JPH10299714A - ロッドレスシリンダ - Google Patents

ロッドレスシリンダ

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JPH10299714A
JPH10299714A JP9126359A JP12635997A JPH10299714A JP H10299714 A JPH10299714 A JP H10299714A JP 9126359 A JP9126359 A JP 9126359A JP 12635997 A JP12635997 A JP 12635997A JP H10299714 A JPH10299714 A JP H10299714A
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cylinder
pressure
space
tube
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    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B15/00Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
    • F15B15/08Characterised by the construction of the motor unit
    • F15B15/14Characterised by the construction of the motor unit of the straight-cylinder type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B15/00Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
    • F15B15/08Characterised by the construction of the motor unit
    • F15B15/082Characterised by the construction of the motor unit the motor being of the slotted cylinder type

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロッドレスシリンダの漏れ流体による破壊を防
止し、これにより周囲の人に危険が及ばない安全なロッ
ドレスシリンダを提供することである。 【解決手段】 シリンダチューブ2の長手方向全長に亘
ってスリット4を設け、このスリット4の内側と外側を
内、外側シールバンド6,7により塞いで空間15が構
成される。また、チューブ2両端にはシリンダ孔3を塞
ぐ端部材5を嵌合し、端部材5に塞ぎ空間15と連通す
る逃し通路29を設ける。この逃し通路29の開口部3
0を弾性を有するキャップカバー32により塞ぎ、シリ
ンダ孔3内の圧流体が内側シールバンド6から漏れ、空
間15内の圧力が許容圧力になるとキャップカバー32
が開口部30を開放し、漏れ流体を外側に逃し、破壊を
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】シリンダチューブに設けた長
手方向のスリットからシリンダ孔内のピストンの動きを
チューブ外側に取り出すようになっており、このスリッ
トの内外を内、外シールバンドで塞いだ流体圧動作のロ
ッドレスシリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のロッドレスシリンダでは、シリン
ダチューブに長手方向の全長に亘ってスリットが設けら
れており、このスリットからチューブ内側のシリンダ孔
内を摺動自在なピストンの一部を外部へ突出させ、その
突出部にマウントを設けてピストンの動きをチューブ外
側に取り出すようにし、スリットの内外を内、外側シー
ルバンドで塞ぐことで流体の漏れ及び外部からの塵埃の
浸入を防止しており、内、外側シールバンド間に空間を
構成していた。本願と目的を異にするが、特開平5−
65906号公報では、内側シールバンドのリップ先端
に近い部分に別の突条を設け、リップのシール不良によ
