JPH10318650A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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Publication number
JPH10318650A
JPH10318650A JP12663497A JP12663497A JPH10318650A JP H10318650 A JPH10318650 A JP H10318650A JP 12663497 A JP12663497 A JP 12663497A JP 12663497 A JP12663497 A JP 12663497A JP H10318650 A JPH10318650 A JP H10318650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vegetable
duct
room
compartment
refrigerator
Prior art date
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Pending
Application number
JP12663497A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Okamoto
泰幸 岡本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 近年の健康指向による野菜の消費量の増加か
ら、使用頻度の高まった野菜室の使い勝手や収納性を高
めた冷蔵庫を提供する。 【解決手段】 上部に冷蔵室25、下部に冷凍室27、
中央部に野菜室31を配置するとともに、野菜容器33
を覆う蓋体43の上面に設けられて冷蔵室の吸い込みダ
クト45と低温室吐出分岐バイパス40に連通する通風
ダクト47と、野菜容器33の外周に形成された循環ダ
クト49と、野菜室奥面より冷却器35に連通する第二
の帰還ダクト52を連結して野菜室31の冷却風路を構
成したことにより、使用頻度が高い野菜を使い勝手のよ
い中央部で保存管理でき、収納性も改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は上部より冷蔵室,野
菜室,冷凍室を配置した冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、従来よりある冷凍室及び冷蔵室に
加えて魚,肉類や野菜,果物類などの生鮮食品を新鮮に
保存することを目的とした低温室や野菜室を備えた冷蔵
庫が普及している。また、一方で従来の冷凍室が上部に
あるものに代わって、使用頻度の高い冷蔵室を上部の目
の高さに配置して使い勝手や収納性を高めた冷蔵庫が主
流となっている。
【0003】これらの代表例は例えば特開平6−273
031号公報にその一例が示されており、以下図4を参
照しながら説明を行う。
【0004】1は外箱2、内箱3及び前記両箱2,3間
の空間に充填された断熱材4によって構成された冷蔵庫
本体である。5,6は庫内を上下に区画する区画壁であ
る。7は前記区画壁5の上方で本体1の上部に区画形成
された冷蔵室であり回転式の扉8を備えている。9は前
記区画壁6の下方で本体1の下部に区画形成された野
菜,果物類を保存する野菜室であり、室内を高湿に維持
するための調湿手段10及び引き出し式の扉11を備え
ている。
【0005】12は前記区画壁5及び6の間で本体1の
中央部に区画形成された冷凍室であり引き出し式の扉1
3,14を備えている。また、15は前記冷蔵室7内に
設けた魚,肉類を保存する低温室である。
【0006】16は圧縮機、17は冷却器であり冷凍サ
イクルを構成している。18は前記冷却器で冷却された
冷気を庫内に強制通風させるための送風機であり、19
は前記冷蔵室7、野菜室9に、20は前記低温室15に
それぞれ必要な冷気量を送り込むための温度制御手段
(以後ダンパー装置19,20という)である。
【0007】以上のように構成された冷蔵庫についてそ
の動作を説明する。圧縮機16の運転により冷却器17
で冷却された冷気は送風機18によって各室に強制通風
され、ダンパー装置19,20により冷蔵室7、野菜室
9及び低温室15が適温に維持される。
【0008】このため野菜,果物類や魚,肉類などの生
鮮食品の温度管理が行き届き鮮度が維持できる。また、
使用頻度の最も高い冷蔵室が上部の目の高さにあるため
扉の開閉や食品の見渡し易さ,出し入れのし易さなど、
使い勝手や収納性が従来の冷凍室が上部にある冷蔵庫に
比べてよくなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、特に近年の健康指向から野菜の消費量が高まっ
