JPH10339987A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10339987A
JPH10339987A JP15121197A JP15121197A JPH10339987A JP H10339987 A JPH10339987 A JP H10339987A JP 15121197 A JP15121197 A JP 15121197A JP 15121197 A JP15121197 A JP 15121197A JP H10339987 A JPH10339987 A JP H10339987A
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JP
Japan
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image
charging
photoconductor
unit
photoreceptor
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Application number
JP15121197A
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English (en)
Inventor
Masato Ogasawara
真人 小笠原
Tetsuya Nakamura
鐵也 中村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オゾンの発生量を低減することが可能であると
ともに、安定した画質の画像を形成することが可能な画
像形成装置を提供することを目的とする。 【解決手段】この画像形成装置2は、帯電装置として、
感光体ドラム51の表面から所定の距離をおいて配置さ
れた非接触式帯電装置52と、感光体ドラム51表面に
接触して配置された接触式帯電装置90とを有し、用紙
P上に転写すべき画像を感光体ドラム51上に形成する
画像形成時には、感光体ドラム表面を均一に帯電するこ
とができる非接触式帯電装置52を利用して感光体ドラ
ムを帯電し、感光体ドラム上に画像を形成する必要がな
いが感光体ドラムを駆動する必要がある非画像形成時に
は、オゾンの発生量が少ない接触式帯電装置90を利用
して感光体ドラムを帯電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像形成装置に
係り、特に電子写真プロセスを利用した複写装置やプリ
ンタ等の画像形成装置に適用される帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスが利用されている画像
形成装置、たとえば、複写装置やプリンタは、画像デー
タに基づいて画像を形成したのち用紙などの記録材に出
力する画像形成部などを有している。
【0003】画像形成部は、画像データに対応する静電
潜像を保持する感光体を有している。また、この画像形
成部は、感光体の表面を一様の電位に帯電する帯電装
置、帯電された感光体を露光して静電潜像を形成するレ
ーザ露光装置などの光走査装置、静電潜像に現像剤すな
わちトナーを供給してトナー像を形成する現像装置、感
光体上のトナー像を用紙などの記録材に転写する転写装
置、トナー像を転写した後に感光体上に残留したトナー
を除去するクリーニング装置、及び感光体上に残留した
電荷を除去する除電装置等を有し、それぞれが感光体の
回転方向に沿って順に配設されている。
【0004】この画像形成部に含まれる帯電装置には、
感光体表面に導電性のローラやシートあるいはブラシを
接触しつつ感光体表面を帯電する接触式帯電装置、及
び、感光体表面から所定の間隔をおいて設けられている
とともにコロナチャージャを利用して感光体表面を帯電
する非接触式帯電装置がある。従来の画像形成装置にお
いては、これら接触式帯電装置または非接触式帯電装置
のいずれかが利用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】画像形成装置の帯電装
置として利用される非接触式帯電装置は、感光体の表面
を一様に帯電することができるといった利点がある反
面、コロナ放電を利用して感光体を帯電するため、放電
の際に発生するオゾンの量が極めて多量であるという欠
点がある。
【0006】また、画像形成装置の帯電装置として利用
される接触式帯電装置は、オゾンの発生量が非接触式帯
電装置に比べて1/10〜1/100であるといった利
点がある反面、感光体表面に接触しつつ帯電するため、
感光体表面にトナーに起因する汚れなどがある場合に
は、帯電が不均一となり、形成される画像、特にハーフ
トーン画像に白筋または黒筋といった画像不良が発生し
やすいという欠点がある。
【0007】そこで、この発明の目的は、オゾンの発生
量を低減することが可能であるとともに、安定した画質
の画像を形成することが可能な画像形成装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、請求項1によれば感光体の表
面に接触して設けられ、前記感光体を所定の電位に帯電
する第1帯電手段と、前記感光体の表面から所定の距離
をおいて設けられ、前記感光体を所定の電位に帯電する
第2帯電手段と、前記第1帯電手段及び第2帯電手段の
少なくとも一方によって所定の電位に帯電された前記感
光体表面に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形
成手段によって前記感光体表面に画像を形成する画像形
成時には、少なくとも前記第2帯電手段により前記感光
体を帯電させ、前記画像形成手段によって前記感光体表
面に画像を形成しない非画像形成時には、前記第1帯電
手段により前記感光体を帯電させる制御手段と、を備え
たことを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0009】請求項2によれば、感光体の表面に接触し
て設けられ、前記感光体を所定の電位に帯電する第1帯
電手段と、前記感光体の表面から所定の距離をおいて設
けられ、前記感光体を所定の電位に帯電する第2帯電手
段と、前記第1帯電手段及び第2帯電手段の少なくとも
一方によって所定の電位に帯電された前記感光体表面に
画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によ
り前記感光体表面に形成された画像を記録材に転写する
転写手段と、前記転写手段により前記記録材に転写する
画像を前記感光体に形成する転写画像形成時には、少な
くとも前記第2帯電手段により前記感光体を帯電させ、
前記記録材に転写しない画像を前記感光体に形成する非
転写画像形成時には、前記第1帯電手段により前記感光
体を帯電させる制御手段と、を備えたことを特徴とする
画像形成装置が提供される。
【0010】請求項3によれば、感光体の表面に接触し
て設けられ、前記感光体を所定の電位に帯電する第1帯
電手段と、前記感光体の表面から所定の距離をおいて設
けられ、前記感光体を所定の電位に帯電する第2帯電手
段と、前記第1帯電手段及び第2帯電手段の少なくとも
一方によって所定の電位に帯電された前記感光体表面に
画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によ
り前記感光体表面に形成された画像を記録材に転写する
転写手段と、前記転写手段により前記記録材に転写する
転写画像を前記感光体に形成する前に前記感光体を回転
させながら前記画像形成手段をウォーミングアップする
時には、前記第1帯電手段により前記感光体を帯電さ
せ、前記転写画像を前記感光体に形成する時には、少な
くとも前記第2帯電手段により前記感光体を帯電させる
制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置が
提供される。
【0011】請求項4によれば、感光体の表面に接触し
て設けられ、前記感光体を所定の電位に帯電する第1帯
電手段と、前記感光体の表面から所定の距離をおいて設
けられ、前記感光体を所定の電位に帯電する第2帯電手
段と、前記第1帯電手段及び第2帯電手段の少なくとも
一方によって所定の電位に帯電された前記感光体を露光
して静電潜像を形成する露光手段と、前記感光体に形成
された静電潜像に現像剤を供給して現像剤像を形成する
現像手段と、前記感光体に形成された現像剤像を記録材
に転写する転写手段と、前記現像手段に含まれる現像剤
