JPH10335003A - 電子部品内蔵コネクタ - Google Patents

電子部品内蔵コネクタ

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Publication number
JPH10335003A
JPH10335003A JP14538897A JP14538897A JPH10335003A JP H10335003 A JPH10335003 A JP H10335003A JP 14538897 A JP14538897 A JP 14538897A JP 14538897 A JP14538897 A JP 14538897A JP H10335003 A JPH10335003 A JP H10335003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
connector
terminal fitting
electronic component
connector housing
Prior art date
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Pending
Application number
JP14538897A
Other languages
English (en)
Inventor
Hikari Nabeshima
光 鍋島
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP14538897A priority Critical patent/JPH10335003A/ja
Publication of JPH10335003A publication Critical patent/JPH10335003A/ja
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を減少させつつ、組付け性が良好な
電子部品内蔵コネクタを提供すること。 【解決手段】 LA端子5、コンデンサ4、端子金具3
及び保持部材14は一体に連結されて端子ユニット20
とされ、コネクタハウジング2の部品収容室7側から装
着されて、モールド用樹脂21で充填、硬化される。コ
ネクタハウジング2には、部品収容室7とは反対側に端
子収容室8が形成されており、端子金具3に連結可能な
雌側端子金具6が装着可能とされる。端子ユニット20
を取付後に雌側端子金具6を挿入することにより、一つ
のコネクタハウジング2の内部で雌雄端子金具3,6が
連結された電子部品内蔵コネクタ1を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品内蔵コネ
クタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11〜図13には、従来の電子部品内
蔵コネクタ50を示した。この電子部品内蔵コネクタ5
0のコネクタハウジング51には、電子部品であるコン
デンサ52を内蔵するための部品収容室53と、雄側端
子金具54を収容するための端子収容室55とが備えら
れており、コンデンサ52と接続された雄側端子金具5
4が部品収容室53の開口部分から装着されて、充填材
58によりモールドされることにより取り付けられる。
一方、この電子部品内蔵コネクタ50に対して嵌合可能
な相手側コネクタ56が用意されている。この相手側コ
ネクタ56は、二つの雌側端子金具59を備えており、
このうちの一つは例えば車載用の電子機器等に連結され
ており、他の一つは例えば車体のアース接続箇所に接続
するためのアース端子57が接続されている。このよう
に構成された両コネクタ50,56を嵌合させることに
より、コンデンサ52を介して電子機器のアースをとる
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、コンデンサ
52とアース端子57とは別々のコネクタ50,56に
連結されているために、各々に対して端子金具やコネク
タハウジング等の部材を設けなければならず部品点数が
多いという問題があった。また、アース端子57を所定
の接続個所に接続する作業に加えて、電子部品内蔵コネ
クタ50を所定の個所に固定する作業も必要となるため
