JPH10299664A - ポンプの運転制御装置 - Google Patents
ポンプの運転制御装置Info
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- JPH10299664A JPH10299664A JP9103217A JP10321797A JPH10299664A JP H10299664 A JPH10299664 A JP H10299664A JP 9103217 A JP9103217 A JP 9103217A JP 10321797 A JP10321797 A JP 10321797A JP H10299664 A JPH10299664 A JP H10299664A
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Abstract
停止することなく給水を継続することができる低コス
ト、高信頼性の給水システムを提供する。 【解決手段】 末端給水栓に給水するポンプを可変速制
御できる少なくとも1台の可変速制御装置、ポンプの吐
出し側の給水管に配設された圧力検出器、該圧力検出器
の検出値と比較する圧力設定基準を置いて定圧力制御、
推定末端圧力一定制御を行なう自動給水システムのポン
プ運転制御装置において、運転中のポンプの締切り揚程
を推定する手段107と、前記締切り揚程に対応したポ
ンプのトルクを推定する手段113と、異なった2組以
上のポンプの締切り揚程、トルクのデータを基準に、ポ
ンプの締切り揚程に対応したトルク基準の発生手段11
4とを具備し、前記トルク基準にポンプのトルクを一致
させるようにポンプの速度を調整することを特徴とす
る。
Description
ステムにおけるポンプの運転制御装置に関する。
は、従来のポンプの吐出圧力を一定に保つ定圧力制御に
加えて、最近では、需要端での圧力をほぼ一定に保つ推
定未端圧力一定制御が、圧力変動の少ない質の良い給水
と省エネルギーの点から適用されるようになって来た。
特に、ポンプを可変速する手段として、汎用性にとみ、
且つ、著しく高信頼化されている、最近のトランジスタ
インバータが応用され、この目的達成に大きく貢献して
いる。ここで、「推定末端圧力一定制御」とは、末端圧
力をポンプ側にて推定し、推定値をほぼ一定にする制御
のことで、遠隔点の給水末端の圧力を直接検出して制御
する方法に比して、このように呼ばれる。ところで、自
動給水システムは、一般に、このインバータを制御する
ための、閉回路圧力制御と必要なシーケンス制御とを実
行するマイクロコンピュータ式のコントローラから、こ
のインバータの制御信号を得るように、構成されてい
る。閉回路圧力制御は、実際のポンプ吐出圧力を圧力検
出器で検出し、これを定圧力制御の設定値または、推定
未端圧力一定制御の設定値と比較し、その偏差をPIコ
ントローラに入力し、コントローラの比例、積分動作に
よって、インバータの周波数を調節することにより、定
圧力制御または、推定末端圧力一定制御を行なってい
る。つまり、給水信頼度の点から、この圧力検出器は、
現状のインバー夕の信頼性と等価または、それ以上の信
頼性向上が要求されることになる。もし、この要求が満
足されていない場合には、コントローラのソフト処理に
よるPI制御、シーケンス制御等に問題がない場合で
も、圧力検出器が、周囲温度、塵埃或いは、取付け不良
や、経年変化等によって誤動作した場合、断水事故にな
る可能性が高い。
向上するために、100%容量のポンプ及び駆動電動機
とインバータが各個独立に置かれ、並列冗長系として、
信頼性を高めた設計になっていること、また、自動交互
運転を行ない、摩粍、損粍の平均化によって、長寿命化
を図る如く構成した自動交互運転方式が、一般的方式と
して、採用されている点からみても重要な問題である。
確かに圧力検出器には、ポンプや電動機のように、回転
部、可動部がなく、摩耗による経年変化、信頼性低下の
懸念は少ない。然し、万一の、圧力検出器の故障によっ
て、折角の、自動交互運転方式がもっている、並列冗長
による高い信頼性は消滅してしまう。過去、インバータ
