JPH10301421A - 定着器の用紙ガイド取付け構造 - Google Patents
定着器の用紙ガイド取付け構造Info
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- JPH10301421A JPH10301421A JP11136397A JP11136397A JPH10301421A JP H10301421 A JPH10301421 A JP H10301421A JP 11136397 A JP11136397 A JP 11136397A JP 11136397 A JP11136397 A JP 11136397A JP H10301421 A JPH10301421 A JP H10301421A
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- fixing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の定着器では、定着部へ用紙を案内する
ガイドプレートをユニットフレームの左右側壁にビスで
固定して取付けていたので、部品点数や工数が多くなっ
ていた。また、ユニットフレームとガイドプレートでは
熱膨張率が異なり、高温で使用する両者の間には歪みが
生じ、ユニットフレームが変形していた。 【解決手段】 定着器６０に配設したガイドプレート６
３の一端を用紙搬送路の一方の側壁６ａに固着し、ガイ
ドプレートの他端は他方の側壁６ａに形成した係止孔６
ｂへ摺動自在に嵌入して係止し、該ガイドプレート６３
の係止側端から外側へ突出して形成した凸部６３ｂの肩
部６３ｃを前記側壁６ａの内面に当接し、ガイドプレー
ト６３を搬送される用紙がガイドプレート６３のプレー
ト面６３ｄに摺接する方向に傾斜させ、ガイドプレート
６３の用紙搬送方向先端を、加熱ローラ６１と加圧ロー
ラ６２とが圧接するニップ部の近傍に位置させる。
ガイドプレートをユニットフレームの左右側壁にビスで
固定して取付けていたので、部品点数や工数が多くなっ
ていた。また、ユニットフレームとガイドプレートでは
熱膨張率が異なり、高温で使用する両者の間には歪みが
生じ、ユニットフレームが変形していた。 【解決手段】 定着器６０に配設したガイドプレート６
３の一端を用紙搬送路の一方の側壁６ａに固着し、ガイ
ドプレートの他端は他方の側壁６ａに形成した係止孔６
ｂへ摺動自在に嵌入して係止し、該ガイドプレート６３
の係止側端から外側へ突出して形成した凸部６３ｂの肩
部６３ｃを前記側壁６ａの内面に当接し、ガイドプレー
ト６３を搬送される用紙がガイドプレート６３のプレー
ト面６３ｄに摺接する方向に傾斜させ、ガイドプレート
６３の用紙搬送方向先端を、加熱ローラ６１と加圧ロー
ラ６２とが圧接するニップ部の近傍に位置させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式画像記
録装置などに用いられ、用紙に転写されたトナー像を定
着するための定着器の用紙ガイド取付け構造に関する。
録装置などに用いられ、用紙に転写されたトナー像を定
着するための定着器の用紙ガイド取付け構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、電子写真方式の画像記録装置
などにおいては、記録部で用紙に転写されたトナー像
は、定着器で定着されて永久画像とされる。この定着器
のユニットフレームには加熱ローラと加圧ローラとが対
向して取付けられ、両ローラは圧接している。また、該
両ローラが圧接しているニップ部へ用紙が正しく導入さ
れるように、例えばユニットフレームに、用紙をガイド
するガイドプレートを設けている。ガイドプレートは板
金などの金属部材により形成され、該ガイドプレートは
樹脂製のユニットフレームの用紙幅方向の両側に形成し
た、用紙搬送路の側壁間に配設して、該両側壁にビスな
どで固定して取付けられていた。
などにおいては、記録部で用紙に転写されたトナー像
は、定着器で定着されて永久画像とされる。この定着器
のユニットフレームには加熱ローラと加圧ローラとが対
向して取付けられ、両ローラは圧接している。また、該
両ローラが圧接しているニップ部へ用紙が正しく導入さ
れるように、例えばユニットフレームに、用紙をガイド
するガイドプレートを設けている。ガイドプレートは板
金などの金属部材により形成され、該ガイドプレートは