の濃度を調整する時には、前記第1帯電手段により前記
感光体を帯電させ、前記転写手段により前記記録材に転
写する転写画像を前記感光体に形成する時には、少なく
とも前記第2帯電手段により前記感光体を帯電させる制
御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置が提
供される。
【0012】請求項5によれば、感光体の表面に接触し
て設けられ、前記感光体を所定の電位に帯電する第1帯
電手段と、前記感光体の表面から所定の距離をおいて設
けられ、前記感光体を所定の電位に帯電する第2帯電手
段と、前記第1帯電手段及び第2帯電手段の少なくとも
一方によって所定の電位に帯電された前記感光体を露光
して静電潜像を形成する露光手段と、前記感光体に形成
された静電潜像に供給する現像剤を収容する収容手段
と、前記収容手段に収容された現像剤を攪拌する攪拌手
段と、前記静電潜像に現像剤を供給する供給手段とを有
し、前記感光体に現像剤像を形成する現像手段と、前記
感光体に形成された現像剤像を記録材に転写する転写手
段と、前記感光体に画像形成を行わずに前記現像手段に
現像剤を補給して前記攪拌手段により現像剤を攪拌して
いる時には、前記第1帯電手段により前記感光体を帯電
させ、前記転写手段により前記記録材に転写する転写画
像を前記感光体に形成する時には、少なくとも前記第2
帯電手段により前記感光体を帯電させる制御手段と、を
備えたことを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0013】請求項6によれば、感光体の表面に接触し
て設けられ、前記感光体を所定の電位に帯電する第1帯
電手段と、前記感光体の表面から所定の距離をおいて設
けられ、前記感光体を所定の電位に帯電する第2帯電手
段と、前記第1帯電手段及び第2帯電手段の少なくとも
一方によって所定の電位に帯電された前記感光体表面に
画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によ
り前記感光体表面に形成された画像を所定の転写位置で
記録材に転写する転写手段と、一方向に回転されている
前記感光体における画像が形成される画像部より先に前
記転写位置を通過する非画像部を前記第1帯電手段によ
り帯電させ、前記感光体における前記画像部を少なくと
も前記第2帯電手段により帯電させる制御手段と、を備
えたことを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0014】請求項7によれば、感光体の表面に接触し
て設けられ、前記感光体を所定の電位に帯電する第1帯
電手段と、前記感光体の表面から所定の距離をおいて設
けられ、前記感光体を所定の電位に帯電する第2帯電手
段と、前記第1帯電手段及び第2帯電手段の少なくとも
一方によって所定の電位に帯電された前記感光体表面に
画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によ
り前記感光体表面に形成された画像を所定の転写位置で
記録材に転写する転写手段と、一方向に回転されている
前記感光体における画像が形成される画像部より後に前
記転写位置を通過した位置から前記感光体の回転が停止
されるまでの非画像部を前記第1帯電手段により帯電さ
せ、前記感光体における前記画像部を少なくとも前記第
2帯電手段により帯電させる制御手段と、を備えたこと
を特徴とする画像形成装置が提供される。
【0015】請求項8によれば、感光体の表面に接触し
て設けられ、前記感光体を所定の電位に帯電する第1帯
電手段と、前記感光体の表面から所定の距離をおいて設
けられ、前記感光体を所定の電位に帯電する第2帯電手
段と、前記第1帯電手段及び第2帯電手段の少なくとも
一方によって所定の電位に帯電された前記感光体表面に
画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によ
り前記感光体表面に形成された画像を所定の転写位置で
記録材に転写する転写手段と、前記画像形成手段により
連続して複数の画像を前記感光体表面に形成する際、感
光体における連続した2つの画像間の非画像部を前記第
1帯電手段により帯電させ、前記感光体における前記画
像が形成される画像部を少なくとも前記第2帯電手段に
より帯電させる制御手段と、を備えたことを特徴とする
画像形成装置が提供される。
【0016】請求項9によれば、複数の色成分毎にそれ
ぞれ対応して設けられているとともに各色成分の画像を
保持する複数の感光体と、前記各感光体の表面に接触し
て設けられているとともに前記各感光体を所定の電位に
帯電する複数の第1帯電手段と、前記各感光体の表面か
ら所定の距離をおいて設けられているとともに前記各感
光体を所定の電位に帯電する複数の第2帯電手段と、前
記各感光体にそれぞれ対応して設けられているとともに
前記各第1帯電手段及び各第2帯電手段の少なくとも一
方によって所定の電位に帯電された前記各感光体表面に
画像を形成する複数の画像形成手段と、前記複数の画像
形成手段のうち、前記感光体表面に画像を形成する画像
形成手段が設けられた感光体を帯電する時には、前記感
光体から所定の距離をおいて設けられた少なくとも前記
第2帯電手段により前記感光体を帯電させ、前記感光体
表面に画像を形成しない画像形成手段が設けられている
感光体を帯電する時には、前記感光体に接触して設けら
れた前記第1帯電手段により前記感光体を帯電させる制
御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置が提
供される。
【0017】請求項10によれば、感光体の表面から所
定の距離をおいて設けられ、前記感光体を所定の電位に
帯電する帯電手段と、前記帯電手段によって所定の電位
に帯電された前記感光体を露光して静電潜像を形成する
露光手段と、前記感光体に形成された静電潜像に現像剤
を供給して現像剤像を形成する現像手段と、前記感光体
に形成された現像剤像を記録材に転写する転写手段と、
前記転写手段により現像剤像が記録材に転写された後に
前記感光体の画像部に残留する現像剤を前記感光体から
除去するとともに、前記感光体に接触しつつ感光体を所
定の電位に帯電する導電性部材と、を備えた画像形成装
置において、前記転写手段により前記記録材に転写する
画像を前記感光体に形成する転写画像形成時には、前記
帯電手段により前記感光体を帯電させ、前記画像形成手
段によって前記感光体表面に画像を形成しない非画像形
成時には、前記導電性部材により前記感光体を帯電させ
る制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置
が提供される。
【0018】請求項11によれば、感光体の表面から所
定の距離をおいて設けられ、前記感光体を所定の電位に
帯電する帯電手段と、前記帯電手段によって所定の電位
に帯電された前記感光体を露光して静電潜像を形成する
露光手段と、前記感光体に形成された静電潜像に現像剤
を供給して現像剤像を形成する現像手段と、前記感光体
に形成された現像剤像を記録材に転写する転写手段と、
前記転写手段により現像剤像が記録材に転写された後に
前記感光体の画像部に残留する現像剤を前記感光体から
除去するとともに、前記感光体に接触しつつ感光体を所
定の電位に帯電する導電性部材と、を備えた画像形成装
置において、前記転写手段により前記記録材に転写する
画像を前記感光体に形成する転写画像形成時には、前記
帯電手段により前記感光体を帯電させるとともに前記導
電性部材により第1レベルの電圧を前記感光体に印加
し、前記記録材に転写しない画像を前記感光体に形成す
る非転写画像形成時には、前記導電性部材により前記第
1レベルより高い第2レベルの電圧を前記感光体に印加
する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装
置が提供される。
【0019】この発明の画像形成装置によれば、感光体
表面に接触して設けられた第1帯電手段と、感光体表面
から所定の距離をおいて設けられた第2帯電手段とを備
え、非画像形成時には、第1帯電手段により感光体を帯
電するように制御するとともに、画像形成時には、第2
帯電手段により感光体を帯電するように制御されてい
る。
【0020】第1帯電手段は、感光体表面に接触しつつ
帯電するため、オゾンの発生量を抑えることができる。
そして、感光体表面が一様に帯電できなかったとして
も、第1帯電手段で感光体を帯電するのは、非画像形成
時であるため、形成される画像に画像不良を発生させる
