JPH10319263A - 光導波路及びその製造方法並びに光デバイス - Google Patents

光導波路及びその製造方法並びに光デバイス

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JPH10319263A
JPH10319263A JP9073767A JP7376797A JPH10319263A JP H10319263 A JPH10319263 A JP H10319263A JP 9073767 A JP9073767 A JP 9073767A JP 7376797 A JP7376797 A JP 7376797A JP H10319263 A JPH10319263 A JP H10319263A
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JP
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optical waveguide
refractive index
sio
fluorine
film
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JP9073767A
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Katsuyuki Imoto
克之 井本
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シングルモード光ファイバとモードフィール
ド整合のとりやすい光導波路及びその製造方法並びに光
デバイスを提供する。 【解決手段】 基板1と、その基板1上に形成されSi
2 からなるクラッド層2と、そのクラッド層2の中に
形成されSiO2 に屈折率制御用添加剤を少なくとも一
種類含んだコア層3とを備えた光導波路において、コア
層3を、フッ素が添加されたSiO2 からなる中間層9
で覆うことにより、1000℃から1200℃の高温加
熱処理を施しても屈折率及びフッ素濃度分布がほとんど
変化せず、安定なため、高い比屈折率差が得られる。ま
た、光導波路8の入出力端に光ファイバ5とのモードフ
ィールド整合をとるためのモード変換部を設けることが
できるので、光ファイバ5と低損失で接続することがで
き、接続部からの反射光を極端に小さくすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光導波路及びその
製造方法並びに光デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】光デバイスの低コスト化、小形化、高機
能化をめざして石英系ガラスを用いた導波路型光デバイ
スの研究開発が活発になっている。
【0003】図8は、従来のピッグテールファイバ付き
の光デバイスを示す図である。
【0004】同図に示す光デバイスは、光導波路4の入
力端10にシングルモード光ファイバ5を接続したもの
である。光導波路4は、基板1の上にクラッド層2が形
成され、そのクラッド層2内に略矩形断面形状のコア層
3が形成された構造を有している。この光導波路4は、
図8(d)に示すように、コア層3の屈折率n1 とクラ
ッド層2の屈折率n2 との比屈折率差Δが0.8%以上
の高Δ光導波路である。そのため、コア層3の幅及び厚
みは比屈折率差Δが高くなる程小さくなり、通常5μm
以下である。シングルモード光ファイバ5のコア(屈折
率nC )7とクラッド(屈折率n2 )6との比屈折率差
Δは約0.3%であり、コア7の直径D1 は約10μm
である。従って、光導波路4とシングルモード光ファイ
バ5との接続部は、モードフィールド整合をとる必要が
ある。
【0005】すなわち、光導波路4の入力端10の導波
路断面内(B−B線)の屈折率分布を図8(c)のよう
に拡散分布にしなければならない。この拡散分布は、S
iO に屈折率制御用ドーパントとしてGe,Ti,
P,Zn,Sb,Sn等を少なくとも一種類添加したも
のをコア層3の材料とし、光導波路4の入力端10を加
熱して上記ドーパントを拡散させることによって実現す
る。
【0006】上記ドーパントを拡散させる方法は、図9
(従来の光導波路へのモード変換部形成方法の概略図で
