JPH10315947A - 電磁弁及びそれを用いたアンチロック制御装置 - Google Patents

電磁弁及びそれを用いたアンチロック制御装置

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JPH10315947A
JPH10315947A JP25528097A JP25528097A JPH10315947A JP H10315947 A JPH10315947 A JP H10315947A JP 25528097 A JP25528097 A JP 25528097A JP 25528097 A JP25528097 A JP 25528097A JP H10315947 A JPH10315947 A JP H10315947A
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port
spool
solenoid valve
valve
liquid chamber
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JP25528097A
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Takahito Ogaki
孝人 大垣
Hideaki Fujioka
英明 藤岡
Koichi Hashida
浩一 橋田
Kazumi Yasuzumi
一美 安栖
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
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    • B60T8/5025Pressure reapplication using restrictions in hydraulic brake systems
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンチロックブレーキ制御装置において減圧
モード、保持モード及び加圧モードの3種類のモードを
実現することができ、かつ、加圧モードを加圧レートが
一定の緩加圧とすること。 【解決手段】 電磁弁31は、その一端側がスリーブ3
2の第1液室32aに液密状態で摺動自在に嵌合され、
他端側が第2液室32bに遊挿され、軸方向に延在する
導入路39に固定オリフィス40を設けたスプール33
を備える。また、スプール33を付勢するスプリング3
0、スプール33に固定された可動鉄心34及びコイル
36を備える。コイル36に給電して可動鉄心34をス
プリング力に抗して吸引するとスプール33がスプリン
グ30の付勢方向と反対方向に移動し、スプール33の
外周面33aが第1ポート38aと第2ポート38bを
閉鎖する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のアンチロ
ックブレーキ制御装置における導入弁として使用される
電磁弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アンチロックブレーキ制御装置では、車
輪のスキッド状況等に応じてホイルシリンダに印加され
る液圧を制御するが、従来よりかかる液圧制御に使用す
るための種々の制御弁が提案されている。
【0003】例えば、図15に示すように、マスタシリ
ンダ1からホイルシリンダ2に連通する主流路3に常開
のオン/オフ型電磁弁からなる導入弁4を介設する一
方、ホイルシリンダ2からリザーバ5及びポンプ6を介
して上記主流路3に還流する還流路7に常閉のオン/オ
フ型電磁弁からなる排出弁8を介設したアンチロックブ
レーキ制御装置がある(特公昭49−28307号公報
等参照)。
【0004】このアンチロックブレーキ制御装置では、
アンチロック制御時の液圧制御に3種類のモードがあ
る。まず、導入弁4を閉弁する一方、排出弁8を開弁す
れば、ホイルシリンダ2内の作動液がリザーバ5へ排出
される(減圧モード)。また、導入弁4及び排出弁8を
閉弁すれば、ホイルシリンダ2の液圧が保持される(保
持モード)。さらに、導入弁4を開弁する一方、排出弁
8を閉弁すればホイルシリンダ2の液圧が加圧される
(加圧モード)。
【0005】また、本出願人にかかる特公平5−653
87号公報には、図16に示すように、主流路3に介設
される導入弁11を非電磁作動型の流量制御弁、還流路
7に介設される排出弁12を常閉のオン/オフ型電磁弁
とし、かつ、これらの導入弁11と排出弁12を一体化
したアンチロックブレーキ制御装置が記載されている。
さらに、同様の構成のアンチロックブレーキ制御装置
が、WO95/09098等にも記載されている。
【0006】上記流量制御弁からなる導入弁11は、マ
スターシリンダ1と連通するポート15a、ホイルシリ
ンダ2と連通するポート15b,15c及び排出弁12
側と連通するポート15dを設けたスリーブ15を備
え、このスリーブ15内にスプール16が摺動自在に収
容されている。このスプール16を軸線方向に貫通する
導入路16aには固定オリフィス17が設けられてい
る。また、スプール16には、導入路16aと上記ポー
ト15a〜15cとを連通するための径方向の通液路1
6b,16c,16dが設けられている。さらに、スプ
ール16はスプリング18により図において上方に付勢
されている。一方、上記常閉のオン/オフ型電磁弁であ
る排出弁12は、弁座19に着座する弁体20に可動鉄
心21を連結しており、コイル22に通電すると弁体2
0が図において下方に移動して開弁するようになってい
る。
【0007】この種のアンチロックブレーキ制御装置で
は、アンチロック制御時の液圧制御に2種類のモードが
ある。すなわち、上記排出弁12を開弁すればホイルシ
リンダ2の作動液がリザーバ5へ排出される減圧モード
となり、排出弁12を閉弁すればホイルシリンダ2の液
圧を加圧する加圧モードとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記図15に
