JPH10299995A - 常時補給型ガス供給システム - Google Patents
常時補給型ガス供給システムInfo
- Publication number
- JPH10299995A JPH10299995A JP9109884A JP10988497A JPH10299995A JP H10299995 A JPH10299995 A JP H10299995A JP 9109884 A JP9109884 A JP 9109884A JP 10988497 A JP10988497 A JP 10988497A JP H10299995 A JPH10299995 A JP H10299995A
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- JP
- Japan
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- gas
- piping
- storage container
- pressure
- fuel gas
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 災害時やガス管工事の場合に燃料ガス需要家
へ一両日間程度臨時にガスを供給するシステムであっ
て、特別な保安設備や保守を要せずに燃料ガスを自動的
に貯蔵のために常時自己補給して待機し、所要時に自動
的に供給を行う機能を備えた常時補給型ガス供給システ
ムを提供する。 【解決手段】 個別需要家用燃料ガス配管（ａ）の個別
需要家用計量・緊急遮断弁（ｂ）と個別需要家用取入逆
止弁（ｃ）との間に分岐配管（ｄ）を設け、常圧乃至１
０ｋｇ／ｃｍ2 Ｇを超えない圧力で多量の燃料ガスを吸
蔵・離脱できる高機能ガス吸蔵容器（ｅ）を該分岐管に
圧力制御弁（ｆ）を介して接続する。
へ一両日間程度臨時にガスを供給するシステムであっ
て、特別な保安設備や保守を要せずに燃料ガスを自動的
に貯蔵のために常時自己補給して待機し、所要時に自動
的に供給を行う機能を備えた常時補給型ガス供給システ
ムを提供する。 【解決手段】 個別需要家用燃料ガス配管（ａ）の個別
需要家用計量・緊急遮断弁（ｂ）と個別需要家用取入逆
止弁（ｃ）との間に分岐配管（ｄ）を設け、常圧乃至１
０ｋｇ／ｃｍ2 Ｇを超えない圧力で多量の燃料ガスを吸
蔵・離脱できる高機能ガス吸蔵容器（ｅ）を該分岐管に
圧力制御弁（ｆ）を介して接続する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭、事務所、病
院等の燃料ガス需要家において、災害時にガス供給が停
止した場合やガス配管工事等でガス供給が一時的に停止
した場合に、一両日間程度臨時に燃料ガスを供給するシ
ステムに関する。
院等の燃料ガス需要家において、災害時にガス供給が停
止した場合やガス配管工事等でガス供給が一時的に停止
した場合に、一両日間程度臨時に燃料ガスを供給するシ
ステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】地震等の災害時や短期間のガス配管工事
等で燃料ガス供給が一時的に停止した場合、従来は特段
のガス供給方法がないため、簡易携帯型ガスコンロ等を
使用するほか、不便が避けられなかった。
等で燃料ガス供給が一時的に停止した場合、従来は特段
のガス供給方法がないため、簡易携帯型ガスコンロ等を
使用するほか、不便が避けられなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、工事の場合
や災害時に燃料ガス需要家へ臨時にガスを供給するシス
テム、しかも特別な保安設備や保守を要せずに一両日分
程度の消費量の燃料ガスを常時貯蔵して、所要時に供給
できるように待機する機能を備えたシステム、更に特別
な操作をせずに所定時に供給が自動的に切り替わる機能
を備えたシステムの提供を課題とする。
や災害時に燃料ガス需要家へ臨時にガスを供給するシス
テム、しかも特別な保安設備や保守を要せずに一両日分
程度の消費量の燃料ガスを常時貯蔵して、所要時に供給
