JPH10311496A - 高温高圧用２重管 - Google Patents
高温高圧用２重管Info
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- JPH10311496A JPH10311496A JP13286597A JP13286597A JPH10311496A JP H10311496 A JPH10311496 A JP H10311496A JP 13286597 A JP13286597 A JP 13286597A JP 13286597 A JP13286597 A JP 13286597A JP H10311496 A JPH10311496 A JP H10311496A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- temperature
- inner cylinder
- pressure
- high temperature
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L59/00—Thermal insulation in general
- F16L59/14—Arrangements for the insulation of pipes or pipe systems
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)
- Thermal Insulation (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高温高圧用２重管において、高温ガスによる
局所的な高温加熱を防止することができるようにし、ま
た内管と外管との間の熱伸び差を無理なく吸収すること
ができるようにし、しかも高温高圧用２重管の製作や組
立を容易に行なうことができるようにする。 【構成】 高温高圧用２重管は内筒３、３ａと外筒１と
を有し、内管３、３ａ相互の接続部が、継手としての内
ねじ式内筒サポート金具１５により接続され、内管３、
３ａと外管１との間の環状の間隙部を封止するガスケッ
ト１６が、内管３、３ａの外周面および外管１の内周面
のうち少なくとも一方の周面、例えば内管３、３ａの外
周面に対して滑り接触をしている。
局所的な高温加熱を防止することができるようにし、ま
た内管と外管との間の熱伸び差を無理なく吸収すること
ができるようにし、しかも高温高圧用２重管の製作や組
立を容易に行なうことができるようにする。 【構成】 高温高圧用２重管は内筒３、３ａと外筒１と
を有し、内管３、３ａ相互の接続部が、継手としての内
ねじ式内筒サポート金具１５により接続され、内管３、
３ａと外管１との間の環状の間隙部を封止するガスケッ
ト１６が、内管３、３ａの外周面および外管１の内周面
のうち少なくとも一方の周面、例えば内管３、３ａの外
周面に対して滑り接触をしている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば極超音速風
胴の高温高圧用ダクト、さらには製鉄所あるいは化学プ
ラントの大口径高温ダクト等に適用することができる、
高温高圧用２重管に関する。
胴の高温高圧用ダクト、さらには製鉄所あるいは化学プ
ラントの大口径高温ダクト等に適用することができる、
高温高圧用２重管に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４は高温高圧用２重管の適用例を説明
するための極超音速風胴装置の概略平面図、図５は従来
の高温高圧用２重管の要部縦断面図、図６は図５のＡ部
拡大断面図、図７は図５のＢ部拡大断面図である。
するための極超音速風胴装置の概略平面図、図５は従来
の高温高圧用２重管の要部縦断面図、図６は図５のＡ部
拡大断面図、図７は図５のＢ部拡大断面図である。
【０００３】まず図４において、極超音速風胴装置の高
温高圧空気源２１から開閉弁２１ａを介して高温高圧ダ
クト２０へ送られた高温高圧空気は、高温高圧ダクト２
０のＴ字形分岐管２０ａ、２０ｂ毎に設けられた仕切弁
２３ａ，２３ｂを介して、それぞれ風洞２２ａ，２２ｂ
へ送られる。各風洞２２ａ，２２ｂから排出された排気