る内部からの漏れ流体があっても突条によりこれをシー
ルすることでシール機能を高める2重シール構造を採用
し、内外シールバンドの端部は、エンドキャップ(エン
ドプレート)に固定されており、その外側端面が別のキ
ャップ部材で塞がれて、基本的には内外シールバンド間
の空間が塞がれており、リップからの極めて僅かな漏れ
流体は、リップ先端と突条との間の小さな空隙を介して
エンドキャップ部とシールバンドやキャップ部材との間
での僅かな取付隙間などから外部に漏出可能となってい
る。また、特開平5−106612号公報に開示の技
術では内、外側シールバンド(内、外部パッキンベル
ト)はその両端部でシリンダチューブ(ケーシング)に
ねじ止めされたブロックを用いて固定され、このブロッ
クはねじ孔を有し、ねじ孔は内、外シールバンド間の空
間と連通しており、その空間はねじ孔を介して外部と正
圧または負圧とされ、正圧の場合にはシールバンドの隙
間から内部に塵埃等が侵入することを防止し、負圧の場
合には、内部からの不純物を負圧により吸引し、外部に
排出されることを防止するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記によれば、内側
シールバンドからの流体漏れが極めて少量の場合のみ考
慮されており、一瞬に流体漏れが増大することは考えら
れていない。そのため、内側シールバンドからの流体の
漏れが極めて少ない場合はその漏れ流体は前記空間を介
してエンドキャップ部から外部に漏れると考えられる
が、不測の事態により内側シールバンドからの漏れ量が
一瞬に増大すると2重シール構造としたの構造であっ
ても、突条で完全に増大した漏れ流体をシールすること
は不可能であるから、結局漏れ流体は、内外シールバン
ド間の空間に入り込み、それにより、内外シールバンド
間の空間内の圧力が上昇してある危険圧力以上になると
爆発を伴って外側シールバンドが吹き飛ばされてロッド
レスシリンダが壊れる問題があり、ロッドレスシリンダ
の作動の続行が不可能であった。また、このときに人に
危害を及ぼす恐れがあった。また、では、内外シール
バンド間の空気圧力を負圧にしているときには、内側シ
ールバンドから漏れた流体(圧力空気)による、内外シ
ールバンド間の空気圧力の上昇は僅かに遅れることにな
るかも知れないが、一瞬に漏れ空気量が増大するときに
は、それによって内外シールバンド間の空気圧力がやは
り直ちに危険圧力以上となり、外側シールバンドを吹き
飛ばすこととなる。尚、特公平7−30765号には、
内外シールバンドの長手端部がエンドキャップの取付孔
に嵌め込まれ、その取付孔がエンドキャップを長手方向
に貫通していて外方に開口しており、内外シールバンド
間の空間と連通しているものがあるが、この場合には、
取付孔の開口部から塵埃が内外シールバンドの間の空間
に容易に入り込むので好ましくない。本願の課題は、シ
リンダ孔内の流体の漏れ量が内側シールバンドから瞬間
的に増大して内、外シールバンド間の空間内の圧力が上
昇した場合に内、外シールバンド間の流体を安全弁を介
して外部に放出することでロッドレスシリンダの破壊を
防止し、周囲の人に危険が及ぶことを防止できて安全に
使用でき、しかも防塵機能も低下しないロッドレスシリ
ンダを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決のため、
シリンダチューブに設けた長手方向のスリットを介し
て、チューブ内側のシリンダ孔内のピストンの動きをチ
ューブ外側に取り出すようにし、前記スリットの内外を
内、外シールバンドで塞いで成る流体圧作動のロッドレ
スシリンダにおいて、内、外シールバンド間の空間で、
内側シールバンドからの漏れ流体により許容圧力以上の
圧力が生じると、ロッドレスシリンダの外側に空間内の
流体を逃がす安全弁を備えた。あるいは、シリンダチュ
ーブに設けた長手方向のスリットを介して、チューブ内
側のシリンダ孔内のピストンの動きをチューブ外側に取
り出すようにし、前記スリットの内外を内、外シールバ
ンドで塞いで成る空気圧作動のロッドレスシリンダにお
いて、内、外シールバンド間の空気に、内側シールバン
ドからの漏れ空気により許容圧力以上の圧力が生じる
と、ロッドレスシリンダの外側に前記空気を逃がして内
外シールバンド間の空気圧力を下げる安全弁を備えた