できるように待機する機能を備えたシステム、更に特別
な操作をせずに所定時に供給が自動的に切り替わる機能
を備えたシステムの提供を課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者は、多量の燃料
ガスを吸蔵・離脱できる高機能ガス吸蔵材及び該吸蔵材
を充填した容器を利用し、これを個別需要家のガス配管
系統に組み込みシステム化することにより、上記課題を
解決した。
ガスを吸蔵・離脱できる高機能ガス吸蔵材及び該吸蔵材
を充填した容器を利用し、これを個別需要家のガス配管
系統に組み込みシステム化することにより、上記課題を
解決した。
【０００５】即ち本発明は、個別需要家用燃料ガス配管
（ａ）の個別需要家用計量・緊急遮断器（ｂ）と個別需
要家用取入逆止弁（ｃ）との間に分岐配管（ｄ）を設
け、常圧乃至１０ｋｇ／ｃｍ2 Ｇを超えない圧力で多量
の燃料ガスを吸蔵・脱離できる高機能ガス吸蔵容器
（ｅ）を該分岐配管に圧力制御弁（ｆ）を介して接続し
てなる燃料ガスの臨時供給システムを提供するものであ
る。
（ａ）の個別需要家用計量・緊急遮断器（ｂ）と個別需
要家用取入逆止弁（ｃ）との間に分岐配管（ｄ）を設
け、常圧乃至１０ｋｇ／ｃｍ2 Ｇを超えない圧力で多量
の燃料ガスを吸蔵・脱離できる高機能ガス吸蔵容器
（ｅ）を該分岐配管に圧力制御弁（ｆ）を介して接続し
てなる燃料ガスの臨時供給システムを提供するものであ
る。
【０００６】本発明の燃料ガス臨時供給システムの一例
として都市ガス供給の場合を例にとり図１に示した。以
下この図に沿ってシステムを説明する。
として都市ガス供給の場合を例にとり図１に示した。以
下この図に沿ってシステムを説明する。
【０００７】平時には、都市ガスはガス本管（ｋ）から
当該需要家への取入配管を通り、当該需要家敷地の境界
内側にある個別需要家用取入逆止弁（ｃ）を経て個別需
要家用都市ガス配管（ａ）に入り、個別需要家用計量・
緊急遮断器（ｂ）を経てボイラーやガス給湯器等の各ガ
ス器具で消費される。
当該需要家への取入配管を通り、当該需要家敷地の境界
内側にある個別需要家用取入逆止弁（ｃ）を経て個別需
要家用都市ガス配管（ａ）に入り、個別需要家用計量・
緊急遮断器（ｂ）を経てボイラーやガス給湯器等の各ガ
ス器具で消費される。
【０００８】一方、災害等でガス本管の都市ガス供給が
停止した非常時には配管（ａ）内のガス圧力が低下する
ので、高機能ガス吸蔵容器（ｅ）に貯蔵されていた都市
ガスが圧力制御弁（ｆ2 ）を経て分岐配管（ｄ2 ）を通
り、個別需要家用都市ガス配管（ａ）に入り、計量・緊
急遮断器 （ｂ）を経て各ガス器具へ供給される。この
場合、容器（ｅ）から配管（ａ）へ流れ出たガスは逆止
弁（ｃ）により止められるので、ガス本管（ｋ）へ逆流
することはない。
停止した非常時には配管（ａ）内のガス圧力が低下する
ので、高機能ガス吸蔵容器（ｅ）に貯蔵されていた都市
ガスが圧力制御弁（ｆ2 ）を経て分岐配管（ｄ2 ）を通
り、個別需要家用都市ガス配管（ａ）に入り、計量・緊
急遮断器 （ｂ）を経て各ガス器具へ供給される。この
場合、容器（ｅ）から配管（ａ）へ流れ出たガスは逆止
弁（ｃ）により止められるので、ガス本管（ｋ）へ逆流
することはない。
【０００９】更に平時において、配管（ａ）を流れるガ
スの圧力が圧力制御弁（ｆ1 ）の設定値より高いとき
には、各ガス器具でのガスの消費と並行して、随時都市
ガスが配管（ｄ1 ）と弁（ｆ1 ）を経てガス吸蔵容器
（ｅ）へ流れ、吸蔵容器（ｅ）の容量が満杯になるまで
吸蔵され、常時満杯の状態に保持される。
スの圧力が圧力制御弁（ｆ1 ）の設定値より高いとき
には、各ガス器具でのガスの消費と並行して、随時都市
ガスが配管（ｄ1 ）と弁（ｆ1 ）を経てガス吸蔵容器
（ｅ）へ流れ、吸蔵容器（ｅ）の容量が満杯になるまで
吸蔵され、常時満杯の状態に保持される。
【００１０】また、平時においても配管（ａ）を流れる
ガスの圧力が圧力制御弁（ｆ2 ）の設定値より低下した
場合には、ガス吸蔵容器（ｅ）に貯蔵されていた都市ガ
スが非常時と同様に、弁（ｆ2 ）から流れ出て配管（ｄ
2 ）、（ａ）を通り、計量・緊急遮断器（ｂ）を経て各
