JPH10325368A - Egrガス冷却装置 - Google Patents
Egrガス冷却装置Info
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- JPH10325368A JPH10325368A JP9135470A JP13547097A JPH10325368A JP H10325368 A JPH10325368 A JP H10325368A JP 9135470 A JP9135470 A JP 9135470A JP 13547097 A JP13547097 A JP 13547097A JP H10325368 A JPH10325368 A JP H10325368A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- egr
- engine
- cooling water
- passage
- pipe
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M26/00—Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
- F02M26/02—EGR systems specially adapted for supercharged engines
- F02M26/04—EGR systems specially adapted for supercharged engines with a single turbocharger
- F02M26/05—High pressure loops, i.e. wherein recirculated exhaust gas is taken out from the exhaust system upstream of the turbine and reintroduced into the intake system downstream of the compressor
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M26/00—Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
- F02M26/13—Arrangement or layout of EGR passages, e.g. in relation to specific engine parts or for incorporation of accessories
- F02M26/22—Arrangement or layout of EGR passages, e.g. in relation to specific engine parts or for incorporation of accessories with coolers in the recirculation passage
- F02M26/23—Layout, e.g. schematics
- F02M26/28—Layout, e.g. schematics with liquid-cooled heat exchangers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M26/00—Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
- F02M26/65—Constructional details of EGR valves
- F02M26/71—Multi-way valves
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジン暖気運転中の暖気促進を可能とす
る。 【解決手段】 本発明に係るEGRガス冷却装置は、E
GR通路9a,9b,9cの途中にエンジン冷却水を冷
媒に用いるEGRクーラ10を配設し、このEGRクー
ラ10より下流側の上記EGR通路9b,9cに、エン
ジン1の排気経路7に至る排気通路15を接続すると共
に、その接続部より下流側の上記EGR通路9cと上記
排気通路15とを切り替える切替手段14を設けたもの
である。
る。 【解決手段】 本発明に係るEGRガス冷却装置は、E
GR通路9a,9b,9cの途中にエンジン冷却水を冷
媒に用いるEGRクーラ10を配設し、このEGRクー