作業工数が多くなるという問題があった。本発明は、上
記事情に鑑みてなされたもので、その課題は、部品点数
を減少させつつ、組付け性が良好な電子部品内蔵コネク
タを提供するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明に係る電子部品内蔵コネクタは、コ
ネクタハウジングと、このコネクタハウジングに設けら
れ接続相手方となる外部端子金具と接続可能な端子金具
と、前記コネクタハウジング内に設けられて前記端子金
具に接続された電子部品と、前記コネクタハウジングに
設けられると共に一端側が外部の所要の接続個所に接続
可能であって他端側が前記電子部品に接続された接続端
子とを備えている。
【0005】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
のものであって、前記コネクタハウジングには前記外部
端子金具を収容する端子収容室が形成されるとともに、
その端子収容室に挿入された端子金具を抜け止め状態に
係止するための端子係止部が設けられていることを特徴
とする。
【0006】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、接
続端子、電子部品及び端子金具は連結されており、それ
らが一つのハウジングに設けられている。このため、接
続端子と電子部品とを接続するための部材を別に設ける
必要がない。また、接続端子を外部の接続個所に固定す
ることにより、コネクタハウジングの固定も同時になさ
れるから、作業工程を減少させることができる。
【0007】請求項2の発明によれば、外部端子金具を
端子収容室に装着すると、端子係止部によって抜止め状
態で係止されながら、端子金具と連結する。このため、
外部端子金具を電子部品を内蔵したコネクタハウジング
に直接に装着することができるから、外部端子金具用の
コネクタハウジングを別に設ける必要がない。
【0008】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>次に、本発明の第1実施形態につい
て、図1〜図7を参照しつつ説明する。図4及び5は、
組立前の電子部品内蔵コネクタ1を示すものである。こ
の電子部品内蔵コネクタ1は、コネクタハウジング2
と、雄側の端子金具3、及びこの端子金具3にコンデン
サ4(電子部品)を介して連結される接続端子に相当す
るLA端子5、さらに端子金具3に嵌合可能な相手側の
雌側端子金具6(外部端子金具)とを備えている。雌側
端子金具6は導電性金属板を折り曲げて成型されてお
り、その先端(コネクタハウジング2に始めに挿入され
る端部側)部分には箱形の連結部6Aが形成されてお
り、後述する端子金具3と連結することができる。雌側
端子金具6の後端部分においては電線Wの芯線部分(図
示せず)を圧着しており、この圧着部分を略防水状態に
保護するためにゴム栓12が組み付けられている。ゴム
栓12は三本の防水リップを備えて構成されており、コ
ネクタハウジング2の端子収容室8よりもやや大きく形
成される。また、雌側端子金具6の下面側中央部分には
ランス係合部13が設けられており、コネクタハウジン
グ2に備えられたランス10(端子係止部)に係合す
る。なお、上記電線Wは、図示はしないが車両のワイヤ
ハーネスを構成するように他の電線と共に束ねられると
ともに、車両内の電子機器に接続される。
【0009】コネクタハウジング2は、合成樹脂材によ
り直方体状に一体に形成されており、後部(図4におい
て左側)にはコンデンサ4を収容するための部品収容室
7が設けられ、前部には雌側端子金具6を装着するため
の端子収容室8が形成されている。部品収容室7は、コ
ネクタハウジング2の中央付近から後端に向かって周囲
の壁面のみを残して凹設されており、後端部分は部品挿
入口7Aとして開口されている。また、この部品収容室
7の奥側の区画壁9には、端子収容室8に連通する端子
挿通孔7Bが小さく形成される。区画壁9は部品収容室
7と端子収容室8との区画のために、部品収容室7側に
やや突設するようにして形成されており、コネクタハウ
ジング2の周壁との間に保持部材挿入空間18を隔てて
構成されている。この保持部材挿入空間18には、後述
する係止爪16を係止しておくために左右一対の係止孔
17が設けられている。
