JPH10324123A - サスペンションアーム用部材 - Google Patents

サスペンションアーム用部材

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JPH10324123A
JPH10324123A JP13647197A JP13647197A JPH10324123A JP H10324123 A JPH10324123 A JP H10324123A JP 13647197 A JP13647197 A JP 13647197A JP 13647197 A JP13647197 A JP 13647197A JP H10324123 A JPH10324123 A JP H10324123A
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bush
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suspension arm
opening
portions
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JP13647197A
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Rentaro Kato
錬太郎 加藤
Sadao Kokubo
貞男 小久保
Masaharu Tochigi
雅晴 栃木
Masatoshi Enomoto
正敏 榎本
Shunta Shioda
俊太 潮田
Noriyuki Iwameji
範行 岩目地
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Sumitomo Riko Co Ltd
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Showa Aluminum Corp
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Publication date
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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部材本体と、ブッシュを装着するブッシュ装
着部材とが連結されたサスペンションアーム用部材であ
って、部材本体に対するブッシュ装着部材の向きを可変
にし、更に全体形状等に関して設計自由度を増大させる
こと。 【解決手段】 ブッシュ装着部材10は、ブッシュ40が嵌
め込まれる保持部11を備えると共に、保持部11の周方向
の一部に軸方向に延びる開口部12が形成され、開口部12
において保持部11が拡開状態に開口可能となされる一
方、外周面に突出する一対の結合部13、14が周方向対向
配置に設けられ、これら結合部13、14が結合されること
により、保持部11の内周面がブッシュ40の外周面に密着
してブッシュ40を保持部11内に嵌着固定するものとなさ
れた巻締め式のものである。そして、両結合部13、14に
一対の挟着部20、21を設け、これら挟着部20、21に部材
本体1を挟着することにより、ブッシュ装着部材10と部
材本体1とを連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等のサス
ペンションアーム用部材に関する。
【0002】なお、この明細書において、「アルミニウ
ム」の語はその合金を含む意味において用いる。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】図10
に示すように、アッパーアーム、ロアアーム、トーショ
ンバー等の自動車のサスペンションアームを構成するサ
スペンションアーム用部材(50)は、棒状その他形状
の部材本体(51)と、その両端あるいは片端に円筒型
の防振ブッシュ(40)を装着するための円形の装着孔
(52)が形成されたブッシュ装着部(53)とにより
構成されている。そして、前記ブッシュ(40)として
は、中心に位置する支軸部材(41)と、該支軸部材
(41)の周囲に配設されるとともに外径が装着孔(5
2)の径よりもわずかに大きく設定された剛性スリーブ
(42)とが、それらの間に介挿されたゴム弾性体(4
1)によって連結されたものが一般に用いられ、該ブッ
シュ(40)を前記装着孔(52)に圧入することによ
りサスペンシュンアーム用部材(50)に装着固定され
る。
