JPH10336457A - イメージデータ符号化方法及び復号化方法 - Google Patents

イメージデータ符号化方法及び復号化方法

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JPH10336457A
JPH10336457A JP14076497A JP14076497A JPH10336457A JP H10336457 A JPH10336457 A JP H10336457A JP 14076497 A JP14076497 A JP 14076497A JP 14076497 A JP14076497 A JP 14076497A JP H10336457 A JPH10336457 A JP H10336457A
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data
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Application number
JP14076497A
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English (en)
Inventor
Fuyuki Matsui
冬樹 松井
Kazunori Akaishi
一則 赤石
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号化/復号化処理されたモノクロ階調イメ
ージデータから2値イメージを正確に復号化できるよう
なモノクロ階調イメージの符号化/復号化方法を提供す
る。 【解決手段】 外部からモノクロ階調イメージデータを
イメージ取込み部1によって取込み、メモリ2に格納す
る。あるスライスレベルをCPU3によって2値化回路
4に設定しておき、メモリ2に格納されたイメージデー
タを2値化回路4で2値化し、メモリ5に格納すると共
に、符号化回路6によってMR/MMR符号化を行う。
この後、異なったスライスレベルをCPU3によって2
値化回路4に設定し、既に2値化済みのメモリ5内のイ
メージデータを参照画像とし、メモリ2から読出したデ
ータを2値化回路4で2値化し、そのデータを符号化回
路6でMMR符号化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イメージデータ
(画像データ)符号化方法及びこの復号化方法、特にモ
ノクロ階調イメージデータの符号化方法及びこの復号化
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、モノクロ階調イメージデータ(即
ち、色情報を含まないイメージデータで1画素が複数ビ
ットで構成されたイメージデータ)を符号化/復号化処
理する装置が知られている。この種の装置において、イ
メージデータを記憶装置に格納したり、周辺機器や上位
装置等にイメージデータを送信する場合には、非可逆符
号化を行うJPEG(joint photo graphic image codi
ng experts group)等のイメージデータ符号化/復号化
方法が採用されているか、あるいは元の階調イメージデ
ータのまま送信されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、次の(a),(b)のような問題があり、こ
れらを解決することが困難であった。 (a) 従来のJPEG等のイメージデータ符号化/復
号化方法では、非可逆変換処理のため、必要とするイメ
ージデータが画面表示用データ等の場合で、画像劣化が
さほど問題にならないような用途では有効である。しか
し、認識処理のように、必要とするイメージデータが、
モノクロ階調データを2値化したイメージデータで、元
の階調データを2値化した場合と、一旦符号化/復号化
した後のデータを2値化した場合で、同じ画像になるこ
とが必要な用途には、処理結果に差が出てしまうという
問題があった。 (b) 従来のように元の階調イメージデータのまま送
信する場合には、データ量が非常に多くなり、転送時間
が多くかかるという問題があった。 本発明は、前記従来技術が持っていた課題を解決し、符
号化/復号化処理されたモノクロ階調イメージデータか
ら2値イメージを正確に復号化できるようなモノクロ階