ラ10より下流側の上記EGR通路9b,9cに、エン
ジン1の排気経路7に至る排気通路15を接続すると共
に、その接続部より下流側の上記EGR通路9cと上記
排気通路15とを切り替える切替手段14を設けたもの
である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンのEGR
装置に組み込まれるEGRガス冷却装置に関するもので
ある。
装置に組み込まれるEGRガス冷却装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、エンジンの排ガス中のNOxを
低減するためEGRを行うことが知られており、このE
GRガスの温度を下げ、ガス密度を向上させてNOx低
減効果を高めるEGRガス冷却装置が知られている。
低減するためEGRを行うことが知られており、このE
GRガスの温度を下げ、ガス密度を向上させてNOx低
減効果を高めるEGRガス冷却装置が知られている。
【0003】特開平7-180620号公報等に示されるよう
に、この装置は、EGR通路の途中に、エンジン冷却水
を冷媒に用いるEGRクーラを配設し、EGRガスとエ
ンジン冷却水との間で熱交換を行うことにより、EGR
ガス温度を下げようというものである。一方、熱交換に
より温度が高められたエンジン冷却水はヒータ用熱交換
器を通過させられるのがよい。これにより冷却水が得た
熱量を車室内の暖房に利用することができる。また、エ
ンジン暖機運転時にこれを行うと、排気の高熱を利用し
て水温を短時間で上昇させられ、エンジンの暖機促進を
図り、暖房開始時期も早められるようになる。
に、この装置は、EGR通路の途中に、エンジン冷却水
を冷媒に用いるEGRクーラを配設し、EGRガスとエ
ンジン冷却水との間で熱交換を行うことにより、EGR
ガス温度を下げようというものである。一方、熱交換に
より温度が高められたエンジン冷却水はヒータ用熱交換
器を通過させられるのがよい。これにより冷却水が得た
熱量を車室内の暖房に利用することができる。また、エ
ンジン暖機運転時にこれを行うと、排気の高熱を利用し
て水温を短時間で上昇させられ、エンジンの暖機促進を
図り、暖房開始時期も早められるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報の
装置においては、EGRガスの熱で水温を上げようとす
る場合、必ずEGRを実行しなければならないようにな
っている。一方、エンジン低温時にEGRを実行する
と、燃焼状態が安定しないため多量の白煙が生じたり、
ミスファイヤによるエンジンストールが発生したりす
る。このため、暖機運転時にはEGRを行えず、よって
結果的に冷却水の加熱も行えず、暖気促進を図れないと
いう問題がある。
装置においては、EGRガスの熱で水温を上げようとす
る場合、必ずEGRを実行しなければならないようにな
っている。一方、エンジン低温時にEGRを実行する
と、燃焼状態が安定しないため多量の白煙が生じたり、
ミスファイヤによるエンジンストールが発生したりす
る。このため、暖機運転時にはEGRを行えず、よって
結果的に冷却水の加熱も行えず、暖気促進を図れないと
いう問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るEGRガス
冷却装置は、EGR通路の途中にエンジン冷却水を冷媒
に用いるEGRクーラを配設し、このEGRクーラより
下流側の上記EGR通路に、エンジンの排気経路に至る
排気通路を接続すると共に、その接続部より下流側の上
記EGR通路と上記排気通路とを切り替える切替手段を
設けたものである。
冷却装置は、EGR通路の途中にエンジン冷却水を冷媒
に用いるEGRクーラを配設し、このEGRクーラより
下流側の上記EGR通路に、エンジンの排気経路に至る
排気通路を接続すると共に、その接続部より下流側の上
記EGR通路と上記排気通路とを切り替える切替手段を
設けたものである。
【0006】この構成によれば、切替手段で排気通路を
選択することにより、EGRクーラ通過後のEGRガス
を排気経路に排出し、冷却水を加熱しつつEGRは中止
することができる。これにより上記問題を解決できるよ
うになる。
選択することにより、EGRクーラ通過後のEGRガス
を排気経路に排出し、冷却水を加熱しつつEGRは中止
することができる。これにより上記問題を解決できるよ
うになる。
【0007】ここで上記切替手段が、エンジン暖機運転
時に、上記接続部より下流側のEGR通路を閉塞し上記