虞が無い。
【0021】第2帯電手段は、画像形成時にのみ作動さ
れて感光体表面を帯電するため、オゾンの発生量を抑え
ることが可能であるとともに、感光体表面から所定の距
離離間して配置された第2帯電手段は、感光体表面を一
様に帯電することが可能であるため、安定した画質の画
像を形成することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明に
係る画像形成装置の実施の形態について詳細に説明す
る。図1は、この発明の画像形成装置、例えばレーザビ
ームプリンタ装置を概略的に示す断面図である。
【0023】図1に示すように、レーザビームプリンタ
装置2は、制御部6およびデータ記憶部8などを有する
データ処理部4、画像データに対応するレーザビームL
を後述する感光体ドラムに向けて照射することにより露
光する光走査装置すなわちレーザ露光装置10、レーザ
露光装置10からのレーザビームLにより感光体ドラム
に形成された静電潜像を現像したのちに後述する用紙給
送部を介して供給される記録用紙上に出力する画像形成
ユニット50、および、記録用紙を保持するとともに、
画像形成ユニット50により形成された画像に対して所
定のタイミングで記録用紙を給送する給送部などを有し
ている。
【0024】画像形成ユニット50は、装置のほぼ中央
に回転自在に位置された像担持体としての感光体ドラム
51を有している。感光体ドラム51は、所定の方向に
延出された円筒形であって、断面の直径が例えば30m
mの負帯電性の有機光導電体(OPC)によって形成さ
れている。この感光体ドラム51は、図示しないモータ
により所定の回転速度で回転される。
【0025】感光体ドラム51の周囲の所定の位置に
は、感光体ドラム51の表面から所定の距離離間して配
置されているとともにドラム表面を所定の表面電位に帯
電させる非接触式帯電装置としての第1帯電装置52、
レーザ露光装置10による露光処理により感光体ドラム
51の表面上に形成された静電潜像に現像剤としてのト
ナーを供給して所望の画像濃度で現像する現像ローラ5
3aを有する現像手段としての現像装置53、用紙カセ
ット、または手差しフィーダから給紙された用紙Pに感
光体ドラム51に形成されたトナー像を転写するととも
にトナー像が転写された用紙Pを感光体ドラム51から
分離させるための転写手段としての転写装置54、感光
体ドラム51の表面に残留したトナーを掻き落とすクリ
ーニングブレード55aを備えたクリーニング装置5
5、及び、感光体ドラム51の表面に残った電位を除電
する除電装置56が、順に、配置されている。
【0026】また、除電装置56と第1帯電装置との間
には、感光体ドラム51の表面に接触して配置されてい
るとともに感光体ドラム51の表面を帯電する導電性部
材を有する接触式帯電装置としての第2帯電装置90が
設けられている。
【0027】給送部は、第1および第2の用紙カセット
61aおよび61b、給紙ローラ62aおよび62b、
搬送ローラ63および64、用紙ガイド65および6
6、アライニングローラ67、および、バイパスフィー
ダ68を有している。
【0028】レーザビームプリンタ装置2は、図示しな
いメインスイッチがオンされることで、画像データに基
づいて画像を形成可能な待機状態にウォーミングアップ
される。
【0029】外部装置例えばワードプロセッサあるいは
ホストコンピュータから供給された画像データは、画像
メモリ8に、順次記憶される。画像メモリ8に入力され
た画像データは、図示しないRAMなどのデータ展開部
を介してパラレルデータに変換され、さらに、レーザ露
光装置10の半導体レーザ素子から出射されるレーザビ
ームLの出力光強度を画像データに応じて強度変調する
ためのシリアルデータに変換されたのち、制御部6を介
してタイミングが整合されて、レーザ露光装置10へ供
給される。
【0030】画像データが入力されることで、画像形成
ユニット50の感光体ドラム51が所望の回転速度で回
転され、帯電装置52を介して所望の電位、例えば−6
00V程度の電位が与えられる。同時に、画像データに
基づく画像がプリント出力されるサイズの用紙Pが収容
されている用紙カセット61aまたは61bあるいはバ
イパスフィーダ68が選択され、選択されたカセットあ
るいはバイパスに収容されている用紙Pが、それぞれの
カセットに対応された給紙ローラ62aまたは62bを
介して取出され、搬送ローラ63、64および用紙ガイ
ド65、66を介してアライニングローラ67まで搬送
される。
【0031】シリアルデータに変換された画像データ
は、図示しない垂直同期制御回路からの垂直同期信号に
応じてレーザ露光装置10に供給され、半導体レーザか
ら発生されるレーザビームLの強度を画像データに応じ
て連続的に変化させる。画像データに応じて強度が連続
的に変化されたレーザビームLは、感光体ドラム51に
次つぎと伝達されて静電潜像に変換される。レーザビー
ムが照射された部分の表面電位は、約−50V程度に低
下する。
【0032】感光体ドラム51により潜像に変換された
画像は、感光体ドラム51の移動とともに現像ローラ5
3aと対向された現像領域へ導かれ、現像装置53から
トナーが供給されることで現像される。現像ローラ53
aには、−300V程度の現像バイアスが印加されてお
り、負極性に帯電したトナーが現像バイアスと感光体ド
ラム51上の表面電位との電位差で、感光体ドラム51
上の静電潜像部分にトナーが付着し、可視化される。現
像剤は、平均粒径が7〜10μmのトナーと、平均粒子
径約50μmの磁性キャリアとからなり、磁石を内蔵し
た現像ローラ53aにより現像剤が穂立ち、感光体にト
ナーが供給される。
【0033】この現像された画像は、感光体ドラム51
の回転に伴ってさらに搬送されて、転写装置54と対向
された転写領域へ搬送される。アライニングローラ67
で一時的に停止されている用紙Pは、図示しない垂直同
期回路からの垂直同期信号に応じて画像の先端と用紙P
の先端が整合され、感光体ドラム51へ向かって給送さ
れる。従って、感光体ドラム51上のトナー像と用紙P
は、所定のタイミングで感光体ドラム51に残っている
電荷によって感光体ドラム51へ吸着される。この後、
感光体ドラム51及び用紙Pに対して、既に感光体ドラ
ム51へ与えられている電荷とは反対の極性すなわち正
の電荷が転写装置54から感光体ドラム51へ供給さ
れ、感光体ドラム51上のトナー像は、用紙Pへ転写さ
れる。
【0034】トナー像を載せた用紙Pは、定着装置57
へ導かれ、熱溶融性であるトナーが溶融されて、トナー
像が用紙Pに定着される。これに対して、用紙P及びト
ナー像が分離された感光体ドラム51は、さらに回転さ
れ、クリーニング装置55及び除電装置56によって、
表面の電荷分布が初期状態に戻されて、次の画像形成に
用いられる。
【0035】上述した一連の画像形成プロセスによって
画像データが出力された用紙Pは、排出ローラ69によ
り装置2の外部へ排出される。この際、用紙Pは、制御
部6による切換えゲート70の動作により、第1あるい
は第2の排出部71または74に排出される。なお、第
2の排出部74へ向かう用紙Pは、搬送路72および排
出ローラ73により表裏が反転される。
【0036】上述したようなプロセスにより、この画像
形成装置は、画像データに対応した画像を形成するもの
である。図1に示した画像形成装置に備えられるコロナ
帯電を利用した非接触式帯電装置としての第1帯電装置
52の一例が図2に示されている。図2に示すように、
第1帯電装置52は、円筒状の感光体ドラム51と略平
行な方向に延出されているとともに数KVの高圧電圧が
印加された帯電ワイヤ81と、この帯電ワイヤ81を感
光体ドラム10に向けるとともにドラムの表面から所定
の間隔をおいて保持する金属製のケース82とを有して
いる。第1帯電装置52のケース82は、感光体ドラム
51に対向する側にメッシュ状に形成された帯電グリッ
ド83を有している。
【0037】帯電ワイヤ81は、直径が40〜80μm
の酸化タングステンや金メッキタングステンなどによっ
て形成され、数KVの高圧電圧が印加されることによ
り、イオンを発生する。帯電ワイヤ81を囲むケース8
2は、一辺の長さが20〜30mm程度の大きさでステ
ンレスやアルミニウム、あるいは亜鉛メッキ鋼等によっ
て形成されている。帯電グリッド83は、厚さ100μ
m程度の板状のステンレスをフォトエッチング処理する
ことによって形成されたり、薄板の亜鉛メッキ鋼を打ち
抜くことによって形成されるものであり、0.5〜1.