ある。)に示すように、光導波路4の一端(図では右
端)をサンプルホルダ12で保持して、サンプルホルダ
12内に冷却水を矢印13−1,13−2方向に流入、
流出させて冷却すると共に、光導波路4の他端(図では
左端)をヒータ11で加熱する方法である。尚、14は
熱拡散領域であり、他端から4mm以上の領域である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光導波路4
の比屈折率差Δが1.5%よりも高くなってくると、コ
ア層3の屈折率nの値が大きくなり、逆にコア層6
の幅や厚みが4μm以下に小さくなってしまう。このよ
うな光導波路4の構造のものと、シングルモード光ファ
イバ5との間でモードフィールド整合をとると、図8
(c)に示すようにコア層3内のドーパントをクラッド
層2内に深く拡散させていかなければならない。このた
め、コア層6の幅及び厚みが大きくなりすぎてしまう。
すなわち、光導波路4の入力端付近の断面内(B−B
線)のコア層の幅及び厚みD2 がコア7の直径D1 より
も大きくなってしまい、結果的にモードフィールド整合
が困難となってしまう。
【0008】前述したように、従来の光導波路と、シン
グルモード光ファイバとの接続方法には以下のような問
題点がある。
【0009】(1) 光導波路の比屈折率差Δが高くなる
と、シングルモード光ファイバとのモードフィールド整
合が困難となる。
【0010】(2) モードフィールド不整合が生じると、
接続部での損失が大きくなると共に、接続部での反射が
生じる。
【0011】(3) 従来の光導波路構造では、設計の自由
度が少なく、シングルモード光ファイバのコア層の屈折
率と直径とに整合のとれた屈折率とコア層構造の光デバ
イスを実現することが困難である。
【0012】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、シングルモード光ファイバとモードフィールド整合
のとりやすい光導波路及びその製造方法並びに光デバイ
スを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の光導波路は、基板と、その基板上に形成され
SiO2 からなるクラッド層と、そのクラッド層の中に
形成されSiO2 に屈折率制御用添加剤を少なくとも一
種類含んだコア層とを備えた光導波路において、コア層
がフッ素を添加したSiO2 からなる中間層で覆われた
ものである。
【0014】本発明の光導波路の製造方法は、真空排気
された反応室内に上部電極と下部電極とを平行に対向配
置し、両電極間にパワーRFの高周波を印加し、一方の
電極上に基板を配置し、その電極に設けたヒータで基板
を所定の温度Tに加熱し、他方の電極側から一方の電極
側に向って金属アルコオキシドの蒸気、C2 6 等のフ
ッ素ガス及びO2 ガスをシャワー状に吹き付け、一定の
真空度Pに保ってフッ素を添加したSiO2 膜を基板上
に形成し、そのSiO2 膜の上にコア層を形成し、コア
層を覆うように再度フッ素を添加したSiO2 膜を形成
し、かつ、温度Tを400℃から600℃の範囲とし、
高周波パワーRFを350W以上とし、真空度Pを0.
5Torr以下に保ち、フッ素を添加したSiO2 膜の
成長速度を毎分1000オングストローム以下として成
膜するものである。
【0015】上記構成に加え本発明の光導波路の製造方
法は、フッ素を添加したSiO2 膜は、1000℃から
1200℃の高温で熱処理し、その膜の屈折率変化が熱
処理前と比較して0.3%以下となるようにするのが好
ましい。
【0016】上記構成に加え本発明の光導波路の製造方
法は、フッ素を添加したSiO2 膜の屈折率とSiO2
膜の屈折率との比屈折率差は、少なくとも0.5%より
も大きく、1.23%よりも低いのが好ましい。
【0017】本発明の光デバイスは、基板と、その基板
上に形成されSiO2 からなるクラッド層と、そのクラ
ッド層の中に形成されSiO2 に屈折率制御用添加剤を
少なくとも一種類含んだコア層とを有する光導波路と、
光導波路の入出力端に接続された光ファイバとを備えた
光デバイスにおいて、コア層がフッ素を添加したSiO
2 からなる中間層で覆われたものである。
【0018】上記構成に加え本発明の光デバイスは、光
