JPH10331344A - 防水層張設構造 - Google Patents

防水層張設構造

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JPH10331344A
JPH10331344A JP13830897A JP13830897A JPH10331344A JP H10331344 A JPH10331344 A JP H10331344A JP 13830897 A JP13830897 A JP 13830897A JP 13830897 A JP13830897 A JP 13830897A JP H10331344 A JPH10331344 A JP H10331344A
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JP
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waterproof
layer
fixed
sheet
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Application number
JP13830897A
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English (en)
Inventor
Masaya Sera
昌也 世良
Shuji Nakamura
修治 中村
Miki Omori
美樹 大森
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Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Tsutsunaka Sheet Bosui KK
Original Assignee
Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Tsutsunaka Sheet Bosui KK
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Publication date
Application filed by Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd, Asahi Chemical Industry Co Ltd, Tsutsunaka Sheet Bosui KK filed Critical Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 初期施工が容易で、かつ耐用年数を著しく延
長し得て、しかも施工コストと補修や再施工の頻度を低
減し得る、構造物の防水形成部の防水層張設構造を提供
する。 【解決手段】 構造物の防水形成部に合成樹脂系シート
の第1防水層を張設した後、続いてその上に合成樹脂系
シートの第2防水層を重ね合わせるように張設してなる
ものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビル、家屋等の
RC(鉄筋コンクリート)製あるいはALC(軽量気泡
コンクリート)製の構造物の屋外側の躯体表面を防水す
るための防水層張設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、RCあるいはALC等からなるビ
ルや家屋等の防水を必要とする屋外側の躯体表面すなわ
ち防水形成部には、雨水の浸入を防ぐために、各種の防
水層が敷設されている。中でもシート状の防水層を前記
防水形成部を覆うように敷設した、いわゆるシート防水
工法が広く採用されている。
【0003】上記シート防水工法には、例えば、図8に
示すように、シート状の防水層(52)を防水形成部
(51)に接着剤層(53)を介して全面的に接合固定
する密着工法による方法、または、図9に示すように、
防水層(62)を、頭部に固定板(63a)が取付けら
れ支柱部(63b)が防水形成部(61)に埋設される
固定具(63)の前記固定板(63a)の上面に接合固