ている背景に対しては、使用頻度の高い野菜室が最下段
にあって腰を屈める回数が多い、奥まで見渡しにくいな
ど野菜室の使い勝手や収納性がよくないという問題点が
あった。
【0010】本発明は、特に野菜室の使い勝手や収納性
を高めた冷蔵庫を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の冷蔵庫は、上部に冷蔵室、下部に冷凍室を配
置し、中央部に野菜室を配置するとともに、野菜容器を
覆う蓋体の上面に設けられて冷蔵室の吸い込みダクトと
低温室吐出冷気分岐バイパスに連通する通風ダクトと、
この通風ダクトに連通して野菜容器の外周に形成された
循環ダクトと、野菜室奥面より冷却器に連通する帰還ダ
クトから冷却風路を構成したものである。
【0012】これにより、使用頻度が高い野菜を使い勝
手のよい中央部で保存管理でき、収納性も改善される。
また、野菜容器の温度分布を改善しながら合理的に野菜
室の冷却能力を確保できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は上部に低温室を内蔵した
冷蔵室と、下部に冷凍室と、中央部に野菜室を備え、低
温室奥面に設けた冷気戻り口と前記戻り口より冷却器に
連通する第一の帰還ダクトと、前記野菜室内に設けた野
菜容器の上方開口面を覆う蓋体と、前記蓋体の上面に設
けられ前記冷蔵室の吸い込みダクトと前記低温室吐出冷
気分岐バイパスに連通する通風ダクトと、前記通風ダク
トに連通して前記野菜容器の外周に形成された前方から
後方に向かう循環ダクトと、前記循環ダクトに連通して
野菜室内奥面に設けた冷気戻り口と、前記冷気戻り口よ
り冷却器に連通する第二の帰還ダクトを連結構成したも
のである。
【0014】そして、使用頻度が高い野菜を使い勝手の
よい中央部で保存管理しながら、合理的に野菜室の冷却
能力および良好な温度分布が確保できる。
【0015】また、冷蔵室の吸い込みダクトの一部を冷
却器に連通する第二の帰還ダクトに分流させたものであ
る。
【0016】そして、冷蔵室の戻り冷気を分流すること
で、野菜室の過冷却を防止できる。また、冷蔵室の戻り
冷気の分流を制御する冷気分配調整手段を設けた構成と
している。
【0017】そして、冷蔵室の戻り冷気の分流を調整す
ることで、野菜室の温度切り替えを可能にする。
【0018】また、野菜容器の蓋体奥部に、通風ダクト
と冷気戻り口に連通する戻りダクトを設けたものであ
る。
【0019】そして、調湿手段からの透湿気が戻りダク
トの対流により野菜室上部に澱まず、結露,氷結が防止
できる。
【0020】
【実施例】以下本発明による冷蔵庫の実施例について、
図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成に
ついては、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0021】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
よる縦断面図である。図2は同実施例の正面斜視図であ
る。
【0022】22,23,24はそれぞれ庫内を上下に
区画する区画壁である。25は前記区画壁22は上方で
本体21の上部に区画形成された冷蔵室であり、回転式
の扉26を備えている。27は前記区画壁23の下方で
本体21の下部に区画形成された冷凍室であり引き出し
式の扉28,29を備えている。
【0023】30は前記冷蔵室25内の下部に設けられ
た主に魚,肉類などを保存する低温室、31は野菜,果
物類を保存する野菜室で、引き出し式の扉32と前記扉
32に取り付けて引き出される野菜容器33と容器内に
配置された主に小物野菜や果物などを収納する小物容器
34を装備しており、前記区画壁22,23の間で上部
の冷蔵室25と下部の冷凍室27の間に挟まれて本体2
1の中央部に配置されている。
【0024】35は冷凍サイクルの冷却器であり、36
は前記冷却器35で冷却された冷気を庫内に強制通風さ
せるための送風機である。37は前記送風機36の冷気
を冷凍室27に導く冷凍室のダクト、38は送風機36
の冷気を冷蔵室25に導く冷蔵室の吐出ダクト、39は
送風機36の冷気を低温室30に導く低温室の吐出ダク
ト、40は低温室30への冷気吐出経路途中に設けた低
温室吐出冷気分岐バイパスであり、41は前記冷蔵室2
5に、42は前記低温室30にそれぞれ必要な冷気量を
送り込むための温度制御手段(以後ダンパー装置41,
42という)である。
【0025】43は野菜室31内の野菜容器33の上面
開口を覆う蓋体であり、容器内を高湿に維持するための
透湿機能膜などの調湿手段44を一体に設けている。4
5は冷蔵室25の吸い込みダクト、46は低温室30の