示すように導入弁4と排出弁8の両方をオン/オフ型電
磁弁とした場合、加圧モードの実行時間が同一であって
もマスターシリンダ1とホイルシリンダ2の液圧差が大
であれば単位時間当たりの加圧量(加圧レート)も大と
なり、この液圧差が小であれば加圧レートも小となる。
このように、加圧モードの加圧レートがマスターシリン
ダ1とホイルシリンダ2の液圧差に依存すると、高精度
の液圧制御を行うのが困難である。
【0009】すなわち、図17(A)に示すように、時
刻t1に車体速度と車輪速度の差が大となってロック兆
候が検出されると、減圧モードが実行され(時刻t1〜
t2)、車輪速度が回復すると保持モードが実行される
(時刻t2〜t3)。車輪速度がさらに回復すると加圧
モード(時刻t3〜t4)と保持モードを交互に繰り返
し(加圧/保持モード)徐々にホイルシリンダ2の液圧
を加圧していく(時刻t3〜t5)。車輪速度がさらに
回復すると加圧モードが実行されるが(時刻t3〜t
4)、この際加圧レートが大であるため、すぐに再び車
体速度と車輪速度の差が大となり、減圧モードを実行す
る必要がある。そのため、加圧/保持モードと減圧モー
ドを短い周期で繰り返す必要がある。このように、ロッ
ク兆候発生から次のロック兆候発生までの期間(スキッ
ドサイクル)が短い。
【0010】一方、図16に示すように導入弁11を非
電磁作動型の流量制御弁、排出弁12を常閉のオン/オ
フ型電磁弁とした場合、加圧モードの際には、上記固定
オリフィス17前後の液圧差によりスプール16に作用
する力とスプリング18の力との釣り合いによりスプー
ル16が上下動し、ポート15aと通液路16bが連通
と遮断を繰り返して可変オリフィスを構成する。そのた
め、加圧モードの加圧レートは、マスターシリンダ1と
ホイルシリンダ2の液圧差に依存せず一定であり、か
つ、その加圧レートは小さい(緩加圧)。この点で、導
入弁11を流量制御弁とすると液圧制御上有利である。
しかし、この図16のアンチロックブレーキ制御装置
は、保持モードを実行することができないため、液圧オ
ーバーシュートを小さくすることができない。
【0011】すなわち、図17(B)に示すように、ロ
ック兆候が検出された後、減圧モード(時刻t1〜t
2)でホイルシリンダ2の液圧を減圧したことにより車
輪速度が回復すると、直ちに加圧モードが実行される
(時刻t2〜t3)。このように保持モードを行わずに
加圧モードのみを実行するとホイルシリンダ3の液圧を
必要以上に加圧してしまい(液圧オーバーシュート)、
再びロック兆候が検出される(時刻t3)。その結果、
この場合のスキッドサイクルは上記導入弁4と排出弁8
の両方をオン/オフ型電磁弁とした場合よりも一層短く
なる。このように液圧オーバーシュートによりロック兆
候が生じやすく、頻繁に減圧モードを実行する必要があ
るため、1回のアンチロック制御の総減圧量が大きい。
よって、リザーバ5からマスターシリンダ1へ作動液を
汲み上げるポンプ6の負担が大きく、ポンプ6は汲み上
げ能力が高いものを使用する必要がある。
【0012】本発明は上記従来のアンチロックブレーキ
制御装置の問題に鑑みてなされたものであり、アンチロ
ックブレーキ制御装置における導入弁として使用すれ
ば、減圧モード、保持モード及び加圧モードの3種類の
モードを実行可能であり、かつ、加圧モードを加圧レー
トが一定の緩加圧とすることができる電磁弁を提供する
ことを課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る電磁弁は、第1液室と該第1液室より
大径の第2液室を軸方向に連続して設けると共に、第1
液室と連通する第1ポート、第2ポート及び第3ポート
と、第2液室と連通する第4ポートを外周面に設け、か
つ、第2ポートと第3ポートが合流しているスリーブ
と、その一端側が上記スリーブの第1液室に液密状態で
摺動自在に嵌合され、他端側が上記スリーブの第2液室
に遊挿され、軸方向に延在する導入路と、該導入路を第
1部分と第2部分に仕切る固定オリフィスと、それぞれ
導入路の第1部分と外周面とを連通する第1通液路及び
第2通液路と、導入路の第2部分と上記スリーブの第2
液室を連通する第3通液路を設けたスプールと、上記ス
プールを一方向に付勢する弾性手段と、上記スプールに
係合された可動鉄心と、給電時に上記可動鉄心を上記弾
性手段の付勢方向と反対方向に吸引する磁界を生じるコ
イルとを備え、スプールが上記弾性手段の付勢力による
係止位置にあるときには、第1ポートから第1通液路、
導入路の第1部分及び第2通液路を介して第2ポートに
連通する大流路が形成され、第4ポートが開放されると
スプールが弾性手段の付勢方向と反対方向に移動し、第
3ポートから第2液室を介して第4ポートに連通する大
流路が形成され、上記第4ポートをいったん開放した後
閉鎖すると、第1ポートから第1ポートと第1通液路が
構成する可変オリフィス、導入路の第1部分、固定オリ
フィス及び導入路の第2部分を介して第3ポートと連通
する流量一定の小流路が形成され、かつ、上記コイルに
給電して可動鉄心をスプリング力に抗して吸引するとス
プールが弾性手段の付勢方向と反対方向に移動し、上記
スプールの外周面が第1ポートを閉鎖するように構成し
ていることを特徴としている。
【0014】また、本発明に係るアンチロックブレーキ
制御装置は、上記電磁弁の第1ポートをマスタシリンダ
に接続し、第2ポート及び第3ポートをホイルシリンダ
に接続すると共に、第4ポートと主流路のマスタシリン
ダ側を接続する還流路を設け、該還流路に常閉のオン/
オフ型電磁弁とリザーバを介設し、上記電磁弁のコイル
を非通電とすると共に、オン/オフ型電磁弁を閉弁し、
スプールを上記弾性手段の付勢力による係止位置に設定
し、マスタシリンダから第1ポート、第1通液路、導入
路の第1部分、第2通液路及び第2ポートを介してホイ
ルシリンダに連通する大流路を形成する通常加圧モード
と、上記電磁弁のコイルを非通電とすると共に、オン/
オフ型電磁弁を開弁し、第4ポートを減圧してスプール
を弾性手段の付勢方向と反対方向に移動させ、ホイルシ