定するか、図10に示すように、防水層(72)を、同
様の固定具(73)の固定板(73a)の下面で接合固
定することにより水密状に敷設する絶縁工法による方法
がある。なお、図9及び図10の(67)(77)は、
防水形成部(61)(71)の入隅部に固定されて、そ
の上面に防水層(62)(72)を接合固定するための
断面L字型鋼板からなる固定用部材である。
【0004】上記シート防水工法の中でも絶縁工法によ
って得られる防水構造は、防水層(62)(72)が防
水形成部(61)(71)と部分的に接合されているた
め、例え防水形成部(61)(71)に亀裂等が生じて
も、長期にわたって防水層(62)(72)にその影響
が及ばないという構造上の利点がある。
【0005】しかしながら、RCやALC等の躯体から
なる構造物は、防水層の2〜4倍の耐用年数を有してお
り、多くの場合このような構造物の防水層は、前記構造
物の耐用期間中に1〜3回の補修や再施工が必要になっ
ていた。特に、経年劣化により防水層に亀裂などが発生
し漏水を生じたときの補修や再施工に際しては、既存防
水層の表面が劣化しており、また汚れているため、再施
工する新規防水層を接着や溶着によって既存防水層へ直
接接合することはできず、従って敷設されている既存防
水層を全て除去するかもしくは除去せずに新たな防水層
を既存防水層の上から再度施工することとなり、いずれ
にしても固定具や固定用部材を再度設置し直して、新規
防水層を形成しなければならなかった。またこの場合、
既存防水層の撤去時や、固定具の取付け時には、既存防
水層に穴があけられる結果、作業は、雨天では漏水の危
険を伴うという問題がある。
【0006】このような問題に対し、従来防水層自体の
耐久性を向上するための手段として、防水層のシート厚
さを増加することでこれに対応してきたが、しかし防水
層の厚さを増加させても、太陽光線中の紫外線や雨水等
の外的要因によるシート表面の劣化は避けられず、経年
においてシート表面は粗面化し、さらに亀裂が発生し拡
大して、ついにはシートの破壊を招く結果となり、厚さ
増加に見合った耐用年数の向上を実現し得ていないとい
うのが実情である。
【0007】このように、近年、構造物の耐用年数に見
合った防水層自体の耐久性向上や、補修や再施工の頻度
の低減が重要な課題となっている。なお、ここでいう防
水層の耐久性とは、合成樹脂系シートを材料とする防水
層が文字通り防水機能を継続して発揮し得るか否かの状
態を言うのであり、漏水が例え局部的にのみ生じたとし
ても、それが材料の劣化によるものである限り、防水構
造全体からみた防水層の耐久性は尽きたものと判断され
るものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うな従来の問題点を改善し、初期施工が容易で、かつ耐
用年数を著しく延長し得て、しかも施工コストと補修、
再施工の頻度を低減し得る、構造物の防水形成部の防水
層張設構造を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明者らは種々研究
を重ねた結果、RCやALC等の構造物の防水形成部に
接着工法や絶縁工法によって張設された第1の防水層の
全面もしくは部分的に、第2の防水層を接合して、全体
を2層構造の張設構造とすることによって、第2防水層
が外的要因により劣化を生じても第1防水層は外的要因
より保護され、上記目的を達成することができることを
見出しこの発明を完成した。
【0010】すなわち、この発明は、構造物の防水形成
部に合成樹脂系シートの第1防水層を張設した後、続い
てその上に合成樹脂系シートの第2防水層を重ね合わせ
るように施工してなる防水層張設構造を要旨とする。
【0011】この発明の好ましい実施態様は、第1防水
層と第2防水層が互いに部分的に固定されている態様と
する。
【0012】また、この発明の別の好ましい実施態様
は、上記防水層張設構造において、頭部に固定板が取付
けられ支柱部が防水形成部に埋設されるようにした複数
の固定具の各固定板の上面に第1防水層が固定され、第
2防水層が前記第1防水層の固定位置における第1防水
層に固定されている態様とする。
【0013】さらに、この発明の別の好ましい実施態様
