JPH10302997A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JPH10302997A
JPH10302997A JP9126514A JP12651497A JPH10302997A JP H10302997 A JPH10302997 A JP H10302997A JP 9126514 A JP9126514 A JP 9126514A JP 12651497 A JP12651497 A JP 12651497A JP H10302997 A JPH10302997 A JP H10302997A
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JP
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antenna
introduction window
power introduction
plasma
power
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JP9126514A
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English (en)
Inventor
Kenichi Takagi
憲一 高木
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Canon Anelva Corp
Original Assignee
Anelva Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘導結合型プラズマ源を用いたプラズマ処理
装置で、クリーニング時には電力導入窓を効率良くスパ
ッタしてクリーニング時間を短縮し、プロセス時程には
プラズマ生成効率を向上し、経済効率の良いプロセスを
行う。 【解決手段】 電力導入窓12と電極13とからなる放電容
器と、放電容器と連通される真空容器11と、プラズマ生
成機構と、排気機構と、ガス導入機構と、放電容器の内
部に接近させて設置される基板保持機構14を備え、プラ
ズマ生成機構は、電力導入窓の周囲に固定されたアンテ
ナ面積の小さいプロセス用の第1アンテナ18と、電力導
入窓に対して移動自在に設けられたアンテナ面積の大き
いクリーニング用の第2アンテナ19を備え、第2アンテ
ナは、プロセス時には電力導入窓から離され、クリーニ
ング時には電力導入窓に接近しかつ第1アンテナに電気
的に接触するように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマ処理装置に
関し、特に、プラズマ発生機構で生成されたプラズマを
利用するもので、主にプラズマCVDおよびプラズマエ
ッチングに応用されるプラズマ処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図26〜図30を参照して従来のプラズ
マ処理装置の構成例を説明する。このプラズマ処理装置
は、誘電体で作られた例えば円筒形状の電力導入窓10
00と、電力導入窓1000の周囲に配置されるほぼ環
状(ループ状)のアンテナ1001とを備え、誘導結合
型のプラズマ処理装置である。図26は、誘導結合型プ
ラズマ処理装置の手前部分を切り欠いた外観図を示して
いる。アンテナ1001の詳細は図27と図28に示さ
れる。
【0003】図26において、上記電力導入窓1000
は、例えば内径362mm、高さ100mmの円筒形状
を有する。電力導入窓1000の上端は、導電性を有
し、接地電位に保たれた電極1002により封じられて
いる。電極1002はヒータ線1003からなる温度調
整機構を備えている。電力導入窓1000と電極100
2によって放電容器の部分が形成される。この放電容器
は金属製の真空容器1004の上に配置され、固定され
る。放電容器と真空容器1004の内部は連通し、これ
により真空槽が形成されている。真空槽の内部は、排気
口1004aを介して接続された排気系(図示せず)に
よって減圧される。反応ガスは、電極1002または真
空容器1004の一部を通して、図示しないガス導入系
によって導入される。真空容器1004内は100Pa
以下の所定の放電圧力に維持される。その状態で、放電
容器を取り囲む1重巻きのアンテナ1001を経由して
電力導入窓1000から周波数13.56MHzの高周
波電力を導入する。それによって、放電容器内にプラズ
マを発生する。プラズマ中の活性種は、放電容器の出口
近傍に配置された基板保持機構1005上の載置された
基板1006の表面を処理する。
【0004】図27と図28を参照してアンテナ100
1を説明する。アンテナ1001は一部が給電部として
切り欠かれて実質的に環状に形成されている。アンテナ
1001の断面形状は細長い矩形であり、そのアンテナ
幅(軸方向の長さ、図中のa)は2mm、アンテナ厚み
(径方向の長さ、図中のb)は15mmである。アンテ
ナ1001を用いてプラズマを生成する場合、周波数1
3.56MHzの高周波電力を用いると、ほぼ完全な誘
導結合に基づいてプラズマが生成される(特開平8−2
03695号公報)。アンテナ1001では、放電容器
内のプラズマに向かい合うアンテナ部分の面積を小さく
している。つまり、アンテナ幅(a)を狭くし、かつ1
重巻きの環状アンテナとしている。このとき、プラズマ
生成時におけるアンテナ両端の位相角の差は約90゜と
なり、ほぼ完全な誘導結合のみによってプラズマ生成が
実現される。また同時にプラズマ密度も上昇した。この
ように、容量結合を無視できるほどプラズマに対向する
アンテナ面積を小さくしたアンテナ1001を用いるこ
とで、誘導結合による効率的なプラズマ生成が可能とな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般的に真空容器10
04の中でプラズマによるプロセスを行った場合、真空
容器1004や放電容器の内壁には堆積物が発生する。
例えば酸化膜のエッチングの場合には、フロン系のガス
を用いるため、有機系の堆積物が発生する。またCVD
プロセスでは、膜が基板1006上以外の場所にも堆積
する。これらの堆積物はプロセスを行う際にパーティク
ルの原因となるため、定期的に真空容器等の内部のクリ
ーニングを行い、容器内壁を清浄に保つ必要がある。
【0006】一般的にクリーニングには、堆積物と反応
してこれを気化させるクリーニングガスのプラズマが用
いられる。また真空容器の導電性の部分にバイアスを印
加し、プラズマ中のイオンを照射することで堆積物をス
パッタしてクリーニングすることもできる。さらにクリ
ーニングガスとバイアスの印加とを併用して、放電容器
のクリーニング速度を上昇させることもできる。
