JPH10340869A - マルチ切断ワイヤソーのウェーハ回収方法 - Google Patents

マルチ切断ワイヤソーのウェーハ回収方法

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JPH10340869A
JPH10340869A JP15255597A JP15255597A JPH10340869A JP H10340869 A JPH10340869 A JP H10340869A JP 15255597 A JP15255597 A JP 15255597A JP 15255597 A JP15255597 A JP 15255597A JP H10340869 A JPH10340869 A JP H10340869A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】種類の異なる複数のインゴットをワイヤソーで
同時に切断して得られたウェーハを各ロットごとに回収
することができるマルチ切断ワイヤソーのウェーハ回収
方法の提供。 【解決手段】ワイヤソーで切断された各ウェーハWa、
Wb、Wcのロット間に仕切板P1 、P2 を挿入する。
そして、その仕切板P1 、P2 を挿入したウェーハWa
〜Wcをカセット24内に収納し、該カセット24ごと
前記ウェーハWa〜Wcを熱水中に浸漬させる。これに
より、剥離後もウェーハWa〜Wcは各ロット毎に仕切
られた状態でカセット24内に回収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチ切断ワイヤソ
ーのウェーハ回収方法に係り、特に種類の異なる複数本
のインゴットをワイヤソーで同時切断して得られたウェ
ーハを、そのウェーハが接着されているスライスベース
から剥離して枚葉回収するマルチ切断ワイヤソーのウェ
ーハ回収方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インゴットの切断装置の一つとしてワイ
ヤソーがある。ワイヤソーは、高速走行するワイヤ列に
インゴットを押し付け、その接触部にスラリを供給する
ことによりインゴットを多数枚のウェーハに切断する装
置である。このワイヤソーでは、通常、一回の切断に対
して一本のインゴットを切断するが、近年、その切断効
率を上げるために、マルチ切断と呼ばれる多数本のイン
ゴットを同時に切断する切断方法が採用されている。
【0003】マルチ切断は、複数本のインゴットをスラ
イスベースを介してマウンティングプレートに直列状態
で接着し、これをワイヤソーに装着することによって複
数本のインゴットを同時に切断する。この切断方法によ
れば、複数本のインゴットをまとめて切断することがで
きるため、効率的にインゴットを切断することができ
る。
【0004】ところで、ワイヤソーでインゴットを切断
すると、ウェーハは全てスライスベースに接着された状
態で切り出される。したがって、切断後は、そのスライ
スベースに接着されたウェーハを全てスライスベースか
ら剥離して枚葉化する必要がある。従来、ワイヤソーで
切断されたウェーハをスライスベースから剥離する方法
としては、ウェーハを熱水中に浸漬させて剥離する方法
(自然剥離法)がある。この方法は、ウェーハを熱水中
に浸漬させて、ウェーハとスライスベースとの接着剤を
熱軟化させることによって、ウェーハをスライスベース
から剥離させるものである。
【0005】この方法の場合、スライスベースに接着さ
れたウェーハは、一度に全てスライスベースから剥離
し、剥離したウェーハは、熱水槽内に設置したカセット
内に回収されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の剥離方法でマルチ切断したウェーハを剥離すると、
一度に全てのウェーハが剥離されてしまうため、剥離し
たウェーハがカセット内で混入し、各ロット間の区別が
付かなくなってしまうという問題があった。本発明は、
このような事情を鑑みてなされたもので、種類の異なる
