JPH10309288A - 義歯消臭装置および義歯消臭方法 - Google Patents

義歯消臭装置および義歯消臭方法

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JPH10309288A
JPH10309288A JP12211997A JP12211997A JPH10309288A JP H10309288 A JPH10309288 A JP H10309288A JP 12211997 A JP12211997 A JP 12211997A JP 12211997 A JP12211997 A JP 12211997A JP H10309288 A JPH10309288 A JP H10309288A
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denture
ultraviolet lamp
water
deodorizing
false tooth
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JP12211997A
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Seiichi Uenari
清一 上成
Toru Odagaki
徹 小田垣
Satoshi Sakamoto
聡 坂本
Yoshiaki Sakuta
圭亮 作田
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OGAWA KORYO KK
Ushio Denki KK
Ushio Inc
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OGAWA KORYO KK
Ushio Denki KK
Ushio Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 義歯の消臭を有効に達成することができる義
歯消臭装置およびこの義歯消臭装置を用いた義歯消臭方
法を提供すること。 【解決手段】 本発明の義歯消臭装置は、処理すべき義
歯1を水2に浸した状態で配置するための処理容器10
と、この処理容器10内に配置された義歯1に紫外線を照
射する紫外線ランプ20とを備えてなる。紫外線ランプ20
は、冷陰極型低圧水銀ランプであることが好ましい。本
発明の義歯消臭方法は、上記の義歯消臭装置を用い、処
理容器10内に処理すべき義歯1を水2に浸した状態で配
置し、紫外線ランプ20によって義歯1に紫外線を照射す
ると共に、発泡性洗浄剤を処理容器10内の水2中に添加
して発泡させ、少なくとも発泡性洗浄剤の発泡期間中
に、義歯1に紫外線が照射される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線を利用して
義歯を消臭する義歯消臭装置および義歯消臭方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、医学等の進歩により、人間の平均
寿命が伸びており、これに伴い、義歯を使用する者が年
々増加する傾向にある。このような義歯においては、そ
の使用に連れて、飲食物の食べカス、煙草のヤニ等の有
機物、その他の歯垢、歯石などの異物が付着して汚染さ
れるため、通常、1日に数回程度洗浄することが必要で
ある。
【0003】義歯を洗浄する手段としては、一般的に、
ブラッシングによる手段や義歯洗浄剤による手段が用い
られている。義歯洗浄剤による手段においては、処理す
べき義歯を粉状、粒状または錠状の義歯洗浄剤と共に水
中に入れ、当該義歯洗浄剤による化学的作用または物理
的作用によって義歯の洗浄が行われる。従来使用されて
いる義歯洗浄剤は、一般に、水に添加した際に発泡する
発泡剤、過酸化化合物、蛋白質分解酵素、キレート剤、
香料などからなり、このような義歯洗浄剤は、例えば特
開平5−97640号公報等に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしなから、義歯洗
浄剤により義歯を洗浄する手段においては、以下の理由
により、義歯の消臭を十分に行うことができない、とい
う問題がある。義歯の臭気は、当該義歯に付着した有機
物や、カンジタ菌等の口腔常在菌が原因となって発生す
