JPH10315031A - ボールエンドミル及びそのスローアウェイチップ - Google Patents

ボールエンドミル及びそのスローアウェイチップ

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JPH10315031A
JPH10315031A JP14087097A JP14087097A JPH10315031A JP H10315031 A JPH10315031 A JP H10315031A JP 14087097 A JP14087097 A JP 14087097A JP 14087097 A JP14087097 A JP 14087097A JP H10315031 A JPH10315031 A JP H10315031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
end mill
ball end
throw
cutting edge
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP14087097A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Kato
昌孝 加藤
Akira Kosugi
明 小杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Moldino Tool Engineering Ltd
Original Assignee
Hitachi Tool Engineering Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Tool Engineering Ltd filed Critical Hitachi Tool Engineering Ltd
Priority to JP14087097A priority Critical patent/JPH10315031A/ja
Publication of JPH10315031A publication Critical patent/JPH10315031A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/02Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • B23C5/1009Ball nose end mills
    • B23C5/1027Ball nose end mills with one or more removable cutting inserts
    • B23C5/1036Ball nose end mills with one or more removable cutting inserts having a single cutting insert, the cutting edges of which subtend 180 degrees

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ボールエンドミルに用いるスロー
アウェイチップに丸チップを用い、かつ、丸チップその
ものがエンドミルの刃径となり、切削性に優れ、かつ、
チップの取付強度および取付精度の良い高性能なスロー
アウェイ式ボールエンドミルを提供することを目的とす
る。 【構成】 スローアウェイチップを機械的に着脱可能に
とりつけるスローアウェイ式ボールエンドミルにおい
て、前記スローアウェイチップは、略1/4円ごとに回
転中心に対応する切刃形状を有し、更に前記チップの底
面及び/またはすくい面には、前記回転中心に対応する
切刃形状に対して、平行および/または垂直に、直線状
凸部又は凹部が設けることにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、フライス盤等で使用
される小径のスローアウェイ式ボールエンドミル及びそ
れに用いるスローアウェイチップの固定および取付構造
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】スローアウェイ式ボールエンドミルは、
回転軌跡を球状とするため、それに用いるスローアウェ
イチップの多くは円弧と直線切刃の組み合わせからな
り、極めて特殊な形状となっている。このような特殊形
状を用いたスローアウェイ式ボールエンドミルでは刃径
20mm程度が限界であった。しかし、従来から丸チッ
プと称される円形のスローアウェイチップがあり、これ
らの例としては、特開平8−215916号に、ポジテ
ィブの丸チップを用い、1枚刃として作用するように1
/4円の半径を小さくした例がある。丸チップは8m
m、10mm、12mmの径のものが様々な用途に実用
化されているため、チップのサイズをエンドミルの刃径
とする事ができれば小径のスローアウェイ化を計ること
ができる。
【0003】しかしながら、丸チップの欠点は直線部分
がないため、拘束する定まった面がないため、機械的に
取り付けた場合、使用中に緩んでチップが回わってしま
ったり、甚だしい場合にはチップそのものがはずれてし
まい事故となることもある。その防止として、特開平4
−93110号公報、特に第5図(a)、(b)、
