JPH10336585A - 動画像記録/再生装置および動画像記録/再生方法 - Google Patents

動画像記録/再生装置および動画像記録/再生方法

Info

Publication number
JPH10336585A
JPH10336585A JP14525997A JP14525997A JPH10336585A JP H10336585 A JPH10336585 A JP H10336585A JP 14525997 A JP14525997 A JP 14525997A JP 14525997 A JP14525997 A JP 14525997A JP H10336585 A JPH10336585 A JP H10336585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving image
television system
recording
signal
image signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14525997A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Nakashika
正弘 中鹿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP14525997A priority Critical patent/JPH10336585A/ja
Publication of JPH10336585A publication Critical patent/JPH10336585A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】1種類の光ディスクと1台の装置を用いて標準
TVとHDTVの2種類の方式の映像信号を記録できる
動画像記録装置を提供する。 【解決手段】入力端子101からの標準TV映像信号お
よび入力端子102からのHDTV映像信号を入力映像
切り替え部105によりビデオ符号化部106に選択的
に入力して、記録モード設定部113で設定された記録
モードに従い、標準TV映像信号が入力された場合のG
OP長N1とHDTV映像信号が入力された場合のGO
P長N2の関係をN1<N2として圧縮符号化を行い、
得られた符号化データをストリーム切り替え部109を
介して誤り訂正符号化部110および変調部111に順
次入力し、標準TV映像信号の入力時とHDTV映像信
号の入力時で同一の誤り訂正符号化処理および変調処理
を行った後、光ディスク記録部112により光ディスク
上に記録を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像信号を圧縮
符号化技術により書き換え可能な光ディスク等の記録媒
体を用いて記録/再生する動画像記録/再生装置および
動画像記録/再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】大量の映像信号をより少ないデータ量で
伝送・蓄積するための動画像符号化技術は、例えばMP
EG2ビデオ規格(ISO/IEC13818−2)に
代表されるように実用化が進んでいる。MPEG2ビデ
オ規格(以下、単にMPEG2という)では、1画面の
動画像信号を1ブロックが8画素×8画素の大きさの複
数のブロックに分割し、各ブロックにDCT(離散コサ
イン変換)を施して、得られたDCT係数データを量子
化し、可変長符号化することを基本としている。また、
動き補償画面間予測を併用することで、時間方向の画像
の相関も利用して符号化効率を高めている。
【0003】こうした動画像符号化技術を応用し、MP
EG2により圧縮した動画像信号を再生専用の光ディス
ク上に予め記録したディジタルビデオディスク(DV
D)およびその再生装置も現在商品化されている。ディ
ジタルビデオディスクは再生専用であるため、ユーザが
内容を書き換えることはできないが、大容量の書き換え
可能な光ディスクの開発も現在進められている。このよ
うな書き換え型光ディスクをディジタルビデオデータの
記録/再生に使う場合も、記録時間を長くするために、
例えばMPEG2のような動画像符号化により情報量を
圧縮して記録することが考えられる。
【0004】一方、NTSC方式に代表される標準TV
方式に対して5倍以上の原情報量を持つHDTV(高精
細テレビジョン)方式も実用期を迎えている。しかし、
MPEG2のような動画像符号化技術により映像信号の
情報量を圧縮しても、圧縮後の情報量は標準TV映像信
号よりHDTV映像信号の方が多いことに変わりはな
く、同一容量の記録媒体を使って記録再生を行えば、H
DTV映像信号の方が記録時間が短くなる。
【0005】従って、HDTV映像信号に対しても標準
TV映像信号に対しても同じ記録時間を得ようとすれ
ば、書き換え可能な光ディスクのフォーマットとして、
記録レートおよび記録容量が異なる2種類の光ディスク
が必要となる。すなわち、標準TV用としては、低い記
録レートで小さい記録容量の光ディスクが、またHDT
V用としては、高い記録レートで大きい記録容量の光デ
ィスクがそれぞれ必要である。
【0006】もし、標準TV用の低い記録レートで小さ
い記録容量の光ディスクをHDTV用に使おうとする
と、記録レートが足りないため画質が大幅に低下し、ま
た記録容量が足りないため記録時間が短くなる。逆に、
HDTV用の高い記録レートで大きい記録容量の光ディ
スクを標準TV用に使おうとすると、記録容量に大きな
無駄が生じてしまい、記録効率が低下する。このように
現在、標準TV映像信号とHDTV映像信号の2種類の
ビデオデータを1種類の書き換え型光ディスク上に記録
するのに適したフォーマットは存在しない。
【0007】また、標準TVとHDTVの2種類の映像
信号に対応する記録/再生装置を供給しようとすると、
光ディスク自体が2種類あるので、装置も2種類のもの
が必要になってしまう。すなわち、ユーザは標準TV用
とHDTV用の2種類の記録/再生装置を購入しなけれ
ばならない。さらに、もし一台で記録レートおよび記録
容量の異なる2種類の書き換え型光ディスクを扱えるよ
うにしようとすると、装置のコストが上昇し、また重量
および消費電力も大きくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の技術では標準TV方式とHDTV方式の2種類の映像
信号を1種類の書き換え型光ディスク上に記録するのに
適したフォーマットがないという問題点があり、また一
台でこれら2種類の映像信号の記録/再生が可能な動画
像記録装置/再生装置の存在せず、もし一台で記録レー
トおよび記録容量の異なる2種類の書き換え型光ディス
クを扱えるようにしようとすると、装置のコストが上昇
し、重量および消費電力も増大するという問題点があっ
た。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、1種類の記録媒体を用い、また一台の装
置で標準TV方式とHDTV方式の2種類の映像信号を
画質劣化や記録効率の低下を伴わずに記録/再生できる
動画像記録/再生装置および動画像記録/再生方法を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る動画像記録装置は入力された動画像信
号を任意の画面数からなる独立復号可能単位で圧縮符号
化する符号化手段と、この符号化手段に第1の有効画素
レートを有する第1のテレビジョン方式の動画像信号と
該第1の有効画素レートよりも高い第2の有効画素レー
トを有する第2のテレビジョン方式の動画像信号のいず
れか一方を選択的に入力する手段とを具備し、符号化手
段は、第1のテレビジョン方式の動画像信号が入力され
た場合の独立復号可能単位に含まれる画面数N1と第2
のテレビジョン方式の動画像信号が入力された場合の独
立復号可能単位に含まれる画面数N2の関係をN1<N
2として圧縮符号化を行うことを特徴とする。
【0011】本発明に係る他の動画像記録装置は、動画
像を撮像して動画像信号を出力する撮像手段と、この撮
像手段から出力された動画像信号を第1の有効画素レー
トを有する第1のテレビジョン方式の動画像信号と第1
のテレビジヨン方式よりも高い第2の有効画素レートを
有する第2のテレビジョン方式の動画像信号のいずれか
一方に変換して符号化手段に入力する変換手段とを具備
し、符号化手段は、第1のテレビジョン方式の動画像信
号が入力された場合の独立復号可能単位に含まれる画面