導波路と光ファイバとの接続部付近の中間層に、光導波
路のコア層に含まれた屈折率制御用添加剤が拡散したの
が好ましい。
【0019】上記構成に加え本発明の光デバイスは、光
ファイバと光導波路とはCO2 レーザビーム照射によっ
て融着されたのが好ましい。
【0020】本発明によれば、非常に緻密なSiO2
中にフッ素が略均一に添加され、この膜を高温(100
0℃〜1200℃)で熱処理しても酸素欠陥やフッ素濃
度勾配の少ない膜を実現することができる。
【0021】光導波路の低損失化(低吸収損失化、低散
乱損失化)のためには、フッ素添加SiO2 膜の高温熱
処理が必要であるが、本発明によれば、フッ素添加Si
2膜の屈折率は1000℃〜1200℃の高温熱処理
を施しても熱処理前と比較して最大0.3%しか変化し
ないので、光導波路用膜に用いることにより良好な特性
を得ることができる。
【0022】本発明によれば、光導波路の中間層とし
て、フッ素添加SiO2 膜を用いることにより、コア層
と中間層との比屈折率差Δを最大2.83%まで大きく
とることができる。これは中間層とクラッド層との比屈
折率差Δを0.5%よりも大きく、1.23%よりも低
い値を得ることができるためである。
【0023】本発明によれば、光導波路の中間層にフッ
素添加SiO2 膜を用いることにより、光導波路とし
て、大きな分散値を得ることができる。また、モードフ
ィールド径も従来のコア層とクラッド層とからなるシン
グルクラッド型に比べ、自由度を大きく、広範囲の値を
制御することができる。さらに光導波路の光パワー分布
もかなり自由に広範囲に制御することができる。
【0024】本発明によれば、光導波路の入出力端に光
ファイバとのモードフィールド整合をとるためのモード
変換部を設けることができるので、光ファイバと低損失
で接続することができることと、接続部からの反射光を
極端に小さくすることができる。
【0025】本発明によれば、光導波路と光ファイバと
の接続部からの反射光を極端に小さくすることができる
ことと、CO2 レーザビーム照射によって、接続部の融
着と光導波路のコア層の屈折率制御用添加剤を中間層内
に拡散させることができ、光ファイバとのモードフィー
ルド整合を実現することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0027】図1(a)は、本発明の光導波路の一実施
の形態を示す正面断面図であり、図1(b)は図1
(a)の右側面図である。尚、図8に示した従来例と同
様の部材には共通の符号を用いた。
【0028】図1(a),(b)に示す光導波路は、中
間層9に本発明の特徴であるフッ素を添加したSiO2
膜(後述する図4の曲線LCで示した屈折率の熱処理温
度特性を有するフッ素添加SiO2 膜)を用いたもので
ある。
【0029】基板1にはSiO2 基板、セラミックス基
板等を用いることができる。この基板1上にクラッド層
(屈折率n22)2が形成されている。クラッド層2には
通常、SiO2 (波長0.63μmでのn22は略1.4
58)が用いられ、石英系光ファイバのクラッド(Si
2 )と同じ屈折率にするのが好ましい。クラッド層2
の中には中間層9で覆われたコア層3が形成されてい
る。中間層9の屈折率n9 の値は、フッ素の添加量に応
じて1.440から1.455(波長0.63μmでの
値)までの範囲に制御することができるが、本発明では
屈折率n9 を1.440 から1.452の範囲にしており、
この点に特徴がある。
【0030】コア層(屈折率n3 )3には、SiO2
Ge,Ti,P,Zn,Ta等の屈折率制御用添加剤を
少なくとも一種類添加したもの、或いはSiON等の材
質が用いられ、屈折率n3 の値としては1.458から
1.482(波長0.63μmでの値)の範囲としてい
る。屈折率n3 と屈折率n9 とから得られる比屈折率差
Δ39の値は0.21%から2.83%の範囲である。
【0031】すなわち、従来の光導波路の場合には図8
(d)に示したように、コア層3とクラッド層2との比
屈折率差Δ12を大きくしようとすると、コア層3の屈折
率n1 を大きくしなければならなかった。また、シング
ルモード伝送用光導波路とするためには、コア層3の幅
或いは厚みD3 を数μm程度に小さくしなければなら
ず、比屈折率差Δ12を大きくする程コア層の厚みを小さ