5mmの間隔の開口をメッシュ状に形成したものであ
る。帯電グリッド83は、感光体ドラム51の表面から
1mm程度の間隔をおいて対向して配置され、ケース8
2とともにグリッド電圧が印加される。感光体ドラム5
1の表面電位は、このグリッド電圧の大きさにより制御
することができる。
【0038】このような構造の非接触式帯電装置すなわ
ち第1帯電装置52は、帯電ワイヤ81とケース82及
び帯電グリッド83との間で生じる放電により、放電電
荷を感光体ドラム51の表面に与え、帯電する。この
時、同時に放電の副産物としてオゾンが発生する。非接
触式の帯電装置の場合、感光体ドラム51の表面を均一
に帯電することが可能であるが、放電によって生じるオ
ゾンの発生量が極めて多い。
【0039】図1に示された画像形成装置に備えられる
導電性部材を利用した接触式帯電装置としての第2帯電
装置90の例が図3乃至図5に示されている。図3に示
した接触式帯電装置91は、導電性部材として導電性ロ
ーラを利用している。この導電性ローラは、中心の金属
シャフト91aの周囲に、例えばエチレン−プロピレン
三量体(EPDM)などの発泡材91bが被覆され、さ
らにこの発泡材91bの表面にポリフッ化ビニル(PV
DF)が被膜91cとしてコーティングされることによ
って形成されている。
【0040】図4に示した接触式帯電装置92は、導電
性部材として導電性シートを利用している。すなわち、
この導電性シート92aは、ウレタンなどの小粒径発泡
材や、ポリカーボネイトやポリイミド、ナイロンなどを
母材とする樹脂材によって形成されている。この導電性
シート92aは、ホルダ92bによって支持されてい
る。
【0041】図5に示した接触式帯電装置93は、導電
性部材として導電性ブレードを利用している。すなわ
ち、この導電性ブレード93aは、ウレタンなどのゴム
材を母材として形成されている。
【0042】これらの接触式帯電装置に印加する電圧
は、直流電圧のみ、または直流電圧に交流電圧を重畳し
たバイアス電圧であり、非接触式帯電装置の帯電ワイヤ
に印加される電圧より低レベルの電圧である。このよう
な電圧を接触式帯電装置に印加することにより、感光体
ドラム51の表面と接触式帯電装置の導電性部材との間
の微少空間で発生する放電を利用して、感光体ドラム表
面を帯電するため、オゾンの発生量は、非接触式帯電装
置に比べて1/10〜1/100に抑えることが可能と
なる。
【0043】このように、帯電装置により、感光体ドラ
ムの表面を帯電する際には、オゾンが発生する。このオ
ゾンは、有害であるとともに酸化能力が強いために感光
体ドラムに悪影響を及ぼす虞があるため、排気する必要
がある。このため、画像形成装置内には、ファンが設置
されて、オゾンを濾過するオゾンフィルタを通して外部
に排出している。このオゾンフィルタは、紙を基材と
し、この基材にオゾンを吸着する吸着材を含ませること
によって形成される。または、オゾンフィルタとしてオ
ゾン吸着セラミックを利用してもよい。
【0044】オゾンフィルタが処理できるオゾンの量に
は、限界があり、オゾンの発生量が多量である場合に
は、オゾンフィルタの交換サイクルが短くなるため、極
力オゾンの発生量を抑えることが重要となる。
【0045】ところで、このような画像形成装置におい
ては、感光体ドラム上に画像を形成しない非画像形成時
において感光体ドラムを駆動する必要がある場合、例え
ばウォーミングアップ時に、感光体ドラム表面を帯電せ
ずに且つ現像ローラに現像バイアスを印加しないと、感
光体ドラムの表面電位と現像バイアスとの電位差がない
ために、感光体ドラム表面にトナーが付着してかぶりを
生じるとともに、感光体ドラム上に画像を形成しないに
もかかわらず、トナーが浪費される。
【0046】また、この場合、感光体ドラム表面を所定
の電位に帯電し、且つ現像ローラに現像バイアスを印加
しないと、感光体ドラムの表面に現像剤に含まれるキャ
リアが付着してしまい、また、感光体ドラムを帯電せず
に且つ現像ローラに現像バイアスを印加すると、感光体
ドラムの表面に大量のトナーが付着するといった不具合
が生ずる。
【0047】このため、感光体ドラムを駆動する際に
は、感光体ドラム上に画像を形成するか否かにかかわら
ず、感光体ドラム表面を帯電装置で所定の電位に帯電す
るとともに、現像ローラに現像バイアスを印加する必要
がある。すなわち、感光体ドラム表面を帯電するととも
に現像ローラに現像バイアスを印加することにより、感
光体ドラムの表面電位、例えば−600Vと、現像バイ
アス、例えば−300Vとの電位差により、マイナス極
性のトナーは、感光体ドラムに付着しない。
【0048】感光体ドラムを帯電する帯電装置として
は、上述したように、非接触式帯電装置及び接触式帯電
装置とがあり、用紙に転写すべき画像を感光体ドラム上
に形成する画像形成時には、画像不良が発生しにくい均
一帯電が可能な非接触式帯電装置を利用することが好ま
しい。しかし、この非接触式帯電装置は、感光体ドラム
を帯電する際に大量のオゾンを発生する。
【0049】接触式帯電装置は、非接触式帯電装置と比
べると帯電の均一性に劣るが、感光体ドラム上のかぶり
やキャリアの付着といった問題が発生しない程度に感光
体ドラムを帯電することが可能である。また、この接触
式帯電装置は、感光体ドラムを帯電する際に発生するオ
ゾンの量は極めて微量である。このため、感光体ドラム
上に用紙に転写すべき画像は形成しないが、感光体ドラ
ムを駆動する必要がある非画像形成時には、接触式帯電
装置を利用して感光体ドラム表面を帯電することが可能
である。
【0050】つまり、感光体ドラムを駆動する際に行わ
れる帯電は、画像形成時には、非接触式帯電装置を利用
して行い、非画像形成時には、接触式帯電装置を利用し
て行うことが好ましい。
【0051】すなわち、この実施の形態に係る画像形成
装置2は、図1に示したように、単一の感光体ドラム5
1に対して非接触式帯電装置52と接触式帯電装置90
とを備えている。そして、画像形成時には、非接触式帯
電装置52を利用して感光体ドラム51を均一に帯電
し、画像不良のない高画質の画像を形成することを可能
とし、非画像形成時には、接触式帯電装置90を利用し
て感光体ドラム51を帯電し、オゾンの発生量を抑える
とともに、かぶりトナーの付着やキャリアの付着を防止
することが可能となる。なお、接触式帯電装置による帯
電は均一性に劣るが、非接触式帯電装置がこの不均一な
帯電を均一化する機能を有しているため、画像形成時に
は、非接触式帯電装置及び接触式帯電装置の両者を同時
に利用して感光体ドラムを帯電してもよい。
【0052】ここで、非画像形成時、すなわち感光体ド
ラム上に用紙に転写すべき画像は形成しないが感光体ド
ラムを駆動する必要がある場合とは、具体的には、以下
に示すような場合が挙げられ、このような場合には、非
接触式帯電装置を停止し、接触式帯電装置により感光体
ドラムを帯電する。
【0053】例えば、画像形成装置の電源投入直後に実
行されるウォーミングアップ中には、感光体ドラム上に
画像を形成する必要はないが、感光体ドラムを回転駆動
する必要がある。
【0054】また、現像装置に収容されている現像剤の
トナー濃度を自動的に調整するオートトナー調整モード
時も、現像装置内の現像剤を攪拌する攪拌ローラととも
に現像ローラを回転させるため、感光体ドラムも回転駆
動する必要がある。
【0055】さらに、現像装置に現像剤を補給した直後
のトナー補給モードにおいて、トナー濃度を調整すると
ともにトナーを帯電するために現像装置内の攪拌ローラ
により攪拌されるとともに現像ローラが回転する必要が
ある。この時、攪拌ローラ及び現像ローラの回転に伴っ
て、感光体ドラムも回転駆動される必要がある。
【0056】上述したような非画像形成時には、感光体
ドラム表面を均一帯電する必要はないので、オゾン発生
量の少ない接触式帯電装置により、感光体ドラムを帯電
することが望ましい。
【0057】このような非画像形成時の他にも、画像形
成時における感光体ドラムの回転駆動が開始される位置
から画像が形成される画像部の先端位置までの間の感光
体ドラム表面の非画像部は、転写すべき画像に関与しな
いため、均一帯電される必要がない。
【0058】また、画像形成時における感光体ドラム上
の画像部の後端位置から感光体ドラムの回転駆動が停止
される位置間での間の非画像部は、転写すべき画像に関
与しないため、均一帯電される必要がない。
【0059】さらに、複数の画像を連続的に形成する場
合、感光体ドラム上の画像部と画像部との間の非画像部
は、転写すべき画像に関与しないため、均一帯電される
必要がない。
【0060】このため、これらの非画像部は、オゾン発
生量の少ない接触式帯電装置により帯電されることが望
ましい。この実施の形態に係る画像形成装置2に備えら
れる非接触式帯電装置52及び接触式帯電装置90は、
図6に示したような位置関係となるように配置されてい
る。すなわち、非接触式帯電装置52は、感光体ドラム
51の回転方向に沿って現像領域より上流側で且つ除電
装置の下流側の位置に、感光体ドラム51から所定の距