樹脂製のユニットフレームの用紙幅方向の両側に形成し
た、用紙搬送路の側壁間に配設して、該両側壁にビスな
どで固定して取付けられていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし前述のように、
ガイドプレートをユニットフレームの用紙幅方向に形成
した両側壁にビスなどで固定して取付けると、取付けの
ための部品点数や取付け工数が多くなっていた。また、
樹脂製のユニットフレームと金属製のガイドプレートで
は熱膨張率が異なるので、高温状態で使用する両者の間
には熱による寸法変化の違いにより歪みが生じ、場合に
よっては樹脂製のユニットフレームが変形することがあ
った。
ガイドプレートをユニットフレームの用紙幅方向に形成
した両側壁にビスなどで固定して取付けると、取付けの
ための部品点数や取付け工数が多くなっていた。また、
樹脂製のユニットフレームと金属製のガイドプレートで
は熱膨張率が異なるので、高温状態で使用する両者の間
には熱による寸法変化の違いにより歪みが生じ、場合に
よっては樹脂製のユニットフレームが変形することがあ
った。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、定着器の用紙
ガイド取付け構造における以上のような課題を解決すべ
く、次のような手段を用いるものである。即ち、用紙に
転写されたトナー像を定着するための定着器に、該定着
器の定着部へ用紙を案内するガイドプレートを配設し、
該ガイドプレートの一端を用紙搬送路の一方の側壁に固
着し、ガイドプレートの他端は他方の側壁に形成した係
止孔へ摺動自在に嵌入して係止させる。
ガイド取付け構造における以上のような課題を解決すべ
く、次のような手段を用いるものである。即ち、用紙に
転写されたトナー像を定着するための定着器に、該定着
器の定着部へ用紙を案内するガイドプレートを配設し、
該ガイドプレートの一端を用紙搬送路の一方の側壁に固
着し、ガイドプレートの他端は他方の側壁に形成した係
止孔へ摺動自在に嵌入して係止させる。
【０００５】また、前記ガイドプレートに、該ガイドプ
レートの係止側端から外側へ突出した凸部を形成し、該
凸部の肩部を前記側壁の内面に当接する。
レートの係止側端から外側へ突出した凸部を形成し、該
凸部の肩部を前記側壁の内面に当接する。
【０００６】また、前記ガイドプレートを、搬送される
用紙がガイドプレートのプレート面に摺接する方向に傾
斜させ、ガイドプレートの用紙搬送方向先端を、加熱ロ
ーラと加圧ローラとが圧接するニップ部の近傍に位置さ
せる。
用紙がガイドプレートのプレート面に摺接する方向に傾
斜させ、ガイドプレートの用紙搬送方向先端を、加熱ロ
ーラと加圧ローラとが圧接するニップ部の近傍に位置さ
せる。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付の図
面より説明する。図１は本発明の定着器の用紙ガイド取
付け構造を備えた、電子写真式画像記録装置の内部を示
す側面断面図、図２は定着器を示す平面図、図３は同じ
く側面断面図、図４はガイドプレートの取付け構造を示
す斜視図である。
面より説明する。図１は本発明の定着器の用紙ガイド取
付け構造を備えた、電子写真式画像記録装置の内部を示
す側面断面図、図２は定着器を示す平面図、図３は同じ
く側面断面図、図４はガイドプレートの取付け構造を示
す斜視図である。
【０００８】まず、本発明の定着器の用紙ガイド取付け
構造を備えた電子写真式画像記録装置の概略構成につい
て、図１により説明する。プロセスユニットＰＵが、画
像記録装置Ｐの上部に配設され、該プロセスユニットＰ
Ｕはドラムユニット１０と現像器ユニット４などとから
成っている。ドラムユニット１０内には、感光体ドラム
１が配設され、該感光体ドラム１の周囲にその回転方向
（矢視Ａ）に沿って帯電器２、光書き込みユニット（Ｌ
ＥＤヘッドアレイ）３、現像器ユニット４、転写器５、
メモリ除去部材５１、絶縁性部材５２が順に配設されて
いる。
構造を備えた電子写真式画像記録装置の概略構成につい
て、図１により説明する。プロセスユニットＰＵが、画
像記録装置Ｐの上部に配設され、該プロセスユニットＰ
Ｕはドラムユニット１０と現像器ユニット４などとから
成っている。ドラムユニット１０内には、感光体ドラム
１が配設され、該感光体ドラム１の周囲にその回転方向
（矢視Ａ）に沿って帯電器２、光書き込みユニット（Ｌ
ＥＤヘッドアレイ）３、現像器ユニット４、転写器５、
