JPH10326311A - 多次元集計データ作成システム - Google Patents

多次元集計データ作成システム

Info

Publication number
JPH10326311A
JPH10326311A JP13311497A JP13311497A JPH10326311A JP H10326311 A JPH10326311 A JP H10326311A JP 13311497 A JP13311497 A JP 13311497A JP 13311497 A JP13311497 A JP 13311497A JP H10326311 A JPH10326311 A JP H10326311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
total
totalized
aggregation
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13311497A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Shiojiri
浩司 塩尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP13311497A priority Critical patent/JPH10326311A/ja
Publication of JPH10326311A publication Critical patent/JPH10326311A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多次元集計帳票の作成等を簡易にすることが
できる多次元集計データを得る多次元集計データ作成シ
ステムを提供する。 【解決手段】 集計の対象となる明細データに基づき集
計レベル毎の集計データを作成する集計データ作成部2
と、集計データ作成部2が作成した集計データに各集計
データの集計レベルを対応させて格納する集計データ格
納データベース3と、他系の帳票作成部5から指定され
た集計レベルに該当する集計データを集計データ格納デ
ータベース3から取り出し出力するユーザインタフェー
ス部4とを有し、帳票作成部5からの指定に基づき大
計、中計、小計という順に集計データを送り出すこと
で、帳票作成部5に大計から出力するような多次元集計
帳票の作成をさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多次元集計データ作
成システム、特に多次元の集計帳票を作成する業務プロ
グラム等の支援を図るシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】売上実績などの集計の対象となる明細デ
ータを所定の項目毎に集計してデータ分析をしたり帳票
を作成したりするシステムがある。例えば、帳票作成の
ために集計データを作成するシステムでは、所定の業務
プログラムを実行させて例えば営業所毎、製品毎に明細
データを集計し、その集計結果に基づき帳票を作成す
る。
【0003】ところで、様々な角度からデータの分析を
行うことができるように、集計データ作成システムにお
いて明細データを多次元に集計することによって帳票を
出力させることは、一般的に行っている。図10は、明
細データに基づき多次元で表現された集計データの帳票
例を示した図である。この多次元集計帳票例には、複数
の集計単位となるレベル(営業所、製品名、メーカ名)
のデータ項目(NNN営業所、テレビ、A社)毎に集計
された売上高の総合計、中計、小計等が示されている。
このような多次元集計データ(各売上高)を作成する場
合、従来においては、業務プログラムにおいて集計レベ
ルに対応する集計キー(A社、テレビ等)が変わる(ブ
レイク)まで加算していき、ブレイクのタイミングで上
位の次元(階層)にその集計結果を加算するという方法
で処理していた。特に、図10に示したように集計レベ
ルが高いもの(次元が上位のもの)から印字を行う帳票
を作成する場合は、集計レベル毎に集計キー毎に保持し
た集計結果を帳票作成の際に取り出して出力するように
していた。
【0004】なお、特開平1−188983号公報に
は、入力された集計項目に基づき作成された要求情報パ
ラメータを解析して、検索対象ファイルから集計対象デ
ータを読み込み、多次元集計帳票を作成する汎用多次元
集計帳票作成システムが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいて、集計レベルが高い(階層の高い)集計結果から
先に印字を行う帳票を作成する場合は、帳票の作成の前
に全ての集計処理を行って集計レベル毎に集計キー毎に
集計した結果を一時保持しておき、保持した集計結果を
帳票作成の際に逐次取り出して出力するような処理を行
わなくてはならなくなる。すなわち、集計処理が終了す
るまで集計キー毎の集計結果を全て保持しておくように
するなどのプログラムロジックが必要になるので、かか
る業務プログラムの作成が面倒である。また、集計レベ
ルの次元が増えるほど印字処理におけるプログラムロジ
ックが複雑になり、また、プログラムロジックのステッ