は、いずれも排気筒２４を通して排出される。高温高圧
ダクト２０は、例えば９００℃の高温と１００ａｔａの
高圧の空気を輸送する。
温高圧空気源２１から開閉弁２１ａを介して高温高圧ダ
クト２０へ送られた高温高圧空気は、高温高圧ダクト２
０のＴ字形分岐管２０ａ、２０ｂ毎に設けられた仕切弁
２３ａ，２３ｂを介して、それぞれ風洞２２ａ，２２ｂ
へ送られる。各風洞２２ａ，２２ｂから排出された排気
は、いずれも排気筒２４を通して排出される。高温高圧
ダクト２０は、例えば９００℃の高温と１００ａｔａの
高圧の空気を輸送する。
【０００４】図５、図６および図７において、例えば図
４の高温高圧ダクト２０のＴ字形分岐管２０ａ、２０ｂ
として使用される高温高圧用２重管は、外筒１と、内筒
３および内筒３ａとを有する２重管構造となっており、
外筒１の接続端部にはそれぞれ高圧フランジ２が形成さ
れているとともに、外筒１と内筒３、３ａとの間の環状
の間隙部には、例えばセラミックウール等の断熱材５が
充填されている。
４の高温高圧ダクト２０のＴ字形分岐管２０ａ、２０ｂ
として使用される高温高圧用２重管は、外筒１と、内筒
３および内筒３ａとを有する２重管構造となっており、
外筒１の接続端部にはそれぞれ高圧フランジ２が形成さ
れているとともに、外筒１と内筒３、３ａとの間の環状
の間隙部には、例えばセラミックウール等の断熱材５が
充填されている。
【０００５】図５および図６に示すように、内筒３と内
筒３ａとの相互隣接部において、内筒３および内筒３ａ
の熱による軸方向の伸びを吸収することができるよう
に、内筒３と内筒３ａとの間には軸方向の間隙１３が形
成され、さらに間隙１３を中心とする内筒３および内筒
３ａの相互隣接部には、それぞれ内筒３および内筒３ａ
の熱による半径方向の伸びを吸収することができるよう
にして、内筒３および内筒３ａの外周面から半径方向に
環状の間隙１４を置いて環状の内筒サポート金具６が配
設されている。
筒３ａとの相互隣接部において、内筒３および内筒３ａ
の熱による軸方向の伸びを吸収することができるよう
に、内筒３と内筒３ａとの間には軸方向の間隙１３が形
成され、さらに間隙１３を中心とする内筒３および内筒
３ａの相互隣接部には、それぞれ内筒３および内筒３ａ
の熱による半径方向の伸びを吸収することができるよう
にして、内筒３および内筒３ａの外周面から半径方向に
環状の間隙１４を置いて環状の内筒サポート金具６が配
設されている。
【０００６】図５および図７に示すように、外筒１の各
高圧フランジ２の内周側において、内筒３あるいは内筒
３ａの端部の熱による軸方向および半径方向の伸びを吸
収することができるようにして、内筒３および内筒３ａ
の外周面から半径方向に環状の間隙１２を置いて環状の
端部サポート金具６が配設されている。端部サポート金
具６の外周面側に内周縁部が一体的に固着された環状の
端部シール金具８の外周縁部は、外筒１の軸方向に見て
表裏両面側から環状の端部シール用ガスケット１１ａに
より挟持された状態で、環状の端部当板９により外筒１
の環状肩部に嵌合した状態で押さえ付けられるようにし
て、締付ビス１０により外筒１側に固定されている。
高圧フランジ２の内周側において、内筒３あるいは内筒
３ａの端部の熱による軸方向および半径方向の伸びを吸
収することができるようにして、内筒３および内筒３ａ
の外周面から半径方向に環状の間隙１２を置いて環状の
端部サポート金具６が配設されている。端部サポート金
具６の外周面側に内周縁部が一体的に固着された環状の
端部シール金具８の外周縁部は、外筒１の軸方向に見て
表裏両面側から環状の端部シール用ガスケット１１ａに
より挟持された状態で、環状の端部当板９により外筒１
の環状肩部に嵌合した状態で押さえ付けられるようにし
て、締付ビス１０により外筒１側に固定されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】高温高圧ダクト２０の
Ｔ字形分岐管２０ａ、２０ｂのような高温高圧用２重管
においては、外筒１に伸縮継手を採用することは、高圧
のため困難であり、外筒１に２つ割れ構造を採用するこ
とも、高圧に対する強度が不足したり、製作費が嵩んだ
りする等の観点から難しいため、組立上の容易性も考え