リンダから第3ポート、第2液室、第4ポート及びオン
/オフ型電磁弁を介してリザーバに連通する大流路を形
成する減圧モードと、上記減圧モード後に、上記電磁弁
のコイルに給電して可動鉄心をスプリング力に抗して吸
引すると共に、常閉のオン/オフ型電磁弁を閉弁し、ス
プールを弾性手段の付勢方向と反対方向に移動させ、上
記スプールの外周面により第1ポートを閉鎖してホイル
シリンダとマスタシリンダの連通を遮断する保持モード
と、上記減圧モード後に、上記電磁弁のコイルを非通電
とすると共に、常閉のオン/オフ型電磁弁を閉弁し、マ
スタシリンダから第1ポート、第1ポートと第1通液路
が構成する可変オリフィス、導入路の第1部分、固定オ
リフィス、導入路の第2部分及び第3ポートを介してホ
イルシリンダに連通する流量一定の小流路を形成する緩
加圧モードとを実行可能な制御手段を備えることを特徴
としている。
【0015】かかる構成とした本発明のアンチロックブ
レーキ制御装置であれば、減圧モード、保持モード及び
緩加圧モードの3種類のモードによりアンチロックブレ
ーキ制御を行うことができ、かつ、緩加圧モードは加圧
レート一定の緩加圧であるため、好適なアンチロック制
御を行うことができる。
【0016】上記電磁弁は、さらに、第1液室とスプー
ルの弾性手段の付勢力による係止位置側の外周面を連通
する第5ポートを備え、この第5ポートと上記主流路の
マスタシリンダ側を連通する流路と、この流路に設けた
第5ポートからマスタシリンダへの作動液の流れを許可
するが、マスタシリンダから第5ポートへの作動液の流
れを阻止する第1逆止弁とを備えることが好ましい。
【0017】かかる構成とした場合、保持モード中にマ
スタシリンダの急激な減圧及び加圧を行うダブルブレー
キ動作により、ホイルシリンダが加圧不可能状態となる
のを防止することができる。すなわち、保持モード中に
マスタシリンダの液圧が減圧されると、上記流路を介し
てホイルシリンダの作動液が固定オリフィスを介してマ
スタシリンダに戻るが、導入路の第1部分よりも第2部
分の方が液圧が高くなる。この液圧差による力とスプリ
ングの付勢力の和がコイルのソレノイド力を上回ると、
スプールはソレノイド力に抗して第1ポートと第1通液
路が連通する位置に移動し、マスタシリンダからホイル
シリンダに作動液を供給可能となる。
【0018】上記電磁弁は、さらに、導入路の第1部分
から第2部分への作動液の流れを許可するが、第2部分
から第1部分への作動液の流れを阻止する第2逆止弁を
備えることが好ましい。この場合、保持モード中のダブ
ルブレーキ動作による加圧不可能状態を一層確実に防止
することができる。この場合、保持モード中にマスタシ
リンダの液圧が減圧されると、導入路の第1部分からマ
スタシリンダに作動液が戻るが、第1部分と第2部分の
連通は第2逆止弁により遮断されるため、第2部分は減
圧されない。よって、マスタシリンダ減圧時の第1部分
と第2部分の液圧差が大きく、スプールはソレイド力に
抗して確実に移動する。
【0019】なお、上記第2逆止弁を、導入路の第2部
分に設けていることが好ましい。この場合、第2逆止弁
を、球体と、該球体を上記固定オリフィスと対向する位
置に保持し、かつ、作動液が通過させるホルダとからな
る構成とすれば、構造が簡単である。
【0020】上記制御手段は、上記保持モード時には所
定時間間隔で間欠的に電磁弁のコイルへの給電を停止す
ることが好ましい。この場合、コイルへの給電を停止し
たときに、差圧力とソレイド力とによりスプールが第1
ポートと第1通液路が連通する位置に移動するため、保
持モード中のダブルブレーキ動作による加圧不可能状態
をより確実に防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1は、本発明の第1実施形態に係る
電磁弁31を導入弁としたアンチロックブレーキ制御装
置を示している。なお、図1において図15及び図16
の従来例と同一要素には同一符号を付している。
【0022】上記電磁弁31は、主としてスリーブ3
2、スプール33、可動鉄心34、固定鉄心35、コイ
ル36及びスプリング30により構成されている。上記
スリーブ32は、シリンダブロック37の取付孔37a
内に固定されており、第1液室32aと第1液室32a
よりも大径の第2液室32bが軸方向に貫通するように
設けてある。また、スリーブ32には、その外周面32
cに第1液室32a又は第2液室32bと連通する第1
から第4ポート38a〜38dが設けてある。このうち
第1ポート38aは第1液室32aと連通しており、主
流路3のマスタシリンダ1側に接続されている。また、
第2ポート38bと第3ポート38cは、それぞれ一端
が第1液室32aに開口し、他端がスリーブ32の外周
面32cで合流してホイルシリンダ2に接続されてい
る。さらに、第4ポート38dは第2液室32bと連通
しており、常閉のオン/オフ型電磁弁からなる排出弁8
に接続されている。なお、スリーブ32とシリンダブロ
ック37を別体とせずに、シリンダブロック37により
スリーブを構成してもよい。
【0023】上記スプール33は、図において上端側が
上記スリーブ32の第1液室32aに液密状態で摺動自
在に嵌合される一方、その下端側はスリーブ32の第2
液室32b内に遊挿状態で突出している。このスプール
33には、軸線方向に延在する導入路39が設けてあ
る。また、導入路39の長手方向中央部分には、固定オ
リフィス40が設けてあり、この固定オリフィス40に
より導入路39が第1部分39aと第2部分39bとに
仕切られている。
【0024】また、スプール33には、その外周面33
aと導入路39を連通する第1から第3通液路41a〜
41cが径方向に設けてある。まず、第1通液路41a
はスプール33の上端側で外周面33aと導入路39の
第1部分39aを連通させている。また、第2通液路4
1bは固定オリフィス40の上流側で外周面33aと導
入路39の第1部分39aを連通させている。さらに、
第3通液路41cはスプール33の下端側で外周面33