複数のインゴットをワイヤソーで同時に切断して得られ
たウェーハを各ロットごとに回収することができるマル
チ切断ワイヤソーのウェーハ回収方法を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、直列させた種類の異なる複数のインゴッ
トをワイヤソーで同時に切断して得られたウェーハを、
そのウェーハが接着されているスライスベースから剥離
して枚葉回収するマルチ切断ワイヤソーのウェーハ回収
方法において、前記ワイヤソーで切断されたウェーハの
各ロット間に仕切板を挿入するとともに、その仕切板を
挿入したウェーハをカセット内に収納し、該カセットご
と前記ウェーハを熱水又は薬液中に浸漬させて、全ての
ウェーハを前記スライスベースから同時に剥離し、前記
スライスベースから剥離したウェーハを前記カセット内
で回収するとともに、前記仕切板によって前記カセット
内に回収されたウェーハを各ロットごとに仕切ることを
特徴とする。
【0008】本発明によれば、スライスベースに接着さ
れた状態にあるウェーハは、カセット内に収納して熱水
中に浸漬させることにより、スライスベースから自然剥
離し、剥離後はカセット内に回収される。ここで、スラ
イスベースから剥離する前にあらかじめ各ウェーハのロ
ット間に仕切板を挿入しておくことにより、剥離後もウ
ェーハは、各ロット毎に仕切られた状態でカセット内に
回収される。したがって、本発明によれば、回収したウ
ェーハの各ロット間の区別がつかなくなるということは
なく、各ロット毎にウェーハを回収することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るマルチ切断ワイヤソーのウェーハ回収方法の好ましい
実施の形態について詳説する。まず、ワイヤソーで複数
本のインゴットをマルチ切断(複数本同時切断)する場
合について説明する。
【0010】図1に示すように、ワイヤソー10は、一
対のワイヤリール11(一方側のみ図示)間を高速走行
するワイヤ12を3本の溝付ローラ13A、13B、1
3Cに巻きかけてワイヤ列14形成し、その高速走行す
るワイヤ列14にインゴットInを押し当てながら、そ
の接触部にスラリ(砥粒を液体で溶いた懸濁状の加工
液)を供給することにより、インゴットInを多数枚の
ウェーハに切断する装置である。
【0011】このワイヤソー10において、被加工物で
あるインゴットInは、ワイヤ列14に対して垂直に昇
降移動するワークフィードテーブル16に装着される。
そして、このワークフィードテーブル16をワイヤ列1
4に向けて送ることにより、インゴットInを高速走行
するワイヤ列14に押し付ける。なお、このインゴット
Inのワークフィードテーブル16への装着は、次のよ
うに行う。まず、インゴットの側面部分にスライスベー
スと呼ばれるインゴットの切り終わり部分の欠損を防ぐ
保護材を接着剤で接着する。次いで、そのインゴットに
接着したスライスベースをマウンティングプレートと呼
ばれるワークフィードテーブルへの装着具に接着剤で接
着する。そして、そのインゴットが接着されたマウンテ
ィングプレートをワークフィードテーブルのワーク保持
部に取り付ける。これにより、インゴットはワークフィ
ードテーブルに装着される。
【0012】なお、上記例はインゴットを1本切断する
場合の例であり、複数本のインゴットをマルチ切断する
場合は、次のようにしてインゴットをワークフィードテ
ーブルに装着する。なお、ここでは、3本のインゴット
Ia、Ib、Icをマルチ切断する場合について説明す
る。まず、3本のインゴットIa、Ib、Icにそれぞ
れスライスベースSa、Sb、Scを接着する。次に、
図2に示すように、そのインゴットIa、Ib、Icが
接着されたスライスベースSa、Sb、Scをマウンテ
ィングプレートMに直列させて接着する。そして、その
マウンティングプレートMをワークフィードテーブルの
ワーク保持部に装着する。
【0013】図3(a)には、前記のごとく3本のイン
ゴットをIa、Ib、Icを接着したマウンティングプ
レートMをワークフィードテーブル16のワーク保持部