の平均故障間隔(MTBF=mean time between failur
e )が低く、初期不良も多かった時には、万一のインバ
ータの故障に備えて、インバータをバイパスして、電動
機を直接商用電源に接続する電磁接触器を置いたバック
アップシステムが提案された。
頼性を有効な資源として活用していないのみならず、イ
ンバータ切り離し用、商用電源投入用の2組の主回路電
磁接触器の追加を要し、コストが高くなる。また、電動
機を電源に投入する際、大きな始動竃流が流れ、電源系
統に擾乱を与え、また電動機に始動時の大きな発熱を与
える。従って、このバックアップシステムでは、フロー
スイッチ等の流量信号によってポンプをONーOFF制
御して、非常給水するシステムを構成する場合、コスト
面、性能面に大きな制約があり、実用的でなかった。ま
た、この対策として、インバータのソフトスタート、ソ
フトストップ機能を活用して、ソフトスタート、ソフト
ストップのONーOFF制御による、バックアップ運転
制御装置が考えられるが、圧力変動が大きいことや、イ
ンバータが本質的に持っている速度制御機能を十分活用
しきれていないと云う問題があった。
題点を解決するための手段を提供するもので、インバー
タ制御の可変速ポンプを応用した、単独自動交互運転、
並列自動交互運転、自動ローテーション運転を行なう自
動給水システムのソフトウェアによるバックアップ運転
制御に関する。すなわち、本発明の目的は、インバータ
の速度制御機能を活用し、電源に擾乱を与えることな
く、且つ、電動機の発熱を抑え、電動機のトルク制御に
よって、圧力検出器の万一の故障の時にも、ポンプを停
止することなく給水を継続することができるように、全
てソフトウェアで構築することで、ハードウェアのコス
トを追加することなく、冗長化された基本駆動システム
と協調の取れた低コスト、高信頼性の給水システムを提
供することにある。
解決するために、単独運転、或いは、2台以上の並列運
転により、末端給水栓に給水できるように構成されたポ
ンプの速度を可変速制御できる少なくとも1台の可変速
制御装置、前記ポンプの吐出し側の給水管に配設された
圧力検出器、該圧力検出器の検出値と比較する圧力設定
基準を置き、この偏差が小さくなるように、定圧力制御
または、推定末端圧力一定制御を行なう自動給水ポンプ
システムにおけるポンプの運転制御装置において、運転
中のポンプの締切り揚程を推定する手段と、前記締切り
揚程に対応したポンプのトルクを推定する手段と、少な
くとも、異なった2組以上のポンプの締切り揚程、トル
クのデータを記憶し、このデータを基準に、ポンプの締
切り揚程に対応したトルク基準を発生する手段とを具備
し、前記トルク基準にポンプのトルクを一致させるよう
に、ポンプの速度を調節することを特徴とするものであ
る。
未端圧力一定制御を行なう自動給水ポンプシステムにお
けるポンプの運転制御装置において、定圧力制御また
は、推定末端圧力一定制御の時のポンプの締切り揚程と
ポンプトルクのデータを少なくとも2組以上記憶せし
め、このデータを基準に、締切り揚程に対応したトルク
基準を発生できる手段を設け、トルク制御をすることを
特徴とするものである。
照しながら説明する。図1は、本発明のポンプの運転制
御装置をポンプ2台運転の給水システムに適用した場合
の全体構成図であり、図2は本発明のポンプの運転制御
装置の原理構成を示すブロック線図である。図1におい
て、lは本発明のポンプの運転制御装置であり、21、
22はポンプ吐出側圧力、ポンプ吸込み側圧力をそれぞ
れ検出する圧力検出器で、検出した圧力信号h、hsuを
運転制御装置1に出力する。運転制御装置1は、出力信
号として周波数指令f1s、f2sをインバータ12、22
に与え、インバータ12、22はポンプ13、23を駆
動する誘導電動機11、21に可変電圧、可変周波数を
供給し、ポンプ速度をそれぞれ、単独に調節できるよう
に構成されている。3は給水量が少ない場合にポンプを
停止するために置かれた保圧用の圧力夕ンク、4は水道
引き込み側9への水の逆流を防止するための減圧式逆止
弁、51、52は、ポンプ13、23の吐出側に置かれた