排気通路を開放するのが好ましい。また上記EGRクー
ラが、エンジン冷却水を流通させる冷却水通路の途中に
配設され、上記EGRクーラより下流側の上記冷却水通
路にヒータ用熱交換器が設けられるのが好ましい。
時に、上記接続部より下流側のEGR通路を閉塞し上記
排気通路を開放するのが好ましい。また上記EGRクー
ラが、エンジン冷却水を流通させる冷却水通路の途中に
配設され、上記EGRクーラより下流側の上記冷却水通
路にヒータ用熱交換器が設けられるのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
を添付図面に基づいて詳述する。
【0009】図1は本発明に係るEGRガス冷却装置を
示す構成図で、かかる装置はターボ過給式エンジンに適
用されている。即ちエンジン1は、吸気管2及び吸気マ
ニホールド3からなる吸気経路4と、排気マニホールド
5及び排気管6からなる排気経路7とを有し、これら吸
気経路4と排気経路7とがターボチャージャ8で接続さ
れ、エンジン1の排ガスでタービン8a及びコンプレッ
サ8bを駆動し過給を行うようになっている。
示す構成図で、かかる装置はターボ過給式エンジンに適
用されている。即ちエンジン1は、吸気管2及び吸気マ
ニホールド3からなる吸気経路4と、排気マニホールド
5及び排気管6からなる排気経路7とを有し、これら吸
気経路4と排気経路7とがターボチャージャ8で接続さ
れ、エンジン1の排ガスでタービン8a及びコンプレッ
サ8bを駆動し過給を行うようになっている。
【0010】EGRを行うための構成として、排気マニ
ホールド5と吸気マニホールド3とはEGR通路をなす
EGR管9a,9b,9cで接続されている。即ちEG
R通路は、実線矢印で示す如く、タービン8aの上流側
の位置で排気経路7から排ガスの一部(EGRガス)を
取り出し、それをコンプレッサ8bの下流側の位置で吸
気経路4に戻し、エンジン1内にて再燃焼させるように
なっている。
ホールド5と吸気マニホールド3とはEGR通路をなす
EGR管9a,9b,9cで接続されている。即ちEG
R通路は、実線矢印で示す如く、タービン8aの上流側
の位置で排気経路7から排ガスの一部(EGRガス)を
取り出し、それをコンプレッサ8bの下流側の位置で吸
気経路4に戻し、エンジン1内にて再燃焼させるように
なっている。
【0011】これらEGR管9a,9b,9c内を流れ
るEGRガスを冷却すべく、最初のEGR管9aと二つ
目のEGR管9bとの間にはEGRクーラ10が介設さ
れている。EGRクーラ10は、冷媒としてエンジン冷
却水を用いており、即ち冷却水管11aから冷却水を導
入し、内部において冷却水とEGRガスとの間で熱交換
を行った後、冷却水を冷却水管11bに導出するように
なっている。
るEGRガスを冷却すべく、最初のEGR管9aと二つ
目のEGR管9bとの間にはEGRクーラ10が介設さ
れている。EGRクーラ10は、冷媒としてエンジン冷
却水を用いており、即ち冷却水管11aから冷却水を導
入し、内部において冷却水とEGRガスとの間で熱交換
を行った後、冷却水を冷却水管11bに導出するように
なっている。
【0012】冷却水管11bはヒータ用熱交換器として
のヒータコア12に接続され、これにより熱交換後の冷
却水は車室内の暖房の熱源として利用される。ヒータコ
ア12とエンジン1とが冷却水管11cで接続され、エ
ンジン1に設けられたウォータポンプ13が、これら水
管11a…及びエンジンのウォータジャケット内に、破
線矢印の如く冷却水を循環させるようになっている。こ
こでは冷却水管11a,11b,11cが冷却水通路を
形成する。
のヒータコア12に接続され、これにより熱交換後の冷
却水は車室内の暖房の熱源として利用される。ヒータコ
ア12とエンジン1とが冷却水管11cで接続され、エ
ンジン1に設けられたウォータポンプ13が、これら水
管11a…及びエンジンのウォータジャケット内に、破
線矢印の如く冷却水を循環させるようになっている。こ
こでは冷却水管11a,11b,11cが冷却水通路を
形成する。
【0013】ここで、EGR管9b,9cの間には三方
式の電磁切替弁14が介設され、電磁切替弁14からは
さらに排気通路としての戻り管15が延出される。つま
りEGRクーラ10より下流側の位置において、EGR
通路には排気通路(戻り管15)が接続され、その接続
部に切替手段としての電磁切替弁14が設けられ、切替
手段は接続部より下流側のEGR通路(EGR管9c)