は、上記防水層張設構造において、頭部に固定板が取付
けられ支柱部が防水形成部に埋設されるようにした複数
の固定具の各固定板の上面に第1防水層が固定され、第
2防水層が前記第1防水層の固定位置以外の複数位置に
おいて分散的に第1防水層に固定されている態様とす
る。
【0014】さらにまた、この発明のまた別の好ましい
実施態様は、上記防水層張設構造において、頭部に固定
板が取付けられ支柱部が防水形成部に埋設されるように
した複数の固定具の各固定板の下面に第1防水層が固定
され、第2防水層が前記各固定板の上面に固定されてい
る態様とする。
【0015】さらにまた、この発明のさらに別の好まし
い実施態様は、上記防水層張設構造において、頭部に固
定板が取付けられ支柱部が防水形成部に埋設されるよう
にした複数の固定具の各固定板の下面に第1防水層が固
定され、第2防水層が前記第1防水層の固定位置以外の
複数位置で分散的に第1防水層に固定されている態様と
する。
【0016】さらにまた、この発明のさらに別の好まし
い実施態様は、上記いずれかの防水層張設構造におい
て、第1防水層と第2防水層が軟質塩化ビニル樹脂であ
る態様とする。
【0017】さらにまた、この発明のさらに別の好まし
い実施態様は、第1防水層と第2防水層が軟質塩化ビニ
ル樹脂である上記いずれかの防水層張設構造において、
第1防水層と第2防水層の間に可塑剤移行防止層が設け
られている態様とする。
【0018】この発明における第1防水層及び第2防水
層は、いずれも軟質の合成樹脂系シートより構成する。
適用される樹脂は、種々のものが選択可能であるが、例
えば軟質塩化ビニル樹脂、軟質ポリエチレン系樹脂、軟
質塩素化ポリエチレン系樹脂、軟質ポリプロピレン系樹
脂、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)系樹脂、ウ
レタン系樹脂等が挙げられる。これらの中で特に軟質塩
化ビニル樹脂は、樹脂同士を接合するときに有機溶媒、
接着剤、融着等により容易に行えることから施工面で優
れ好ましい。また、前記合成樹脂系シートは、文字通り
樹脂単体のものであるほか、ガラス繊維等の無機繊維ま
たはポリエステル繊維等の有機合成繊維で補強された繊
維補強合成樹脂系シートであってもよい。
【0019】上記の軟質合成樹脂系シートの厚さは、適
用する樹脂の種類、形態によって決定されるが、概ね
1.0〜3.0mmの範囲である。この場合、厚さが
1.0mm未満では太陽光線の照射や雨水の接触による
柔軟性の低下、表面の粗面化、亀裂の発生等のいわゆる
屋外耐候劣化によって、防水層はその実用耐久性が十分
に維持されず、また厚さが3.0mmを超えるとその耐
久性は若干向上はするものの、張設作業効率が著しく低
下し、しかも耐久性の向上に見合うコスト効率が得られ
ず実用的ではない。特に、軟質合成樹脂シートの表面が
劣化して粗面化が進み、亀裂が発生すると、その亀裂は
厚さに関わりなく伝播するので、厚さの増加に見合う亀
裂の抑制効果はほとんどない。したがって、両防水層の
厚さは好ましくは1.3〜2.5mmの範囲とする。ま
た、両防水層は前記厚さの範囲であれば、互いに同一の
厚さであっても異なる厚さであってもよい。
【0020】この発明の防水層張設構造では、第1防水
層は、これに部分的に固定された第2防水層によって外
部環境から絶縁された状態とされ、第2防水層が太陽光
線中の紫外線や雨水等の外的要因によって経年劣化し亀
裂等が生じたとしても、その欠点が裏面にまで至らない
限り、かかる外的要因から保護され、さらに劣化が進行
して第2防水層の裏面にまで亀裂が貫通する状態に至っ
てもそれが破れ去らない限り、少なくとも太陽光線から
は保護される。
【0021】ところで、この発明において最も重要な点
は、防水層張設構造について、上記のように第1防水層
と第2防水層とを分離した、いわゆる複層状態の構造を
採用したことである。いま仮に1枚で10年間の耐久性
を有する軟質合成樹脂系シートを2枚用い、この発明に
従って複層状態に施工するものとすると、表層の第2防
水層は10年で劣化するが、下層の第1防水層は殆ど劣
化せず、さらに10年以上の耐用年数を期待することが
