JPH10297014A - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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Publication number
JPH10297014A
JPH10297014A JP12354997A JP12354997A JPH10297014A JP H10297014 A JPH10297014 A JP H10297014A JP 12354997 A JP12354997 A JP 12354997A JP 12354997 A JP12354997 A JP 12354997A JP H10297014 A JPH10297014 A JP H10297014A
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JP
Japan
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printing
thermal
color
platen roller
data
Prior art date
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Pending
Application number
JP12354997A
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English (en)
Inventor
Isao Karasawa
勲 唐沢
Takehiko Sakai
武彦 酒井
Toshio Karasawa
寿夫 唐沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mutoh Industries Ltd
Original Assignee
Mutoh Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラーインクリボンを用いた熱転写プリンタ
において、色の違うカラーインクリボンを使用したと
き、リボンシワや印字ムラ、白ヌケなどが発生しないよ
うにする。 【解決手段】 熱転写プリンタを制御するコントロール
手段のメモリに、予じめ、インクリボン(114)の色
とそれに合った印字熱エネルギーのデータを規定したデ
ータテーブルを格納しておく。印字時、コントロール手
段はデータテーブルから印字に使用するインクリボン
(114)の色に合った印字熱エネルギーのデータを選
択し、該データに基づく印字熱エネルギーをサーマル印
字ヘッド(46)に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、看板などに使用す
る文字をシート状部材に印字するための熱転写プリンタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】ケーシングにサーマル印字ヘッドを配設
したカバーを開閉自在に取り付け、前記カバーにインク
リボンカセットを脱着自在に装着可能とし、カバーを閉
じると、サーマル印字ヘッドが、インクリボンと印字媒
体の上から、ケーシング側のプラテンローラに圧接し、
該状態で印字媒体及びインクリボンが所定方向に送られ
て、印字媒体に印字が行われるようにした熱転写プリン
タが従来知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カラーインクリボンを
使用する場合、カラーインクリボンの色ごとにベースリ
ボンの厚さそしてそこに塗布されているインクの厚さ及
びインクの融点などの条件が異なり、各カラーインクリ
ボンを共通の、印字熱エネルギーで転写しようとする
と、印字ムラ、白ヌケ、リボンシワ等が生じ、印字結果
に差が発生してしまう。本発明は、上記問題点を解決す
ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ケーシング(2)に回転駆動系に連係し
たプラテンローラ(28)を配置し、該プラテンローラ
(28)の前後に印字媒体を前後方向に送るための搬送
路を設け、サーマル印字ヘッド(46)をインクリボン
(114)と印字媒体(138)の上から前記プラテン