調イメージデータの符号化方法及び復号化方法を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの請求項1、3及び4の発明では、イ
メージデータ符号化方法において、モノクロ階調イメー
ジデータを、複数の異なるスライスレベルで2値化し、
1つの2値化したイメージデータを基準イメージデータ
(例えば、最初に2値化したイメージデータ、あるいは
直前に2値化したイメージデータ)とし、MR符号化で
符号化すると共に、他のスライスレベルで2値化したイ
メージデータを前記基準イメージデータを参照画像とし
てMMR符号化するようにしている。請求項2、3及び
4の発明では、イメージデータ符号化方法において、モ
ノクロ階調イメージデータを、複数の異なるスライスレ
ベルで2値化し、1つの2値化したイメージデータを基
準イメージデータ(例えば、最初に2値化したイメージ
データ、あるいは直前に2値化したイメージデータ)と
し、MMR符号化で符号化すると共に、他のスライスレ
ベルで2値化したイメージデータを前記基準イメージデ
ータを参照画像としてMMR符号化するようにしてい
る。請求項5、7及び8の発明では、請求項1または2
のイメージデータ符号化方法で符号化された符号データ
を復号化するイメージデータ復号化方法であって、ある
スライスレベルで2値化されたイメージデータのMR符
号データを復号化し、そのイメージデータを参照画像
(この参照画像として、例えば、最初に復号化したイメ
ージデータ、あるいは直前に復号化したイメージデータ
を使用する)として、他のスライスレベルで2値化され
たイメージデータのMMR符号データを復号化するよう
にしている。
【0005】請求項6、7及び8の発明では、請求項1
または2のイメージデータ符号化方法で符号化された符
号データを復号化するイメージデータ復号化方法であっ
て、あるスライスレベルで2値化されたイメージデータ
のMMR符号データを復号化し、そのイメージデータを
参照画像(この参照画像として、例えば、最初に復号化
したイメージデータ、あるいは直前に復号化したイメー
ジデータを使用する)として、他のスライスレベルで2
値化されたイメージデータのMMR符号データを復号化
するようにしている。請求項1〜8の発明によれば、以
上のようにイメージデータ符号化方法及び復号化方法を
構成したので、MR/MMR符号化及び復号化は、可逆
変換処理のため、符号化/復号化処理されたモノクロ階
調イメージデータから正確に2値イメージの復号化が行
える。
【0006】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1、図2及び図3を参照しつつ、本発明の第1の実施
形態であるイメージデータ符号化方法の(A)装置構
成、(B)符号化処理、及び(C)利点を説明する。 (A) 装置構成 図1は、本発明の第1の実施形態で使用する符号化装置
の機能ブロック図である。この符号化装置は、モノクロ
の階調イメージデータを符号化する装置であり、外部か
らイメージデータを取込むイメージ取込み部1が設けら
れている。イメージ取込み部1は、イメージを電気的に
取込む光電変換部、あるいは他装置から送られてくるイ
メージデータを取込む各種インタフェース等によって構
成されている。イメージ取込み部1の出力側には、取込
んだモノクロ階調イメージデータを格納するモノクロ階
調イメージ格納メモリ2が接続されている。この符号化
装置には、符号化処理をプログラム制御する中央処理装
置(以下、「CPU」という)3が設けられ、このCP
U3とモノクロ階調イメージ格納メモリ2の出力側に、
2値化回路4が接続されている。
【0007】2値化回路4は、モノクロ階調イメージ格
納メモリ2に格納されているモノクロ階調イメージデー
タを指定されたスライス値で2値化する回路であり、こ
の出力側に2値イメージ格納メモリ5及び符号化回路6
が接続されている。2値イメージ格納メモリ5は、2値
化回路4で2値化されたイメージデータを格納するメモ
リであり、この2値イメージ格納メモリ5、CPU3及
び2値化回路4の出力側が、符号化回路6に接続されて
いる。符号化回路6は、2値化回路4で2値化されたイ
メージデータをMR( modified READ)/MMR
( modified MR)符号化して符号データDaを出力す
る回路である。MR方式はG3ファクシミリの国際標準
方式であり、またMMR方式はG4ファクシミリの国際
