JPH10299005A - 傾斜杭束を備えた基礎およびその施工方法 - Google Patents

傾斜杭束を備えた基礎およびその施工方法

Info

Publication number
JPH10299005A
JPH10299005A JP12012997A JP12012997A JPH10299005A JP H10299005 A JPH10299005 A JP H10299005A JP 12012997 A JP12012997 A JP 12012997A JP 12012997 A JP12012997 A JP 12012997A JP H10299005 A JPH10299005 A JP H10299005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pile
piles
bundle
footing
foundation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12012997A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Yoshida
圭佑 吉田
Torajiro Soejima
寅二郎 副島
Naota Itoyama
直太 糸山
Takekazu Baba
雄計 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
T JII T ENG KK
TONE CHIKA GIJUTSU KK
Original Assignee
T JII T ENG KK
TONE CHIKA GIJUTSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by T JII T ENG KK, TONE CHIKA GIJUTSU KK filed Critical T JII T ENG KK
Priority to JP12012997A priority Critical patent/JPH10299005A/ja
Publication of JPH10299005A publication Critical patent/JPH10299005A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Piles And Underground Anchors (AREA)
  • Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾きや倒れに対する抵抗力を増加させた傾斜
杭束を備えた基礎およびその施工方法に関し、傾きや倒
れに対する抵抗力を増加させた杭の束により基礎を支持
させるようにすることを課題とする。 【解決手段】 複数本の杭を各杭の離間距離を下方ほど
広げて打設するとともに上端部を束ねた杭束と、該杭束
を所定範囲内に定められたパターンで複数束配設し前記
各杭束の束ねた上端部を基礎下端部に結合した構造物の
基礎とからなるように構成し、施工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、傾きや倒れに対す
る抵抗力を増加させた傾斜杭束を備えた基礎およびその
施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高架道路や高架橋等は、図12,
13に示すように、構築する橋脚1に近似した籠状に鉄
筋を組み上げた構造物(以下、鉄筋籠という)1a,3
aを、外側から覆って壁を形成した型枠中にコンクリー
トを流し、コンクリートを硬化させて鉄筋コンクリート
の橋脚1を形成する。この橋脚1の基礎は、橋脚1を固
い岩盤の上に支えるため、橋脚構築箇所の地盤に、杭2
を固い岩盤に到達するまで略垂直に打設し、その杭2の
上に橋脚下端部のフーチング3を載せた状態に橋脚1を
構築する。
【0003】フーチング3の下面が占める面積に対して
打設する杭2は、各杭2が支える荷重の荷重配分が均等
で、構造物に発生する応力が大きく集中することがない
ように間隔を狭くして、多数本配設するようにしてい
る。例えば、図12,13に示す例では、フーチング3
の下面を一辺が約 10 mの正方形とした場合、直径1m
の杭を1辺あたり4本の割合で、全面積に対しては合計
16本打設している。
【0004】この杭2の打設は、杭2が細い場合には、
工場にて製作された鉄筋コンクリート杭を固い岩盤に到
達するまで振動を与えつつ打ち込み、固い岩盤までの長
さが足りなければ継ぎ足して打ち込む、また、杭2が太
い場合には、現場にて杭孔を掘削して補強用の鋼棒ある
いは鉄筋籠を挿入し、モルタルまたはコンクリートを注
入して鋼芯モルタル杭または鉄筋コンクリート杭を形成
させる等の方法により打設する。
【0005】〔従来技術の問題点〕このような従来の技
術では、フーチング3の下方に立設した杭2はすべてが