離をおいて配置されている。除電装置を備えていない画
像形成装置では、非接触式帯電装置は、現像領域より上
流側で且つクリーニング装置の下流側に配置されてい
る。
【0061】非接触式帯電装置52の帯電ワイヤ81に
は、電源1が接続され、金属ケース82及び帯電グリッ
ド83には、電源2が接続されている。そして、帯電ワ
イヤ81、金属ケース82及び帯電グリッド83には、
それぞれの電源1乃至3から独立したレベルの電圧が印
加され、この電圧レベルは、制御部6によりそれぞれ独
立に制御することが可能である。帯電ワイヤ81は、制
御部6により定電流制御され、金属ケース82及び帯電
グリッド83は、制御部6により定電圧制御される。
【0062】接触式帯電装置90は、感光体ドラム51
の回転方向に沿って非接触式帯電装置52より上流側で
且つ除電装置の下流側の位置に感光体ドラム51の表面
に接触した状態で配置されている。なお、図6に示した
例では、図4に示したような導電性シートを利用した接
触式帯電装置を適用しているが、図3に示したような導
電性ローラを利用した帯電装置や、図5に示したような
導電性ブレードを利用した帯電装置を適用してもよい。
【0063】接触式帯電装置90の導電性部材すなわち
導電性シートには、電源3が接続され、制御部6により
所定のレベルの電圧が印加される。導電性部材は、制御
部6により定電圧制御されるが、直流電圧のみを印加し
たり、直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加しても
よい。
【0064】接触式帯電装置90の配置位置は、図6に
示したような位置に限定されるものではない。例えば、
接触式帯電装置90は、図7に示したように、非接触帯
電装置52の下流側で且つレーザ露光装置による露光位
置Eの上流側の位置に配置されてもよい。
【0065】また、接触式帯電装置90は、図8に示し
たように、転写装置54の下流側で且つクリーニング装
置55の上流側の位置に配置されてもよい。さらに、接
触式帯電装置90は、図9に示したように、クリーニン
グ装置55の下流側で且つ除電装置56の上流側の位置
に配置されてもよい。
【0066】なお、転写装置の下流側且つ除電装置の上
流側に接触式帯電装置を配置した場合、非画像形成時に
接触式帯電装置のみで感光体を帯電するときには、除電
装置による除電を停止させる。
【0067】上述したように、この実施の形態に係る画
像形成装置は、帯電装置として、感光体ドラム表面から
所定の距離をおいて配置された非接触式帯電装置と、感
光体ドラム表面に接触して配置された接触式帯電装置と
を有し、用紙上に転写すべき画像を感光体ドラム上に形
成する画像形成時には、感光体ドラム表面を均一に帯電
することができる非接触式帯電装置を利用して感光体ド
ラムを帯電し、感光体ドラム上に画像を形成する必要が
ないが感光体ドラムを駆動する必要がある非画像形成時
には、オゾンの発生量が少ない接触式帯電装置を利用し
て感光体ドラムを帯電する。
【0068】このように、画像形成時には、非接触式帯
電装置により感光体ドラムが均一に帯電されるため、形
成される画像の画質を安定して高画質に維持することが
できる。また、非画像形成時には、接触式帯電装置によ
り感光体ドラムが帯電されるため、オゾンの発生量を低
減することができる。
【0069】なお、この発明は、図1に示したような画
像形成装置に限定されるものではなく、図10に示した
ような4連タンデム方式のカラー画像形成装置に適用す
ることも可能である。
【0070】すなわち、図10に示すように、このカラ
ー画像形成装置は、像担持体である感光体ドラム1aを
有している。この感光体ドラム1は、断面の直径が40
mm、幅が266mmの円筒形の積層型有機感光体によ
って形成されている。この感光体ドラム1aは、図中の
矢印方向に回転可能に設けられている。
【0071】この感光体ドラム1aの周囲には、感光体
ドラムの回転方向に沿って、以下のような機構が配設さ
れている。すなわち、感光体ドラム1aの表面を所定の
電位に一様に帯電させる非接触式帯電装置5aが感光体
ドラム1aの表面から所定の間隔をおいては位置されて
いる。
【0072】この非接触式帯電装置5aの下流側には、
帯電した感光体ドラム1aを露光して静電潜像を形成す
る露光手段として機能する露光装置7aが配設されてい
る。この露光装置7aは、感光体ドラム1aに対向する
面に配置された蛍光体を有し、画像データに対応してこ
の蛍光体を発光させることにより、感光体ドラム1a上
に静電潜像を形成する固体走査ヘッドによって形成され
ている。
【0073】露光装置7aの下流には、所定の色成分の
現像剤を収納し、この現像剤によって露光装置7aによ
り形成された静電潜像を現像する現像手段として機能す
る現像器9aが配設されている。この現像器9aは、例
えばイエロー系の現像剤を収納している。
【0074】この現像器9aの下流には、感光体ドラム
1aに対して光ビームを照射して感光体ドラム1a上の
電荷を除電する除電手段として機能する転写前除電器、
すなわちLEDランプ3aが配設されている。
【0075】このLEDランプ3aは、図2に示すよう
に、発光波長565nmの複数の緑色LED31を基板
32上に一列に配列したものである。このLEDランプ
3aが発光する光の強度は、感光体ドラム1aの電位を
十分に低下できるように設定されている。
【0076】LEDランプ3aの下流側には、感光体ド
ラム1aに対して所定の転写位置で当接され、被転写材
である用紙Pを搬送する搬送手段としての搬送ベルト1
1が設けられている。
【0077】この搬送ベルト11は、半導電性の材料に
よって形成され、感光体ドラム1aのドラム幅とほぼ等
しい幅を有している。この搬送ベルト11は、環状に形
成され、搬送ベルト11の上流側及び下流側にはそれぞ
れテンションローラ13及び駆動ローラ15が設けられ
ている。この搬送ベルト11は、テンションローラ13
及び駆動ローラ15の外周に沿うように接触している。
【0078】なお、このカラー画像形成装置において
は、テンションローラ13と駆動ローラ15との間の間
隔は、例えば300mmである。テンションローラ13
及び駆動ローラ15は、それぞれ図中の矢印i及びj方
向に回転可能に設けられている。駆動ローラ15の回転
にともなって、搬送ベルト11が図中の矢印e方向に駆
動され、テンションローラが搬送ベルト11の駆動にと
もなって従動される。
【0079】また、搬送ベルト11の搬送速度は、感光
体ドラム1aの回転速度と等しく制御されている。さら
に、テンションローラ13及び駆動ローラ15は、接地
され、半導電性の搬送ベルト11の帯電を防止してい
る。
【0080】また、感光体ドラム1aが搬送ベルト11
に当接されている転写位置において、搬送ベルト11を
介して感光体ドラム1aに対向する位置には、図示しな
いバイアス電源に接続された転写手段として機能する給
電ローラ23aが設けられている。この給電ローラ23
aを用いて、用紙P及び搬送ベルト11を介して感光体
ドラム1a上に形成された現像剤像に対してバイアス電
圧が供給されることにより、現像剤像が用紙Pに転写さ
れる。
【0081】感光体ドラム1aと用紙Pとの転写位置よ
りも下流側には、ブレードクリーニング装置17a及び
除電ランプ19aが設けられている。ブレードクリーニ
ング装置17aは、現像剤像の転写後に感光体ドラム1
a上に残留した現像剤をブレード21により掻き落とし
て除去するものである。
【0082】また、除電ランプ19aは、タングステン
ランプによって形成され、転写後に感光体ドラム1aの
表面を光除電するものである。この除電ランプ19aに
よって感光体ドラム1aの表面が除電され、画像形成プ
ロセスの1サイクルを終了し、次の画像形成プロセスに
未帯電の感光体ドラム1aは、非接触式帯電装置5aに
より帯電される。
【0083】非接触式帯電装置5aの上流側であって除
電ランプ19aの下流側には、接触式帯電装置12aが
配置されている。上述した感光体ドラム1a、非接触式
帯電装置5a、露光装置7a、現像器9a、転写前除電
器3a、ブレードクリーニング装置17a、除電ランプ
19a、及び接触式帯電装置12aによって第1プロセ
スユニット100aが構成されている。
【0084】このカラー画像形成装置は、図10に示す
ように、搬送ベルト11の搬送方向に沿って同様の構成
の第1プロセスユニット100a、第2プロセスユニッ
ト100b、第3プロセスユニット100c、及び第4
プロセスユニット100d(以下、総称してプロセスユ
ニット100とする)を備えている。
【0085】すなわち、各プロセスユニット100のほ
ぼ中心には、それぞれ感光体ドラム1aと同一の感光体
ドラム1b、1c、1d(以下、総称して感光体ドラム
1とする)が備えられている。
【0086】また、各プロセスユニット100は、それ
ぞれ感光体ドラム1の表面から所定の距離をおいて配置
された非接触式帯電装置5aと同一の帯電装置5b、5
c、5d(以下、総称して非接触式帯電装置5とする)
を有している。