に装着した状態が示されている。この3本のインゴット
をIa、Ib、Icを切断する場合は、通常の1本のイ
ンゴットを切断する場合と同様に、ワークフィードテー
ブル16をワイヤ列14に向けて下降させ、高速走行す
るワイヤ列14に3本のインゴットをIa、Ib、Ic
を押し当てる。そして、そのインゴットIa、Ib、I
cとワイヤ列14との接触部にスラリを供給する。
【0014】これにより、図3(b)に示すように、3
本のインゴットIa、Ib、Icは、それぞれ同時に多
数枚のウェーハWa、Wb、Wcに切断される。なお、
以下、同図に示すように、インゴットIaから切断され
たウェーハを「ウェーハWa」、インゴットIbから切
断されたウェーハを「ウェーハWb」、インゴットIc
から切断されたウェーハを「ウェーハWc」と記載し、
単に「ウェーハW」と記載するときは、これら全てのウ
ェーハを指すものとする。
【0015】ところで、上記のように多数本のインゴッ
トをマルチ切断すると、切断後にウェーハを熱水中に浸
漬させて自然剥離させた場合、剥離したウェーハがカセ
ット内で混入し、各ロット間の区別がつかなくなってし
まうという欠点がある(前述)。そこで、本発明は、次
のようにしてスライスベースから剥離したウェーハの各
ロット間の区別を付ける。すなわち、図4に示すよう
に、ワイヤソーで切断された各ウェーハWa、Wb、W
cのロット間に仕切板P1 、P2 を挿入し、この状態で
ウェーハWa、Wb、Wcを熱水中に浸漬させる。具体
的には、以下の通りである。
【0016】まず、ウェーハWをスライスベースSから
剥離する剥離装置20の構成について説明する。図5に
示すように、前記剥離装置20は、熱水(約95℃前
後)が貯留された熱水槽22を有している。この熱水槽
22内には、ウェーハWを回収するカセット24が設置
されており、該カセット24は、図示しないロック手段
によって槽内の所定の位置に固定されている。
【0017】前記熱水槽22の背面部には、角柱状に形
成されたコラム26が垂直に立設されている。このコラ
ム26の正面には一対のガイドレール28、28が敷設
されており、該ガイドレール28、28上をスライダ3
0がスライド自在に支持されている。また、前記コラム
26の正面には、ガイドレール28に沿って油圧シリン
ダ32が配設されており、この油圧シリンダ32のロッ
ドに前記スライダ30が連結されている。したがって、
前記スライダ30は、この油圧シリンダ32を駆動する
ことによりガイドレール28に沿って昇降移動する。
【0018】前記スライダ30の両端部には、L字状に
形成された一対の保持アーム34、34が固着されてい
る。前記マウンティングプレートMは、その両端部に形
成された突起部をこの保持アーム34、34上に載置す
ることにより剥離装置20に装着される。なお、前記の
ごとく剥離装置20にマウンティングプレートMが装着
されると、そのマウンティングプレートMに接着されて
いるウェーハWは熱水槽22の真上に位置する。そし
て、この状態で油圧シリンダ32を駆動してスライダ3
0を下降させることにより、熱水槽22内のカセット2
4に収納された状態で熱水中に浸漬される。
【0019】剥離装置20は以上のように構成される。
そして、本実施の形態では、この剥離装置20を用い
て、次のようにウェーハWを剥離し、回収する。まず、
図5に示すように、オペレータが、ワイヤソー10で切
断したウェーハWを剥離装置20に装着する。すなわ
ち、ウェーハWが接着されているマウンティングプレー
トMを剥離装置20の保持アーム34、34に載置す
る。
【0020】次に、図6(a)に示すように、各ウェー
ハWa、Wb、Wcのロット間に仕切板P1 、P2 を挿
入する。ここで、この各ウェーハWa、Wb、Wcのロ
ット間に挿入される仕切板P1、P2 は、剥離するウェ
ーハWa、Wb、Wcとほぼ同じ厚さで同じ外径のドー
ナツ状に形成されたものが用いられる。なお、このよう
にドーナツ状に形成したのは、剥離後に他のウェーハW
a、Wb、Wcと区別がつくようにするためである。ま
