JPH1031437A - 電子式情報表示装置 - Google Patents

電子式情報表示装置

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JPH1031437A
JPH1031437A JP8189408A JP18940896A JPH1031437A JP H1031437 A JPH1031437 A JP H1031437A JP 8189408 A JP8189408 A JP 8189408A JP 18940896 A JP18940896 A JP 18940896A JP H1031437 A JPH1031437 A JP H1031437A
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JP
Japan
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magnetic
sheet
erasing
display
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Application number
JP8189408A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Nakajima
哲也 中嶋
Masaya Nakamura
方也 中村
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Star Micronics Co Ltd
Original Assignee
Star Micronics Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1031437A publication Critical patent/JPH1031437A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気表示体の走行安定化および電子回路の動
作安定化を図ることができる電子式情報表示装置を提供
する。装置の薄型化を実現できる電子式情報表示装置を
提供する。 【解決手段】 電子式情報表示装置は、磁気的に書込お
よび消去が可能で、無端状に形成された磁気表示シート
10と、磁気表示シート10を保持して循環搬送するた
めの一対のローラ50、60、外部からの印字信号に基
づいて、磁気表示シート10上に記録磁界を印加して静
止画を形成するための記録ヘッド30と、磁気表示シー
ト10と接触するように配置され、消去磁界を印加して
記録像を消去するための消去ヘッド20などで構成さ
れ、円滑な表面を有する非磁性かつ導電性のフィルムが
消去ヘッド20の接触面に貼着され、筐体1に接地され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部ホスト装置か
ら送られた印字情報に基づいて、表示体上に静止画を記
録、表示するための電子式情報表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、磁界の方向や強さに感応して
発色したり消去したりする表示体として磁気感応性の磁
気表示シートが知られている(たとえば、特開昭48−
56393号、特開平2−146082号など)。
【0003】こうした磁気表示シートは、磁石を内蔵し
た磁石ペンをシート表面に接触させることによって簡単
な文字や図形を描くことができ、しかも消去によって何
回も再使用できるため、簡易なメモ板として実用化され
ている。
【0004】近年、外部ホスト装置から送られた印字情
報に基づいて記録ヘッドがドットマトリクス状の磁界を
形成することによって、磁気表示シート上に静止画を記
録、表示する電子式情報表示装置が開発されつつある。
電子式情報表示装置は、外部ホスト装置からの遠隔操作
によって表示内容を任意に変更することが可能であるた
め、公共施設や駅、小売店等に設置することによって多
種多様な情報を通行人に広く告知、宣伝することができ
る。しかも、ポスターの張替え作業が不要で、紙などの
資源節約にも寄与するため、将来の掲示板として有望視
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】こうした電子式情報表
示装置において、磁気表示シートを無端状に形成して循
環搬送させて副走査を行うとともに、記録ヘッドをシー
ト幅方向に往復動させて主走査を行って2次元走査を行
う方式がある。画像を消去する場合には、シート幅以上
の長さを有する消去ヘッドを磁気表示シートの裏面側に
密着させ、磁気表示シートを移動することによって連続
的な消去が可能となる。
【0006】磁気表示シートは循環的に移動するため、
消去ヘッドやプラテンなど該シートと摺動する部材の接
触面は摩擦によって磨耗したり帯電したりする。磁気表
示シートとの摩擦が大きいと、部材の寿命を縮めたり、
