JPH10302716A - 金属蒸気放電灯 - Google Patents

金属蒸気放電灯

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JPH10302716A
JPH10302716A JP12470597A JP12470597A JPH10302716A JP H10302716 A JPH10302716 A JP H10302716A JP 12470597 A JP12470597 A JP 12470597A JP 12470597 A JP12470597 A JP 12470597A JP H10302716 A JPH10302716 A JP H10302716A
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JP
Japan
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electrode
sintered
tube
support tube
discharge lamp
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Application number
JP12470597A
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English (en)
Inventor
Koji Yoshida
浩二 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwasaki Denki KK
Original Assignee
Iwasaki Denki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】焼結型電極と電極支持管とよりなる電極マウン
トを用いた放電灯において、発光管製造中の電極マウン
ト全長のばらつきが生じるばかりでなく、電極芯棒の中
心や電極支持管の中心あるいはカシメ位置の中心のずれ
が生じることなく、作業性の向上及び品質の安定化が可
能でかつ点灯中のランプ電圧の変動がなく、ランプ特性
が優れた金属蒸気放電灯を提供することを目的とする。 【解決手段】透光性アルミナ管の両端に電極マウントを
封着し、管内に発光物質を封入してなり、前記電極マウ
ントは、発光管両端部に封止された電極支持管と該支持
管の先端部に固定された焼結型電極とにより構成し、該
焼結型電極は芯棒部と本体部とからなり、該芯棒部と本
体部とは焼結体により一体的に形成されていることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、金属蒸気放電灯用
発光管に用いられる電極の改良に関し、特に電極支持管
と焼結型電極とのマウント構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】焼結型電極を用いる金属蒸気放電灯用電
極マウント構造において、電極本体と電極支持管とを溶
接する際、電極本体と一体化した電極芯棒を一定の長さ
だけ、電極支持管の開口部に差し込み、前記開口部をカ
シメ付けした後、プラズマ溶接を行うことにより、固定
している。図6は、前記電極マウント構造を示す要部説
明図であり、図中31は電極支持管であり、その先端開
口部に焼結型電極本体32と電極芯棒33とがカシメ付
けにより、固定されている。
【0003】また、焼結型電極を用いた金属蒸気放電灯
の発光管の最冷部が電極支持管内にある電極マウント構
造において、ランプ点灯の際の発光管内のナトリウム−
水銀アマルガム蒸気の流通用として電極支持管に挿通孔
を形成することが行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる構造において、
電極芯棒と電極支持管のカシメを行う場合、電極本体と
電極支持管との距離がずれ、電極マウント全長がばらつ
きランプ電圧に悪影響を与えたり、電極芯棒の中心や電
極支持管の中心あるいはカシメ位置の中心がずれ、電極
本体が傾くことにより、両電極間のアーク長がばらつき
ランプ電圧に影響してしまう問題がある。
【0005】また、アマルガム蒸気の流通用として電極
支持管に挿通孔を形成する構造において、電極マウント
を作製する際、電極支持管に挿通孔を形成する作業が必
要であり、孔をあける際、電極支持管がへこんだり、バ
リがでたり、孔開け後は洗浄しなければならないという
問題がある。さらに、電極支持管に形成した孔の位置が
ずれ電極芯棒部と重なったり、発光管の端部のディスク
と重なることにより、アマルガム蒸気の挿通孔が塞がれ
たり、発光管を封止する際にフリットが流れ込み孔を塞