プ数の増加に伴い実行時間が増加することになる。
【0006】また、データ分析を行うようなシステムで
は、分析の元データの集計方法や範囲を頻繁に変更しな
がら分析処理を行うことになるため、このようなシステ
ムにおいても利用価値の高い集計結果を求めておくこと
が望まれる。
【0007】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、多次元集計帳票の
作成等を簡易にすることができる多次元集計データを得
る多次元集計データ作成システムを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、第1の発明に係る多次元集計データ作成シ
ステムは、集計の対象となる明細データから階層的な複
数の集計レベル毎に集計データを作成する多次元集計デ
ータ作成システムにおいて、前記明細データに基づき集
計レベル毎の集計データを予め作成する集計データ作成
手段と、前記集計データ作成手段が作成した集計データ
に各集計データの集計レベルを対応させて格納する集計
データ格納データベースと、指定された集計レベルに該
当する集計データを前記集計データ格納データベースか
ら取り出し出力するユーザインタフェース手段とを有す
るものである。
【0009】第2の発明に係る多次元集計データ作成シ
ステムは、第1の発明において、前記ユーザインタフェ
ース手段は、前記集計データ格納データベースから集計
データを取り出す度に出力するものである。
【0010】第3の発明に係る多次元集計データ作成シ
ステムは、第1の発明において、前記ユーザインタフェ
ース手段は、指定された範囲内の集計レベルに該当する
集計データを前記集計データ格納データベースから取り
出し出力するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0012】図1は、本発明に係る多次元集計データ作
成システムの一実施の形態を示したブロック構成図であ
る。本システム1は、集計データ作成部2、集計データ
格納データベース3及びユーザインタフェース部4で構
成されている。本実施の形態においては、ある販売店に
おいて取り扱う電気製品の月別の売上高集計帳票を作成
する他系の帳票作成部(業務プログラム)5からの要求
に応じて集計データを取り出して送り出す場合を例にし
て説明する。なお、帳票作成部(業務プログラム)5
は、受け取った集計データを所定のフォーマットでプリ
ンタ6に順次印字することになる。この印字出力された
帳票の例を図2に示す。
【0013】図1において、集計データ作成部2は、集
計の対象となる明細データに基づき集計レベル毎の集計
データを作成する。図3は、本実施の形態における明細
データを蓄積する明細データファイル7のレコード構成
例を示した図である。なお、明細データファイル7の構
成自体は本発明の特徴的な構成ではなく、扱う明細デー
タのレコード構成、更にはデータ構造などもこれに限定
されない。集計データ格納データベース3は、集計デー
タ作成部2が作成した集計データに各集計データの集計
レベルを対応させて格納するが、本実施の形態において
は、集計データと集計レベルとをそれぞれ売上高集計フ
ァイル8及び集計レベル情報ファイル9に分けて管理す
る。もちろん、1つのファイルで構成することも可能で
ある。ユーザインタフェース部4は、他系から指定され
た集計レベルに該当する集計データを集計データ格納デ
ータベース3から取り出し出力する。すなわち、本実施
の形態においては、帳票作成部(業務プログラム)5
は、集計レベル等を指定することで所望の集計データを
入手することになる。
【0014】図4は、売上高集計ファイル8のレコード
形式の例を示した図であり、図5は、売上高集計ファイ
ル8の内容例(n=3)を示した図である。レコード番
号は、集計データ作成部2が作成した集計データそれぞ
れにユニークに割り当てられる番号である。集計キーと
は、明細データに基づき集計する単位を表すキーであ
り、具体的には、集計キー2における“テレビ”、“ビ
デオ”等に相当する。集計データは、集計キーに基づき
集計したデータ値(図5における「売上高」)である。
例えば、図5に示したレコード番号“00001”は、
「“NNN営業所”(集計キー1)が販売したメーカ
“A社”(集計キー3)の製品“テレビ”(集計キー
2)の売上高(集計データ)は、“100,240,2
00”である。」ということを表している。また、レコ
ード番号“00005”は、「“NNN営業所”(集計
キー1)が販売した製品“テレビ”(集計キー2)の売
上高(集計データ)は、“500,560,320”で
ある。」ということを表している。更に、レコード番号
“00100”は、「“NNN営業所”(集計キー1)
における売上高(集計データ)は、“1,234,50
0,000”である。」ということを表している。な
お、図4に基づけば、図5における売上高(集計デー
タ)は、集計キーに対応させて3列表示とすべきである
が、便宜上1列で図示した。また、図5において“**
*”を含む行は、合計行(最下位層の集計レベルの集計
データ以外)であることを意味している。
【0015】また、図4に示したように、本実施の形態