(請求項1,8)。
【0005】前記安全弁は、内、外シールバンド間の空
間と連通し、外部空間と連通する逃がし通路を設け、そ
の逃がし通路に設けてある。具体的には逃がし通路は、
シリンダチューブ両端に接続される端部材や、ピストン
と一体的で、シリンダチューブ外側に位置する外部移動
体に設けてある(請求項2,3,4)。
【0006】また、前記安全弁は、作動したことを目視
できる指標部材を備えており、その指標部材が、安全弁
の弁体自体であり(請求項5,6)、目視により空間内
の圧力が危険圧力以上になって作動したことを容易に知
ることが出来るので好適である。
【0007】より具体的には、逃がし通路の外部空間へ
の開口部を開閉するように安全弁の弁体を設け、その弁
体は、弾性を有する材料から成り、開口部を形成した部
材との間で弾性的に係脱する係脱部を備えていて通常は
開口部を塞いでおり、内側シールバンドからの漏れ流体
により許容圧力以上の圧力が生じると、前記係脱部が外
れて前記塞ぎ状態を解除してロッドレスシリンダの外側
に流体を逃がすようになっている(請求項7)。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本願の実施の形態について図
1から図7により説明する。ロッドレスシリンダ1のシ
リンダチューブ2は一般的にアルミ合金の押出し成形で
製造されている。このシリンダチューブ2は略矩形断面
をしており、シリンダチューブ2の内側に断面が長円形
のシリンダ孔3が設けられている。また、シリンダチュ
ーブ2には長手方向全長に亘ってスリット4が設けられ
ている。シリンダチューブ2の長手方向両端には、シリ
ンダ孔3に嵌合されてこれを塞ぐ端部材(エンドキャッ
プ)5が一体に固着され、スリット4の内側を塞ぐ内側
シールバンド6とスリット4の外側を塞ぐ外側シールバ
ンド7の両端部が止着されている。シリンダ孔3内には
長手方向に摺動可能なピストン8が嵌合されている。ピ
ストン8の長手方向両端にはピストンパッキン9が取付
けられている。また、ピストン8の一部はスリット4か
ら外側に突出するピストンヨーク10となっており、ピ
ストンヨーク10にはマウント11が一体に形成されて
おり、このマウント11の中央にはマウントカバー12
が嵌装されて外部移動体13を構成している。ピストン
ヨーク10には内側シールバンド6と外側シールバンド
7の中間部が夫々ヨーク10の下側と上側の案内面に案
内されて貫通している。外部移動体13の下部全周には
チューブ2の上面との間で防塵作用を成すスクレーパ1
4が取付けられている。39は端部材5の前部でシリン
ダチューブ2上面に取付けられるマウントダンパであ
る。
【0009】内、外側シールバンド6,7の間はスリッ
ト4及びマウント11、ピストン8との間で空間15と
なっている。この内、外側シールバンド6,7はスリッ
ト4幅より幅広であり、磁性金属材料からなるスチール
バンドの如き薄い可撓性シールバンドである。内、外側
シールバンド6,7の両端部は両端部に設けられたピン
貫通孔に平行ピン18が挿通されて端部材5に固定され
ていて、中間部はスリット4の縁部に設けたマグネット
ストリップ19により吸着されてスリット4の内側と外
側をシールしている。外側シールバンド7の一端側のピ
ン貫通孔は平行ピン18が嵌合される丸孔となってお
り、他端側のピン貫通孔はロッドレスシリンダ長手方向
に長い長孔となっている。空間15内の圧力が上昇する
と外側シールバンド7はマグネットストリップ19の吸
着力に逆らって長孔により上方にたわむことが可能で、
外側シールバンド7とスリット4間に隙間ができ、この
隙間から空間15内の流体を逃し、空間15内の圧力が
低下するとマグネットストリップ19の吸着力によって
すぐに外側シールバンド7はスリット4との間の隙間を
塞ぎ、外側シールバンド7は長孔と平行ピン18とによ
り本願安全弁としての効果もある。尚、内、外側シール
バンドの止め方はバンド間に流路を確保できる止め方な
らばどのような止め方でもよく、内、外シールバンドは
ウレタンゴム、ナイロン等から成り、夫々がスリットに
弾性的に係脱してスリットを塞ぐような形式のものであ
ってもよい。
【0010】端部材5は、図4,図5に示すようにシリ
ンダ孔3に嵌合する長円形の嵌合部20を備えている。