標準方式である。MR方式は、2本の走査線間の相関を
利用するもので、符号化ラインの変化画素(白から黒、
または黒から白への変化)の位置を符号化ライン上の既
に符号化済みの変化画素または直前の参照ライン上の最
寄りの変化画素からの相対距離を用いて順次符号化する
2次元逐次符号化方式である。MMR方式は、原理的に
MR方式と同じであるが、MR方式が伝送誤りを考慮し
てKラインおきにMH(modified Huffman)符号化(即
ち、一走査線内の白、黒画素の長さを符号化)を行って
いるのに対し、誤り訂正機能を適用することにより、こ
のMMR符号化方式では、全てのラインに対して2次元
符号化を行うことにより高能率化を図っている。
【0008】(B) 符号化処理 まず、図1の符号化装置を用いた符号化方法の概略を説
明する。図1のイメージ取込み部1によって、外部から
モノクロ階調イメージデータを取込む。取込んだモノク
ロ階調イメージデータは、モノクロ階調イメージ格納メ
モリ2に格納される。格納されたモノクロ階調イメージ
データを2値化するため、まず最初に、あるスライスレ
ベルSL1をCPU3によって2値化回路4に設定して
おく。この2値化回路4によってモノクロ階調イメージ
データを2値化し、2値イメージ格納メモリ5に格納す
ると共に、符号化回路6にてMR/MMR符号化を行
う。この後、異なったスライスレベルSL2で符号化を
行う場合、CPU3によってスライスレベルSL2を2
値化回路4に設定する。2値化回路4では、モノクロ階
調イメージ格納メモリ2から読出したデータを2値化す
る。この2値化したデータは、既に2値化済みの2値イ
メージ格納メモリ5内のイメージデータを参照画像とし
て、符号化回路6でMMR符号化されて符号データDa
が出力される。以下、これらの具体的な処理手順を図2
及び図3を参照しつつ説明する。
【0009】図2は、図1の符号化装置を用い、1プレ
ーン目として、スライスレベルSL1で2値化したデー
タを符号化する処理手順の流れを示す図である。なお、
図2中のS1〜S8は、ステップ(手順)番号である。
この図2の処理では、モノクロ階調イメージ格納メモリ
2に格納されている1ライン目のイメージデータである
ライン1を読出し(S1)、2値化回路4によって2値
化し、2値イメージ格納メモリ5のライン1のところへ
格納する(S2)。MR符号化の場合は、最初に1次元
符号化を行うので、参照ラインが不要なため、そのまま
符号化回路6にて符号化を行い、符号データDaを出力
する(S4)。MMR符号化の場合には、予め1ライン
目用参照画像RFa(全白データ)を用意しておく(S
3)。この参照画像RFaのデータ(S3)と2値化デ
ータ(S2)により、符号化回路6にてMMR符号化を
行い、符号データDaを出力する(S4)。2ライン目
以降は、参照画像データを2値イメージ格納メモリ5の
直前のラインのデータを使用する部分が、1ライン目の
動作と異なる。つまり、ライン2の符号化時は、モノク
ロ階調イメージ格納メモリ2のライン2のデータ(S
5)を2値化回路4で2値化し(S6)、2値イメージ
格納メモリ5のライン1を参照画像として(S7)、符
号化回路6でMMR符号化を行い、符号データDaを出
力する(S8)。
【0010】図3は、図1の符号化装置を用い、2プレ
ーン目及び2プレーン目以降として、スライスレベルS
L2で2値化したデータを符号化する処理手順の流れ
(基準プレーン固定)を示す図である。この図3の処理
では、モノクロ階調イメージ格納メモリ2に格納されて
いる1ライン目のイメージデータであるライン1を読出
し(S1)、2値化回路4によって2値化し、前記1回
目の符号化処理で2値イメージ格納メモリ5に格納して
おいたスライスレベルSL1で2値化したイメージデー
タの同一ラインのイメージデータを参照画像として(S
3)、符号化回路6にてMMR符号化を行い、符号デー
タDaを出力する(S4)。2ライン目以降も同様に、
モノクロ階調イメージ格納メモリ2に格納されている2
ライン目のイメージデータであるライン2を読出し(S
5)、2値化回路4によって2値化し、前記1回目の符
号化処理で2値イメージ格納メモリ5に格納しておいた
スライスレベルSL1で2値化したイメージデータの同
一ラインのイメージデータを参照画像として(S7)、
符号化回路6にてMMR符号化を行い、符号データDa
を出力する(S8)。以降、同様の処理を行うことによ
り、全イメージデータを符号化する。