略垂直に設けられているため、杭が抜ける方向の力に対
しては、地盤との接触面に生じる摩擦力により抵抗する
だけであるため、振動等の影響により上方へ移動し易
い、また、橋脚1の倒れに対してはフーチング3の下面
と杭2の上部との結合部が破断し易い。このため、地震
等に対する対策として橋脚等に対する基礎の補強を後か
ら施工しなければならなくなり、工事の作業性が悪く、
費用が高くなるという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
における問題点に鑑みてなされたものであり、その解消
を目的として設定する具体的な課題は、傾きや倒れに対
する抵抗力を増加させた杭の束により基礎を支持させる
ようにした傾斜杭束を備えた基礎およびその施工方法を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
に係る傾斜杭束を備えた基礎は、複数本の杭を各杭の離
間距離を下方ほど広げて打設するとともに上端部を束ね
た杭束と、該杭束を所定範囲内に定められたパターンで
複数束配設し前記各杭束の束ねた上端部を基礎下端部に
結合した構造物の基礎とからなることを特徴とするもの
である。
【0008】また、請求項2に係る傾斜杭束を備えた基
礎は、前記杭を鋼芯モルタル杭とし、該鋼芯モルタル杭
の上端側の鋼芯部分を前記基礎下端部の鉄筋部分に結合
させたことを特徴とする。
【0009】また、請求項3に係る傾斜杭束を備えた基
礎の施工方法は、複数本の杭を各杭の離間距離を下方ほ
ど広げて打設し、近接した各杭の上端部を束ねて杭束を
形成し、該杭束を所定範囲内に定められたパターンで複
数束配設し、配設された各杭束の上部に鉄筋籠を設け、
該鉄筋籠に前記各杭束の束ねた上端部を結合し、コンク
リートを打設して構造物の基礎を構築したことを特徴と
するものである。
【0010】また、請求項4に係る傾斜杭束を備えた基
礎の施工方法は、前記杭を鋼芯モルタル杭とし、該鋼芯
モルタル杭の打設にはケーシング式掘削により掘削した
後にケーシングを土中に残置し、該ケーシング内に先端
パッカー付き二重注入管を挿入し、パッカー付き鋼棒を
残しつつ前記ケーシングとともに引き上げてグラウトパ
イプ先端よりモルタルを注入したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明における以下の実施の形態
では、杭として鋼芯モルタル杭を使用する場合について
説明する。なお、従来技術と同じ部分については同じ符
号を付して説明を省略する。ただし、この実施の形態
は、発明の趣旨をより良く理解させるため具体的に示し
たものであり、特に指定のないかぎり、発明内容を限定
するものではない。
【0012】〔構成〕この実施の形態における基礎は、
図1,2に示すように、鉄筋籠3aを補強用に内蔵した
鉄筋コンクリート橋脚1のフーチング3と、このフーチ
ング3を岩盤に支持させる杭2,4とからなり、そのう
ち、杭2を固い岩盤に到達するまで略垂直に打設し、ま
た、杭4を略同じ箇所を基点としてそれぞれ斜め下方の
別方向に向けて複数本打設し、それらの杭4の上端部4
aを束ね、束ねた上端部4aをフーチング3の鉄筋籠下
端部に固着した傾斜杭束(以下、単に杭束という)5と
する。また、杭束5の打設とともに通常の垂直に打設す
る杭2についても、必要に応じて、杭束5と干渉しない
位置に打設して、橋脚荷重に対する荷重支持の分散化を
計り、杭束5への集中荷重を避けるようにする。
【0013】ここで使用される杭4はパッカー付き鋼棒
14を芯材として有する鋼芯モルタル杭24とする(図
10参照)。そして、この鋼芯モルタル杭24の打設に
は、先端パッカー付き二重注入管10を使用して打設す
る。
【0014】先端パッカー付き二重注入管10は、図
3,4に示すように、ケーシング式掘削用のケーシング
11に挿入される鋼棒導入管としての円筒管12と、こ
の円筒管12に挿入する複数の鋼棒パッカー13を所定
間隔で外嵌したパッカー付き鋼棒14と、円筒管12の
外面側に併設して固着したグラウト注入パイプ15と、
円筒管12の先端部でケーシング内面と円筒管外面とグ
ラウト注入パイプ外面との間の空隙を封じる円筒管装着
用の先端パッカー16とを具備した注入管を形成する。
【0015】鋼棒パッカー13は、略均等な間隔でパッ
カー付き鋼棒14の鋼棒部分14aの周囲に複数個固着
し、円筒管12にパッカー付き鋼棒14を挿入する時の
支持機能と、モルタル注入時のパッカー付き鋼棒14と
円筒管との間に形成される間隙のシール機能とを兼ね備
える。鋼棒パッカー13は硬質合成ゴムからなり、耐圧
性および耐摩耗性が高く、経年変化の少ない材料を選択
して使用する。
【0016】先端パッカー16は、円筒管12の先端部
に設けて、グラウト注入パイプ15が固着された円筒管
12とケーシング11との間に形成される間隙のシール
機能を備え、グラウト注入時のシール機能を効果的に発