て、従来は、上述のように、外筒１と内筒３との間の熱
による伸び率の相違を、随所に間隙１２、１３、１４を
形成することにより逃す構造とされていた。そして、昇
温時間の短縮のため、外筒１と、内筒３および３ａとの
間には、シール機能を持たないセラミックウール等の断
熱材５が充填されていた。
Ｔ字形分岐管２０ａ、２０ｂのような高温高圧用２重管
においては、外筒１に伸縮継手を採用することは、高圧
のため困難であり、外筒１に２つ割れ構造を採用するこ
とも、高圧に対する強度が不足したり、製作費が嵩んだ
りする等の観点から難しいため、組立上の容易性も考え
て、従来は、上述のように、外筒１と内筒３との間の熱
による伸び率の相違を、随所に間隙１２、１３、１４を
形成することにより逃す構造とされていた。そして、昇
温時間の短縮のため、外筒１と、内筒３および３ａとの
間には、シール機能を持たないセラミックウール等の断
熱材５が充填されていた。
【０００８】しかし、従来の高温高圧ダクト２０のＴ字
形分岐管２０ａ、２０ｂのような高温高圧用２重管を、
例えば９００℃の温度、１００ａｔａの圧力の下で使用
した場合、外筒１の温度が許容温度２５０℃を大巾に越
えるという局所的過熱が発生する。その原因は、９００
℃の高温ガスが、図６および図７において点線矢印で示
したように、Ｔ字形分岐管２０ａ、２０ｂに設けられた
間隙１２、１３および１４から、綿状のセラミックウー
ル等の断熱材５中へと漏出して、外筒１に直接接触する
ためと推定される。
形分岐管２０ａ、２０ｂのような高温高圧用２重管を、
例えば９００℃の温度、１００ａｔａの圧力の下で使用
した場合、外筒１の温度が許容温度２５０℃を大巾に越
えるという局所的過熱が発生する。その原因は、９００
℃の高温ガスが、図６および図７において点線矢印で示
したように、Ｔ字形分岐管２０ａ、２０ｂに設けられた
間隙１２、１３および１４から、綿状のセラミックウー
ル等の断熱材５中へと漏出して、外筒１に直接接触する
ためと推定される。
【０００９】そこで、本発明は、高温ガスによる局所的
な高温加熱を防止することができるようにし、しかも製
作や組立を容易に行なうことができるようにした高温高
圧用２重管を提供しようとするものである。
な高温加熱を防止することができるようにし、しかも製
作や組立を容易に行なうことができるようにした高温高
圧用２重管を提供しようとするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明の高温高圧用２重管は、内管相互の接続部が
継手により接続され、同内管と外管との間の環状の間隙
を封止するガスケットが上記内管の外周面および上記外
管の内周面のうち少なくとも一方の周面に対して滑り接
触をしている。
め、本発明の高温高圧用２重管は、内管相互の接続部が
継手により接続され、同内管と外管との間の環状の間隙
を封止するガスケットが上記内管の外周面および上記外
管の内周面のうち少なくとも一方の周面に対して滑り接
触をしている。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態について説明する。図１は本発明の１実施の形態に
係る高温高圧用２重管の要部縦断面図、図２は図１のＡ
部拡大断面図、図３は図１のＢ部拡大断面図である。
形態について説明する。図１は本発明の１実施の形態に
係る高温高圧用２重管の要部縦断面図、図２は図１のＡ
部拡大断面図、図３は図１のＢ部拡大断面図である。
【００１２】図１ないし図３において、高温高圧用２重
管は、外筒１と、内筒３および内筒３ａとを有する２重
管構造となっており、外筒１の接続端部にはそれぞれ高
圧フランジ２が形成されているとともに、外筒１と内筒
３、３ａとの間の環状の間隙部には、例えばセラミック
ウールの外、多層金属薄膜性断熱材、耐火レンガ、耐火
モルタル等の断熱材から選択された断熱材５が充填され
ている。
管は、外筒１と、内筒３および内筒３ａとを有する２重
管構造となっており、外筒１の接続端部にはそれぞれ高
圧フランジ２が形成されているとともに、外筒１と内筒
３、３ａとの間の環状の間隙部には、例えばセラミック
ウールの外、多層金属薄膜性断熱材、耐火レンガ、耐火