ぐという問題が生じる。
【0006】本発明は前記に鑑みてなされたもので、金
属蒸気放電灯用発光管の電極マウントとして、焼結型電
極と電極支持管とを用いた放電灯において、放電灯製造
中の電極マウント全長のばらつきが生じるばかりでなく
電極芯棒の中心や電極支持管の中心あるいはカシメ位置
の中心のずれが生じることなく、作業性の向上及び品質
の安定化が可能でかつ点灯中のランプ電圧の変動がな
く、ランプ特性が優れた金属蒸気放電灯を提供すること
を目的とする。
【0007】また本発明は、焼結型電極を用い電極支持
管内に最冷部を有する発光管の電極マウント構造におい
て、製造工程中の電極支持管に挿通孔を形成する作業を
廃止し、電極マウント製造中にアマルガムの流通口を塞
ぐということがなく、作業性がよく、品質が安定した金
属蒸気放電灯を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、透光性アルミナ管の両端に電極マウント
を封着し管内に発光物質を封入してなり、前記電極マウ
ントは、発光管両端部に封止された電極支持管と該支持
管の先端部に固定された焼結型電極とにより構成し、該
焼結型電極は芯棒部と本体部とからなり、該芯棒部と本
体部とは焼結体により一体的に形成されていることを特
徴とする。
【0009】また、本発明は、透光性アルミナ管の両端
に電極マウントを封着し管内に発光物質を封入してな
り、前記電極マウントは、発光管両端部に封止された電
極支持管と該支持管の先端部に固定された焼結型電極と
により構成し、該焼結型電極は芯棒部と本体部とからな
り該芯棒部と本体部とは焼結体により一体的に形成さ
れ、かつ該焼結体に前記発光物質のアマルガム流通用の
挿通孔あるいは挿通溝を形成してなる。
【0010】前記電極を焼結体により一体化し、芯棒部
の径と電極支持管の内径を同じ大きさとし、電極支持管
の開口部に係止するための凸部を電極本体部に設けるこ
とにより、電極マウントの全長およびアーク長のばらつ
きがなくなり、ランプ電圧のばらつきを防止する。
【0011】また、前記焼結型電極がアマルガム蒸気の
流通口を有することにより、電極マウント製造中にアマ
ルガム蒸気の流通口を塞ぐことがなくなり、発光管の不
良を防止し、かつ電極マウントの製造の際の作業性を向
上する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施例に基
づいて説明する。図1は本発明に係わる金属蒸気放電灯
の発光管の要部断面図であり、図2は電極マウントの要
部断面図である。図中1は透光性アルミナ管であり、そ
の両端にはアルミナディスク2が封着され、該ディスク
2の中央部にはニオビウム製の電極支持管3と焼結型電
極4とからなる電極マウントが貫通封着され、内部には
不活性ガスと共にナトリウムと水銀のアマルガムが封入
されている。
【0013】前記焼結型電極4は、電極本体部5と電極
芯棒部6とからなりタングステンとエミッタとの焼結体
により一体化され、芯棒部6は電極支持管3の内径と同
じ径の円柱形であり、前記本体部5の側面には焼結型電
極4と電極支持管3とを一定の位置で溶接するための係
止用凸部7を少なくとも1ヶ所以上形成している。ま
た、図中8は電極支持管3に形成されたアマルガム挿通
用の孔であり、製造の際発光管内を排気してアマルガム
等を封入して、封止される。かかる構造において、焼結
型電極4と電極支持管3とを溶接する際の両電極間のア
ーク長のばらつき、電極マウント全長のばらつきによる
ランプ電圧の変化を防止できる。
【0014】図3は他の電極マウントの要部断面図であ
り、焼結型電極4aは、段部9を介して本体部5aと芯
棒部6aとからなる焼結体により一体化され、芯棒部6
aは電極支持管3の内径と同じ径の円柱形であり、電極
支持管3の端部に挿入され、該支持管の端面と前記段部
9とが当接され、一定の位置で溶接して固定される。ま
た、図中8はアマルガム挿通用孔である。
【0015】図4(a),(b)は本発明の第2の実施
例を示す電極マウントの要部断面図及び要部平面図であ
り、電極支持管13の端部には焼結型電極14が挿入固
定されている。かかる電極14は段部19を介して本体
部15と芯棒部16とからなる焼結体により一体化さ
れ、芯棒部16は電極支持管13の内径と同じ径の円柱
形であり、かつ焼結体の中央部を貫通してアマルガム蒸
気の流通口としての挿通孔18が形成されている。かか
る構造において、電極マウントを製造する際、電極支持
管に別途挿通孔を形成する工程が省略できるばかりでな
く、またアマルガム蒸気の流通口を塞ぐことによる発光
管の不良を防止できる。
【0016】図5(a),(b)は同じく他の実施例で
ある電極マウントの要部断面図及び要部平面図であり、
