JPH10308941A - 衛星放送システムと衛星放送受信装置 - Google Patents

衛星放送システムと衛星放送受信装置

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JPH10308941A
JPH10308941A JP17867897A JP17867897A JPH10308941A JP H10308941 A JPH10308941 A JP H10308941A JP 17867897 A JP17867897 A JP 17867897A JP 17867897 A JP17867897 A JP 17867897A JP H10308941 A JPH10308941 A JP H10308941A
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satellite
broadcast
antenna
signal
geostationary
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JP17867897A
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Masashi Suenaga
雅士 末永
Yukiyoshi Fujimori
之美 藤森
Hideo Kikuchi
英男 菊池
Yoichi Koishi
洋一 小石
Masaru Oka
優 岡
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Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋内のみならず、移動体搭載用、携帯用とし
てのニーズに対応した簡易受信装置で受信可能な衛星放
送システムを提供する。 【解決手段】 複数の放送局BC1,BC2から送信さ
れた放送信号は、Kaバンドの上り伝送路を介して静止
衛星SATに送られた後、この静止衛星SATからSバ
ンドの下り伝送路を介してサービスエリアに向けて送信
され、サービスエリア内に存在する各固定局及び移動局
MSで受信される。このとき、静止衛星SATには15
m級の大口径のSバンド用アンテナ14が搭載されてい
るので、各固定局及び移動局MSでは放送信号が十分に
大きな電界強度で受信可能となる。このため、固定局及
び移動局MSでは小型のロッドアンテナや平面アンテナ
を使用することにより、簡単に放送信号を受信すること
ができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤道上空の静止軌
道に配置される静止衛星を利用して、映像、音声、デー
タ等のデジタル放送を提供する衛星放送システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近時、放送サービスの多様化への要求と
通信技術の発展に伴い、地上放送に加えて衛星放送が開
始され、さらに伝送方式のデジタル化も実現されるに至
っている。この衛星放送は、地上におおがかりなインフ
ラを整備しなくても広範囲な地域にサービスを提供でき
るため、よりいっそうニーズに対応可能なメディアとし
て注目されている。
【0003】ところで、我が国における従来の衛星放送
システムには、BS(BroadcastingSatellite)放送、
CS(Communication Satellite )放送が既に実用化さ
れており、デジタル放送も開始されている。他の諸外国
にあってもほぼ同様の規模の衛星放送システムが開発、
実用化されている。
【0004】しかしながら、いずれの衛星放送システム
にあっても、受信アンテナとして径40〜50cm程度
のパラボラアンテナまたはそれに相当する大きさの平面
アレイアンテナを使用する必要がある。また、アンテナ
の指向方向を極めて精度よく衛星に向けなければ十分な
利得が得られず、受信不能となる。
【0005】このため、屋内での受信視聴が前提とな
り、移動体搭載用あるいは携帯用としてのニーズに対応
した簡易型のアンテナ設備による衛星放送受信装置を提
供することは極めて困難である。これらのニーズに対応
させることは、特に災害発生時等の緊急性を要する情報
提供の一手段として有効に機能させることができるの
で、早急な実現が期待されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように従来
の衛星放送システムでは、屋内での受信視聴が前提とな
っており、移動体搭載用あるいは携帯用としてのニーズ
に対応した簡易型のアンテナ設備による衛星放送受信装
置を提供することは極めて困難であった。
【0007】本発明は、上記の問題を解決し、屋内のみ
ならず、移動体搭載用、携帯用としてのニーズに対応し
た簡易型のアンテナ設備による受信装置で受信可能な衛
星放送システムと衛星放送受信装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、赤道上空の静止軌道に配置される静止衛
