JPH10299322A - 蝶 番 - Google Patents

蝶 番

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JPH10299322A
JPH10299322A JP11090697A JP11090697A JPH10299322A JP H10299322 A JPH10299322 A JP H10299322A JP 11090697 A JP11090697 A JP 11090697A JP 11090697 A JP11090697 A JP 11090697A JP H10299322 A JPH10299322 A JP H10299322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide stopper
shaft
stopper
hinge
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11090697A
Other languages
English (en)
Inventor
Chizuo Kato
千寿夫 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ALPS GIKEN KK
Original Assignee
ALPS GIKEN KK
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Publication date
Application filed by ALPS GIKEN KK filed Critical ALPS GIKEN KK
Priority to JP11090697A priority Critical patent/JPH10299322A/ja
Publication of JPH10299322A publication Critical patent/JPH10299322A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 羽根片の傾動を固定し得るロック機能を備え
た蝶番を提供する。 【解決手段】 平板状に形成され且つその長手方向の一
端8a側から他端8b側に向けた所要範囲に亘り幅方向
に貫通する偏平な長孔9を開口したスライドストッパ8
と、該ストッパ8の長孔9に対し挿通された軸2と、該
軸2の両端部に対し互い違いに軸受部5,6を外嵌して
前記ストッパ8を抜脱しないよう保持し且つ前記軸受部
5,6を介し軸2を中心に相互に傾動し得るよう連結さ
れた一対の羽根片3,4とを備えて蝶番7を構成する。
ストッパ8を一方の羽根片4側に片寄らせて他方の羽根
片3と干渉しないようにすれば、羽根片3,4に取り付
けた二部材10,11を自由に傾動させることができ、
ストッパ8を両羽根片3,4の相互間に渡せば、二部材
10,11の傾動をロックすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロック機能を備え
た蝶番に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の蝶番の一例を示すもので、
通常、この種の蝶番1は、軸2を中心に相互に傾動し得
るように連結された一対の羽根片3,4により構成され
ており、両羽根片3,4の対峙する端部に設けた軸受部
5,6が前記軸2に対し互い違いに外嵌されている。
【0003】而して、各羽根片3,4の夫々を異なる二
部材間に渡してネジ止めすれば、その二部材を傾動自在
に連結することが可能となるので、一般的には、開き戸
等の傾動部等に良く用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、斯かる
従来の蝶番1においては、その傾動をロックするような
機能が備わっていなかった為、蝶番1は単なるジョイン
ト用金具としてしか使い道がなく、傾動部にロック機能
を要する場合には、閂やクレモン錠等といった専用のロ
ック装置を別途用いなければならないという不具合があ
った。
【0005】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、羽根片の傾動を固定し得るロック機能を備えた蝶番
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、平板状に形成
され且つその長手方向の一端側から他端側に向けた所要
範囲に亘り幅方向に貫通する偏平な長孔を開口したスラ
イドストッパと、該スライドストッパの長孔に対し挿通
された軸と、該軸の両端部に対し互い違いに軸受部を外
嵌して前記スライドストッパを抜脱しないよう保持し且
つ前記軸受部を介し軸を中心に相互に傾動し得るよう連
結された一対の羽根片とを備えたことを特徴とする蝶
番、に係るものである。
【0007】而して、両羽根片を互いに同一平面を成す
如く見開き状に展開した状態とし且つスライドストッパ
を表側にして各羽根片の夫々を異なる二部材間に渡して
取り付けた場合に、スライドストッパを一方の羽根片に
沿わせ、軸に対しスライドストッパの長手方向一端側が
近接し且つ他端側が離間する方向にスライドストッパを
スライドさせると、該スライドストッパが一方の羽根片
側に片寄って他方の羽根片と干渉しなくなり、二部材を
自由に傾動させることが可能となる。
【0008】また、両羽根片を互いに同一平面を成す如
く見開き状に展開した状態としてスライドストッパを両