搬送モータの必要トルクが増加する。さらに、摩擦帯電
によって電荷が部材に蓄積されると、電荷のスパーク放
電時に電子回路のノイズ源となって誤動作を招くおそれ
がある。
【0007】本発明の目的は、磁気表示体の走行安定化
および電子回路の動作安定化を図ることができる電子式
情報表示装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、書込および消
去が可能で、無端状に形成された表示体と、表示体を循
環搬送するための搬送手段と、外部からの印字信号に基
づいて、表示体上に静止画を形成するための記録手段
と、表示体上の静止画を消去するための消去手段とを備
えるものにおいて、表示体は導電性を有する摺接部材に
より接地されていることを特徴とする電子式情報表示装
置である。 本発明に従えば、表示体は導電性を有する摺接部材によ
り接地されているので循環搬送や摺接部材による摩擦帯
電により生じた電荷を速やかに放電するため、ノイズ発
生およびシートへのゴミの付着を防止できる。
【0009】また本発明は、前記消去手段は表示体と摺
接するように配置され、円滑な表面を有する非磁性かつ
導電性のフィルムが前記消去手段の接触面に貼着され、
かつ接地されていることを特徴とする。 本発明に従えば、円滑な表面を有するフィルムを消去手
段の接触面に貼着することによって、消去手段と磁気表
示体との間の摩擦が低減化して、磁気表示体の走行が安
定化するとともに、搬送手段の駆動力も低減化できる。 また、該フィルムとして非磁性のものを使用することに
よって、消去手段からの消去磁界が減衰することなく磁
気表示体に到達できる。
【0010】また本発明は、前記記録手段は表示体と摺
接するように配置され、前記記録手段の表示体との接触
面は導電性に形成され、かつ接地されていることを特徴
とする。 本発明に従えば、表示体と摺接する記録手段を接地する
ことにより摩擦帯電により生じた電荷を速やかに放電す
るため、ノイズ発生およびそれに伴う誤記録を防止でき
る。
【0011】また本発明は、前記記録手段に対向するよ
うに配置されたプラテンとを備え、該プラテンは表示体
と摺接するように配置され、円滑な表面を有する非磁性
かつ導電性のフィルムが前記プラテンの接触面に貼着さ
れ、かつ接地されていることを特徴とする。 本発明に従えば、表示体と摺接するプラテンを接地する
ことにより摩擦帯電により生じた電荷を速やかに放電す
るため、ノイズ発生を防止できる。また該フィルムとし
て非磁性のものを使用することによって記録手段により
発生する記録磁界に悪影響をおよぼす心配がなく、安定
した記録が達成できる。
【0012】また本発明は、前記フィルムは、合成樹脂
で形成されていることを特徴とする。 本発明に従えば、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)や弗素樹脂などの合成樹脂でフィルムを形成するこ
とによって、低摩擦化や導電性付与を容易に実現でき
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る電子式情報表
示装置を側面から見た断面図であり、図2はその部分斜
視図であり、図4は消去ヘッドおよびその周辺の部分斜
視図であり、図5は記録ヘッド、プラテンおよびその周
辺の部分斜視図である。筺体1は鉄やSUS(ステンレ
ス鋼)などの金属で形成され、その内側上部に従動側の
ローラ50が配置され、内側下部には駆動側のローラ6
0が配置されており、2本のローラ50、60の間には
可撓性で無端状の磁気表示シート10が懸け渡されてい
る。ローラ50はバネ等の弾性部材(不図示)によって
上方に付勢され、磁気表示シート10に一定の張力を付
与することによってシート走行の安定化およびシート表
面の平面性を維持している。ローラ60は、歯車61、
62を介してモータ63によって回転駆動される。この
ローラ60の駆動によって、磁気表示シート10は、筐
体1の前面側(図1の右方、図2の背面側)では下から
上へ、筐体1の後面側(図1の左方、図2の手前側)で
は上から下へ移送するように循環する。
【0014】ローラ50、60は、鉄、アルミ、銅系焼
結軸受けなどの金属で構成され、筺体1に接地されてい
る。
【0015】筐体1の前面には、アクリル樹脂やガラス
等の透明材料から成る表示窓2が形成され、表示窓2の
上部および下部には不透明部2aが形成され、内部機構
を隠している。
【0016】磁気表示シート10はローラ50、60の
間に張架されて2つの対向面が形成され、前面側シート
は表示窓2に近接している。後面側シートは、シート搬
送経路を変更する一対のローラ51、52によって押圧
され、前面側シートに向けてローラ51、52の各中心
軸を結ぶ仮想面近傍まで変位している。こうした経路変
更用のローラ51、52を設けることによって、磁気表
示シート10が囲む空間を低減化でき、その分装置背面
側の内部空間に余裕が生まれ、この余裕分が装置の薄型
化に貢献する。