くしなければならなかった。このような状態で、光導波
路4と光ファイバ5とのモードフィールド整合をとろう
としても図8(c)のように、コア層3の幅或いは厚み
2 が大きくなり、光ファイバ5とのモードフィールド
不整合を生じた。
【0032】これに対して、本発明では、光導波路8の
比屈折率差は屈折率n3 の値を大きくしなくても屈折率
9 の値を小さくすることによって比屈折率差を大きく
することができる。したがって、後述するように光ファ
イバ5とのモードフィールド整合も容易である。
【0033】図2(a)は、本発明の光導波路の他の実
施の形態を示す正面断面図であり、図2(b)は図2
(a)の右側面図である。
【0034】この実施の形態も中間層9にフッ素を添加
したSiO2 膜を用いたものであるが、図1に示した実
施の形態との相違点は、クラッド層2−1の上面全体
に、フッ素を添加したSiO2 膜の中間層9が形成され
ている点である。このようにクラッド層2−1の上面全
体にフッ素を添加したSiO2 を形成しておくことが、
図2の光導波路を簡易に製造する上で有利である。すな
わち、図1に示した光導波路では、中間層9−1,9−
2の領域を除去する工程を付加しなければならないが、
図2に示した光導波路では中間層9−1,9−2の領域
を除去する工程が不要となるためである。また、中間層
9−1,9−2の領域を除去する工程において、クラッ
ド層2−1及びコア層3の表面がエッチングガスによっ
て荒れ、散乱損失を誘因するが、図2に示す光導波路の
場合にはこのような荒れや散乱損失の問題がない。
【0035】次に本発明の光導波路の製造方法について
説明する。
【0036】図3は本発明の光導波路の製造方法を適用
したプラズマCVD装置の概略図を示す図である。
【0037】プラズマCVD装置15内には、二つの平
行平板状の上部電極16及び下部電極17が設けられ、
両電極16,17間には高周波電源(高周波パワーR
F)22から高周波電圧が印加される。この装置15内
は真空排気装置25によって真空に排気される(真空度
P)。下部電極17の上にはクラッド層2−1の形成さ
れた基板1が設けられ、その下部電極17の下側に設け
られたヒータ20に直流電圧21を印加することによっ
て温度Tに加熱される。上部電極16は、矢印19−1
方向から送られてきたガスを上部電極16と下部電極1
7との間に一様に噴出するためのシャワー電極構造が用
いられている。このシャワー構造の上部電極16は、絶
縁体23によって装置15と絶縁されている。矢印19
−1方向から装置15内に矢印19−2方向に送り込む
ガスは、Si(OC2 5 4 ,Si(OCH3 4
の金属アルコオキシドの蒸気と、C2 6 等のフッ素系
ガスをO2 ガスで搬送したものが用いられる。尚、C2
6 は別に矢印24方向に装置15内に送り込んでもよ
い。
【0038】次に図3に示した装置15を用いて形成し
たフッ素添加SiO2 膜の特性について述べる。
【0039】
【実施例】
(比較例1) Si(OC2 5 ): 12SCCM O2 :100SCCM C2 6 : 11SCCM ヒータ温度T :350℃ 高周波パワーRF :300W 真空度P :0.6Torr 以上の条件で、Si基板1上にフッ素添加SiO2 膜を
形成(成膜速度毎分2100オングストローム)し、そ
の後、Si基板1を5分割し、それぞれの分割した基板
を電気炉内に入れ、N2 を毎分5リットル流しながら、
それぞれの熱処理温度500℃、800℃、1000℃
及び1200℃で熱処理し、それぞれの膜の屈折率を測
定した。その結果を図4の曲線LAで示す。
【0040】熱処理温度を高くすることによって屈折率
が高くなってしまい、SiO2 の屈折率(1.458)
よりも低い値を実現することができなかった。この原因
は、フッ素添加SiO2 膜の密度が低かったために、高
温熱処理することによって酸素欠陥の膜になったことに
よって屈折率が高くなったものと思われる。また、酸素
欠陥と共にフッ素も拡散していることが分かった。尚、
図4は、図3に示した装置を用いて成膜したフッ素添加
SiO2 膜の屈折率の熱処理温度依存性を示す図であ
り、横軸が熱処理温度、縦軸が屈折率を示している。
【0041】(比較例2) Si(OC2 5 4 : 12SCCM O2 :100SCCM C2 6 :350℃ 高周波パワーRF :300W 真空度P :0.6Torr 以上の条件で、Si基板1上にフッ素添加SiO2 膜を