【0007】しかしながら、上述のようにアンテナ10
01を用いて誘電体の電力導入窓1000から高周波電
力を導入するプラズマ源を用いた場合には、電力導入窓
1000にバイアスを印加してスパッタリングにより堆
積物を除去することができない。このため、真空容器1
004内のクリーニング時間は、電力導入窓1000の
クリーニング時間に依存して決定される。
【0008】一方、アンテナ1001の代わりに、図2
9に示すような、軸方向に関して電力導入窓1000に
対して十分に大きな寸法を有するアンテナ1007を用
いると、電力導入窓1000をスパッタリングできる
(第12回プラズマプロセシング研究会プロシーディン
グス.K.Takagi et.al P433 )。例えばアンテナ100
1を用い、かつフロン系クリーニングガスであるCF4
を用いて10時間程度放電すると、電力導入窓のスパッ
タリング深さは1μm以下であった。これに対し、アン
テナ幅aを150mmとしたアンテナ1007を用いた
場合には、数百μm以上のスパッタリング深さが観測さ
れた。
【0009】上記特性の差異は、アンテナ1001,1
007が対向している電力導入窓1000の内壁面に負
シースが形成され、この負シースによって加速された正
イオンが、電力導入窓に照射され、スパッタリングが発
生するためと考えられる。このスパッタリングは、アン
テナと放電容器内のプラズマとの間に生じる容量により
発生したと考えられる。アンテナ1007とプラズマの
間の電力結合における容量結合の割合が、アンテナ10
01を用いた場合の当該容量結合の割合よりも増加した
ためと考えられる。図30に示すように、アンテナ10
07を用いた場合には高いプラズマ密度を達成できる
(特性1007A)が、アンテナ1001を用いた場合
(特性1001A)と比較すると、プラズマの生成効率
は低い。従ってアンテナ1007を用いてプロセスを行
うと、プロセス速度は低下する。プラズマ密度を上昇さ
せるためには、より多くの高周波電力を投入すればよい
が、経済効率が良くないという問題が起きる。
【0010】上記の特性を考慮すると、プロセスを行う
際にはアンテナ1001を用い、クリーニングを行う際
にはアンテナ1007に取り替えることにより放電容器
内のクリーニングを行うことが望ましい。しかし、実際
のアンテナ1001とアンテナ1007の交換には、ア
ンテナ1001の取り付け方によるプロセスの再現性の
問題、アンテナ1001とアンテナ1007の取り付け
に時間が必要となってくる。
【0011】また誘導結合型プラズマ源では、通常、放
電電力を増加させると、プラズマ生成機構の状態が、容
量結合が主である状態から誘導結合が主である状態へと
変化する。これを利用して、多重巻きのアンテナを用い
た誘導結合型プラズマ源では、容量結合が主たるプラズ
マ生成機構である放電電力の領域、すなわち、相対的に
低い放電電力で電力導入窓のクリーニングを行う。しか
し、放電電力が低いため、プラズマ密度が低く、クリー
ニング時間が長くなる問題がある。
【0012】本発明の目的は、上記の問題を解決するこ
とにあり、誘導結合型プラズマ源を用いたプラズマ処理
装置において、クリーニング工程では電力導入窓を効率
良くスパッタリングしてクリーニング時間を短縮し、プ
ロセス工程ではプラズマ生成効率を向上し、経済効率の
良いプラズマプロセスを達成できるプラズマ処理装置を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段および作用】本発明に係る
プラズマ処理装置は、上記目的を達成するため、次のよ
うに構成される。
【0014】第1のプラズマ処理装置(請求項1に対
応)は、電力導入窓とこの電力導入窓の一端を封じた電
極とからなる放電容器と、放電容器と連通される真空容
器と、放電容器でプラズマを発生させるプラズマ生成機
構と、真空容器の内部を減圧状態に保つ排気機構と、真
空容器の内部に反応ガスを導入するガス導入機構と、電
極に対し所定間隔をあけ、放電容器の内部空間に接近さ
せて真空容器内に設置される基板保持機構を備えるもの
であり、上記のプラズマ生成機構は、電力導入窓の周囲
に固定されたアンテナ面積の小さいプロセス用の第1ア
ンテナと、電力導入窓に対して移動自在に設けられたア
ンテナ面積の大きいクリーニング用の第2アンテナを備
え、第2アンテナは、プロセス時には電力導入窓から離
され、クリーニング時には電力導入窓に接近しかつ第1
アンテナに電気的に接触するように構成される。
【0015】上記の本発明に係るプラズマ処理装置で
は、プラズマ生成機構のアンテナ手段として、アンテナ
面積(アンテナの電力導入窓またはプラズマに対向する
面積)が小さい第1アンテナと、アンテナ面積が大きい
第2アンテナを用意し、プロセス時には第2アンテナを
電力導入窓から離し、アンテナ面積の小さい第1アンテ
ナのみで高周波電力を供給し、クリーニング時には第1
アンテナに第2アンテナを接触させることにより、アン
テナ面積の大きい第2アンテナを利用して高周波電力を
供給するようにした。
【0016】第2のプラズマ処理装置(請求項2に対
応)は、上記第1の装置において、好ましくは、電力導
入窓は実質的に円筒形であり、第1アンテナは実質的に
環状であり、第2アンテナは外周面に環状部を有する実
質的に円筒形状であり、さらに、第2アンテナは電力導
入窓の軸方向に移動自在であり、第2アンテナが電力導
入窓に接近するとき、第2アンテナは電力導入窓と第1
アンテナの間に挿入され、環状部が第1アンテナと接触
するように構成される。
【0017】第3のプラズマ処理装置(請求項3に対
応)は、上記第1の装置において、好ましくは、電力導
入窓は実質的に円筒形であり、かつ第1アンテナは実質
的に環状であり、第2アンテナは、大きなアンテナ面積
を作る壁部とこの壁部の内側面に第1アンテナを収容す
る溝部を形成する外側突出部とからなり、かつ電力導入
窓の径方向に移動自在であり、第2アンテナが電力導入
窓に接近するとき、第1アンテナは第2アンテナの溝部
に接触状態で収容され、かつ壁部が電力導入窓に対向す
るように構成される。
【0018】第4のプラズマ処理装置(請求項4に対
応)は、上記第1の装置において、好ましくは、電力導
入窓は実質的に半球形状またはその一部であり、かつ第
1アンテナは実質的に環状であり、さらに、第2アンテ
ナは、実質的に半球形状またはその一部の形状を有し、
かつ電力導入窓に対して上下方向に移動自在であり、第
2アンテナが電力導入窓に接近するとき、第2アンテナ
は電力導入窓を覆い、その一部が第1アンテナと接触す
るように構成される。
【0019】第5のプラズマ処理装置(請求項5に対
応)は、平板状の電力導入窓を備える真空容器と、真空
容器内でプラズマを発生させるプラズマ生成機構と、真
空容器の内部を減圧状態に保つ排気機構と、真空容器の
