JPH10306793A - セラミックス軸受を用いたポンプ - Google Patents

セラミックス軸受を用いたポンプ

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JPH10306793A
JPH10306793A JP11683897A JP11683897A JPH10306793A JP H10306793 A JPH10306793 A JP H10306793A JP 11683897 A JP11683897 A JP 11683897A JP 11683897 A JP11683897 A JP 11683897A JP H10306793 A JPH10306793 A JP H10306793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
ceramic
bearing
bearings
oil
Prior art date
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Pending
Application number
JP11683897A
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English (en)
Inventor
Akio Sato
明夫 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH10306793A publication Critical patent/JPH10306793A/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低価格のセラミック材料を使用しながらも、
揚液中の異物の付着による軸受の摩耗やドライ運転時の
割れを著しく低減し耐用寿命の向上を図れるようにす
る。 【解決手段】 羽根車3を取付けたポンプ主軸2を回転
自在に支持するセラミックス軸受5,8に外部よりパウ
ダー状の粒子および水もしくは油を含んだミスト状の混
合空気を供給するように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプ主軸を回転
自在に支持する軸受として、炭化ケイ素やアルミナなど
のセラミックス軸受を用いたポンプに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、セラミックス軸受を用いた立軸
ポンプにおいては、ポンプの起動直後のきわめて短い時
間が経過すると、ただちに自揚水によりセラミックス軸
受が潤滑および冷却作用を受けるために、該セラミック
ス軸受の摩耗や焼付けなどが発生しない、あるいは発生
するとしても極くわずかで寿命を低下するまでには至ら
ないと認識されており、それ故に、セラミックス軸受に
対して外部より潤滑水などを供給するものはなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、セラミ
ックス軸受を用いたポンプを、例えば土砂などの異物を
含む揚液の排出などに使用する場合、揚液中の異物が軸
受に付着しやすく、それを放置したまま運転を続けるこ
とによってセラミックス軸受が短期間のうちに摩耗進行
し、長期間の使用に耐えられないことが多い。また、近
年においては、ポンプの運転形態として先行待機運転や
気中管理運転といったようなドライ運転の形態が採られ
ることが多く、このようなドライ運転時に発生する摺動
熱を発散させることが困難であるために、割れなどを生
じやすく、セラミックス軸受の耐用寿命が短くなるとい
う問題があった。
【0004】また、上記のような問題を解消するため
に、靭性複合セラミックスや潤滑油を含浸させたセラミ
ックスなどを採用することが考えられるが、この場合は
材料的に非常に高価になってしまうという問題がある。
【0005】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、低価格の軸受材料を使用しながらも、揚液中
の異物の付着による軸受の摩耗やドライ運転時の割れを
低減して耐用寿命の著しい向上を図ることができるセラ
ミックス軸受を用いたポンプを提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、羽根車を取付けたポンプ
主軸をセラミックス軸受を介して回転自在に支持させて
なるポンプにおいて、上記セラミックス軸受に外部より
空気、水、油または水もしくは油を含んだ空気を供給す
る流体供給系を設けていることを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】請求項1の発明によれば、土砂などの異物を含
んだ揚液を排出するポンプ運転時に、ポンプ主軸を支持
しているセラミックス軸受に外部より空気、水、油また
は水もしくは油を含んだ空気を供給することで、該セラ
ミックス軸受に付着した異物を除去して異物の付着状態
のままで運転が継続されることによる軸受の摩耗を低減
することが可能である。また、先行待機運転や気中管理
運転といったドライ運転時にも同様にセラミックス軸受
に外部より空気、水、油または水もしくは油を含んだ空
気を供給することで、摺動熱を効率よく発散させて軸受
が割れなど損傷することを防止することが可能であり、
低価格のセラミックス材料を用いながら、軸受の耐用寿
命の向上が図れる。
【0008】請求項2に記載したように、上記流体供給
系からセラミックス軸受に供給される流体として、ミス
ト状の混合気体を用いる場合は、軸受に付着した異物を
確実に除去し、また、ドライ運転時には軸受内面の潤滑
性能を高めることが可能であり、特に、ミスト状混合気
体が請求項3に記載のように、パウダー状の粒子を含ん
だものである場合は、固体潤滑剤として優れた潤滑性能
を発揮させることができ、また、ミスト状混合気体が請
求項4に記載のように、昇華性の粒子を含んだものであ
る場合は、潤滑性能だけでなく、ドライ運転時における
冷却効果も発揮させることができ、軸受寿命をより一層
向上することが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明を適用した立軸ポン
プの概略構成図を示し、ポンプ1の主軸2は羽根車3上
側のガイドベーン4の基部に固定された軸受5と、吸水
井6の床面7と略同じ高さレベルに固定されている軸受
8によって回転自在に支持され、例えばモータやエンジ
ンなどの駆動源9によって回転駆動される。上記軸受
5,8は炭化ケイ素(SiC)やアルミナ(Al
2 3 )などのセラミックスから構成されている。
【0010】10は流体供給系であって、上記セラミッ
クス軸受5,8に外部よりパウダー状の粒子及び水また
は油を含んだ空気をミスト状の混合気体として供給する
ものであり、コンプレッサー10Aと、このコンプレッ
サー10Aから各軸受5,8に上記ミスト状混合気体を
供給する管路10Bと、この管路10Bに介設した電磁
弁や電動ボール弁などの弁10Cとによって構成されて
いる。したがって、弁10Cの開弁時にコンプレッサー
10Aから軸受5,8に混合気体が供給され、弁10C
の閉弁時には軸受5,8に対する混合気体の供給が停止
される。
【0011】上記構成の立軸ポンプにおいて、土砂など
の異物を含んだ揚液を排出するポンプ運転時には、上記
流体供給系10の弁10Cを開弁して上記ミスト状の混
合気体を管路10Bを経てポンプ主軸2を支持している
セラミックス軸受5,8に外部より供給することによっ
て、該セラミックス軸受5,8に付着した異物を除去し
異物の付着状態のままで運転が継続されることによるセ
ラミックス軸受5,8の摩耗を低減することが可能であ
る。また、先行待機運転や気中管理運転といったドライ
運転時にも上記流体供給系10を介してセラミックス軸
受5,8に上記ミスト状の混合気体を供給することによ
って、該軸受5,8とポンプ主軸2の間の摺動熱を効率
よく発散させて軸受5,8に割れなど損傷が発生するこ
とを防止することが可能である。
【0012】なお、上記実施の形態では、羽根車3上側
のガイドベーン4の基部に固定されて、通常、水没状態
に保たれるセラミックス軸受5に対してもミスト状の混
合気体を供給するようにしたが、該セラミックス軸受5
に対しては、その軸受5が水面より露出したときにのみ
混合気体を供給し、水没状態にあるときは供給を停止す
るようにしてもよい。
【0013】また、上記実施の形態では、セラミックス
軸受5,8に供給する流体として、パウダー状の粒子お
よび水または油を含んだミスト状の混合気体を用いた
が、その粒子として昇華性の粒子を含有させるときは、
潤滑性能のほかにドライ運転時における冷却効果も十分
に発揮させることができる。さらに、セラミックス軸受
5,8に供給する流体として、ミスト状の混合気体に代
えて、清浄な水もしくは油を用いても同様な効果を奏す
るものである。
【0014】さらにまた、本発明は、上記実施の形態で
述べた立軸ポンプ1のみに限らず、ドライ運転を行なう
ことのできる他のポンプにも適用できることはいうまで
もない。
【0015】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、土砂などの異物を含んだ揚液を排出するポンプ
運転時に、外部より空気、水、油または水もしくは油を
含んだ空気をセラミックス軸受に供給することで、該セ
ラミックス軸受に付着した異物を除去して異物の付着状
態のままで運転が継続されることによる軸受の摩耗を低
減することができる。また、先行待機運転や気中管理運
転といったドライ運転時にも同様にセラミックス軸受に
外部より空気、水、油または水もしくは油を含んだ空気
を供給することで、摺動熱を効率よく発散させて軸受に
割れなどの損傷が発生することを防止することができ
る。したがって、セラミックス軸受材料として低価格の
材料を用いながら、ドライ運転を可能とし、しかも軸受
の耐用寿命を著しく向上することができるという効果を
奏する。
【0016】また請求項2〜4に記載の発明によれば、
ドライ運転時における軸受内面の潤滑性能を高めること
ができ、また、潤滑性能のほかに、ドライ運転時におけ
る冷却効果も十分に発揮させることができ、軸受寿命の
一層の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として本発明を適用した立
軸ポンプの概略構成図である。
【符号の説明】
1 ポンプ 2 ポンプ主軸 3 羽根車 5,8 セラミックス軸受 10 流体供給系