ローラ(28)に圧接し、該プラテンローラ(28)及
び前記搬送路上の駆動ローラの回転によって前記印字媒
体(138)を前記搬送路上で所定方向に送るととも
に、前記リボン(114)を所定方向に送って、前記サ
ーマル印字ヘッド(46)で前記プラテンローラ(2
8)上の印字媒体(138)に印字を行うようにした熱
転写プリンタにおいて、前記熱転写プリンタを制御する
コントロール手段のメモリに、各種のインクリボン(1
14)の色とそれに合った印字熱エネルギーのデータを
規定したデータテーブルを格納し、前記データテーブル
から印字に使用するインクリボン(114)の色に合っ
た印字熱エネルギーのデータを選択し、該データに基づ
く印字熱エネルギーを前記サーマル印字ヘッド(46)
に供給して転写を行なうようにしたものである。 ま
た、本発明は、前記インクリボン(114)の色の指定
をキーボードなどの入力装置から前記コントロール手段
に入力するようにしたものである。また、上記目的を達
成するため、本発明は、ケーシング(2)に回転駆動系
に連係したプラテンローラ(28)を配置し、該プラテ
ンローラ(28)の前後に印字媒体(138)を前後方
向に送るための搬送路を設け、インクリボン(114)
が内置されたリボンカセット(112)を装着可能と
し、サーマル印字ヘッド(46)をインクリボン(11
4)と印字媒体(138)の上から前記プラテンローラ
(28)に圧接し、該プラテンローラ(28)及び前記
搬送路上の駆動ローラの回転によって前記印字媒体(1
38)を前記搬送路上で所定方向に送ると共に、前記イ
ンクリボン(114)を所定方向に送って、前記サーマ
ル印字ヘッド(46)で前記プラテンローラ(28)上
の印字媒体(138)に印字を行なうようにした熱転写
プリンタにおいて、前記リボンカセット(112)にカ
ラー判別シートを貼る一方、前記判別シールのカラーコ
ード情報を検出するセンサ(152)を設け、前記熱転
写プリンタを制御するコントロール手段に前記センサ
(152)を接続し、該コントロール手段のメモリに、
各種インクリボン(114)の色とそれに合った印字熱
エネルギーのデータを規定したデータテーブルを格納
し、前記センサ(152)の検出信号からセットされて
いるインクリボン(114)の色を検出し、前記データ
テーブルからインクリボン(114)の色に合った印字
熱エネルギーのデータを選択し、該データに基づく印字
熱エネルギーを前記サーマル印字ヘッド(46)に供給
して転写を行なうようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明の構成を、添付した
図面に示す実施の形態を参照して詳細に説明する。図2
において、2は熱転写プリンタのケーシングであり用紙
送りモータ4(図1参照)が内蔵されている。ケーシン
グ2の下部には、ロール紙送り軸6が軸支され、該ロー
ル紙送り軸6に対向して、ロール紙載置ローラ8が回転
自在に軸支されている。前記ロール紙送り軸6には、ロ
ール紙ホルダ10が横振れしないように、ロール紙ホル
ダ10の円板状の側板10a,10aを脱着自在に受け
入れる凹溝を有する、一対のローラ12,14(図8参
照)が固着されている。
【0006】前記凹溝は、幅広の大型ロール用紙用のホ
ルダ10の両側板10a,10aを受け入れる凹溝1
6,18と、紙幅の狭い小型のロール用紙用のホルダ1
0'の両側板10a',10a'を受け入れる凹溝20,
22が設けられている。24,26は用紙送りローラ、
28はプラテンローラであり、ケーシング2の基板30
に回転自在に軸支され、それぞれ、用紙送りモータ4に
連結している。前記用紙送りローラ24,26には、こ
れらに対して接離方向に移動可能に支持された加圧ロー
ラ32,34が回転自在に対向配置されている。36は
用紙を切断するためのオートカッタユニットであり、刃
物(図示省略)が、ケーシング2に内蔵されたオートカ
ッタ用モータ38によって駆動されるように構成されて
いる。40は、用紙幅センサであり、上方に用紙が配置
されているか否かを検出するものである。前記センサ4
0は、ケーシング2に固設された基板30に取り付けら
れている。42はカバーであり、前記ケーシング2に回
転自在に軸44支されている。
【0007】46はサーマル印字ヘッドであり、ホルダ