数N1と第2のテレビジョン方式の動画像信号が入力さ
れた場合の独立復号可能単位に含まれる画面数N2の関
係をN1<N2として圧縮符号化を行うことを特徴とす
る。
【0012】ここで、独立復号可能単位とは、例えばM
PEG2におけるGOP(Group ofPictures:グループ
・オブ・ピクチャ)であり、これに含まれるピクチャ数
(画面数)をGOP長という。
【0013】このように第1のテレビジョン方式の動画
像信号の記録時と第2のテレビジョン方式の動画像信号
の記録時の独立復号可能単位に含まれる画面数N1,N
2の関係を選ぶと、第1のテレビジョン方式の発生符号
量と第2のテレビジョン方式発生符号量の差をなくす
か、または小さくすることができる。
【0014】すなわち、独立復号可能単位の中には一般
に1画面内で完結するようにイントラ符号化される画
面、いわゆるIピクチャが一定数(通常は一つ)存在す
る。このIピクチャは、Pピクチャ、Bピクチャといっ
た他のピクチャタイプに比較して発生符号量が非常に多
い。このため独立復号可能単位であるGOP長を短くす
ればIピクチャの頻度が多くなって発生符号量が増大す
るし、GOP長を長くすればIピクチャの頻度が少なく
なって発生符号量が減少する。
【0015】この結果、もともと情報量の少ない第1の
テレビジョン方式ではGOP長を短くして発生符号量を
増やし、情報量の多い第2のテレビジョン方式ではGO
P長を長くして発生符号量を減らすことにより、両方式
での発生符号量は近づきくことになり、GOP長やGO
Pの構成を適切に設定することによって、発生符号量を
ほぼ等しくすることもできる。従って、1種類の記録媒
体に第1のテレビジョン方式の映像信号と第2のテレビ
ジョン方式の映像信号を共に記録時間の不足や記録容量
の無駄を生じることなく記録することが可能となる。
【0016】また、本発明に係る動画像記録装置は符号
化手段において第1のテレビジョン方式の動画像信号が
入力された場合と第2のテレビジョン方式の動画像信号
が入力された場合で平均符号化レートまたは最大符号化
レートがほぼ同一となるように圧縮符号化を行い、さら
に記録媒体上に記録される信号に対して、符号化手段に
第1のテレビジョン方式の動画像信号が入力された場合
と第2のテレビジョン方式の動画像信号が入力された場
合で同一の誤り訂正符号化処理および変調処理を行う処
理手段をさらに備えたことを特徴とする。このようにす
ることにより、第1のテレビジョン方式の映像信号と第
2のテレビジョン方式の映像信号の記録を1種類の記録
媒体とほぼ共通の記録装置を用いて行うことができる。
【0017】より具体的には、第1のテレビジョン方式
は例えば1フレーム当たり横方向に720画素、縦方向
に480画素または486画素の輝度信号有効画素を有
する標準TV方式であり、第2のテレビジョン方式は例
えば1フレーム当たり横方向に1920画素、縦方向に
1035画素または1080画素の輝度信号有効画素を
有するHDTV方式である。この場合、符号化手段はN
1をN1=1またはN1=2とし、N2をN2=15と
することが望ましい。また、平均符号化レートは14M
bps以上、28Mbps以下とするのが望ましい。
【0018】さらに、本発明は符号化手段に入力された
動画像信号が第1のテレビジョン方式の動画像信号であ
るか第2のテレビジョン方式の動画像信号であるかを識
別するためのフラグを記録媒体上に記録することを特徴
とする。このようなフラグを記録媒体上に動画像信号の
符号化データと対応付けて記録することにより、記録さ
れたデータを再生時に第1のテレビジョン方式および第
2のテレビジョン方式のいずれのモードで再生すればよ
いかを自動的に識別することができる。
【0019】本発明に係る動画像再生装置は、第1の有
効画素レートを有する第1のテレビジョン方式の動画像
信号と該第1の有効画素レートよりも高い第2の有効画
素レートを有する第2のテレビジョン方式の動画像信号
のいずれか一方が圧縮符号化されて記録された記録媒体
から動画像信号を再生する動画像再生装置であって、記
録媒体から該記録媒体上に第1のテレビジョン方式の動
画像信号が記録されているか前記第2のテレビジョン方
式の動画像信号が記録されているかを識別するためのフ
ラグを検出する検出手段と、この検出手段による検出結
果に応じて、記録媒体上に第1のテレビジョン方式の動
画像信号が記録されている場合の独立復号可能単位に含
まれる画面数N1と第2のテレビジョン方式の動画像信
号が記録されている場合の独立復号可能単位に含まれる
画面数N2の関係をN1<N2として復号化を行う復号
化手段とを具備したことを特徴とする。
【0020】さらに、本発明に係る動画像再生装置は、
記録媒体から再生される信号に対して、記録媒体上に第
1のテレビジョン方式の動画像信号が記録されている場
合と第2のテレビジョン方式の動画像信号が記録されて
いる場合で同一の復調処理および誤り訂正復号化処理を
行う処理手段をさらに具備したことを特徴とする。
【0021】このような構成により、上述のようにして
記録が行われた記録媒体からほぼ共通の再生装置を用い
て第1のテレビジョン方式と第2のテレビジョン方式の
両方の再生を行うことができる。
【0022】また、本発明によれば第1の有効画素レー
トを有する第1のテレビジョン方式の動画像信号と該第
1の有効画素レートよりも高い第2の有効画素レートを
有する第2のテレビジョン方式の動画像信号のいずれか
一方を選択的に入力し、第1のテレビジョン方式の動画
像信号が入力された場合の独立復号可能単位に含まれる
画面数N1と第2のテレビジョン方式の動画像信号が入
力された場合の独立復号可能単位に含まれる画面数N2
の関係をN1<N2とし、かつ第1のテレビジョン方式
の動画像信号が入力された場合と第2のテレビジョン方
式の動画像信号が入力された場合で平均符号化レートま
たは最大符号化レートがほぼ同一となるように圧縮符号
化を行い、この圧縮符号化後の動画像信号に対して、第
1のテレビジョン方式の動画像信号が入力された場合と
第2のテレビジョン方式の動画像信号が入力された場合
で同一の誤り訂正符号化処理および変調処理を行い、こ
の誤り訂正符号化処理および変調処理の動画像信号を第
1のテレビジョン方式の動画像信号であるか第2のテレ
ビジョン方式の動画像信号であるかを識別するためのフ
ラグとともに記録媒体上に記録する動画像記録方法が提
供される。
【0023】また、本発明によれば第1の有効画素レー
トを有する第1のテレビジョン方式の動画像信号と該第
1の有効画素レートよりも高い第2の有効画素レートを
有する第2のテレビジョン方式の動画像信号のいずれか
一方が選択的に圧縮符号化されて記録された記録媒体か
ら動画像信号を再生する動画像再生方法であって、記記
録媒体から再生される信号に対し、該記録媒体上に第1
のテレビジョン方式の動画像信号が記録されている場合
と第2のテレビジョン方式の動画像信号が記録されてい
る場合と同一の復調処理および誤り訂正復号化処理を行
うと共に、記録媒体から、該記録媒体上に第1のテレビ
ジョン方式の動画像信号が記録されているか第2のテレ
ビジョン方式の動画像信号が記録されているかを識別す
るためのフラグを検出し、このフラグの検出結果に応じ
て、記録媒体上に第1のテレビジョン方式の動画像信号
が記録されている場合の独立復号可能単位に含まれる画
面数N1と第2のテレビジョン方式の動画像信号が記録
されている場合の独立復号可能単位に含まれる画面数N
2の関係をN1<N2として復号化を行うことを特徴と
する動画像再生方法が提供される。
【0024】さらに、本発明によれば動画像信号が圧縮
符号化されて記録された記録媒体であって、記録されて
いる動画像信号が第1の有効画素レートを有する第1の
テレビジョン方式の動画像信号であるか第1の有効画素
レートよりも高い第2の有効画素レートを有する第2の
テレビジョン方式の動画像信号であるかを識別するため
のフラグが記録されている記録媒体が提供される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。以下の実施形態においては、書き
換え可能な光ディスクを記録媒体として用い、圧縮符号
化した動画像データおよび音声データの記録再生を行う
場合について述べる。
【0026】(第1の実施形態)まず、図1〜図5を用
いて本発明の第1の実施形態について説明する。図1
に、本発明の第1の実施形態に係る動画像記録装置の概
略構成を示す。この動画像記録装置は入力端子として標