【0004】上記のようなサスペンションアーム用部材
(50)は、従来、鉄系材料により全体を板金プレスに
より製作するか、あるいは部材本体が長尺の場合は、パ
イプまたは板からなる部材本体(51)と、別途プレス
または鋳造により作製したブッシュ装着部(53)とを
溶接することにより製作していた。しかし、鉄系材料は
重量が大きく、その上溶接の場合はコスト高になるとい
う欠点があった。
【0005】そこで、最近では、軽量のアルミニウム材
料で構成したサスペンションアーム用部材も用いられる
ようになっている。アルミニウムの場合は、展伸性が良
好であることから、部材本体(51)とブッシュ装着部
(53)とを一体成形した押出形材が専ら用いられてお
り、この押出形材を押出方向に所定厚みにスライス切断
してサスペンションアーム用部材となされている。
【0006】しかしながら、このように部材本体(5
1)とブッシュ装着部(53)とを押出により一体成形
した場合には、部材本体(51)に対するブッシュ装着
部(53)の向きは一義的に決定されてしまい、これを
変更することはできなかった。また、サスペンションア
ーム用部材の形状や部材本体の長さ等、採り得る設計自
由度に限界もあった。
【0007】この発明は、上記技術的背景に鑑みてなさ
れたものであって、部材本体に対するブッシュ装着部の
向きを可変にでき、しかも全体形状や部材本体の長さ等
に関して設計自由度を増大できるサスペンションアーム
用部材の提供を主な目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、部材本体と、円筒型ブッシュを装着す
るブッシュ装着部材とが連結されたサスペンションアー
ム用部材であって、前記ブッシュ装着部材は、前記ブッ
シュが嵌め込まれる保持部を備えると共に、前記保持部
の周方向の一部に軸方向に延びる開口部が形成され、該
開口部において前記保持部が拡開状態に開口可能となさ
れる一方、前記開口部の両方の開口縁部またはその近傍
に外周面上に突出する一対の結合部が周方向対向配置に
設けられ、これら結合部が結合されることにより、前記
保持部の内周面が前記ブッシュの外周面に密着して前記
ブッシュを前記保持部内に嵌着固定するものとなされた
巻締め式の装着部材からなり、前記両結合部に一対の挟
着部が設けられ、これら挟着部に前記部材本体が挟着さ
れることにより、ブッシュ装着部材と部材本体とが連結
されてなることを特徴とする構成を採用した。
【0009】この構成によれば、上記のような従来品に
比して、ブッシュと保持部との隙間の厳格な寸法精度を
不要となしえ、ブッシュ装着部材の保持部内周面を必要
寸法精度に仕上げるための特別な加工を不要となし得
る。
【0010】また、結合部の結合操作を行うと、これに
連動して両結合部に設けられた一対の挟着部が部材本体
の所定部位を挟着するものとなる。したがって、ブッシ
ュの嵌着固定作業と部材本体の連結作業とを同時に行い
得る。
【0011】また、上記従来品のように部材本体に複数
個のブッシュ装着部材が連結されているような場合に
は、部材本体に対する各ブッシュ装着部材の挟着方向を
相互に変えて挟着することにより、各ブッシュ装着部材
に装着されたブッシュの軸方向の相対角度を任意に設定
し得る。
【0012】また、部材本体とブッシュ装着部材とが別
々に製作されるから、サスペンションアーム用部材の形
状や部材本体の長さ等に関して採り得る設計自由度が増
大する。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、この発明を自動車のサスペ
ンションアーム用部材に適用した実施形態について、図
面を参照しつつ詳述する。
【0014】図1乃至図6は、この発明の一実施形態
(第1実施形態)を示すものである。これらの図におい
て(A)は自動車のサスペンションアーム用部材であ
る。該サスペンションアーム用部材(A)は、棒状の部
材本体(1)と、その長さ方向の両端に連結された合計
2個の巻締め式のブッシュ装着部材(10)(10)と
によって構成されている。
【0015】前記部材本体(1)は、中空部(2)を有
する断面円形のアルミニウム押出パイプ材を押出方向に
所定長さに切断することによって形成されたものであ
る。このように部材本体(1)として中空部(2)を有
するアルミニウム押出パイプ材を用いることにより、得
られるサスペンションアームを軽量にすることができる
し、後述する塑性変形も容易に生じさせることができ
る。
【0016】一方、前記の各ブッシュ装着部材(10)
は、アルミニウム押出材を押出方向に所用厚みにスライ
ス切断することによって製作されている。このブッシュ