(c)には、丸チップの逃げ面に平面部分を設けて、第
4図に記載されている様にロケータで2面拘束にて固定
するように工夫されている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】上記のごとく、丸チ
ップの固定を工夫すれば回転工具においても十分用いら
れ、前記例のごとく正面フライスでは刃径が十分大きい
ためロケータ等の寸法にも余裕があるのに対して、ボー
ルエンドミルのように丸チップの径そのものを刃径とし
て適用するにはこのような構造はとれず、如何に精度良
く、しかも強固に固定するかが課題であった。
【0005】
【本発明目的】本願発明は、上記の点に鑑みなされたも
ので、ボールエンドミルに用いるスローアウェイチップ
に丸チップを用い、かつ、丸チップそのものがエンドミ
ルの刃径となり、切削性に優れ、かつ、チップの取付強
度および取付精度の良い高性能なスローアウェイ式ボー
ルエンドミル及びスローアウェイチップを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願発明は、スローアウェイチップを機械的に着脱
可能にとりつけるスローアウェイ式ボールエンドミルに
おいて、前記スローアウェイチップには丸チップを用
い、かつ、回転中心に対応する切刃形状を2ヶ所以上有
するとともに、前記チップのすくい面及び/または底面
には、前記回転中心に対応する切刃形状に対して、平行
および/または垂直に、直線状の凸部又は凹部が設けら
れ、更に、ボールエンドミル本体には、前記凸部又は凹
部に勘合するために凹部又は凸部を介して工具本体と機
械的に固定することによりチップの取付強度および取付
精度を達成したものである。更に、それらをより補強す
るため前記チップの勘合の1部には、ピン等を用いて補
強したものである。また、スローアウェイチップには、
丸チップを用い、かつ、回転中心に対応する切刃形状を
2ヶ所以上有するとともに、前記チップのすくい面及び
/または底面には、前記回転中心に対応する切刃形状に
対して、平行および/または垂直に、直線状の凸部又は
凹部が設け、使用できるコーナを2ヶ所以上としたもの
である。
【0007】
【作用】本願発明によれば、丸チップそのものを刃径と
する事ができるため、径の小さな8〜15mm程度のも
のに有利である。しかし、そのような刃径においては、
チップを固定するための空間が狭いうえ、切り込み量も
小さく1/4円弧全体を刃として使用するような場合は
少なく、むしろ3次元加工に代表されるような低切り込
みで用いられる場合が多い。以上のような理由から、丸
チップを2コーナ以上に分けて用いるように設計したも
のである。また、大きな刃径の場合には8コーナに分け
ることも可能であるが、回転軌跡が球状にならないた
め、低切り込み用としてのみしか用いることができな
い。
【0008】更に、スローアウェイチップの切刃形状と
しては、S字、f字等の形状を適用したほうが、切削抵
抗を軽減できるため、より安定した切削ができる。特に
底面視における円弧状刃部を略1/4円ごとに回転中心
に対応する切刃形状が略同一形状で、かつ両方で略S字
状を呈するようにすることにより、切削時における切り
刃稜は3次元的となり、喰い付き時における機械的衝撃
を一度に全切り刃部で受けることなく滑らかな切削を行
うことができる。
【0009】更に、直線状凸部又は凹部を設けたのは、
切削時の切削抵抗をこの直線状凸部又は凹部の拘束面で
受ける形となり、チップ取付強度およびチップ取付精度
を著しく向上させることができる。しかし、これら凸部
又は凹部は丸チップの特徴である全周使用できるメリッ
トをなくし、特定のコーナ数しか用いることができなく
してしまうが、これらは切削諸元により、例えば軸方向
切り込み量が小さい場合には多く、大きい場合には少な
く設定すれば補うことができる。更に、前記凸部又は凹
部は、スローアウェイチップのすくい面側に設けても、
底面側に設けても、どちらでも良いが、小径の場合には
そのスペースの都合ですくい側の肉厚が薄いため効果が
大きい。また径が比較的大きい場合には底面側でも、チ
ップ厚さに対し、ホルダー部の肉厚があるため可能であ
る。
【0010】また、ボールエンドミル本体とスローアウ
ェイチップの固定は、チップの直線状凸部又は凹部の一
部を用いて工具本体と機械的に固定することにより、そ
の固定をより強固なものとすることができる。更に、よ
り取付強度を高めるためには、前記チップのシャンク側
のみ、工具本体の軸方向に延ばした溝を設けて、ピン等
を用いて固定することにより向上させることができる。
ピンの固定には外部から抜け止めを設けると更に効果的
である。また前記ピンの一部にねじ部等を設けて機械的
に行っても良く、また止めねじの一部を用いてより強固
なものとすることもできる。。これらの相乗効果によ
り、滑らかな切削をを行うことにより生ずる切削力の増
加をチップの取り付けを工夫することによりそり強度・
精度を維持・向上させることができたものである。以
下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0011】
【実施例】図1乃至図3は、本発明に係わるスローアウ
ェイ式ボールエンドミルで、工具本体1の先端ボール部
2には、両側から挟み込むような形にて丸チップ3が、
取付穴4を介して止めネジ5により着脱可能に固定され