【0017】ローラ51、52は、鉄、アルミなどの金
属で構成され、筺体1に接地されている。
【0018】記録ヘッド30は、磁気表示シート10の
後面側シートであって、ローラ51、52間の搬送経路
上の平面部分の下方に設置されており、外部ホスト装置
(不図示)からの印字信号に基づいて、磁気表示シート
10の表面に向けてドットマトリクス状の記録用磁界を
発生する。記録ヘッド30は、たとえば千鳥配置された
複数の電磁コイルを有し、シート幅方向に往復移動する
キャリッジ31に搭載されている。キャリッジ31は2
つのプーリ34、35に懸け渡された無端状のベルト3
3の一部に固定されており、ガイド32によって案内さ
れながらプーリ35を回転駆動するモータ36によって
駆動される。
【0019】ガイド32は軸状のガイド32aと断面コ
字状のガイド32bにより構成される。
【0020】記録ヘッド30にはガイド32bと摺接
し、導電するための摺接部30aがある。摺接部30a
は、耐磨耗性の強い金属である銅系焼結軸受けなど(N
TN社製ベアファイトなど)で構成される。
【0021】なお、記録ヘッド30の印字部の平面性を
保持するため、シート幅程度の長さを持つ板状のプラテ
ン25が磁気表示シート10を挟むように設けられ、プ
ラテン25は断面コ字状の支持部材26に固定される。
プラテン25の表面には、円滑な表面を持つフィルム2
5aが張着され、磁気表示シート10との密着性を保持
しつつ、シート走行の安定化が図られている。フィルム
25aは、PET(ポリエチレンテレフタレート)など
の合成樹脂フィルムで形成され、さらに導電性を付与し
て金属製などの導電性を有したねじM2でプラテン25
および支持部材26を貫通して筐体1に固着接地するこ
とによって、摩擦帯電を防止している。
【0022】こうした経路変更用のローラ51、52が
無い場合には、記録ヘッド30は後面側シートから背面
側に突出してしまい、記録ヘッド30の厚さ分だけ装置
の奥行が必要となる。本発明では、経路変更用のローラ
51、52を設けることによって、磁気表示シート10
を前面側に変位させているため、記録ヘッド30の突出
が少なくなって、装置の薄型化が図られる。
【0023】記録ヘッド30のシート搬送上流側近傍に
は、磁気表示シート10の基準位置を検知するセンサP
が設けられている。センサPはたとえば発光ダイオード
とフォトダイオードから成るフォトセンサで構成され、
磁気表示シート10の端部側に形成された透過孔(不図
示)の有無を検出することによって、シートの初期位置
を検知している。
【0024】消去ヘッド20は、シート幅以上の長さを
持つ永久磁石などで構成され、磁気表示シート10の前
面側シートの上方で、磁気表示シート10の背面側に密
着するように配置されている。消去ヘッド20は、2つ
の消去磁石20a、20bが鉄などの金属で形成した断
面コ字状の支持部材21の平面部に固定されて構成され
る。シート搬送上流側の消去磁石20aはシート搬送方
向に交互に極の異なった複数の磁石を配置し、強力な磁
界を発生して、シート上の静止画を一気に消去する。シ
ート搬送下流側の消去磁石20bはシート幅方向に交互
に極の異なった磁石を細かなピッチで複数配置し、弱い
磁界を発生して、消去ムラを解消している。
【0025】消去磁石20a、20bの表面には、円滑
な表面を持つフィルム20cが貼着され、磁気表示シー
ト10との密着性を保持しつつ、シート走行の安定化が
図られている。フィルム20cは、PETなどの合成樹
脂フィルムで形成され、こうした非磁性材料を使用する
ことによって消去磁石20a、20bからの消去磁界は
減衰しないで磁気表示シート10に到達できる。さらに
フィルム20cに導電性を付与し、金属製などの導電性
を有したねじM1で消去磁石20aまたは20bおよび
支持部材21を貫通して筐体1に固着接地することによ
って、摩擦帯電を防止している。
【0026】また、磁気表示シート10を消去ヘッド2
0側に押圧する一対の押えローラ53、54が設けら
れ、磁気表示シート10と消去ヘッド20との密着性を
高めて消去特性を向上させている。
【0027】さらに、シート幅以上の長さを持つ永久磁
石などで構成された全面書込ヘッド22が消去ヘッド2
0より搬送上流側で磁気表示シート10の表面側に、磁
気表示シート10に接触しない程度に密着するように設
けられ、消去前に強制的に全面書込を行うことによって
シート内の磁性粒子の流動性を高めて消去特性を改善し
ている。
【0028】図3は、磁気表示シート10および記録ヘ
ッド30の構造を示す部分断面図である。磁気表示シー
ト10には、磁気に感応して発色するマイクロカプセル
15が全面に渡って塗布、固定されている。マイクロカ
プセル15は、高粘度の液体と、液体を密閉して保持す
る球殻とで構成され、この液体中には略黒色の磁性粒子
および略白色の非磁性粒子が分散されている。たとえ
ば、磁性粒子として粒径0.1〜5μmの黒色酸化鉄
(FeO)粒子が用いられ、非磁性粒子として粒径0.