aと導入路39の第2部分39bとを連通させている。
さらにまた、スプール33の第1液室39aへの嵌合部
分と第2液室39bへの遊挿部分の境界部分の外周部に
連通用凹部48が設けてある。
【0025】上記スプール33の下端に固定された可動
鉄心34の外周とスリーブ32の第2液室32bの周壁
との間には、シール部材43が介在してあり、可動鉄心
34は第2液室32b内で摺動自在である。
【0026】また、スリーブ32の下端側にはケーシン
グ部材44が取り付けてある。このケーシング部材44
内に上記固定鉄心35が固定されており、その周囲にコ
イル36が巻回してある。なお、上記シール部材43の
下端部分は固定鉄心35の上部に外嵌してある。
【0027】固定鉄心35の上端に載置してある非磁性
体からなるばね受け部材45と、上記可動鉄心34の下
端側に設けたスプリング受け凹部34aの底部との間に
は、スプリング30が縮装されている。そのため、スプ
ール33は弾性手段を構成するスプリング30により図
において上方へ向けて弾性的に付勢されている。
【0028】なお、図1において47に示す電子制御ユ
ニットには、車輪速センサ48等の各種センサから入力
される信号に基づいて車体速度や車輪速度の推定、ロッ
ク兆候の検出等のアンチロックブレーキ制御のための計
算処理を行い、その結果に基づいて上記電磁弁31のコ
イル36の他、排出弁8及びポンプ6を駆動する。
【0029】次に、第1実施形態の電磁弁31の作動に
ついて説明する。図1に示す非アンチロック制御時(通
常加圧モード)には、電磁弁31のコイル36は給電さ
れず、かつ、排出弁8は閉弁状態である。そのため、ス
プール33はスプリング30の付勢力により上端が取付
孔37aの図において上端部に当接している。この状態
では、スリーブ32の第1ポート38aとスプール33
の第1通液路41aが連通し、かつ、スリーブ32の第
2ポート38bとスプール33の第2通液路41bが連
通している。そのため、図1において点線Lで示すよう
に、マスタシリンダ1から供給された作動液は、第1ポ
ート38a→第1通液路41a→スプール33の導入路
39の第1部分39a→第2通液路41b→第2ポート
38bの経路でホイルシリンダ2に送られる。
【0030】電子制御ユニット47がロック兆候を検出
すると、図2に示すように、排出弁8を開弁するが、電
磁弁31のコイル36には給電しない(減圧モード)。
ただし、コイル36に給電しても減圧モードを実現する
ことができる。このときスリーブ32の第2液室32b
内の作動液が排出弁8を介してリザーバ5に排出される
ため、第3通液路41cを介して第2液室32bと連通
するスプール33の導入路39の第2部分39bの液圧
が低下する。このように第4ポート38d側が減圧され
ると、導入路39の第1部分39aの液圧が第2部分3
9bよりも高くなり、この液圧差によりスプール33が
スプリング30の付勢力に抗して図2に示す位置まで降
下する。その結果、スリーブ32の第1ポート38aは
スプール33の第1通液路41aと連通するが、スリー
ブ32の第2ポート38bはスプール33の外周面33
aにより閉鎖される。さらにスリーブ32の第3ポート
38cはスプール33の外周面33aに設けた連通用凹
部48を介して第2液室32bと連通する。そのため図
2において点線Lで示すように、ホイルシリンダ2の作
動液は第3ポート38c→連通用凹部48→スリーブ3
2の第2液室32b→第4ポート38d→排出弁8の経
路でリザーバ5に排出される。
【0031】上記減圧モード(図2)の状態で電子制御
ユニット47が車輪速度の回復を検出すると、図3に示
すように、排出弁8を閉弁する一方、電磁弁31のコイ
ル36に給電する。このコイル36が発生する磁界に吸
引された可動鉄心34はスプリング30の付勢力に抗し
て下降して固定鉄心35に当接する。このときスリーブ
32の第1ポート38aはスプール33の外周面33a
に閉鎖されるため、マスタシリンダ1とホイルシリンダ
2の連通は遮断される。一方、第3ポート38cは連通
用凹部48を介して第2液室32bに連通しているが、
上記のように排出弁8は閉弁状態であるため、ホイルシ
リンダ2とリザーバ5の連通は遮断されている。そのた
め、この状態ではホイルシリンダ2の液圧が保持される
(保持モード)。この保持モードでは、上記のようにス
プリング30の付勢力(スプリング力F1)に抗して、
可動鉄心34に作用するコイル36が発生する磁界の吸
引力(ソレノイド力F2)がススプール33を下方に引
き下げており、ソレノイド力とスプリング力との間に
は、(F2>F1)なる関係がある。
【0032】次に、上記保持モード(図3)で電磁弁3
1のコイル36への給電を停止すると図4に示す緩加圧
モードとなる。この緩加圧モードでは、第1ポート38
aとスプール33の第1通液路41aが可変オリフィス
として機能する。この可変オリフィスは、スプリング3
0の付勢力とスプール33の断面積により定まる所定の
圧力差と固定オリフィス40の開口面積とにより定まる
一定流量の作動液を通過させる。すなわち、マスタシリ
ンダ1とホイルシリンダ2の液圧差が上記圧力差より大
きい場合には、第1部分39aの圧力が上昇して第2部
分39bとの液圧差が大となってスプリング30の付勢
力に抗してスプール33が降下し、第1ポート38aが
スプール33の外周面33aにより閉鎖される。一方、
マスタシリンダ1とホイルシリンダ2の液圧差が上記圧
力差より小さい場合には、第1部分39aと第2部分3
9bの液圧差が小さくなってスプリング30の付勢力に
よりスプール33が上昇し、図4に示すように第1ポー
ト38aと第1通液路41aが連通する。このようなス
プール33の上下動により第1ポート38aと第1通液
路41aが連通と遮断を繰り返し(メタリング)、固定
オリフィス40前後の差圧は一定に保持される。その結
果、固定オリフィス40を通過する作動液の液量は一定
に維持される。すなわち、図4において点線Lで示すよ
うに、マスタシリンダ1から第1ポート38a→第1通
液路41a→導入路39の第1部分39a→固定オリフ