モルタル等の断熱材から選択された断熱材５が充填され
ている。
【００１３】高温高圧用２重管の内管３、３ａ相互の接
続部は、図１および図２に示したように、継手としての
環状の内ねじ式内筒サポート金具１５により接続され、
さらに内管３、３ａと外管１との間の環状の間隙を封止
する滑り接触ガスケット１６が、内管３、３ａの外周面
および外管１の内周面のうち少なくとも一方の周面、例
えば図１および図３に示したように、内管３、３ａの外
周面に対して滑り接触をしている。
続部は、図１および図２に示したように、継手としての
環状の内ねじ式内筒サポート金具１５により接続され、
さらに内管３、３ａと外管１との間の環状の間隙を封止
する滑り接触ガスケット１６が、内管３、３ａの外周面
および外管１の内周面のうち少なくとも一方の周面、例
えば図１および図３に示したように、内管３、３ａの外
周面に対して滑り接触をしている。
【００１４】図１および図２において、内筒３に接続さ
れる内筒３ａの接続端部の外周面上に、継手としての内
ねじ式内筒サポート金具１５の基端側の内周面が嵌合さ
れた状態で、内ねじ式内筒サポート金具１５の基端側が
内筒３ａの接続端部の外周面上に溶接され、さらに、内
ねじ式内筒サポート金具１５の先端側の内周面には内ね
じが形成されているとともに、内筒３の接続端部の外周
面上には外ねじが形成されていて、内ねじ式内筒サポー
ト金具１５の先端側の内周面上の内ねじが、内筒３の接
続端部の外周面上の外ねじに螺合されていることによ
り、内筒３と内筒３ａとが相互に接続されている。
れる内筒３ａの接続端部の外周面上に、継手としての内
ねじ式内筒サポート金具１５の基端側の内周面が嵌合さ
れた状態で、内ねじ式内筒サポート金具１５の基端側が
内筒３ａの接続端部の外周面上に溶接され、さらに、内
ねじ式内筒サポート金具１５の先端側の内周面には内ね
じが形成されているとともに、内筒３の接続端部の外周
面上には外ねじが形成されていて、内ねじ式内筒サポー
ト金具１５の先端側の内周面上の内ねじが、内筒３の接
続端部の外周面上の外ねじに螺合されていることによ
り、内筒３と内筒３ａとが相互に接続されている。
【００１５】内筒３ａを組付ける際には、内筒３の接続
端部の外周面上にあらかじめ外ねじを形成しておき、接
続端部の外周面上に内ねじ式内筒サポート金具１５が溶
接された内筒３ａを外筒１内に挿入した後、内筒３ａを
中心軸線周りに回転させることにより、内ねじ式内筒サ
ポート金具１５を介して、内筒３ａを内筒３に接続す
る。その結果、局所過熱の最大原因である内筒３と内筒
３ａとの間の間隙を無くすることが可能となる。
端部の外周面上にあらかじめ外ねじを形成しておき、接
続端部の外周面上に内ねじ式内筒サポート金具１５が溶
接された内筒３ａを外筒１内に挿入した後、内筒３ａを
中心軸線周りに回転させることにより、内ねじ式内筒サ
ポート金具１５を介して、内筒３ａを内筒３に接続す
る。その結果、局所過熱の最大原因である内筒３と内筒
３ａとの間の間隙を無くすることが可能となる。
【００１６】図１および図３において、外筒１の端部に
形成された高圧フランジ２の内周側における環状の最内
肩部には、環状のガスケットホルダ１７の外周側フラン
ジ部がガスケットホルダ用ビス１８により固定されてい
る。ガスケットホルダ１７の内周側肩部には、例えばセ
ラミック製の環状の滑り接触ガスケット１６が内筒３あ
るいは内筒３ａの外周面に対して滑り接触をするように
して保持されている。滑り接触ガスケット１６は、ガス
ケットホルダ１７の外面との間に端部シール用ガスケッ
ト１１を介してガスケットホルダ１７側に圧接されるガ
スケット押さえ１９の内周縁部に形成された環状の突縁
部により、ガスケットホルダ１７の内周側肩部の壁面上
に押圧されている。ガスケット押さえ１９は、同ガスケ
ット押さえ１９の外周側において、環状の端部シール用
ガスケット１１を介して環状の端部当板９により外筒１
の中間肩部壁面側に押さえ付けられており、端部当板９
は、締付ビス１０により、外筒１の最外肩部の壁面上に
締付けられて、固定されている。
形成された高圧フランジ２の内周側における環状の最内
肩部には、環状のガスケットホルダ１７の外周側フラン
ジ部がガスケットホルダ用ビス１８により固定されてい