1〜5μmの白色酸化チタン粒子が用いられる。また、
高粘度の液体として、水性液体、油脂、界面活性剤系溶
剤等を含む有機溶剤が用いられ、球殻の材料として主に
ゼラチンが用いられ、マイクロカプセル15の粒径は1
00〜1000μmの範囲に分布している。
【0029】マイクロカプセル15は、透明性の高い合
成ゴム系接着剤等から成るバインダ14とともに混練さ
れて、ポリエチレンテレフタレート等の透明材料から成
る基体11に塗布され、たとえば厚さ400〜1000
μmのカプセル塗布層12が形成される。
【0030】カプセル塗布層12の裏面には、ポリプロ
ピレン長繊維不織布などから成る保護シート13がたと
えば厚さ300〜1000μmとなるように接着され、
シート走行の円滑化が図られている。
【0031】一方、記録ヘッド30は、高透磁率材料か
ら成る箱型のヨーク39と、ヨーク39の内部に立設し
た高透磁率材料から成る磁芯37と、磁芯37に装着さ
れた電磁コイル38とを有し、複数の印字ドットに対応
して複数の磁芯37および電磁コイル38が配置され
る。磁芯37は円柱状に形成されており、その先端部の
直径は中間部の直径より細く形成され、途中に直径が直
線的に変化するテーパー部が形成されている。
【0032】ヨーク39の印字面39aには多数の円形
空隙孔が形成され、各空隙孔の中心に磁芯37の先端部
が位置決めされており、磁芯37と空隙孔との空隙が存
在することによって漏洩磁界が発生する。印字信号に応
じて電磁コイル38が選択的に通電すると、磁芯37の
軸方向に沿って磁界が発生し、磁芯37、空隙およびヨ
ーク39から成る磁気回路を通過し、この空隙から磁気
表示シート10に向けて記録磁界が発生する。
【0033】次に磁気記録・表示および消去の原理につ
いて説明する。磁気表示シート10の基体11が位置す
る表面側に記録ヘッド30を近接させ、印字信号に基づ
いて記録磁界を発生すると、マイクロカプセル15内に
分散した磁性粒子が基体11側に引き寄せられ、その圧
力によって非磁性粒子が保護シート13側に移動する。
すると、磁気表示シート10の表面側から見ると記録磁
界の印加部分が略黒色に発色したように観察され、記録
ヘッド30を用いてドットマトリクス状に磁界を印加す
ることによって、文字や記号等を記録できる。
【0034】次に磁気表示シート10の背面側、すなわ
ち保護シート13が位置する側に消去ヘッド20を近接
させると、マイクロカプセル15内に分散した磁性粒子
が保護シート13側に引き寄せられ、その圧力によって
非磁性粒子が基体11側に移動する。すると、磁気表示
シート10の表面側から見ると消去磁界の印加部分が略
白色になり、消去磁界をシート幅全面に印加することに
よって一様に消去される。
【0035】マイクロカプセル15中の前述の高粘度の
液体は、磁界印加によって裏面側もしくは表面側に移動
した磁性粒子による表示状態を保持するために所定の粘
性を有する液体が選定されている。すなわち、液体の粘
性が低いと一旦表面側もしくは裏面側に移動した粒子が
沈降したり振動などで移動することで表示状態が崩れる
ことを防止している。したがって、前述の記録ヘッド3
0および消去ヘッド20における磁気吸引力は上記液体
の粘性による降伏値を上回る力が必要であり、これによ
って表示の書込みや消去が行われるものである。
【0036】次に装置全体の動作について説明する。図
1および図2を参照して、まず印字を開始する前に、磁
気表示シート10を一定速度で循環して消去ヘッド20
による全面消去を行う。次に外部ホスト装置から印字信
号を受け取って、1印字行分のイメージデータの展開が
終了するごとに、記録ヘッド30がシート幅方向に移動
しながら電磁コイル38に数m秒〜数100m秒程度の
パルス電流を通電し、磁気表示シート10の表面にドッ
トマトリクス状の磁界を印加することによって磁気印字
を行う。
【0037】1行分の印字が終わると、磁気表示シート
10を所定送りピッチ分移送して停止した後、次の印字
行について展開されたイメージデータに基づいて印字を
行う。こうしてイメージデータの展開、記録ヘッド30
のシリアル印字、磁気表示シート10の間欠送りを繰り
返しながら1枚分の画像を形成する。
【0038】次に新たな画像を印字する場合には、上述
と同様に、磁気表示シート10を一定速度で循環して消
去ヘッド20による全面消去を行った後、記録ヘッド3
0によるシリアル印字を行う。
【0039】なお、本実施例では金属製の装置筺体に接
地する例を示したが、これに限定されるものではなく、
金属製のフレーム部材等に接地することや、接地用の配
線を施して大地に接地してもかまわない。
【0040】
【発明の効果】以上詳説したように本発明によれば、表
示体は導電性を有する摺接部材により金属製の装置筺体
や金属製のフレーム部材等に接地することによって循環