準TV映像入力端子101、HDTV映像入力端子10
2、圧縮データ入力端子103、音声入力端子104を
有し、入力映像切り替え部105、ビデオ符号化部10
6、オーディオ符号化部107、システム多重部10
8、ストリーム切り替え部109、誤り訂正符号化部1
10、変調部111、光ディスク記録部112および記
録モード設定部113から構成されている。
【0027】本実施形態において符号化すべき動画像信
号は、標準TV映像入力端子101から入力される標準
TV映像信号と、HDTV映像入力端子102から入力
されるHDTV映像信号のいずれかであり、入力映像切
り替え部105によりいずれか一方が選択されてビデオ
符号化部106に供給される。ビデオ符号化部106で
は、入力された映像信号がMPEG2方式に基づいて動
き補償予測、DCT、量子化、可変長符号化などの処理
を受けて圧縮符号化される。一方、音声入力端子104
から入力された音声信号は、オーディオ符号化部107
で圧縮符号化される。
【0028】ビデオ符号化部106およびオーディオ符
号化部107から出力される符号化データは、システム
多重部108で多重されてMPEG2システムストリー
ムとなる。ストリーム切り替え部109においては、圧
縮データ入力端子103からの圧縮データまたはシステ
ム多重部108からのMPEG2システムストリームの
うちいずれか一方が選択される。ストリーム切替部10
9で選択された圧縮データまたはMPEG2システムス
トリームは、誤り訂正符号化部110により例えばリー
ドソロモン積符号による誤り訂正符号化が行われ、さら
に変調部111により記録媒体の特性に合った変調、す
なわちデータ変換が行われることによって、記録用デー
タが生成される。
【0029】変調部111からの記録用データは、光デ
ィスク記録部112に入力される。光デイスク記録部1
12は、光ピックアップ、機構部およびサーボ制御部等
を含んで構成され、例えば相変化型光ディスクや光磁気
ディスクのような書き換え型光ディスクへの記録を行
う。記録モード設定部113は、後述のようにして決定
される記録モードに基づいて各部のモードを設定する。
【0030】次に、本実施形態の動画像記録装置の動作
をさらに具体的に説明する。標準TV映像入力端子10
1から入力される標準TV映像信号は、1フレーム当た
りの輝度信号の有効画素数が横720画素、縦480ラ
インまたは486ラインであり、HDTV映像入力端子
102から入力されるHDTV映像信号は、1フレーム
当たりの輝度信号の有効画素数が横1920画素、縦1
035ラインまたは1080ラインである。ビデオ符号
化部106での圧縮符号化の際には、これらの有効画素
数およびライン数は16の倍数に切り上げまたは切り下
げられる。また、標準TV映像信号およびHDTV映像
信号のいずれもフレーム周波数は30Hzまたは29.
97Hzであり、色差信号は水平方向の画素数が輝度信
号の半分となっている。
【0031】本実施形態の動画像記録装置は、大別して
以下の3種類の記録モードを持っている。 (1) 標準TV記録モード (2) HDTV記録モード (3) 圧縮データ記録モード 圧縮データ記録モードについては、圧縮データの内容に
より、圧縮標準TVデータ記録モードと圧縮HDTVデ
ータ記録モードにさらに分けられる。これらの記録モー
ドの情報は、記録モード設定部113に保持される。
【0032】標準TV映像入力端子101、HDTV映
像入力端子102、圧縮データ入力端子103において
は、それぞれの入力信号の有無が電気的あるいは論理的
に検出され、図示しない表示部にその検出結果が必要に
応じて表示される。一方、図示しない記録モード入力部
から、ユーザが希望する記録モードの情報を入力するこ
とができるようになっている。
【0033】これらの入力信号の有無の検出結果および
ユーザの入力した希望記録モードから、最適な記録モー
ドが自動的に選択されるとともに表示される。例えば、
標準TV映像信号、HDTV映像信号および圧縮データ
の3種類の入力信号のうち1種類しか入力がない場合
は、それに対応する記録モードが自動選択される。2種
類以上の入力がある場合は、ユーザの入力した希望を優
先して記録モードが自動選択される。また、ユーザの入
力した希望記録モードに対応する入力が存在しない場合
は、警告が表示される。
【0034】このようにして決定された記録モードの情
報が記録モード設定部113から各部に供給され、各部
のモードがセットされる。具体的には、入力映像切り替
え部105においては標準TV記録モードかHDTV記
録モードかに応じて標準TV映像信号とHDTV映像信
号のいずれか一方が選択され、ビデオ符号化部106に
おいては符号化モードがセットされる。さらに、ストリ
ーム切り替え部109においては圧縮データ記録モード
かそれ以外の記録モードかに応じて、圧縮データ入力端
子103からの圧縮データとシステム多重部108から
のMPEG2システムストリームのいずれか一方が選択
される。
【0035】また、光ディスク上には記録モードを示す
フラグが記録される。このフラグは光ディスク上の管理
領域に記録するのが好適であるが、MPEG2システム
レイヤの中に挿入してもよいし、MPEG2システムレ
イヤの外部に挿入して記録を行ってもよい。また、光デ
ィスク上に限らず、光ディスクのカートリッジに取り付
けられた半導体メモリなどの別の部分に記録してもよ
い。
【0036】なお、圧縮データ記録モードにおいても、
入力された圧縮データが標準TV圧縮データであるかH
DTV圧縮データであるかが、入力データそのものから
自動的に抽出されるか、または別の経路で入力され、記
録モードを示すフラグとして記録される。
【0037】さらに、同一の光ディスク上に標準TV映
像信号のデータとHDTV映像信号のデータ、あるいは
その他の圧縮データを混在させて記録することができ
る。これは、例えば光ディスク上の管理領域に光ディス
ク上の領域分割に関する情報とそれらの分割された領域
にそれぞれ対応する記録モードを識別するためのフラグ
を記録しておけばよい。
【0038】このように、記録時に記録モードを示すフ
ラグを記録しておき、再生時にこのフラグを読み出して
検出することにより、再生時にどのモードで処理を行え
ばよいかを識別することができる。
【0039】なお、これらの各記録モードが自動または
手動で選択された時、不要な回路への電源供給を遮断し
たり、クロックを停止したりすることにより、消費電力
を低減するようにすることもできる。例えば、圧縮デー
タ記録モードが選択された場合は、ビデオ符号化部10
6およびシステム多重部108などには電源を供給しな
い、またはクロックを停止する、などの措置をとること
により、これら消費電力の大きい部分を低電力化するこ
とができる。
【0040】次に、ビデオ符号化部106における圧縮
符号化について詳しく説明する。本実施形態では、入力
動画像信号が標準TV映像信号であるかHDTV映像信
号であるかに応じてGOP(Group of Pictures:グルー
プ・オブ・ピクチャ)長およびGOP構成を切り替えて
符号化することを特徴としている。
【0041】ここで、既に周知の事項であるが、MPE
G2におけるGOPについて簡単に説明しておく。GO
Pは他の部分と独立に復号のできる最小単位(独立復号
可能単位)であり、時間的に連続する複数枚または1枚
のピクチャ(画面)から構成される。GOPの先頭はア
クセスポイントとしての役目を持ち、このポイントから
であれば独立に映像を復号・再生することができる。こ
れは編集やランダムアクセスにおいて重要な意味を持
つ。特に、動き補償予測をGOP間で行わないように予
め制限したクローズドGOPとしておけば、GOPは映
像を全く乱すことなく独立復号可能な単位となる。
【0042】符号化ビットストリーム上でのGOPの先
頭には、画面内で完結した符号化を行うI(Intra code
d:イントラ符号化=フレーム内符号化)ピクチャが配置
される。ピクチャの種類には、Iピクチャのほか、時間
的に過去に位置するIまたはPピクチャから予測符号化
を行うP(Predictive coded:順方向予測符号化)ピク
チャ、時間的に前・後・両方向のIまたはPピクチャか
ら予測符号化を行うB(Bidirectionally predictive c
oded:双方向予測符号化)ピクチャがあり、合計3種類
のピクチャタイプが存在する。一般に、Iピクチャの情
報量は大きく、次いでPピクチャ、Bピクチャの順とな
る。
【0043】一般には、1GOPの中に複数のIピクチ