る。ガスケットホルダ１７の内周側肩部には、例えばセ
ラミック製の環状の滑り接触ガスケット１６が内筒３あ
るいは内筒３ａの外周面に対して滑り接触をするように
して保持されている。滑り接触ガスケット１６は、ガス
ケットホルダ１７の外面との間に端部シール用ガスケッ
ト１１を介してガスケットホルダ１７側に圧接されるガ
スケット押さえ１９の内周縁部に形成された環状の突縁
部により、ガスケットホルダ１７の内周側肩部の壁面上
に押圧されている。ガスケット押さえ１９は、同ガスケ
ット押さえ１９の外周側において、環状の端部シール用
ガスケット１１を介して環状の端部当板９により外筒１
の中間肩部壁面側に押さえ付けられており、端部当板９
は、締付ビス１０により、外筒１の最外肩部の壁面上に
締付けられて、固定されている。
【００１７】以上のように、高温高圧用２重管の内管
３、３ａ相互の接続部は、図１および図２に示したよう
に、継手としての環状の内ねじ式内筒サポート金具１５
により接続され、さらに内管３、３ａと外管１との間の
環状の間隙を封止するガスケット１６が、内管３、３ａ
の外周面および外管１の内周面のうち少なくとも一方の
周面、例えば図１および図３に示したように、内管３、
３ａの外周面に対して滑り接触をしているので、高温ガ
スが内筒３、３ａ側から外筒１側へと漏洩するのを極力
抑制することができ、また内筒３および３ａの伸びと、
外筒１の伸びとの間の伸び差は、例えばセラミック製の
滑り接触ガスケット１６と、内管３、３ａの外周面およ
び外管１の内周面のうち少なくとも一方の周面、例えば
内筒３、３ａの外表面との滑りによる、内筒３および内
筒３ａの外筒１の軸方向への自由伸びによって吸収され
る。
３、３ａ相互の接続部は、図１および図２に示したよう
に、継手としての環状の内ねじ式内筒サポート金具１５
により接続され、さらに内管３、３ａと外管１との間の
環状の間隙を封止するガスケット１６が、内管３、３ａ
の外周面および外管１の内周面のうち少なくとも一方の
周面、例えば図１および図３に示したように、内管３、
３ａの外周面に対して滑り接触をしているので、高温ガ
スが内筒３、３ａ側から外筒１側へと漏洩するのを極力
抑制することができ、また内筒３および３ａの伸びと、
外筒１の伸びとの間の伸び差は、例えばセラミック製の
滑り接触ガスケット１６と、内管３、３ａの外周面およ
び外管１の内周面のうち少なくとも一方の周面、例えば
内筒３、３ａの外表面との滑りによる、内筒３および内
筒３ａの外筒１の軸方向への自由伸びによって吸収され
る。
【００１８】図１ないし図３においては、本発明の高温
高圧用２重管としてＴ字形分岐管について説明したが、
本発明の高温高圧用２重管は、他の任意の形状の高温高
圧用２重管、例えば直管ダクトよりなる高温高圧用２重
管にも適用することができる。
高圧用２重管としてＴ字形分岐管について説明したが、
本発明の高温高圧用２重管は、他の任意の形状の高温高
圧用２重管、例えば直管ダクトよりなる高温高圧用２重
管にも適用することができる。
【００１９】
【発明の効果】以上のように、本発明の高温高圧用２重
管によれば、内管相互の接続部が継手により接続され、
同内管と外管との間の環状の間隙を封止するガスケット
が上記内管の外周面および上記外管の内周面のうち少な
くとも一方の周面に対して滑り接触をしているので、軸
方向に隣接する内管相互管に内管の熱伸びを吸収するた
めの間隙を形成する必要がなく、内管相互は継手により
接続され、高温ガスが内管側から内管と外管との間の間
隙部内へと漏出することがなく、そのため高温ガスによ
る外管側の局所的な高温加熱を防止することができ、ま
た内管の外周面および外管の内周面のうち少なくとも一
方の周面に対して滑り接触をするガスケットの作用によ
り、高温ガスが内管側から内管と外管との間の間隙部内
へと流入することがない状態で、内管と外管との間の熱
伸び差が無理なく吸収され、しかも、高温高圧用２重管
の構造が簡素な構造となり、製作や組立が容易となる
（請求項１）。
管によれば、内管相互の接続部が継手により接続され、
同内管と外管との間の環状の間隙を封止するガスケット
が上記内管の外周面および上記外管の内周面のうち少な
くとも一方の周面に対して滑り接触をしているので、軸