【0011】(C) 利点 本実施形態のモノクロ階調イメージデータの符号化方法
では、2値化回路4においてある1つのスライスレベル
SL1で2値化した後のデータを、可逆変換であるMR
/MMR符号化を用いて符号化回路6で符号化し、他の
異なるスライスレベルSL2で2値化したデータを、最
初のスライスレベルSL1で2値化したデータを参照画
像として、符号化回路6でMMR符号化して符号データ
Daを出力するようにしている。そのため、従来の階調
データの符号化によって符号化し、復号化後のデータを
2値化した場合と比べて、画像劣化が全くなく、モノク
ロ階調データの符号化が行える。
【0012】第2の実施形態 図4、図5及び図6を参照しつつ、本発明の第2の実施
形態であるイメージデータ符号化方法の(A)装置構
成、(B)符号化処理、及び(C)利点を説明する。 (A) 装置構成 図4は、本発明の第2の実施形態で使用する符号化装置
の機能ブロック図であり、第1の実施形態を示す図1中
の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。こ
の第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、1プ
レーン目として、モノクロ階調イメージデータをあるス
ライスレベルSL1で2値化し、この2値イメージをM
R/MMR方式で符号化すると共に、この2値イメージ
を使用して、2プレーン目以降を他のスライスレベルS
L2で2値化し、符号化を行う。第1の実施形態では、
基準となる参照画像RFaを1プレーン目の2値イメー
ジを使用して符号化していたのに対し、この第2の実施
形態では、直前に2値化したイメージを参照画像RFa
として符号化するためにバッファ7を新たに設けている
点が第1の実施形態と異なっている。即ち、モノクロ階
調イメージ格納メモリ2に格納されているモノクロ階調
イメージデータを指定されたスライス値で2値化する2
値化回路4の出力側には、2値化されたイメージデータ
を1ライン分ためておくバッファ7と、2値化されたイ
メージデータをMR/MMR符号化する符号化回路6A
とが接続されている。バッファ7の出力側には、2値化
されたイメージデータを格納する2値イメージ格納メモ
リ5Aと、符号化回路6Aとが接続されている。この符
号化回路6A及び2値化回路4には、符号化処理を制御
するCPU3が接続されている。
【0013】(B) 符号化処理 まず、図4の符号化装置を用いた符号化方法の概略を説
明する。図4において、イメージ取込み部1によって、
外部からモノクロ階調イメージデータを取込む。取込ん
だモノクロ階調イメージデータは、モノクロ階調イメー
ジ格納メモリ2に格納される。格納されたモノクロ階調
イメージデータを2値化するため、まず最初に、あるス
ライスレベルSL1をCPU3によって2値化回路4に
設定しておく。この2値化回路4によってモノクロ階調
イメージデータを2値化し、一旦バッファ7に1ライン
分ためておくと共に、符号化回路6AにてMR/MMR
符号化を行う。2ライン目以降は、モノクロ階調イメー
ジ格納メモリ2からモノクロ階調イメージデータを読出
して2値化回路4で2値化すると共に、バッファ7に蓄
積された1ライン目のデータを参照データとして使用
し、符号化回路6AでMR/MMR符号化を行う。この
後、異なったスライスレベルSL2で符号化を行う場
合、CPU3によってスライスレベルSL2を2値化回
路4に設定する。そして、既に2値化済みの2値イメー
ジ格納メモリ5A内のイメージデータを参照画像とし、
モノクロ階調イメージ格納メモリ2から読出したデータ
を2値化回路4で2値化し、この2値化したデータを符
号化回路6AでMMR符号化して符号データDaを出力
する。以下、これらの具体的な処理手順を図5及び図6
を参照しつつ説明する。
【0014】図5は、図4の符号化装置を用い、1プレ
ーン目として、スライスレベルSL1で2値化したデー
タを符号化する処理手順の流れを示す図である。なお、
図5中のS1〜S12は、ステップ番号である。この図
5の処理では、モノクロ階調イメージ格納メモリ2に格
納されている1ライン目のイメージデータであるライン
1を読出し(S1)、2値化回路4によって2値化し、
バッファ7に格納する(S2)。MR符号化の場合は、
最初に1次元符号化を行うので、参照ラインが不要なた