ャを持つことも可能であるが、本実施形態では1GOP
当たり1枚のIピクチャが含まれる場合を想定して説明
するものとする。また、GOP毎にその長さやピクチャ
構成を動的に変更することも可能であるが、本実施形態
では一連のシーケンスについてはGOP長やGOP内の
ピクチャ構成を固定として説明する。
【0044】本発明では、I・P・Bの各ピクチャタイ
プ毎に発生符号量が異なることと、標準TV映像信号と
HDTV映像信号とで発生符号量が異なることに着目し
ている。すなわち、ピクチャタイプ毎に発生符号量が異
なるため、GOPの長さやそのピクチャ構成を変えるこ
とにより発生符号量を制御することができることを利用
して、もともと発生符号量の少ない標準TV映像信号で
は発生符号量が多くなるようにGOP長やGOPのピク
チャ構成を設定し、もともと発生符号量の多いHDTV
映像信号では発生符号量が少なくなるようにGOP長や
ピクチャ構成を設定する。これにより、標準TV映像信
号およびHDTV映像信号のいずれの符号化においても
ほぼ同じ符号化レートとすることができ、共通の記録媒
体(光ディスク)および記録再生装置を用いることがで
きる。
【0045】次に、具体的な数値例を示してさらに詳し
く説明する。GOP長、すなわち1GOPに含まれるピ
クチャ数(画面数)をNとする。この例では、1GOP
に1つのIピクチャが含まれているため、NはIピクチ
ャの周期に等しい。以下では、N=15、N=2、N=
1の3種類のNの値を用いた例について述べる。
【0046】図2(a)(b)(c)はそれぞれ本実施
形態で想定するN=15、N=2、N=1の各場合の入
力順のGOP構成を示している。すなわち、図2(a)
のN=15の場合は、1GOPは1枚のIピクチャと4
枚のPピクチャと10枚のBピクチャからなる。図2
(b)のN=2の場合は、1GOPは1枚のIピクチャ
と1枚のPピクチャからなる。図2(c)のN=1の場
合は、1GOPは1枚のIピクチャのみからなる。な
お、N=2の場合については、図2(b)のGOP構成
以外に、入力順でBピクチャとIピクチャからなる構成
でもよい。ただし、この場合はクローズドGOPとすれ
ば、Bピクチャとは言っても逆方向予測のみしか使えな
いので、発生符号量はほぼPピクチャ相当となる。
【0047】前述したように、ピクチャタイプ別の1ピ
クチャ当たりの符号量についてみると、Iピクチャの符
号量が最も多く、次いでPピクチャ、最後にBピクチャ
の順となる。従って、GOP長を長くしてBピクチャと
Pピクチャの構成比率を高めた方が1ピクチャ当たりの
平均符号量は少なくなる。具体的な数値例で示すと、標
準TV映像信号について各ピクチヤの画質がほぼ平均化
されるように符号量を配分した場合に、 Iピクチャの1ピクチャ当たりの符号量=5.5B Pピクチャの1ピクチャ当たりの符号量=2.5B Bピクチャの1ピクチャ当たりの符号量=B となる。ここで、Bはある定数である。
【0048】図3(a)(b)(c)は、このGOP内
でのピクチャタイプ毎の符号量の変化を図2(a)
(b)(c)にそれぞれ対応させて示した図である。1
秒当たりの符号量は、1秒当たり30フレーム(30ピ
クチャ)であるから、N=15の場合、 (5.5B+2.5B×4+B×10)×2=51B N=2の場合、 (5.5B+2.5B)×15 =120B N=1の場合、 5.5B×30 =165B となる。すなわち、同一の映像信号をほぼ同等の画質が
得られるように符号化しようとした場合に、N=15、
N=2、N=1の各場合の発生符号量の比率は、おおむ
ね 1:2.35:3.24(=51:120:165) となる。
【0049】さて、HDTV方式の有効画素レート(有
効画素数)は、標準TV方式の有効画素レート(有効画
素数)の約5.5倍である。しかし、HDTV方式では
画素が高密度になることにより、DCTブロック内の画
素間の相関が高くなるため、その分だけ標準TV方式の
場合より符号化効率が向上する。すなわち、HDTV方
式は画素数が多い割には必要符号量は標準TV方式に比
べて大きくならない。このことを考慮すると、同一のG
OP構成でほぼ同等のSN比が得られるようにHDTV
映像信号を符号化した場合の符号量と標準TV映像信号
を符号化した場合の符号量の比は、約2:1〜4:1程
度となる。
【0050】HDTV記録モードでは、GOP長Nを1
5(図2(a)の構成)に限定するものとすれば、1秒
当たりの発生符号量は、前記定数Bを用いてHDTV
(N=15)の場合、51B×(2〜4)=102B〜
204B程度となる。すなわち、N=15のHDTV映
像信号の符号化時の発生符号量は、N=1または2程度
の標準TV映像信号の符号化時の発生符号量とほぼ同等
になる。
【0051】以上説明したような理由から、本実施形態
では標準TV記録モードでのGOP長NをN1とし、H
DTV記録モードでのGOP長NをN2としたとき、両
者の関係をN1<N2とし、具体的には例えばN1=1
またはN1=2、N2=15として、いずれもほぼ同じ
符号化レートで符号化を行うことにより、いずれのモー
ドでもほぼ同等のSN比および主観画質(解像度の相違
は除く)を得ることができるようにしている。
【0052】一般に、GOP長が長い場合、ビットスト
リーム状態で編集可能な最小単位が長くなり、また逆方
向再生も難しくなるという問題がある。一方、GOP長
が短い場合、編集可能単位が短く、逆方向再生も容易で
ある。
【0053】すなわち、標準TV記録モードの場合は、
GOP長がN=1またはN1=2と短いので、業務用あ
るいはハイアマチュア用として精度の高い凝った編集や
逆方向再生を行うことができるという特徴を付加するこ
とができる。一方、HDTV記録モードの場合には、G
OP長がN2=15と長いので、編集や逆方向再生の点
では不利であるが、高解像度の美しい映像を楽しむこと
ができる。
【0054】なお、本実施形態ではビデオ符号化部10
6における符号量制御を固定レートで行うものとする。
ここで言う固定レートとは、1GOP当たりのビデオ符
号量が一定であることを指す。固定レート符号化の場合
の具体的なビデオ符号化レートについては、GOP長が
N1=1、N1=2の標準TV映像信号、またはN2=
15のHDTV映像信号、について、14Mbps〜2
8Mbps程度とすることが経験的に望ましい。14M
bps程度とすれば長時間の記録再生ができ、28Mb
ps程度とすれば高画質の記録再生ができる。こうした
符号化レートは必ずしも1種類に限定されるものではな
く、符号化レートに関するモードも複数設定できるよう
にしておいてもよい。その場合、当然この符号化レート
に関するモード情報も光ディスク上に記録しておく。
【0055】例えば、以下に例示するようにGOP長と
ビデオ符号化レートの組み合わせにより、1種類の記録
媒体を用いて用途に応じた種々の記録モードを設けるこ
ともできる。
【0056】
【表1】
【0057】さて、本発明の特徴の一つは、誤り訂正符
号化部110、変調部111および光ディスク記録部1
12における処理が上記の各記録モードによらず、共通
になることである。これらの処理を各記録モードで共通
にしたことにより、記録装置の大きさや消費電力を削減
することができる。これのうち、変調方式は例えば8−
16変調方式などを使うことができる。
【0058】ここで、誤り訂正符号の構成について具体
的に説明する。誤り訂正符号の基本的構成は、標準TV
記録モードでもHDTV記録モードでも共通である。こ
の例では、誤り訂正符号をリードソロモン積符号とし、
通常の再生専用ディジタルビデオディスクと同じ符号構
成にしている。
【0059】図4に、この誤り訂正符号の構成を示す。
圧縮ビデオデータと圧縮オーディオデータを多重したM
PEG2システムストリームについて、最小単位となる
2Kバイト(2048バイト)のデータに対してID・
IEDと呼ばれるデータ等を加えて2064バイトと
し、これを16個まとめて33024バイト(このうち
メインデータ、すなわちMPEG2データは32768
バイト)としたものが誤り訂正ブロックの1単位とな
る。この単位を172列×192行に並べて、まず各列
について垂直方向に外符号チェックワード16バイトを
付加し、次に各行について水平方向に内符号チェックワ
ード10バイトを付加する。実際に記録する際には、こ
れらが再度16個の記録セクタに分割されて記録され
る。
【0060】誤り訂正処理の便宜を考慮すると、MPE
G2システムレイヤのデータは各GOP毎に32768
バイトの整数倍になるようにするのが好ましい。すなわ