でいう集計レベルとは、集計データを求める階層レベル
をいう。図5によると、最上位層の「営業所」単位の集
計データを求めるときの集計レベルは0、その下位層の
「製品名」単位の集計データを求めるときの集計レベル
は1、その下位層(最下位層)の「メーカ名」の集計デ
ータを求めるときの集計レベルは2である。
【0016】図6は、集計レベル情報ファイル9のレコ
ード形式の例を示した図であり、図7は、その内容例を
示した図である。図6において、レコード番号は、集計
レベル情報ファイル9内の各レコードを売上高集計ファ
イル8の各レコードと対応させるための番号である。集
計レベルは、売上高集計ファイル8における各集計デー
タの集計単位を表す階層レベルである。図5によると、
レコード番号“00001”の売上高は、最下位層の集
計キー“A社”を用いて得られた集計データであるた
め、その集計レベルは、図7に示したように“2”とな
る。また、レコード番号“00100”の売上高は、最
上位層の集計キーのみを用いて得られた集計データであ
るため、その集計レベルは、図7に示したように“0”
となる。
【0017】ここで、集計データ作成部2による集計デ
ータ格納データベース3の作成処理について説明する。
【0018】集計データ作成部2は、最下位層の集計レ
ベルに対応する明細データファイル7に蓄積された明細
データに基づき集計処理を行い、集計データを得る。図
5に示した例のように、“NNN営業所”が販売した製
品“テレビ”のうち“A社”製品の売上高“100,2
40,200”を算出し、レコード番号“00001”
とする。次に、“NNN営業所”が販売した製品“テレ
ビ”のうち“B社”製品の売上高“130,220,1
00”を算出し、レコード番号“00002”とする。
そして、最下位層の集計レベル2の集計データを全て得
られたらその上位の集計レベルにおける集計データを算
出する。これは、最下位層の集計レベル2の集計データ
の合計値を求めることによって得られる。すなわち、
“NNN営業所”が販売した製品“テレビ”のうち“A
社”から“D社”までの各売上高を集計して“NNN営
業所”が販売した製品“テレビ”の売上高“500,5
60,320”を得る。そして、この集計データを含む
レコードをレコード番号“00005”とする。
【0019】このように、下位層の集計レベルの集計デ
ータを算出し、その算出結果を合計することでその上位
の集計レベルの集計データを得るようにする。この結
果、最終的に集計レベル0の“NNN営業所”における
売上高“1,234,500,000”を集計してレコ
ード番号“00100”として売上高集計ファイル8に
格納する。また、集計データ作成部2は、上記集計デー
タの算出処理と並行して、あるいはその処理後に、取得
した各レコードの集計レベルを集計レベル情報ファイル
9に登録する。
【0020】集計データ作成部2は、以上のようにして
集計データ格納データベース3を作成するが、集計デー
タ作成部2による集計処理は、上記説明から明らかなよ
うに帳票作成処理等からの指示を受けることなく独立し
て行われるため、集計データ作成部2の処理動作や手順
は、後段の処理の影響を受けることなく自由に構成する
ことができる。従って、下位層の集計レベルから順に集
計処理を行うことで上位層の集計レベルの集計データを
効率的に求めることができる。なお、本実施の形態で
は、月別の売上高集計帳票を作成させるので、少なくと
も月単位に上記集計データ作成処理を行う必要がある。
【0021】このように、本実施の形態においては、多
次元集計処理を簡易に行えるようにするために上記デー
タ構造を持つ汎用的な中間ファイル的な存在として集計
データ格納データベース3を予め保持したことを特徴と
している。すなわち、データを集計したい単位は、扱う
明細データが同じであれば、業務プログラムの種類に関
わらず基本的には同じであると考えられる。図3で示し
たようなレコード構成の明細データに基づき集計データ
を得ようとする場合、一般に営業所別、製品別、メーカ
別を集計単位と設定すると考えられる。従って、その基
本的な集計単位毎に予め集計データを求めておき、保持
しておくようにする。これにより、この集計データを用
いて帳票作成をする場合やデータ分析を行う場合、ゼロ
からすなわち明細データから集計処理を開始しなくて済
むため、帳票作成処理の実行時間の短縮が図れるだけで
なく、帳票作成用の業務プログラム等の開発にかかる負
荷を軽減させることができる。
【0022】次に、他系の帳票作成部5による図2に示
した帳票の作成処理について説明するが、本実施の形態
におけるユーザインタフェース部4がこの処理に対応し
て動作することになる。このユーザインタフェース部4
における処理について図8及び図9に示したフローチャ
ートを用いて説明する。なお、図9は、図8におけるス
テップ103の詳細な処理を示している。
【0023】本実施の形態の場合、帳票作成部5は、入
手したい集計データの集計レベルm〜m+nを所定の形
式に従い指定して集計データの取得要求を本システム1
に対して行うことになる。従って、この例の場合、帳票
作成部5は、3次元の帳票を作成するために集計レベル
0〜2を指定して集計データの取得要求を出すことにな
る。