内部に反応ガスを導入するガス導入機構と、放電領域に
接近させて前記真空容器内に設置される基板保持機構を
備え、プラズマ生成機構は第1アンテナと第2アンテナ
を有し、第1アンテナは実質的に環状であり、さらに、
第2アンテナは、電力導入窓を被う平板部とこの平板部
の対向面に第1アンテナを収容する環状溝部を形成する
外側突出部とからなり、電力導入窓に直交する方向に移
動自在であり、第2アンテナが電力導入窓に接近すると
き、第1アンテナは第2アンテナの溝部に接触状態で収
容され、かつ平板部が電力導入窓に対向するように構成
される。
【0020】第6のプラズマ処理装置(請求項6に対
応)は、電力導入窓とこの電力導入窓の一端を封じた電
極とからなる放電容器と、放電容器と連通される真空容
器と、放電容器でプラズマを発生させる、アンテナを備
えたプラズマ生成機構と、真空容器の内部を減圧状態に
保つ排気機構と、真空容器の内部に反応ガスを導入する
ガス導入機構と、電極に対し所定間隔をあけ、放電容器
の内部空間に接近させて真空容器内に設置される基板保
持機構を備え、上記のプラズマ生成機構のアンテナは、
電力導入窓を取り囲み、内周が多角形状である実質的に
環状の第1電気経路部と、この第1電気経路部の各辺部
分に導電性蝶番で取り付けられた2枚の導電性方形板か
らなる第2電気経路部からなり、プロセス時には、第2
電気経路部を電力導入窓の外表面に対して垂直にしてア
ンテナの電力導入窓に対向する面積を小さくし、クリー
ニング時には、第2電気経路部を電力導入窓の外表面に
対して平行とすることで、電力導入窓の周囲を覆いアン
テナの電力導入窓に対向する面積を大きくするように構
成される。
【0021】上記の本発明に係るプラズマ処理装置で
は、プラズマ生成機構のアンテナ手段は、第1電気経路
部と、これに蝶番で結合される第2電気経路部とから構
成され、第2電気経路部の位置を調整することにより、
アンテナ面積を変化させることができ、アンテナ面積の
小さい形態で高周波電力を供給し、クリーニング時には
アンテナ面積の大きい形態を利用して高周波電力を供給
するようにした。
【0022】第7のプラズマ処理装置(請求項7に対
応)は、上記第6の装置において、好ましくは、第1電
気経路部の断面形状と第2電気経路部の断面形状を、電
力導入窓側の部分が鋭利となるように形成した。
【0023】第8のプラズマ処理装置(請求項8に対
応)は、上記第1から第7の装置において、好ましく
は、放電容器の内部に磁場を与えるように、放電容器の
外側に磁場形成機構を設けた。
【0024】第9のプラズマ処理装置(請求項9に対
応)は、上記第1から第8の装置において、好ましく
は、電極に対して、交流バイアスもしくは直流バイア
ス、またはこれらを併用してなるバイアスを与えた。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を添付図面に基づいて説明する。
【0026】図1〜図4を参照して本発明の第1の実施
形態を説明する。図1は、プラズマ処理状態であるプラ
ズマ処理装置の一部を切り欠いた外観図、図2は、クリ
ーニング処理で使用される第2アンテナの外観図、図3
は、図1におけるA−A線断面図、図4はクリーニング
処理時の第2アンテナの配置状態を示す図1と同様な図
である。
【0027】図1において、真空容器11の上に円筒形
状の電力導入窓12が配置される。電力導入窓12の上
端は電極13で塞がれ、下端は開放され、真空容器11
の内部に通じている。電力導入窓12と電極13によっ
て放電容器が形成される。放電容器の内部では放電が起
こされ、プラズマが生成される。真空容器11の内部に
は基板保持機構14が配置され、その上に、処理対象で
ある基板15が載置されている。放電容器と真空容器1
1は真空槽を形成している。
【0028】電力導入窓12は、電磁場を通過させる誘
電体で作られ、例えば、内径362mm、高さ100m
mの円筒形状を有する。本実施形態では、電力導入窓1
2の材質として耐熱衝撃性が強い石英を用いている。導
電性の電極13は金属で作られており、電力導入窓12
の一端を封じる真空フランジの役目を有している。また
電極13は接地電位に保持され、かつ、その真空側表面
は温度調整機構により所定の温度に保持されている。本
実施形態では、温度調整機構としてヒータ線16を備
え、ヒータ線16によって電極13を70℃程度以上の
温度に保持している。
【0029】図1の実施形態ではガス導入系の図示を省
略したが、電極13には、シャワーヘッド状のガス吹出
し口を設けることも可能である。
【0030】真空容器11では、放電容器から拡散して
くるプラズマによって基板15が処理される。真空容器
11の内部は、排気口17を通して図示しない排気系に
よって排気され、必要な真空状態に保持されている。真
空容器11は実際には密閉容器であるが、図1では、便
宜上下部を開放して示している。真空容器11は、通
常、金属材料で形成されている。
【0031】電力導入窓12の周囲には実質的に環状
(一部に切欠き部を有する)のアンテナ18が配置され
ている。アンテナ18は、成膜等のプロセスの際に放電
容器内に必要な高周波電力を供給するための手段で、以
下では「第1アンテナ」という。第1アンテナ18は図
示しない電力導入機構(電源)に接続されている。第1
アンテナ18は、図26を参照して説明した従来のアン
テナ1001と実質的に同一の形態を有している。第1
アンテナ18は全体としては偏平な環状アンテナであ
り、所望の小さいアンテナ幅を有し、その内側の縁を電
力導入窓12に対向させて配置されている。第1アンテ
ナ18は、例えば内径が380mm、外径が410mm
である。第1アンテナ18の高さ方向の配置位置は、電
力導入窓12の軸方向の長さにおいてほぼ中心位置であ
ることが好ましい。
【0032】上記構成を有するプラズマ処理装置は次の
ように動作する。真空容器11の内部は付設された排気
系により排気され、所定の真空状態にされる。その後、
図示されていないガス導入系により反応ガスを放電容器
内に導入し、同時に排気系により真空排気し、例えば1
00Pa以下の所定の源圧状態が保たれる。さらに図示
されていない電力導入機構により、第1アンテナ18と
電力導入窓12を経由して放電容器内に高周波電力を導
入し、当該放電容器の中にプラズマを生成する。高周波
電力は、反応ガスの粒子を活性化させ、プラズマを生成
する。電極13に対向する形で設置された基板保持機構
14の上には基板15が保持され、当該基板の表面は放
電容器の内部に臨み、放電容器内で生成されたプラズマ
中の活性種により処理される。こうして、プロセス工程
が実行される。
【0033】上記プラズマ処理装置において、電極13
の周囲であって放電容器の上部側には他のアンテナ19
が配置される。このアンテナ19は、プロセス工程後の
