JPH10336538A

JPH10336538A - テレビジョン受信機

Info

Publication number: JPH10336538A
Application number: JP9145585A
Authority: JP
Inventors: Yoshiharu Goto; 善春後藤
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1997-06-03
Filing date: 1997-06-03
Publication date: 1998-12-18

Abstract

(57)【要約】【課題】アナログ信号とディジタル信号入力回路を簡
素化するとともに、自動判別処理を可能にして、入力接
続ミスによる不具合をなくす。【解決手段】アナログ入力信号またはディジタル入力
信号のいずれかを選択して出力する入力切り替えスイッ
チ９、この入力切り替えスイッチ９の出力がアナログ信
号かディジタル信号かを判別する判別回路１０、ディジ
タル信号をアナログ信号に復元するデコーダ４、５、入
力切り替えスイッチ９の出力を判別回路１０の出力によ
り切り替え、アナログ信号はそのまま、ディジタル信号
は上記デコーダにより復元されたアナログ信号を出力す
る切り替えスイッチ１１、この切り替えスイッチ１１の
出力を映像処理し、映像表示素子８に表示させる映像処
理回路７を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、アナログ信号と
ディジタル信号の入力をいずれかに切り替えて受信でき
るテレビジョン受信機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図２は従来のテレビジョン受信機の要部
を示すブロック図である。図２において、１はディジタ
ル入力信号（１）２０を切り替えるディジタルスイッ
チ、２はディジタル入力信号（２）３０を切り替えるデ
ィジタルスイッチ、３はアナログ入力信号（１）４０を
切り替えるアナログスイッチ、６は同じくアナログ信号
を切り替えるアナログスイッチ、４、５はディジタル信
号をアナログ信号に変換するためのデコーダ（１）
（２）、７は映像処理回路、８はＣＲＴ等の映像表示素
子である。

【０００３】次に動作を説明する。ディジタルスイッチ
１により選択されたディジタル信号は、復元に必要なデ
コーダ（１）４に送られ、ここでアナログ信号に復元さ
れ、アナログスイッチ６に送られる。同様に、デコーダ
（２）５に入力されたディジタル信号もデコーダ（２）
５でアナログ信号に復元され、アナログスイッチ６に送
られる。アナログスイッチ３に入力されたアナログ信号
は、選択されてアナログスイッチ６に送られる。アナロ
グスイッチ６はディジタル信号から復元されたアナログ
信号、またはアナログ信号の内の一つを選択し、映像処
理回路７に送り、必要な映像処理を施して、映像を映像
表示素子８で表示する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来のテレビジョン受
信機は、上記のように構成されているので、ディジタル
信号毎に信号を選択するためのスイッチが必要であり、
かつ、スイッチの選択制御が複雑であるという問題があ
った。また、デコーダに合った信号を入力しなければな
らず、入力接続を間違えると信号が正しく出力されない
という問題があった。

【０００５】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、入力信号選択スイッチの出力を
一つにして選択制御を簡素化するとともに、接続ミスに
よる映像出力不具合の発生を解消できる装置を得ること
を目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明に係るテレビジ
ョン受信機は、アナログ入力信号またはディジタル入力
信号のいずれかを選択して出力する入力切り替えスイッ
チ、この入力切り替えスイッチの出力がアナログ信号か
ディジタル信号かを判別する判別回路、ディジタル信号
をアナログ信号に復元するデコーダ、上記入力切り替え
スイッチの出力を上記判別回路の出力により切り替え、
アナログ信号はそのまま出力し、ディジタル信号は上記
デコーダにより復元されたアナログ信号を出力する切り
替えスイッチ、この切り替えスイッチの出力を映像処理
し、映像表示素子に表示させる映像処理回路を備えてい
る。

【０００７】上記構成において、判別回路には、入力さ
れたディジタル信号がデコーダで復元可能かどうかを判
別する機能を持たせている。

【０００８】また、判別回路は、入力されたディジタル
信号がデコーダで復元可能かどうかを、デコーダからの
ＰＬＬロック信号により判別するようにしている。

【０００９】また、複数のディジタル入力信号に対応す
る複数のデコーダを備えている。

【００１０】また、判別回路は、一方のデコーダに入力
されたディジタル信号がそのデコーダで復元不可能のと
き、そのディジタル信号を他のデコーダに切り替え入力
するように切り替えスイッチを制御するものである。