【0010】端子収容室8は雌側端子金具6を装着可能
に形成されており、コネクタハウジング2の前端部分に
雌端子挿入口8Aが開口している。端子収容室8の中央
付近の下壁面からは雌側端子金具6に係合するためのラ
ンス10が突設されている。このランス10の下方壁面
には抜き空間11が形成されており、これによりランス
10は下方に撓み変形可能とされている。さて、図1及
び図2にはLA端子5、コンデンサ4、保持部材14及
び端子金具3を組付ける前の様子を示している。これら
の部材は互いに連結されて一体となり、コネクタハウジ
ング2の部品挿入口7Aから装着される。コンデンサ4
からは、上面の前方、及び下面の後方に向かって一対の
リード線4Aが延出されており、おのおの端子金具3及
びLA端子5に接続される。LA端子5は導電性金属板
より成型されており、一端側には円形状の接続孔5Aが
設けられており例えば車両の車体に設けたアース用のス
タッドボルト等の外部の所定の接続個所(図示せず)に
固定される。また他端側には、左右一対の抱着片5Bが
形成されており、コンデンサ4から延出されるリード線
4Aをかしめ付けた後にこの部分を半田付けすることに
より連結される。
【0011】端子金具3は導電性金属板を打ち抜いて成
形されており、雌側端子金具6と連結可能とされる。端
子金具3の先端側(雌側端子金具6との接合がなされる
側)には連結部6Aに連結するためのタブ部3Bが突設
されており、後端側にはコンデンサ4のリード線4Aを
固定するための左右一対の抱着片3Aが形成されてい
る。リード線4Aを所定の位置に置いて、抱着片3Aを
かしめ付けた後に、この部分を半田付けすることによ
り、コンデンサ4と端子金具3とが連結される。また、
抱着片3Aの前方には左右一対の位置決め片3Cが形成
される。さらに、これら位置決め片3Cの中間部分に
は、抜止用の金属ランス22が切起こし形成されてい
る。
【0012】保持部材14は合成樹脂材により一体に成
型されており、前側(雌側端子金具6に近接する側)に
は係止部15が中空状に形成され、後側には端子装着部
24が形成される(図3を参照)。係止部15は部品収
容室7の断面形状に合わせた断面を持って形成されてお
り、その左右壁面からは内側向かって一対の係止爪16
が突設されている。係止部15において係止爪16が設
けられる周辺部分は、僅かに外方に撓み変形可能とされ
ている。係止爪16は区画壁9に形成された係止孔17
に係合して保持部材14をコネクタハウジング2に抜止
状態とする。係止部15の後面(図1において左側)の
上半分からは、端子装着部24が突設されている。端子
装着部24には前後に開口する端子装着孔23が設けら
れており、そこには端子金具3が装着される。端子装着
孔23の後方側は大きく開口された端子挿入口23Aと
され、前方側はそれよりも小さく開口された端子突出口
23Bとされる。端子突出口23Bは端子装着孔23の
下半分にのみ開口されており、上半分には端子係合壁2
5が突設されている。端子係合壁25には、端子金具3
の位置決め片3Cが当接して端子金具3の前方への動き
を規制する。また、端子装着孔23を形成する下壁面の
中央位置には、内側に向かって突部26が突設されてお
り、端子金具3の金属ランス22に係合してこれを抜止
保持する。また、保持部材14の係止部15の後端部分
には、全周にわたってリブ27が突設されている。この
リブ27は部品収容室7よりもやや大きく形成されてお
り、保持部材14が部品収容室7内に圧入されるとき
に、部品収容室7の壁面28との隙間を埋めるようにな
る。
【0013】このように構成された四個の部材3,4,
5,14を組付けるには、まずコンデンサ4の一対のリ
ード線4Aに対して、それぞれLA端子5と端子金具3
とを連結する。そして、端子金具3のタブ部3Bを端子
挿入口23Aから端子装着孔23内に挿入し、端子突出
口23Bから突出させる。端子金具3の金属ランス22
が撓み変形しながら突部26を乗り越えると、突部26
の前面に組み付いて後方に抜止されるとともに、位置決
め片3Cが端子係合壁25に当接することで前方への位
置決めがされる。こうして、端子金具3を所定の位置ま
で押し込むことにより、保持部材14との組付けが終了
する。なお、説明の便宜のため、以下には上記四個の部
材3,4,5,14を組み付けたものを端子ユニット2
0と称する。