クリーニング工程の際に使用されるアンテナであり、以
下では「第2アンテナ」という。第2アンテナ19は、
プラズマ処理のプロセス工程では、その下端が電極13
よりも上方位置になるように配置されている。
【0034】図2を参照して第2アンテナ19を詳述す
る。第2アンテナ19は、内径が375mm、外径が3
78mm、高さ80mmの寸法を有する実質的な円筒で
ある。第2アンテナ19の円筒部の高さ方向の中央部外
周に、導電性の円環部19aが取り付けられている。第
2アンテナ19の円筒部の一部は切り欠かれている。第
2アンテナ19は、切欠き部が第1アンテナ18の給電
部に一致するように、配置される。第2アンテナ19
は、絶縁された支持部(図示せず)により支持され、放
電容器の上方に配置され、駆動機構部(図示せず)によ
って電力導入窓12の軸方向に移動させられる。
【0035】上記の第2アンテナ19は、電力導入窓1
2の周囲に上下動自在に設けられ、さらに電力導入窓1
2と第1アンテナ18の間のスペースに上方から挿入す
ることができ、さらに円環部19aを第1アンテナ18
に接触させることができる。第2アンテナ19を円環部
19aを介して第1アンテナ18に接触させた場合、第
2アンテナ19は第1アンテナ18と同電位になる。
【0036】図3と図4を参照して第2アンテナ19の
2通りの使用態様(配置位置)を示す。プロセス工程で
は、図3に示されるように、第2アンテナ19は、第1
アンテナ18と電力導入窓12の間のスペースから引き
抜かれ、第2アンテナ19の下端が電極13よりも上側
に移動している。この状態では、プラズマ(または電力
導入窓)に対向する面積が小さい第1アンテナ18が主
要アンテナになるので、第1アンテナ18の誘導結合が
支配的であるプラズマ生成機構により、放電容器の内部
でプラズマの効率的な生成が行われる。他方、放電容器
内をクリーニングするクリーニング工程では、図4に示
されるように、第2アンテナ19は電力導入窓12と第
1アンテナ18の間のスペースに挿入され、第1アンテ
ナ18と第2アンテナ19を接触させ、2つのアンテナ
は電気的に一体的構造となる。このとき、本実施形態で
は、第2アンテナ19の配置位置は、第2アンテナ19
の上端と下端が、電極13と真空容器11の各々から1
0mm離れた位置とした。なお第2アンテナ19の幅
(軸方向の長さ)は放電電力等により決定され、接地電
位である電極13と真空容器11の間で大気放電が発生
しない間隔に保たれる。以上の構成により、クリーニン
グ時に、第1アンテナ18と電力導入窓の間に第2アン
テナ19を挿入することにより、プラズマに対向するア
ンテナの面積を実質的に増加させることが可能となる。
これにより、プラズマとアンテナの間の容量は増大し、
電力導入窓12のほぼ内壁全面に大きな電位差の負シー
スを形成することが可能となり、電力導入窓12のほぼ
全面をスパッタして、効率良くクリーニングできる。
【0037】次に図5と図6を参照して、第2アンテナ
19の支持部と駆動機構部の一例について説明する。図
5と図6では、図1に示した構成に第2アンテナ19の
支持部と駆動機構部を付加している。図5はプラズマ処
理のプロセス工程時、図6はクリーニング工程時を示
す。第2アンテナ19は、シリンダ20に接続された絶
縁性支持部21に取り付けられる。シリンダ20が作動
することにより、第2アンテナ19を放電容器の中心軸
の方向に移動させることができる。プラズマ処理中に
は、シリンダ20は第2アンテナ19を電極13よりも
上側に移動させる。クリーニング中には、シリンダ20
は第2アンテナ19を第1アンテナ18に押しつけ、電
気的な接触が可能な位置に移動させる。なおシリンダ2
0の駆動機構は、空圧的、油圧的、または電気的な制御
で構成される。
【0038】上記実施形態で明らかなように、プラズマ
処理中には、第1アンテナ18を用い、アンテナとプラ
ズマの間の電力結合が誘導結合を主とすることで、効率
的にプラズマを生成する。また放電容器内のクリーニン
グを行う際には、第2アンテナ19と第1アンテナ18
を電気的に接続して一体構造とし、アンテナとプラズマ
の間の電力結合が容量結合を主とすることで、電力導入
窓12をスパッタリングでクリーニングできる。これに
より、プラズマ処理の時間短縮と、放電容器内のクリー
ニング時間の短縮を両立できる。
【0039】なお本実施形態では第2アンテナ19を1
つの構成としたが、第2アンテナを複数個の円筒の組み
合わせで構成することもできる。
【0040】次に図7〜図9を参照して、放電容器内に
磁場を作るようにした誘導結合型プラズマ源の例を説明
する。前述した実施形態の構成は、磁場を放電容器内に
印加するプラズマ源に対しても有効である。図7は、電
極13の大気側に半径の異なる円板状または円環状の永
久磁石22a〜22dを同心円的に配置したプラズマ処
理装置を示す。この構成によれば、電極13を通して上
側から放電容器内に磁場を印加している。図8は、放電
容器を取り囲むように配置された電磁石23を備えるプ
ラズマ処理装置を示す。この構成によれば、放電容器の
内部全体に磁場を印加している。図9は、第1アンテナ
18の上下に円環状の永久磁石24a,24bが配置さ
れたプラズマ処理装置を示す。この構成よれば、電力導
入窓12を通して側方から放電容器内に磁場を印加して
いる。ただし、この場合、第2アンテナ19の外周中央
部に固定された導電性円環部19bは、前述の円環部1
9aよりも外径が小さく、円環状の永久磁石24aの内
側を通過できる構造を有する。図7〜図9で、磁場を発
生する機構以外の構成は、前述の実施形態の構成と同じ
であり、実質的に同一要素には同一の符号を付してい
る。
【0041】また以下の実施形態では、磁場を与える機
構を示していないが、上記実施形態と同様に、磁場を与
える機構を設けることも可能である。
【0042】図10〜図13を参照して本発明の第2の
実施形態を説明する。図10はプラズマ処理状態である
プラズマ処理装置の一部を切り欠いた外観図、図11は
プロセス工程時の第2アンテナの状態を示す放電容器部
分の平面図、図12はクリーニング工程時の第2アンテ
ナの状態を示す放電容器部分の平面図、図13は図12
中のB−B線断面図である。各図において、第1実施形
態で説明した要素と実質的に同一要素には同一の符号を
付している。
【0043】本実施形態では、図10と図11に示すよ
うに、電力導入窓12の周囲に第1アンテナ18を備え
る円筒型放電容器で、第1アンテナ18の外側周囲に2
つの第2アンテナ31が配置される。図11から明らか
なように、左右の位置に配置された2つの第2アンテナ
31は同じ構造を有する。第2アンテナ31は2分割さ
れた部分(以下「半体部」という)31aからなり、こ
れらの2つの半体部31aは蝶番32で結合され、蟹の