め、2値化回路4の出力(S2)を、そのまま符号化回
路6Aにて符号化を行い、符号データDaを出力する
(S4)。MMR符号化の場合には、予め1ライン目用
参照画像RFa(全白データ)を用意しておく。この参
照画像RFaのデータ(S3)と2値化データ(S2)
により、符号化回路6AにてMMR符号化を行い、符号
データDaを出力する(S4)。2ライン目以降は、参
照画像RFaのデータとしてバッファ7のデータを使用
する点と、該バッファ7のデータを2値イメージ格納メ
モリ5Aに格納する点とが、1ライン目の動作と異な
る。つまり、ライン2の符号化時には、モノクロ階調イ
メージメモリ2のライン2のデータ(S5)を2値化回
路4で2値化し(S6)、バッファ7内のライン1の2
値化イメージデータを2値イメージ格納メモリ5Aのラ
イン1のところに格納すると共に(S7)、参照画像R
Faとして(S7)、符号化回路6AでMMR符号化を
行い、符号データDaを出力する(S8)。ここで、バ
ッファ7内のライン1の2値化イメージデータの読出し
直後に、ライン2の2値化イメージデータ(S6)をバ
ッファ7に書込んでおく。
【0015】図6は、図4の符号化装置を用い、2プレ
ーン目及び2プレーン目以降として、スライスレベルS
L2で2値化したデータを符号化する処理手順の流れ
(直前プレーン基準)を示す図である。この図6の処理
では、モノクロ階調イメージ格納メモリ2に格納されて
いる1ライン目のイメージデータであるライン1を読出
し(S1)、2値化回路4によって2値化し、バッファ
7に格納する。さらに、前記1回目の符号化処理で2値
イメージ格納メモリ5Aに格納しておいたスライスレベ
ルSL1で2値化したイメージデータの同一ラインのイ
メージデータを参照画像として(S3)、符号化回路6
AにてMMR符号化を行い、符号データDaを出力する
(S4)。2ライン目以降も同様に、モノクロ階調イメ
ージ格納メモリ2に格納されている2ライン目のイメー
ジデータであるライン2を読出し(S6)、2値化回路
4によって2値化し、バッファ7のライン1のデータを
2値イメージ格納メモリ5Aのライン1のところに格納
すると共に、ライン2の2値データを書込む。さらに、
前記1回目の符号化処理で2値イメージ格納メモリ5A
に格納しておいたスライスレベルSL1で2値化したイ
メージデータの同一ラインのイメージデータを参照画像
として(S8)、符号化回路6AにてMMR符号化を行
い、符号データDaを出力する(S9)。以降、同様の
処理を行うことにより、全イメージデータを符号化す
る。
【0016】(C) 利点 本実施形態のモノクロ階調イメージデータの符号化方法
では、2値化回路4によってある1つのスライスレベル
SL1で2値化した後のデータを、可逆変換であるMR
/MMR符号化を用いて符号化回路6Aで符号化し、2
値化回路4によって他の異なるスライスレベルSL2で
2値化したデータを、直前のスライスレベルで2値化し
たデータを参照画像として符号化回路6AによってMM
R符号化している。そのため、従来の階調データの符号
化によって符号化し、復号化後のデータを2値化した場
合と比べて、画像劣化が全くなく、モノクロ階調データ
の符号化が行える。
【0017】第3の実施形態 図7、図8及び図9を参照しつつ、本発明の第3の実施
形態であるイメージデータ復号化方法の(A)装置構
成、(B)復号化処理、及び(C)利点を説明する。 (A) 装置構成 図7は、本発明の第3の実施形態で使用する復号化装置
の機能ブロック図である。復号化装置は、第1の実施形
態の符号化方法によってモノクロ階調イメージデータが
符号化された符号データを復号化する装置である。この
復号化装置は、符号化されたデータをインタフェース等
によって外部から取込んで格納する符号データ格納メモ
リ11と、復号化のための参照画像を格納しておく基準
用2値イメージ格納メモリ12と、復号化処理をプログ
ラム制御するCPU13とを備えている。符号データ格
納メモリ11、基準用2値イメージ格納メモリ12及び
CPU13の出力側には、取込んだ符号データからイメ
ージデータを復号化する復号化回路14が接続されてい
る。復号化回路14の出力側は、基準用2値イメージ格
納メモリ12の入力側に接続されると共に、復号した結
果のイメージデータを格納しておく復号イメージ格納メ
モリ15の入力側が接続されている。
【0018】(B) 復号化処理 まず、図7の復号化装置を用いた復号化方法の概略を説