ち、固定レートで記録する場合は1GOP当たりのMP
EG2システムレイヤのデータ量を32768バイトの
整数倍とする。この際、ダミーデータを付加して327
68バイトの整数倍としてもよい。圧縮データ入力端子
103からの圧縮データも元々この形態になっているの
が望ましいが、もしデータ量の不一致がある場合はダミ
ーデータを付加して各GOP毎に32768バイトの整
数倍とする。
【0061】例えば、GOP長(N)をN=1とする記
録モードにおいては、1GOP当たりの図4の誤り訂正
ブロックの個数を2〜4個とすると、MPEG2システ
ムレイヤのデータレートが32768×(2〜4)×3
0×8=15.7Mbps〜31.5Mbpsとなり、
前述のビデオ符号化レート(14Mbps〜28Mbp
s)に対してちようど整合がとれる。
【0062】ここまでの説明では、ビデオ符号化部10
6における符号量制御を固定レート符号化とした場合を
前提としていたが、符号量制御を可変レート符号化とし
てもよい。可変レート符号化では、画像の複雑さに応じ
て割り当てビット量を可変にすることにより、画質をほ
ぼ一定に保つことができる。
【0063】この可変レート符号化の場合は、標準TV
記録モードとHDTV記録モードで最大符号化レートを
例えば以下のように共通にする。 (1) 標準TV記録モード(N=1または2)…最大33Mbps (2) HDTV記録モード(N=15) …最大33Mbps このように、いずれの記録モードでも最大符号化レート
を共通に設定することにより、光ディスク装置の最大記
録再生能力として、同じものを使うことができる。この
場合も誤り訂正符号の構成や変調方式は共通とする。ま
た、各GOP毎にMPEG2システムレイヤのデータ量
を32768バイトの整数倍にするのが望ましい。
【0064】次に、上述した動画像記録装置に対応する
動画像再生装置について説明する。図5に、本実施形態
に係る動画像再生装置の概略構成を示す。この動画像再
生装置は、基本的には図1に示した動画像記録装置と逆
の処理を行うものであり、光ディスク再生部501、復
調部502、誤り訂正復号化部503、記録モード検出
部504、システム分離部505、ビデオ復号化部50
6およびオーディオ復号化部507から構成され、出力
端子として標準TV映像出力端子508、HDTV映像
出力端子509、音声出力端子510および圧縮データ
出力端子511を有する。
【0065】光ディスク再生部501は、光ピックアッ
プ、機構部およびサーボ制御部等を含んで構成され、書
き換え型光ディスクからの再生を行う。復調部502で
は変調と逆のデータ変換が行われ、誤り訂正復号化部5
03では記録再生過程で生じたデータエラーが訂正され
る。
【0066】記録モード検出部504においては、誤り
訂正復号化部503の出力から記録時にディスク上の管
理領域などに記録された記録モードを表すフラグを抽出
・識別し、その情報を再生装置の各部に供給する。シス
テム分離部505では、MPEG2システムストリーム
からビデオストリームとオーディオストリームの分離が
行われる。
【0067】記録モード検出部504において識別され
た記録モードを示す情報は、ビデオ復号化部506に供
給され、復号のモード設定等に使われる。すなわち、ビ
デオ復号化部506では記録モードが標準TV記録モー
ドの場合は、GOP長NをN1(例えばN1=1または
N1=2)とし、HDTV記録モードの場合はGOP長
NをN2(例えばN2=15)として復号化を行う。そ
して、ビデオ復号化部506で復号された映像信号は、
記録モード検出部504で検出された記録モードに応じ
て標準TV映像出力端子508またはHDTV映像出力
端子509のいずれかから出力される。
【0068】一方、オーディオ復号化部507で復号さ
れた音声信号は音声出力端子510から出力される。ま
た、システム分離前のMPEG2システムストリームな
どのビットストリームは圧縮データ出力端子511から
出力される。
【0069】なお、記録再生兼用機の場合は、図1の動
画像記録装置と図5の動画像再生装置が同一の装置に内
蔵される。その場合、例えば光ディスク記録部112と
光ディスク再生部501はほぼ共通の装置で実現される
し、また各種メモリ等を記録側と再生側で共用したりす
ることができるのは言うまでもない。また、図1のスト
リーム切り替え部109の出力を図5のシステム分離部
505に入力すれば、記録しようとするデータを復号・
再生して確認することができる。
【0070】このように本実施形態によれば、HDTV
映像信号の記録時と標準TV映像信号の記録時でGOP
の長さやピクチャ構成を変えてほぼ同じ符号化レートで
圧縮符号化を行い、同一の誤り訂正符号化処理・変調処
理を行うようにしたことにより、以下の利点がある。
【0071】(1)共通の装置で、標準TV映像信号、
HDTV映像信号の両方の記録再生を行うことができ
る。 (2)1種類の記録媒体を標準TV映像信号のみの記
録、HDTV映像信号のみの記録、標準TV・HDTV
映像信号の混在記録といった使い方ができ、量産効果に
より媒体コストを低減できる。 (3)標準TV映像信号、HDTV映像信号のいずれを
記録する場合でも、ほぼ同等のSN比と記録時間を得る
ことができる。 (4)HDTV方式の記録の場合には、高解像度の再生
映像を得ることができる。 (5)標準TV方式の記録の場合には、編集や逆再生の
容易なストリームを得ることができる。
【0072】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について述べる。本実施形態は、本体内に撮像
部を有し、書き換え型光ディスクを記録媒体として圧縮
符号化した動画像データおよび音声データの記録再生を
行うカメラ一体型映像記録再生装置に本発明を適用した
ものである。
【0073】図6に、本実施形態に係る動画像記録装置
の概略構成を示す。図1と同じ部分については、同じ参
照符号を付して第1の実施形態との相違点を中心に説明
すると、図6では図1中に示した標準TV映像入力端子
101、HDTV映像入力端子102、入力映像切り替
え部105および音声入力端子104が除去され、代わ
りに撮像部601、サンプル数変換部602および音声
入力部603が追加されている。
【0074】撮像部601は例えばCCDイメージセン
サやCMOSイメージセンサのような撮像素子からな
り、HDTVクラスの画素数を有しているものとする。
サンプル数変換部602では、HDTV記録モード時は
そのまま、標準TV記録モードではHDTV方式の画素
数(輝度信号で横1920画素×縦1080フレームラ
イン)から標準TV方式の画素数(輝度信号で横720
画素×縦486ライン)へサンプル数の変換を行う。こ
こで言うサンプル数の変換は、画素間引きによるいわゆ
るサブサンプル処理でもよいし、HDTV画面の例えば
中央部分をそのまま切り出す処理でもよい。音声入力部
603は、マイクロフォンなどからなり、取り込んだ音
声をオーディオ符号化部107に供給する。
【0075】このように本実施形態では、サンプル数変
換部602を設けたことにより、標準TVモードで記録
する場合もHDTVモードで記録する場合も、共通の撮
像部601を用いることができるため、装置の小型化が
可能となる。もちろん、コストを抑えるために、撮像部
601の画素数を標準TVとHDTVの画素数の中間程
度とし、サンプル数変換部602で標準TV・HDTV
のいずれかの記録モードに応じてサンプル数変換(標準
TV記録モードの場合は間引き、HDTV記録モードの
場合は補間)を行う、といった変形も可能である。
【0076】図7は、本実施形態における動画像再生装
置の概略構成を示す図である。図5と同じ部分について
は、同じ参照番号を付して相違点のみを説明すると、図
7では図5の動画像再生装置に対して、サンプル数変換
部701、映像表示部702および音声出力部703が
追加されている。映像表示部702は、ビューファイン
ダまたは小型液晶モニタなどからなり、復号・再生され
た映像を表示する。このような映像表示部702は一般
に必ずしも充分な画素数を有していないので、サンプル
数変換部702では、標準TV記録モードでもHDTV
記録モードでも映像表示部702の有する画素数への変
換(一般には画素間引き)を行う。音声出力部703
は、小型スピーカなどからなり、オーディオ復号化部5
07で復号された音声を出力する。
【0077】なお、記録再生兼用機の場合は、図6の動
画像記録装置と図7の動画像再生装置が同一の装置に内