ハサミのように開閉自在の構造を有している。左右の第
2アンテナ31の各々の半体部31aには、図示された
位置関係にて、個別に、シリンダ33が装備される。各
半体部31aは、対応するシリンダ33の可動軸33a
の先端に結合されている。なお可動軸33aの先端部3
4は絶縁性支持部となっている。シリンダ33は空圧
的、油圧的または電気的に動作し、その動作は制御機構
(図示せず)によって制御される。
【0044】すべてのシリンダ33が同時に動作してそ
の可動軸33aを後退させると、図11に示すように、
左右の2つの第2アンテナ31の各半体部31aは外側
に引かれ、第2アンテナ全体として外側に移動し、かつ
蝶番32の周りに開いた状態になる。このとき第2アン
テナ31は、第1アンテナ18から必要な距離だけ離さ
れた状態になる。またすべてのシリンダ33が同時に動
作してその可動軸33aを前方へ突出させると、図12
と図13に示すように、左右の2つの第2アンテナ31
の各半体部31aは内側に押され、第2アンテナ全体と
して内側に移動し、かつ蝶番32の周りに閉じた状態に
なる。このとき第2アンテナ31は、図13に示すよう
に、第1アンテナ18の外縁に接触して一体構造になる
と共に、第1実施形態で説明した円筒部の一部に相当す
る壁部31bが電力導入窓12の外面に接近した状態で
配置される。
【0045】ここで、第2アンテナ31の構造を説明す
ると、第2アンテナ31は、壁部31bと、その外面の
中央で外方に突出した弧条突出部31cとからなる。壁
部31bは、図13に示されるように、放電容器の軸方
向に所定の幅を有し、かつ電力導入窓12の外面に沿っ
て湾曲している。従って、図13に示されるように、左
右の第2アンテナ31が閉じた状態にあるとき、左右の
第2アンテナ31の壁部31bによって、第1実施形態
で説明した第2アンテナ19の円筒部に相当する部分が
電力導入窓12の周囲に形成される。また弧条突出部3
1cは、湾曲する壁部31bの長手方向(円周方向)に
沿って形成される。弧条突出部31cによって、図13
の断面形状から明らかなように、壁部31bの内側面に
円周方向に溝31dが形成される。第2アンテナ31が
閉じた状態になるとき、溝31dは、第1アンテナ18
を収容するスペースとなる。弧条突出部31cの内側に
形成された溝31dに収容された第1アンテナ18は、
その外縁で弧条突出部31cに接触している。
【0046】図11はプロセス工程の状態を示す。この
場合には、第2アンテナ31は電力導入窓12から離れ
た状態にあり、第1アンテナ18のみが電力供給手段と
して使用される。図12と図13はクリーニング工程の
状態を示す。クリーニング中には、シリンダ33の作用
で、第2アンテナ31は、第1アンテナ18を挟み込む
と同時に、第1アンテナ18の外周側面から機械的に押
しつける。第2アンテナ31は、第1アンテナ18と同
一電位となる。以上の構成により、クリーニングの際、
第2アンテナ31は電力導入窓12との間の距離を小さ
くでき、壁部31bでアンテナ面積を増大できることか
ら、プラズマとアンテナ間の容量は増大する。この結
果、電力導入窓12の内壁のほぼ全面をスパッタでき
る。従って、クリーニング中のプラズマに対向するアン
テナの面積を増大させ、第1の実施形態と同様の効果を
達成できる。
【0047】なお第1と第2の実施形態では、クリーニ
ング時には、第1アンテナに第2アンテナを接触させ、
電気的に一体構造とすることで、アンテナのプラズマに
対する面積を増大させている。
【0048】次に、図14〜図17を参照して本発明の
第3の実施形態を説明する。前述の実施形態では、第1
アンテナと第2アンテナの組合せを利用してクリーニン
グ工程時にアンテナ面積を増大させるようにした。これ
に対して第3実施形態では、単一のアンテナのみを利用
し、構造的にアンテナの変形のみで、クリーニング工程
時にアンテナのプラズマに対する面積を増大させること
を可能にしている。図14はプラズマ処理のプロセス工
程時におけるアンテナの状態を示す外観図、図15は図
14におけるC−C線断面図、図16は放電容器のクリ
ーニング工程時のアンテナの外観図、図17は図16に
おけるD−D線断面図である。以上の各図では、前述し
た電力導入窓、電極、真空容器等の構成は省略されてい
るが、本実施形態でもこれらの構成は同じである。図1
4と図16で、破線で示された円筒部分が前述の電力導
入窓12に相当している。これによって、本実施形態に
よるアンテナと電力導入窓12すなわち放電容器との位
置関係が明らかである。
【0049】本実施形態に係るアンテナ40は、全体と
して環状であり、内周形状が例えば8角形である一重状
の電気経路部41と、この電気経路部41を上下から挟
みこみ、当該電気経路部の各辺部に対応して配置され、
矩形でかつ導電性である複数の電気経路部401〜40
8とから構成される。以下、電気経路部41を第1電気
経路部といい、電気経路部401〜408を第2電気経
路部という。第1電気経路部41は、好ましくは実質的
な厚みが3mm以下の板状であり、円周方向の一部は切
り欠かれており、この切り欠かれた位置から電力を供給
している。第2電気経路部401〜408の各々は、8
角形の第1電気経路部41の各辺部の上下の側にそれぞ
れ2つずつ(401a,401b〜408a,408
b)配置される。第2電気経路部401〜408の各々
の2枚の部分は、第1電気経路部41の内周縁に例えば
蝶番42を介して接続される。第1電気経路部と第2電
気経路部は電気的に導通されている。
【0050】第2電気経路部401〜408の上下の部
分401a,401b,…,408a,408bは、蝶
番42の周りに開閉自在となっている。第1電気経路部
41の上下面と第2電気経路部401〜408の上部分
および下部分とは0〜90°の角度範囲で蝶番42の周
りに回転することができる。この際、第2電気経路部4
01〜408の動作は、第1および第2の実施形態で説
明されたように、アンテナ40とは絶縁された機械的な
構成により行われる。本実施形態の図では、当該機械的
な構成は図示を省略している。
【0051】図15に示すように、プラズマ処理中のプ
ロセス工程におけるアンテナ40の形態では、第1電気
経路部41と第2電気経路部401〜408は導電性の
蝶番42で接続されており、第1電気経路部41の上下
面と第2電気経路部401〜408の上下部との間の角
度はほぼ約0°である。これにより、プラズマ処理中に
は誘導結合を主とするアンテナ40を実現でき、アンテ
ナ40をプラズマ生成機構として設定することが可能で
ある。
【0052】図16と図17に、クリーニング工程にお
けるアンテナ40の状態を示す。クリーニング工程にお
けるアンテナ40の形態では、第1電気経路部41の上
下面と第2電気経路部401〜408の間の角度は約9