48に固定されている。ホルダー48の一方はカバー4
2に回転自在に軸50支され、コイルスプリング52に
よって、図2中、時計方向に付勢されている。前記ホル
ダ48には軸54が突設され、該軸54に受け部材56
がスライド自在に嵌挿されている。前記受け部材56
は、コイルばね58によってホルダ48を支点として突
出方向に付勢されている。前記受け部材56は、前記ホ
ルダ48の、前記コイルばね52による図2中、時計方
向の付勢力によって、カバー42に配設されたガイド軸
60と軸62に昇降自在に支持された、昇降体64の下
面に弾接している。
【0008】次に、図9を参照して、サーマル印字ヘッ
ド46の昇降機構及びリボン送り機構について説明す
る。66は、カバー42に固設された基板であり、これ
にステッピングモータから成るヘッド昇降用モータ68
が固定されている。該モータ68はリボン送り用モータ
も兼用している。前記基板66には、軸70が回転自在
に支承され、該軸70に、2段ギア72,74付きのワ
ンウェイクラッチ76、ギア78付きのトルクリミッタ
80が装着されている。又前記軸70には、2段ギア8
2,84が回転自在に支承され、該ギア82は、前記モ
ータ68の出力軸に固着されたギア86と噛み合ってい
る。
【0009】62は前記基板66に回転自在に支承され
た軸であり、これに2段ギア88,90付きのワンウェ
イクラッチ92が装着され、更に該62には、偏心カム
91が固着されている。前記ワンウェイクラッチ92の
ギア88は、前記ギア84と噛合し、ギア90は、前記
ギア72と噛合している。前記昇降体64には、ローラ
94(図3参照)が回転自在に軸支されている。前記昇
降体64の側部と上部には、U字状の溝が形成され、一
方の溝は、前記基板66に架設されたガイド軸60にス
ライド自在に嵌合し、他方の溝は、前記軸62に、図4
に示すようにスライド自在に嵌合している。前記昇降体
64は、前記軸62及びガイド軸60によって上下方向
に移動自在に支持されている。
【0010】前記昇降体64の突曲底面64aには、前
記受け部材56が、ばね52の力によって弾接してい
る。96は、基板66に固設されたトルクリミッタであ
り、これの入力軸98にギア100が固着されている。
102はギアであり、基板66に回転自在に支承された
軸104に固着されている。軸104にはギア106が
固着され、該ギア106は、ギア78と噛み合ってい
る。前記カバー42にはギア108,110が回転自在
に軸支され、ギア108はギア102と噛み合い、ギア
110はギア100と噛み合っている。カバー42に
は、その内側に、リボンカセット112を脱着自在に嵌
合保持するための嵌合凹部が形成されている。リボンカ
セット112は、カラーリボン114が巻回されたリボ
ン供給リール116とリボン巻取リール118が回転自
在に収納され、該リール116,118にはそれぞれ、
図6に示すようにギア120,122が連結している。
【0011】前記カバー42の嵌合凹部に、リボンカセ
ット112を装着すると、リール116,118間に掛
け渡されたリボン114が丁度、サーマル印字ヘッド4
6の印字面に当接配置され、リボン供給リール116側
のギア120が、テンション付与用のギア110と噛み
合い、巻き取りリール118側のギア122が、出力ギ
ア108と噛み合うように構成されている。前記サーマ
ル印字ヘッド46は、ケーシング2に内蔵されたヘッド
データ制御回路124(図1参照)に接続している。オ
ートカッタ用D,Cモータ38、用紙送りステッピング
モータ4、ヘッド昇降用ステッピングモータ68は、そ
れぞれ、モータ制御回路126に接続している。
【0012】前記ヘッドデータ制御回路124、モータ
制御回路126は、それぞれケーシング2に内蔵された
CPU128に接続し、該CPUによって制御されるよ
うに構成されている。前記CPU128には、インター
フェース130を介して、キーボードなどの入力装置1
42が接続し、このキーボード142から、文字情報、
カラー情報その他の印字情報をCPU128に入力する
ことが出来るように構成されている。ケーシング2に
は、前記用紙幅センサ40以外に、カッタの位置を検出
するカッタセンサ132、サーマル印字ヘッド46の昇