形成(成膜速度毎分約2200オングストローム)し、
その後比較例1と同様にSi基板1を分割し、それぞれ
の基板を所望の温度で熱処理し、屈折率を評価した。こ
の場合の屈折率特性を図4の曲線LBで示す。
【0042】曲線LAよりは、フッ素添加量が多いの
で、屈折率は低いが、熱処理温度を高くしていくと、屈
折率は、SiO2 の屈折率よりも高くなってしまう。す
なわち、この膜も本発明の光導波路用のフッ素添加Si
2 膜としては利用できないことが分かった。
【0043】(実施例1) Si(OC2 5 4 : 12SCCM O2 :100SCCM C2 6 : 11SCCM ヒータ温度T :400℃ 高周波パワーRF :350W 真空度P :0.4Torr 以上の条件で、Si基板1上にフッ素添加SiO2 膜を
形成(成膜速度毎分940オングストローム)し、その
後、比較例1と同様にSi基板1を分割し、それぞれの
基板を所望の温度で熱処理し、屈折率を評価した。この
場合の屈折率特性を図4の曲線LCで示す。SiO2
屈折率よりも低い値を実現することができた。これは、
基板の加熱温度の高温化、高周波パワーRFの高出力
化、高真空度化によって、非常に緻密で安定な膜とする
ことによって達成されたものである。そのため、高温熱
処理しても膜中の酸素が放出されることはなく、それに
よりフッ素の拡散も抑圧されて膜中を移動しにくくな
り、結果的に屈折率の変化しにくい膜が得られたものと
思われる。
【0044】(実施例2) Si(OC2 5 4 : 12SCCM O2 :100SCCM C2 6 : 31SCCM ヒータ温度T :450℃ 高周波パワーRF :380W 真空度P :0.4Torr 以上の条件で、Si基板上にフッ素添加SiO2 膜を形
成(成膜速度毎分900オングストローム)し、その後、
実施例2と同様にSi基板を分割し、それぞれの基板を
所望の熱処理温度で熱処理し、屈折率を評価した。図4
の曲線LDに屈折率特性を示す。
【0045】この場合もSiO2 の屈折率よりも大幅に
低い値を実現することができた。また、高温熱処理を行
っても屈折率はほとんど変化しない安定な膜であった。
これは、より基板の加熱温度を高温化したことと、高周
波パワーよりも高出力化したことによってさらに緻密な
膜になったために実現したものと思われる。
【0046】また膜中のフッ素の濃度分布をフッ素の二
次イオン質量分析法(SIMS)によって調べたが、膜
中のフッ素の移動は、膜の表面から10数十nmの深さ
のところまでにわずかな濃度分布をもっているだけであ
ることが分かった。
【0047】以上の実施例と比較例から、高温熱処理に
よる屈折率の変化が小さく、かつ膜中のフッ素の濃度の
勾配分布の小さいフッ素添加SiO2 膜を得るには、成
膜の際の加熱温度は400℃から600℃の範囲に保
ち、高周波パワーRFを350W以上とし、真空度Pを
0.5Torr以下にし、フッ素添加SiO2 膜の成膜
速度を毎分1000オングストローム以下の条件で成膜
しなければならないことが分かった。
【0048】図5(a)は、本発明の光デバイスの断面
図であり、図5(b)はD−D線断面内の屈折率分布
図、図5(c)はE−E線断面内の屈折率分布図、図5
(d)はF−F線断面内の屈折率分布図である。
【0049】この光デバイスは、光導波路8の入力端に
シングルモード光ファイバ5を接続した構造を有してい
る。
【0050】図5に示した光導波路8の第1の特徴は、
基板1上にクラッド層2が形成され、そのクラッド層2
内に中間層9で覆われた略矩形形状のコア層3が設けら
れた構造を有している点である。
【0051】この光導波路8の比屈折率差Δは、図5
(d)に示すように、コア層3の屈折率n3 と中間層9
の屈折率n9 とによって決まる。中間層9の屈折率n9
は、1.440から1.455の範囲に制御することが
できるので、コア層3の屈折率n3 は図8に示した従来
の光導波路のコア層3の屈折率n1 よりもかなり低くす
ることができる。例えば、屈折率n9 として1.440
を用い、コア層3と中間層9との比屈折率差Δを2%に
しようとすると、屈折率n3 は1.469にすればよ
く、コア層3とクラッド層2との比屈折率差Δは約0.