星を利用してデジタル放送を提供する衛星放送システム
であって、前記静止衛星に搭載され、当該静止衛星に向
けて送出される複数チャンネルのデジタル信号を受信す
る受信アンテナと、前記静止衛星に搭載され、前記受信
アンテナで受信された複数チャンネルのデジタル信号を
それぞれ信号変換し、電力増幅して出力する信号処理装
置と、前記静止衛星に搭載され、前記信号処理装置から
出力される複数チャンネルのデジタル信号を放射する一
次放射器及びこの一次放射器の放射電波を特定地域に向
けて反射させることで送信ビームを形成する反射鏡から
なり、その反射鏡が前記特定地域上にてロッドアンテナ
程度の空中線で受信可能な電力強度が得られるような径
を有する送信アンテナとを具備して構成される。
【0009】上記構成による衛星放送システムでは、複
数の放送局から送信された放送信号を上り伝送路を介し
て静止衛星に送り、この静止衛星から下り伝送路を介し
てサービスエリアとする特定地域に向けて送信する。こ
のとき、静止衛星に大口径の送信アンテナを搭載してい
るので、サービスエリア内の各受信装置では放送信号が
十分に大きな電界強度で受信可能となる。このため、受
信装置では小型アンテナで簡単に放送信号を受信するこ
とができるようになる。
【0010】上記構成において、前記送信アンテナは、
前記特定地域を複数分割した各領域に向けてそれぞれ独
立に送信ビームを形成するマルチビーム形成手段を備
え、前記信号処理装置は、前記複数チャンネルのデジタ
ル信号をそれぞれ前記反射型送信アンテナの任意の送信
ビームに割り当てるようにする。これにより、放送する
サービスエリア内を複数分割して個別に送信ビームを形
成することが可能となる。
【0011】上記構成において、前記静止衛星へのデジ
タル信号と前記静止衛星から特定地域に向けて送出され
るデジタル信号とで周波数帯域が異なるようにする。こ
れにより、上り伝送路と下り伝送路とのフェージングの
問題を解消できる。
【0012】上記構成において、前記複数チャンネルの
中に通信用のチャンネルを含めるようにする。これによ
り、衛星内の信号処理内容の制御、各受信装置の個別制
御等が可能となる。
【0013】上記構成において、前記デジタル信号が映
像信号であるとき、映像符号化方式としてMPEG4
(moving picture expert group 4 )を用いるようにす
る。これにより、映像信号の階層符号化が可能となり、
受信地点における電波受信状況、受信者の有料放送加入
状況、搭載される映像デコーダの機能等に合わせて映像
信号を再生することができるようになる。
【0014】上記構成において、前記MPEG4映像信
号の水平画素数、垂直ライン数、単位時間当たりのフレ
ーム数をそれぞれ標準テレビジョン放送の映像信号より
小さくする。このようにMPEG4方式を低レート伝送
で使用することで、移動体搭載の小型テレビ受信機でも
十分な画質が得られ、しかも送信電力の低減が可能で、
さらにチャンネル数の増大が可能となる。
【0015】上記構成の衛星放送システムによる衛星放
送を受信する受信装置であっては、前記衛星放送の受信
アンテナに少なくとも全周方向で無指向性のものを使用
する。この場合、受信装置そのものを衛星放送波の到来
方向に向ける必要がないため、その取り扱いが極めて容
易となる。
【0016】上記衛星放送システムによる衛星放送が映
像信号をMPEG4により圧縮符号化して伝送する場合
には、受信装置側にMPEG4デコーダを搭載する。こ
れにより、受信したデジタル信号からMPEG4方式で
圧縮符号化された映像信号を抽出し復号処理することが
できるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は本発明に係る衛星放
送システムの一実施形態の概略構成を示すものである。
この衛星放送システムは、複数の放送局(フィーダリン
グ局を含む)BC1,BC2と、静止衛星SATと、衛
星追跡管制局STCCとを備えている。放送局BC1,
BC2は、各放送事業者等により作成・編集された番組
情報を、Kaバンド(26.5〜40GHz)またはK
uバンド(12.5〜18GHz)の上り伝送路を介し
て静止衛星SATへ送信する。静止衛星SATは衛星追
跡管制局STCCによって赤道上空の静止軌道の所定位
置で静止するように管理される。
【0018】ここで、上記静止衛星SATは、例えば図
2に示すように構成される。図2において、11は衛星
本体11であり、この衛星本体11には電力源とする太
陽電池パネル121,122と、2.5m級(これより
小さくてもよい)の口径を有する反射鏡131及び一次
放射器132からなるKaまたはKuバンド用アンテナ
13と、8〜15m級の口径を有する反射鏡141及び
一次放射器142からなるSバンド(例えば2.6GH
z)用アンテナ14とが取りつけられている。
【0019】そして、上記各放送局BC1,BC2から