メモリ除去部材５１、絶縁性部材５２が順に配設されて
いる。
【０００９】感光体ドラム１と帯電器２とメモリ除去部
材５１と絶縁性部材５２とはドラムユニット１０として
ユニット化され、ドラムユニット１０の感光体ドラム１
の軸１ａを現像器ユニット４に着脱自在に係合させてい
る。そして、このプロセスユニットＰＵは装置本体に着
脱自在に設置され、ドラムユニット１０と現像器ユニッ
ト４とを一体的に、またドラムユニット１０のみを装置
本体上方に取り外し可能としている。このように構成す
ることで、プロセスユニットＰＵ内で用紙詰まりなどが
発生した際に、容易に該用紙を取り出せるようにしてい
る。
材５１と絶縁性部材５２とはドラムユニット１０として
ユニット化され、ドラムユニット１０の感光体ドラム１
の軸１ａを現像器ユニット４に着脱自在に係合させてい
る。そして、このプロセスユニットＰＵは装置本体に着
脱自在に設置され、ドラムユニット１０と現像器ユニッ
ト４とを一体的に、またドラムユニット１０のみを装置
本体上方に取り外し可能としている。このように構成す
ることで、プロセスユニットＰＵ内で用紙詰まりなどが
発生した際に、容易に該用紙を取り出せるようにしてい
る。
【００１０】ドラムユニット１０の下流側には、用紙に
転写されたトナー像を定着するための定着器６０が配設
され、該定着器６０は互いに圧接された加熱ローラ６１
と加圧ローラ６２、用紙を前記両ローラが圧接したニッ
プ部へ案内するガイドプレート６３、及び用紙を装置外
部へ排出する排出ローラ６７等から構成されている。こ
のガイドプレート６３により、トナー像が転写された用
紙が、定着部である加熱ローラ６１と加圧ローラ６２と
が圧接したニップ部へ案内され、該ニップ部でトナー像
が定着されて永久画像となり、その後排出ローラ６７に
よって装置外部へ排出される。
転写されたトナー像を定着するための定着器６０が配設
され、該定着器６０は互いに圧接された加熱ローラ６１
と加圧ローラ６２、用紙を前記両ローラが圧接したニッ
プ部へ案内するガイドプレート６３、及び用紙を装置外
部へ排出する排出ローラ６７等から構成されている。こ
のガイドプレート６３により、トナー像が転写された用
紙が、定着部である加熱ローラ６１と加圧ローラ６２と
が圧接したニップ部へ案内され、該ニップ部でトナー像
が定着されて永久画像となり、その後排出ローラ６７に
よって装置外部へ排出される。
【００１１】ドラムユニット１０の上流側には、フィー
ドローラ７１・７２・７２’、ピックアップローラ７３
・７３’、下ガイド７８、及び上ガイド７７などから構
成される用紙搬送経路７が設けられて、給紙カセット７
４から繰り出された用紙を、プロセスユニットＰＵが設
置されたプロセス部へ搬送するよう構成し、また手差し
により装置外部から用紙を供給する用紙搬送路８０を設
けて、該用紙搬送路８０の先端が前記用紙搬送経路７と
合流するようにしている。
ドローラ７１・７２・７２’、ピックアップローラ７３
・７３’、下ガイド７８、及び上ガイド７７などから構
成される用紙搬送経路７が設けられて、給紙カセット７
４から繰り出された用紙を、プロセスユニットＰＵが設
置されたプロセス部へ搬送するよう構成し、また手差し
により装置外部から用紙を供給する用紙搬送路８０を設
けて、該用紙搬送路８０の先端が前記用紙搬送経路７と
合流するようにしている。
【００１２】また、前記現像ユニット４は、トナー４０
を貯留する現像器本体４１と、該現像器本体４１の下部
に配置した供給ローラ４２と、該供給ローラ４２と感光
体ドラム１との間に配設して互いに転接するよう位置さ
せた現像ローラ４３と、現像器本体４１内に配設して貯
留されたトナー４０を攪拌する攪拌体４４と、前記現像
ローラ４３のトナー４０の搬送方向の下流側周面に弾設
されたトナー規制用ブレード４５とから成っている。
を貯留する現像器本体４１と、該現像器本体４１の下部
に配置した供給ローラ４２と、該供給ローラ４２と感光
体ドラム１との間に配設して互いに転接するよう位置さ
せた現像ローラ４３と、現像器本体４１内に配設して貯
留されたトナー４０を攪拌する攪拌体４４と、前記現像
ローラ４３のトナー４０の搬送方向の下流側周面に弾設
されたトナー規制用ブレード４５とから成っている。
【００１３】次に、定着器の用紙ガイド取付け構造につ
いて図２乃至図４により説明する。定着器６０は、樹脂
成型したユニットフレーム６に加熱ローラ６１と加圧ロ
ーラ６２とを対向して配設し、用紙を両ローラ６１・６