降位置を検出するヘッド昇降センサ134、リボン11
4の有無を検出するリボンセンサ136、カバー42の
開閉位置を検出するカバーオープンセンサ138などが
配設され、これらは、CPU128に接続している。前
記コイルばね58の受け部材56を押し上げる力は、コ
イルばね52のホルダ48を引き上げる力よりも強く設
定されている。
【0013】前記CPU128、ヘッドデータ制御回路
124及びモータ制御回路126は、熱転写プリンタを
制御するコントロール手段144を構成している。前記
コントロール手段144の記憶装置(メモリ)146に
は、各種インクリボンの色と、それに合った印字熱エネ
ルギーのデータ(パラメータ)を規定した印字熱エネル
ギーデータテーブル148が格納されている。このデー
タテーブル148は、例えば、インクリボンが黒、青、
白のときは、印字の1ライン目は160μJ、2ライン
目以後は82μJ、赤のときは、1ライン目は150μ
J、2ライン目以後は、77μJというように、インク
リボンのカラーに合った印字熱エネルギーのパラメータ
が設定されている。尚、この印字熱エネルギーのデータ
は、実験によって最適値が設定され、この場合用紙幅サ
ーマル印字ヘッド46の温度その他の要素を考慮して、
最適値を設定しても良い。
【0014】次に本実施形態の作用について説明する。
新しいリボンカセット112をカバー42に装着すると
きは、図5に示すように、カバー42を軸44を中心と
して、反時計方向に、所定角度位置でストッパーに係止
されるまで、揺動し、カバー42を略直立状態とする。
該状態で、古いリボンカセットをカバー42から外し、
新しいリボンカセット112を、カバー42の内側嵌合
凹部に嵌合装着する。この時、リボンカセット112の
リール116,118間に配置されたリボン114は、
サーマル印字ヘッド46の印字面に対向配置される。更
に、リボンカセット112の各ギア120,122は、
図6に示すように、対応するギア110,108と噛み
合う。
【0015】次に、カバー42を図2中、軸44を中心
として、時計方向に略水平状態まで揺動し、カバー42
をケーシング2にロックする。電源スイッチをONとす
るとイニシャル動作(初期設定動作)が行われ、サーマ
ル印字ヘッド46は、プラテンローラ28に対して上昇
した状態にセットされ、且つ、ロ−ル用紙138の先端
138aは、図6に示すように、プラテンロ−ラ28の
手前の所定位置にセットされる。一方、電源スイッチを
ONとすると、CPU128は、用紙幅検出センサ40
からの信号を受け入れ、セットされたロール用紙138
の紙幅が、標準タイプ(大型)か幅狭タイプか判断す
る。次に、オペレータは、キーボード142から、装着
したインクリボン114のカラーのデータを入力する。
CPU128は、紙幅や、インクリボン114の色のデ
ータから、これに合った、印字熱エネルギーのデータ
を、データテーブル148から選択する。本実施形態で
は、ロール用紙138は、標準タイプと紙狭タイプの2
種類のタイプのものを使用できる構成としたが、特に2
種類に限定されるものでなく、多種類とし、それに応じ
て、用紙幅センサを用意するようにしても良い。
【0016】単色印字において、印字動作がスタートす
ると、ロ−ル用紙138先端がプラテンロ−ラ28とサ
−マル印字ヘッド46とが圧接する位置よりも排出口1
40側に越えたところまで用紙送りモータ4を正回転さ
せロ−ル用紙138を搬送する。次に、ヘッド昇降用モ
−タ68を逆回転させ、サ−マル印字ヘッド46を下降
させてサ−マル印字ヘッド46をプラテンロ−ラ28と
圧接させる。次に用紙送りモ−タ4を正回転させる。
【0017】これにより、プラテンローラ28、及び送
りローラ24,26が所定方向に回転し、ロール用紙1
38は、図2中、左方向に搬送される。一方、サーマル
印字ヘッド46には、ヘッドデータ制御回路124から
印字データがインクリボンの色及び紙幅に適した熱エネ
ルギーとともに供給され、プラテンローラ28上のロー
ル用紙138に印字データが熱転写される。用紙搬送
中、加圧ローラ32,34は送りローラ24,26に圧
接し、これらローラ24,26の回転に伴って従動回転
する。一方、印字中、モータ68が駆動され、このモー
タ68の駆動力は、ギア86,82,84,88,9
0,72及びワンウェイクラッチ76を経て、軸70に