る。然るに、義歯洗浄剤による化学的作用または物理的
作用のみでは、義歯の汚れをある程度除去することは可
能であっても、臭気の原因となる有機物を十分に除去す
ることは困難である。また、義歯洗浄剤には、強力な殺
菌作用を有する殺菌用物質を含有させることが好ましく
ない。これは、義歯洗浄剤により洗浄された義歯に殺菌
用物質が残留することがあり、このような義歯を使用す
ると、人体に悪影響を及ぼすからである。従って、義歯
洗浄剤により義歯を洗浄する手段では、十分な殺菌処理
を行うことは困難である。
【0005】義歯を殺菌処理する手段としては、例えば
煮沸消毒等の加熱による手段が考えられるが、このよう
な手段においては、義歯を構成する部品、例えば金属材
料や樹脂材料よりなる部品が変形するおそれがあり、そ
の後の使用が困難となることがあるため、好ましくな
い。
【0006】また、最近においては、ペパーミント等の
香料が含有されてなる義歯洗浄剤が提案されているが、
これは、義歯の臭気を除去するものではなく、香料によ
って、義歯の装着時に爽快感を与えると共に当該義歯の
臭気を隠蔽するものであるため、義歯の消臭を達成する
ための根本的な解決手段ではない。
【0007】本発明は、以上のような事情に基づいてな
されたものであって、その目的は、義歯の消臭を有効に
達成することができる義歯消臭装置および義歯消臭方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の義歯消臭装置
は、処理すべき義歯を水に浸した状態で配置するための
処理容器と、この処理容器内に配置された義歯に紫外線
を照射する紫外線ランプとを備えてなることを特徴とす
る。
【0009】本発明の義歯消臭装置においては、前記紫
外線ランプは、冷陰極型低圧水銀ランプであることが好
ましい。また、前記紫外線ランプは、処理容器の上方
に、または、処理容器内に設けられた紫外線透過性の保
護管内に配置されていることが好ましい。
【0010】本発明の義歯消臭方法は、処理容器内に処
理すべき義歯を水に浸した状態で配置し、この義歯に紫
外線ランプによって紫外線を照射することを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。図1は、本発明の義歯消臭装置の一例における構
成の概略を示す説明図である。この義歯消臭装置におい
ては、上部に開口11を有する処理容器10が設けられ
ており、この処理容器10内に、処理すべき義歯1が水
2に浸された状態で配置される。そして、処理容器10
の上方には、処理容器10内に配置された義歯1に紫外
線を含む光を照射する紫外線ランプ20が配置されてい
る。
【0012】紫外線ランプ20としては、種々のものを
用いることができるが、特に、波長253.7nmおよ
び波長184.9nmにピークを有する紫外線を放射す
るもの、例えば冷陰極型低圧水銀ランプを用いることが
好ましい。図2は、紫外線ランプ20として用いられる
冷陰極型低圧水銀ランプの一例における構成を示す説明
用断面図である。この紫外線ランプ20においては、両
端にピンチシールにより形成された封止部22を有する
石英ガラスよりなる直管型のバルブ21が設けられ、こ
のバルブ21内には、一対の電極23が当該バルブ21
の管軸に沿って互いに対向するよう配置されている。電
極23の各々には、バルブ21の管軸に沿って配置され
た内部リード棒24が接続され、内部リード棒24の基
端部は、バルブ21の封止部22によって支持されると
共に、当該封止部22内に気密に埋設されたモリブデン
よりなる金属箔25に接続されており、この金属箔25
は、封止部22から外方に伸びる外部リード棒26に接
続されている。そして、バルブ21内には、水銀および
希ガスが封入されている。
【0013】この例における電極23の各々は、ニッケ
ル、Fe−Ni−Mn合金、Fe−Mn合金などよりな
る金属スリーブにより構成されている。具体的には、電
極23の各々は、扁平に圧潰された基端部によって内部
リード棒24の先端部が挟持されることにより、先端部
の開口が互いに対向する状態で内部リード棒24に保持
されている。
【0014】上記の義歯消臭装置においては、以下のよ
うにして義歯1の消臭が行われる。処理容器10内に処
理すべき義歯1が水2に浸された状態で配置され、義歯
1に紫外線ランプ20によって紫外線が例えば1〜20