明する。図7において、第1の実施形態で符号化された
データをインタフェース等によって外部から符号データ
格納メモリ11に格納する。符号データ格納メモリ11
から符号データを読出し、復号化回路14によってMR
/MMR復号化して基準用2値イメージ格納メモリ12
に格納する。この後、異なったスライスレベルSL2で
2値化されたデータの符号データを復号化する場合は、
その符号データをインタフェース等によって外部から符
号データ格納メモリ11に格納し、そのデータを、基準
用2値イメージ格納メモリ12に格納されたデータを参
照画像として、復号化回路14でMMR復号化し、復号
イメージ格納メモリ15に格納する。以下、これらの具
体的な処理手順を図8及び図9を参照しつつ説明する。
【0019】図8は、図7の復号化装置を用い、1プレ
ーン目の符号データを復号化する処理手順の流れを示す
図である。なお、図8中のS21〜S26は、ステップ
番号である。この図8の処理では、符号データ格納メモ
リ11に格納されている符号データを読出し(S2
1)、復号化回路14に入力する。MR復号化の場合
は、最初に1次元符号化されており、参照画像が不要な
ため、そのまま復号化回路14で復号化を行う。MMR
復号化の場合は、1ライン目用参照画像RFb(全白イ
メージ)を参照画像として(S22)、復号化回路14
でMMR復号化を行い、基準用2値イメージ格納メモリ
12のライン1のところに格納する(S23)。2ライ
ン目以降は、参照データを基準用2値イメージ格納メモ
リ12の直前のラインのデータを使用する部分が1ライ
ン目の動作と異なる。つまり、ライン2の復号化時は、
符号データ格納メモリ11に格納されている2ライン目
の符号データ(S24)を読出して復号化回路14に入
力する。これと共に、基準用2値イメージ格納メモリ1
2のライン1を参照データとして(S25)、復号化回
路14でMMR復号化を行い、基準用2値イメージ格納
メモリ12のライン2のところに格納する(S26)。
【0020】図9は、図7の復号化装置を用い、2プレ
ーン目及び2プレーン目以降として、異なったスライス
レベルSL2で2値化されたイメージの符号データを復
号化する処理手順の流れ(基準プレーン固定)を示す図
である。この図9の処理では、符号データ格納メモリ1
1に格納されている符号データを読出し(S21)、基
準用2値イメージ格納メモリ12のライン1を参照画像
として(S22)、復号化回路14でMMR復号化を行
い、復号イメージ格納メモリ15のライン1のところに
格納する(S23)。同様にして、2ライン目以降も復
号化を行い、復号化されたデータを復号イメージ格納メ
モリ15に格納することにより、全符号データを復号化
する。
【0021】(C) 利点 本実施形態のモノクロ階調イメージデータの復号化方法
では、ある1つのスライスレベルSL1で2値化した後
のデータを可逆変換であるMR/MMR復号化を用いて
復号化し、他の異なるスライスレベルSL2で2値化し
たデータを、最初に復号化された基準用2値イメージデ
ータを参照画像として、復号化回路14でMMR復号化
している。そのため、従来の階調データの符号化によっ
て符号化し、復号化後のデータを2値化した場合と比べ
て、画像劣化が全くなく、モノクロ階調データの復号化
が行える。
【0022】第4の実施形態 図10、図11及び図8を参照しつつ、本発明の第4の
実施形態であるイメージデータ復号化方法の(A)装置
構成、(B)復号化処理、及び(C)利点を説明する。 (A) 装置構成 図10は、本発明の第4の実施形態で使用する復号化装
置の機能ブロック図であり、第3の実施形態を示す図7
中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この復号化装置は、第2の実施形態の符号化方法で符号
化した符号データを復号化する装置であり、図7の復号
イメージ格納メモリ15を省略してこのメモリ機能を基
準用2値イメージ格納メモリ12Aに持たせると共に、
図7の復号化回路14と異なる構成の復号化回路14A
を設けている点が、第3の実施形態と異なっている。即
ち、この復号化装置では、符号化されたデータを外部か
ら取込んで格納する符号データ格納メモリ11と、復号
化のための参照画像及び復号化した結果のイメージデー
タを格納しておく基準用2値イメージ格納メモリ12A
と、復号化処理を制御するCPU13とを備え、これら