端部材5の側面には流体を供給する給排ポート21が穿
設されており(図3)、給排ポート21はチューブ2長
手方向と直交する流路22を介して嵌合部20中央に設
けられたチューブ2長手方向に延びる流路23に連通し
ている。嵌合部20の先端には図1に示すようにピスト
ン8の端部が当接するピストンダンパ26が嵌合され、
このピストンダンパ26は流路23に連通する給排孔2
7を中央に有している。また、端部材5は外側シールバ
ンド7を収容する収容空間28が形成されている。ま
た、端部材5には内側シールバンド6が収容され空間1
5と連通するバンド収容孔兼逃し通路29が設けられて
いる。逃し通路29の空間15と反対側は外側に向けて
開口する開口部30となっている。また、端部材5には
上面から収容空間28と逃し通路29を貫通するピン嵌
合孔31が設けられており、このピン嵌合孔31に収容
空間28内に収容された外側シールバンド7と逃し通路
29内に収容された内側シールバンド6の端部のピン貫
通孔を貫通し端部材5に内、外側シールバンド6,7を
止着する平行ピン18が嵌合される。端部材5の中央に
はキャップカバー(安全弁であり、逆止弁の機能をなし
ている)32を取付けるための取付溝33が形成されて
いる。取付溝33は端部材5の上面に形成される係合溝
34と端部材5の外側端面に形成される幅広溝35とか
ら成り、係合溝34の底面は被係止部37,38を備え
ている。
【0011】キャップカバー32は弾性を有する材料か
ら成り、例えばポリプロピレンのような合成樹脂材によ
って成形される。図6、図7に示すように係合溝34に
係合される係合部40と幅広溝35に係合し係合部40
に垂直な弁体41とから構成されている。係合部40に
は被係止部37,38に係止する鉤形状をした係止部4
2,43が設けられ、また、係合部40はキャップカバ
ー32が端部材5に取付けられた状態で平行ピン18を
上から押える抜け止めとなる。弁体41にはチューブ2
内方に向けて突出する係脱部44,45が設けられてお
り、係脱部44,45の先端は夫々反対方向に向く爪部
46,47が設けられており、この爪部46,47は逃
し通路29の幅より大きな間隔を有していて、逃し通路
29の内壁面29aに自身の弾性により圧接して逃し通
路29内に嵌合される。このキャップカバー32は係止
部42,43を被係止部37,38に弾性的に係合させ
て端部材5の取付溝33に取付けられ、弁体41が逃し
通路29の開口部30を塞ぐ。
【0012】両端の端部材5の給排ポート21からシリ
ンダ孔3内に圧流体(圧縮空気)を給排すると、ピスト
ン8は一方のストローク端から他方のストローク端に向
けて直進移動し、他方のストローク端にくるとピストン
8の端部がピストンダンパ26に、外部移動体13がマ
ウントダンパ39に衝接して停止する。このとき、給排
ポート21からシリンダ孔3内に供給された圧流体は内
側シールバンド6から空間15内に漏れている。この空
間15内に漏れた漏れ流体は内側シールバンド6からの
漏れ量が少ないので、外側シールバンド7とスリット4
との隙間等から外部空間へ漏れている。このとき、漏れ
流体による空間15内の圧力上昇は殆ど無く略大気圧で
あり許容圧力を越えていないのでキャップカバー32を
押し開けることはなく、逃し通路29の内壁面29aに
キャップカバー32の爪部46,47が圧接してキャッ
プカバー32の弁体41が開口部30を塞いでいる。従
って、通常状態では開口部30からゴミの浸入が防止さ
れる。
【0013】次に内側シールバンド6からの漏れ流体が
瞬間的に増大した場合には、外側シールバンド7等から
漏れる流体に比べて内側シールバンド6からの漏れ流体
の量が多く、空間15内の圧力が上昇する。そして、空
間15内の空気圧力が許容圧力以上に上昇すると、その
圧力空気は逃し通路29の開口部30を塞ぐ左右のキャ
ップカバー32の弁体41をキャップカバー32の弾性
力に抗してチューブ2外方へ押圧する。すると爪部4
6,47が内壁面29aに圧接しながら摺動し、弁体4
1による開口部30の塞ぎ状態を解除し、開口部30が
開放されて空間15内の圧力空気が逃し通路29を介し
て外部空間に放出され、許容圧力に達していた空間15
内の空気圧が通常値に戻る。従って外側シールバンド7
が吹き飛ばずロッドレスシリンダ1が壊れない。このと