搬送や摺接部材による摩擦帯電により生じた電荷を速や
かに放電するため、ノイズ発生およびシートへのゴミの
付着を防止できる。また、円滑な表面を有するフィルム
を消去手段の接触面に貼着することによって、消去手段
と磁気表示体との間の摩擦が低減化して、磁気表示体の
走行が安定化するとともに、搬送手段の駆動力も低減化
できる。また、該フィルムとして非磁性のものを使用す
ることによって、消去手段からの消去磁界が減衰するこ
となく磁気表示体に到達できる。さらに、該フィルムに
導電性を付与して、金属製装置筐体や金属製のフレーム
部材等に接地することによって、摩擦帯電によって発生
した電荷は装置筐体に速やかに放電するため、ノイズ発
生を防止できる。
【0041】また、該フィルムを合成樹脂で形成するこ
とによって、低摩擦化や導電性付与を容易に実現でき
る。
【0042】また、表示体と摺接する記録手段を接地す
ることにより摩擦帯電により生じた電荷を速やかに放電
するため、ノイズ発生およびそれに伴う誤記録を防止で
きる。
【0043】また、表示体と摺接するプラテンを接地す
ることにより摩擦帯電により生じた電荷を速やかに放電
するため、ノイズ発生を防止できる。また、該フィルム
として非磁性のものを使用することによって記録手段に
より発生する記録磁界に悪影響をおよぼす心配がなく、
安定した記録が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子式情報表示装置を側面から見
た断面図である。
【図2】図1の電子式情報表示装置の内部構成を示す部
分斜視図である。
【図3】磁気表示シート10および記録ヘッド30の構
造を示す部分断面図である。
【図4】消去ヘッドおよびその周辺の部分斜視図であ
る。
【図5】記録ヘッド、プラテンおよびその周辺の部分斜
視図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 表示窓 10 磁気表示シート 11 基体 12 カプセル塗布層 13 保護シート 14 バインダ 15 マイクロカプセル 20 消去ヘッド 22 全面書込ヘッド 30 記録ヘッド 31 キャリッジ 32 ガイド 33 ベルト 37 磁芯 38 電磁コイル 39 ヨーク 50、51、52、53、54、60 ローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書込および消去が可能で、無端状に形成
    された表示体と、 表示体を循環搬送するための搬送手段と、 外部からの印字信号に基づいて、表示体上に静止画を形
    成するための記録手段と、 表示体上の静止画を消去するための消去手段とを備える
    ものにおいて、 表示体は導電性を有する摺接部材により接地されている
    ことを特徴とする電子式情報表示装置。
  2. 【請求項2】 前記消去手段は表示体と摺接するように
    配置され、 円滑な表面を有する非磁性かつ導電性のフィルムが前記
    消去手段の接触面に貼着され、かつ接地されていること
    を特徴とする請求項1記載の電子式情報表示装置。
  3. 【請求項3】 前記記録手段は表示体と摺接するように
    配置され、 前記記録手段の表示体との接触面は導電性に形成され、
    かつ接地されていることを特徴とする請求項1記載の電
    子式情報表示装置。
  4. 【請求項4】 前記記録手段に対向するように配置され
    たプラテンとを備え、 該プラテンは表示体と摺接するように配置され、 円滑な表面を有する非磁性かつ導電性のフィルムが前記
    プラテンの接触面に貼着され、かつ接地されていること
    を特徴とする請求項1記載の電子式情報表示装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルムは、合成樹脂で形成されて
    いることを特徴とする請求項2または4記載の電子式情
    報表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108052242A (zh) * 2018-01-02 2018-05-18 京东方科技集团股份有限公司 触控结构及其控制方法、显示装置

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CN108052242A (zh) * 2018-01-02 2018-05-18 京东方科技集团股份有限公司 触控结构及其控制方法、显示装置
CN108052242B (zh) * 2018-01-02 2022-04-15 京东方科技集团股份有限公司 触控结构及其控制方法、显示装置

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