ガス器具（ｊ）へ供給される。
ガスの圧力が圧力制御弁（ｆ2 ）の設定値より低下した
場合には、ガス吸蔵容器（ｅ）に貯蔵されていた都市ガ
スが非常時と同様に、弁（ｆ2 ）から流れ出て配管（ｄ
2 ）、（ａ）を通り、計量・緊急遮断器（ｂ）を経て各
ガス器具（ｊ）へ供給される。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明において、個別需要家用計
量・緊急遮断器（ｂ）は、ガスメーターに緊急遮断機能
を組み込んだもので都市ガス等に用いられているもので
ある。ガス使用量を計量して積算表示する機能と、ガス
器具や配管からのガス漏れあるいは燃焼器の消し忘れ等
の場合に、自動的にガス供給を緊急遮断する機能を備え
た機器である。上記両機能を備えたものであれば公知の
全てを包含する。
量・緊急遮断器（ｂ）は、ガスメーターに緊急遮断機能
を組み込んだもので都市ガス等に用いられているもので
ある。ガス使用量を計量して積算表示する機能と、ガス
器具や配管からのガス漏れあるいは燃焼器の消し忘れ等
の場合に、自動的にガス供給を緊急遮断する機能を備え
た機器である。上記両機能を備えたものであれば公知の
全てを包含する。
【００１２】本発明において、個別需要家用取入逆止弁
（ｃ）は、ガス本管（ｋ）とガス供給を行う個別需要家
用の配管（ａ）とを区切る弁である。但し、従来は単な
る閉止弁を使用していたが、本発明においては逆流防止
形式の逆止弁を使用し、該逆止弁（ｃ）を境にしてガス
本管（ｋ、ガス圧送管）側の圧力が需要家側の圧力より
低下した場合には、該逆止弁（ｃ）が自動的に閉止する
ようにした。これにより、高機能ガス吸蔵容器（ｅ）か
らのガス供給が開始されたとき、ガスが本管へ逆流する
ことを防止する。
（ｃ）は、ガス本管（ｋ）とガス供給を行う個別需要家
用の配管（ａ）とを区切る弁である。但し、従来は単な
る閉止弁を使用していたが、本発明においては逆流防止
形式の逆止弁を使用し、該逆止弁（ｃ）を境にしてガス
本管（ｋ、ガス圧送管）側の圧力が需要家側の圧力より
低下した場合には、該逆止弁（ｃ）が自動的に閉止する
ようにした。これにより、高機能ガス吸蔵容器（ｅ）か
らのガス供給が開始されたとき、ガスが本管へ逆流する
ことを防止する。
【００１３】本発明において、高機能ガス吸蔵容器
（ｅ）は、常圧すなわち０ｋｇ／ｃｍ2Ｇ（ゲージ圧）
から１０ｋｇ／ｃｍ2 Ｇを超えない範囲のガス圧力にお
いて多量の都市ガスを吸蔵し、再び離脱する機能を備え
たものである。このような機能を備えた容器であれば、
材質、形状、構造を問わず全て本発明に包含される。
（ｅ）は、常圧すなわち０ｋｇ／ｃｍ2Ｇ（ゲージ圧）
から１０ｋｇ／ｃｍ2 Ｇを超えない範囲のガス圧力にお
いて多量の都市ガスを吸蔵し、再び離脱する機能を備え
たものである。このような機能を備えた容器であれば、
材質、形状、構造を問わず全て本発明に包含される。
【００１４】具体例としては、請求項２に記載するよう
に、例えば耐圧１０ｋｇ／ｃｍ2 Ｇ以下のガス貯蔵容器
の中に比表面積の大きい多孔質材料（ｈ）を充填し、燃
料ガスとホスト−ゲスト関係を構成するホスト化合物
（ｇ）を注入して多孔質材料に吸着させたものが挙げら
れる。
に、例えば耐圧１０ｋｇ／ｃｍ2 Ｇ以下のガス貯蔵容器
の中に比表面積の大きい多孔質材料（ｈ）を充填し、燃
料ガスとホスト−ゲスト関係を構成するホスト化合物
（ｇ）を注入して多孔質材料に吸着させたものが挙げら
れる。
【００１５】ホスト化合物を共存させた多孔質材料をガ
ス容器へ充填する態様は、多管式、棚段式等当業界で常
用される形式の全てを包含する。
ス容器へ充填する態様は、多管式、棚段式等当業界で常
用される形式の全てを包含する。
【００１６】比表面積の大きい多孔質材料（ｈ）の具体
例としては、セラミックスや活性白土等の無機質材料、
活性炭等の有機質材料が挙げられる。
例としては、セラミックスや活性白土等の無機質材料、
活性炭等の有機質材料が挙げられる。
【００１７】中でも請求項３に記載するように、活性炭
は粉末状、粒状、或いは活性化炭素繊維と呼ばれる繊維
状のもの、繊維を編んだもの等、各種形状のものが容易