方向に隣接する内管相互管に内管の熱伸びを吸収するた
めの間隙を形成する必要がなく、内管相互は継手により
接続され、高温ガスが内管側から内管と外管との間の間
隙部内へと漏出することがなく、そのため高温ガスによ
る外管側の局所的な高温加熱を防止することができ、ま
た内管の外周面および外管の内周面のうち少なくとも一
方の周面に対して滑り接触をするガスケットの作用によ
り、高温ガスが内管側から内管と外管との間の間隙部内
へと流入することがない状態で、内管と外管との間の熱
伸び差が無理なく吸収され、しかも、高温高圧用２重管
の構造が簡素な構造となり、製作や組立が容易となる
（請求項１）。
【図１】本発明の１実施の形態に係る高温高圧用２重管
の要部縦断面図である。
の要部縦断面図である。
【図２】図１のＡ部拡大断面図である。
【図３】図１のＢ部拡大断面図である。
【図４】高温高圧用２重管の適用例を説明するための極
超音速風胴装置の概略平面図である。
超音速風胴装置の概略平面図である。
【図５】従来の高温高圧用２重管の要部縦断面図であ
る。
る。
【図６】図５のＡ部拡大断面図である。
【図７】図７は、図５のＢ部拡大断面図である。
１ 外筒 ２ 高圧フランジ ３，３ａ 内筒 ５ セラミックウール等の断熱材 ６ 内筒サポート金具 ７ 端部サポート金具 ８ 端部シール金具 ９ 端部当板 １０ 締付ビス １１，１１ａ 端部シール用ガスケット １２，１３、１４ 間隙 １５ 継手としての内ネジ式内筒サポート金具 １６ 滑り接触ガスケット １７ ガスケットホルダ １８ ガスケットホルダ用ビス １９ ガスケット押さえ ２０，２０ａ，２０ｂ 高温高圧ダクト ２１ 高温高圧空気源 ２１ａ 開閉弁 ２２ａ，２２ｂ 風洞 ２３ａ，２３ｂ 仕切弁 ２４ 排気筒
Claims (1)
- 【請求項１】 内管相互の接続部が継手により接続さ
れ、同内管と外管との間の環状の間隙を封止するガスケ
ットが上記内管の外周面および上記外管の内周面のうち
少なくとも一方の周面に対して滑り接触をしていること
を特徴とする、高温高圧用２重管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13286597A JP3534571B2 (ja) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | 高温高圧用２重管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13286597A JP3534571B2 (ja) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | 高温高圧用２重管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10311496A true JPH10311496A (ja) | 1998-11-24 |
| JP3534571B2 JP3534571B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=15091360
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13286597A Expired - Lifetime JP3534571B2 (ja) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | 高温高圧用２重管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3534571B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112595483A (zh) * | 2020-12-08 | 2021-04-02 | 中国空气动力研究与发展中心设备设计及测试技术研究所 | 一种热结构风洞速度型流场调节装置 |
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1997
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