２のニップ部へ案内するガイドプレート６３を設けて、
用紙に転写されたトナー像を定着するよう構成してい
る。加圧ローラ６２は加熱ローラ６１側に付勢されて該
加熱ローラ６１と圧接しており、加熱ローラ６１の外周
面にはセンサ６４の検出部６４ａが摺接して、該加熱ロ
ーラ６１表面の温度を検知している。加熱ローラ６１は
矢視Ｅ方向に回転を行い、該加熱ローラ６１の上方には
清掃部材６８を配設し、該清掃部材６８の下端を加熱ロ
ーラ６１外周面に摺接させて、加熱ローラ６１の外周面
を清掃するようにしている。また、加熱ローラ６１と加
圧ローラ６２とのニップ部より下流側において、分離爪
６６が加熱ローラ６１外周面に摺接しており、該ニップ
部を通過した用紙が加熱ローラ６１に巻き付くことを防
止している。そして、加熱ローラ６１と加圧ローラ６２
とによってトナー像を定着された用紙は、排出ローラ６
７により装置外部へ排出される。
いて図２乃至図４により説明する。定着器６０は、樹脂
成型したユニットフレーム６に加熱ローラ６１と加圧ロ
ーラ６２とを対向して配設し、用紙を両ローラ６１・６
２のニップ部へ案内するガイドプレート６３を設けて、
用紙に転写されたトナー像を定着するよう構成してい
る。加圧ローラ６２は加熱ローラ６１側に付勢されて該
加熱ローラ６１と圧接しており、加熱ローラ６１の外周
面にはセンサ６４の検出部６４ａが摺接して、該加熱ロ
ーラ６１表面の温度を検知している。加熱ローラ６１は
矢視Ｅ方向に回転を行い、該加熱ローラ６１の上方には
清掃部材６８を配設し、該清掃部材６８の下端を加熱ロ
ーラ６１外周面に摺接させて、加熱ローラ６１の外周面
を清掃するようにしている。また、加熱ローラ６１と加
圧ローラ６２とのニップ部より下流側において、分離爪
６６が加熱ローラ６１外周面に摺接しており、該ニップ
部を通過した用紙が加熱ローラ６１に巻き付くことを防
止している。そして、加熱ローラ６１と加圧ローラ６２
とによってトナー像を定着された用紙は、排出ローラ６
７により装置外部へ排出される。
【００１４】前記ガイドプレート６３はユニットフレー
ム６の用紙幅方向両側に形成した側壁６ａ・６ａ間に配
設されている。該ガイドプレート６３は板金などの金属
製板状部材を屈曲して側面視略「く」字状に形成し、屈
曲側を感光体ドラム１側へ向けて配置している。また、
用紙幅方向におけるガイドプレート６３の一端部は前記
側壁６ａと平行に屈曲して固定孔６３ａを穿設し、該ガ
イドプレート６３の他端には外側方向へ突出した凸部６
３ｃ・６３ｃを形成している。
ム６の用紙幅方向両側に形成した側壁６ａ・６ａ間に配
設されている。該ガイドプレート６３は板金などの金属
製板状部材を屈曲して側面視略「く」字状に形成し、屈
曲側を感光体ドラム１側へ向けて配置している。また、
用紙幅方向におけるガイドプレート６３の一端部は前記
側壁６ａと平行に屈曲して固定孔６３ａを穿設し、該ガ
イドプレート６３の他端には外側方向へ突出した凸部６
３ｃ・６３ｃを形成している。
【００１５】図４に示すように、このように形成したガ
イドプレート６３の一端部の凸部６３ｃ・６３ｃを、ユ
ニットフレーム６に形成した用紙搬送路の一側の側壁６
ａに開口した係止孔６ｂ・６ｂに摺動自在に嵌入して係
止し、該ガイドプレート６３の他端部に設けた固定孔６
３ａと、ユニットフレーム６に形成した用紙搬送路の他
側の側壁６ａに設けた固定孔とを螺子８９などの固定具
を介して連結固定して、ガイドプレート６３をユニット
フレーム６に取付けている。尚、前記凸部６３ｃは、本
実施例においては２箇所に形成しているが、これに限る
ものではなく、必要に応じて１箇所もしくは３箇所以上
に形成すればよい。
イドプレート６３の一端部の凸部６３ｃ・６３ｃを、ユ
ニットフレーム６に形成した用紙搬送路の一側の側壁６
ａに開口した係止孔６ｂ・６ｂに摺動自在に嵌入して係
止し、該ガイドプレート６３の他端部に設けた固定孔６
３ａと、ユニットフレーム６に形成した用紙搬送路の他
側の側壁６ａに設けた固定孔とを螺子８９などの固定具
を介して連結固定して、ガイドプレート６３をユニット
フレーム６に取付けている。尚、前記凸部６３ｃは、本
実施例においては２箇所に形成しているが、これに限る
ものではなく、必要に応じて１箇所もしくは３箇所以上
に形成すればよい。
【００１６】また、ガイドプレート６３は用紙搬送経路
の下方に配設され、用紙搬送方向に向かって高位置にな
るよう傾斜して取付けられており、用紙搬送方向におけ