【0024】ユーザインタフェース部4は、帳票作成部
5から指定された集計レベルm〜m+nを受け取ると
(ステップ101)、まず、その最上位の集計レベル
(i=m)の集計データを取り出す(ステップ102,
103)。
【0025】図9において、ユーザインタフェース部4
は、集計レベル情報ファイル9を検索することによって
指定された集計レベルiのレコードの有無を確認し(ス
テップ201)、存在すれば、そのレコード番号に該当
するレコードを売上高集計ファイル8から取り出す(ス
テップ202,203)。複数存在すれば、そのうちの
1件のレコードのみを取り出す。存在しなければ、該当
する集計データがないと判断して処理を終了する。この
例の場合、最上位の集計レベル(i=m=)0のレコー
ド番号“00100”を得て、そのレコード番号“00
100”に該当するレコードを売上高集計ファイル8か
ら取り出す。なお、ここで処理対象となる集計データの
集計レベルは、最上位であるためステップ204の処理
は無視する。
【0026】図8において、指定の集計レベルiのレコ
ードが存在すれば、集計データを含むそのレコードを帳
票作成部5に送る(ステップ104,105)。この例
では、集計レベル0のレコードは存在するので、そのレ
コード(レコード番号“00100”)を帳票作成部5
に送る。なお、ユーザインタフェース部4は、集計デー
タを取り出す際、明細データファイル7へはいっさいア
クセスを行わない。
【0027】次に、その下位の集計レベル(i←i+
1)の集計データが帳票作成部5から指定された範囲内
であることを確認する(ステップ106,107)。そ
の確認後、その集計レベルであって上記処理で取り出し
た上位のレコードと同じ集計キーを持つレコードを1件
のみ取り出す(ステップ103)。この例の場合、下位
の集計レベル(i=)1に該当するレコードは、レコー
ド番号“00005”と“00010”の2件存在し、
両者とも取得済みの集計レベル0のレコードと同じ集計
キー“NNN営業所”を持っているため、ここでは先に
ある“テレビ”のレコードのみを取り出す(ステップ2
01〜204)。そして、そのレコードを帳票作成部5
に送る(ステップ105)。
【0028】次に、その下位の集計レベル(i←i+
1)の集計データが帳票作成部5から指定された範囲内
であることを確認した後(ステップ106,107)、
その集計レベルであって上記処理で取り出したその上位
のレコードと同じ集計キーを持つレコードを1件のみ取
り出す(ステップ103)。この例の場合、下位の集計
レベル(i=)2に該当するレコードのうち上位の集計
レベル1の取出し済みのレコード(レコード番号“00
005”)と同じ集計キー“NNN営業所”、“テレ
ビ”を持つレコードを1件のみ取り出すことになるが、
ここでは複数のレコードが存在するため最初にある“A
社”のレコード(レコード番号“00001”)のみを
取り出す。そして、そのレコードを帳票作成部5に送る
(ステップ105)。
【0029】次に、その下位の集計レベル(i←i+
1)の集計データが帳票作成部5から指定された範囲内
であるかどうかの確認をするが(ステップ106,10
7)、この例においては、集計レベル3は指定範囲外な
ので、集計レベルを2に戻した後(ステップ108)、
上位のレコード(レコード番号“00005”)と同じ
集計キー“NNN営業所”、“テレビ”を持つレコード
を再度1件のみ取り出すことになる(ステップ201〜
204)。ここでは、次の“B社”のレコードのみを取
り出す。そして、そのレコードを帳票作成部5に送る
(ステップ105)。
【0030】次に、その下位の集計レベル(i←i+
1)の集計データが帳票作成部5から指定された範囲内
であるかどうかの確認をするが(ステップ106,10
7)、この例においては、集計レベル3は指定範囲外な
ので、集計レベルを2に戻した後(ステップ108)、
上位のレコード(レコード番号“00005”)と同じ
集計キー“NNN営業所”、“テレビ”を持つレコード
を1件のみ取り出すことになる(ステップ103)。こ
こでは、次の“C社”のレコードのみを取り出す。そし
て、そのレコード(集計データ)を帳票作成部5に送る
(ステップ105)。同様にして“D社”のレコードの
みを取り出し、帳票作成部5に送る(ステップ10
5)。
【0031】次に、その下位の集計レベル(i←i+
1)の集計データが帳票作成部5から指定された範囲内
であるかどうかの確認をするが(ステップ106,10
7)、この例においては、集計レベル3は指定範囲外な
ので、集計レベルを上位の2に戻した後(ステップ10
8)、上位のレコード(レコード番号“00005”)
と同じ集計キーを持つレコードを取出しにいく(ステッ
プ103)。この例では、該当するレコード、すなわち
集計キー“NNN営業所”、“テレビ”を持つ集計レベ
ル2の未処理のレコードは存在しないため(ステップ2
01,202)、集計レベルを更に上位の(i=)1に
戻す(ステップ108)。その後、その集計レベルであ
ってその上位のレコードと同じ集計キーを持つレコード
を1件のみ取出しにいく(ステップ103)。この例の
場合、集計レベル1の上位の集計レベル0のレコードと
同じ集計キー“NNN営業所”を持つレコードのうち