装着部材(10)は、円筒型の防振ブッシュ(40)を
装着するものであり、ブッシュ(40)が嵌め込まれる
円筒状の保持部(11)を備えるとともに、保持部(1
1)の周方向の一箇所が分断されて軸方向に延びる開口
部(12)が形成されている。従って、この開口部(1
2)において保持部(11)が拡開状態に開口可能とな
されている。
【0017】さらに、開口部(12)の両方の開口縁部
には、軸方向全域に渡って、外周面上に突出する断面方
形状の一対の結合部(13)(14)が周方向対向配置
に設けられている。また、これら結合部(13)(1
4)の先端部には、軸方向全域に渡って、先端面上に突
出する断面方形状の一対の挟着部(20)(21)が一
体に設けられている。これら挟着部(20)(21)の
対向面間の距離は、前記一対の結合部(13)(14)
を閉じ合わせた結合状態において、部材本体(1)のパ
イプ外径よりも小さくなるように設定されている。そし
て、これら挟着部(20)(21)の相互対向面の突出
方向中間部には、軸方向に延びる断面略円弧状の部材本
体抜止め用食込み溝(22)(23)が形成されてい
る。
【0018】また、各結合部(13)(14)の相互対
向面の一方には、内外2列で軸方向に延びる断面方形状
の潰し部(18)(18)が突設され、また前記対向面
の他方には、前記潰し部(18)との対応位置に内外2
列で軸方向に延びる食込み溝(19)(19)が形成さ
れている。これらの潰し部(18)と食込み溝(19)
は、該食込み溝(19)に前記潰し部(18)を塑性変
形させつつ充填させることにより両結合部(13)(1
4)を結合せしめ、ひいては開口部(12)を閉塞状態
に保持する役割を果たす。このために、食込み溝(1
9)は、その深さ方向の中間部に、深さ方向の上下端よ
りも溝幅の大きな、従って開口面積の大きな拡大部(1
9a)が形成される一方、潰し部(18)はその突出高
さが食込み溝(19)の深さよりも大きく設定されると
ともに横断面積が食込み溝(19)の横断面積とほぼ同
じに設定され、開口部(12)の閉塞状態において、変
形充填された潰し部(18)が該拡大部(19a)に十
分に食込んで両結合部(13)(14)の分離を強く阻
止するものとなされている。
【0019】図1に示した実施形態のサスペンションア
ーム用部材(A)を用いて図6に示したサスペンション
アームの製造方法を説明すると、まず、図2に示すよう
に、開口部(12)において保持部(11)を拡開する
ことにより保持部(11)内周長を実質的に大きくした
状態で、図3のように円筒型のブッシュ(40)を保持
部(11)に挿入する。これと並行して、部材本体
(1)の端部を挟着部(20)(21)の対向面間に挿
入する。なお、要すれば、部材本体(1)と挟着部(2
0)(21)との間に防振材を介在配置させるものとし
ても良い。
【0020】前記ブッシュ(40)は、この実施形態で
は、ほぼ中心に位置する支持部材(41)と、該支持部
材(41)の周囲に配設された円筒型の剛性スリーブ
(42)とが、それらの間に介挿されたゴム弾性体(4
3)によって連結されたソリッドタイプのものが用いら
れており、剛性スリーブ(42)の外径は、保持部(1
1)の開口部(12)が閉塞されたときの保持部(1
1)の内径より僅かに大きく設定されている。而して、
保持部(11)は開口部(12)において拡開されてい
るから、ブッシュ(40)を極めて容易に保持部(1
1)内に装填することができる。
【0021】次に、開口部(12)を閉塞させるべくプ
レス等により両結合部(13)(14)を近接方向に加
圧すると、一方の結合部(14)の潰し部(18)が他
方の結合部(13)の食込み溝(19)に嵌まり込み、
図4に示されるように、開口部(12)の閉塞前に潰し
部(18)の先端が食込み溝(19)の底面に当接す
る。これと同時に、両挟着部(20)(21)が部材本
体(1)を押し潰し、部材本体(1)が両挟着部(2
0)(21)の対向面の形状に沿って塑性変形し、部材
本体(1)の一部分が部材本体抜止め用食込み溝(2
2)(23)に充填される。この状態でさらに両結合部
(13)(14)を密着方向に加圧すると、図5に示さ
れるように、潰し部(18)が食込み溝(19)の形状
に沿って圧潰状に塑性変形し拡大部(19a)を含む食
込み溝(19)内に充填され、結合部(13)(14)
の相互対向面は密着方向に接近し、開口部(12)は縮
小されやがて閉塞状態となる。同時に、ブッシュ装着部
材(10)の保持部(11)内周面がブッシュ(40)
の外周面に密着してブッシュ(40)は強固に巻締めら
れた状態となる。