できるのである。しかし、これと同質の材料シートを仮
に厚さを2倍にして用いたとしても、従来の単層構造を
採用する限りにおいては、単純に20年(10年×2
倍)はおろか、実際にはおよそ16〜17年の耐用年数
しか得られないというのが実情である。これは単層の軟
質合成樹脂系シートの表面部分の肌荒れ現象やひび割れ
現象等の表面劣化から亀裂を生じ、この亀裂が該シート
の熱伸縮等によって厚さに関わりなく容易に拡大し伝播
して、漏水を伴う破壊を早期に招くためと考えられる。
【0022】また、この発明においてつぎに重要な点
は、第1防水層が張設された後、続いてその上に第2防
水層を重ね合わせるように張設する点である。すなわ
ち、第2防水層は第1防水層に引続いて張設される必要
があり、先に第1防水層が張設され、経年による表面劣
化の兆候が現れた後に、第2防水層を重ね合わせて張設
しても、もはや第1防水層自体の亀裂等による表面劣化
の進行を防止ないし抑制することは困難となる。これ
は、先に張設された第1防水層が、その表面に一旦前記
亀裂のような欠点を生じると、気温の変化に伴う防水層
の熱伸縮等によって、第2防水層の存在の如何に関わら
ず劣化現象が進行するためである。
【0023】ここで、防水層に軟質塩化ビニル樹脂シー
トを適用する場合について述べると、この場合は、特に
該シートの主要成分である可塑剤の影響について考慮す
ることが必要となる。すなわち、軟質塩化ビニル樹脂シ
ートに含まれる可塑剤は、通常、経年的にシート表面か
ら徐々に揮散し消失する性質を有する。このような可塑
剤の揮散、消失の現象は、太陽光線や雨水等の外的要因
の影響を受けて著しく促進され、該シート中の可塑剤
は、表面付近の可塑剤の揮散、消失を補うように内部か
ら表面部分に向かって移行し、拡散することが知られて
いる。そして、該シートは、その中に残存する可塑剤量
によって物性が左右されるのであり、この可塑剤の残存
量が著しく減少すると、柔軟性や伸び特性が低下し、い
わゆる脆化現象を起こす。前記脆化現象を起こした該シ
ートは、気温の変化に伴う熱伸縮等によって亀裂を生じ
易くなる。つまり、かかる脆化現象は上記の軟質塩化ビ
ニル樹脂シートの劣化現象を促進する重要な要因の一つ
となる。
【0024】この発明による複層状態の防水張設構造の
場合、第2防水層で可塑剤が減少しても、第1防水層か
ら第2防水層に可塑剤が移行することを抑えることがで
きる。かつ、第1防水層は、第2防水層によって覆われ
ているため直接太陽光線や雨水等の外的要因の影響を受
けず、かかる外的要因の影響を直接受ける第2防水層に
比べて可塑剤の揮散、消失の現象は極めて低く抑えられ
る。図11は、第1防水層及び第2防水層に軟質塩化ビ
ニル樹脂シートを張設したこの発明の実施形態におい
て、使用開始から一定期間経過後の前記各防水シート中
の可塑剤の量を、防水シートの表面からの深さ方向部位
別に測定し、初期の量を100として一定期間経過後の
残存率を部位に対応させグラフにしたものである。すな
わち、第1防水層である防水シート(I)では90〜9
6%の値を示し、第2防水層である防水シート(II)で
は50〜70%の値を示していることがわかる。防水シ
ート(II)は、その表面が屋外に面し、太陽光、雨水に
晒されているから、可塑剤の揮散、消失が他の部分より
もより多く進み、防水シート(I)は、防水シート(I
I)によって太陽光、雨水から遮蔽されていることと、
防水シート(II)と別体とされた2層構造であることの
ために防水シート(I)から防水シート(II)への可塑
剤の移行、拡散が遮断されて、防水シート(I)の可塑
剤の減少が極めて少ない範囲に抑えられていることがわ
かる。つまり、このような2層構造では、経年後も第1
防水層は、第2防水層が存在する限り、張設初期の柔軟
性や伸び特性の物性値を維持しつつ存在し、第1防水層
の耐用年数は著しく向上するのである。
【0025】ところで、この発明のように防水層張設構
造を2層構造とする場合、別体の防水シート同士が単に
接触状態に置かれただけでも経年的に若干量の可塑剤
が、可塑剤の多い方の第1防水層から少ない方の第2防
水層へ移行を起こすこともあり、従ってこの発明の防水