蔵される。この場合、図6のストリーム切り替え部10
9の出力を図7のシステム分離部505に入力するよう
にすれば、記録しようとしている映像を映像表示部70
2に表示することができ、映像の確認を容易に行うこと
が可能となる。
【0078】この第2の実施形態においても、記録モー
ドに応じてGOPの長さやピクチャ構成を変えることに
より、記録モードによらずほぼ同じ符号化レートで符号
化を行い、同一の誤り訂正符号化処理および変調処理を
行うことは第1の実施形態と同じである。また、符号化
レートは固定レートでも可変レートでもよく、可変レー
トの場合は記録モードによらず最大レートをほぼ同じに
する。
【0079】このように、本実施形態においても、HD
TV映像信号を記録する場合と標準TV映像信号を記録
する場合でGOPの長さ・ピクチャ構成を変えてほぼ同
じ符号化レートで符号化を行い、同一の誤り訂正符号化
処理・変調処理を行うようにしたことにより、共通の装
置で標準TV映像信号、HDTV映像信号の両方の記録
再生を行うことができ、1種類の記録媒体を使用して、
標準TV映像信号のみ、HDTV映像信号のみ、標準T
V映像信号・HDTV映像信号混在といった使い方がで
きる。
【0080】また、いずれの映像信号を記録する場合で
もほぼ同等のSN比と記録時間を得ることができ、HD
TV映像信号の記録時には高解像度の映像を得ることが
でき、標準TV映像信号の記録時には編集・逆再生の容
易なストリームを得ることができる。
【0081】特に、本実施形態においては、共通の撮像
部で標準TV映像信号とHDTV映像信号の両方の記録
を選択的に行うことができ、小型の記録装置を実現する
ことが可能となる。
【0082】本発明は上記第1、第2の実施形態にとど
まることなく、例えば以下に例示しするように種々の変
形・応用が可能である。 (1)第1、第2の実施形態では、記録媒体として書き
換え型光ディスクを考えたが、追記型光ディスク、磁気
テープ、磁気ディスクをはじめ、ICメモリ、およびこ
れらの組み合わせなども可能である。
【0083】(2)第1、第2の実施形態では、一台の
装置で標準TV映像信号とHDTV映像信号の両方を記
録再生できるようにしたが、記録媒体および記録方式の
みを共通とし、装置は標準TV映像信号とHDTV映像
信号のいずれか一方のみを記録再生する形態であっても
よい。また、例えば記録はHDTVモードしかなく、再
生はHDTVモードと標準TVモードの両方が可能な装
置としてもよい。
【0084】(3)第1、第2の実施形態では、標準T
V映像信号とHDTV映像信号に対して同一のビデオ符
号化部やビデオ復号化部を用いたが、切り替え部の位置
を変え、標準TV映像信号とHDTV映像信号のそれぞ
れに専用の符号化部および復号化部を用意してもよい。
【0085】さらに、例えば動画像記録/再生装置には
HDTV映像信号用の符号化部および復号化部のみを設
けて、標準TV映像信号用の符号化部および復号化部は
外付けとし、圧縮データ入出力端子を用いて圧縮済みの
標準TVデータを入出力するようにしてもよい。
【0086】(4)圧縮方式は必ずしもMPEG2に限
定されない。また、GOP長(N)が1の場合にMPE
G2を用いるとデータ量的にやや冗長となるので、HD
TV映像信号にはMPEG2、標準TV映像信号にはJ
PEGをそれぞれ使うなど、異なる圧縮方式を用いても
構わない。
【0087】(5)第1、第2の実施形態では、映像と
音声が多重された形で記録再生することを前提とした
が、映像と音声を別々に記録再生する形でもよい。 (6)さらに以上の説明では便宜上、標準TVとHDT
Vという用語を使用したが、これに限らず、有効画素レ
ートの異なる2種類以上のテレビジョン方式に対して本
発明を適用することができる。
【0088】(7)また、以上の説明ではGOP長Nと
してN=1、N=2、N=15を例に挙げたが、もちろ
んこれ以外の値を選ぶことも可能である。 (8)第1、第2の実施形態では動画像記録装置および
動画像再生装置の処理をハードウェアで実現するように
説明したが、もちろん一部の処理または多くの部分の処
理をプロセッサによるソフトウェアで実行することも可
能である。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば1
種類の書き換え型光ディスクのような記録媒体を用いて
標準TVとHDTVといったような有効画素レートの異
なるテレビジョン方式に基づく2種類の動画像信号の記
録/再生を行うことができ、さらに一台でこれら2種類
の動画像信号の記録/再生を行う動画像記録装置および
動画像再生装置を提供することができる。
【0090】より具体的には、共通の装置で標準TV、
HDTVの両方の映像信号の記録/再生を行うことがで
き、また1種類の記録媒体を使用して、標準TV映像信
号のみ、HDTV映像信号のみ、標準TV・HDTV映
像信号混在といった使い方ができ、さらにいずれの映像
信号を記録する場合でもほぼ同等のSN比と記録時間を
得ることができる。
【0091】加えて、HDTV映像信号の記録時には高
解像度の映像を得ることができ、標準TV映像信号の記
録時には編集・逆再生の容易なストリームを得ることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る動画像記録装置の
概略構成を示すブロック図
【図2】種々のGOP構成の例を示す図
【図3】GOP長を種々変えた場合のピクチャ毎の符号
量の変化の例を示す図
【図4】誤り訂正符号の構成例を示す図
【図5】本発明の第1実施形態に係る動画像再生装置の
概略構成を示すブロック図
【図6】本発明の第2実施形態に係る動画像記録装置の
概略構成を示すブロック図
【図7】本発明の第2実施形態に係る動画像再生装置の
概略構成を示すブロック図
【符号の説明】
101…標準TV映像入力端子 102…HDTV映像入力端子 103…圧縮データ入力端子 104…音声入力端子 105…入力映像切り替え部 106…ビデオ符号化部 107…オーディオ符号化部 108…システム多重部 109…ストリーム切り替え部 110…誤り訂正符号化部 111…変調部 112…光ディスク記録部 113…記録モード設定部 501…光ディスク再生部 502…復調部 503…誤り訂正復号化部 504…記録モード検出部 505…システム分離部 506…ビデオ復号化部 507…オーディオ復号化部 508…標準TV映像出力端子 509…HDTV映像出力端子 510…音声出力端子 511…圧縮データ出力端子 601…撮像部 602…サンプル数変換部 603…音声入力部 701…サンプル数変換部 702…映像表示部 703…音声出力部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動画像信号を圧縮符号化して記録媒体上に
    記録する動画像記録装置において、 入力された動画像信号を任意の画面数からなる独立復号
    可能単位で圧縮符号化する符号化手段と、 前記符号化手段に第1の有効画素レートを有する第1の
    テレビジョン方式の動画像信号と該第1の有効画素レー
    トよりも高い第2の有効画素レートを有する第2のテレ
    ビジョン方式の動画像信号のいずれか一方を選択的に入
    力する手段とを具備し、 前記符号化手段は、前記第1のテレビジョン方式の動画
    像信号が入力された場合の独立復号可能単位に含まれる
    画面数N1と前記第2のテレビジョン方式の動画像信号
    が入力された場合の独立復号可能単位に含まれる画面数
    N2の関係をN1<N2として圧縮符号化を行うことを
    特徴とする動画像記録装置。
  2. 【請求項2】動画像信号を圧縮符号化して記録媒体上に
    記録する動画像記録装置において、 入力された動画像信号を任意の画面数からなる独立復号
    可能単位で圧縮符号化する符号化手段と、 動画像を撮像して動画像信号を出力する撮像手段と、 前記撮像手段から出力された前記動画像信号を第1の有
    効画素レートを有する第1のテレビジョン方式の動画像
    信号と前記第1のテレビジヨン方式よりも高い第2の有
    効画素レートを有する第2のテレビジョン方式の動画像
    信号のいずれか一方に変換して前記符号化手段に入力す
    る変換手段とを具備し、 前記符号化手段は、前記第1のテレビジョン方式の動画
    像信号が入力された場合の独立復号可能単位に含まれる
    画面数N1と前記第2のテレビジョン方式の動画像信号
    が入力された場合の独立復号可能単位に含まれる画面数