の出力側に復号化回路14Aが接続されている。復号化
回路14Aは、取込んだ符号データからイメージデータ
を復号化する回路であり、この出力側が基準用2値イメ
ージ格納メモリ12Aの入力側に接続されている。
【0023】(B) 復号化処理 まず、図10の復号化装置を用いた復号化方法の概略を
説明する。図10において、第2の実施形態の符号化方
法で符号化されたデータを、インタフェース等によって
外部から符号データ格納メモリ11に格納する。符号デ
ータ格納メモリ11から符号データを読出し、復号化回
路14AでMR/MMR復号化して、基準用2値イメー
ジ格納メモリ12Aに格納する。この後、異なったスラ
イスレベルSL2で2値化されたデータを符号化したデ
ータを復号化する場合は、その符号データをインタフェ
ース等によって外部から符号データ格納メモリ11に格
納する。この格納されたデータを、基準用2値イメージ
格納メモリ12Aに格納されたイメージデータを参照画
像として、復号化回路14Aで復号化し、基準用2値イ
メージ格納メモリ12Aに上書きして格納する。以下、
これらの具体的な処理手順を図8及び図11を参照しつ
つ説明する。
【0024】1プレーン目の符号データを復号化する手
順は、第3の実施形態と同じのため、図8を用いて説明
する。図8において、符号データ格納メモリ11に格納
されている符号データを読出し(S21)、復号化回路
14Aに入力する。MR復号化の場合は、最初に1次元
符号化されており、参照画像が不要なため、そのまま復
号化回路14Aで復号化を行う。MMR復号化の場合
は、1ライン目用参照画像(全白イメージ)を参照画像
として(S22)、復号化回路14AでMMR復号化を
行い、基準用2値イメージ格納メモリ12Aのライン1
のところに格納する(S23)。2ライン目以降は、参
照データを基準用2値イメージ格納メモリ12Aの直前
のラインのデータを使用する部分が1ライン目の動作と
異なる。つまり、第2の復号化時は、符号データ格納メ
モリ11に格納されている2ライン目の符号データ(S
24)を読出して復号化回路14Aに入力する。これと
共に、基準用2値イメージ格納メモリ12Aのライン1
を参照データとして(S25)、復号化回路14AでM
MR復号化を行い、基準用2値イメージ格納メモリ12
Aのライン2のところに格納する(S26)。
【0025】図11は、図10の復号化装置を用い、2
プレーン目及び2プレーン目以降として、異なったスラ
イスレベルSL2で2値化されたイメージの符号データ
を復号化する処理手順の流れを示す図である。この図1
1の処理では、符号データ格納メモリ11に格納されて
いる符号データを読出し(S21)、基準用2値イメー
ジ格納メモリ12Aのライン1を参照画像として(S2
2)、復号化回路14AでMMR復号化を行い、基準用
2値イメージ格納メモリ12Aのライン1のところに上
書きして格納する(S23)。同様にして、2ライン目
以降も復号化を行い、基準用2値イメージ格納メモリ1
2Aに格納することにより、全符号データを復号化す
る。
【0026】(C) 利点 本実施形態のモノクロ階調イメージデータの復号化方法
では、ある1つのスライスレベルSL1で2値化した後
のデータを可逆変換であるMR/MMR復号化を用いて
復号化し、他の異なるスライスレベルSL2で2値化し
たデータを、直前に復号化したデータを参照画像として
復号化回路14AでMMR復号化している。そのため、
従来の階調データの符号化によって符号化し、復号化後
のデータを2値化した場合と比べて、画像劣化が全くな
く、モノクロ階調データの復号化が行える。さらに、図
7の復号イメージ格納メモリ15が不要になるので、回
路構成が簡単になる。なお、本発明は上記実施形態に限
定されず、図示の符号化装置及び復号化装置を他の構成
に変え、これに伴って処理手順を図示以外の処理手順に
変える等、種々の変形が可能である。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1〜
8の発明によれば、従来の階調データの符号化によって
符号化し、復号化後のデータを2値化した場合と比べ
て、画像劣化が全くなく、モノクロ階調データの符号化
あるいは復号化が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態で使用する符号化装置
の機能ブロック図である。