る先端は加熱ローラ６１と加圧ローラ６２とのニップ部
近傍に位置している。これにより、ドラムユニット１０
から定着器６０へ搬送されてきた用紙の先端は、ガイド
プレート６３のプレート面６３ｄに当接し、その後用紙
は該プレート面６３ｄに摺接しながら搬送されて、加熱
ローラ６１と加圧ローラ６２とのニップ部へ適正な姿勢
で、また適正な位置に案内されるのである。
の下方に配設され、用紙搬送方向に向かって高位置にな
るよう傾斜して取付けられており、用紙搬送方向におけ
る先端は加熱ローラ６１と加圧ローラ６２とのニップ部
近傍に位置している。これにより、ドラムユニット１０
から定着器６０へ搬送されてきた用紙の先端は、ガイド
プレート６３のプレート面６３ｄに当接し、その後用紙
は該プレート面６３ｄに摺接しながら搬送されて、加熱
ローラ６１と加圧ローラ６２とのニップ部へ適正な姿勢
で、また適正な位置に案内されるのである。
【００１７】以上のように構成した定着器６０において
は、用紙に転写されたトナー像は加熱ローラ６１及び加
圧ローラ６２の加熱、加圧作用により、トナー中の樹脂
成分が溶融するとともに融着することで永久画像となる
が、高温に加熱された加熱ローラ６１によって該定着器
６０全体が高温に加熱される。この結果、前記ユニット
フレーム６及びガイドプレート６３は膨張して用紙幅方
向の寸法が増加し、ユニットフレーム６とガイドプレー
ト６３との熱膨張率が異なるために増加する寸法は異な
る。しかし、ガイドプレート６３の一端は凸部６３ｂ・
６３ｂがユニットフレーム６に形成した側壁６ａの係止
孔６ｂ・６ｂに摺動自在に嵌入しているので、寸法変化
の差分だけ凸部６３ｂ・６３ｂが係止孔６ｂ・６ｂ内を
摺動して、増加する寸法の差を吸収することができ、ユ
ニットフレーム６の歪みや変形を防止することができ
る。
は、用紙に転写されたトナー像は加熱ローラ６１及び加
圧ローラ６２の加熱、加圧作用により、トナー中の樹脂
成分が溶融するとともに融着することで永久画像となる
が、高温に加熱された加熱ローラ６１によって該定着器
６０全体が高温に加熱される。この結果、前記ユニット
フレーム６及びガイドプレート６３は膨張して用紙幅方
向の寸法が増加し、ユニットフレーム６とガイドプレー
ト６３との熱膨張率が異なるために増加する寸法は異な
る。しかし、ガイドプレート６３の一端は凸部６３ｂ・
６３ｂがユニットフレーム６に形成した側壁６ａの係止
孔６ｂ・６ｂに摺動自在に嵌入しているので、寸法変化
の差分だけ凸部６３ｂ・６３ｂが係止孔６ｂ・６ｂ内を
摺動して、増加する寸法の差を吸収することができ、ユ
ニットフレーム６の歪みや変形を防止することができ
る。
【００１８】また、ガイドプレート６３をユニットフレ
ーム６に取付ける際に、ガイドプレート６３の前記凸部
６３ｂの肩部６３ｃが、該凸部６３ｂが係止している側
壁６ａの内側面に当接するように取付けてることによ
り、両側壁６ａ・６ａ間の間隔や配置位置を決定して、
一定に保持できるように構成することができる。
ーム６に取付ける際に、ガイドプレート６３の前記凸部
６３ｂの肩部６３ｃが、該凸部６３ｂが係止している側
壁６ａの内側面に当接するように取付けてることによ
り、両側壁６ａ・６ａ間の間隔や配置位置を決定して、
一定に保持できるように構成することができる。
【００１９】
【発明の効果】本発明は、定着器の用紙ガイド取付け構
造において、以上のような構成とすることで、次のよう
な効果を奏する。まず、請求項１の如く、定着器の定着
部へ用紙を案内するガイドプレートを配設し、該ガイド
プレートの一端を用紙搬送路の一方の側壁に固着し、ガ
イドプレートの他端は他方の側壁に形成した係止孔へ摺
動自在に嵌入して係止させたので、ユニットフレームと
ガイドプレートとの膨張する寸法が異なっても、寸法変
化の差分だけガイドプレートの一端部がユニットフレー
ムに形成した側壁の係止孔内を摺動して、増加する寸法
の差を吸収することができ、ユニットフレームの歪みや
変形を防止することができた。
造において、以上のような構成とすることで、次のよう
な効果を奏する。まず、請求項１の如く、定着器の定着
部へ用紙を案内するガイドプレートを配設し、該ガイド
プレートの一端を用紙搬送路の一方の側壁に固着し、ガ
イドプレートの他端は他方の側壁に形成した係止孔へ摺
動自在に嵌入して係止させたので、ユニットフレームと
ガイドプレートとの膨張する寸法が異なっても、寸法変
化の差分だけガイドプレートの一端部がユニットフレー