多重送信された放送信号を、上記KaまたはKuバンド
用アンテナ13で受信し、衛星本体11の内部に設けら
れた信号処理装置(図示せず)によって復調・増幅した
後、Sバンドの信号に変換する。そして、この変換され
た放送信号を上記Sバンド用アンテナ14からSバンド
の下り伝送路を介してサービスエリアに向けて送信す
る。
【0020】サービスエリアでは、例えばオフィスや家
庭に設置された固定局及び車載受信装置や携帯端末装置
などの移動局MSが、上記静止衛星SATからの放送信
号を受信する。
【0021】尚、上記Sバンドの下り伝送路では、64
〜256kbps/チャンネルの伝送速度を有する複数
のチャンネルが最大900チャンネル多重化される。ま
た、各チャンネルにより映像信号を伝送する場合には映
像符号化方式としてMPEG4(moving picture exper
t group 4 )が用いられる。
【0022】ここで、上記のような8〜15m級の大型
アンテナ14を衛星本体11に取り付け、宇宙空間に配
置するための技術としては、例えば特願平1−2457
07号公報「展開アンテナ構造体」、特願平1−195
704号公報「展開型アンテナ」、特願昭63−242
004号公報「アンテナ反射鏡」、特願平2−2612
04号公報「展開型環状体」等が利用できる。
【0023】ところで、上記Sバンド用アンテナ14の
一次放射器142にマルチビーム形成用のものを使用す
れば、サービスエリア内を複数分割して個別に送信ビー
ムを形成することが可能となる。サービスエリアを4分
割した場合のビーム配置の一例を図3に示す。図3にお
いて、#1〜#4は互いに異なる送信ビームで形成され
る受信地域を示している。
【0024】このように送信用のアンテナ14にマルチ
ビーム機能を設けることで、衛星放送の全チャンネルを
サービスエリア全域に提供するだけでなく、衛星内部の
信号処理装置で任意のチャンネルを任意の送信ビームに
割り当てることにより、必要な地域のみを選択して放送
することができるようになり、より木目の細かいサービ
スが可能となる。
【0025】図4及び図5は上記構成による衛星放送シ
ステムに利用可能な携帯用受信装置の構成を示すもの
で、図4は外観を、図5は内部の回路構成を示してい
る。図4において、21は筐体であり、この筐体21に
はSバンドの衛星放送波を受信するロッドアンテナ22
と、受信操作、選局等を行う操作ボタン23と、受信し
た映像を表示する液晶ディスプレイ24と、受信した音
声を拡声する一対のスピーカ(L,R)25が搭載され
る。
【0026】図5において、ロッドアンテナ22で捕捉
された静止衛星SATからの衛星放送信号は受信機26
で選局検波された後、音声/映像分離回路部27に供給
される。この音声/映像分離回路部27は、上記受信信
号を音声データと映像データとに分離するもので、音声
データは音声デコーダ28に、映像データは映像デコー
ダ29に供給される。
【0027】上記ロッドアンテナ22は、一般に図6
(a)に示すように全周方向に広がった指向性を有する
ので、日本国内にあっては約45°方向からの衛星放送
波も十分な利得で受信することができる。また、受信ビ
ームパターンが図6(b)に示すように約30°〜60
°の傾きを持つようなアンテナATを用いれば、衛星S
ATからの放送波を略最大利得で受信可能となる。
【0028】さらに、アンテナATの受信ビームパター
ンを任意の方向に指向できるようにし、最大受信レベル
が得られるようにアンテナ指向方向を制御するようにす
れば、例えば車載用の場合に山、坂等によって搭載車が
傾いたとしても常に衛星SATからの放送波を最大利得
で受信することができるようになる。
【0029】音声デコーダ28は受信選局された音声デ
ータを復号して音声信号を再生するもので、再生された
音声信号はスピーカ25によって拡声出力される。映像
デコーダ29は受信選局された映像データを例えばMP
EG4方式により復号して映像信号を再生するもので、
この映像信号は液晶ディスプレイ24に画面表示され
る。
【0030】尚、上記受信機26の選局制御、音声/映
像分離回路部27の分離制御は、制御CPU回路部30
により、予め設定された制御プログラムに基づいて行わ
れる。
【0031】上記構成によれば、複数の放送局BC1,
BC2から送信された放送信号は、KaまたはKuバン
ドの上り伝送路を介して静止衛星SATに送られた後、
この静止衛星SATからSバンドの下り伝送路を介して
サービスエリアに向けて送信され、サービスエリア内に
存在する各固定局及び移動局MSで受信される。
【0032】このとき、上り伝送路と下り伝送路とで周
波数帯域が異なるため、フェージングの問題は生じな
い。また、静止衛星SATには8〜15m級の大口径の
Sバンド用アンテナ14が搭載されているので、各固定
局及び移動局MSでは放送信号が十分に大きな電界強度
で受信可能となる。このため、固定局及び移動局MSで
は小型のロッドアンテナや平面アンテナを使用すること
により、簡単に放送信号を受信することができるように