【0022】この状態で、結合部(13)(14)への
加圧力を解除しても、食込み溝(19)に変形充填され
た潰し部(18)が食込み溝の拡大部(19a)に十分
に食込んで両結合部の分離を強く阻止し、ブッシュ(4
0)の保持部(11)内での巻締め固定状態、及び部材
本体(1)の両挟着部(20)(21)間での挟着固定
状態が保持される。また、この状態において、部材本体
(1)は、部材本体抜止め用食込み溝(22)(23)
に変形充填された状態で挟着されているので、両挟着部
(20)(21)からの抜けが阻止される。なお、要す
れば、結合部(13)(14)や結合部(13)(1
4)と部材本体(1)の界面をレーザ溶接や摩擦接合等
により溶接・接合したり、シーラント、ロックタイト等
の接着剤で接着して、結合部(13)(14)間の隙間
を完全に塞ぎ、該隙間からの泥や水の侵入を確実に防止
するものとしても良い。
【0023】以上のようにして部材本体(1)の両端に
ブッシュ装着部材(10)(10)を連結することによ
り、図6に示されるサスペンションアームが得られる。
【0024】図1〜図6に示した上記第1実施形態で
は、サスペンションアーム用部材(A)は、部材本体
(1)の両端が各ブッシュ装着部材(10)の挟着部
(20)(21)に挟着された状態で、両ブッシュ装着
部材(10)(10)の相対角度が零度、つまり両ブッ
シュ装着部材(10)(10)の軸線方向が同一となさ
れたものである。而して、この発明に係るサスペンショ
ンアーム用部材(A)は、部材本体(1)の両端の2個
のブッシュ装着部材(10)(10)の相対角度を零度
ではなく、図7に示すように90度の相対角度や、その
他任意の相対角度をなすように連結させたものでも良
い。なお、図7において、ブッシュ装着部材(10)
(10)の相対角度が90度である以外は図1〜図6に
示したものと同一構成であるので、同一の符号を付して
それらの説明を省略する。
【0025】図8はこの発明のもう一つの実施形態(第
2実施形態)を示すものである。なお、同図では、上記
第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号が付され
ており、以下、この実施形態を第1実施形態との相違点
を中心に説明する。
【0026】この実施形態では、部材本体(1)とし
て、両端部が偏平状に潰されて開口部が液密に閉塞され
たものが用いられている。(3)はその閉塞部である。
また、ブッシュ装着部材(10)の挟着部(20)(2
1)の対向面は、一対の結合部(13)(14)を閉じ
合わせた結合状態において、前記部材本体(1)端部形
状に略対応した形状に成形されると共に、対向面間の距
離が部材本体(1)端部の潰し方向の厚みよりも小さく
なるように設定されている。そして、これら挟着部(2
0)(21)の対向面の長さ方向略中間部に、軸方向に
延びる断面略円弧状の部材本体抜止め用食込み溝(2
2)(23)が形成されている。
【0027】かかる構成の部材本体(1)は、同図
(ロ)に示すように、前記両挟着部(20)(21)
に、部材本体抜止め用食込み溝(22)(23)に変形
充填された状態で挟着され、両挟着部(20)(21)
からの抜けが阻止されている。
【0028】図9はこの発明のさらにもう一つの実施形
態(第3実施形態)を示すものである。なお、同図で
は、上記第1実施形態及び第2実施形態と同一の構成要
素には同一の符号が付されており、以下、この実施形態
を第1実施形態及び第2実施形態との相違点を中心に説
明する。
【0029】この実施形態でも、上記第2実施形態と同
様に、両端部が偏平状に潰されて開口部が液密に閉塞さ
れた部材本体(1)が用いられている。一方、ブッシュ
装着部材(10)の挟着部(20)(21)の対向面
は、一対の結合部(13)(14)を閉じ合わせた結合
状態において、前記部材本体(1)端部形状に略対応し
た形状に成形されると共に、対向面間の距離が部材本体
(1)端部の潰し方向の厚みと略等しくなるように設定
されている。そして、これら挟着部(20)(21)の
対向面における基部側には、部材本体(1)の閉塞部
(3)を厚み方向に押圧する部材本体抜止用押圧部(2
4)(25)が形成されている。
【0030】かかる構成の部材本体(1)は、同図
(ロ)及び(ハ)に示すように、前記両挟着部(20)
(21)に、その閉塞部(3)が押圧部(24)(2
5)間において偏平状に押し潰された状態で挟着され、
両挟着部(21)(22)の挟着力及び押圧部(24)
(25)の押圧面との摩擦力により両挟着部(20)
(21)からの抜けが阻止されている。