0°となる。これにより、放電容器内のプラズマに対向
するアンテナ40の面積(アンテナ面積)をクリーニン
グ中に大きくすることができる。この際、アンテナ40
の高さすなわち軸方向の長さは、電力導入窓12の高さ
より短くし、電極13とアンテナ40の間で大気放電が
発生しない程度とする。以上により、アンテナ40を用
いることにより、単一構造を有するアンテナで、プラズ
マ処理中にはプラズマに対向するアンテナ面積を小さく
し、クリーニング中でプラズマに対向するアンテナ面積
を増加させることが可能となる。こうして、1つのアン
テナ40で第1および第2の実施形態と同様の効果を達
成できる。
【0053】上記実施形態では、アンテナ40の内周縁
の形状を8角形としたが、内周縁の形状は任意の多角形
状とすることもできる
【0054】また第3実施形態の構成は、図18〜図2
0に示すように変形することもできる。図18は前述の
図14に相当し、プロセス工程時のアンテナ状態を示す
図、図19は図18中のE−E線断面図、図20はクリ
ーニング工程時のアンテナ状態を示す図である。前述の
第3実施形態では第1電気経路部の内周縁面を矩形とし
たのに対して、この実施形態では、第1電気経路部51
の当該内周縁面を鋭角の形状とし、アンテナ50の全体
的な断面形状で、鋭角な楔形状または鏃(やじり)形状
としている点に特徴がある。アンテナをかかる形状にす
ることによって、放電容器内のプラズマに対向するアン
テナ面を小さくし、プロセス中のプラズマ生成効率を向
上させることができる。アンテナ50は、内周縁が8角
形の第1電気経路部51と第2電気経路部501〜50
8から構成される。第2電気経路部501〜508の各
々は上下の部分501a,501b,…,508a,5
08bから構成され、蝶番52を介して開閉自在になる
ように第1電気経路部51に結合される。これらの構成
は、前述した第3実施形態の構成と同じである。第2電
気経路部の特徴は、図19に示すごとく、上下の部分の
断面が楔形状になっており、第1電気経路部と共に、全
体として、アンテナ50の断面形状を楔形に形成させる
ものである。
【0055】また、図20に示すように、クリーニング
中には第2電気経路部501〜508の上下の部分が第
1電気経路部51に対してほぼ90°となる。これによ
り放電容器の電力導入窓12を外周側より覆うことがで
き、プラズマに対向するアンテナ50の面積をクリーニ
ング中には大きくすることが可能である。従って、クリ
ーニング時には第3実施形態と同様の効果を期待でき
る。
【0056】次に、図21〜図23を参照して本発明の
第4の実施形態を説明する。この実施形態では、半球の
一部を用いた電力導入窓に対して適用した例を示す。図
21はプラズマ処理中の放電容器部分の外観図、図22
は第2アンテナの外観図、図23はクリーニング中の放
電容器部分の外観図を示す。
【0057】図21に示したように、半球状の誘電体の
一部を利用して形成された電力導入窓61の上には電極
62が設けられ、放電容器が形成されている。この放電
容器は、前述の実施形態で説明した真空容器11に配置
され、全体として真空槽を形成する。電力導入窓61の
外側の高さ方向のほぼ中央に、電力導入窓61の外側表
面に対して、断面の長手方向が垂直となる扁平形状の一
重巻きの第1アンテナ63を配置している。クリーニン
グ時に使用される第2アンテナ64は、図示されていな
い絶縁体支持部により支持され、放電容器の上方に配置
されており、放電容器の中心軸方向に図示しない駆動機
構により移動自在に設けられている。
【0058】図22に示すように、第2アンテナ64の
形状は電力導入窓61に覆い被さり、電力導入窓61に
沿うような半球状の一部となっている。ただし、第2ア
ンテナ64の第1アンテナ63に接触する位置近傍が外
側に窪んで溝状に形成されており、第2アンテナ64が
放電容器に覆い被さった場合、第2アンテナ64の半球
状となる部分が電力導入窓61に接近すると同時に、第
2アンテナ64と第1アンテナ63が接触する形状とな
っている。第2アンテナ64の第1アンテナ63の給電
部に当たる部分は半径方向に切り欠かれている。
【0059】プラズマ処理のプロセス工程時には、図2
1に示すように、第2アンテナ64は電力導入窓61か
ら離した状態とし、第1アンテナ63が使用され、これ
により、プラズマ処理中にはアンテナのプラズマに対す
る面積を最小とすることで、効率的なプラズマ生成を行
う。
【0060】放電容器内壁をクリーニングする工程時に
は、第2アンテナ64を電力導入窓61に接近させ、か
つ第2アンテナ64と第1アンテナ63を接触させて、
第1アンテナ63と第2アンテナ64を電気的に一体構
造とする。この結果、プラズマに対するアンテナ面積は
増大し、プラズマとアンテナの間の電力結合は容量結合
を主としたプラズマ生成機構とすることができる。これ
により、電力導入窓61をスパッタリングによって効率
的にクリーニングできる。前述した実施形態と同様の効
果を、半球状の電力導入窓に対しても適用することがで
きる。
【0061】次に、図24と図25を参照して本発明の
第5の実施形態を説明する。この実施形態では、平板状
の電力導入窓を用いたプラズマ処理装置に本発明を適用
した例を示す。図24は、第2アンテナとプラズマ処理
中のプラズマ処理装置の一部を切り欠いた外観図、図2
5はクリーニング中のプラズマ処理装置の縦断面図であ
る。各図において、前述の実施形態で説明した要素と実
質的に同一の要素には同一の符号を付している。
【0062】図24に示すように、円板状の電力導入窓
71は真空容器11の上壁部分にはめ込み式にて固定さ
れ、真空容器11の上壁を形成している。電力導入窓7
1の外側である大気側には、一重巻きのアンテナ72が
配置されている。アンテナ72はリボン状のものを環状
に湾曲させている。その一部は開いており、給電部を形
成する。真空容器11内には、電力導入窓71に対向し
て基板保持機構14が配置されている。また真空容器1
1にはヒータ線73が設けられている。その他の構成
は、前述の実施形態と実質的に同じである。
【0063】上記アンテナ72は、前述の第1アンテナ
に相当し、基板15をプラズマ処理するとき、プラズマ
を生成するための高周波電力を、電力導入窓71を経由
して真空容器11内に供給する。この実施形態の構成で
は、真空容器11が放電容器としても使用される。上記
アンテナ72は、プロセス工程で使用される第1アンテ
ナである。
【0064】上記の第1アンテナ72に対して、クリー
ニング用の第2アンテナ74が設けられる。第2アンテ
ナ74は、例えば図24に示されるように、電力導入窓
71の大気側の箇所であって、上下方向に移動自在に支
持される。図24に示した状態は、プロセス工程時であ
り、第2アンテナ74は電力導入窓71から離れてお