ィス40→導入路39の第2部分39b→第3通液路4
1c→第2液室32b→連通用凹部48→第3ポート3
8cの経路でホイルシリンダ2に一定流量かつ少量の作
動液が供給される。よって、この緩加圧モードは、上記
通常加圧モードよりも加圧レートの低い緩加圧であり、
かつ、この加圧レートはマスタシリンダ1とホイルシリ
ンダ2の液圧差によらず一定である。
【0033】なお、上記緩加圧モードにおいて固定オリ
フィス40を介して導入路39の第2部分39bに作動
液が供給された結果、第1部分39aと第2部分39b
の液圧差が上記所定の圧力差を下回ると、スプリング3
0の付勢力によりスプール33は上記図1に示す上端位
置まで上昇する。
【0034】以上のように、本発明に係る流量制御切換
弁31をアンチロックブレーキ制御装置の導入弁として
使用すれば、緩加圧モード、減圧モード及び保持モード
の3種類のモードによる液圧制御が可能であり、かつ、
緩加圧モードは加圧レート一定の緩加圧である。そのた
め、図17(C)に示すように、車輪のロック兆候を監
視しながら、非常に緩やかにホイルシリンダ2の液圧を
加圧することができる。よって、液圧オーバーシュート
の発生を防止し、ホイルシリンダ2の減圧を必要最低限
に抑制することができる。また、上記のように液圧オー
バーシュートが防止されるため、上記図17(A)に示
す導入弁と排出弁を両方オン/オフ型電磁弁とした場合
のアンチロック制御や、図17(B)に示す導入弁を非
電磁作動型の流量制御弁、排出弁をオン/オフ型電磁弁
とした場合のアンチロック制御と比較してスキッドサイ
クルも短い。その結果、1回のアンチロック制御時の総
減圧量を低減することができ、リザーバ5に排出された
作動液をマスタシリンダ1に戻すためのポンプ6の負担
が小さく、ポンプ6として汲み上げ能力が低いものを使
用することができる。
【0035】なお、上記のように第1実施形態の電磁弁
31をアンチロックブレーキ制御装置の導入弁として使
用すれば、1回のアンチロック制御に減圧量が低減され
るため、リザーバ5に吐出される作動液量も低減され
る。よって、図5に示すように、ポンプを無くして逆止
弁50を設けてリザーバ5が有するスプリング51の付
勢力で作動液をホイルシリンダ1に戻す構成としてもよ
い。
【0036】また、第1実施形態に係る電磁弁31をア
ンチロックブレーキ制御装置の導入弁として使用する場
合には、図6に示すように、ホイルシリンダ2と主流路
3のマスタシリンダ1側を連通する流路55を設け、こ
の流路55にホイルシリンダ2からマスタシリンダ1側
への作動液の流通を許可するが、マスタシリンダ1から
ホイルシリダ2への作動液の流通を阻止する逆止弁56
を設けることが好ましい。この流路55と逆止弁56を
設けた場合に、保持モード中に運転者がブレーキペダル
57の踏み込みを解除すると、ホイルシリンダ2の作動
液は、接続流路50を介してホイルシリンダ2側に還流
し、ホイルシリンダ2の液圧が減圧される。
【0037】(第2実施形態)上記図6のように流路5
5と逆止弁56を設けると、保持モード中であってもブ
レーキペダル57の踏み込みを解除すれば、ホイルシリ
ンダ3の液圧を減圧することができる。しかし、この図
6のアンチロックブレーキ制御装置では、アンチロック
制御の保持モード中に、運転者が急にブレーキペダル5
7から足を離して踏み込みを解除し、その後時間間隔を
あけずに急にブレーキペダル57を踏み込む動作(ダブ
ルブレーキ動作)を実行した場合に不都合が生じる。
【0038】すなわち、ブレーキペダル57の踏み込み
を解除した後、再度ブレーキペダル57を踏み込んで
も、逆止弁56がマスタシリンダ1からホイルシリンダ
2への作動液の流通を阻止するため、接続流路55を介
してホイルシリンダ2へ作動液を供給することはできな
い。また、第1ポート38aはスプール33の外周面3
3aにより遮断されているため、電磁弁31を介してホ
イルシリンダ2へ作動液を供給することはできない。そ
のため、図6のアンチロック制御装置では、アンチロッ
ク制御の保持モード中にダブルブレーキ動作を実行する
と、ホイルシリンダ2を加圧することができない状態
(ノーブレーキ状態)となる。
【0039】これに対して、図7に示す第2実施形態で
は、アンチロック制御の保持モード中に上記ダブルブレ
ーキ動作を実行してもホイルシリンダ2の液圧を加圧で
きるようにしている。図7に示すように第2実施形態の
電磁弁61では、スリーブ32に設けた第1液室32a
の第2液室32bと反対側の開口端部を第5ポート38
eとしている。この第5ポート38eは、第1逆止弁6
2を介設した流路63により主流路3のマスタシリンダ
1側に接続されている。第1逆止弁62は、第5ポート
38eからマスタシリンダ1への作動液の流通を許可す
るが、マスタシリンダ1から第5ポート38eへの作動
液の流通を阻止する。図7に示す電磁弁61に示すアン
チロックブレーキ制御装置の構造は上記した第1実施形
態と同一である。
【0040】この図7に示すアンチロックブレーキ制御
装置で、アンチロック制御の保持モード中に、運転者が
ブレーキペダル57の踏み込みを解除すると、図7にお
いて点線Lで示すように、ホイルシリンダ2内の作動液
は、第3ポート38c→第2液室32b→第3通液路4
1c→導入路39の第2部分39b→固定オリフィス4
0→導入路39の第1部分39a→第1液室32a→第
5ポート38e→流路63の経路でマスタシリンダ1に
戻る。このようにホイルシリンダ2内の作動液が固定オ
リフィス40を介してマスタシリンダ1側へ戻ると、導
入路39の第1部分39aよりも導入路39の第2部分
39bのほうが圧力が高くなり、固定オリフィス40前
後の差圧によりスプール33を上方向きに移動させよう
とする力(差圧力F3)が作用する。
【0041】上記のように保持モード中はスプリング力
F1とソレノイド力F2との間には、(F2>F1)な
る関係があるが、上記スプリング力F1と差圧力F3の
和がソレノイド力F2を上回った場合、すなわち(F1
+F3>F2)なる関係が成立した場合、スプール33