【0087】非接触式帯電装置5の下流には、それぞれ
順に、露光装置7aと同一の露光装置7b、7c、7d
(以下、総称して露光装置7とする)、現像器9aと同
一の現像器9b、9c、9d(以下、総称して現像器9
とする)、転写前除電器3aと同一の転写前除電器3
b、3c、3d(以下、総称して転写前除電器3とす
る)、ブレードクリーニング装置17aと同一のブレー
ドクリーニング装置17b、17c、17d(以下、総
称してブレードクリーニング装置17とする)、除電ラ
ンプ19aと同一の除電ランプ19b、19c、19d
(以下、総称して除電ランプ19とする)、及び、接触
式帯電装置12aと同一の帯電装置12b、12c、1
2d(以下、総称して接触式帯電装置12とする)が設
けられている。
【0088】各現像器9は、異なる色成分に対応する現
像剤を収容している。例えば、第1プロセスユニット1
00aの現像器9aは、第1の色成分、例えばイエロー
系の現像剤を収容している。第2プロセスユニット10
0bの現像器9bは、第2の色成分、例えばマゼンタ系
の現像剤を収容している。第3プロセスユニット100
cの現像器9cは、第3の色成分、例えばシアン系の現
像剤を収容している。第4プロセスユニット100dの
現像器9dは、第4の色成分、例えばブラック系の現像
剤を収容している。
【0089】なお、このような色成分に対応した現像剤
を収容している現像器9は、この例に示したような順番
で配置される必要はない。各プロセスユニット100
は、搬送ベルト11によって搬送される用紙Pと各感光
体ドラム1とが当接する転写位置の近傍、すなわち、感
光体ドラム1に対向する位置であって、且つ搬送ベルト
11の裏面に当接するように配設された転写手段として
の給電ローラ23a、23b、23c、23d(以下、
総称して給電ローラ23とする)を有している。この給
電ローラ23は、搬送ベルト11の移動に従動して回転
するように各感光体ドラム1に一対一に対応して配設さ
れている。また、各給電ローラ23は、それぞれ図示し
ないバイアス電源に接続されている。
【0090】次に、上述したような画像形成装置、すな
わち、カラー画像形成装置の画像形成プロセスについて
説明する。まず、各プロセスユニット100の感光体ド
ラム1が所定の回転数で回転される。
【0091】続いて、感光体ドラム1に対して非接触式
帯電装置5及び接触式帯電装置12により、AC重畳D
Cバイアスが印加され、感光体ドラム1の表面が一様に
約−500Vに帯電される。
【0092】続いて、一様に帯電された感光体ドラム1
に対して、露光装置7から画像データに応じた光ビーム
が照射されることにより、感光体ドラム1上に画像デー
タに対応した静電潜像が形成される。
【0093】続いて、この静電潜像は、現像器9に収納
されている各色の予め十分に帯電された現像剤により現
像され、現像剤像が形成される。続いて、転写前除電器
3により感光体ドラム1に対して光ビームが照射され、
未露光部、すなわち現像剤像が形成されていない非画像
部が除電される。
【0094】一方、用紙Pは、用紙Pの先端と現像剤像
の先端とが整合するように感光体ドラム1の回転のタイ
ミングにあわせて搬送ベルト11上に送り出される。用
紙Pが吸着ローラ部24へ搬送されてくると同時に吸着
バイアスを印加する。それにより用紙Pの表面は、帯電
し、ベルト反対側(テンションローラ13側)は逆極性
に帯電する。この帯電された電荷による静電力により用
紙Pを搬送ベルトに吸着することができる。
【0095】用紙Pが転写位置に搬送されてくると、搬
送ベルト11には各々の給電ローラ23からバイアス電
圧として例えば約+1000Vの電圧が印加される。こ
のバイアス電圧を印加することによって、感光体ドラム
1と用紙P及び搬送ベルト11を介して給電ローラ23
との間に転写電界が形成される。
【0096】すなわち、まず、第1プロセスユニット1
00aにおいて、感光体ドラム1aと給電ローラ23a
との間に形成された転写電界により、感光体ドラム1a
上の第1の色成分に対応する現像剤像が用紙P上に転写
され、この現像剤像を担持した用紙Pは、搬送されて感
光体ドラム1bに達する。
【0097】続いて、第2プロセスユニット100bに
おいて、感光体ドラム1aと給電ローラ23aとの間の
転写電界により、感光体ドラム1bに形成された第2の
色成分に対応する現像剤像が先に転写された現像剤像上
に重ねて転写される。
【0098】用紙Pは、さらに搬送されて、第3プロセ
スユニット100c、及び第4プロセスユニット100
dにおいても、同様に第3及び第4の色成分に対応する
現像剤像が多重に転写される。
【0099】なお、搬送ベルト11は、半導電性の部材
によって形成されているため、搬送ベルト11自体のチ
ャージアップがなく、搬送ベルト11の除電プロセスが
不要である。
【0100】このように、多重転写により形成された像
を担持した用紙Pは、搬送ベルト11から図示しない定
着装置に搬送され、像が用紙Pに熱定着される。搬送ベ
ルト11から用紙Pが分離された後、搬送ベルト11の
表面は、ブレードクリーニング装置16によってクリー
ニングされる。
【0101】このようなカラー画像形成装置において
も、単色の画像を形成することが可能である。すなわ
ち、このカラー画像形成装置は、第1乃至第4プロセス
ユニットをすべて駆動してフルカラー画像を形成するフ
ルカラーモード、文字画像などのように黒に対応したプ
ロセスユニットのみを駆動して黒画像を形成する黒モー
ド、及びイエロー、マゼンタ、シアンのいずれか一色の
画像のみを形成する単色モードなどを有している。
【0102】各プロセスユニットの感光体ドラムは、搬
送ベルト11に接触しているため、画像形成動作時に
は、すべての感光体ドラム1を駆動する必要がある。す
なわち、黒モードや単色モードにおいて画像を形成する
場合であっても、画像を形成すべき感光体ドラムの他の
感光体ドラムも駆動される。これらの画像形成に関与し
ない感光体ドラムであっても、上述したような理由によ
り、帯電される必要がある。
【0103】このような4連タンデム方式のカラー画像
形成装置では、フルカラーモード以外の単色モードや黒
モードのときに、画像形成にかかわる感光体ドラムは、
その感光体ドラムに対応して設けられた非接触式帯電装
置により帯電され、画像形成にかかわらない感光体ドラ
ムは、その感光体ドラムに対応して設けられた接触式帯
電装置により帯電される。
【0104】このため、必要とする画像は、非接触式帯
電装置により均一に帯電された感光体ドラム上に形成さ
れるため、画像不良の少ない高画質な画像を安定して形
成することが可能となる。また、画像形成にかかわらな
い感光体ドラムに関しては、接触式帯電装置により帯電
されるため、帯電装置から発生するオゾンの量を少なく
抑えることが可能となる。
【0105】図1に示した画像形成装置や図10に示し
たカラー画像形成装置には、非接触式帯電装置の他に接
触式帯電装置を設置していたが、接触式帯電装置に使用
される導電性部材の代わりに導電性クリーニングブレー
ドを使用することにより、接触帯電も兼ねた画像形成装
置にもこの発明を適用することができる。
【0106】導電性クリーニングブレードは、感光体ド
ラム上の転写後に残留しているトナーをクリーニングす
る機能と、転写工程で感光体上に載ったプラス極性の電
荷をマイナスのバイアス電圧で除去する機能とを有して
いる。プラス極性の表面電位は、除電装置によって照射
される光ビームでは除去しきれないので、導電性のクリ
ーニングブレードに印加されるマイナス極性バイアスに
より除去することができる。プラス極性の表面電位を除
去するために、転写直後にマイナス極性か交流のコロナ
チャージを放電する装置を設置する方法もあるが、大量
のオゾンを発生する欠点と、装置の設置スペースを確保
する必要があるために小型化の障害となる欠点とを有し
ている。一方、導電性クリーニングブレードは、これら
の欠点を同時に解消することができる。
【0107】図11に示すように、導電性クリーニング
ブレード95は、ウレタンゴムにカーボンもしくはイオ
ン導電剤を分散させて電気抵抗を調整したものである。
金属板金96には、電源3からバイアス電圧が供給さ
れ、導電性テープ97により導電性クリーニングブレー
ド95を金属板金96に固定するとともに電気的に導通
している。導電性テープの代わりに導電性塗料を用いて
もよい。導電性クリーニングブレード95の面積抵抗
は、104乃至1010Ωに調整されている。導電性テー
プの端面と導電性ゴムのクリーニング面の距離は約10
mmである。
【0108】図12及び図13には、導電性クリーニン
グブレードに印加したバイアス電圧と感光体ドラムの表
面電位との関係が示されている。図12及び図13に示
した表面電位は、感光体ドラムが複数回転して安定した
ときのデータであり、1周目は、この表面電位より50
V程度低い電位となる。50V程度の表面電位の変動で
あれば、感光体ドラム表面にかぶりトナーやキャリアが
付着しないことが確認できた。
【0109】例えば、感光体ドラムの表面電位を−60