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽根車を取付けたポンプ主軸をセラミッ
    クス軸受を介して回転自在に支持させてなるポンプにお
    いて、 上記セラミックス軸受に外部より空気、水、油または水
    もしくは油を含んだ空気を供給する流体供給系を設けて
    いることを特徴とするセラミックス軸受を用いたポン
    プ。
  2. 【請求項2】 上記流体供給系からセラミックス軸受に
    供給される流体が、ミスト状の混合気体である請求項1
    に記載のセラミックス軸受を用いたポンプ。
  3. 【請求項3】 上記ミスト状の混合気体が、パウダー状
    の粒子を含んだものである請求項2に記載のセラミック
    ス軸受を用いたポンプ。
  4. 【請求項4】 上記ミスト状の混合気体が、昇華性の粒
    子を含んだものである請求項2または3に記載のセラミ
    ックス軸受を用いたポンプ。
JP11683897A 1997-05-07 1997-05-07 セラミックス軸受を用いたポンプ Pending JPH10306793A (ja)

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JP11683897A JPH10306793A (ja) 1997-05-07 1997-05-07 セラミックス軸受を用いたポンプ

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JPH10306793A true JPH10306793A (ja) 1998-11-17

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ID=14696887

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JP11683897A Pending JPH10306793A (ja) 1997-05-07 1997-05-07 セラミックス軸受を用いたポンプ

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JP (1) JPH10306793A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6109053A (en) * 1996-03-13 2000-08-29 Rittal-Werk Rudolf Loh Gmbh & Co. Modular casing structure

Cited By (1)

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US6109053A (en) * 1996-03-13 2000-08-29 Rittal-Werk Rudolf Loh Gmbh & Co. Modular casing structure

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