    N2の関係をN1<N2として圧縮符号化を行うことを
    特徴とする動画像記録装置。
  3. 【請求項3】前記符号化手段は、前記第1のテレビジョ
    ン方式の動画像信号が入力された場合と前記第2のテレ
    ビジョン方式の動画像信号が入力された場合で平均符号
    化レートまたは最大符号化レートがほぼ同一となるよう
    に圧縮符号化を行うことを特徴とする請求項1または2
    に記載の動画像記録装置。
  4. 【請求項4】前記記録媒体上に記録される信号に対し
    て、前記符号化手段に前記第1のテレビジョン方式の動
    画像信号が入力された場合と前記第2のテレビジョン方
    式の動画像信号が入力された場合で同一の誤り訂正符号
    化処理および変調処理を行う処理手段をさらに具備した
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    動画像記録装置。
  5. 【請求項5】前記符号化手段に入力された動画像信号が
    前記第1のテレビジョン方式の動画像信号であるか前記
    第2のテレビジョン方式の動画像信号であるかを識別す
    るためのフラグを前記記録媒体上に記録する手段をさら
    に具備したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
    項に記載の動画像記録装置。
  6. 【請求項6】前記第1のテレビジョン方式は1フレーム
    当たり横方向に720画素、縦方向に480画素または
    486画素の輝度信号有効画素を有し、前記第2のテレ
    ビジョン方式は1フレーム当たり横方向に1920画
    素、縦方向に1035画素または1080画素の輝度信
    号有効画素を有することを特徴とする請求項1〜5のい
    ずれか1項に記載の動画像記録装置。
  7. 【請求項7】前記第1のテレビジョン方式は1フレーム
    当たり横方向に720画素、縦方向に480画素または
    486画素の輝度信号有効画素を有し、前記第2のテレ
    ビジョン方式は1フレーム当たり横方向に1920画
    素、縦方向に1035画素または1080画素の輝度信
    号有効画素を有し、 前記符号化手段は、前記N1をN1=1またはN1=2
    とし、前記N2をN2=15としたことを特徴とする請
    求項1〜5のいずれか1項に記載の動画像記録装置。
  8. 【請求項8】前記符号化手段は、前記第1のテレビジョ
    ン方式の動画像信号が入力された場合と前記第2のテレ
    ビジョン方式の動画像信号が入力された場合で14Mb
    ps以上、28Mbps以下のほぼ同一の平均符号化レ
    ートとなるように圧縮符号化を行うことを特徴とする請
    求項7に記載の動画像記録装置。
  9. 【請求項9】第1の有効画素レートを有する第1のテレ
    ビジョン方式の動画像信号と該第1の有効画素レートよ
    りも高い第2の有効画素レートを有する第2のテレビジ
    ョン方式の動画像信号のいずれか一方が圧縮符号化され
    て記録された記録媒体から動画像信号を再生する動画像
    再生装置であって、 前記記録媒体から、該記録媒体上に前記第1のテレビジ
    ョン方式の動画像信号が記録されているか前記第2のテ
    レビジョン方式の動画像信号が記録されているかを識別
    するためのフラグを検出する検出手段と、 前記検出手段による検出結果に応じて、前記記録媒体上
    に前記第1のテレビジョン方式の動画像信号が記録され
    ている場合の独立復号可能単位に含まれる画面数N1と
    前記第2のテレビジョン方式の動画像信号が記録されて
    いる場合の独立復号可能単位に含まれる画面数N2の関
    係をN1<N2として復号化を行う復号化手段とを具備
    したことを特徴とする動画像再生装置。
  10. 【請求項10】前記記録媒体から再生される信号に対し
    て、前記記録媒体上に前記第1のテレビジョン方式の動
    画像信号が記録されている場合と前記第2のテレビジョ
    ン方式の動画像信号が記録されている場合で同一の復調
    処理および誤り訂正復号化処理を行う処理手段をさらに
    具備したことを特徴とする請求項9に記載の動画像再生
    装置。
  11. 【請求項11】動画像信号を圧縮符号化して記録媒体上
    に記録する動画像記録方法において、 第1の有効画素レートを有する第1のテレビジョン方式
    の動画像信号と該第1の有効画素レートよりも高い第2
    の有効画素レートを有する第2のテレビジョン方式の動
    画像信号のいずれか一方を選択的に入力し、 前記第1のテレビジョン方式の動画像信号が入力された
    場合の独立復号可能単位に含まれる画面数N1と前記第
    2のテレビジョン方式の動画像信号が入力された場合の
    独立復号可能単位に含まれる画面数N2の関係をN1<
    N2とし、 かつ前記第1のテレビジョン方式の動画像信号が入力さ
    れた場合と前記第2のテレビジョン方式の動画像信号が
    入力された場合で平均符号化レートまたは最大符号化レ
    ートがほぼ同一となるように圧縮符号化を行い、 この圧縮符号化後の動画像信号に対して、前記第1のテ
    レビジョン方式の動画像信号が入力された場合と前記第
    2のテレビジョン方式の動画像信号が入力された場合で
    同一の誤り訂正符号化処理および変調処理を行い、 この誤り訂正符号化処理および変調処理の動画像信号を
    前記第1のテレビジョン方式の動画像信号であるか前記
    第2のテレビジョン方式の動画像信号であるかを識別す
    るためのフラグとともに前記記録媒体上に記録すること
    を特徴とする動画像記録方法。
  12. 【請求項12】第1の有効画素レートを有する第1のテ
    レビジョン方式の動画像信号と該第1の有効画素レート
    よりも高い第2の有効画素レートを有する第2のテレビ
    ジョン方式の動画像信号のいずれか一方が選択的に圧縮
    符号化されて記録された記録媒体から動画像信号を再生
    する動画像再生方法であって、 前記記録媒体から再生される信号に対し、該記録媒体上
    に前記第1のテレビジョン方式の動画像信号が記録され
    ている場合と前記第2のテレビジョン方式の動画像信号
    が記録されている場合と同一の復調処理および誤り訂正
    復号化処理を行うと共に、 前記記録媒体から、該記録媒体上に前記第1のテレビジ
    ョン方式の動画像信号が記録されているか前記第2のテ
    レビジョン方式の動画像信号が記録されているかを識別
    するためのフラグを検出し、 このフラグの検出結果に応じて、前記記録媒体上に前記
    第1のテレビジョン方式の動画像信号が記録されている
    場合の独立復号可能単位に含まれる画面数N1と前記第
    2のテレビジョン方式の動画像信号が記録されている場
    合の独立復号可能単位に含まれる画面数N2の関係をN
    1<N2として復号化を行うことを特徴とする動画像再
    生方法。
  13. 【請求項13】動画像信号が圧縮符号化されて記録され
    た記録媒体であって、 前記動画像信号が第1の有効画素レートを有する第1の
    テレビジョン方式の動画像信号であるか前記第1の有効
    画素レートよりも高い第2の有効画素レートを有する第
    2のテレビジョン方式の動画像信号であるかを識別する
    ためのフラグが記録されていることを特徴とする記録媒
    体。
JP14525997A 1997-06-03 1997-06-03 動画像記録/再生装置および動画像記録/再生方法 Pending JPH10336585A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14525997A JPH10336585A (ja) 1997-06-03 1997-06-03 動画像記録/再生装置および動画像記録/再生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14525997A JPH10336585A (ja) 1997-06-03 1997-06-03 動画像記録/再生装置および動画像記録/再生方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10336585A true JPH10336585A (ja) 1998-12-18