き係脱部44,45の爪部46,47の底面先端部分4
6a,47aが逃し通路29の底面29bに当接してそ
れ以上弁体41がロッドレスシリンダ1外方に向けて開
くことを防止し、爪部46、47は開口部30から外れ
ることなく内壁面29aに当接しており、この爪部4
6,47の内壁面29aへの圧接によりキャップカバー
32の弾性力に抵抗して開口部30を開放した状態に保
ち、弁体41が図1に示す開放位置Pに位置して目視に
より圧力が増大したことを確認できる指標部材として機
能する。開口部30が開放された後は、ロッドレスシリ
ンダ1を確認して修理や交換が必要か判断し、そのまま
使用可能であれば係脱部44,45を逃し通路29内に
押し込んで嵌合し、キャップカバー32によって再び開
口部30を塞ぐ。尚、許容圧力は安全弁を有していない
従来のロッドレスシリンダにおいて、内、外側シールバ
ンド間の空間15内の圧力が漏れ流体により上昇し、爆
発を伴って外側シールバンドを飛ばしてしまう危険圧力
より僅かに低く設定される圧力であって、通常の空気漏
れがあるときの空間15内の空気圧の圧力値よりは当然
大きく設定される。
【0014】次に他の実施の形態を図8、図9により説
明する。これは、前記実施形態において、端部材5に設
けられた安全弁(キャップカバー32)とは別に、更に
マウント11に第2の安全弁48を設けたものである。
マウント11には、チューブ2上面とピストンヨーク1
0を貫通している外側シールバンド7との間の位置にチ
ューブ2幅方向に延びて空間15に一端が開口する流路
49が設けられており、流路49の他端はマウント11
に設けられた弁体収容孔50に連通され、弁体収容孔5
0はチューブ2長手方向に延びて一端が外部空間へ開放
されている流路51に連通し、流路49、51と弁体収
容孔50とで第2の逃し通路52を構成している。弁体
収容孔50内には鋼球(弁体)53が挿入されており、
この鋼球53はバネ54により付勢されて流路49の弁
体収容孔50側の開口を開閉可能に塞ぎ、第2の安全弁
48を構成している。55は弁体収容孔50を塞ぐ栓で
ある。
【0015】前記実施の形態と同様に給排ポート21か
らシリンダ孔3内に供給された圧流体は内側シールバン
ド6から漏れ流体となって空間15に漏れ、この漏れ流
体の内側シールバンド6からの漏れ量が少ない場合に
は、キャップカバー32は開口部30を塞いでおり、ま
た、流路49の開口を弁体収容孔50内のバネ54に付
勢される鋼球53が塞いでおり、漏れ流体は外側シール
バンド7とスリット4との隙間等から外部空間へ放出さ
れる。また、内側シールバンド6からの漏れ量が瞬間的
に増大し、空間15内の圧力が危険圧力以上に上昇する
と、漏れ流体は逃し通路29の開口部30を塞ぐキャッ
プカバー32の弁体41を押圧して開口部30を開放す
ると共に鋼球53をバネ54の付勢力に抗して押圧して
流路49と流路51とを弁体収容孔50を介して連通
し、漏れ流体は外部空間に漏れ、空間15内の圧力が低
下し、ロッドレスシリンダ1の破壊を防止する。そし
て、空間15の内圧が低下するとバネ54に付勢された
鋼球53により再び流路49は閉鎖され、キャップカバ
ー32は開口部30を開放した状態を保ち、ロッドレス
シリンダ1において危険圧力以上に上昇したことを検知
できる。その後、修理や交換が必要がなければキャップ
カバー32により再び開口部30を塞いで使用できる。
尚、安全弁の個数や位置は上記実施形態に限定されな
い。また、第2の実施の形態において、端部材5に安全
弁32を設けず、第2の安全弁48を端部材に設けた安
全弁と同様な逃し通路とキャップカバーとからなるもの
とし、圧力が上昇したことをキャップカバーが開いたこ
とでわかるようにしても良い。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ロッドレ
スシリンダのスリットと内、外側シールバンドとで囲ま
れる空間内の内側シールバンドからの漏れ流体が一瞬に
増大し、空間内の圧力がある圧力以上に上昇するとロッ
ドレスシリンダに設けた安全弁が開放され、空間内の流
体が外部空間に逃げるので、圧力上昇による爆発を防止
でき、シールバンドが飛びロッドレスシリンダが壊れる
ことが無くなる。これによって周囲の人に危険を及ぼす
ことが無くなり、安全となる。また、安全弁が目視でき