羽根片に沿わせ、軸に対しスライドストッパの長手方向
一端側が離間し且つ他端側が近接する方向にスライドス
トッパをスライドさせると、該スライドストッパが両羽
根片の相互間に渡されて両羽根片が展開した状態に固定
されるので、二部材の傾動をロックすることが可能とな
る。
【0009】尚、一方の羽根片のみを一方の部材に取り
付ければ、他方の羽根片の傾動をスライドストッパで固
定することにより前記他方の羽根片を他方の部材を押さ
える掛止具として利用することも可能であり、このよう
にすれば、ロック専用の装置として使用することが可能
となる。
【0010】また、本発明においては、スライドストッ
パの一端側及び該一端側付近の長孔に対し、前記スライ
ドストッパの一端側を軸に沿わせた状態で該軸を中心に
前記スライドストッパを自在に傾動し得るよう前記軸と
同心状の円弧形状が付されていることが好ましい。
【0011】このようにすれば、スライドストッパの一
端側を軸に沿わせた状態としてスライドストッパを傾動
させることにより該スライドストッパの向きを適宜に変
更することが可能となるので、例えば、スライドストッ
パのスライド方向を鉛直方向にとった場合に、スライド
ストッパの一端側を下に向け且つ他端側を上に向けてロ
ック状態を重力により保持せしめることが可能となり、
また、ロックを解除する際には、スライドストッパを上
に持ち上げて一端側を軸に沿わせた状態とした後にスラ
イドストッパの他端側を下向きに傾動して簡単にロック
を解除することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しつつ説明する。
【0013】図1〜図3は本発明を実施する形態の一例
を示すもので、図7と同一の符号を付した部分は同一物
を表わしている。
【0014】図1〜図3に示す如く、本形態例の蝶番7
においては、従来と略同様に両羽根片3,4の対峙する
端部に設けた軸受部5,6が軸2に対し互い違いに外嵌
されており、該軸2を中心に両羽根片3,4が相互に傾
動し得るように連結されているが、前記軸2の中央部に
は、前記両羽根片3,4の傾動をロックする為のスライ
ドストッパ8が取り付けられている。
【0015】前記スライドストッパ8は、平板状に形成
され且つその長手方向(図1における左右方向)の一端
8a側から他端8b側に向けた所要範囲に亘り幅方向
(図1における上下方向)に貫通する偏平な長孔9を開
口しており、該長孔9に前記軸2が挿通されていて、該
軸2の両端部に外嵌された前記両羽根片3,4の軸受部
5,6により前記スライドストッパ8が抜脱しないよう
保持されている。
【0016】而して、両羽根片3,4を互いに同一平面
を成す如く見開き状に展開した状態とし且つスライドス
トッパ8を表側にして各羽根片3,4の夫々を異なる二
部材10,11間に渡してネジ止めした場合、スライド
ストッパ8を一方の羽根片4に沿わせ、軸2に対しスラ
イドストッパ8の長手方向一端8a側が近接し且つ他端
8b側が離間する方向にスライドストッパ8をスライド
させると、図2に示す如く、スライドストッパ8が一方
の羽根片4側に片寄って他方の羽根片3と干渉しなくな
り、二部材10,11を自由に傾動させることが可能と
なる。
【0017】また、両羽根片3,4を互いに同一平面を
成す如く見開き状に展開した状態としてスライドストッ
パ8を両羽根片3,4に沿わせ、軸2に対しスライドス
トッパ8の長手方向一端8a側が離間し且つ他端8b側
が近接する方向にスライドストッパ8をスライドさせる
と、図3に示す如く、スライドストッパ8が両羽根片
3,4の相互間に渡されて両羽根片3,4が展開した状
態に固定されるので、二部材10,11の傾動をロック
することが可能となる。
【0018】従って、上記形態例によれば、各羽根片
3,4の夫々を異なる二部材10,11間に渡してネジ
止めした場合に、その二部材10,11を従来の蝶番と
同様に傾動自在に連結することができ、しかも、スライ
ドストッパ8により両羽根片3,4を展開した状態に固
定することができるので、閂やクレモン錠等といった専
用のロック装置を不要として蝶番7のみで二部材10,
11の傾動をロックすることができる。
【0019】尚、二部材10,11を蝶番により傾動自
在に連結する場合には、複数の蝶番が用いられるのが通
常であるが、このうちの少くとも一つに本形態例の如き
ロック機能を備えた蝶番7を用いれば、二部材10,1
1の傾動をロックすることができるのであり、残りの蝶
番については、従来と同様のものを用いても良い。
【0020】また、本発明の蝶番7の用途は様々であ
り、開き戸や折り戸、折り畳み式の間仕切り等の傾動部
に用いることが可能である。
【0021】更に、図4〜図6は本発明の蝶番7の別の
使用形態を示すもので、ジョイント用金具としてではな
く、ロック専用の装置として利用したものである。
【0022】図中12は窓に防犯や装飾を目的として設
置される面格子の一部を示すものであり、この種の面格
子12は、完全に固定設置してしまうと緊急時における
室内からの脱出や窓拭きに支障をきたす為、固定枠13
に対し面格子12を室内側(図5中における左側)へ取
り外すことができるようにしてあるが、例えば、このよ
うな面格子12の構造に関し、室内側における固定枠1
3と面格子12との間に図示の如く蝶番7を配置し、該
蝶番7の一方の羽根片3のみを固定枠13側にビス止め
し、他方の羽根片4については、面格子12側にビス止
めせずに前記一方の羽根片3と同一平面を成す如く起立