は上方に移動する。その結果、図8に示すように、第1
ポート38aとスプール33の第1通液路41aが連通
する。この場合、緩加圧モードの場合と同様に、図8に
おいて点線で示すように、マスタシリンダ1から第1ポ
ート38a→第1通液路41a→導入路39の第1部分
39a→固定オリフィス40→導入路39の第2部分3
9b→第3通液路41c→第2通液路32b→連通用凹
部48→第3ポート38cの経路でホイルシリンダ2に
一定流量かつ少量の作動液が供給される。この経路でマ
スタシリンダ1からホイルシリンダ2へ作動液が供給さ
れた結果、導入路39の第2部分39bと第1部分39
aの差圧が減少し、スプリング力F1と差圧力F3の和
がスプリング力F1を下回ると(F1+F3<F2)、
スプール33は下方に移動して上記図7に示す位置に戻
る。
【0042】このように第2実施形態のアンチロック制
御装置では、保持モード中にダブルブレーキ動作が実行
された場合でも、ホイルシリンダ2か加圧不能状態とな
ることがなく、安全性に優れている。なお、第2実施形
態のアンチロックブレーキ制御装置の通常加圧モード、
減圧モード及び緩加圧モードにおける作動は上記した第
1実施形態と同様である。
【0043】(第3実施形態)図9から図11は、本発
明の第3実施形態を示している。この第3実施形態で
は、スプール33の導入路39の第2部分39bに、固
定オリフィス40を介して導入路39の第1部分39a
から第2部分39bへの作動液の流通を許可する一方、
固定オリフィス40を介した導入路39の第2部分39
bから第1部分39aへの作動液の流通を阻止する第2
逆止弁67を設けている。この第2逆止弁67は、弁座
68、弁体69及び保持部材70を備えている。
【0044】上記弁座68は、短円柱状であって、厚み
方向に貫通する通液路68aの図において下端に、テー
パ状の弁座面68bが設けられている。上記弁体69は
球体からなる。保持部材70は、図11に示すように、
短円柱状の本体70aと、この本体70aから突出する
脚部70bを備えている。本体70aには、厚み方向に
貫通する通液路70cを4個設けている。脚部70bの
先端にはL字状に屈曲した係止部70dを設けている。
図10(A),(B)に示すように、係止部70dはス
プール33の内周壁に設けた段部33bに係合してい
る。第3実施形態の電磁弁65のその他の構成は上記第
2実施形態の電磁弁61と同一である。
【0045】アンチロック制御の緩加圧モードでは、図
10(A)において点線で示すように導入路39の第1
部分39aから固定オリフィス40を介して第2部分3
9bに流入する作動液により、弁体69は保持部材70
に押し付けられ、弁座68から離脱する。そのため、固
定オリフィス40を介して導入路39の第1部分39a
から第2部分39bに流入した作動液は、弁座68の通
液路68a、保持部材70の通液路70cから第4通液
路41cを介して第2液室32へ流入し、さらに、連通
用凹部48dから第3ポート38cを介してホイルシリ
ンダ2に供給される。
【0046】図9に示すアンチロック制御の保持モード
において、運転者がブレーキペダル57の踏み込みを解
除すると、スプール33の導入路39の第1部分39a
内の作動液は第5ポート38eから接続流路63を介し
てマスタシリンダ1に戻る。第1部分39bが減圧され
ると、導入路39の第2部分39bの作動液が固定オリ
フィス40を介して第1部分39aへ流入しようとす
る。しかし、この場合は図10(B)に示すように、弁
体69が弁座68の弁座面68bに着座して、通液路6
8aが閉鎖されるため、導入路39の第2部分39bか
ら第1部分39aへは作動液が供給されない。
【0047】このように第2実施形態では、保持モード
においてブレーキペダル57の踏み込みを解除した場合
に導入路39の第1部分39aは減圧されるが、第2部
分39bは減圧されないため、第2実施形態の場合と比
較して固定オリフィス40前後に発生する差圧が速やか
に上昇し、かつ、この差圧が大である。従って、差圧力
F3が大きく、スプリング力F1と差圧力F3の和(F
1+F3)のソレノイド力F2に対する差は、第2実施
形態の場合と比較して大きい。よって、スプール33は
確実かつ迅速に上方に移動し、第1ポート38aと第1
通液路41aが連通する。いったんブレーキペダル52
の踏み込みを解除した後に再度ブレーキペダル52を踏
み込むと、第2実施形態の場合と同様に、マスタシリン
ダ1→第1ポート38a→第1通液路41a→導入路3
9の第1部分39a→固定オリフィス40→導入路39
の第2部分39b→第3通液路38b→第2液室32b
→連通用凹部48→第3ポート38c→ホイルシリンダ
2という経路で、マスタシリンダ1からホイルシリンダ
2に作動液が供給される。このように第3実施形態で
は、第2逆止弁を設けたことにより、ダブルブレーキ動
作時に加圧不可能となるのを確実に防止することができ
る。
【0048】(第4実施形態)図12及び図13
(A),(B)に示す本発明の第4実施形態では、電磁
弁65のスプール33の導入路39の第2部分39bに
設けた第2逆止弁67は、弁体69と保持部材70のみ
からなり、弁座を備えていない点が第3実施形態と異な
る。
【0049】図13(A)に示すように、緩加圧モード
では、スプール33の導入路39の第1部分39aから
固定オリフィス40を介して第2部分39bに流入する
作動液により、弁体69は固定オリフィス40から離反
して保持部材70の本体70aに保持されている。
【0050】一方、保持モードにおいてブレーキペダル
52の押圧が解除された場合には、図12に示すよう
に、スプール33の導入路39の第1部分39aの作動
液が第5ポート38eと接続流路63を介してマスタシ
リンダ1に戻り、第1部分39aが減圧されるが、弁体
69が固定オリフィス40に着座することにより導入路
39の第1部分39aと第2部分39bの連通が遮断さ
れ、第2部分39bは減圧されない。そのため、第2実
施形態と同様にスプール33に差圧力F3が作用し、ス
プール33はソレノイド力F2に抗して緩加圧モードと