と排気通路(戻り管15)とを切り替えるようになって
いる。戻り管15はタービン8aより下流側の排気経路
7に接続されている。電磁切替弁14は制御手段である
ECU等のコントローラ16から制御信号を受けて切替
動作する。即ち、一方に切り替えられたときにはEGR
管9b,9cを連通して戻り管15を閉塞し、他方に切
り替えられたときにはEGR管9bと戻り管15とを連
通してEGR管9cを閉塞する。コントローラ16は、
図示しない種々のセンサからエンジン回転数、エンジン
負荷、冷却水温等を読み取っており、これら信号値に基
づきエンジン制御を実行すると共に、電磁切替弁14の
切替制御を実行する。また、吸気マニホールド3におい
て、EGR管9cの出口には流量制御弁17が設けら
れ、流量制御弁17もまたコントローラ16から制御信
号を受けて、エンジン運転状態に見合った所定の開度に
制御され、所定量のEGRガスを吸気側に与えるように
なっている。
式の電磁切替弁14が介設され、電磁切替弁14からは
さらに排気通路としての戻り管15が延出される。つま
りEGRクーラ10より下流側の位置において、EGR
通路には排気通路(戻り管15)が接続され、その接続
部に切替手段としての電磁切替弁14が設けられ、切替
手段は接続部より下流側のEGR通路(EGR管9c)
と排気通路(戻り管15)とを切り替えるようになって
いる。戻り管15はタービン8aより下流側の排気経路
7に接続されている。電磁切替弁14は制御手段である
ECU等のコントローラ16から制御信号を受けて切替
動作する。即ち、一方に切り替えられたときにはEGR
管9b,9cを連通して戻り管15を閉塞し、他方に切
り替えられたときにはEGR管9bと戻り管15とを連
通してEGR管9cを閉塞する。コントローラ16は、
図示しない種々のセンサからエンジン回転数、エンジン
負荷、冷却水温等を読み取っており、これら信号値に基
づきエンジン制御を実行すると共に、電磁切替弁14の
切替制御を実行する。また、吸気マニホールド3におい
て、EGR管9cの出口には流量制御弁17が設けら
れ、流量制御弁17もまたコントローラ16から制御信
号を受けて、エンジン運転状態に見合った所定の開度に
制御され、所定量のEGRガスを吸気側に与えるように
なっている。
【0014】次に本実施形態の作用を説明する。先ずエ
ンジン通常運転時、即ち冷却水温Twが所定値を上回っ
たときには(例えばTw>0℃)、電磁切替弁14がE
GR管9b,9cを連通し戻り管15を閉塞して、EG
R制御を実行可能とする。このとき流量制御弁17はE
GR量が最適となるよう所定開度に制御される。一方E
GRガスはEGRクーラ10を通過する際に冷却水で冷
却され、これによりガス温が低下させられNOx低減効
果が高められる。
ンジン通常運転時、即ち冷却水温Twが所定値を上回っ
たときには(例えばTw>0℃)、電磁切替弁14がE
GR管9b,9cを連通し戻り管15を閉塞して、EG
R制御を実行可能とする。このとき流量制御弁17はE
GR量が最適となるよう所定開度に制御される。一方E
GRガスはEGRクーラ10を通過する際に冷却水で冷
却され、これによりガス温が低下させられNOx低減効
果が高められる。
【0015】他方、エンジンが冷間始動直後等の暖気運
転中である場合、即ち冷却水温Twが所定値を下回った
ときには(例えばTw≦0℃)、こんどは電磁切替弁1
4がEGR管9bと戻り管15とを連通しEGR管9c
を閉塞して、EGR制御を実行不可とする。そしてEG
Rクーラ10通過後のEGRガスは、戻り管15を通じ
て排気経路7へと戻されることになる。このようにエン
ジン暖気運転中にEGRを行わないため、燃焼状態の不
安定による白煙発生や、ミスファイヤによるエンジンス
トールを防止することができる。
転中である場合、即ち冷却水温Twが所定値を下回った
ときには(例えばTw≦0℃)、こんどは電磁切替弁1
4がEGR管9bと戻り管15とを連通しEGR管9c
を閉塞して、EGR制御を実行不可とする。そしてEG
Rクーラ10通過後のEGRガスは、戻り管15を通じ
て排気経路7へと戻されることになる。このようにエン
ジン暖気運転中にEGRを行わないため、燃焼状態の不
安定による白煙発生や、ミスファイヤによるエンジンス
トールを防止することができる。
【0016】一方このとき、EGRクーラ10内におい
ては、EGRガスが冷却水を積極的に加熱して昇温させ
るようになる。これにより暖気が促進され、エンジン暖
気時間を短縮し、ヒータコア12を用いた暖房の開始時