【0031】以上の3つの実施形態にあっては、ブッシ
ュ装着部材(10)は、一方の結合部(14)に、他方
の結合部(13)に向かって突出する潰し部(18)が
設けられる一方、他方の結合部(13)の前記潰し部
(18)に対応する位置に、深さ方向に向かって開口面
積が大となされた拡大部(19a)を有する食込み溝
(19)が形成され、該食込み溝(19)に前記潰し部
(18)が嵌入されかつ前記拡大部(19a)に食い込
んで抜止め状態に塑性変形されることにより両結合部
(13)(14)が結合されるものとなされたものなの
で、結合部(13)(14)相互を直接的に結合しうる
ものとなり、結合作業を効率的に行うことができると共
に、より強固な結合強度を得ることができる。その結
果、部材本体(1)との連結作業も効率的に行うことが
できるし、強固な連結強度も得ることができる。
【0032】なお、上記3つの実施形態にあっては、ブ
ッシュ装着部材(10)の結合部(13)(14)の結
合構造は、いずれも潰し部(18)の塑性変形を利用し
たものであるが、この発明では、これに限定されず、例
えば両結合部(13)(14)間に連結片(図示せず)
を介在させて結合させた構造であっても良し、その他各
種の結合構造であっても良い。また、防振ブッシュ(4
0)として、ほぼ中心に位置する支軸部材(41)と、
該支軸部材(41)の周囲に配設された円筒型の剛性ス
リーブ(42)とが、それらの間に介挿されたゴム弾性
体(43)によって連結されたソリッタイプのものを示
したが、外側の剛性スリーブ(42)がなく、かつゴム
弾性体(43)内部に、外周面に設けられた注入口から
液体を封入され、この封入液体によって防振機能を発揮
させる形式にものを用いても良い。この場合、プレスに
よる結合部(13)(14)の結合作業を液中で行うも
のとすると、ゴム弾性体(43)への液封入と結合部
(13)(14)の結合作業とを同時に行うことがで
き、工程を省略できる効果がある。このように結合作業
を液中で行う場合には、上記第2実施形態(図8)及び
第3実施形態(図9)で示したように、両端部が偏平状
に潰されて開口部が液密に閉塞された部材本体(1)を
用いた方が、開口部からの液体の侵入を防止することが
できる点で好ましい。
【0033】また、ブッシュ装着部材(10)や部材本
体(1)の材料としてアルミニウムを用いたが、アルミ
ニウム以外の例えば鉄系材料等を用いても良いし、また
ブッシュ装着部材(10)と部材本体(1)とを異種材
料で構成しても良い。例えばブッシュ装着部材(10)
にアルミニウムを用いる一方、部材本体(1)を鉄系材
料や合成樹脂により成形しても良い。
【0034】また、部材本体(1)の両端にブッシュ装
着部材(10)(10)が連結されたサスペンションア
ーム用部材(A)を示したが、部材本体(1)に1個の
ブッシュ装着部材(10)や3個以上のブッシュ装着部
材(10)が連結されたものであっても良いし、部材本
体(1)の形状も断面円形のパイプ材に限定されること
はなく、断面矩形や断面楕円形等のパイプ材であっても
良い。さらに部材本体(1)は、A型等の他の形状であ
っても良い。
【0035】
【発明の効果】この発明は上述の次第で、部材本体と、
円筒型ブッシュを装着するブッシュ装着部材とが連結さ
れたサスペンションアーム用部材であって、前記ブッシ
ュ装着部材は、前記ブッシュが嵌め込まれる保持部を備
えると共に、前記保持部の周方向の一部に軸方向に延び
る開口部が形成され、該開口部において前記保持部が拡
開状態に開口可能となされる一方、前記開口部の両方の
開口縁部またはその近傍に外周面上に突出する一対の結
合部が周方向対向配置に設けられ、これら結合部が結合
されることにより、前記保持部の内周面が前記ブッシュ
の外周面に密着して前記ブッシュを前記保持部内に嵌着
固定するものとなされた巻締め式のものであるから、ブ
ッシュをブッシュ装着部材の保持部内に圧入装填する圧
入式のものに比べて、ブッシュと保持部との隙間の厳格
な寸法精度を不要となしえ、ブッシュ装着部材の保持部
内周面を必要寸法精度に仕上げるための特別な加工を不
要となし得る。
【0036】また、ブッシュ装着部材の両結合部に、一
対の挟着部が設けられているので、結合部の結合操作に
連動して挟着部の挟着操作が行われ得るものとなる。そ
して、これら挟着部に部材本体が挟着されることによ
り、ブッシュ装着部材と部材本体とが連結されるから、
ブッシュの嵌着固定作業と部材本体の連結作業とを同時
に行うことができるものとなり、もって生産効率を向上
させることができる。
【0037】また、部材本体に複数個のブッシュ装着部