“テレビ”のレコードは、取出し済みなので、残りの
“ビデオ”のレコード(レコード番号“00010”)
を取り出すことになる(ステップ201〜204)。そ
して、そのレコードを帳票作成部5に送る(ステップ1
05)。
【0032】本実施の形態の場合、次に、集計レベル1
のレコード(レコード番号“00010”)と同じ集計
キー“NNN営業所”、“ビデオ”を持つ下位の集計レ
ベル2のレコードを1件ずつ取り出すことになるが、こ
の処理は、集計キー“NNN営業所”、“テレビ”を持
つレコードを1件ずつ取り出した前述した処理と同じこ
とを繰り返すことで取り出せるので説明を省略する。
【0033】以上の処理を行った結果、ユーザインタフ
ェース部4は、集計レベル0の集計キー“NNN営業
所”を持つ集計レベル1,2の全レコードを取り出して
帳票作成部5に送ったことになる。次に、ユーザインタ
フェース部4は、“NNN営業所”以外の集計キーを持
つ集計レベル0の集計データを取出しにいくが(ステッ
プ103)、本実施の形態の場合、他の集計キーは存在
せず(ステップ104)、かつ最上位の集計レベル(i
=m=0)における処理であるため(ステップ10
9)、該当する全集計データの取出しは、完了したと判
断して処理を終了する。
【0034】帳票作成部5は、ユーザインタフェース部
4から順次送られてくる集計データに基づき帳票を作成
することになるが、本実施の形態の場合、本システム1
が出力する順番に集計データを帳票に当てはめていけば
よいことになる。
【0035】以上のように、本実施の形態によれば、図
2に示したように総合計(大計)から中計、小計と順に
出力するような帳票を作成する場合に、その出力する順
番に集計データを帳票作成部5を機能させる業務プログ
ラムに渡すことができる。従って、業務プログラムは、
受け取った順番に集計データを出力さえすればよく、大
計の出力前に小計等を一時保持するようなロジックや記
憶領域を持つ必要がなくなる。これにより、帳票を作成
するための業務プログラムも簡易に作成することができ
る。
【0036】また、上記説明したように、ユーザインタ
フェース部4は、レコード(集計データ)を取り出す度
に、当該レコードを帳票作成部5に順次送出することに
なるので、帳票作成部5は、レコードを受け取った時点
でそのレコードに基づく帳票作成処理を行うことができ
るので、プログラムの実行時間の短縮化を図ることがで
きる。
【0037】更に、前述した本実施の形態の特徴的な事
項を以下のように応用して実現することができる。
【0038】例えば、ユーザインタフェース部4は、指
定された集計レベルの集計データを取り出す度に送出せ
ずに全て取り出した後に一括して帳票作成部5に送出す
るようにしてもよい。もし、ユーザインタフェース部4
と帳票作成部5との間が公衆網を介しているような場合
は、このように集計データを渡した方が経済的である。
【0039】また、本実施の形態では、月別の3次元の
売上高集計帳票を作成させる場合を例にしたが、日別
や、製品の型式等、更に高次元化を図ることもでき、ま
た、高次元化された集計データ格納データベース3から
任意の集計レベルのみを取り出すことも前述したように
可能である。
【0040】また、本実施の形態では、集計レベルを集
計データと共にデータとして持たせ、集計レベルを指定
させることで所望の集計データを取り出せるようにした
ことを特徴とするため、他系からは集計レベルのみを指
定させた場合で説明したが、集計レベルと共に集計キー
などを指定させることを否定するものではない。適宜組
み合わせて指定させればよい。これにより、例えばA社
とB社の合計というような帳票作成の場合にも容易に応
用することができる。
【0041】また、本実施の形態では、帳票作成部5が
帳票を作成する場合で説明したが、データの分析を行う
データ分析部などのあらゆる他系に集計データを提供す
ることができる。
【0042】また、本実施の形態では、帳票作成部5を
他系とし、本システム1を汎用的な集計データ作成シス
テムとして構築したが、帳票作成部5を本システム1に
組み込んで帳票作成システムとして構築することもでき
る。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、多次元の集計データを
予め保持した集計データ格納データベースを設けたの
で、この集計データを用いて帳票作成をする場合やデー
タ分析を行う場合、ゼロからすなわち明細データから集
計処理を行わなくてよいため、帳票作成処理等の実行時
間の短縮を図ることができる。また、集計レベルに対応
させて集計データを保持するようにしているので、集計
レベルを指定させるだけで、特定の集計レベルの集計デ
ータのみを容易に取り出すことができる。これにより、
例えば小計より先に大計から出力させたい帳票を作成す
るような場合でも、そのような帳票作成用の業務プログ
ラムの開発にかかる負荷を軽減させることができる。
【0044】また、ユーザインタフェース手段は、該当
する集計データを集計データ格納データベースから取り
出す度に出力するので、その集計データに基づき処理を
行う業務プログラム等は、送られてきた集計データに基