させてスライドストッパ8により傾動を固定しておく
と、通常時において面格子12が外れないように他方の
羽根片4により室内側から押さえてロックすることがで
きる。
【0023】また、緊急時における室内からの脱出や窓
拭きを行う場合に、スライドストッパ8を図4の状態か
ら上方に持ち上げて下向きに傾動させることにより図6
の状態として他方の羽根片4に対するロックを解除すれ
ば、該羽根片4を室内側に倒伏させて面格子12を室内
側へ取り外し得るようにすることができる。
【0024】ただし、このようにスライドストッパ8の
スライド方向を鉛直方向にとる場合には、スライドスト
ッパ8の一端8a側を下に向け且つ他端8b側を上に向
けてロック状態を重力により保持せしめ、また、スライ
ドストッパ8を上に持ち上げてから下向きに傾動させて
ロックを解除する必要があるので、図示の如く、スライ
ドストッパ8の一端8a側及び該一端8a側付近の長孔
9に対し、前記スライドストッパ8の一端8a側を軸2
に沿わせた状態で該軸2を中心に前記スライドストッパ
8を自在に傾動し得るよう前記軸2と同心状の円弧形状
を付しておくと良い。
【0025】尚、本発明の蝶番は、上述の形態例にのみ
限定されるものではなく、スライドストッパや羽根片に
は任意に装飾を施し得ること、その他、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
【0026】
【発明の効果】上記した本発明の蝶番によれば、両羽根
片の傾動を固定し得るロック機能を蝶番に付加すること
ができるので、閂やクレモン錠等といった専用のロック
装置を不要として蝶番のみで二部材間を傾動自在に連結
し且つその傾動をロックすることができ、また、一方の
羽根片のみを一方の部材に取り付ければ、他方の羽根片
の傾動をスライドストッパで固定することにより前記他
方の羽根片を他方の部材を押さえる掛止具として利用す
ることができるので、ロック専用の装置として使用する
ことができる等の種々の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す平面図であ
る。
【図2】本発明を実施する形態の一例を示す斜視図であ
る。
【図3】図2のスライドストッパによるロック状態を示
す斜視図である。
【図4】本発明の別の使用形態を示す斜視図である。
【図5】図4のV−V方向の矢視図である。
【図6】図4のスライドストッパによるロックを解除し
た状態を示す斜視図である。
【図7】従来例を示す平面図である。
【符号の説明】
2 軸 3 羽根片 4 羽根片 5 軸受部 6 軸受部 7 蝶番 8 スライドストッパ 9 長孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状に形成され且つその長手方向の一
    端側から他端側に向けた所要範囲に亘り幅方向に貫通す
    る偏平な長孔を開口したスライドストッパと、該スライ
    ドストッパの長孔に対し挿通された軸と、該軸の両端部
    に対し互い違いに軸受部を外嵌して前記スライドストッ
    パを抜脱しないよう保持し且つ前記軸受部を介し軸を中
    心に相互に傾動し得るよう連結された一対の羽根片とを
    備えたことを特徴とする蝶番。
  2. 【請求項2】 スライドストッパの一端側及び該一端側
    付近の長孔に対し、前記スライドストッパの一端側を軸
    に沿わせた状態で該軸を中心に前記スライドストッパを
    自在に傾動し得るよう前記軸と同心状の円弧形状が付さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の蝶番。
JP11090697A 1997-04-28 1997-04-28 蝶 番 Pending JPH10299322A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11090697A JPH10299322A (ja) 1997-04-28 1997-04-28 蝶 番

Applications Claiming Priority (1)

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JP11090697A JPH10299322A (ja) 1997-04-28 1997-04-28 蝶 番

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Family

ID=14547665

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JP11090697A Pending JPH10299322A (ja) 1997-04-28 1997-04-28 蝶 番

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JP (1) JPH10299322A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103255971A (zh) * 2013-06-09 2013-08-21 青岛威奥轨道装饰材料制造有限公司 不锈钢翻转阻尼式合页

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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