揮できるようにするため、硬質合成ゴムの中でも鋼棒パ
ッカー13よりも軟質で柔軟性に富み、複雑形状になじ
んでシール性を高める材料を選択して使用する。
【0017】グラウト注入パイプ15は、円筒管12に
平行に配置し、円筒管12の先端よりも若干先方に突出
させ、円筒管12との接触部を溶接等により固着して、
円筒管12と一体に形成する。この一体化されたグラウ
ト注入パイプ15と円筒管12との外側面を先端パッカ
ー16によって被覆し、ケーシング11に挿入した場合
にケーシング11との間の間隙を埋めるようにする。
【0018】〔施工方法〕橋脚1の施工は杭打設用の掘
削から橋脚打設までを図5〜11に例示する。まず、構
築すべき橋脚1のフーチング下面が占める位置の杭打設
箇所のうち、杭束5を打設する位置を定め、杭束5の各
杭4の打設方向に従って、ケーシング式掘削用の掘削軸
17を取り付けたボーリングマシン18を駆動して地盤
に杭孔を穿孔する(図5)。穿孔にあたっては、所定深
さに達するまでに掘削軸17の長さが足りなければ継ぎ
足し、所定深さに達するまで継ぎ足しを繰り返す。所定
深さに達すると、掘削軸17のロッド19だけを引き抜
いて撤去し、ケーシング11を土中に残す。(図6)。
【0019】その後、ケーシング11の中に抜き取った
ロッド19の代わりに先端パッカー付き二重注入管10
を挿入し、ケーシング11の先端よりも先端パッカー付
き二重注入管10の先端の方が若干先方(下方)へ突出
するように位置させる(図7)。そして、図示しないグ
ラウト注入用配管をグラウト注入パイプ15と接続して
モルタル等のグラウトを穿孔した杭孔へ注入できるよう
にする。
【0020】パッカー付き鋼棒14に取り付けた最下端
の鋼棒パッカー13の位置に先端パッカー16が位置す
るまで、パッカー付き鋼棒14を除くすべての部材を引
き上げ、グラウト注入パイプ15からグラウトを注入
し、穿孔した杭孔から周辺の地盤へ硬化剤を浸透させて
穿孔よりも大きな外形の杭を形成させて、最下端の鋼棒
パッカー13よりも下方に位置する鋼棒部分14aを心
棒とするモルタル杭24の最下端部24aを形成させ、
根固めする(図8)。
【0021】根固めした後、再度、パッカー付き鋼棒1
4を除くすべての部材を1つ上の段の鋼棒パッカー13
の位置まで引き上げ、グラウト注入パイプ15からモル
タルを注入して根固めしたモルタル杭24の最下端部2
4aの上部にモルタル杭24の一部24bを形成させる
(図9)。そして、この工程を下方から順に必要段数繰
り返し、モルタル杭24の一部を最下端部24aから最
上端部24eまでのすべてを形成させて、所定長さのモ
ルタル杭24を形成させる(図10)。垂直に打設する
杭2の場合には、単に傾斜を付けずに杭孔を穿孔し、そ
の他は上記施工方法と同様に行い鋼芯モルタル杭24を
形成する。
【0022】このようにして形成された鋼芯モルタル杭
24を、略同じ箇所を基点として斜め下方の別方向に向
けて複数本(図中3本)形成し、上端部24fを束ね、
この複数本束ねて杭束5とし、この杭束5の上端部24
fの鋼棒部分をフーチング用の梁25および鉄筋籠3a
の下端部に溶接したり、あるいはフーチング用の鉄筋を
巻き付けたり、フックを形成した端部を重ね継ぎして、
コンクリートの打設に支障のないように固着する(図1
1)。このような杭束5をフーチング下面側の設計位置
に所定数配設してフーチング3の荷重を均等に分散させ
るようにする(図1,2)。
【0023】杭束5および図示しない略垂直に打設する
杭2を必要数形成し、鉄筋籠3aの上部および橋脚1の
鉄筋籠1aを組み立てた後、鉄筋籠1a,3aを設けた
箇所にコンクリートを流し込んで、一定期間養生し、鉄
筋コンクリート橋脚1を形成する(図1,2)。
【0024】〔作用・効果〕鋼芯モルタル杭24の杭束
5を基礎杭として有する鉄筋コンクリート橋脚1では、
橋脚1のフーチング3を直接に杭束5の上端部と固着さ
せ、杭束5の各杭4の方向を斜め下方に向けたため、地
震等によって橋脚1が傾く場合に、フーチング3の一端
を浮き上がらせる方向の力に対しては、フーチング3か
ら下方に延びた杭束5のいずれかの鋼芯モルタル杭24
が杭軸方向以外の方向の分力が作用して抵抗し、フーチ
ング3の一端が地盤から浮き上がることを防止して、橋
脚1の傾きが戻される方向へ力を作用させ、橋脚1の倒
れを防止する。
【0025】また、複数本の鋼芯モルタル杭24を各鋼
芯モルタル杭24の離間距離を下方ほど広げて打設し、
近接した各鋼芯モルタル杭24の上端部を束ねて杭束5
を形成したため、橋脚の倒れに対する抵抗力が増加し、
橋脚完成後の補強工事を不要にすることができるととも
に橋脚保全性能が向上し、トータルコストを低減させる
ことができる。さらにまた、この杭束5を所定範囲内に
定められたパターンで複数束配設し、配設された各杭束
5の上部にフーチング3の鉄筋籠3aを設け、この鉄筋
籠3aに各杭束5の束ねた上端部を固着して、橋脚1を
強固に支持させたことにより、橋脚1のフーチング3と