に製造され、または市販品として入手できるので特に好
ましい。
は粉末状、粒状、或いは活性化炭素繊維と呼ばれる繊維
状のもの、繊維を編んだもの等、各種形状のものが容易
に製造され、または市販品として入手できるので特に好
ましい。
【００１８】燃料ガスとホスト−ゲスト関係を構成する
ホスト化合物（ｇ）は、上記多孔質材料の細孔が有する
ポテンシャルエネルギーの影響の下に幾つかの分子が集
合して、水素結合を介して或る種の空洞状の立体構造を
形成できる化合物であり、篭形、筒状などの包接空間を
形成してゲスト分子を吸蔵する作用を有するものであ
る。具体例としては、低級炭化水素を吸蔵できる水、ア
ルコール類、有機酸類、尿素、或いは希ガスを吸蔵でき
るヒドロキノン等が挙げられる。
ホスト化合物（ｇ）は、上記多孔質材料の細孔が有する
ポテンシャルエネルギーの影響の下に幾つかの分子が集
合して、水素結合を介して或る種の空洞状の立体構造を
形成できる化合物であり、篭形、筒状などの包接空間を
形成してゲスト分子を吸蔵する作用を有するものであ
る。具体例としては、低級炭化水素を吸蔵できる水、ア
ルコール類、有機酸類、尿素、或いは希ガスを吸蔵でき
るヒドロキノン等が挙げられる。
【００１９】中でも請求項３に記載するように、水は適
切な条件の下でメタンと反応して気体水化物（メタンハ
イドレート）を生成し、これが活性炭の影響下で篭形の
包接空間を形成することによって低級炭化水素を多量に
吸蔵できるので、特に好ましい。
切な条件の下でメタンと反応して気体水化物（メタンハ
イドレート）を生成し、これが活性炭の影響下で篭形の
包接空間を形成することによって低級炭化水素を多量に
吸蔵できるので、特に好ましい。
【００２０】図２、３及び４に多孔質材料として比表面
積が１７６５ｍ2 ／ｇ、細孔容積が０．９７１ｃｍ3 で
あるピッチ系活性炭を用い、ホスト化合物として水を吸
着させたものと、比較のため水を吸着させなかったもの
とについて、温度３０℃のメタンを種々の圧力で吸蔵さ
せた結果を示した。図２（圧力０．２気圧）から吸着開
始０．９時間後、本発明に用いる吸蔵材はホスト化合物
の無い場合より９０倍も多くのメタンを吸蔵したこと、
図３から常圧付近において本発明に用いる吸蔵材はホス
ト化合物の無い場合より十数倍も多くのメタンを吸蔵し
たこと、また図４から本発明に用いる吸蔵材のメタンガ
ス吸着圧力は１０ｋｇ／ｃｍ2 Ｇ以下で充分であること
が判り、本発明に用いるガス吸蔵容器（ｅ）が前記課題
を達成する高機能を備えていることが判る。
積が１７６５ｍ2 ／ｇ、細孔容積が０．９７１ｃｍ3 で
あるピッチ系活性炭を用い、ホスト化合物として水を吸
着させたものと、比較のため水を吸着させなかったもの
とについて、温度３０℃のメタンを種々の圧力で吸蔵さ
せた結果を示した。図２（圧力０．２気圧）から吸着開
始０．９時間後、本発明に用いる吸蔵材はホスト化合物
の無い場合より９０倍も多くのメタンを吸蔵したこと、
図３から常圧付近において本発明に用いる吸蔵材はホス
ト化合物の無い場合より十数倍も多くのメタンを吸蔵し
たこと、また図４から本発明に用いる吸蔵材のメタンガ
ス吸着圧力は１０ｋｇ／ｃｍ2 Ｇ以下で充分であること
が判り、本発明に用いるガス吸蔵容器（ｅ）が前記課題
を達成する高機能を備えていることが判る。
【００２１】本発明において、圧力制御弁（ｆ）は前記
ガス吸蔵器（ｅ）のガス出入り口に設ける弁である。図
１の都市ガス供給を例にとって説明すると、個別需要家
用都市ガス配管（ａ）内を流れる都市ガスの圧力Ｐが、
弁（ｆ2 ）の設定圧力Ｐ2 より低下した場合に、ガス吸
蔵器（ｅ）内の都市ガスを配管（ａ）へ送り出し、また
配管（ａ）内を流れる都市ガスの圧力が設定値Ｐ1 （こ
こでＰ2 ≧Ｐ1 ）より高い場合に、弁（ｆ1 ）から都市
ガスをガス吸蔵器（ｅ）へ取り込む機能を備えた圧力制
御弁である。本発明に用いる弁（ｆ）は、このような機
能を備えた弁であれば、当業界で公知の全ての形式の圧
力制御弁を包含する。
ガス吸蔵器（ｅ）のガス出入り口に設ける弁である。図
１の都市ガス供給を例にとって説明すると、個別需要家