0Vとするために、直流電圧のみを印加した場合には、
図12に示したように、−1200Vのバイアス電圧が
必要とされる。
【0110】感光体ドラムの表面電位を−600Vとす
るために、直流電圧に交流電圧を重畳したバイアス電圧
を印加した場合には、図13に示したように、−800
Vの直流電圧に、400Hzの周波数で1.2KVp−
pの交流電圧が必要とされる。
【0111】交流成分に直流成分を重畳すると、それぞ
れの組み合わせが種々考えられるが、高周波数/高電圧
交流成分では、高電圧電源の設計が困難であり、感光体
ドラムにトナーが固着しやすくなるので、上述したよう
なレベルの直流成分と交流成分との組合せが適当であ
る。
【0112】このような画像形成装置において、画像形
成時には、非接触帯電装置により感光体ドラムを主帯電
し、転写工程において、0V付近かプラス極性に帯電さ
れた感光体ドラムを上述したような条件の直流成分と交
流成分とを有するバイアス電圧が印加された導電性クリ
ーニングブレードで感光体ドラムの表面電位をマイナス
極性とし、除電装置で感光体ドラムの表面電位を均一に
0Vにならし、次の画像形成時における非接触式帯電装
置による感光体ドラムの帯電を安定化する。
【0113】導電性クリーニングブレードによるプラス
極性電位の除電は、感光体表面電位を少なくともマイナ
ス極性とすればよいため、上述したような条件より低い
レベルの電圧を印加するようにしてもよい。例えば、直
流成分のみの印加の場合には、−600Vとし、直流成
分に交流成分を重畳したバイアスを印加する場合には、
直流成分を−400V、交流成分を400Hz、800
Vp−pとすればよい。この条件は、上述した条件より
もさらにトナーの固着を防止できるマージンを広げるも
のである。
【0114】転写すべき画像を形成せずに感光体ドラム
を駆動する非画像形成時には、導電性クリーニングブレ
ードによって感光体ドラムを帯電し、トナー付着及びキ
ャリア付着をともに発生しない表面電位−600Vに帯
電するために、上述したような条件のバイアスを印加す
る。なお、この時は、除電装置は、発光させない。
【0115】非画像形成時に感光体ドラムを駆動し続け
ると、感光体ドラムと導電性クリーニングブレードとの
間の摩擦が上昇し、導電性クリーニングブレードが捲れ
あがる虞がある。これを防止するために、わずかの量で
も定期的に感光体ドラム上にトナーを付着させればよ
く、導電性クリーニングブレードによる感光体ドラムの
帯電を一瞬だけバイアスを切るか、または弱めるように
すればよい。もちろん、この時に消費されるトナー量は
極微量である。
【0116】図11に示したような構造の画像形成装置
では、導電性クリーニングブレードは、画像形成時には
プラス極性の感光体表面電位を除去する機能と、非画像
形成時には接触帯電装置として利用できる機能とを有し
ている。このため、オゾンの発生量を低減することが可
能となる。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、オゾンの発生量を低減することが可能であるととも
に、安定した画質の画像を形成することが可能な画像形
成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の実施の形態に係る画像形成
装置を概略的に示す断面図である。
【図2】図2は、図1に示した画像形成装置に備えられ
る非接触式帯電装置の一例を示す図である。
【図3】図3は、図1に示した画像形成装置に備えられ
る接触式帯電装置の一例を示す図である。
【図4】図4は、図1に示した画像形成装置に備えられ
る接触式帯電装置の一例を示す図である。
【図5】図5は、図1に示した画像形成装置に備えられ
る接触式帯電装置の一例を示す図である。
【図6】図6は、図1に示した画像形成装置に備えられ
る非接触式帯電装置と接触式帯電装置との位置関係を説
明するための図である。
【図7】図7は、図1に示した画像形成装置に備えられ
る非接触式帯電装置と接触式帯電装置との位置関係を説
明するための図である。
【図8】図8は、図1に示した画像形成装置に備えられ
る非接触式帯電装置と接触式帯電装置との位置関係を説
明するための図である。
【図9】図9は、図1に示した画像形成装置に備えられ
る非接触式帯電装置と接触式帯電装置との位置関係を説
明するための図である。
【図10】図10は、この発明の他の実施の形態に係る
画像形成装置を概略的に示す断面図である。
【図11】図11は、この発明の他の実施の形態に係る
画像形成装置を概略的に示す断面図である。
【図12】図12は、図11に示した画像形成装置の接
触式帯電装置に印加されるバイアス電圧とこのときに帯
電する感光体ドラムの表面電位との関係を示す図であ
る。
【図13】図13は、図11に示した画像形成装置の接
触式帯電装置に印加されるバイアス電圧とこのときに帯
電する感光体ドラムの表面電位との関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
2…画像形成装置 6…制御部 10…レーザ露光装置 51…感光体ドラム 52…非接触式帯電装置 53…現像装置 54…転写装置 55…クリーニング装置 56…除電装置 90…接触式帯電装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体の表面に接触して設けられ、前記感
    光体を所定の電位に帯電する第1帯電手段と、 前記感光体の表面から所定の距離をおいて設けられ、前
    記感光体を所定の電位に帯電する第2帯電手段と、 前記第1帯電手段及び第2帯電手段の少なくとも一方に
    よって所定の電位に帯電された前記感光体表面に画像を
    形成する画像形成手段と、 前記画像形成手段によって前記感光体表面に画像を形成
    する画像形成時には、少なくとも前記第2帯電手段によ
    り前記感光体を帯電させ、前記画像形成手段によって前
    記感光体表面に画像を形成しない非画像形成時には、前
    記第1帯電手段により前記感光体を帯電させる制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】感光体の表面に接触して設けられ、前記感
    光体を所定の電位に帯電する第1帯電手段と、 前記感光体の表面から所定の距離をおいて設けられ、前
    記感光体を所定の電位に帯電する第2帯電手段と、 前記第1帯電手段及び第2帯電手段の少なくとも一方に
    よって所定の電位に帯電された前記感光体表面に画像を
    形成する画像形成手段と、 前記画像形成手段により前記感光体表面に形成された画
    像を記録材に転写する転写手段と、 前記転写手段により前記記録材に転写する画像を前記感
    光体に形成する転写画像形成時には、少なくとも前記第
    2帯電手段により前記感光体を帯電させ、前記記録材に
    転写しない画像を前記感光体に形成する非転写画像形成
    時には、前記第1帯電手段により前記感光体を帯電させ
    る制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】感光体の表面に接触して設けられ、前記感
    光体を所定の電位に帯電する第1帯電手段と、 前記感光体の表面から所定の距離をおいて設けられ、前
    記感光体を所定の電位に帯電する第2帯電手段と、 前記第1帯電手段及び第2帯電手段の少なくとも一方に
    よって所定の電位に帯電された前記感光体表面に画像を
    形成する画像形成手段と、 前記画像形成手段により前記感光体表面に形成された画
    像を記録材に転写する転写手段と、 前記転写手段により前記記録材に転写する転写画像を前
    記感光体に形成する前に前記感光体を回転させながら前
    記画像形成手段をウォーミングアップする時には、前記
    第1帯電手段により前記感光体を帯電させ、前記転写画
    像を前記感光体に形成する時には、少なくとも前記第2
    帯電手段により前記感光体を帯電させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】感光体の表面に接触して設けられ、前記感
    光体を所定の電位に帯電する第1帯電手段と、 前記感光体の表面から所定の距離をおいて設けられ、前
    記感光体を所定の電位に帯電する第2帯電手段と、 前記第1帯電手段及び第2帯電手段の少なくとも一方に
    よって所定の電位に帯電された前記感光体を露光して静
    電潜像を形成する露光手段と、 前記感光体に形成された静電潜像に現像剤を供給して現
    像剤像を形成する現像手段と、 前記感光体に形成された現像剤像を記録材に転写する転
    写手段と、 前記現像手段に含まれる現像剤の濃度を調整する時に
    は、前記第1帯電手段により前記感光体を帯電させ、前
    記転写手段により前記記録材に転写する転写画像を前記
    感光体に形成する時には、少なくとも前記第2帯電手段