75%となる。図8に示した従来の光導波路4のコア層
3とクラッド層2との比屈折率差Δを2%とすると、前
述したように、コア層3の幅及び厚みD1 は約3μmに
しなければならなかったが、本発明の光導波路8のコア
層3の幅及び厚みD3 は、厚みD1の2倍に近い値にす
ることができる。このように、厚みD1 の値を大きくで
きるので、光ファイバ5との接続損失を小さくでき、し
かも容易に接続することができる。
【0052】図5に示した光導波路の第2の特徴は、図
5(c)のE−E線断面内の屈折率分布を、光ファイバ
5と光導波路8とをCO2 レーザ照射で融着接続する時
に、過剰にCO2 レーザビームを光導波路8の入力端1
0付近に照射することにより、コア層3の屈折率制御用
ドーパントを拡散させて中間層9内に移動させ、光導波
路8のコア層3を光ファイバ5のコア7の直径Df と略
等しい幅及び厚みにし、かつ屈折率をコア7の屈折率と
略等しくすることができる点である。すなわち、光ファ
イバ5と光導波路8の入力端でのモードフィールド整合
がとれた構成を実現することができる。
【0053】図5に示した光導波路の第3の特徴は、光
導波路の分散値は屈折率n3 ,n2,n9 、光導波路の
コア層の厚みD3 及び中間層の厚みtで制御することが
でき、かつ、大きな値を得ることができる点である。す
なわち同図に示す光導波路は従来の光導波路と比べて分
散値の設計の自由度が大きいのである。
【0054】図5に示した光導波路の第4の特徴は、モ
ードフィールド径も屈折率n3 ,n2 ,n9 、コア層の
厚みD3 及び中間層の厚みtで制御することができ、設
計の自由度が大きい点である。
【0055】図6は、本発明の光デバイスにモード変換
部を形成する方法を説明するための説明図である。同図
は光導波路と光ファイバとをCO2 レーザビームで融着
接続すると共に、光導波路のコア層内の屈折率制御用ド
ーパントを中間層中に拡散させる方法の実施例を示した
ものである。
【0056】光導波路8の入力端10に光ファイバ5の
端面を押しつけた状態で、集光レンズ26で集光された
CO2 レーザビーム27を接続面に照射して融着接続す
る。CO2 レーザビーム27を短時間(1〜10秒程
度)照射することにより、コア層3内の屈折率制御用ド
ーパントを中間層9内へ拡散させる。CO2 レーザビー
ム27は、連続発振している出力を照射する場合には、
数Wから十数ワットの範囲が好ましい。またCO2 レー
ザビーム27の径は100μmから数百μmの範囲が好
ましい。
【0057】次に、本発明の光導波路及びその製造方法
を用いて試作した結果について述べる。
【0058】図2に示した光導波路と同様の構造の光導
波路を試作した。すなわち、SiO2 基板1上にSiO
2 クラッド層2−1をプラズマCVD法によって2μm
成膜し、ついでフッ素を添加したSiO2 膜の中間層9
を実施例1に示した方法で2μm成膜した。但し、実施
例1においてC2 6 の流量は37SCCMとした。そ
して上記中間層9の上にプラズマCVD法によってNを
添加したSiONのコア層3を5μm成膜した。このS
iON層はSiH4 とNH3 とO2 ガスとを図3に示し
たプラズマCVD装置の電極間に供給し、プラズマ雰囲
気中で成膜した(成膜時のヒータ温度は400℃であっ
た)。その後、1000℃でO2 雰囲気、3時間熱処理
を施した。次にドライエッチングにより、コア層3とフ
ッ素とを添加したクラッド層9を略矩形状(幅6μm)
にパターニングした。ついで、上記パターニングした全
表面に、上記フッ素を添加したSiO2 膜を再度2μm
形成した。最後に、上記フッ素を添加したSiO2 膜上
にSiO2 のクラッド層2−2を8μm形成した。上記
光導波路の伝搬損失を波長1.1μmから1.6μmの
間で評価した結果、図7に示すように波長1.3μmか
ら1.6μmの範囲で0.15dB/cm以下であっ
た。また、波長1.39μm付近のOH基による吸収損
失や波長1.5μm付近のSi−H、N−H基による吸
収損失もなかった。すなわち、上記波長帯で吸収基のほ
とんどない平坦な損失波長特性を実現することができ
た。尚、図7は本発明の光導波路の損失波長特性図であ
り、横軸が波長を示し、縦軸が伝搬損失を示している。
光導波路の比屈折率差Δは、SiO2 クラッド層2−1
(2−2)とフッ素を添加したSiO2 の中間層9との
比屈折率差は約2%、コア層3とSiO2 クラッド層2
−1(2−2)との比屈折率差は約0.8%であった。
ここで、通常、上記SiONのコア層3中には、O−H
基、Si−H基及びN−H基の吸収基が混入しており、
その中でも、O−H基は1000℃の熱処理でほとんど
蒸発してなくなるが、Si−H基及びN−H基に関して
は1200℃以上にしないと、なかなか取り除くことが