用都市ガス配管（ａ）内を流れる都市ガスの圧力Ｐが、
弁（ｆ2 ）の設定圧力Ｐ2 より低下した場合に、ガス吸
蔵器（ｅ）内の都市ガスを配管（ａ）へ送り出し、また
配管（ａ）内を流れる都市ガスの圧力が設定値Ｐ1 （こ
こでＰ2 ≧Ｐ1 ）より高い場合に、弁（ｆ1 ）から都市
ガスをガス吸蔵器（ｅ）へ取り込む機能を備えた圧力制
御弁である。本発明に用いる弁（ｆ）は、このような機
能を備えた弁であれば、当業界で公知の全ての形式の圧
力制御弁を包含する。
【００２２】本発明において、適用の対象とする燃料ガ
スは燃焼器に使用する炭化水素系ガスの全てを包含す
る。具体的にはメタン、エタン等の低級炭化水素、プロ
パン、ブタンを主成分とする石油ガス、天然ガス、都市
ガス等を包含する。
スは燃焼器に使用する炭化水素系ガスの全てを包含す
る。具体的にはメタン、エタン等の低級炭化水素、プロ
パン、ブタンを主成分とする石油ガス、天然ガス、都市
ガス等を包含する。
【００２３】
【発明の効果】本発明のシステムによれば、一旦各需要
家に高機能ガス吸蔵容器を設置しておけば、平時におい
て常に一両日分程度の消費量の燃料ガスが容器に貯蔵さ
れているので、災害や工事等の非常時に配管やガスタン
ク等を設置することなく、ガスを臨時供給することがで
きる。
家に高機能ガス吸蔵容器を設置しておけば、平時におい
て常に一両日分程度の消費量の燃料ガスが容器に貯蔵さ
れているので、災害や工事等の非常時に配管やガスタン
ク等を設置することなく、ガスを臨時供給することがで
きる。
【００２４】本発明に用いる高機能ガス吸蔵容器の内圧
は１０ｋｇ／ｃｍ2 Ｇを超えないので、高圧ガス保安規
制に制約されずに各需要家に常時設置できる。
は１０ｋｇ／ｃｍ2 Ｇを超えないので、高圧ガス保安規
制に制約されずに各需要家に常時設置できる。
【００２５】
【図１】本発明の常時補給型ガス供給システムを、家庭
への都市ガス供給について例示する系統図。
への都市ガス供給について例示する系統図。
【００２６】
【図２】本発明に用いる高機能ガス吸蔵材の一例につい
て、ガス吸着速度を示す図。
て、ガス吸着速度を示す図。
【００２７】
【図３】本発明に用いる高機能ガス吸蔵材の一例につい
て、低圧領域におけるガス吸着量とガス圧力の関係を示
す図。
て、低圧領域におけるガス吸着量とガス圧力の関係を示
す図。
【００２８】
【図４】本発明に用いる高機能ガス吸蔵材の一例につい
て、高圧領域におけるガス吸着量とガス圧力の関係を示
す図。
て、高圧領域におけるガス吸着量とガス圧力の関係を示
す図。
【００２９】
ａ・・・個別需要家用の都市ガス配管 ｂ・・・個別需要家用の計量・緊急遮断器 ｃ・・・個別需要家用の取入逆止弁 ｄ・・・分岐配管 ｅ・・・高機能ガス吸蔵容器 ｆ・・・圧力制御弁 ｊ・・・各ガス器具 ｋ・・・都市ガス本管 ｍ・・・ホスト化合物添加器
Claims (4)
- 【請求項１】 個別需要家用燃料ガス配管（ａ）の個別
需要家用計量・緊急遮断器（ｂ）と個別需要家用取入逆
止弁（ｃ）との間に分岐配管（ｄ）を設け、常圧乃至１
０ｋｇ／ｃｍ2 Ｇを超えない圧力で多量の燃料ガスを吸
蔵・離脱できる高機能ガス吸蔵容器（ｅ）を該分岐配管
に圧力制御弁（ｆ）を介して接続してなる燃料ガスの臨
時供給システム。 - 【請求項２】 高機能ガス吸蔵容器（ｅ）が、燃料ガス
とホスト−ゲスト関係を構成するホスト化合物（ｇ）を
共存させた比表面積の大きい多孔質材料（ｈ）を充填し
てなる請求項１記載の燃料ガスの臨時供給システム。 - 【請求項３】 比表面積の大きい多孔質材料（ｈ）が活
性炭またはセラミックスであり、ホスト化合物（ｇ）が
水、アルコール類、有機酸類、尿素またはキノン類であ
る請求項１または２記載の燃料ガスの臨時供給システ
ム。 - 【請求項４】 ガス吸蔵容器（ｅ）に吸蔵される燃料ガ
スがメタン等を主成分とする天然ガス、またはプロパ
ン、ブタンを主成分とする石油ガスである請求項１、２
または３記載の燃料ガスの臨時供給システム。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9109884A JPH10299995A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 常時補給型ガス供給システム |