【0014】次に、上記のように構成された第1実施形
態の作用及び効果について説明する。まず、端子ユニッ
ト20を部品収容室7に収容する。図3及び4に示すよ
うに、端子ユニット20を端子金具3から部品挿入口7
Aに押し入れる。端子金具3のタブ部3Bを端子挿通孔
7Bに差し込み、さらに押し込むと係止爪16が区画壁
9に押されて係止部15が外方に僅かに撓み変形しつ
つ、保持部材挿入空間18に入り込む。係止爪16が区
画壁9の係止孔17に嵌まり込むと、係止部15が復帰
変形し、端子ユニット20が抜止め状態で保持される。
このとき、係止部15の周囲に突設されたリブ27が、
壁面28を押圧しつつ押し込まれている。この状態にし
ておいてから、部品挿入口7Aからモールド用樹脂21
(エポキシ樹脂、または熱可塑性樹脂等)を注ぎ入れて
部品収容室7内に充填させ、硬化させる。
【0015】さて、従来の電子部品内蔵コネクタ50で
は、コンデンサ52と雄側端子金具54との中間位置に
は、プレート60を配している。しかし、このプレート
60はコンデンサ52の位置決め機能のみを果たすもの
であるため、充填材を注ぎ入れて硬化させる場合には、
雄側端子金具54を装着している空間から前方に漏出し
てしまうことがあった。本実施形態では、リブ27が壁
面28と保持部材14との間に圧入されつつ、隙間を埋
めているため、そのような事態が起こり難い。こうし
て、端子ユニット20が部品収容室7内に固定装着され
ると、コンデンサ4は部品収容室7内にモールド用樹脂
21によって保持されつつ、端子金具3のタブ部3Bは
端子収容室8内に突出しながら保持される。
【0016】次に、雌端子挿入口8A側から雌側端子金
具6を装着する。雌側端子金具6の先端側から端子収容
室8に押し入れると、その挿入に伴って雌側端子金具6
の下壁面がランス10を下方に撓み変形させる。そし
て、ランス10がランス係合部13に至ると、ランス1
0は復帰変形してランス係合部13に係合するととも
に、雌側端子金具6は抜止状態で端子収容室8内に保持
される。このとき、雌側端子金具6の連結部6Aには、
端子金具3のタブ部3Bが連結している。このようにし
て組付けが終了した電子部品内蔵コネクタ1は、図示し
ない所定の結合場所(例えば、車体のアース用スタッド
ボルト)に接続孔5Aを通し、ナット等の締付け部材で
締め付けることにより固定される。このようにすれば、
LA端子5を介して電子部品内蔵コネクタ1自体の位置
固定もなされる。
【0017】このように第1実施形態によれば、端子金
具3はコンデンサ4に接続されると共に、コネクタハウ
ジング2の内部に設けられている。このため、従来のよ
うに端子金具3とコンデンサ4とを接続するための部材
を別に設ける必要がない。また、雌側端子金具6は、コ
ネクタハウジング2の端子収容室8内に装着されている
ため、別のコネクタハウジングを設ける必要がなく、部
材数を減少できる。さらに、LA端子5の接続孔5Aを
外部の所定の場所に固定することにより、電子部品内蔵
コネクタ1自体の固定もなされる。加えて、LA端子5
とリード線4Aとの結合部分は部品収容室7内において
充填材によって充填されているため、この結合部分が部
品収容室7外に設けられている場合に比べて振動等に対
して強固にされており、良好な結合状態が維持される。
【0018】また、保持部材14とコネクタハウジング
2との抜止めのための係合(係止爪16と係止孔17)
は、部品収容室7の内部でなされている。このため、部
品収容室7からコネクタハウジング2の壁面28の外方
に連通する係止孔を設けた場合に比べると、コネクタハ
ウジング2の中央部分における防水性が向上されてい
る。
【0019】<第2実施形態>次に、本発明の第2実施
形態について、図8〜図11を参照しつつ説明する。な
お、本実施形態と第1実施形態とにおいて同一の構成に
は、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施
形態の電子部品内蔵コネクタ30は、LA端子5と端子
金具31及びコンデンサ4を収容する雄コネクタハウジ
ング32と、雌側端子金具6を収容する雌コネクタハウ
ジング33とを備えている。雌コネクタハウジング33
は合成樹脂材により一体に成形されており、雌側端子金
具6を収容するための雌端子収容室34が形成されてい