それぞれの逆流防止用逆止弁、61、62はそれぞれ、ポ
ンプ13、23の保守点検に使用される締切り弁、
81、82は、同様にポンプ13、23の保守点検に使用
される吸込み側締切り弁である。
給水管吐出側10に至る給水配管の間に設置され、その
間の流量を検知するフロースイッチである。図2は、図
1中に示す本発明のポンプの運転制御装置の内部構成を
示すブロック線図である。同図において、101は圧力
設定器、l02はPIコントローラ、103、104
は、デジタル・アナログ変換器、105は、図1のイン
バータ12または、22に内蔵された直線指令器と同様
の特性をもった直線指令器、106は一次遅れ要素、1
07は2乗演算器、108はポンプ特性aを表わす定
数、109は圧力検出器が故障の場合、圧力設定器10
1に代えて本発明のポンプの運転制御装置に切替えるた
めの制御切替スイッチである。また、110、111は
NO.1ポンプ、NO.2ポンプの運転切替スイッチ、1
12は2乗演算器、l13は2乗演算器1l2の出力よ
り、選択されたポンプの励磁電流の2乗値を引算した結
果の平方根演算を行ないポンプのトルクτを検出する平
方根演算器、ll4はポンプ特性aを表わす定数l08
の出力hpoによって設定される基準トルク(τs *)発生
用の関数発生器を示している。
が、”1”側にある時は、圧力設定器101の出力hs
を圧力設定値とする、公知のポンプの可変速制御による
定圧力制御系を構成している。いま、圧力検出値が許容
最大値をオーバフローまたは、常にゼロ、或いはポンプ
速度低下にても圧力検出信号値が低下しない、或いはポ
ンプ速度上昇にても圧力検出信号値が増加しない等に基
づいて圧力検出器の異状が検出されると、PIコントロ
ーラ102の出力は、その異状検出前の値に強制的にセ
ットされ、その値を保持する。同時に、制御切替スイッ
チ109は”1”側から″2”側に切り替わり、本発明
のトルク制御に切り替わる。関数発生器1l4は、試運
転調整時の最終的な設定圧力のもとで、つまり、圧力検
出器が健全な時に、吐出側締切り弁61(NO.1ポンプ
運転時)を全開位置から全閉位置まで変化させて、ポン
プ定数出力hpo、トルクτの値を記憶した、少なくとも
2組以上のデータを参照し、ポンプ定数hpoの現在値か
ら、定圧力制御を行なうためのポンプのトルク基準τs *
を発生するものである。
を使用することの理由について説明する。ポンプが定圧
力制御系のもとで運転されている制御切替スイッチ10
9が”1”側の場合、ポンプ速度と流量の間には比例関
係が成立しない。したがって、圧力検出器が故障の場
合、インバータ周波数から流量を推定して、給水負荷が
変動してもほぼ定圧力となる周波数の補償値を決定する
ことは難しいため、定圧力制御ができなくなる。圧力一
定のもとでは、ポンプの効率を不変とすれば、ポンプの
軸動力は流量に比例するので、圧力検出器が故障の場合
に、電動機電流から流量を推定し圧力変動分を補償する
方法が、この代案として、まず考えられる。然し、この
場合、以下の問題がある。
まれるために、流量が少ない時、電動機電流による流量
の検出が難しくなること、第2に、圧力設定によって、
特に、直送給水システムでは、吸込み側の圧力の大きさ
によっても、電流とトルクの関係が異なってくること、
第3に、低流量では、ポンプ効率は、大巾に低下し、し
かも、速度と機種によっても、効率がかなり異なること
等である。従って、本発明では、第1の問題に対して
は、励磁電流成分を除いた電動機トルクと流量の関係を
求めたこと、第2、第3の問題に対しては、圧力設定値
をパラメータとした締切り揚程と電動機トルクの関係
が、ほぼ、直線的関係にあることに着目し、然も、圧力
設定が終了し稼働に入る直前に、コントローラによって
実際値を測定、記憶させ、このデ一夕を参照して定圧力
となるトルク基準τs*を発生できるように構成して、こ
の問題を解決している。
数発生器の特性を示す特性グラフである。この特性グラ
フは、実施例として、 実行押込み揚程=(押込み揚程)−(逆止弁4の固定損
失揚程)≒0 と仮定し、圧力設定hs =1.0p.u.と、0.75p.