吸い込みダクト、47は前記吸い込みダクト45と低温
分岐バイパス40に連通して前記蓋体43の上方に設け
た通風ダクトであり、前記調湿手段44より前方に開口
部48が設けられている。
【0026】49は前記通風ダクト47に連通して野菜
容器33の外周を循環するよう構成した循環ダクト、5
0は野菜室31内の奥面上部に設けた冷気戻り口であ
る。
【0027】51は蓋体43の奥面に前記通風ダクト4
7と前記冷気戻り口50を連通させるための戻りダクト
である。また、52は冷気戻り口50を介して冷却器3
5に空気を帰還させる第二の帰還ダクトである。
【0028】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。冷却器35で冷却された冷気
は送風機36によって冷凍室の吐出ダクト37を介して
冷凍室27に通風され、−18℃などの適温に維持され
る。また、冷却器35で冷却された冷気は送風機36に
よって冷蔵室の吐出ダクト38を介して冷蔵室に通風さ
れ、ダンパー装置41により冷蔵室に適量の冷気が送り
込まれて4℃などの適温に維持される。
【0029】また、冷却器35で冷却された冷気は送風
機36によって低温室の吐出ダクト39を介して低温室
に通風され、ダンパー装置42により低温室30に適量
の冷気が送り込まれて−3℃などの適温に維持される。
【0030】次に、低温室30を冷却した空気は第一の
帰還ダクト46を介して冷却器35に帰還する。次に、
冷蔵室25を冷却した空気と低温分岐バイパス40から
分岐された冷気は、通風ダクト47に導かれ開口部48
から蓋体43の上面前方に開放される。
【0031】そして、循環ダクト49を介して野菜容器
33の外周を後方に向けて空気が対流する。その後野菜
容器33の背面に沿って空気が流れ、野菜室31内の奥
面上部に設けた冷気戻り口50よりの第二の帰還ダクト
52を介して冷却器35に帰還する。
【0032】このように、野菜容器33および蓋体39
の外周より間接冷却されて野菜室31が6℃などの適温
に維持される。このとき、野菜容器33の天面部に設け
た調湿手段44の作用により、収納された野菜,果物な
どの食品の蒸散水分で野菜室内が高湿状態となって野菜
や果物類の鮮度が長期間維持される。
【0033】このように、野菜室31が本体の中央部に
配置されることにより近年使用頻度の高い野菜の収納性
が高まり、腰を屈めなくてもよいなど使い勝手も向上す
る。
【0034】一方、上部の冷蔵室25の戻り空気と低温
室吐出冷気の一部が下部の冷却器35に帰還する経路の
途中に、野菜室31内の野菜容器33の外周を前方から
後方に循環する循環ダクト49を形成することにより、
背面の冷却器35と下面の冷凍室27への熱透過で必要
冷却量が少ない野菜室31を冷却するのに十分な冷却能
力を冷蔵室25の戻り空気と低温室吐出冷気の一部から
得られる。
【0035】また、分布的に温度の高い容器前方をまだ
低温の空気が対流し、分布的に温度の低い容器後方を野
菜室31の前面を通過して加熱された空気が対流して野
菜容器33の温度分布を改善しながら合理的に間接冷却
できる。
【0036】そして、野菜容器33内から透過した湿気
は、蓋体43奥部の戻りダクト51を介して冷気戻り口
50へ誘因回収されるので、調湿手段44の上部空間に
湿気が澱まず野菜室天面の結露,氷結が防止できる。
【0037】このように、野菜容器内の結露,氷結によ
る収納野菜類の傷み防止および野菜容器外の結露,氷結
障害防止を図りながら、温度むらの少ない冷却量をもっ
た間接冷却で安定した保存管理ができ、野菜,果物類の
長期保鮮が可能となる。
【0038】(実施例2)図1は本発明の実施例1によ
る縦断面図である。図3は同実施例2の正面斜視図であ
る。図1,3において、53は、前記通風ダクト47と
前記の帰還ダクトを連通し、通風ダクト47の冷気の一
部を帰還ダクトに導く、連通ダクトである。
【0039】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。冷却器35で冷却された冷気
は送風機36によって冷凍室の吐出ダクト37を介して
冷凍室27に通風され、−18℃などの適温に維持され
る。また、冷却器35で冷却された冷気は送風機36に
よって冷蔵室の吐出ダクト38を介して冷蔵室に通風さ
れ、ダンパー装置41により冷蔵室に適量の冷気が送り
込まれて4℃などの適温に維持される。
【0040】また、冷却器35で冷却された冷気は送風
機36によって低温室の吐出ダクト39を介して低温室
に通風され、ダンパー装置42により低温室30に適量
の冷気が送り込まれて−3℃などの適温に維持される。
【0041】次に、低温室30を冷却した空気は第一の
帰還ダクト46を介して冷却器35に帰還する。次に、