層張設構造において防水層に軟質塩化ビニル樹脂シート
を適用する場合には、第1防水層から第2防水層への可
塑剤の移行を防止し、第1防水層が脆化現象を起さない
よう物性を有効に長期間維持するために、両防水層間に
可塑剤移行防止層を設けることが好ましい。
【0026】一般に、防水層の劣化を防止し耐久性を向
上するために、合成樹脂系シートの成分樹脂の選択、樹
脂シートの繊維等による補強、防水層自体の厚さ増加、
保護膜形成による表面改良等によってかかる劣化現象を
軽減し、または遅延させる手段が講じられ、その結果耐
久性をかなり向上し得てはいるものの、これを完全に防
止することは材料的に不可能であり、その程度には自ず
から限度がある。
【0027】そして、この発明の第1防水層及び第2防
水層に用いられる合成樹脂系シートも、上記のように耐
久性に限度がある点において例外ではないが、この発明
による複層構造の防水層張設構造を採用するものとすれ
ば、第2防水層が所期の耐用年数を終え、それのみでは
漏水が局部的に生じた状態に至っても、これを剥離除去
することなく使用するのであるから、第1防水層は、耐
用年数を終え前記状態にある第2防水層の遮蔽作用によ
って少なくとも太陽光線には引続き晒されることがな
く、劣化が抑制された状態で存在する。従って、複層構
造では、防水層張設構造全体の防水機能が、第1防水層
によって依然として維持されるので、その結果、厚さが
第1防水シートと第2防水シートの全体の厚さに等しい
防水シートからなる単層構造のものに比べ、耐用年数を
長くすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
実施例を示す図面に従って説明する。なお、ここに示す
例では、第1防水層と第2防水層がいずれも構造物の防
水形成部全面に施工された形態を主に挙げるが、第2防
水層を第1防水層の主要面のみに張設する部分的な防水
層の重ね合せ形態も当然にこの発明に含まれるものとす
る。
【0029】また、ここに示す例では、防水層に適用さ
れる合成樹脂系シートには軟質塩化ビニル樹脂シートを
適用するものとし、かかる防水層を固定する方法として
は、THF、MEK等の有機溶剤を用いて溶着する方
法、ニトリルゴム系、アクリル系、ウレタン系等の接着
剤を用いて接着する方法、熱を利用して融着する方法、
または固定具類を用いて押圧する方法等を適宜選択する
ものとした。
【0030】図1は、この発明の防水層張設構造を、密
着工法を基本にしたビルの陸屋根に適用した場合の実施
形態を示す断面図であり、屋上(1)の床面(2a)及
びパラペット面(2b)を含む防水形成部(2)の上面
には、第1防水層(4)及び第2防水層(5)が順次重
ね合わせられるように張設されており、前記第1防水層
(4)は前記防水形成部(2)の全面(w)に接着して
固定され、前記第2防水層(5)は、前記第1防水層
(4)の上面に小部分(s)で部分的に溶着して固定さ
れている。
【0031】図2は、この発明の防水層張設構造を、絶
縁工法を基本にしたビルの陸屋根に適用した場合の実施
形態を示す断面図であり、屋上(11)の床面(12
a)及びパラペット面(12b)を含む防水形成部(1
2)の上面に防水層が形成されている。すなわち、床面
(12a)上面には、断熱材(13)、第1防水層(1
4)及び第2防水層(15)が順次重ね合わされるよう
に施工されており、前記断熱材(13)は、これを貫通
する固定具(16)の先端が前記防水形成部(12)に
埋設された支柱部(16a)の頂部に取付けられた固定
板(16b)により押圧されて固定されており、前記第
1防水層(14)は前記固定板(16b)上面に接着し
て固定され、さらに前記第1防水層(14)の固定位置
(t)において前記第2防水層(15)が前記第1防水
層(14)に直接に融着して固定されている。また(1
7)は断面L字型鋼板からなる固定用部材であり、床面
(12a)とパラペット面(12b)の入隅部分に対応
する位置に、床面(12a)に対しては断熱材(13)
を介して固定されており、この固定用部材(17)の表
面に前記第1防水層(14)が固定される。なお、前記
防水形成部(12)は、RC(鉄筋コンクリート)から
なっている。