できなかった。これに対して本発明の構造によりこれら
の吸収基を取り除くことができた。これは、1000℃
の熱処理中に、中間層9中のフッ素イオンがコア層3中
のO−H基、Si−H基、N−H基のHと反応し、反応
したH−F基は蒸発してしまうために、コア層9中のO
−H基、Si−H基及びN−H基が取り除かれた結果低
損失化が実現されたものと考えられる。
【0059】このように、コア層3とクラッド層2−1
(2−2)との間にフッ素を添加したSiO2 層を設
け、高温熱処理を行うことにより低損失化を図れること
が確認された。これは本発明の新たな効果として極めて
特長あるものである。尚、クラッド層2−2を成膜した
後、さらに高温熱処理を行えば、より低損失化を図るこ
とができる。
【0060】本発明は、上述した実施の形態或いは実施
例に限定されない。図3において、基板1を上部電極1
6側に取り付け、種々のガスを下部電極17の下方側か
ら各電極に設けられたシャワー電極構造部から吹き出さ
せるようにしてもよい。その場合、基板1の加熱は、上
部電極16側に取り付けたヒータで行う。また図3に示
すプラズマCVD装置15は、中間層を形成する他、ク
ラッド層形成用、コア層形成用に用いることができる。
さらに図5に示した光デバイスに用いる光ファイバ5と
しては、通常のシングルモードファイバ以外に分散シフ
トファイバ、分散補償ファイバ、ノンゼロ分散シフトフ
ァイバ等を用いてもよい。また、図5において、光ファ
イバ5と光導波路8とは、融着接続以外の接続方法とし
て、光ファイバを光導波路端面に突き合わせ、その付き
合わせた付近を接着剤で固定してもよい。その場合に
は、光ファイバと光導波路との間に屈折率整合剤を介在
させるのが好ましい。また、光導波路端面付近のモード
フィールド整合部は、予め、CO2 レーザビーム照射に
より形成しておいてから接続する。
【0061】図1及び図2に示した光導波路は、光導波
路の製造途中の段階(クラッド層及び中間層を形成後、
又はクラッド層、中間層及びコア層を形成した後、或い
はコア層をフォトリソグラフィ及びドライエッチングに
より略矩形形状にパターニングした後等)、又は製造終
了時に1000℃から1200℃の高温で熱処理を施
し、光導波路の低損失化を図る。
【0062】以上において、本発明によれば、 (1) 光導波路のコア層とクラッド層との間の中間層に、
1000℃から1200℃の高温処理を施しても屈折率
及びフッ素濃度分布のほとんど変化しない安定なフッ素
添加SiO2 膜を用いることにより、高い比屈折率差を
実現することができる。
【0063】(2) 光導波路のコア層と中間層との比屈折
率差Δciとして、1.23%を得ることができるので、
コア層とクラッド層との比屈折率差ΔWCは、光ファイバ
のコア層とクラッドとの比屈折率差(通常0.3%)に
合わせることができるという利点がある。さらに、本発
明の光導波路は光ファイバのコア層とクラッド層との比
屈折率差(通常0.3%)に合わせることができる。
尚、従来の高比屈折率差導波路では、コア層とクラッド
層との比屈折率差ΔWCを1%以上にしなければならず、
前述したように、光ファイバとのモード整合が困難であ
った。
【0064】(3) フッ素添加SiO2 膜は、1000℃
から1200℃の高温熱処理にも安定であるので、光導
波路自体を高温熱処理することによって、コア層、クラ
ッド層及び中間層中に含まれている不純物(OH基、C
H基、Si−H基等の吸収差)による吸収損失を低減す
ることができる。また、上記各層の緻密化も図れるの
で、微小な構造不均一による散乱損失も低減することが
できる。さらに、各層間の構造不整も低減することがで
き、これによる散乱損失も低減することができる。
【0065】(4) 光ファイバとの屈折率及び構造の両面
からモードフィールド整合がとれるので、接続部の損失
を大幅に低減することができる。
【0066】(5) 屈折率n3 ,n2 ,n9 、光導波路の
コア層の厚みD3 及び中間層の厚みtのパラメータを用
いてモードフィールド径、光パワー分布、分散特性等を
設計することができるので、従来の光導波路よりも設計
の自由度が大きい。
【0067】(6) 光導波路の入出力端側の光ファイバ接
続部にモード変換部を容易に設けることができる。
【0068】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0069】シングルモード光ファイバとモードフィー
ルド整合のとりやすい光導波路及びその製造方法並びに
光デバイスの提供を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の光導波路の一実施の形態を
示す正面断面図であり、(b)は(a)の右側面図であ
る。
【図2】(a)は、本発明の光導波路の他の実施の形態