づき処理を即座に開始することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る多次元集計データ作成システム
の一実施の形態を示したブロック構成図である。
【図2】 本実施の形態において作成させる多次元集計
帳票の例を示した図である。
【図3】 本実施の形態における明細データのレコード
の構成例を示した図である。
【図4】 本実施の形態における売上高集計ファイルの
レコード形式の例を示した図である。
【図5】 本実施の形態における売上高集計ファイルの
内容例を示した図である。
【図6】 本実施の形態における集計レベル情報ファイ
ルのレコード形式の例を示した図である。
【図7】 本実施の形態における集計レベル情報ファイ
ルの内容例を示した図である。
【図8】 本実施の形態におけるユーザインタフェース
部の処理を示したフローチャートである。
【図9】 本実施の形態におけるユーザインタフェース
部の処理を示したフローチャートである。
【図10】 明細データに基づき多次元で表現された集
計データの帳票例を示した図である。
【符号の説明】
1 多次元集計データ作成システム、2 集計データ作
成部、3 集計データ格納データベース、4 ユーザイ
ンタフェース部、5 帳票作成部(業務プログラム)、
6 プリンタ、7 明細データファイル、8 売上高集
計ファイル、9集計レベル情報ファイル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集計の対象となる明細データから階層的
    な複数の集計レベル毎に集計データを作成する多次元集
    計データ作成システムにおいて、 前記明細データに基づき集計レベル毎の集計データを予
    め作成する集計データ作成手段と、 前記集計データ作成手段が作成した集計データに各集計
    データの集計レベルを対応させて格納する集計データ格
    納データベースと、 指定された集計レベルに該当する集計データを前記集計
    データ格納データベースから取り出し出力するユーザイ
    ンタフェース手段と、 を有することを特徴とする多次元集計データ作成システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記ユーザインタフェース手段は、前記
    集計データ格納データベースから集計データを取り出す
    度に出力することを特徴とする請求項1記載の多次元集
    計データ作成システム。
  3. 【請求項3】 前記ユーザインタフェース手段は、指定
    された範囲内の集計レベルに該当する集計データを前記
    集計データ格納データベースから取り出し出力すること
    を特徴とする請求項1記載の多次元集計データ作成シス
    テム。
JP13311497A 1997-05-23 1997-05-23 多次元集計データ作成システム Pending JPH10326311A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13311497A JPH10326311A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 多次元集計データ作成システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13311497A JPH10326311A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 多次元集計データ作成システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10326311A true JPH10326311A (ja) 1998-12-08

Family

ID=15097137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13311497A Pending JPH10326311A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 多次元集計データ作成システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10326311A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006323531A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Sap Ag 請求明細括り装置、請求明細括り方法、および請求明細括りプログラム
WO2014199416A1 (ja) * 2013-06-13 2014-12-18 株式会社アイ・ピー・エス 帳票データ管理サーバ、および帳票データ管理プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006323531A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Sap Ag 請求明細括り装置、請求明細括り方法、および請求明細括りプログラム