分間照射される。そして、紫外線ランプ20から放射さ
れる主として波長184.9nmの紫外線が義歯1に照
射されることにより、当該義歯1に付着した臭気の原因
となる有機物が分解または変質されると共に、紫外線ラ
ンプ20から放射される主として波長253.7nmの
紫外線が義歯1に照射されることにより、或いは水2中
に存在する酸素が紫外線を受けることによって発生する
オゾンの作用により、義歯1の殺菌処理が行われ、これ
により、義歯1の消臭が達成される。
【0015】以上において、処理容器10内の水2は常
温でもよいが、義歯1に影響を与えない範囲の温度、例
えば30〜50℃の範囲に保つことが好ましく、これに
より、義歯1に付着した有機物等が水2中に溶出されや
すくなるため、より高い消臭効果が得られる。なお、処
理容器10内の水2の温度を30〜50℃の範囲に保つ
と共に、処理容器10内の水2を回転羽等の水循環手段
等により循環させることが好ましい。このような方法に
よれば、処理容器10内の水2の加温による上記の作用
に加え、水2中に存在する酸素が紫外線を受けることに
より発生するオゾンが、当該水2中を循環するため、更
に高い消臭効果が得られる。
【0016】上記の義歯消臭装置によれば、義歯1に紫
外線が照射されるため、義歯1に付着した有機物が分解
または変質されると共に、義歯1の殺菌処理が行われる
ので、臭気の原因となる有機物および細菌が義歯1に残
留することがなく、その結果、義歯1の消臭を確実に達
成することができる。
【0017】また、紫外線ランプ20として、フィラメ
ントがない電極を有する冷陰極型低圧水銀ランプが用い
られているため、当該装置の運搬等によって紫外線ラン
プ20が振動しても、フィラメントの断線による紫外線
ランプ20の故障が生ずることがなく、当該紫外線ラン
プ20本来の使用寿命を得ることができる。また、冷陰
極型低圧水銀ランプのバルブ21の封止部22は、ピン
チシールにより形成されているため、小型の紫外線ラン
プ20を構成することができるため、装置全体の小型化
を図ることができる。
【0018】また、紫外線ランプ20が、処理容器10
の上方に配置されているため、処理容器10内から水が
流出したときにも、当該水が紫外線ランプ20に接触す
ることがなく、これにより、紫外線ランプ20に故障が
生じることが回避される。
【0019】上記の義歯消臭装置により、義歯1の消臭
を行う場合においては、処理容器10内の水2中に発泡
性洗浄剤を添加して発泡させ、少なくとも発泡性洗浄剤
の発泡期間中に、義歯1に紫外線ランプ20によって紫
外線を照射してもよい。発泡性洗浄剤としては、炭酸ア
ルカリ金属塩、クエン酸等の有機酸、クエン酸アルカリ
金属塩等の発泡性物質を含有するものであれば、特に限
定されるものではなく、種々のものを用いることがで
き、例えば、発泡性物質以外の成分として、エチレンジ
アミン四酢酸またはその塩、ニトロトリ酢酸またはその
塩等の歯石除去剤、アルカラーゼ、グルカナーゼ等の蛋
白質分解酵素、ペパーミント等の香料、界面活性剤、滑
沢剤、崩壊剤、賦形剤などが含有されていてもよい。
【0020】このような方法によれば、義歯1に紫外線
を照射することによる上記の効果に加え、発泡性洗浄剤
の化学的作用および物理的作用により、義歯1に付着し
た有機物などの異物の大部分が除去されると共に、発泡
性洗浄剤から発生する酸素が紫外線を受けることによっ
て発生するオゾンの量が増加し、更に、このオゾンが発
泡性洗浄剤から生ずる泡によって水2中を循環するた
め、義歯1における紫外線が直接照射されない個所にお
いても確実に殺菌処理を行うことができる。
【0021】図3は、本発明の義歯消臭装置の他の例に
おける構成の概略を示す説明図である。この義歯消臭装
置においては、処理容器10内に水2に浸された状態で
配置された義歯1に紫外線を含む光を照射する紫外線ラ
ンプ30が、処理容器10内に設けられた石英ガラスよ
りなる保護管15内に配置されている。
【0022】この例においては、紫外線ランプ30とし
て、図4に示す構成の冷陰極型低圧水銀ランプが用いら
れている。この紫外線ランプ30においては、両端にピ
ンチシールにより形成された封止部32を有する石英ガ
ラスよりなる直管型のバルブ31が設けられ、このバル
ブ31内には、一対の電極33が当該バルブ31の管軸
に沿って互いに対向するよう配置されている。電極33