杭束5との結合部の結合強度が向上し、その結合部の破
断を防止することにより、地震等による不慮の災害に対
して致命的な破損を受けることが回避できるようにな
る。
【0026】杭束を備えた基礎の施工では、鋼芯モルタ
ル杭24を有する杭束5の打設を効率良く施工すること
ができ、施工時間を短縮させてコスト低減に寄与するこ
とができるとともに、土中に残したケーシング11の中
に先端パッカー付き二重注入管10を挿入してグラウト
を注入するため施工精度が高くなり、杭の施工品質が向
上する。また、杭孔の穿孔には比較的小型のボーリング
マシンを利用することができ、しかも斜め方向への穿孔
も容易であるため、迅速に施工することができるととも
に施工コストを低減させることができる。
【0027】〔別態様〕この実施の形態は、発明の趣旨
をより良く理解させるために、具体的に説明したもので
あって、別態様を制限するものではないから、発明の趣
旨を変えない範囲で変更可能である。例えば、鋼棒導入
管は円筒管に限定することはなく、その断面が円以外の
一部潰れた円、楕円、あるいは多角形およびそれらの近
似形状等の断面であっても良い。また、先端パッカーは
硬質合成ゴムとしたが、発泡性プラスチック等の耐久性
が劣る材料でも使用期間を短期間に限定した場合であれ
ば用いることができる。さらに、グラウト注入パイプを
含むケーシングと円筒管との間の間隙を均一にするため
に、先端パッカーの他に、先端以外の位置にも円筒管外
周側のパッカーを中間パッカーとして設けても良い。さ
らにまた、鋼棒導入管としての円筒管へのグラウト注入
パイプの固着についても溶接の他にベルトを使用したク
ランプ止め、あるいはリベット止め等を使用しても良
い。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に係る傾
斜杭束を備えた基礎では、地震等の強い力が作用した場
合であっても、傾斜させて打設した杭の杭束が抜ける方
向の力に対して抵抗力を発揮して、橋脚等の構造物の基
礎を地盤から浮き上がらないようにさせ、倒れや破損等
を防止することができ、構造物の保全性を向上させるこ
とができる。
【0029】また、請求項2に係る傾斜杭束を備えた基
礎では、杭を鋼芯モルタル杭としたため、作業性良くか
つ低コストで杭束を打設できるとともに従来よりも基礎
との結合強度を高めることができ、費用を低減させると
ともに信頼性を向上させることができる。
【0030】また、請求項3に係る傾斜杭束を備えた基
礎の施工方法では、杭束の各杭が下方ほど各杭の離間距
離を広げているため、抜ける方向に対する抵抗力が強く
なり、上部に結合している基礎の地盤からの浮き上がり
を効果的に防止できるように施工することができるとと
もに施工の信頼性を高め、しかも、杭の打設方向を変え
ているだけであって垂直方向へ打設する杭と実質的に工
程上の差異はほとんどなく、従来の工程を大幅に変更す
ることなく施工することができる。
【0031】また、請求項4に係る傾斜杭束を備えた基
礎の施工方法では、比較的高い圧力でグラウトを注入し
て、比較的に大径の杭を形成させることができ、しかも
杭の略中心部にパッカー付き鋼棒の鋼棒部分によって強
力に補強された杭ができて、杭の強度を大きくすること
ができ、さらに、現場打ち鋼芯モルタル杭を作業性良
く、高精度で比較的安価に施工できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る橋脚を示す側面説明
図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る橋脚の下面側に施工
する傾斜杭束を示す平面説明図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る先端パッカー付き二
重注入管を示す横断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る先端パッカー付き二
重注入管を示す部分縦断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る鋼芯モルタル杭の施
工方法における穿孔を示す側面断面説明図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る鋼芯モルタル杭の施
工方法におけるロッド撤去を示す側面断面説明図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態に係る鋼芯モルタル杭の施
工方法における先端パッカー付き二重注入管の挿入を示
す側面断面説明図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る鋼芯モルタル杭の施
工方法における根固めを示す側面断面説明図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る鋼芯モルタル杭の施