なる。
【0033】ここで、放送局BC1,BC2から送信さ
れる放送信号のいずれかのチャンネルの中に通信用のチ
ャンネルを含めるようにすれば、衛星内の信号処理内容
の制御、各受信装置の個別制御等が可能となる。
【0034】尚、上記実施形態では、携帯用の受信装置
を例にあげて説明したが、屋内用、車載用の受信装置で
も同様な回路構成で実現可能である。特に携帯用、車載
用のアンテナについては、少なくとも全周方向に無指向
性の特性を有するロッドアンテナあるいは平面アンテナ
を用いられば、受信装置そのものを衛星放送波の到来方
向に向ける必要がないため、その取り扱いが極めて容易
となる。
【0035】ところで、従来のデジタル放送画像は、現
行テレビ用の地上アナログ画像方式であるNTSCシス
テムと同等か、さらに高品位のHDTVシステムに対応
しており、非常に大きな伝送速度すなわち広い帯域が必
要となる。例えば、対象となる画像の水平画素数×垂直
ライン数×フレーム周波数は720×576×30〜1
920×1152×60の範囲にあり、これらに対応す
る良好な伝送環境用のMPEG2ビデオ圧縮規格でも1
5〜100Mbpsものレートが必要となる。
【0036】情報速度が高ければそれだけ放送電力が必
要となり、またチャンネル当たりに必要な伝送帯域も広
くなり、与えられた帯域内で確保できる放送チャンネル
数は少なくなる。一方、伝送環境の劣悪な移動体放送で
はさらに放送電力を上げることが必要となる。
【0037】そこで、本システムでは、画像放送を自動
車塔の移動体へ放送する場合に必要となる放送電力を低
減し、放送チャンネル数を増大させるため、高圧縮方式
MPEG4を用いる。このMPEG4は、符号化方式自
体が伝送誤りに対して強い耐性を持ち、移動体通信(無
線通信)用として注目されている。
【0038】図7は、上記実施形態に適用可能なMPE
G4画像送信装置の構成を示すもので、ビデオカメラ3
1で撮影された自然画像信号あるいはコンピュータグラ
フィックなどの人工画像信号をMPEG4符号化装置3
2で符号化圧縮し、送信機33で静止衛星SATに向け
て送信する。この送信出力は静止衛星SATを中継して
所定の地域に向けて放送され、図5に示した構成の受信
装置で受信される。
【0039】尚、静止衛星SATからの送信波は、直接
受信装置へ放送される場合、地上中継局で中継される場
合、他の通信衛星または放送衛星で中継される場合があ
る。図8は、本システムの放送画面構成の一例を示すも
ので、携帯あるいは車載の移動体端末の3〜12インチ
表示画面サイズに対し、画像の水平画素数×垂直ライン
数を図8(a)に示すように176×144または35
2×288とし、1秒当たりのフレーム周波数を図8
(b)に示すように15とし、伝送速度は64〜256
kbps程度に設定する。
【0040】以上のように携帯あるいは車載の移動体端
末として適切な画面サイズ、画像の水平画素数、垂直ラ
イン数、フレーム周波数を設定することで、画像放送を
自動車等の移動体へ放送する場合に必要となる放送電力
を低減し、放送チャンネル数を増大させることができ
る。
【0041】また、衛星放送に用いる映像信号の圧縮符
号化方式にMPEG4を利用することにより、受信地点
における電波受信状況、受信者の有料放送加入状況、搭
載される映像デコーダの機能等に合わせて映像信号を再
生することができる。
【0042】以上述べた本発明の衛星放送システムを提
供することにより、以下のようなニーズに対応できる。 ・全国放送とローカル放送を選択可能である。 ・受信端末はハンドヘルド型(モバイル性あり)でも十
分受信可能である。 ・送信局は簡易設備で実現でき、インタラクティブ機能
を持たせることができる。 ・画像の質のみならず、多チャンネル化により専用チャ
ンネルで情報サービスを提供できる。例えば、各種オー
クション、学習塾・予備校講義、CD並の音楽放送、各
種ニュース、天気予報、株式情報、レジャー情報、宗教
放送、各地発信番組、個人放送、不動産・住宅情報、安
売り情報、テレビショッピング、各種ホビー、データ放
送等を実現できる。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、屋内
のみならず、移動体搭載用、携帯用としてのニーズに対
応した簡易型のアンテナ設備による受信装置で受信可能
な衛星放送システムと衛星放送受信装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る衛星放送システムの一実施形態
を示す概略構成図である。
【図2】 同実施形態のシステムに用いられる静止衛星
と当該衛星に搭載されるアンテナの具体的な構成を示す
外観斜視図である。
【図3】 同実施形態のシステムでマルチビーム方式を
採用した場合のサービスエリア内の分割例を示す図であ
る。
【図4】 同実施形態のシステムの衛星放送波を受信す
る受信装置の外観を示す斜視図である。
【図5】 同実施形態のシステムの衛星放送波を受信す