同じ位置まで上昇する。
【0051】この第4実施形態では、上記のように弁座
を設ける必要がない点で第3実施形態と比較して構造が
簡単であり、コストの低減を図ることができる。
【0052】本発明は、上記実施形態に限定されず、種
々の変形が可能である。上記図7に示す第2実施形態に
おいて、保持モードでは図14(A)に示すように電磁
弁61のコイル36に給電する状態(オン状態)とする
が、所定の時間間隔a(約100msec)で所定時間b
(約16msec)程度だけ、コイル36への給電を停止す
る状態(オフ状態)としてもよい。スプール33に対し
て印加する電圧の波形をこのような波形に設定すれば、
図14(B)に示すように保持モード時には単にコイル
36に給電するだけの場合と比較して、ダブルブレーキ
動作時の加圧不可能状態の発生をより確実に防止するこ
とができる。
【0053】すなわち、一般にダブルブレーキ動作にお
いて運転者がブレーキペダル57の踏み込みを解除して
から再度ブレーキペダル57を踏み込むまでの時間は、
200msec以上であり、上記時間間隔aよりも十分に長
い。よって、上記保持モードにおいて図14(A)に示
す波形の電圧をコイル36に印加すると、ブレーキペダ
ル57を踏み込みを解除している間に少なくとも1回
は、オフ状態となりコイル36への給電が停止される。
そして、ブレーキペダル57の踏み込みを解除した状態
でコイル36への給電が停止してソレイド力F2がなく
なると、スプール33に対して作用するのは、図におい
て上向きの差圧力F3とスプリング力F1のみとなり、
スプール33は上記図8に示すように第1ポート38a
と第1通液路41aが連通する位置まで確実に上昇す
る。そのためブレーキペダル57を再度踏み込むと、図
8において点線Lで示すようにマスタシリンダ1から作
動液が供給されてホイルシリンダ2の液圧が加圧され
る。
【0054】上記時間間隔aは、1回のダブルブレーキ
動作のブレーキペダル57の踏み込み解除中に少なくと
も1回コイル36への給電が停止されるように、ダブル
ブレーキ動作に要する時間に対して十分に短く設定する
必要がある。また、所定時間bはスプール33が通常加
圧モードの位置まで完全に戻らない程度の長さに設定す
る必要がある。
【0055】なお、図6に示すように、第1実施形態の
電磁弁31を導入弁として使用し、かつ、流路55及び
逆止弁56を設けたアンチロック制御装置や、第3実施
形態のアンチロック制御装置や第4実施形態のアンチロ
ック制御装置の場合も、保持モードの際に上記図14
(A)に示すような波形の電圧をコイル36に印加する
ことにより、ダブルブレーキ動作時に加圧不可能状態と
なるのを一層確実に防止することができる。
【0056】第3及び第4実施形態の第2逆止弁は、ス
プール33の導入路39の第1部分39aに設けてもよ
い。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る電磁弁を使用したアンチロック制御装置では、減
圧モード、保持モード及び緩加圧モードの3種類のモー
ドからなるアンチロック制御を行うことができ、かつ、
緩加圧モードは加圧レートが一定の緩加圧となる。よっ
て、本発明に係る電磁弁をアンチロック制御装置の導入
弁として使用すれば、液圧オーバーシュートを防止でき
るため、スキッドサイクルが長くなると共に、減圧を最
低限に抑制することができ、1回のアンチロック制御で
の総減圧量を減少させることができる。
【0058】また、第1液室とスプールの弾性手段の付
勢方向の係止位置側の外周面を連通する第5ポートと主
流路のマスタシリンダ側を連通する流路に、第5ポート
側からマスタシリンダ側への作動液の流通のみを許可す
る第1逆止弁を設けた場合には、保持モード中にダブル
ブレーキ動作が実行された場合でも、ホイルシリンダが
加圧不可能状態となるのを防止することができる。
【0059】この場合、スプールの導入路にマスタシリ
ンダ1からホイルシリンダ2への作動液の流通のみを許
可する第2逆止弁を設けることにより、ホイルシリンダ
が加圧不可能状態となるのを確実に防止することができ
る。
【0060】さらに、保持モード時には所定時間間隔で
間欠的に電磁弁のコイルへの給電を停止すれば、より確
実にホイルシリンダが加圧不可能状態となるのを防止す
ることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る電磁弁を備える
アンチロックブレーキ制御装置を示す概略構成図であ
る。
【図2】 図1のアンチロックブレーキ液圧制御装置の
減圧モードを示す概略構成図である。
【図3】 図1のアンチロックブレーキ液圧制御装置の
保持モードを示す概略構成図である。
【図4】 図1のアンチロックブレーキ液圧制御装置の
緩加圧モードを示す概略構成図である。
【図5】 第1実施形態に係る電磁弁を備えるアンチロ
ックブレーキ制御装置の他の例を示す概略構成図であ
る。
【図6】 第1実施形態に係る電磁弁を備えるアンチロ
ックブレーキ制御装置の他の例を示す概略構成図であ
る。
【図7】 本発明の第2実施形態に係る電磁弁を備える
アンチロックブレーキ制御装置の保持モードを示す概略
構成図である。
【図8】 第2実施形態に係る電磁弁を備えるアンチロ
ックブレーキ制御装置のダブルブレーキ動作時の作動を
示す概略構成図である。
【図9】 本発明の第3実施形態に係る電磁弁を備える
アンチロックブレーキ制御装置を示す概略構成図であ
る。
【図10】 (A)及び(B)は第2逆止弁を示す図8
の要部拡大図である。
【図11】 保持部材を示す斜視図である。
【図12】 本発明の第4実施形態に係る電磁弁を備え
るアンチロックブレーキ制御装置を示す概略構成図であ
る。
【図13】 (A)及び(B)は第2逆止弁を示す図1
2の要部拡大図である。
【図14】 (A)及び(B)は電磁弁のコイルに印加
する電圧を示す概略構成図である。
【図15】 第1の従来例を示す概略構成図である。
【図16】 第2の従来例を示す概略構成図である。
【図17】 (A)は第1の従来例におけるアンチロッ