電極支持管23と焼結型電極24とからなり、該焼結型
電極24は段部29を介して本体部25と芯棒部26か
らなる焼結体により一体化され、芯棒部26は電極支持
管23の内径と同じ径の円柱形であり、かつ芯棒部26
の端面から段部29にかけて、アマルガム挿通用の切欠
き溝28を形成している。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる金
属蒸気放電灯は、電極支持管の内径と電極芯棒の径とを
ほぼ同じ大きさとし、焼結型電極を係止用凸部あるいは
段部を介して電極支持管に係止させ溶接することによ
り、アーク長のばらつきや電極マウント全長のばらつき
によるランプ電圧の変化を防止し安定した特性のランプ
が得られる。
【0018】また、本発明に係わる他の金属蒸気放電灯
は、アマルガム蒸気の流通口を焼結型電極に形成するこ
とにより、電極マウント工程における作業性の向上及び
アマルガム蒸気の流通口を塞ぐことによる発光管不良を
防止したランプが得られるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である金属蒸気放電灯の発光
管の要部断面図である。
【図2】図1に用いられる発光管電極マウントを示す要
部断面図である。
【図3】同じく他の電極マウントの要部断面図である。
【図4】本発明に係る第2の発光管電極マウントを示す
要部断面図(a)及び要部平面図(b)である。
【図5】同じく他の電極マウントの要部断面図(a)及
び要部平面図(b)である。
【図6】従来の発光管電極マウントを示す要部断面図で
ある。
【符号の説明】
1 透光性アルミナ管 2 アルミナディスク 3,13,23 電極支持管 4,14,24 焼結型電極 5,15,25 電極本体部 6,16,26 電極芯棒部 7 係止用凸部 8,18 挿通孔 28 挿通溝 9,19,29 段部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性アルミナ管の両端に電極マウント
    を封着し、管内に発光物質を封入してなる金属蒸気放電
    灯において、前記電極マウントは、発光管両端部に封止
    された電極支持管と、該支持管の先端部に固定された焼
    結型電極とにより構成し、該焼結型電極は芯棒部と本体
    部とからなり、該芯棒部と本体部とは焼結体により一体
    的に形成されていることを特徴とする金属蒸気放電灯。
  2. 【請求項2】 前記焼結型電極の芯棒部は、前記電極支
    持管の開口部内径と同一径の円柱形からなり、前記本体
    部は、前記開口部を所定の位置で係止するための係止用
    凸部を少なくとも一個以上有しており、前記芯棒部は電
    極支持管の開口部内に前記凸部が突き当たる位置まで挿
    入し、固定されていることを特徴とする請求項1項記載
    の金属蒸気放電灯。
  3. 【請求項3】 前記焼結型電極の本体部は、前記電極支
    持管の開口部内径より大きい径の円柱形からなり、前記
    本体部と前記芯棒部とは段部を介して一体的に形成し、
    該段部が係止用凸部となるように構成する請求項1項記
    載の金属蒸気放電灯。
  4. 【請求項4】 透光性アルミナ管の両端に電極マウント
    を封着し、管内に発光物質を封入してなる金属蒸気放電
    灯において、前記電極マウントは、発光管両端部に封止
    された電極支持管と、該支持管の先端部に固定された焼
    結型電極とにより構成し、該焼結型電極は芯棒部と本体
    部とからなり該芯棒部と本体部とは焼結体により一体的
    に形成され、かつ該焼結体に前記発光物質のアマルガム
    流通用の挿通孔あるいは挿通溝を形成してなる金属蒸気
    放電灯。
JP12470597A 1997-04-30 1997-04-30 金属蒸気放電灯 Pending JPH10302716A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100434194B1 (ko) * 2001-06-25 2004-06-04 빙린 양 방전램프용 발광체
JP2005285676A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Nippon Tungsten Co Ltd 放電灯用電極
CN1324644C (zh) * 2003-03-10 2007-07-04 日本碍子株式会社 高压放电灯用发光容器及高压放电灯

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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