WO2014199416A1 (ja) * 2013-06-13 2014-12-18 株式会社アイ・ピー・エス 帳票データ管理サーバ、および帳票データ管理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11269859B1 (en) Correlating different types of data of a distributed ledger system
US11921873B1 (en) Authenticating data associated with a data intake and query system using a distributed ledger system
US11977544B2 (en) Pipelined search query, leveraging reference values of an inverted index to access a set of event data and performing further queries on associated raw data
US11829330B2 (en) Log data extraction from data chunks of an isolated execution environment
US20060282695A1 (en) Real time event stream processor to ensure up-to-date and accurate result
US20080162999A1 (en) Method and system for validation of data extraction
US7467122B2 (en) System for aiding the design of product configuration
US20090204588A1 (en) Method and apparatus for determining key attribute items
US9235608B2 (en) Database performance analysis
CA2342394A1 (en) A search method in a used car search support system
US11960545B1 (en) Retrieving event records from a field searchable data store using references values in inverted indexes
US20090254583A1 (en) Linking discrete dimensions to enhance dimensional analysis
US20230123539A1 (en) Stitching event data using identity mappings
US8074234B2 (en) Web service platform for keyword technologies
US11429608B2 (en) Optimizing search of an accelerated data model by enabling emitting of structured and unstructured fields from the data model
US20030172010A1 (en) System and method for analyzing data
US11860858B1 (en) Decoding distributed ledger transaction records
US20030055672A1 (en) Method of defining functional configuration of business application system
US11574429B1 (en) Automated generation of display layouts
JP2001318953A (ja) 原価データ管理システム、原価データ管理方法及びその記録媒体
JPH10326311A (ja) 多次元集計データ作成システム
CN107480186B (zh) 一种业务模型数据处理方法和计算机设备
US20070255746A1 (en) Method for Processing Associated Software Data
US20040054641A1 (en) Method, computer program product, and system for the generation of transaction screen displays from a hierarchical database management log utilizing a batch terminal simulator
US11113301B1 (en) Generating metadata for events based on parsed location information of data chunks of an isolated execution environment