【0032】ここで、第1防水層(14)を固定する固
定具(16)は、図7に示すとおり支柱部(16a)と
その頂部に取付けられた固定板(16b)より構成さ
れ、固定板(16b)は鋼板からなる芯材(c)の少な
くとも片面に樹脂層(p)が積層された、例えば塩ビ鋼
板等の樹脂鋼板からなる円盤状、帯状等の形状とされた
ものであり、前記第1防水層(14)は固定板(16
a)の上面の樹脂層(p)に接着して固定される。
【0033】図3は、この発明の防水層張設構造を、絶
縁工法を基本にした一般住宅のバルコニーに適用した場
合の実施形態を示す断面図であり、バルコニー(21)
の床面(22a)、腰壁面(22b)ないし建屋壁面
(22b´)を含む防水形成部(22)の上面に防水層
が形成される。すなわち、床面(22a)上面には、断
熱材(23)、第1防水層(24)及び第2防水層(2
5)が順次重ね合わされるように施工されており、前記
断熱材(23)と第1防水層(24)とは、これらを貫
通する固定具(26)の先端が前記防水形成部(22)
に埋設された支柱部(26a)の頂部に取付けられた固
定板(26b)により押圧され、かつ第1防水層(2
4)は前記固定板(26b)の下面と接着して固定され
ており、前記第2防水層(25)は前記第1防水層(2
4)の固定位置(u)において前記固定板(26b)の
上面に接着または融着して固定されている。第1防水層
(24)及び第2防水層(25)の建屋壁面(22b
´)側の端部は、シーリング材(f)で水密状態に端末
処理される。また(27)は断面L字型鋼板からなる固
定用部材であり、床面(22a)と腰壁面(22b)、
床面(22a)と建屋壁面(22b´)の各入隅部分に
対応する位置に床面(22a)に対しては断熱材(2
3)を介して固定されており、この固定用部材(27)
の表面に前記第1防水層(24)が固定される。なお、
前記防水形成部(22)は、ALC(軽量気泡コンクリ
ート)からなっている。なおまた、固定具(26)は、
図2で示した固定具(16)と基本的には同様のものと
するが、固定板(26b)には鋼板からなる芯材(c)
の上下面に樹脂層(p)(p)が積層されたものが適用
され、第1防水層は下面の樹脂層(p)に、第2防水層
は上面の樹脂層(p)に接着または融着して固定され
る。
【0034】また、上記絶縁工法を基本にした防水層張
設構造では、第1防水層(14)(24)と第2防水層
(15)(25)の両防水層は、前記図2の防水層張設
構造を一部変形した図4及び前記図3の防水層張設構造
を一部変形した図5に示すように、前記固定板(16
b)(26b)による第1防水層(14)(24)の各
固定位置(t)(u)以外の各複数位置(t´)(u
´)において直接的に溶着または融着して固定されても
よい。
【0035】なお、上記固定具(16)(26)の固定
板(16b)(26b)としては、一般市販の塩化ビニ
ル鋼板が用いられ、前記防水シート(14)、及び(2
4)(25)は前記塩化ビニル鋼板の塩化ビニル樹脂層
に接着または融着して固定される。
【0036】上記で示す例のように、防水層に軟質塩化
ビニル樹脂シートを適用する場合の防水層張設構造で
は、第1防水層と第2防水層の間の可塑剤の移行を防止
するための可塑剤移行防止層を設けることができる。図
6(イ)(ロ)(ハ)にその一例を示す。第1防水層
(4)(14)(24)と第2防水層(5)(15)
(25)との間に、可塑剤移行防止層(7)(17)
(27)が設けられ、例えばポリエチレンの薄層シー
ト、ガラス繊維とポリエチレンの複合シート、発泡ポリ
エチレンのシート等が適用される。
【0037】ここで、図7に従って、この発明における
第1防水層と第2防水層の張設と相互の固定について述
べる。なお、図7は、絶縁工法による図4で例示した防
水層張設構造と同様の形態によるものであり、第2防水
層(15)を第1防水層(14)に部分的に固定する防
水層の重ね合せ形態である。まず第1防水層(14)
は、単位材料としての防水シート(14s)を、防水形
成部(12)の床面(12a)上面に断熱材(13)を
介在させて配置し、前記断熱材(13)を貫通して一定
間隔(m)をおいて床面(12a)に固定された固定具