た、この仕切板P1 、P2 は、前記ウェーハWと共に熱
水中に浸漬させるため、熱変形を起こさない材質のもの
で成形するのが好ましい。
【0021】前記のごとく、各ウェーハWa、Wb、W
cのロット間に仕切板P1 、P2 を挿入したら、次に、
その仕切板P1 、P2 を挿入した状態で油圧シリンダ3
2を駆動する。そして、図6(b)に示すように、ウェ
ーハWa、Wb、Wcと共に仕切板P1 、P2 を熱水中
に浸漬させる。なお、このとき、ウェーハWは、熱水槽
22内にあらかじめセットされたカセット24内に収納
され、熱水槽22の底面から所定高さ浮いた状態で熱水
中に浸漬される。そして、仕切板P1 、P2 は、各ウェ
ーハWa、Wb、Wcのロット間に挿入された状態でカ
セット24内に収納される。
【0022】前記のごとくウェーハWを熱水中に浸漬さ
せてしばらくすると、そのウェーハWとスライスベース
Sとを接着する接着剤が熱軟化する。この結果、各ウェ
ーハWは、その自重によってスライスベースSから剥離
し、剥離したウェーハWはカセット24内に落下して該
カセット24内に収納される。ここで、前記カセット2
4内には、図6(b)に示すように、あらかじめ仕切板
1 、P2 が各ウェーハWa、Wb、Wcのロット間に
挿入された状態で収納されているため、スライスベース
から剥離した後も、各ウェーハWa、Wb、Wcは、そ
のロット間を仕切板P1 、P2 によって仕切られた状態
でカセット24内に収納される。
【0023】全てのウェーハWがスライスベースSから
剥離したところで剥離作業は終了し、図6(c)に示す
ように、オペレータが油圧シリンダ32を駆動してスラ
イダ30を上昇させる。オペレータは、そのスライダ3
0を引き上げたのち、熱水槽22からカセット24ごと
ウェーハWを取り出す。図7は、熱水槽22から取り出
したカセット24の状態を示しており、同図に示すよう
に、スライスベースから剥離したウェーハWa、Wb、
Wcは、それぞれのロット間を仕切板P1 、P2 によっ
て仕切られた状態でカセット24内に収納されている。
【0024】したがって、オペレータは、この仕切板P
1 、P2 を確認することにより、そこがロット間の境目
であることを認識することができる。そして、この仕切
板P 1 、P2 は、他のウェーハWa、Wb、Wcと異な
りドーナツ状に形成されているため、オペレータは容易
に捜し出すことができる。このように、本実施の形態の
ウェーハ回収方法によれば、マルチ切断されたウェーハ
Wa、Wb、Wcを熱水中に浸漬させて自然剥離させて
も、各ウェーハWa、Wb、Wcのロット間の区別が付
かなくなるということはない。
【0025】なお、本実施の形態では、仕切板P1 、P
2 の形状をドーナツ状としたが、仕切板P1 、P2 の形
状は、他のウェーハWa、Wb、Wcと区別できる形状
であれば、これに限定されるものではない。たとえば、
六角形や八角形のように多角形状に形成したり、多数の
孔を開けた形状に形成してもよい。また、色彩を付ける
ことによって他のウェーハWa、Wb、Wcと区別を付
けるようにしてもよい。
【0026】また、本実施の形態のウェーハ回収方法に
よれば、ワイヤソーで切断されたウェーハの端材処理を
容易に行うことができるという効果を得ることができ
る。すなわち、インゴットをワイヤソーで切断すると、
そのインゴットの両端部で正常に切断されないウェーハ
が生じる。これは、インゴットを所定の結晶方位で切断
するために、インゴットをワイヤ列に対して所定角度傾
けて切断することに起因しており、この結果、インゴッ
トの両端部に三日月状や一部が欠けたウェーハが切断さ
れる。これらの不良ウェーハは製品とすることができな
いため、スライスベースから剥離した後、オペレータが
取り除く必要があるが、本実施の形態のウェーハ回収方
法によれば、各ウェーハWa、Wb、Wcのロット間を
容易に認識することができるため、その不良ウェーハの
発見も容易に行うことができる。
【0027】なお、この端材処理を行う場合、熱水槽2
2から取り出した直後のウェーハWは極めて高温の状態