り、電力導入窓71には、固定された第1アンテナ72
が配置される。図から明らかなように、第1アンテナ7
2は電力導入窓71に対して立てた状態にあり、アンテ
ナ面積は小さいものとなっているので、誘導結合を主と
したプラズマ生成機構により、効率の良いプラズマ処理
を行うことが可能である。
【0065】また第2アンテナ74は、電力導入窓71
に近い部分に円盤状の平板部74aを有し、かつ平板部
74aの電力導入窓71に対向する面に第1アンテナ7
2を収容できるほぼ環状の溝74bを形成するための環
状突出部74cを有している。また第1アンテナ72の
切欠き部に対応して、スリット74dが形成されてい
る。平板部74aは、電力導入窓71の直径よりも小さ
い直径を有するが、電力導入窓71を全体的に覆うこと
ができる程度の広い面積(アンテナ面積)を有してい
る。
【0066】第2アンテナ74は電力導入窓71に接近
すると、同時に、第1アンテナ72と第2アンテナ74
は接触し、2つのアンテナは電気的に一体構造となる。
この際、電力導入窓71に向かう平板部74aの下端面
と第1アンテナ72の下面はほぼ一致する寸法とし、ク
リーニング中のプラズマと第2アンテナ74との距離を
短くし、プラズマと第2アンテナ74の間の容量を大き
くすることができる。また上記スリット74dは、幅数
十mm程度であり、第2アンテナ74の外周部から中心
付近まで形成される。スリット74dは、クリーニング
の際に、第1アンテナ72の電力導入点間と一致するよ
うに配置される。これにより、第2アンテナ74を流れ
る電流が電力導入点間に集中するのを防いでいる。
【0067】図25に示すように、真空容器11の放電
領域の内壁のクリーニング時には、第2アンテナ74を
電力導入窓71に接近させ、かつ、第2アンテナ74と
第1アンテナ72を接触させる。この結果、プラズマに
対するアンテナ面積は増大し、プラズマとアンテナの間
の電力結合は容量結合を主としたプラズマ生成機構とな
る。これにより、電力導入窓71をスパッタリングによ
って効率良くクリーニングできる。この構成によれば、
前述の各実施形態と同様に、平面状の電力導入窓71の
クリーニングも行える。
【0068】以上の実施形態では、1重巻きの環状アン
テナを用いた誘導結合型プラズマ源の例を示したが、多
重巻きの環状アンテナを用いたプラズマ源にも適用でき
る。また電極に対して、直流バイアスもしくは交流バイ
アス、またはこれらを併用してバイアスを印加する機構
を設けることもできる。これらのバイアスにより電極の
表面を常に清浄に保つことができる。
【0069】本発明の実施形態では、円筒状および半球
状の電力導入窓を用いた例を示したが、多角形状の筒と
なった放電容器に対しても、適用可能であることは言う
までもない。
【0070】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、2つのアンテナを利用し、あるいは単一のア
ンテナの構成を改良することによって、プラズマ処理中
にはアンテナのプラズマに対向する面積(アンテナ面
積)を小さくしてアンテナとプラズマの間の電力結合で
誘導結合が主となることで、効率良くプラズマを生成
し、他方、放電容器内のクリーニングを行う際には、ア
ンテナ面積を増大させることにより、アンテナとプラズ
マの間の電力結合で容量結合が主となることで、電力導
入窓をスパッタリングによってクリーニングすることが
できる。これにより、プラズマ処理の時間短縮と放電容
器内のクリーニング時間の短縮を両立することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラズマ処理状態のプラズマ処理装置の一部を
切り欠いた外観図である。
【図2】クリーニング処理で使用される第2アンテナの
外観図である。
【図3】図1におけるA−A線断面図である。
【図4】クリーニング時の第2アンテナの配置状態を示
す図1と同様な図である。
【図5】第2アンテナの支持部と駆動機構部の一例を示
し、プラズマ処理のプロセス工程時の状態を示す外観図
である。
【図6】第2アンテナの支持部と駆動機構部の一例を示
し、クリーニング工程時の状態を示す外観図である。
【図7】電極の大気側に複数の円環状永久磁石から成る
磁場形成機構を設けたプラズマ処理装置の外観図であ
る。
【図8】放電容器を取り囲む電磁石を設けたプラズマ処
理装置の外観図である。
【図9】第1アンテナの上下に円環状永久磁石を設けた
プラズマ処理装置の外観図である。
【図10】第2実施形態に係るプラズマ処理状態である
プラズマ処理装置の一部を切り欠いた外観図である。
【図11】プロセス時の第2アンテナの状態を示す放電
容器部分の平面図である。
【図12】クリーニング時の第2アンテナの状態を示す
放電容器部分の平面図である。
【図13】図12中のB−B線断面図である。
【図14】第3実施形態におけるプラズマ処理のプロセ
ス工程時におけるアンテナの状態を示す外観図である。
【図15】図14におけるC−C線断面図である。
【図16】放電容器のクリーニング工程時のアンテナの
外観図である。
【図17】図16におけるD−D線断面図である。
【図18】第3実施形態の変形例を示す図14と同様な
図である。
【図19】図18におけるE−E線断面図である。
【図20】第3実施形態の変形例においてクリーニング
時のアンテナ状態を示す断面図である。
【図21】本発明の第4の実施形態であるプラズマ処理
装置を示し、プラズマ処理中の放電容器部分の外観図で
ある。
【図22】第4実施形態における第2アンテナの外観図
である。
【図23】第4実施形態におけるクリーニング中の放電
容器部分の外観図である。
【図24】本発明の第5の実施形態であるプラズマ処理
装置を示し、プラズマ処理中の真空容器部分の外観図で
ある。
【図25】第5実施形態におけるクリーニング中の真空
容器の縦断面図である。
【図26】従来の誘導結合型プラズマ処理装置の一部を
切り欠いた外観図である。
【図27】アンテナの外観図である。
【図28】図27におけるF−F線断面図である。
【図29】他のアンテナの外観図である。
【図30】従来のプラズマ処理装置で、アンテナの形状
が変化した場合のプラズマ密度の放電圧力依存性を示す
グラフである。
【符号の説明】
11 真空容器 12 電力導入窓 13 電極 14 基板保持機構 15 基板 18 第1アンテナ 19,31 第2アンテナ 20,33 シリンダ 21 絶縁性支持部 22a〜22d 永久磁石 23 電磁石 24a,24b 永久磁石 40,50 アンテナ 61 電力導入窓 62 電極 63 第1アンテナ 64 第2アンテナ 71 電力導入窓 72 第1アンテナ 74 第2アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/31 H01L 21/302 B