材が連結されているような場合には、部材本体に対する
各ブッシュ装着部材の挟着方向を相互に変えて挟着する
ことにより、各ブッシュ装着部材に装着されたブッシュ
の軸方向の相対角度を任意に設定しうるものとなり、サ
スペンションアームの配置仕様等を変更することなく、
これに簡単に対応することができるサスペンションアー
ムを提供することができる。
【0038】もとより、部材本体とブッシュ装着部材と
を別々に製作できるから、サスペンションアーム用部材
の形状や部材本体の長さ等に関して採り得る設計自由度
を増大できるし、溶接によって両者を連結するものでは
ないから、連結作業も簡単で生産効率を更に向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るサスペンションア
ーム用部材を部材本体とブッシュ装着部材とに分離して
示す断面図である。
【図2】部材本体の一端とブッシュ装着部材の拡大断面
図である
【図3】図2のブッシュ装着部材の保持部にブッシュを
装填すると共に、挟着部の対向面間に部材本体の一端を
差し込んだ状態の断面図である。
【図4】ブッシュ装着部材の両結合部を密着方向に加圧
した状態を示す断面図である。
【図5】ブッシュ装着部材の両結合部をさらに加圧し
て、ブッシュ装着部材にブッシュを巻締めると共に部材
本体の一端を挟着した状態の断面図である。
【図6】(イ)は図5のブッシュ装着部材と部材本体と
を連結したサスペンションアームの正面図、(ロ)は同
じく平面図である。
【図7】(イ)は部材本体の両端のブッシュ装着部材の
相対角度を変化させたサスペンションアームの正面図、
(ロ)は同じく平面図である。
【図8】この発明のもう一つの実施形態を示すもので、
(イ)はブッシュ装着部材と部材本体とを連結する前の
一部断面正面図、(ロ)は連結した後の一部断面正面図
である。
【図9】この発明のさらにもう一つの実施形態を示すも
ので、(イ)はブッシュ装着部材と部材本体とを連結す
る前の一部断面正面図、(ロ)は連結した後の一部断面
正面図、(ハ)は(ロ)の平面図である。
【図10】従来のサスペンションアーム用部材を用いた
サスペンションアームの斜視図である。
【符号の説明】
A…サスペンションアーム用部材 1…部材本体 10…ブッシュ装着部材 11…保持部 12…開口部 13、14…結合部 18…潰し部 19…食込み溝 19a…拡大部 20、21…挟着部 22、23…部材本体抜止め用食込み溝 40…防振ブッシュ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栃木 雅晴 堺市海山町6丁224番地 昭和アルミニウ ム株式会社内 (72)発明者 榎本 正敏 堺市海山町6丁224番地 昭和アルミニウ ム株式会社内 (72)発明者 潮田 俊太 堺市海山町6丁224番地 昭和アルミニウ ム株式会社内 (72)発明者 岩目地 範行 堺市海山町6丁224番地 昭和アルミニウ ム株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部材本体(1)と、円筒型ブッシュ(4
    0)を装着するブッシュ装着部材(10)とが連結された
    サスペンションアーム用部材(A)であって、 前記ブッシュ装着部材(10)は、前記ブッシュ(40)が
    嵌め込まれる保持部(11)を備えると共に、前記保持部
    (11)の周方向の一部に軸方向に延びる開口部(12)が
    形成され、該開口部(12)において前記保持部(11)が
    拡開状態に開口可能となされる一方、前記開口部(12)
    の両方の開口縁部またはその近傍に外周面上に突出する
    一対の結合部(13)(14)が周方向対向配置に設けら
    れ、これら結合部(13)(14)が結合されることによ
    り、前記保持部(11)の内周面が前記ブッシュ(40)の
    外周面に密着して前記ブッシュ(40)を前記保持部(1
    1)内に嵌着固定するものとなされた巻締め式の装着部
    材からなり、 前記両結合部(13)(14)に一対の挟着部(20)(21)
    が設けられ、これら挟着部(20)(21)に前記部材本体
    (1)が挟着されることにより、ブッシュ装着部材(1
    0)と部材本体(1)とが連結されてなることを特徴と
    するサスペンションアーム用部材。
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Cited By (4)

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