にあり、オペレータが手で処理するには危険であるの
で、熱水槽22から取り出したウェーハWは、カセット
24ごと冷水中に浸漬させて十分に冷却したのち、処理
作業を行う。また、本実施の形態では、剥離したウェー
ハをオペレータが回収する例で説明したが、ウェーハを
自動で回収する場合は、次のようにして行う。
【0028】すなわち、ウェーハWを自動回収する場合
は、カセット24内のウェーハWを吸着パッド等を用い
て一枚ずつカセット24内から回収するが、この時、カ
セット24から取り出したウェーハを一枚一枚CCDカ
メラ等の撮像手段で撮像する。そして、その撮像データ
を画像処理することによって仕切板P1 、P2 を回収し
たことを検出できるように構成する。この仕切板P1
2 が検出されれば、そこがロット間の境目であるの
で、それ以降に回収されるウェーハは種類が異なるウェ
ーハであることを認識することができる。したがって、
ここで、回収カセット等を変えることにより、自動回収
時においても、各種類ごとにウェーハを混入させること
なく回収することができる。
【0029】また、ウェーハの回収以外においても、ウ
ェーハをカセットから順次取り出して処理してゆく装置
(たとえば、面取装置やポリッシング装置等)において
は、上記のように処理するウェーハの中から仕切板
1 、P2 を検出することにより、そこがロット間の境
目であることを認識することができる。したがって、種
類の異なるウェーハが同一カセット内に収納されている
場合であっても、各種類ごとの連続処理が可能になる。
【0030】また、本実施の形態では、ウェーハを熱水
中に浸漬させて、ウェーハとスライスベースとを接着す
る接着剤を熱軟化させることによりウェーハをスライス
ベースから剥離するようにしたが、この他、切断後のウ
ェーハを薬液(例えば酢酸)中に浸漬させることによ
り、ウェーハをスライスベースから剥離するようにして
もよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
種類の異なる複数のインゴットをワイヤソーで同時に切
断して得られたウェーハを各ロットごとに回収すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイヤソーの全体構成図
【図2】マルチ切断時のインゴットの取付状況を示す斜
視図
【図3】マルチ切断によるインゴットの切断方法を説明
する説明図
【図4】ウェーハ回収方法を説明する説明図
【図5】剥離装置の構成を示す正面図
【図6】ウェーハ回収方法を説明する説明図
【図7】ウェーハの回収状況を説明する説明図
【符号の説明】
10…ワイヤソー 14…ワイヤ列 16…ワークフィードテーブル 20…剥離装置 22…熱水槽 24…カセット Ia、Ib、Ic、In…インゴット M…マウンティングプレート P1 、P2 …仕切板 Sa、Sb、Sc…スライスベース W…ウェーハ Wa、Wb、Wc…ウェーハ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列させた種類の異なる複数のインゴッ
    トをワイヤソーで同時に切断して得られたウェーハを、
    そのウェーハが接着されているスライスベースから剥離
    して枚葉回収するマルチ切断ワイヤソーのウェーハ回収
    方法において、 前記ワイヤソーで切断されたウェーハの各ロット間に仕
    切板を挿入するとともに、その仕切板を挿入したウェー
    ハをカセット内に収納し、 該カセットごと前記ウェーハを熱水又は薬液中に浸漬さ
    せて、全てのウェーハを前記スライスベースから同時に
    剥離し、 前記スライスベースから剥離したウェーハを前記カセッ
    ト内で回収するとともに、前記仕切板によって前記カセ
    ット内に回収されたウェーハを各ロットごとに仕切るこ
    とを特徴とするマルチ切断ワイヤソーのウェーハ回収方
    法。
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