冷蔵室25を冷却した空気と低温分岐バイパス40から
分岐された冷気は、通風ダクト47に導かれ、冷気の一
部は連通ダクト53を介して第二の帰還ダクト52によ
り、冷却器35に帰還する。残りの冷気は開口部48か
ら蓋体43の上面前方に開放される。
【0042】そして、循環ダクト49を介して野菜容器
33の外周を後方に向けて空気が対流する。その後野菜
容器33の背面に沿って空気が流れ、野菜室31内の奥
面上部に設けた冷気戻り口50よりの第二の帰還ダクト
52を介して冷却器35に帰還する。
【0043】このように、野菜容器33および蓋体39
の外周より間接冷却されて野菜室31が6℃などの適温
に維持される。このとき、野菜容器33の天面部に設け
た調湿手段44の作用により、収納された野菜,果物な
どの食品の蒸散水分で野菜室内が高湿状態となって野菜
や果物類の鮮度が長期間維持される。
【0044】このように、野菜室31が本体の中央部に
配置されることにより近年使用頻度の高い野菜の収納性
が高まり、腰を屈めなくてもよいなど使い勝手も向上す
る。
【0045】一方、上部の冷蔵室25の戻り空気と低温
室吐出冷気の一部が下部の冷却器35に帰還する経路の
途中に、野菜室31内の野菜容器33の外周を前方から
後方に循環する循環ダクト49を形成することにより、
背面の冷却器35と下面の冷凍室27への熱透過で必要
冷却量が少ない野菜室31を冷却するのに十分な冷却能
力を冷蔵室25の戻り空気と低温室吐出冷気の一部から
得られる。
【0046】また、冷気の一部を連通ダクト53を介し
て第二の帰還ダクト52により、帰還させることにより
野菜室31の温度を、容易に調整できる。また、分布的
に温度の高い容器前方をまだ低温の空気が対流し、分布
的に温度の低い容器後方を野菜室31の前面を通過して
加熱された空気が対流して野菜容器33の温度分布を改
善しながら合理的に間接冷却できる。
【0047】そして、野菜容器33内から透過した湿気
は、蓋体43奥部の戻りダクト51を介して冷気戻り口
50へ誘因回収されるので、調湿手段44の上部空間に
湿気が澱まず野菜室天面の結露,氷結が防止できる。
【0048】このように、野菜容器内の結露,氷結によ
る収納野菜類の傷み防止および野菜容器外の結露,氷結
障害防止を図りながら、温度むらの少ない冷却量をもっ
た間接冷却で安定した保存管理ができ、野菜,果物類の
長期保鮮が可能となる。
【0049】(実施例3)図1は本発明の実施例1によ
る縦断面図である。図3は同実施例2の正面斜視図であ
る。図1,3において、54は、前記通風ダクト47と
前記帰還ダクト52への冷気の配分を調整できる冷気分
配調整手段である。
【0050】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。冷却器35で冷却された冷気
は送風機36によって冷凍室の吐出ダクト37を介して
冷凍室27に通風され、−18℃などの適温に維持され
る。また、冷却器35で冷却された冷気は送風機36に
よって冷蔵室の吐出ダクト38を介して冷蔵室に通風さ
れ、ダンパー装置41により冷蔵室に適量の冷気が送り
込まれて4℃などの適温に維持される。
【0051】また、冷却器35で冷却された冷気は送風
機36によって低温室の吐出ダクト39を介して低温室
に通風され、ダンパー装置42により低温室30に適量
の冷気が送り込まれて−3℃などの適温に維持される。
【0052】次に、冷蔵室25を冷却した空気は吸い込
みダクト46を介して冷却器35に帰還する。次に、低
温室30を冷却した空気と低温分岐バイパス40から分
岐された冷気は、冷気分配調整装置54により通風ダク
ト47と、連通ダクト53に分配される。
【0053】このように、野菜容器33および蓋体39
の外周より間接冷却されて野菜室31が6℃などの適温
に維持される。このとき、野菜容器33の天面部に設け
た調湿手段44の作用により、収納された野菜,果物な
どの食品の蒸散水分で野菜室内が高湿状態となって野菜
や果物類の鮮度が長期間維持される。
【0054】このように、野菜室31が本体の中央部に
配置されることにより近年使用頻度の高い野菜の収納性
が高まり、腰を屈めなくてもよいなど使い勝手も向上す
る。
【0055】一方、上部の冷蔵室25の戻り空気と低温
室吐出冷気の一部が下部の冷却器35に帰還する経路の
途中に、野菜室31内の野菜容器33の外周を前方から
後方に循環する循環ダクト49を形成することにより、
背面の冷却器35と下面の冷凍室27への熱透過で必要
冷却量が少ない野菜室31を冷却するのに十分な冷却能
力を冷蔵室25の戻り空気と低温室吐出冷気の一部から
得られる。
【0056】また、冷気を冷気分配調整装置54で調整
することにより野菜容器33の温度を容易に調整でき