【００１１】また、判別回路の判別結果を映像表示素子
に表示するための表示回路を備えている。

【００１２】

【発明の実施の形態】

実施の形態１．以下、この発明の実施の形態１を図につ
いて説明する。図１において、９はディジタル入力信号
（１）２０、ディジタル入力信号（２）３０、及びアナ
ログ入力信号（１）４０の内からいずれかの信号を選択
する入力切り替えスイッチ、１０は入力切り替えスイッ
チ９で選択された信号がどの信号であるかを判別する判
別回路、１１は切り替えスイッチで、可動片に接続され
る２つの可動端子１１Ｄ、１１Ｅと、６つの固定端子１
１Ａ、１１Ｂ、１１Ｃ、１１ａ、１１ｂ、１１ｃを備え
ている。１２は上記判別回路１０で判別した信号の種類
を映像表示素子８に表示するための表示回路、１３は選
択映像信号出力端子である。

【００１３】４はディジタル入力信号（１）２０をアナ
ログ信号に復元するデコーダ（１）で、４ａはその入力
端子、４ｂはその出力端子である。５はディジタル入力
信号（２）３０をアナログ信号に復元するデコーダ
（２）で、５ａはその入力端子、５ｂはその出力端子で
ある。７は映像処理回路、８は例えばＣＲＴからなる映
像表示素子である。

【００１４】切り替えスイッチ１１の一方の可動端子１
１Ｄは入力切り替えスイッチ９の出力に接続され、今一
方の可動端子１１Ｅは出力端子１３及び映像処理回路７
に接続されている。また、切り替えスイッチ１１の固定
端子の内、１１Ａと１１ａは相互に接続され、１１Ｂは
デコーダ（１）４の入力端子４ａに、１１ｂはデコーダ
（１）４の出力端子４ｂに接続され、さらに、１１Ｃは
デコーダ（２）５の入力端子５ａに、１１ｃはデコーダ
（２）５の出力端子５ｂに接続されている。切り替えス
イッチ１１は上記判別回路１０の出力により切り替え制
御されるようになされている。判別回路１０には、デコ
ーダ（１）４及びデコーダ（２）５からＰＬＬのロック
信号がそれぞれ印加されるようになされている。

【００１５】次に動作を説明する。入力選択スイッチ９
により選択された入力信号は判別回路１０に送られる。
判別回路１０では、先ずアナログ信号であるかどうか確
認するため、同期信号の有無の判別を行う。同期信号あ
りと判定した場合は、判別回路１０からの信号によりス
イッチ１１の可動片を端子１１Ａ、１１ａの位置に固定
し、入力信号がアナログ信号であることを表示回路１２
に送る。入力切り替えスイッチ９で選択されたアナログ
信号は、切り替えスイッチ１１の端子１１Ｄ、１１Ａ、
１１ａ、１１Ｅを通って映像処理回路７に加えられ、こ
こで映像処理されてＣＲＴ等の映像表示素子８に映像表
示される。このとき、表示回路１２からの信号により映
像表示素子８にアナログ信号であることを表示する。

【００１６】次に、判別回路１０に加えられた信号に同
期信号なしと判定した場合は、判別回路１０からの信号
により、先ずスイッチ１１の可動片を端子１１Ｂ、１１
ｂの位置にし、入力されたディジタル信号がデコーダ
（１）４で復元可能かどうかの確認のため、デコーダ
（１）４からのＰＬＬのロック信号が判別回路１０で検
出されるかどうか判定する。ＰＬＬのロック信号がデコ
ーダ（１）４から出力されたことが検出された場合は、
スイッチ１１を端子１１Ｂ、１１ｂの位置に固定する。
同時に、その情報を表示回路１２に送る。入力切り替え
スイッチ９で選択されたディジタル信号は、切り替えス
イッチ１１の端子１１Ｄ、１１Ｂを通ってデコーダ
（１）４の入力端子４ａに入力され、デコーダ（１）４
でアナログ信号に変換された出力が出力端子４ｂから出
力され、端子１１ｂ、１１Ｅを通って映像処理回路７に
加えられ、映像処理されて映像表示素子８に映像表示さ
れる。このとき、表示回路１２からの信号により映像表
示素子８にディジタル信号の種類を表示する。