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力導入窓とこの電力導入窓の一端を封
    じた電極とからなる放電容器と、前記放電容器と連通さ
    れる真空容器と、前記放電容器でプラズマを発生させる
    プラズマ生成機構と、前記真空容器の内部を減圧状態に
    保つ排気機構と、前記真空容器の内部に反応ガスを導入
    するガス導入機構と、前記電極に対し所定間隔をあけ、
    前記放電容器の内部空間に接近させて前記真空容器内に
    設置される基板保持機構を備えたプラズマ処理装置にお
    いて、 前記プラズマ生成機構は、前記電力導入窓の周囲に固定
    されたアンテナ面積の小さいプロセス用の第1アンテナ
    と、前記電力導入窓に対して移動自在に設けられたアン
    テナ面積の大きいクリーニング用の第2アンテナを備
    え、前記第2アンテナは、プロセス時には前記電力導入
    窓から離され、クリーニング時には前記電力導入窓に接
    近しかつ前記第1アンテナに電気的に接触することを特
    徴とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記電力導入窓は実質的に筒形であり、
    前記第1アンテナは実質的に環状であり、前記第2アン
    テナは外周面に環状部を有する実質的に筒形状であり、 前記第2アンテナは前記電力導入窓の軸方向に移動自在
    であり、前記第2アンテナが前記電力導入窓に接近する
    とき、前記第2アンテナは前記電力導入窓と前記第1ア
    ンテナの間に挿入され、前記環状部が前記第1アンテナ
    と接触するように構成されることを特徴とする請求項1
    記載のプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記電力導入窓は実質的に筒形であり、
    かつ前記第1アンテナは実質的に環状であり、 前記第2アンテナは、大きなアンテナ面積を作る壁部と
    この壁部の内側面に前記第1アンテナを収容する溝部を
    形成する外側突出部とからなり、かつ前記電力導入窓の
    径方向に移動自在であり、前記第2アンテナが前記電力
    導入窓に接近するとき、前記第1アンテナは前記第2ア
    ンテナの前記溝部に接触状態で収容され、かつ前記壁部
    が前記電力導入窓に対向するように構成されることを特
    徴とする請求項1記載のプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記電力導入窓は実質的に半球形状また
    はその一部であり、かつ前記第1アンテナは実質的に環
    状であり、 前記第2アンテナは、実質的に半球形状またはその一部
    の形状を有し、かつ前記電力導入窓に対して上下方向に
    移動自在であり、前記第2アンテナが前記電力導入窓に
    接近するとき、前記第2アンテナは前記電力導入窓を覆
    い、その一部が前記第1アンテナと接触するように構成
    されることを特徴とする請求項1記載のプラズマ処理装
    置。
  5. 【請求項5】 平板状の電力導入窓を備える真空容器
    と、前記真空容器内でプラズマを発生させるプラズマ生
    成機構と、前記真空容器の内部を減圧状態に保つ排気機
    構と、前記真空容器の内部に反応ガスを導入するガス導
    入機構と、放電領域に接近させて前記真空容器内に設置
    される基板保持機構を備えたプラズマ処理装置におい
    て、 前記プラズマ生成機構は第1アンテナと第2アンテナを
    有し、 前記第1アンテナは実質的に環状であり、 前記第2アンテナは、前記電力導入窓を被う平板部とこ
    の平板部の対向面に前記第1アンテナを収容する環状溝
    部を形成する外側突出部とからなり、前記電力導入窓に
    直交する方向に移動自在であり、前記第2アンテナが前
    記電力導入窓に接近するとき、前記第1アンテナは前記
    第2アンテナの前記溝部に接触状態で収容され、かつ前
    記平板部が前記電力導入窓に対向するように構成される
    ことを特徴とするプラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 電力導入窓とこの電力導入窓の一端を封
    じた電極とからなる放電容器と、前記放電容器と連通さ
    れる真空容器と、前記放電容器でプラズマを発生させ
    る、アンテナを備えたプラズマ生成機構と、前記真空容
    器の内部を減圧状態に保つ排気機構と、前記真空容器の
    内部に反応ガスを導入するガス導入機構と、前記電極に
    対し所定間隔をあけ、前記放電容器の内部空間に接近さ
    せて前記真空容器内に設置される基板保持機構を備えた
    プラズマ処理装置において、 前記プラズマ生成機構の前記アンテナは、前記電力導入
    窓を取り囲み、内周が多角形状である実質的に環状の第
    1電気経路部と、この第1電気経路部の各辺部分に導電
    性蝶番で取り付けられた2枚の導電性方形板からなる第
    2電気経路部からなり、プロセス時には、前記第2電気
    経路部を前記電力導入窓の外表面に対して垂直にして前
    記アンテナの前記電力導入窓に対向する面積を小さく
    し、クリーニング時には、前記第2電気経路部を前記電
    力導入窓の外表面に対して平行とすることで、前記電力
    導入窓の周囲を覆い前記アンテナの前記電力導入窓に対
    向する面積を大きくするように構成されることを特徴と
    するプラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第1電気経路部の断面形状と前記第
    2電気経路部の断面形状を、前記電力導入窓側の部分が
    鋭利となるように形成したことを特徴とする請求項6記
    載のプラズマ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記放電容器の内部に磁場を与えるよう
    に、前記放電容器の外側に磁場形成機構を設けたことを
    特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のプラズ
    マ処理装置。
  9. 【請求項9】 前記電極に対して、交流バイアスもしく
    は直流バイアス、またはこれらを併用してなるバイアス
    を与えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項
    に記載のプラズマ処理装置。
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