る。また、分布的に温度の高い容器前方をまだ低温の空
気が対流し、分布的に温度の低い容器後方を野菜室31
の前面を通過して加熱された空気が対流して野菜容器3
3の温度分布を改善しながら合理的に間接冷却できる。
【0057】そして、野菜容器33内から透過した湿気
は、蓋体43奥部の戻りダクト51を介して冷気戻り口
50へ誘因回収されるので、調湿手段44の上部空間に
湿気が澱まず野菜室天面の結露,氷結が防止できる。
【0058】このように、野菜容器内の結露,氷結によ
る収納野菜類の傷み防止および野菜容器外の結露,氷結
障害防止を図りながら、温度むらの少ない冷却量をもっ
た間接冷却で安定した保存管理ができ、野菜,果物類の
長期保鮮が可能となる。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明の冷蔵庫は、上部に
低温室を内蔵した冷蔵室と、下部に冷凍室と、中央部に
野菜室を備え、野菜容器を覆う蓋体の上面に設けられて
冷蔵室の吸い込みダクトと低温室吐出冷気分岐バイパス
に連通する通風ダクトと、野菜容器の外周に形成した循
環ダクトと、野菜室奥面より冷却器に連通する帰還ダク
トを順次連結構成したものであるため、使用頻度が高い
野菜を収納性、使い勝手のよい中央部で保管管理しなが
ら、野菜室の良好な冷却能力および温度分布を合理的に
確保でき、野菜,果物類の保存性を高めることができ
る。
【0060】また、通風ダクトと帰還ダクトを連通させ
る連通ダクトを設け連通ダクトに冷気を分流させること
によって、連通ダクトの面積を調整することにより野菜
容器の温度を調整できる。
【0061】また、通風ダクトと連通ダクトの分流に、
冷気分配調整装置を設けることによりさらに容易に野菜
室の温度を調整できる。
【0062】また、野菜容器の蓋体奥部に通風ダクトと
冷気戻り口に連通する戻りダクトを設けたことによっ
て、調湿手段からの透湿気が冷気戻り口に誘引されて野
菜室上部に澱まず、結露,氷結が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の実施例1の縦断面図
【図2】本発明による冷蔵庫の実施例1の正面斜視図
【図3】本発明による冷蔵庫の実施例2の正面斜視図
【図4】本発明による冷蔵庫の実施例3の正面斜視図
【図5】従来の冷蔵庫の縦断面図
【符号の説明】
25 冷蔵室 27 冷凍室 30 低温室 31 野菜室 33 野菜容器 35 冷却器 43 蓋体 44 調湿手段 45 冷蔵室の吸い込みダクト 46 第一の帰還ダクト 47 通風ダクト 48 開口部 49 循環ダクト 50 冷気戻り口 51 戻りダクト 52 第二の帰還ダクト 53 連通ダクト 54 冷気分配調整手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に冷蔵食品等を保存する冷蔵室と、
    下部に冷凍食品等を保存する冷凍室と、中央部に野菜,
    果物類等を保存する野菜室と、前記冷蔵室内に魚,肉類
    等を低温で保存する低温室と、前記野菜室及び冷凍室の
    背面にわたって配置された冷凍サイクルの冷却器と、前
    記低温室奥面に設けた冷気戻り口と前記戻り口より冷却
    器に連通する第一の帰還ダクトと、前記野菜室内に設け
    た野菜容器の上方開口面を覆う蓋体と、前記蓋体の上面
    に設けられ前記冷蔵室の吸い込みダクトと前記低温室へ
    の冷気吐出ダクトの一部に連通する通風ダクトと、前記
    通風ダクトに連通して前記野菜容器の外周に形成された
    前方から後方に向かう循環ダクトと、前記循環ダクトに
    連通して野菜室内奥面に設けた冷気戻り口と、前記冷気
    戻り口より冷却器に連通する第二の帰還ダクトとより成
    る冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 冷蔵室の吸い込みダクトの一部を冷却器
    に連通する第二の帰還ダクトに分流させた請求項1記載
    の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 冷蔵室の吸い込みダクトの戻り冷気を通
    風ダクトと第二の帰還ダクトに分流する冷気分配調整手
    段を設けた請求項2記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 野菜容器の蓋体奥部に、通風ダクトと冷
    気戻り口に連通する戻りダクトを設けた請求項1から請
    求項3のいずれかに記載の冷蔵庫。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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