(16)の固定板(16b)樹脂層(p)上面に接着し
て固定し、隣接する各防水シート(14s)の各端部同
士を端部を重ね合わせながら接着剤等により順次接合し
水密処理を施すことにより形成する。ついで第2防水層
(15)は、単位材料としての防水シート(15s)を
第1防水層(14)の固定位置(t)以外の分散した複
数位置(t´)で一定間隔(n)をおいて防水シート
(14s)に接着して固定し、隣接する各防水シート
(15s)の各端部同士を端部を重ね合わせながら接着
剤等により順次接合し水密処理を施すことにより形成す
る。この場合の、第1防水層(14)と第2防水層(1
5)との相互の固定は、前記のように分散した複数位置
(t´)に限らず、例えば防水シート(14s)(15
s)の端部に沿った帯状の部分において接着し固定して
もよい。しかし、いずれの場合にも、相互の固定が防水
機能を損なわない限り、小面積にとどめることが望まし
い。
【0038】この発明の防水層張設構造によれば、第1
防水層と第2防水層とが直接的または間接的に、かつ部
分的に固定された状態で張設されたものであるから、第
2防水層は、それを単独で見た場合の所期の耐用期間を
終え、表面に亀裂などの劣化現象が生じた状態にあって
も、なおこれを剥離除去することなく使用することによ
って、太陽光線を遮蔽し第1防水層を太陽光線から保護
する役目を持続させることができる。その結果、第1防
水層は、それ単独の場合よりも劣化が極めて緩やかにし
か進行しないこととなり、亀裂などの漏水の原因となる
第1防水層の劣化現象を長期間抑制することが可能とな
る。
【0039】
【発明の効果】以上のように、この発明の防水層張設構
造は、従来の単層からなる防水層張設構造が防水層の厚
さを増加しても防水層が経年劣化により一旦表面にひび
割れが生じると防水層下面までひび割れが達して、全体
が防水不良となり、厚さの増加に見合う耐久性向上は期
待できないものであるのに対し、第1防水層及び第2防
水層の両層の厚さに見合う耐久性向上が期待でき、また
第1防水層と第2防水層は部分的に固定されているので
第2防水層が表面にひび割れを生じそれが内部に伝播し
てたとえ破断したとしても、ひび割れは第1防水層と第
2防水層の境界でストップし、第1防水層には直接影響
することはなく、防水形成部の防水機能は確実に維持さ
れる。
【0040】また、この発明の防水層張設構造では、構
造物の防水形成部に合成樹脂系シートの第1防水層を張
設した後、続いてその上に合成樹脂系シートの第2防水
層を重ね合わせるように施工してなる防水層張設構造で
あるから、第2防水層によって第1防水層は直接太陽光
線や雨水に晒されず表面劣化に伴う物理的損傷が大幅に
抑制される。特に合成樹脂シートとして軟質塩化ビニル
樹脂シートを選択した場合は、第1防水層に含まれる可
塑剤の揮散、消失の現象を抑えられ、経年後も柔軟性を
維持し伸び特性を維持することが可能となることから、
この発明による防水張設構造は第1防水層の耐用年数を
著しく延長し得て、補修及び改修の回数を減ずることが
できる。
【0041】さらに、この発明の防水層張設構造は、基
本的には通常のシート防水工法を採用して合成樹脂系シ
ートの第1防水層を施工した後、続いてその上に合成樹
脂系シートの第2防水層を重ね合せるようにして施工す
るものであるから、張設作業を簡単かつ確実に行うこと
ができ、施工コストを低減することができる。
【0042】さらにまた、従来の単層からなる防水層張
設構造では、劣化時の補修及び改修に初期施工と同等以
上の工数を必要とするが、この発明による防水張設構造
によれば、第2防水層で経年劣化等による亀裂が発生し
た場合でも、構造物の内部へ直接漏水するには至らず、
改修する際には、天候に関わりなく第2防水層だけを除
去することが可能で、新たに第2防水層を形成する際に
は、第1防水層は表面劣化、汚れ等が少ないため、直接
新たな第2防水層を既設の第1防水層に接着剤等により
貼合わせることが可能となり、従来必要であった固定具
と固定用部材の再度設置も不用となるため、必要な固定
具等の使用部材の大幅な削減や、改修に要する工事期間
の短縮による施工コストの削減ができる。
【0043】なおまた、この発明による防水層張設構造