期を早められるようになる。このように本装置では、エ
ンジン暖気運転時にEGRを行うことなく暖気促進を図
れ、従来装置の問題点を一挙に解消できるようになる。
ては、EGRガスが冷却水を積極的に加熱して昇温させ
るようになる。これにより暖気が促進され、エンジン暖
気時間を短縮し、ヒータコア12を用いた暖房の開始時
期を早められるようになる。このように本装置では、エ
ンジン暖気運転時にEGRを行うことなく暖気促進を図
れ、従来装置の問題点を一挙に解消できるようになる。
【0017】ここで本装置にあっては、タービン8aの
上流側でEGRガスを取り出すため、比較的高圧のEG
Rガスを取り出すことができ、EGRクーラ10を流れ
るEGRガス量を十分確保することができる。なおター
ボチャージャ8のないエンジンに本装置を適用する場合
は、EGR管9aの接続部と戻り管15の接続部との間
に固定又は可変の排気絞りを設けるようにすればよい。
上流側でEGRガスを取り出すため、比較的高圧のEG
Rガスを取り出すことができ、EGRクーラ10を流れ
るEGRガス量を十分確保することができる。なおター
ボチャージャ8のないエンジンに本装置を適用する場合
は、EGR管9aの接続部と戻り管15の接続部との間
に固定又は可変の排気絞りを設けるようにすればよい。
【0018】ここで、暖機運転時であっても、エンジン
負荷が所定値を上回ったとき(例えばL≧20%)に
は、通常運転時と同様、EGR管9b,9cを連通し戻
り管15を遮断してもよい。このときにはEGRを行っ
ても燃焼不良等は発生しないのでEGR管9b,9cの
連通が可能である。また暖機運転時の状態とすると、タ
ービン8aの上流側と下流側との間で排ガスの一部がバ
イパスしてしまい、タービン8aの回転上昇が抑制され
過給圧上昇に妨げとなるが、通常運転時の状態とすると
これを阻止することができ、十分なブースト上昇を達成
することができる。
負荷が所定値を上回ったとき(例えばL≧20%)に
は、通常運転時と同様、EGR管9b,9cを連通し戻
り管15を遮断してもよい。このときにはEGRを行っ
ても燃焼不良等は発生しないのでEGR管9b,9cの
連通が可能である。また暖機運転時の状態とすると、タ
ービン8aの上流側と下流側との間で排ガスの一部がバ
イパスしてしまい、タービン8aの回転上昇が抑制され
過給圧上昇に妨げとなるが、通常運転時の状態とすると
これを阻止することができ、十分なブースト上昇を達成
することができる。
【0019】また、通常運転時であっても、EGR管9
bと戻り管15とを連通しEGR管9cを遮断すれば、
EGR管9a,9b及び戻り管15を排気バイパス通路
として用い、過給圧の上昇抑制に利用できるようにな
る。このときは電磁切替弁14をウェストゲート弁とし
て用いることとなり、これにより別個のウェストゲート
弁が不要となり、部品数削減による低コスト化も図れる
ようになる。なおこの場合EGRは実行不可となるが、
このような排気バイパス制御を行うのは一般にエンジン
が高負荷・高回転で運転される非EGR領域に入ってい
る場合なので、特に問題とはならない。
bと戻り管15とを連通しEGR管9cを遮断すれば、
EGR管9a,9b及び戻り管15を排気バイパス通路
として用い、過給圧の上昇抑制に利用できるようにな
る。このときは電磁切替弁14をウェストゲート弁とし
て用いることとなり、これにより別個のウェストゲート
弁が不要となり、部品数削減による低コスト化も図れる
ようになる。なおこの場合EGRは実行不可となるが、
このような排気バイパス制御を行うのは一般にエンジン
が高負荷・高回転で運転される非EGR領域に入ってい
る場合なので、特に問題とはならない。
【0020】次に別の実施の形態について説明する。図
2に示す実施の形態にあってはEGR管9bにEGR管
9cと戻り管15とが分岐接続され、切替手段が、EG
R管9cの途中に設けられた可変絞りを有する流量制御
弁18と、戻り管15の途中に設けられた二方式電磁開
閉弁19とから構成されている。流量制御弁18及び電
磁開閉弁19は、それぞれコントローラ16によって開
度制御及び開閉制御がなされる。よって流量制御弁18
を所定開度とし電磁開閉弁19を閉とすれば所定のEG
R制御が実行され、流量制御弁18を開度ゼロとし電磁
開閉弁19を開とすればEGRを実行せずに暖気促進が
図れる。ここではEGR管9cに設けられる弁を電磁開
閉弁とせずに流量制御弁18としているため、前記実施
形態の流量制御弁17と共用とし、弁数の増大を防止し