ムに形成した側壁の係止孔内を摺動して、増加する寸法
の差を吸収することができ、ユニットフレームの歪みや
変形を防止することができた。
【００２０】更に、請求項２の如く、前記ガイドプレー
トに、該ガイドプレートの係止側端から外側へ突出した
凸部を形成し、該凸部の肩部を前記側壁の内面に当接し
たので、ユニットフレームに形成した両側壁間の間隔や
配置位置を決定して、一定に保持できるように構成する
ことができた。
トに、該ガイドプレートの係止側端から外側へ突出した
凸部を形成し、該凸部の肩部を前記側壁の内面に当接し
たので、ユニットフレームに形成した両側壁間の間隔や
配置位置を決定して、一定に保持できるように構成する
ことができた。
【００２１】更に、請求項３の如く、前記ガイドプレー
トを、搬送される用紙がガイドプレートのプレート面に
摺接する方向に傾斜させ、ガイドプレートの用紙搬送方
向先端を、加熱ローラと加圧ローラとが圧接するニップ
部の近傍に位置させたので、ドラムユニットから搬送さ
れてきた用紙の先端は、ガイドプレートのプレート面に
当接し、その後用紙は該プレート面に摺接しながら搬送
されて、加熱ローラと加圧ローラとのニップ部へ適正な
姿勢で、また適正な位置に案内されることとなった。
トを、搬送される用紙がガイドプレートのプレート面に
摺接する方向に傾斜させ、ガイドプレートの用紙搬送方
向先端を、加熱ローラと加圧ローラとが圧接するニップ
部の近傍に位置させたので、ドラムユニットから搬送さ
れてきた用紙の先端は、ガイドプレートのプレート面に
当接し、その後用紙は該プレート面に摺接しながら搬送
されて、加熱ローラと加圧ローラとのニップ部へ適正な
姿勢で、また適正な位置に案内されることとなった。
【図１】本発明の定着器の用紙ガイド取付け構造を備え
た、電子写真式画像記録装置の内部を示す側面断面図で
ある。
た、電子写真式画像記録装置の内部を示す側面断面図で
ある。
【図２】定着器を示す平面図である。
【図３】同じく側面断面図である。
【図４】ガイドプレートの取付け構造を示す斜視図であ
る。
る。
Ｐ 画像記録装置 ＰＵ プロセスユニット １ 感光体ドラム ２ 帯電器 ３ 光書き込みユニット ４ 現像器ユニット ５ 転写器 ６ ユニットフレーム ６ａ 側壁 ６ｂ 係止孔 ６０ 定着器 ６１ 加熱ローラ ６２ 加圧ローラ ６３ ガイドプレート ６３ａ 固定孔 ６３ｂ 凸部 ６３ｃ 肩部 ６３ｄ プレート面 ６７ 排出ローラ
Claims (3)
- 【請求項１】 用紙に転写されたトナー像を定着するた
めの定着器に、該定着器の定着部へ用紙を案内するガイ
ドプレートを配設し、該ガイドプレートの一端を用紙搬
送路の一方の側壁に固着し、ガイドプレートの他端は他
方の側壁に形成した係止孔へ摺動自在に嵌入して係止さ
せたことを特徴とする定着器の用紙ガイド取付け構造。 - 【請求項２】 前記ガイドプレートに、該ガイドプレー
トの係止側端から外側へ突出した凸部を形成し、該凸部
の肩部を前記側壁の内面に当接したことを特徴とする請
求項１記載の定着器の用紙ガイド取付け構造。 - 【請求項３】 用紙に転写されたトナー像を定着するた
めの定着器に、該定着器の定着部へ用紙を案内するガイ
ドプレートを配設し、該ガイドプレートを、搬送される
用紙がガイドプレートのプレート面に摺接する方向に傾
斜させ、ガイドプレートの用紙搬送方向先端を、加熱ロ
ーラと加圧ローラとが圧接するニップ部の近傍に位置さ
せたことを特徴とする請求項１又は請求項２記載の定着
器の用紙ガイド取付け構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11136397A JPH10301421A (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 定着器の用紙ガイド取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11136397A JPH10301421A (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 定着器の用紙ガイド取付け構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10301421A true JPH10301421A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14559304