【００１７】デコーダ（１）４からのＰＬＬロック信号
が判別回路１０で検出できない場合は、切り替えスイッ
チ１１の可動片を端子１１Ｃ、１１ｃに切り替え、デコ
ーダ（２）５からＰＬＬロック信号が検出されるかどう
かを判別回路１０で検知し、これが検出されれば切り替
えスイッチ１１を端子１１Ｃ、１１ｃに固定して、デコ
ーダ（２）５で復元されたアナログ信号を映像処理回路
７で処理し、映像表示素子８で表示する。同時に、表示
回路１２からの信号により映像表示素子８にディジタル
信号の種類を表示する。

【００１８】デコーダ（２）５からのＰＬＬロック信号
が検出できない場合は、スイッチ１１の可動片を端子１
１Ａ、１１ａの位置に戻すと同時に、判別回路１０で、
この受信機では信号の復元が不可能であるとの判定を
し、その信号を表示回路１２に加えて映像表示素子８に
復元不可能の表示をする。

【００１９】

【発明の効果】以上のように、この発明によれば、全て
の入力信号に対して１つの入力切換スイッチで入力信号
選択を行うため、構成が簡単で入力信号選択制御が簡素
化される。

【００２０】また、入力信号に応じたデコーダを判別回
路で判別し、自動的に適正なデコーダに切り替えを行う
ものであるため、入力端子の接続ミスによる映像なしと
いう不具合が解消される。

【００２１】また、判別回路の判別結果を映像表示素子
に表示するようにしているため、現在受信中の信号の種
類をユーザは容易に知ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の実施の形態１に係るテレビジョン
受信機の要部を示すブロック図である。

【図２】従来のテレビジョン受信機の要部を示すブロ
ック図である。

【符号の説明】

４デコーダ（１）、５デコーダ（２）、７映像処
理回路、８映像表示素子、９入力切り替えスイッ
チ、１０判別回路、１１切り替えスイッチ、１２
表示回路、１３出力端子、２０、３０、４０入力信
号。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】アナログ入力信号またはディジタル入力
信号のいずれかを選択して出力する入力切り替えスイッ
チ、この入力切り替えスイッチの出力がアナログ信号か
ディジタル信号かを判別する判別回路、ディジタル信号
をアナログ信号に復元するデコーダ、上記入力切り替え
スイッチの出力を上記判別回路の出力により切り替え、
アナログ信号はそのまま出力し、ディジタル信号は上記
デコーダにより復元されたアナログ信号を出力する切り
替えスイッチ、この切り替えスイッチの出力を映像処理
し、映像表示素子に表示させる映像処理回路を備えたこ
とを特徴とするテレビジョン受信機。
【請求項２】判別回路は、入力されたディジタル信号
がデコーダで復元可能かどうかを判別する機能を有して
いることを特徴とする請求項１記載のテレビジョン受信
機。
【請求項３】判別回路は、入力されたディジタル信号
がデコーダで復元可能かどうかを、デコーダからのＰＬ
Ｌロック信号により判別するようにしたことを特徴とす
る請求項２記載のテレビジョン受信機。
【請求項４】複数のディジタル入力信号に対応する複
数のデコーダを備えたことを特徴とする請求項１記載の
テレビジョン受信機。
【請求項５】判別回路は、一方のデコーダに入力され
たディジタル信号がそのデコーダで復元不可能のとき、
そのディジタル信号を他のデコーダに切り替え入力する
ように切り替えスイッチを制御することを特徴とする請
求項４記載のテレビジョン受信機。
【請求項６】判別回路の判別結果を映像表示素子に表
示するための表示回路を備えたことを特徴とする請求項
１乃至請求項５のいずれか一項記載のテレビジョン受信
機。