る。この雌端子収容室34の下壁面からはランス45が
撓み変形可能に突設されており、雌側端子金具6のラン
ス係合部13に係合する。また、雌コネクタハウジング
33の前面(雄コネクタハウジング32との嵌合を行う
面側)には、フード部35が突設されている。このフー
ド部35は、雄コネクタハウジング32のフード部36
よりも一回り大きく形成される。また、フード部35の
上面にはロック受け部37が形成されている。
【0020】雄コネクタハウジング32は合成樹脂材に
より略角柱状に一体に形成されており、前面側(雌コネ
クタハウジング33との嵌合を行う面側)には端子金具
31を保護するためのフード部36が突設される。端子
金具31が装着されると、そのタブ部31Aはフード部
36内に突出される。また、中央部分には端子金具31
を収容するための端子収容室38が形成されており、そ
の後方には部品収容室39が設けられている。端子収容
室38は部品収容室39側に突設するようにして形成さ
れており、端子収容室38と部品収容室39とは区画壁
40によって区切られ、その後端は端子装着口38Aと
して開口している。端子収容室38の下壁面には、端子
金具31を係合するためのランス41が撓み変形可能に
突設されている。さらに、雄コネクタハウジング32の
上前面には、ロック爪43が突設されており、両コネク
タハウジング32,33の嵌合に際してロック受け部3
7に嵌まり込んで、両コネクタハウジング32,33を
抜止保持する。また、部品収容室39の後端部分は、部
品挿入口39Aとして開口されている。
【0021】端子金具31は導電性金属板を折り曲げて
成形されており、前方には雌側端子金具6の連結部6A
に接続可能なタブ部31Aが設けられ、その後方にはラ
ンス係合部31Bが備えられている。また、後部にはコ
ンデンサ4のリード線4Aをかしめ付けておくバレル部
31Cが設けられる。コンデンサ4から延出されるリー
ド線4A,4Bのうち、一方側のリード線4Bは他方側
よりも長くされており、長い方のリード線4Bが端子金
具31のバレル部31Cに接続される。このリード線4
Bのコンデンサ4よりには、プレート42が取り付けら
れている。
【0022】このプレート42の中央部分にはリード線
4Bよりもやや小さな孔が設けられており(図示せ
ず)、その孔にリード線4Bを挿通することによりプレ
ート42がコンデンサ4と連結される。プレート42は
端子装着口38Aを覆うようにして組み付けられ、コン
デンサ4の位置決めを行うとともに、部品収容室39内
に充填されるモールド用樹脂21が自由に端子収容室3
8側へ漏出するのを規制する。四種類の部材4,5,3
1,42の組付けについて簡単に説明すると、まずコン
デンサ4のリード線4Bにプレート42を組付ける。次
に、両リード線4A,4Bの各々にLA端子5の抱着片
5B及び端子金具31のバレル部31Cをかしめ付けた
後、半田付けして固着する。なお、以下ではこのように
して、組み付けられた四種類の部材4,5,31,42
を端子ユニット44と称する。
【0023】次に、上記のように構成された本実施形態
の作用、効果について説明する。まず、雌コネクタハウ
ジング33の雌端子収容室34に雌側端子金具6を装着
する。連結部6A側から雌端子収容室34内に挿入し、
ランス係合部13がランス45に係合することにより、
雌側端子金具6が抜止状態で保持される。こうして、雌
コネクタハウジング33側の組付けが終了する。次に、
雄コネクタハウジング32側の組付けについて説明す
る。端子ユニット44を雄コネクタハウジング32の部
品収容室39に装着する。すなわち、タブ部31Aを部
品挿入口39A側から入れ始め、さらに端子装着口38
Aに挿入する。端子金具31の下面がランス41を弾性
変形させながら押し込まれ、ランス係合部31Bがラン
ス41に係合するとランス41が復帰変形して端子金具
31が抜止保持される。このとき、プレート42は端子
装着口38Aを覆うようにして組み付けられている。こ
の状態にしておいてから、部品挿入口39Aからモール
ド用樹脂21を注ぎ入れて部品収容室39内に充填さ
せ、硬化させる。こうして雄コネクタハウジング32側
の組付けが終了する。
【0024】このようにして組み付けられた雄コネクタ
ハウジング32と、雌コネクタハウジング33とを嵌合
する。雄コネクタハウジング32のフード部36を雌コ