る受信装置の内部回路構成を示すブロック図である。
【図6】 同実施形態のシステムの衛星放送波を受信す
る受信装置に用いられるアンテナの指向特性を示す図で
ある。
【図7】 同実施形態のシステムに適用可能なMPEG
4画像送信装置の構成を示すブロック図。
【図8】 同実施形態のシステムの放送画面構成の一例
を示す図。
【符号の説明】
BC1,BC2…放送局 SAT…静止衛星 STCC…衛星追跡管制局 MS…固定局及び移動局 11…衛星本体 121,122…太陽電池パネル 13…KaまたはKuバンド用受信アンテナ 131…反射鏡 132…一次放射器 14…Sバンド用送信アンテナ 141…反射鏡 142…一次放射器 #1〜#4…サービスエリア分割領域 21…筐体 22…ロッドアンテナ 23…操作ボタン 24…液晶ディスプレイ 25…スピーカ 26…受信機 27…音声/映像分離回路部 28…音声デコーダ 29…映像デコーダ 30…CPU制御部 31…ビデオカメラ 32…MPEG4符号化装置 33…送信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小石 洋一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝小向工場内 (72)発明者 岡 優 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝小向工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】赤道上空の静止軌道に配置される静止衛星
    を利用してデジタル放送を提供する衛星放送システムで
    あって、 前記静止衛星に搭載され、当該静止衛星に向けて送出さ
    れる複数チャンネルのデジタル信号を受信する受信アン
    テナと、 前記静止衛星に搭載され、前記受信アンテナで受信され
    た複数チャンネルのデジタル信号をそれぞれ信号変換
    し、電力増幅して出力する信号処理装置と、 前記静止衛星に搭載され、前記信号処理装置から出力さ
    れる複数チャンネルのデジタル信号を放射する一次放射
    器及びこの一次放射器の放射電波を特定地域に向けて放
    射させて送信ビームを形成する反射鏡からなり、その反
    射鏡が前記特定地域内にて当該衛星放送用の受信装置で
    受信可能な電力強度が得られるような径を有する送信ア
    ンテナとを具備することを特徴とする衛星放送システ
    ム。
  2. 【請求項2】前記送信アンテナは、前記特定地域を複数
    分割した各領域に向けてそれぞれ独立に送信ビームを形
    成するマルチビーム形成手段を備え、 前記信号処理装置は、前記複数チャンネルのデジタル信
    号をそれぞれ前記反射型送信アンテナの任意の送信ビー
    ムに割り当てることを特徴とする請求項1に記載の衛星
    放送システム。
  3. 【請求項3】前記静止衛星へのデジタル信号と前記静止
    衛星から特定地域に向けて送出されるデジタル信号とで
    周波数帯域が異なるようにしたことを特徴とする請求項
    1に記載の衛星放送システム。
  4. 【請求項4】前記複数チャンネルの中に通信用のチャン
    ネルを含めるようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載の衛星放送システム。
  5. 【請求項5】前記デジタル信号が映像信号であるとき、
    映像符号化方式としてMPEG4(Moving Picture Exp
    ert Group 4 )を用いるようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載の衛星放送システム。
  6. 【請求項6】前記映像信号の水平画素数、垂直ライン
    数、単位時間当たりのフレーム数をそれぞれ標準テレビ
    ジョン放送の映像信号より小さくしたことを特徴とする
    請求項5に記載の衛星放送システム。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の衛星放送システムによる
    衛星放送を受信する受信装置であって、 前記衛星放送の受信アンテナが少なくとも全周方向で前
    記静止衛星の方位に指向性を有するロッドアンテナであ
    ることを特徴とする衛星放送受信装置。
  8. 【請求項8】請求項5に記載の衛星放送システムによる
    衛星放送を受信する受信装置であって、 受信したデジタル信号からMPEG4方式で圧縮符号化
    された映像信号を抽出し復号処理するMPEG4デコー
    ダを備えることを特徴とする衛星放送受信装置。
JP17867897A 1997-03-03 1997-07-03 衛星放送システムと衛星放送受信装置 Pending JPH10308941A (ja)

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