u.をパラメータとした場合の電動機トルクとポンプの
締切り揚程との関係を計算によって求めたものである。
ここに、圧力設定hs 、締切り揚程hpo、電動機トルク
τは、いずれも定格値に対する比、つまり、単位法p.
u.(per unit)で表わしたものである。図3に見られ
るように、圧力設定をパラメータとした両者の特性は、
ほぼ直線的関係があることが分かる。即ち、締切り揚程
に対応した電動機のトルク基準に、実際の電動機トルタ
が一致するように、ポンプの速度をインバータによって
調節すれば、結果として、ほぼ、一定圧力の給水運転が
できることになる。
動機トルクの関係を発生する関数発生器の信号を作るた
めの基準データを取得する手順を示す制御フローであ
る。図5に示す手順のとおり、ステップ1〜5によって
最大流量に対する締切り揚程と電動機トルクをhpo1、
τ1として記憶できる。また、ステップ6〜10によっ
て最小流量に対する締切り揚程と電動機トルクを
hpo2、τ2として記憶することができる。そして、これ
らの記憶データを基にして、次の(l)式によって、任
意の締切り揚程hpoについて、トルク基準τs *が計算で
きることになる。 τs *=〔(τ1−τ2/(hpo1−hpo2)〕× (hpo−hpo2)+τ2 (p.u.) (l) 他方、この関数発生器114の入力信号hpoを求めるに
ついては、まず、インバータに内蔵された直線指令器と
同じ特性をもつ直線指令器105によって電動機周波数
の推定値f*を作り、この推定値f*から、電動機速度迄
の遅れ時間とポンプ系の圧力―流量の関係が定常状熊に
なる迄の時間を設定する一時遅れ要素106によってポ
ンプ速度の推定値n* を得、これを2乗演算器107で
演算し、ポンプ定数aを乗じて、an*2 =hpo として
計算される。
速度制御範囲が、60%〜100%と比較的に狭いこと
から、電動機トルクτは、NO.1ポンプの運転の場合
で示せば、次の(2)式で、近似的に計算できる。 τ≒(I1 2−Im1 2)1/2 (p.u.) (2) 但し、 I1=(NO.1ポンプの負荷電流)/(NO.lポンプ
の定格電流)(p.u.) Im1=(NO.1ポンプの励磁電流)/(NO.lポンプ
の定格竃流)(p.u.) τ=(NO.lポンプのトルク)/(NO.lポンプの定
格トルク)(p.u.) 通常、ポンプのインバータ制御では、インバータの(電
圧/周波教)比は、一定に設定され、励磁電流成分は、
一定値として設定できる。
に、運転切替スイッチ111から電動機の一次電流I1
(p.u.)を取り込み、2乗演算器112で求めたこ
の2乗演算値から励磁電流Im1の2乗値を引き、その結
果を平方根演算器113で演算した平方根が、電動機ト
ルクτ(p.u.)の近似値となることは、明らかであ
る。かくして、制御切替スイッチ109が、”2”側に
切替わってからは、関数発生器114の出力τs *をトル
ク設定値とし、τをトルク検出値とするトルク制御回路
が形成され、ポンプの吐出圧はほぼ一定に制御される。
NO.2ポンプ運転の場合、図2に示す運転切替スイッ
チ110、111は、”2”側に切替えられ、NO.1
ポンプの場合と同様に制御される。
圧力検出器22からの検出信号hsuは、図示していない
が、吸込み側圧力が基準値以下に低下した場合に、ポン
プを停止する等のインターロックに使用されるものであ
る。これまでの説明では、(1)式のτ1、τ2、
hpo1、hpo2は、ポンプの実際の運転条件において実測
し、コントローラの記憶装置に記憶させ、hpoに対応し
たトルク基準τs *を発生させるようにすることで説明し
たが、設定圧力に応じた設計値や、試験値のτ1、τ2、
hpo1、hpo2を記憶装置に入力設定して、同様に、トル
ク基準τs *を発生させることも可能である。この場合に
は、当初から、圧力検出器は不要になり、いわゆる、圧
力検出器無しの給水システムが構築できることになる。
たパラメータおよびhpo=a・n*2は、ポンプの締切り
揚程を示すパラメータであれば、ポンプ速度の推定値n
*でも良い。勿論、実際速度nでも、また、その2乗値