ている。取付穴3を有する工具本体のチップ側6には、
工具の軸方向に対して十字に凸部7、8、9が設けられ
ている。ホルダー側に凸部を設けたのは、小径ゆえに少
しでも肉厚を確保し、剛性を高めるためである。更に、
工具本体のチップ座の取付穴よりシャンク側には溝部1
0が設けられ、溝部10に直角に交わるように溝部11
が設けられ、溝部10には固定のためのピン12が挿入
され、溝部11には前記ピン12の抜け止め用のピン1
3を設け、より確実な取付を行うようにした。
【0012】次に、図4および図5にはスローアウェイ
チップの詳細を示す。上記丸チップ3には、前記凸部
7、8、9に対応する凹部14、15、16とピン12
に対応する凹部17が、そのすくい面の中央取付穴を基
準に点対称の位置に4ヶ所設けられている。更にその切
刃5は、回転中心となるカット部18を中心としてS字
状の切刃となるように配置されている。また、チップの
直線状凹部又は凸部については、4ヶ所のチップすくい
面側の例で説明したが、使用する目的により、図6のよ
うに、中央取り付け穴を基準に点対称に2ヶ所の該凹部
を設けても良く、より多くのコーナを用いるには図7の
ように、中央取り付け穴を基準に点対称に6ヶ所の該凹
部を設けても良い。
【0013】
【発明の効果】本願発明は、スローアウェイ式ボールエ
ンドミルにおいて丸チップを用い、かつ丸チップそのも
のの大きさを刃径として用いるボーエンドミルであり、
小径のスローアウェイ化が計れると同時に、小径化の欠
点である取付強度を補い、更に取付精度を高めるため、
丸チップを特定コーナ数しか使用できない形状として補
ったものである。また、切刃部全体として略S字状やf
字状を呈するようにしたので、切削性に優れ、切削時の
衝撃を切刃部全体が一度に受けることがなく、より高性
能なボールエンドミルとすることができる。また、前記
チップの拘束には直線状凹部又は凸部を用いたので、チ
ップ取付強度および取付精度が優れる。また、その凹部
又は凸部を工具本体とピン等を介して固定する構造とし
たため、工具本体との固定がより強固なものとなり優れ
た性能を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係わるスローアウェイ式ボー
ルエンドミルの正面図を示す。
【図2】図2は、図1の側面図を示す。
【図3】図3は、図1の要部断面図を示す。
【図4】図4は、スローアウエィチップの正面図を示
す。
【図5】図5は、図4の側面図を示す。
【図6】図6は、他の実施例の場合の正面図を示す。
【図7】図7は、他の実施例の場合の正面図を示す。
【符号の説明】
1 工具本体 2 先端ボール部 3 丸チップ 4 取付穴 5 止めネジ 6 取付穴3を有する工具本体のチップ側 7、8、9 凸部 10 溝部 11 溝部 12 ピン 13 抜け止め用のピン 14、15、16 凹部 17 凹部 18 回転中心となるカット部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スローアウェイチップを機械的に着脱可
    能にとりつけるスローアウェイ式ボールエンドミルにお
    いて、前記スローアウェイチップには丸チップを用い、
    かつ、回転中心に対応する切刃形状を2ヶ所以上有する
    とともに、前記チップのすくい面及び/または底面に
    は、前記回転中心に対応する切刃形状に対して、平行お
    よび/または垂直に、直線状の凸部又は凹部が設けら
    れ、更に、ボールエンドミル本体には、前記凸部又は凹
    部に勘合するために凹部又は凸部を介して工具本体と機
    械的に固定したことを特徴とするボールエンドミル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のボールエンドミルにおい
    て、前記チップの勘合の1部には、ピン等を用いたこと
    を特徴とするボールエンドミル。
  3. 【請求項3】 スローアウェイ式ボールエンドミルに用
    いるスローアウェイチップおいて、前記スローアウェイ
    チップには、丸チップを用い、かつ、回転中心に対応す
    る切刃形状を2ヶ所以上有するとともに、前記チップの
    すくい面及び/または底面には、前記回転中心に対応す
    る切刃形状に対して、平行および/または垂直に、直線
    状の凸部又は凹部が設けられていることを特徴とするス
    ローアウェイチップ。
JP14087097A 1997-05-14 1997-05-14 ボールエンドミル及びそのスローアウェイチップ Abandoned JPH10315031A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006062003A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Hitachi Tool Engineering Ltd 刃先交換式球面カッタ及びそれに用いるインサート
KR20190034266A (ko) 2016-08-26 2019-04-01 미츠비시 히타치 쓰루 가부시키가이샤 절삭 인서트 및 날끝 교환식 회전 절삭 공구

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