の各々の基端部は、バルブ31の封止部32によって支
持されると共に、当該封止部32内に気密に埋設された
モリブデンよりなる金属箔38に接続されており、この
金属箔38は、封止部32から外方に伸びる外部リード
棒39に接続されている。そして、バルブ31内には、
水銀および希ガスが封入されている。
【0023】電極33の各々は、図5にも拡大して示す
ように、バルブ31の管軸方向に沿って伸びる、タング
ステンよりなる円柱状の直線部34と、この直線部34
の先端部分34aに、タングステンよりなる素線がバル
ブ31の管軸方向に沿って5ターン巻き回されて固定さ
れた第1コイル部35と、直線部34の先端部分34a
より封止部32側の位置において、当該直線部34を中
心軸としてタングステンよりなる素線がバルブ31の管
軸方向に沿って円筒状に20ターン巻き回された第2コ
イル部36と、第1コイル部35の基端と第2コイル部
36の先端とを連結するタングステンよりなる連結部3
7とにより構成されている。
【0024】このような義歯消臭装置によれば、図1に
示す義歯消臭装置と同様の効果が得られると共に、紫外
線ランプ30が処理容器10内に設けられた保護管15
内に配置されているため、当該紫外線ランプ30と処理
すべき義歯1との間の距離を短くすることができ、しか
も、紫外線ランプ30から放射される波長184.9n
mの紫外線が空気により吸収されることが抑制されるの
で、義歯1に紫外線を高い効率で照射することができ
る。
【0025】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれらに限定されず種々の変更を加える
ことが可能である。例えば、図1に示す義歯消臭装置に
おいて、紫外線ランプ20は、処理容器の下方または側
方に配置されていてもよい。この場合には、処理容器1
0を石英ガラス等の紫外線透過性の材料により構成すれ
ばよい。また、紫外線ランプ20を取り囲むよう光反射
板を設けることができ、これにより、高い効率で紫外線
を義歯1に照射することができる。また、図1に示す義
歯消臭装置においては、図2に示す紫外線ランプ20の
代わりに図4に示す紫外線ランプ30を用いてもよく、
図3に示す義歯消臭装置においては、図4に示す紫外線
ランプ30の代わりに図2に示す紫外線ランプ20を用
いてもよい。
【0026】
〔処理容器〕
材質:石英ガラス,肉厚:2mm,内容積:600cm
3 , 〔紫外線ランプ〕図2に示す構成の冷陰極型低圧水銀ラ
ンプ, 寸法:全長;106mm,外径;10mm, 封入物:Arガス(封入圧5.3kPa),水銀10m
g, 消費電力:4.5W, 紫外線照度(照射距離50mm):0.9mW/c
2 , ピーク波長:184.9nm,253.7nm
【0027】〈実験例〉 (1)義歯の模擬臭付加処理:300ミリリットルのビ
ーカーに、水200ミリリットルを入れ、これに下記の
組成の模擬臭付加用原液10ミリリットルを添加して模
擬臭付加用溶液を調製した。この模擬臭付加用溶液中に
義歯を浸漬した後、ビーカーを密閉し、この状態で1週
間放置することにより、義歯に模擬臭の付加処理を行っ
た。その後、この義歯を軽く水洗いし、これを消臭試験
用義歯とした。
【0028】模擬臭付加用原液の組成: 10%トリメチルアミン溶液 30重量%, 10%アンモニア溶液 32重量%, 10%エチルメルカプタン溶液 18重量%, 10%ジメチルスルフィド溶液 20重量%
【0029】(2)義歯の消臭試験:上記の義歯消臭装
置を用い、処理容器内に500cm3 の水道水を入れ、
水温を20℃および45℃に保ち、下記の条件A〜条件
Dに従って、模擬臭が付加された義歯に対して消臭試験
を行った。 条件A:処理容器内の水中に義歯を10分間浸漬する。 条件B:処理容器内の水中に下記の組成の発泡性洗浄剤
の存在下で義歯を10分間浸漬する。 条件C:処理容器内の水中に義歯を浸漬し、当該義歯に
紫外線ランプにより10分間紫外線を照射する。 条件D:処理容器内の水中に下記の組成の発泡性洗浄剤
の存在下で義歯を浸漬し、当該義歯に紫外線ランプによ
り10分間紫外線を照射する。
【0030】発泡性洗浄剤の組成: 炭酸水素ナトリウム 34重量%, モノ硫酸カリウム 10重量%, 過炭酸ナトリウム 30重量%, クエン酸 10重量%, コハク酸 10重量%, ポリエチレングリコール 2重量%, 乳糖 4重量%