を示す正面断面図であり、(b)は(a)の右側面図で
ある。
【図3】本発明の光導波路の製造方法を適用したプラズ
マCVD装置の概略図を示す図である。
【図4】図3に示した装置を用いて成膜したフッ素添加
SiO2 膜の屈折率の熱処理温度依存性を示す図であ
る。
【図5】(a)は、本発明の光デバイスの断面図であ
り、(b)はD−D線断面内の屈折率分布図、(c)は
E−E線断面内の屈折率分布図、(d)はF−F線断面
内の屈折率分布図である。
【図6】本発明の光デバイスにモード変換部を形成する
方法を説明するための説明図である。
【図7】本発明の光導波路の損失波長特性図である。
【図8】(a)は、従来のピッグテールファイバ付きの
光デバイスの横断面図であり、(b)は(a)のA−A
線断面内屈折率分布図、(c)は(a)のB−B線断面
内屈折率分布図、(d)はC−C線断面内屈折率分布図
である。
【図9】従来の光導波路へのモード変換部形成方法の概
略図である。
【符号の説明】
1 基板(Si基板) 2 クラッド層 3 コア層 5 光ファイバ 8 光導波路 9 中間層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、その基板上に形成されSiO2
    からなるクラッド層と、そのクラッド層の中に形成され
    SiO2 に屈折率制御用添加剤を少なくとも一種類含ん
    だコア層とを備えた光導波路において、上記コア層がフ
    ッ素を添加した SiO2 からなる中間層で覆われたこ
    とを特徴とする光導波路。
  2. 【請求項2】 真空排気された反応室内に上部電極と下
    部電極とを平行に対向配置し、両電極間にパワーRFの
    高周波を印加し、一方の電極上に基板を配置し、その電
    極に設けたヒータで基板を所定の温度Tに加熱し、他方
    の電極側から一方の電極側に向って金属アルコオキシド
    の蒸気、C2 6 等のフッ素ガス及びO2 ガスをシャワ
    ー状に吹き付け、一定の真空度Pに保ってフッ素を添加
    したSiO 2 膜を基板上に形成し、そのSiO2 膜の上に
    コア層を形成し、コア層を覆うように再度フッ素を添加
    したSiO2 膜を形成し、かつ、上記温度Tを400℃
    から600℃の範囲とし、高周波パワーRFを350W
    以上とし、真空度Pを0.5Torr以下に保ち、フッ
    素を添加したSiO2 膜の成長速度を毎分1000オン
    グストローム以下として成膜することを特徴とする光導
    波路の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記フッ素を添加したSiO2 膜は、1
    000℃から1200℃の高温で熱処理し、その膜の屈
    折率変化が熱処理前と比較して0.3%以下となるよう
    にする請求項2に記載の光導波路の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記フッ素を添加したSiO2 膜の屈折
    率とSiO2 膜の屈折率との比屈折率差は、少なくとも
    0.5%よりも大きく、1.23%よりも低い請求項2
    又は3に記載の光導波路の製造方法。
  5. 【請求項5】 基板と、その基板上に形成されSiO2
    からなるクラッド層と、そのクラッド層の中に形成され
    SiO2 に屈折率制御用添加剤を少なくとも一種類含ん
    だコア層とを有する光導波路と、該光導波路の入出力端
    に接続された光ファイバとを備えた光デバイスにおい
    て、上記コア層がフッ素を添加したSiO2 からなる中
    間層で覆われたことを特徴とする光デバイス。
  6. 【請求項6】 上記光導波路と上記光ファイバとの接続
    部付近の中間層に、上記光導波路のコア層に含まれた屈
    折率制御用添加剤が拡散した請求項5に記載の光デバイ
    ス。
  7. 【請求項7】 上記光ファイバと上記光導波路とはCO
    2 レーザビーム照射によって融着された請求項5又は6
    に記載の光デバイス。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000261087A (ja) * 1999-03-11 2000-09-22 Hitachi Cable Ltd 3次元光受動導波路回路付きアクティブデバイス
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KR100469702B1 (ko) * 2002-06-05 2005-02-02 삼성전자주식회사 광 연결 소자 제조방법
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