【図2】図1の1プレーン目の符号化処理の流れを示す
図である。
【図3】図1の2プレーン目以降の符号化処理の流れ
(基準プレーン固定)を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態で使用する符号化装置
の機能ブロック図である。
【図5】図4の1プレーン目の符号化処理の流れを示す
図である。
【図6】図4の2プレーン目以降の符号化処理の流れ
(直前プレーン基準)を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施例形態で使用する復号化装
置の機能ブロック図である。
【図8】図7の1プレーン目の復号化処理の流れを示す
図である。
【図9】図7の2プレーン目以降の復号化処理の流れ
(基準プレーン固定)を示す図である。
【図10】本発明の第4の実施形態で使用する復号化装
置の機能ブロック図である。
【図11】図10の2プレーン目以降の復号化処理の流
れを示す図である。
【符号の説明】
1 イメージ取込み部 2 モノクロ階調イメージ格納メモ
リ 3,13 CPU 4 2値化回路 5,5A 2値イメージ格納メモリ 6,6A 符号化回路 7 バッファ 11 符号データ格納メモリ 12,12A 基準用2値イメージ格納メモリ 14,14A 復号化回路 15 復号イメージ格納メモリ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モノクロ階調イメージデータを、複数の
    異なるスライスレベルで2値化し、1つの2値化したイ
    メージデータを基準イメージデータとし、MR符号化で
    符号化すると共に、他のスライスレベルで2値化したイ
    メージデータを前記基準イメージデータを参照画像とし
    てMMR符号化することを特徴とするイメージデータ符
    号化方法。
  2. 【請求項2】 モノクロ階調イメージデータを、複数の
    異なるスライスレベルで2値化し、1つの2値化したイ
    メージデータを基準イメージデータとし、MMR符号化
    で符号化すると共に、他のスライスレベルで2値化した
    イメージデータを前記基準イメージデータを参照画像と
    してMMR符号化することを特徴とするイメージデータ
    符号化方法。
  3. 【請求項3】 基準イメージデータとして、最初に2値
    化したイメージデータを使用することを特徴とする請求
    項1または2記載のイメージデータ符号化方法。
  4. 【請求項4】 基準イメージデータとして、直前に2値
    化したイメージデータを使用して、該基準イメージデー
    タを変えていくことを特徴とする請求項1または2記載
    のイメージデータ符号化方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2のイメージデータ符号
    化方法で符号化された符号データを復号化するイメージ
    データ復号化方法であって、 あるスライスレベルで2値化されたイメージデータのM
    R符号データを復号化し、そのイメージデータを参照画
    像として、他のスライスレベルで2値化されたイメージ
    データのMMR符号データを復号化することを特徴とす
    るイメージデータ復号化方法。
  6. 【請求項6】 請求項1または2のイメージデータ符号
    化方法で符号化された符号データを復号化するイメージ
    データ復号化方法であって、 あるスライスレベルで2値化されたイメージデータのM
    MR符号データを復号化し、そのイメージデータを参照
    画像として、他のスライスレベルで2値化されたイメー
    ジデータのMMR符号データを復号化することを特徴と
    するイメージデータ復号化方法。
  7. 【請求項7】 参照画像とするイメージデータとして、
    最初に復号化したイメージデータを使用することを特徴
    とする請求項5または6記載のイメージデータ復号化方
    法。
  8. 【請求項8】 参照画像とするイメージデータとして、
    直前に復号化したイメージデータを使用して、該基準イ
    メージデータを変えていくことを特徴とする請求項5ま
    たは6記載のイメージデータ復号化方法。
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