n2 でも、また、実速から演算したa・n*2でも通用可
能である。本発明で、単位法で表わした締切り揚程hpo
を選定したのは、データの表示やチェックに便利である
からである。尚、ポンプの揚程―流量特性を表わす近似
式の中のポンプ定数aについては、ポンプの定格揚程H
N、定格回転数NN、定格流量QN との関係を単位法で表
した式から求めることができる。本発明では、定圧力制
御のもとで運転する可変速ポンプシステムについて説明
したが、原理的に、ポンプが推定末端圧力一定制御系の
もとで運転している場合にも、適用可能である。つま
り、推定末端圧力一定制御のもとで、τ1、τ2、
h po1、hpo2が測定、記憶出来れば、もしくは入力、記
憶出来れば、hpoに対応して推定末端圧力が一定となる
トルク基準τs *を作り出すことができる。
水システムにて、説明したが、並列運転システムにて
も、各ポンプのトルクの和(τ1+τ2)をトルクの検出
値とし、ポンプの合計トルク基準Στs *を関数発生器か
ら発生できるように構成すれば、同様の機能を持つポン
プの運転制御装置を構築できる。また、本発明を、図1
の直送給水システムの構成で説明したが、以上説明した
ように、原理的に、本発明は、この方式に限定されるも
のではない。例えば、従来の受水槽式にも通用可能であ
る。この場合、吸込み側逆止弁と吸込み側圧力検出器は
省略される。図4は、本発明の上記と異なる応用を説明
するために掲げた説明図で、図3の場合と同じ条件にお
いて、電動機トルクと流量の関係を求めたものである。
つまり、定圧力制御下にて、最大流量と最小流量の測定
が可能であれば、図5で示した同様の方法で、2組の電
動機トルクに対する流量の測定値が得られ、直線近似に
よって、稼動中のポンプの流量が、電動機トルクから推
定できる。これは、圧力検出器が健全な時、流量の表示
値として利用され、また、圧力検出器故障の場合にて
も、図2で示したトルク制御によって、ポンプ運転中の
トルクτから流量の概数値が推定できることになる。
インバータの速度制御機能を活用し、電源に擾乱を与え
ることなく、且つ、電動機の発熱を抑え、電動機のトル
ク制御によって、圧力検出器の万一の故障の時にも、ポ
ンプを停止することなく、給水を継続することができる
ように、全てソフトウェアで構築しているため、ハード
ウェアのコストを追加することなく、冗長化された基本
駆動システムと協調の取れた、低コスト、高信頼性の給
水システムを提供できる効果がある。
転の給水システムに適用した場合の全体構成図
ロック線図
明図
御フロー
Claims (2)
- 【請求項1】 単独運転、或いは、2台以上の並列運転
により、末端給水栓に給水できるように構成されたポン
プの速度を可変速制御できる少なくとも1台の可変速制
御装置、前記ポンプの吐出し側の給水管に配設された圧
力検出器、該圧力検出器の検出値と比較する圧力設定基
準を置き、この偏差が小さくなるように、定圧力制御ま
たは、推定末端圧力一定制御を行なう自動給水ポンプシ
ステムにおけるポンプの運転制御装置において、 運転中のポンプの締切り揚程を推定する手段と、前記締
切り揚程に対応したポンプのトルクを推定する手段と、
少なくとも、異なった2組以上のポンプの締切り揚程、
トルクのデータを記憶し、このデータを基準に、ポンプ
の締切り揚程に対応したトルク基準を発生する手段とを
具備し、前記トルク基準にポンプのトルクを一致させる
ように、ポンプの速度を調節することを特徴とするポン
プの運転制御装置。 - 【請求項2】 圧力検出器なしで定圧力制御または、推
定未端圧力一定制御を行なう自動給水ポンプシステムに
おけるポンプの運転制御装置において、定圧力制御また
は、推定末端圧力一定制御の時のポンプの締切り揚程と
ポンプトルクのデータを少なくとも2組以上記憶せし
め、このデータを基準に、締切り揚程に対応したトルク
基準を発生できる手段を設け、トルク制御をすることを
特徴とする請求項1記載のポンプの運転制御装置。
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