においては、第1防水層と第2防水層との間に可塑剤移
行防止層を設けることにより、第1防水層の可塑剤の揮
散、移行を防止できるから、第1防水層の耐久性を更に
一層向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の防水層張設構造の実施形態を示す
断面図である。
【図2】 この発明に防水層張設構造の他の実施形態を
示す断面図である。
【図3】 この発明の防水層張設構造の他の実施形態を
示す断面図である。
【図4】 図2の実施形態の変形例を示す断面図であ
る。
【図5】 図3の実施形態の変形例を示す断面図であ
る。
【図6】 この発明に防水層張設構造において防水層相
互間に可塑剤移行防止層が設けられた状態を示すもの
で、図6(イ)は密着工法を基本とする場合、図6
(ロ)及び(ハ)は絶縁工法を基本とする場合の断面図
である。
【図7】 この発明に防水層張設構造における防水層の
張設状態を示す一部切欠斜視図である。
【図8】 従来の密着工法による防水構造を示す断面図
である。
【図9】 従来の絶縁工法による防水構造を示す断面図
である。
【図10】 従来の絶縁工法による防水構造の別の例を
示す断面図である。
【図11】 防水層として一定期間使用した後の軟質塩
化ビニル樹脂シートに含まれる可塑剤の残存率を示す図
である。
【符号の説明】
1、11、21…屋上 2、12、22…防水形成部 13、23…断熱材 4、14、24…第1防水層 5、15、25…第2防水層 16、26…固定具 17、27…固定用部材 8、18、28…可塑剤移行防止層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 修治 千葉県八千代市大和田新田468−1−120 (72)発明者 大森 美樹 神奈川県相模原市上鶴間1905−1−205

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物の防水形成部に合成樹脂系シート
    よりなる第1防水層を張設した後、続いてその上に合成
    樹脂系シートよりなる第2防水層を重ね合わせるように
    張設してなる防水層張設構造。
  2. 【請求項2】 第1防水層と第2防水層が互いに部分的
    に固定されている請求項1に記載の防水層張設構造。
  3. 【請求項3】 頭部に固定板が取付けられ支柱部が防水
    形成部に埋設されるようにした複数の固定具の各固定板
    の上面に第1防水層が固定され、第2防水層が前記第1
    防水層の固定位置において第1防水層に固定されている
    請求項1または2に記載の防水層張設構造。
  4. 【請求項4】 頭部に固定板が取付けられ支柱部が防水
    形成部に埋設されるようにした複数の固定具の各固定板
    の上面に第1防水層が固定され、第2防水層が前記第1
    防水層の固定位置以外の複数位置において分散的に第1
    防水層に固定されている請求項1または2に記載の防水
    層張設構造。
  5. 【請求項5】 頭部に固定板が取付けられ支柱部が防水
    形成部に埋設されるようにした複数の固定具の各固定板
    の下面に第1防水層が固定され、第2防水層が前記各固
    定板の上面に固定されている請求項1または2に記載の
    防水層張設構造。
  6. 【請求項6】 頭部に固定板が取付けられ支柱部が防水
    形成部に埋設されるようにした複数の固定具の各固定板
    の下面に第1防水層が固定され、第2防水層が前記第1
    防水層の固定位置以外の複数位置で分散的に第1防水層
    に固定されている請求項1または2に記載の防水層張設
    構造。
  7. 【請求項7】 第1防水層と第2防水層が軟質塩化ビニ
    ル樹脂である請求項1乃至6のいずれか1に記載の防水
    層張設構造。
  8. 【請求項8】 第1防水層と第2防水層の間に可塑剤移
    行防止層が設けられている請求項1乃至7のいずれか1
    に記載の防水層張設構造。
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