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11136397A Pending JPH10301421A (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 定着器の用紙ガイド取付け構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10301421A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7783226B2 (en) | 2005-11-29 | 2010-08-24 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
| US7835663B2 (en) | 2006-06-30 | 2010-11-16 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-forming device having sheet metal frame fixed over resin frame with screws |
| US7894743B2 (en) | 2006-06-30 | 2011-02-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-forming device having side walls |
| JP2011059472A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Fuji Xerox Co Ltd | 筐体装置および画像形成装置 |
| US8401428B2 (en) | 2008-07-31 | 2013-03-19 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Fixing device having a thermistor and a support member for supporting the thermistor |
-
1997
- 1997-04-28 JP JP11136397A patent/JPH10301421A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7783226B2 (en) | 2005-11-29 | 2010-08-24 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
| US7835663B2 (en) | 2006-06-30 | 2010-11-16 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-forming device having sheet metal frame fixed over resin frame with screws |
| US7894743B2 (en) | 2006-06-30 | 2011-02-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-forming device having side walls |
| US8401428B2 (en) | 2008-07-31 | 2013-03-19 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Fixing device having a thermistor and a support member for supporting the thermistor |
| JP2011059472A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Fuji Xerox Co Ltd | 筐体装置および画像形成装置 |
| US8280277B2 (en) | 2009-09-11 | 2012-10-02 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Housing device and image-forming apparatus |
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