ク制御を示す線図、(B)は第2の従来例におけるアン
チロック制御を示す線図、(C)は本発明の実施形態に
おけるアンチロック制御を示す線図である。
【符号の説明】
31 電磁弁 30 スプリング 32 スリーブ 33 スプール 34 可動鉄心 35 固定鉄心 38a〜38d ポート 41a〜41c 通液路 39 導入路 40 固定オリフィス
フロントページの続き (72)発明者 安栖 一美 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1液室と該第1液室より大径の第2液
    室を軸方向に連続して設けると共に、第1液室と連通す
    る第1ポート、第2ポート及び第3ポートと、第2液室
    と連通する第4ポートを外周面に設け、かつ、第2ポー
    トと第3ポートが合流しているスリーブと、 その一端側が上記スリーブの第1液室に液密状態で摺動
    自在に嵌合され、他端側が上記スリーブの第2液室に遊
    挿され、軸方向に延在する導入路と、該導入路を第1部
    分と第2部分に仕切る固定オリフィスと、それぞれ導入
    路の第1部分と外周面とを連通する第1通液路及び第2
    通液路と、導入路の第2部分と上記スリーブの第2液室
    を連通する第3通液路を設けたスプールと、 上記スプールを一方向に付勢する弾性手段と、 上記スプールに係合された可動鉄心と、 給電時に上記可動鉄心を上記弾性手段の付勢方向と反対
    方向に吸引する磁界を生じるコイルとを備え、 スプールが上記弾性手段の付勢力による係止位置にある
    ときには、第1ポートから第1通液路、導入路の第1部
    分及び第2通液路を介して第2ポートに連通する大流路
    が形成され、 第4ポートが開放されるとスプールが弾性手段の付勢方
    向と反対方向に移動し、第3ポートから第2液室を介し
    て第4ポートに連通する大流路が形成され、 上記第4ポートをいったん開放した後閉鎖すると、第1
    ポートから第1ポートと第1通液路が構成する可変オリ
    フィス、導入路の第1部分、固定オリフィス及び導入路
    の第2部分を介して第3ポートと連通する流量一定の小
    流路が形成され、 かつ、上記コイルに給電して可動鉄心をスプリング力に
    抗して吸引するとスプールが弾性手段の付勢方向と反対
    方向に移動し、上記スプールの外周面が第1ポートを閉
    鎖するように構成していることを特徴とする電磁弁。
  2. 【請求項2】 上記請求項1の電磁弁を備え、該電磁弁
    の第1ポートをマスタシリンダに接続し、第2ポート及
    び第3ポートをホイルシリンダに接続すると共に、第4
    ポートと主流路のマスタシリンダ側を接続する還流路を
    設け、該還流路に常閉のオン/オフ型電磁弁とリザーバ
    を介設し、 上記電磁弁のコイルを非通電とすると共に、オン/オフ
    型電磁弁を閉弁し、スプールを上記弾性手段の付勢力に
    よる係止位置に設定し、マスタシリンダから第1ポー
    ト、第1通液路、導入路の第1部分、第2通液路及び第
    2ポートを介してホイルシリンダに連通する大流路を形
    成する通常加圧モードと、 上記電磁弁のコイルを非通電とすると共に、オン/オフ
    型電磁弁を開弁し、第4ポートを減圧してスプールを弾
    性手段の付勢方向と反対方向に移動させ、ホイルシリン
    ダから第3ポート、第2液室、第4ポート及びオン/オ
    フ型電磁弁を介してリザーバに連通する大流路を形成す
    る減圧モードと、 上記減圧モード後に、上記電磁弁のコイルに給電して可
    動鉄心をスプリング力に抗して吸引すると共に、常閉の
    オン/オフ型電磁弁を閉弁し、スプールを弾性手段の付
    勢方向と反対方向に移動させ、上記スプールの外周面に
    より第1ポートを閉鎖してホイルシリンダとマスタシリ
    ンダの連通を遮断する保持モードと、 上記減圧モード後に、上記電磁弁のコイルを非通電とす
    ると共に、常閉のオン/オフ型電磁弁を閉弁し、マスタ
    シリンダから第1ポート、第1ポートと第1通液路が構
    成する可変オリフィス、導入路の第1部分、固定オリフ
    ィス、導入路の第2部分及び第3ポートを介してホイル
    シリンダに連通する流量一定の小流路を形成する緩加圧
    モードとを実行可能な制御手段を備えることを特徴とす
    るアンチロック制御装置。
  3. 【請求項3】 上記電磁弁は、さらに、第1液室とスプ
    ールの弾性手段の付勢力による係止位置側の外周面を連
    通する第5ポートを備え該第5ポートと上記主流路のマ
    スタシリンダ側を連通する流路と、 該流路に設けた第5ポートからマスタシリンダへの作動
    液の流れを許可するが、マスタシリンダから第5ポート
    への作動液の流れを阻止する第1逆止弁とを備えること
    を特徴とする請求項2に記載のアンチロック制御装置。
  4. 【請求項4】 上記電磁弁は、さらに、導入路の第1部
    分から第2部分への作動液の流れを許可するが、第2部
    分から第1部分への作動液の流れを阻止する第2逆止弁
    を備えることを特徴とする請求項3に記載のアンチロッ
    ク制御装置。
  5. 【請求項5】 上記第2逆止弁を、導入路の第2部分に
    設けていることを特徴とする請求項4に記載のアンチロ
    ック制御装置。
  6. 【請求項6】 上記第2の逆止弁は、球体と、該球体を
    上記固定オリフィスと対向する位置に保持し、かつ、作
    動液が通過させるホルダとを備えることを特徴とする請
    求項5に記載のアンチロック制御装置。
  7. 【請求項7】 上記制御手段は、上記保持モード時に所
    定時間間隔で間欠的に電磁弁のコイルへの給電を停止す
    るようにしていることを特徴とする請求項2から請求項
    6に記載のアンチロック制御装置。
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