る指標部材を備えているので、ロッドレスシリンダの
内、外シールバンド間の空間の圧力が危険圧力以上にな
ったことを安全弁の作動により容易に確認できて好適で
ある。また、安全弁の弁体は弾性を有する材料から成
り、弁体の係脱部が開口部と弾性的に係脱するので、安
全弁が作動し弁体の係脱部が開口部から離脱しても、弁
体を押えることで再び開口部を容易に塞ぐことができ
る。また、安全弁が開口を塞いでいる通常状態では塵埃
の浸入が防止され好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロッドレスシリンダの断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII視図である。
【図4】端部材の断面図である。
【図5】図4のV視図である。
【図6】キャップカバーの側面図である。
【図7】図6のVII視図である。
【図8】第2の実施形態である。
【図9】図8のIX視図である。
【符号の説明】
2 シリンダチューブ 3 シリンダ孔 4 スリット 5 端部材 6 内側シールバンド 7 外側シールバンド 8 ピストン 13 外部移動体 15 空間 29 逃し通路 30 開口部 32 キャップカバー(安全弁) 41 弁体(指標部材) 44,45 係脱部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダチューブに設けた長手方向のス
    リットを介して、チューブ内側のシリンダ孔内のピスト
    ンの動きをチューブ外側に取り出すようにし、前記スリ
    ットの内外を内、外シールバンドで塞いで成る流体圧作
    動のロッドレスシリンダにおいて、内、外シールバンド
    間の空間に、内側シールバンドからの漏れ流体により許
    容圧力以上の圧力が生じると、ロッドレスシリンダの外
    側に前記空間内の流体を逃がす安全弁を備えたことを特
    徴とするロッドレスシリンダ。
  2. 【請求項2】 内、外シールバンド間の空間と連通し、
    外部空間と連通する逃がし通路を設け、その逃がし通路
    に安全弁を設けて成る請求項1記載のロッドレスシリン
    ダ。
  3. 【請求項3】 前記逃がし通路が、シリンダチューブ両
    端に接続される端部材に設けてあることを特徴とする請
    求項2記載のロッドレスシリンダ。
  4. 【請求項4】 前記逃がし通路が、ピストンと一体的
    で、シリンダチューブ外側に位置する外部移動体に設け
    てあることを特徴とする請求項2記載のロッドレスシリ
    ンダ。
  5. 【請求項5】 安全弁は、作動したことを目視できる指
    標部材を備えていることを特徴とする請求項2〜4の何
    れか1項記載のロッドレスシリンダ。
  6. 【請求項6】 指標部材が、安全弁の弁体自体であるこ
    とを特徴とする請求項5記載のロッドレスシリンダ。
  7. 【請求項7】 逃がし通路の外部空間への開口部を開閉
    するように安全弁の弁体を設け、その弁体は、弾性を有
    する材料から成り、開口部を形成した部材との間で弾性
    的に係脱する係脱部を備えていて通常は開口部を塞いで
    おり、内側シールバンドからの漏れ流体により許容圧力
    以上の圧力が生じると、前記係脱部が外れて前記塞ぎ状
    態を解除してロッドレスシリンダの外側に流体を逃がす
    ようになっていることを特徴とする請求項6記載のロッ
    ドレスシリンダ。
  8. 【請求項8】 シリンダチューブに設けた長手方向のス
    リットを介して、チューブ内側のシリンダ孔内のピスト
    ンの動きをチューブ外側に取り出すようにし、前記スリ
    ットの内外を内、外シールバンドで塞いで成る空気圧作
    動のロッドレスシリンダにおいて、内、外シールバンド
    間の空気に、内側シールバンドからの漏れ空気により許
    容圧力以上の圧力が生じると、ロッドレスシリンダの外
    側に前記空気を逃がして内外シールバンド間の空気圧力
    を下げる安全弁を備えたことを特徴とするロッドレスシ
    リンダ。
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