ている。また本実施形態によれば、前記実施形態の三方
式電磁切替弁14を用いた場合に比べ弁構造が簡単とな
り、低コストで良好なシール性を得られるようになる。
2に示す実施の形態にあってはEGR管9bにEGR管
9cと戻り管15とが分岐接続され、切替手段が、EG
R管9cの途中に設けられた可変絞りを有する流量制御
弁18と、戻り管15の途中に設けられた二方式電磁開
閉弁19とから構成されている。流量制御弁18及び電
磁開閉弁19は、それぞれコントローラ16によって開
度制御及び開閉制御がなされる。よって流量制御弁18
を所定開度とし電磁開閉弁19を閉とすれば所定のEG
R制御が実行され、流量制御弁18を開度ゼロとし電磁
開閉弁19を開とすればEGRを実行せずに暖気促進が
図れる。ここではEGR管9cに設けられる弁を電磁開
閉弁とせずに流量制御弁18としているため、前記実施
形態の流量制御弁17と共用とし、弁数の増大を防止し
ている。また本実施形態によれば、前記実施形態の三方
式電磁切替弁14を用いた場合に比べ弁構造が簡単とな
り、低コストで良好なシール性を得られるようになる。
【0021】他にも本発明の実施の形態は種々考えられ
る。
る。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、エンジン暖気運転中で
の暖気促進が可能となり、暖房開始時期を早められると
いう、優れた効果が発揮される。
の暖気促進が可能となり、暖房開始時期を早められると
いう、優れた効果が発揮される。
【図1】本発明に係るEGRガス冷却装置を示す構成図
である。
である。
【図2】本発明の別の実施の形態を示す構成図である。
1 エンジン 7 排気経路 9a,9b,9c EGR管 10 EGRクーラ 11a,11b,11c 冷却水管 12 ヒータコア 14 電磁切替弁 15 戻り管
Claims (3)
- 【請求項1】 EGR通路の途中にエンジン冷却水を冷
媒に用いるEGRクーラを配設し、該EGRクーラより
下流側の上記EGR通路に、エンジンの排気経路に至る
排気通路を接続すると共に、その接続部より下流側の上
記EGR通路と上記排気通路とを切り替える切替手段を
設けたことを特徴とするEGRガス冷却装置。 - 【請求項2】 上記切替手段が、エンジン暖機運転時
に、上記接続部より下流側のEGR通路を閉塞し上記排
気通路を開放する請求項1記載のEGRガス冷却装置。 - 【請求項3】 上記EGRクーラが、エンジン冷却水を
流通させる冷却水通路の途中に配設され、上記EGRク
ーラより下流側の上記冷却水通路にヒータ用熱交換器が
設けられる請求項1又は2記載のEGRガス冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9135470A JPH10325368A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | Egrガス冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9135470A JPH10325368A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | Egrガス冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10325368A true JPH10325368A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15152475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9135470A Pending JPH10325368A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | Egrガス冷却装置 |
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JP (1) | JPH10325368A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-05-26 JP JP9135470A patent/JPH10325368A/ja active Pending
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