【0031】上記条件A〜条件Dにより消臭試験が行わ
れた義歯における模擬臭の消臭効果について、調香師5
人によって臭気の官能試験を行うことにより、次の基準
に従って評価を行った。 ◎:臭気を全く感じない。 ○:臭気をほとんど感じない。 △:臭気を感じる。 ×:強い臭気を感じる。 以上、結果を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】表1の結果から明らかなように、義歯に紫
外線を照射する条件Cおよび条件Dによれば、義歯の臭
気が除去されて義歯の消臭が達成されることが確認され
た。一方、紫外線を照射しない条件Aおよび条件Bにお
いては、義歯の臭気が除去されず、義歯の消臭を達成す
ることができなかった。また、処理水の温度を20℃か
ら45℃に上昇させることにより、高い消臭効果が得ら
れることが確認された。
【0034】
【発明の効果】本発明の義歯消臭装置によれば、処理す
べき義歯に紫外線が照射されることにより、当該義歯に
付着した有機物が分解または変質されると共に、義歯の
殺菌処理が行われるので、臭気の原因となる有機物およ
び細菌が義歯に残留することがなく、その結果、義歯の
消臭を確実に達成することができる。
【0035】本発明の義歯消臭方法によれば、義歯に紫
外線を照射することによる上記の効果に加え、水中に存
在する酸素が紫外線を受けることによってオゾンが発生
し、このオゾンよって確実に義歯の殺菌処理を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の義歯消臭装置の一例における構成の概
略を示す説明図である。
【図2】本発明の義歯消臭装置に用いられる紫外線ラン
プの一例における構成を示す説明用断面図である。
【図3】本発明の義歯消臭装置の他の例における構成の
概略を示す説明図である。
【図4】本発明の義歯消臭装置に用いられる紫外線ラン
プの他の例における構成を示す説明用断面図である。
【図5】図4に示す紫外線ランプの電極を拡大して示す
説明図である。
【符号の説明】
1 義歯 2 水 10 処理容器 15 保護管 20 紫外線ランプ 21 バルブ 22 封止部 23 電極 24 内部リード棒 25 金属箔 26 外部リード棒 30 紫外線ランプ 31 バルブ 32 封止部 33 電極 34 直線部 35 第1コイル部 36 第2コイル部 37 連結部 38 金属箔 39 外部リード棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田垣 徹 兵庫県姫路市別所町佐土1194番地 ウシオ 電機株式会社内 (72)発明者 坂本 聡 埼玉県浦和市本太5−34−16−202 (72)発明者 作田 圭亮 埼玉県幸手市中3丁目14−6

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理すべき義歯を水に浸した状態で配置
    するための処理容器と、 この処理容器内に配置された義歯に紫外線を照射する紫
    外線ランプとを備えてなることを特徴とする義歯消臭装
    置。
  2. 【請求項2】 紫外線ランプは、冷陰極型低圧水銀ラン
    プであることを特徴とする請求項1に記載の義歯消臭装
    置。
  3. 【請求項3】 紫外線ランプは、処理容器の上方に配置
    されていることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の義歯消臭装置。
  4. 【請求項4】 紫外線ランプは、処理容器内に設けられ
    た紫外線透過性の保護管内に配置されていることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の義歯消臭装置。
  5. 【請求項5】 処理容器内に処理すべき義歯を水に浸し
    た状態で配置し、この義歯に紫外線ランプによって紫外
    線を照射することを特徴とする義歯消臭方法。
JP12211997A 1997-05-13 1997-05-13 義歯消臭装置および義歯消臭方法 Pending JPH10309288A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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