| CA002231696A CA2231696A1 (en) | 1997-04-25 | 1998-03-10 | Material comprising a hydrate-like product of gases, method of preparing same, and utilization thereof |
| EP98107557A EP0874189A1 (en) | 1997-04-25 | 1998-04-24 | Method for utilization of material comprising a hydrate-like product of gases and tank therefor |
| KR1019980014785A KR100264819B1 (ko) | 1997-04-25 | 1998-04-24 | 가스의수화물형상물을포함하는재료의이용방법및그를위한탱크 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9109884A JPH10299995A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 常時補給型ガス供給システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10299995A true JPH10299995A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14521615
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9109884A Pending JPH10299995A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 常時補給型ガス供給システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10299995A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002161288A (ja) * | 2000-11-29 | 2002-06-04 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | ガスハイドレートの輸送・利用方法 |
| JP2007010123A (ja) * | 2005-07-04 | 2007-01-18 | Yazaki Corp | ガス供給システム |
| CN112415225A (zh) * | 2020-11-12 | 2021-02-26 | 中铁第一勘察设计院集团有限公司 | 判断客栓上水管道内水流动的方法 |
-
1997
- 1997-04-25 JP JP9109884A patent/JPH10299995A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002161288A (ja) * | 2000-11-29 | 2002-06-04 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | ガスハイドレートの輸送・利用方法 |
| JP2007010123A (ja) * | 2005-07-04 | 2007-01-18 | Yazaki Corp | ガス供給システム |
| JP4658718B2 (ja) * | 2005-07-04 | 2011-03-23 | 矢崎総業株式会社 | ガス供給システム |
| CN112415225A (zh) * | 2020-11-12 | 2021-02-26 | 中铁第一勘察设计院集团有限公司 | 判断客栓上水管道内水流动的方法 |
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