工方法におけるモルタル注入手順を示す側面断面説明図
である。
【図10】本発明の実施の形態に係る鋼芯モルタル杭の
施工方法における完成した鋼芯モルタル杭を示す側面断
面説明図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る橋脚の鉄筋籠に傾
斜杭束を固着した状態を示す側面断面説明図である。
【図12】従来の橋脚下部を示す側面部分断面説明図で
ある。
【図13】従来の橋脚下部を示す平面断面説明図であ
る。
【符号の説明】
1 橋脚 2 杭 3 フーチング 3a 鉄筋籠 4 杭 5 (傾斜)杭束 10 先端パッカー付き二重注入管 11 ケーシング 12 円筒管(鋼棒導入管) 13 鋼棒パッカー 14 パッカー付き鋼棒 15 グラウト注入パイプ 16 先端パッカー 17 (ケーシング式掘削用の)掘削軸 18 ボーリングマシン 19 ロッド 24 鋼芯モルタル杭
フロントページの続き (72)発明者 糸山 直太 東京都大田区南蒲田2丁目16番2号 利根 地下技術株式会社内 (72)発明者 馬場 雄計 神奈川県大和市上和田字城山2060 ティジ ィティ・エンジニアリング株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の杭を各杭の離間距離を下方ほど広
    げて打設するとともに上端部を束ねた杭束と、該杭束を
    所定範囲内に定められたパターンで複数束配設し前記各
    杭束の束ねた上端部を基礎下端部に結合した構造物の基
    礎とからなることを特徴とする傾斜杭束を備えた基礎。
  2. 【請求項2】前記杭を鋼芯モルタル杭とし、該鋼芯モル
    タル杭の上端側の鋼芯部分を前記基礎下端部の鉄筋部分
    に結合させたことを特徴とする請求項1記載の傾斜杭束
    を備えた基礎。
  3. 【請求項3】複数本の杭を各杭の離間距離を下方ほど広
    げて打設し、近接した各杭の上端部を束ねて杭束を形成
    し、該杭束を所定範囲内に定められたパターンで複数束
    配設し、配設された各杭束の上部に鉄筋籠を設け、該鉄
    筋籠に前記各杭束の束ねた上端部を結合し、コンクリー
    トを打設して構造物の基礎を構築したことを特徴とする
    傾斜杭束を備えた基礎の施工方法。
  4. 【請求項4】前記杭を鋼芯モルタル杭とし、該鋼芯モル
    タル杭の打設にはケーシング式掘削により掘削した後に
    ケーシングを土中に残置し、該ケーシング内に先端パッ
    カー付き二重注入管を挿入し、パッカー付き鋼棒を残し
    つつ前記ケーシングとともに引き上げてグラウトパイプ
    先端よりモルタルを注入したことを特徴とする請求項3
    記載の傾斜杭束を備えた基礎の施工方法。
JP12012997A 1997-04-24 1997-04-24 傾斜杭束を備えた基礎およびその施工方法 Pending JPH10299005A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12012997A JPH10299005A (ja) 1997-04-24 1997-04-24 傾斜杭束を備えた基礎およびその施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12012997A JPH10299005A (ja) 1997-04-24 1997-04-24 傾斜杭束を備えた基礎およびその施工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10299005A true JPH10299005A (ja) 1998-11-10

Family

ID=14778698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12012997A Pending JPH10299005A (ja) 1997-04-24 1997-04-24 傾斜杭束を備えた基礎およびその施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10299005A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013502521A (ja) * 2009-08-21 2013-01-24 イー.メテ エルデムジル 構造物を支持するシステム
CN103726503A (zh) * 2014-01-08 2014-04-16 中铁十一局集团有限公司 用于加固变形桥桩的锚杆桩加固承台结构及施工方法
JP2014134007A (ja) * 2013-01-09 2014-07-24 Ohbayashi Corp 鋼管杭の埋込み方法
JP5864686B1 (ja) * 2014-09-01 2016-02-17 株式会社ダイナミックデザイン 杭基礎