ネクタハウジング33のフード部35内に挿入するよう
にして嵌合させ、ロック爪43がロック受け部37に係
合するまで両コネクタハウジング32,33を押圧操作
する。ロック爪43がロック受け部37に嵌まり込む
と、両コネクタハウジング32,33は抜止状態で嵌合
されるとともに、内部ではタブ部31Aが連結部6Aに
挿入されて両端子金具31,6が接合している。こうし
て、電子部品内蔵コネクタ30の組付けが終了する。
【0025】このように、本実施形態によれば、端子金
具31とコンデンサ4は直接連結されているから、従来
のように別部材を設ける必要がない。また、LA端子5
の接続孔5Aを外部の所定の場所に固定することによ
り、電子部品内蔵コネクタ30自体の位置固定もなされ
る。加えて、LA端子5とリード線4Aとの結合部分は
部品収容室7内において充填材によって充填されている
ため、この結合部分が部品収容室7外に設けられている
場合に比べて振動等に対して強固にされており、良好な
結合状態が維持される。
【0026】本発明は前記実施形態に限定されるもので
はなく、例えば次に記載するようなものも本発明の技術
的範囲に含まれる。 (1)端子係止部は、コネクタハウジング側に設けられ
たものに限らず、端子金具から突設させたランスを、コ
ネクタハウジング側の凹部に係合させる、いわゆる金属
ランス形式であってもよい。 (2)電子部品はコンデンサのみに限らず、抵抗、ダイ
オード等でもよい。 (3)雌雄端子金具の装着場所を逆にしてもよい。すな
わち、雌側端子金具を接続端子に直結して部品収容室側
から装着し、雄側端子金具を電線に直結する構造として
もよい。 (4)接続端子の頭部の形状は、丸である必要はない。
その他、角形、L字型、U字型等であってもよい。 (5)接続端子は車両のボディアース用のLA端子に限
らず、外部の所要の接続個所に接続可能とされている接
続端子であればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態において組付け前のLA端子、電
子部品、雄側端子金具及び保持部材の一部断面正面図
【図2】組付け前のLA端子、電子部品、雄側端子金具
及び保持部材の一部断面側面図
【図3】保持部材を示す図 (A)平面図 (B)側断面図 (C)底面図
【図4】組付け前の電子部品内蔵コネクタの一部断面正
面図
【図5】組付け前の電子部品内蔵コネクタの一部断面側
面図
【図6】組付け後の電子部品内蔵コネクタの一部断面正
面図
【図7】組付け後の電子部品内蔵コネクタの一部断面側
面図
【図8】第2実施形態において組付け前の電子部品内蔵
コネクタの一部切欠き正面図
【図9】嵌合前の電子部品内蔵コネクタの一部断面正面
【図10】嵌合前の電子部品内蔵コネクタの一部断面側
面図
【図11】従来例において組付け前の電子部品内蔵コネ
クタの一部切欠き正面図
【図12】同例において嵌合前の電子部品内蔵コネクタ
の一部切欠き正面図
【図13】同例において嵌合前の電子部品内蔵コネクタ
の一部断面側面図
【符号の説明】
1,30…電子部品内蔵コネクタ 2,32,33…コネクタハウジング 3,31…端子金具 4…コンデンサ(電子部品) 5…LA端子(接続端子) 6…雌側端子金具(外部端子金具) 8,38…端子収容室 10…ランス(端子係止部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングと、このコネクタハ
    ウジングに設けられ接続相手方となる外部端子金具と接
    続可能な端子金具と、前記コネクタハウジング内に設け
    られて前記端子金具に接続された電子部品と、前記コネ
    クタハウジングに設けられると共に一端側が外部の所要
    の接続個所に接続可能であって他端側が前記電子部品に
    接続された接続端子とを備えてなる電子部品内蔵コネク
    タ。
  2. 【請求項2】 前記コネクタハウジングには前記外部端
    子金具を収容する端子収容室が形成されるとともに、そ
    の端子収容室に挿入された端子金具を抜け止め状態に係
    止するための端子係止部が設けられていることを特徴と
    する請求項1記載の電子部品内蔵コネクタ。
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