Family

ID=15381003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14525997A Pending JPH10336585A (ja) 1997-06-03 1997-06-03 動画像記録/再生装置および動画像記録/再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10336585A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004120453A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Sony Corp データ伝送処理装置,データ受入処理装置及びデータ送受処理装置
WO2004107746A1 (ja) * 2003-05-28 2004-12-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. デジタルインターフェイスデコード受信装置
US6856759B1 (en) 1999-09-02 2005-02-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Recording apparatus and coding apparatus
JP2006294222A (ja) * 2005-03-15 2006-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 記録装置、再生装置、記録方法、再生方法および記録メディア
JP2007518297A (ja) * 2003-12-12 2007-07-05 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 複数のフォーマットで製作されたビデオデータを記録した情報記録媒体及びその再生装置
JP2008054229A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Canon Inc 撮像装置及び撮像装置の制御方法
KR100822941B1 (ko) 2005-09-08 2008-04-17 가부시끼가이샤 도시바 정보 기록 매체, 정보 기록 방법, 정보 재생 방법, 정보기록 장치, 정보 재생 장치
WO2009054139A1 (ja) * 2007-10-24 2009-04-30 Panasonic Corporation 画像符号化方法、画像符号化装置、画像記録装置、及び集積回路
JP2013523052A (ja) * 2010-03-22 2013-06-13 トムソン ライセンシング チャネル案内情報を出力する方法及び装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6856759B1 (en) 1999-09-02 2005-02-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Recording apparatus and coding apparatus
JP2004120453A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Sony Corp データ伝送処理装置,データ受入処理装置及びデータ送受処理装置
WO2004107746A1 (ja) * 2003-05-28 2004-12-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. デジタルインターフェイスデコード受信装置
KR100719655B1 (ko) 2003-05-28 2007-05-17 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 디지털 인터페이스 디코딩 수신 장치
CN100435564C (zh) * 2003-05-28 2008-11-19 松下电器产业株式会社 数字接口解码接收装置
US7596188B2 (en) 2003-05-28 2009-09-29 Panasonic Corporation Digital interface decode receiver apparatus
JP2007518297A (ja) * 2003-12-12 2007-07-05 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 複数のフォーマットで製作されたビデオデータを記録した情報記録媒体及びその再生装置
JP2006294222A (ja) * 2005-03-15 2006-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 記録装置、再生装置、記録方法、再生方法および記録メディア
KR100822941B1 (ko) 2005-09-08 2008-04-17 가부시끼가이샤 도시바 정보 기록 매체, 정보 기록 방법, 정보 재생 방법, 정보기록 장치, 정보 재생 장치
JP2008054229A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Canon Inc 撮像装置及び撮像装置の制御方法
WO2009054139A1 (ja) * 2007-10-24 2009-04-30 Panasonic Corporation 画像符号化方法、画像符号化装置、画像記録装置、及び集積回路
JP2013523052A (ja) * 2010-03-22 2013-06-13 トムソン ライセンシング チャネル案内情報を出力する方法及び装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2270188C (en) Video transmission apparatus employing intra-frame-only video compression that is mpeg-2 compatible
JP2914975B2 (ja) 画像符号化方法及び装置
TW303456B (ja)
US20080317366A1 (en) Method and device for condensed image recording and reproduction
JPH089319A (ja) ディジタルビデオ信号の記録方法、記録装置及び再生装置
JPH0817137A (ja) 記録方法及び装置、再生方法及び装置、記録媒体及びその製造方法、並びに記録媒体の原版及びその製造方法
KR20060088303A (ko) 디지털 방송 수신기의 동영상 저장/재생 장치 및 방법
JPH0879700A (ja) ディジタルビデオ信号の記録装置、記録再生装置及び再生装置
JPH09200695A (ja) 高速再生のためのビデオデータの復号化方法及びその装置
JPH10336585A (ja) 動画像記録/再生装置および動画像記録/再生方法
JP3172643B2 (ja) ディジタル記録再生装置
JPH0738847A (ja) トリックプレイモードで高精細度表示を有するデジタル高精細度ビデオレコーダ
JP2001177801A (ja) 圧縮画像データ再生装置および圧縮画像データ再生方法
US7236688B2 (en) Signal processing method and signal processing apparatus
CN101258749A (zh) 用于以不同分辨率进行视频再现的***
JP3317440B2 (ja) 記録媒体の静止画再生装置
CN100474914C (zh) 控制数字视频数据的比特率的方法和装置
JPH06292133A (ja) 映像記録装置、映像再生装置及び映像記録再生装置
JPH0865616A (ja) デジタル録画装置及びデジタル録画方法
JP2000023167A (ja) 映像復号化装置とその方法、受信装置および再生装置
JP3541910B2 (ja) 映像信号処理装置
JP3898711B2 (ja) 記録媒体の記録方法及び再生方法
JP3397777B2 (ja) 映像再生装置及び映像再生方法
JP3444498B2 (ja) 映像記録装置及び映像記録方法
JP3444499B2 (ja) 映像再生装置及び映像再生方法