CN107130626A (zh) * 2017-07-11 2017-09-05 湖南匡楚科技有限公司 市政混凝土钢结构立交桥的地桩结构
CN107130599A (zh) * 2017-07-11 2017-09-05 湖南匡楚科技有限公司 市政混凝土钢结构立交桥的地桩及其安装方法
CN107152024A (zh) * 2017-07-11 2017-09-12 湖南匡楚科技有限公司 市政混凝土钢结构道路桥梁及其安装方法
CN107152023A (zh) * 2017-07-11 2017-09-12 湖南匡楚科技有限公司 市政混凝土钢结构立交桥
CN107246009A (zh) * 2017-07-11 2017-10-13 湖南匡楚科技有限公司 市政混凝土钢结构立交桥及其安装方法
JP2020193535A (ja) * 2019-05-30 2020-12-03 會澤高圧コンクリート株式会社 地盤補強工法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013502521A (ja) * 2009-08-21 2013-01-24 イー.メテ エルデムジル 構造物を支持するシステム
JP2014134007A (ja) * 2013-01-09 2014-07-24 Ohbayashi Corp 鋼管杭の埋込み方法
CN103726503A (zh) * 2014-01-08 2014-04-16 中铁十一局集团有限公司 用于加固变形桥桩的锚杆桩加固承台结构及施工方法
JP5864686B1 (ja) * 2014-09-01 2016-02-17 株式会社ダイナミックデザイン 杭基礎
CN107130626A (zh) * 2017-07-11 2017-09-05 湖南匡楚科技有限公司 市政混凝土钢结构立交桥的地桩结构
CN107130599A (zh) * 2017-07-11 2017-09-05 湖南匡楚科技有限公司 市政混凝土钢结构立交桥的地桩及其安装方法
CN107152024A (zh) * 2017-07-11 2017-09-12 湖南匡楚科技有限公司 市政混凝土钢结构道路桥梁及其安装方法
CN107152023A (zh) * 2017-07-11 2017-09-12 湖南匡楚科技有限公司 市政混凝土钢结构立交桥
CN107246009A (zh) * 2017-07-11 2017-10-13 湖南匡楚科技有限公司 市政混凝土钢结构立交桥及其安装方法
JP2020193535A (ja) * 2019-05-30 2020-12-03 會澤高圧コンクリート株式会社 地盤補強工法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5274145B2 (ja) 場所打ち杭およびその構築方法
KR100869815B1 (ko) 매입말뚝용 강관의 선단부 지지력 확대장치 및 매입말뚝시공방법
KR101972381B1 (ko) 지오튜브와 매트를 이용한 일체형 블럭보강 현장타설 말뚝 구조 및 그 시공방법
JP4812324B2 (ja) 擁壁及びその施工方法
JP2010031647A (ja) 杭の中掘工法、基礎杭構造
KR101011169B1 (ko) 기성 콘크리트 말뚝을 이용한 흙막이 벽 및 그 시공방법
JPH10299005A (ja) 傾斜杭束を備えた基礎およびその施工方法
WO2006041051A1 (ja) マイクロパイルおよびその構築方法
JP2005180079A (ja) 構造物の耐震補強構造
JP4391292B2 (ja) 水上構造物の補強構造
KR101081566B1 (ko) 면진 장치를 이용하는 기초 공사용 강관 파일 및 그 시공 방법
JP2003119775A (ja) 基礎杭構造
JP4780781B2 (ja) 既設コンクリート橋脚の耐震補強工法
KR102053231B1 (ko) 기존 기성 말뚝을 이용한 기초 보강 방법
JP2011236705A (ja) 構造物の基礎構造およびその施工方法
JP5480744B2 (ja) 構造物用基礎およびその構築方法
KR100984040B1 (ko) 이중 보강 공법을 통한 절토용 보강토 옹벽 시공 방법
JP2005139900A (ja) 既製杭の埋設方法及び基礎杭構造並びに既製杭
JP3963326B2 (ja) 橋脚の耐震補強構造及びその施工方法
JP7102062B2 (ja) 建築物の接合構造
JP2567615B2 (ja) 法面盛土工法
KR102070912B1 (ko) 흙막이 벽체용 phc 파일, 이를 제조하기 위한 몰드 조립체 및 이를 이용한 제조방법
JP4993132B2 (ja) 既設構造物の基礎補強工法
JP3586839B2 (ja) 現場造成コンクリート杭及びその造成工法
JPH10266199A (ja) 先端パッカー付き二重注入管および鋼芯モルタル杭の施工方法