    により前記感光体を帯電させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】感光体の表面に接触して設けられ、前記感
    光体を所定の電位に帯電する第1帯電手段と、 前記感光体の表面から所定の距離をおいて設けられ、前
    記感光体を所定の電位に帯電する第2帯電手段と、 前記第1帯電手段及び第2帯電手段の少なくとも一方に
    よって所定の電位に帯電された前記感光体を露光して静
    電潜像を形成する露光手段と、 前記感光体に形成された静電潜像に供給する現像剤を収
    容する収容手段と、前記収容手段に収容された現像剤を
    攪拌する攪拌手段と、前記静電潜像に現像剤を供給する
    供給手段とを有し、前記感光体に現像剤像を形成する現
    像手段と、 前記感光体に形成された現像剤像を記録材に転写する転
    写手段と、 前記感光体に画像形成を行わずに前記現像手段に現像剤
    を補給して前記攪拌手段により現像剤を攪拌している時
    には、前記第1帯電手段により前記感光体を帯電させ、
    前記転写手段により前記記録材に転写する転写画像を前
    記感光体に形成する時には、少なくとも前記第2帯電手
    段により前記感光体を帯電させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】感光体の表面に接触して設けられ、前記感
    光体を所定の電位に帯電する第1帯電手段と、 前記感光体の表面から所定の距離をおいて設けられ、前
    記感光体を所定の電位に帯電する第2帯電手段と、 前記第1帯電手段及び第2帯電手段の少なくとも一方に
    よって所定の電位に帯電された前記感光体表面に画像を
    形成する画像形成手段と、 前記画像形成手段により前記感光体表面に形成された画
    像を所定の転写位置で記録材に転写する転写手段と、 一方向に回転されている前記感光体における画像が形成
    される画像部より先に前記転写位置を通過する非画像部
    を前記第1帯電手段により帯電させ、前記感光体におけ
    る前記画像部を少なくとも前記第2帯電手段により帯電
    させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】感光体の表面に接触して設けられ、前記感
    光体を所定の電位に帯電する第1帯電手段と、 前記感光体の表面から所定の距離をおいて設けられ、前
    記感光体を所定の電位に帯電する第2帯電手段と、 前記第1帯電手段及び第2帯電手段の少なくとも一方に
    よって所定の電位に帯電された前記感光体表面に画像を
    形成する画像形成手段と、 前記画像形成手段により前記感光体表面に形成された画
    像を所定の転写位置で記録材に転写する転写手段と、 一方向に回転されている前記感光体における画像が形成
    される画像部より後に前記転写位置を通過した位置から
    前記感光体の回転が停止されるまでの非画像部を前記第
    1帯電手段により帯電させ、前記感光体における前記画
    像部を少なくとも前記第2帯電手段により帯電させる制
    御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】感光体の表面に接触して設けられ、前記感
    光体を所定の電位に帯電する第1帯電手段と、 前記感光体の表面から所定の距離をおいて設けられ、前
    記感光体を所定の電位に帯電する第2帯電手段と、 前記第1帯電手段及び第2帯電手段の少なくとも一方に
    よって所定の電位に帯電された前記感光体表面に画像を
    形成する画像形成手段と、 前記画像形成手段により前記感光体表面に形成された画
    像を所定の転写位置で記録材に転写する転写手段と、 前記画像形成手段により連続して複数の画像を前記感光
    体表面に形成する際、感光体における連続した2つの画
    像間の非画像部を前記第1帯電手段により帯電させ、前
    記感光体における前記画像が形成される画像部を少なく
    とも前記第2帯電手段により帯電させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】複数の色成分毎にそれぞれ対応して設けら
    れているとともに各色成分の画像を保持する複数の感光
    体と、 前記各感光体の表面に接触して設けられているとともに
    前記各感光体を所定の電位に帯電する複数の第1帯電手
    段と、 前記各感光体の表面から所定の距離をおいて設けられて
    いるとともに前記各感光体を所定の電位に帯電する複数
    の第2帯電手段と、 前記各感光体にそれぞれ対応して設けられているととも
    に前記各第1帯電手段及び各第2帯電手段の少なくとも
    一方によって所定の電位に帯電された前記各感光体表面
    に画像を形成する複数の画像形成手段と、 前記複数の画像形成手段のうち、前記感光体表面に画像
    を形成する画像形成手段が設けられた感光体を帯電する
    時には、前記感光体から所定の距離をおいて設けられた
    少なくとも前記第2帯電手段により前記感光体を帯電さ
    せ、前記感光体表面に画像を形成しない画像形成手段が
    設けられている感光体を帯電する時には、前記感光体に
    接触して設けられた前記第1帯電手段により前記感光体
    を帯電させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】感光体の表面から所定の距離をおいて設
    けられ、前記感光体を所定の電位に帯電する帯電手段
    と、 前記帯電手段によって所定の電位に帯電された前記感光
    体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、 前記感光体に形成された静電潜像に現像剤を供給して現
    像剤像を形成する現像手段と、 前記感光体に形成された現像剤像を記録材に転写する転
    写手段と、 前記転写手段により現像剤像が記録材に転写された後に
    前記感光体の画像部に残留する現像剤を前記感光体から
    除去するとともに、前記感光体に接触しつつ感光体を所
    定の電位に帯電する導電性部材と、を備えた画像形成装
    置において、 前記転写手段により前記記録材に転写する画像を前記感
    光体に形成する転写画像形成時には、前記帯電手段によ
    り前記感光体を帯電させ、前記画像形成手段によって前
    記感光体表面に画像を形成しない非画像形成時には、前
    記導電性部材により前記感光体を帯電させる制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】感光体の表面から所定の距離をおいて設
    けられ、前記感光体を所定の電位に帯電する帯電手段
    と、 前記帯電手段によって所定の電位に帯電された前記感光
    体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、 前記感光体に形成された静電潜像に現像剤を供給して現
    像剤像を形成する現像手段と、 前記感光体に形成された現像剤像を記録材に転写する転
    写手段と、 前記転写手段により現像剤像が記録材に転写された後に
    前記感光体の画像部に残留する現像剤を前記感光体から
    除去するとともに、前記感光体に接触しつつ感光体を所
    定の電位に帯電する導電性部材と、を備えた画像形成装
    置において、 前記転写手段により前記記録材に転写する画像を前記感
    光体に形成する転写画像形成時には、前記帯電手段によ
    り前記感光体を帯電させるとともに前記導電性部材によ
    り第1レベルの電圧を前記感光体に印加し、前記記録材
    に転写しない画像を前記感光体に形成する非転写画像形
    成時には、前記導電性部材により前記第1レベルより高
    い第2レベルの電圧を前記感光体に印加する制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6567623B2 (en) 2001-09-10 2003-05-20 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image forming method
JP2010048858A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Canon Inc 画像形成装置

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US6567623B2 (en) 2001-09-10 2003-05-20 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image forming method
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