生じる変位を検
出して、ピエゾ素子の位置を補正することができ、波長
可変の信頼性をより高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態例に係る外
部共振器型波長可変半導体レーザー光源の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】第1の実施の形態例に係る外部共振器型波長可
変半導体レーザー光源の波長可変機構の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明を適用した第2の実施の形態例に係る外
部共振器型波長可変半導体レーザー光源の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】第2の実施の形態例において波長可変制御手段
を形成するバイモルフ型ピエゾ素子の動作特性図であ
る。
【図5】従来技術の一般的な外部共振器型波長可変半導
体レーザー光源の構成を示すブロック図である。
【図6】従来技術のサインバー構造の外部共振器型波長
可変半導体レーザー光源の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】従来技術の回転アーム構造の外部共振器型波長
可変半導体レーザー光源の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
2 回折格子 4 半導体レーザー 4a 無反射膜 5,6,7 レンズ 8 光アイソレータ 10 半導体レーザー駆動回路 11 波長可変駆動回路 20 板バネ部 21 回折格子保持部 22 波長可変制御手段 23 固定台 30 バイモルフ型ピエゾ素子 50 光学ベース台 51 センサ 100 出力ファイバ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の端面に無反射膜を施された半導体
    レーザーと、 前記半導体レーザーの無反射膜側に配置され、波長選択
    性を有する回折格子と、 前記回折格子の前記半導体レーザーに対する位置を変化
    させ、前記回折格子に生じる変位に基づき発振する光の
    波長を可変する波長可変手段と、を備えた外部共振型波
    長可変半導体レーザー光源において、 前記波長可変手段が、 前記回折格子を支持する、少なくとも一部が弾性体より
    なる固定手段と、 前記固定手段の前記弾性体部位を弾性変形させて、前記
    固定手段の所定の部位を変位させる変位手段と、 前記変位手段を駆動することによって生じる前記回折格
    子の変位に基づき発振する光の波長を可変する変位制御
    手段と、を備えたことを特徴とする外部共振器型波長可
    変半導体レーザー光源。
  2. 【請求項2】 前記変位手段として、積層型ピエゾ素子
    を用いたことを特徴とする請求項1に記載の外部共振器
    型波長可変半導体レーザー光源。
  3. 【請求項3】 前記固定手段の前記弾性体部位として、
    バイモルフ型ピエゾ素子を用いたことを特徴とする請求
    項1に記載の外部共振器型波長可変半導体レーザー光
    源。
  4. 【請求項4】 前記ピエゾ素子の変位位置を検出する位
    置検出センサを設けたことを特徴とする請求項2または
    3に記載の外部共振器型波長可変半導体レーザー光源。
  5. 【請求項5】 一方の端面に無反射膜を施された半導体
    レーザーと、 前記半導体レーザーの無反射膜側に配置され、波長選択
    性を有する回折格子と、 を備えた外部共振器型波長可変半導体レーザー光源にお
    いて、 前記回折格子の前記半導体レーザーに対する位置を変化
    させ、前記回折格子に生じる変位に基づき発振する光の
    波長を可変する波長可変方法であって、 前記回折格子を、弾性体よりなる固定部材を介して支持
    し、 前記固定部材の弾性変形によって生じる前記回折格子の
    変位に基づいて、発振する光の波長を可変することを特
    徴とする外部共振器型波長可変半導体レーザー光源の波
    長可変方法。
  6. 【請求項6】 前記固定部材が、積層型ピエゾ素子の印
    加電圧により生じる発生力によって弾性変形することを
    特徴とする請求項5に記載の外部共振器型波長可変半導
    体レーザー光源の波長可変方法。
  7. 【請求項7】 前記固定部材が、バイモルフ型ピエゾ素
    子からなり、 前記固定部材が印加電圧により弾性変形することを特徴
    とする請求項5に記載の外部共振器型波長可変半導体レ
    ーザー光源の波長可変方法。
  8. 【請求項8】 前記ピエゾ素子の変位位置を検出する位
    置検出センサを設け、この位置検出センサにより検出し
    た前記ピエゾ素子の変位に基づいて前記ピエゾ素子の位
    置を補正することを特徴とする請求項6または7に記載
    の外部共振器型波長可変半導体レーザー光源の波長可変
    方法。
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