伝達され、軸70が回転する。
【0018】この時、ギア88,90は空回りし、軸6
2は静止状態を保持する。軸70の回転は、トルクリミ
ッタ80を介してギア78に伝達され、該ギア78の回
転は、ギア106、軸104、ギア102、出力ギア1
08、ギア122を介して、リボンカセット112の巻
き取りリール118に伝達される。これにより巻き取り
リール118が、リボン巻き取り方向に回転する。この
時、供給リール116には、ギア120,110,10
0を経てトルクリミッタ96の静止トルクが働き、リボ
ン114は、巻き取りリール118に巻き取られる一
方、リボン114には適宜のテンションが付与される。
【0019】ロール用紙138に対する印字が一色刷り
の場合は、所定長さの印字が終了すると、サーマル印字
ヘッド46に対する印字データの供給が停止するととも
に、用紙送りモータ4及びヘッド昇降用モータ68の駆
動が停止する。次に、ヘッド昇降用モ−タ68が逆回転
し、サ−マル印字ヘッド46がプラテンロ−ラ28から
上昇する。次に、用紙駆動モ−タ4が正回転し、ロ−ル
用紙138は、切断位置まで搬送される。次に、オート
カッター用モータ38が駆動し、オートカッタユニット
36によって、ロール用紙138が切断され、ロール用
紙138の印字済み部分が切り離される。次に、用紙駆
動モ−タ4が逆回転し、ロ−ル用紙138の先端138
aは図7に示すイニシャル位置まで戻る。
【0020】ロール用紙138への印字が多色刷りの場
合には、オペレータは、予め、用いるインクリボンの色
を、順番に、キーボード142からコントロール手段1
44に入力しておく。尚、インクリボンのカラー情報
は、リボンカセットを交換するごとに、キーボード14
2から、コントロール手段144に入力するようにして
も良い。始めに、セットされたインクリボン114のカ
ラー及び用紙幅に合った印字熱エネルギーのデータが、
データテーブル148から選択され、この印字熱エネル
ギーによって一色の印字が終了すると、サーマル印字ヘ
ッド46に対する印字データの供給が停止し、用紙送り
モータ4及びヘッド昇降用モータ68の駆動が停止す
る。次に、CPU128は、モータ制御回路126に逆
転信号を供給して、ヘッド昇降用モータ68を逆転駆動
する。
【0021】モータ68の逆転によって、ギア86が逆
転し、このギア86の回転は、ギア82、ギア84、ギ
ア88及びワンウェイクラッチ92を介して軸62に伝
達される。この時、ギア90の回転は、ワンウェイクラ
ッチ76によって軸70には伝達されず、軸70は停止
状態を保持する。軸62が回転すると偏心カム92が回
転し、カム91の偏心膨大部がローラ94上から外れ
る。これにより、昇降体64に対する偏心カム91膨大
部の加圧力が解除され、昇降体64及びサーマル印字ヘ
ッド46は、コイルばね52の引張力によって上昇し、
サーマル印字ヘッド46は、図3に示すように、プラテ
ンローラ28から所定距離上方向に離反する。CPU1
28は、サーマル印字ヘッド46が所定位置まで上昇し
たことを、ヘッド昇降センサ134によって検知する
と、ヘッド昇降用モータ68の逆転駆動を停止する。次
に、CPU128は、用紙送りモータ4を逆回転方向に
駆動し、一色目の印字動作によって繰り出されたロール
用紙138の先端138aを、イニシャル位置まで戻
す。
【0022】次に、オペレータは、カバー42のケーシ
ング2に対するロックを手操作で外し、カバー42を図
5に示すように、直立方向に揺動させて、リボンカセッ
ト112を外し、他の色のリボンカセットに交換し、再
びカバー42を図2に示すように水平方向に閉じて、ケ
ーシング2にロックする。カバー42が閉じられたこと
をCPU128は、カバーオープンセンサ138によっ
て確認すると、ヘッド昇降用モータ68を逆転方向に駆
動して、偏心カム91を回転させ、その偏心膨大部をロ
ーラ94上に移動して、軸54を押し下げ、サーマル印
字ヘッド46の印字面を、リボン114とロール用紙1
38を介して、プラテンローラ28に圧接する。次に、
CPU128は印字動作を再開し、再び用紙送りモータ
4及びヘッド昇降用モータ68を正回転方向に駆動し
て、ロール用紙138及びリボン114を所定方向に送
るとともに、サーマル印字ヘッド46に印字情報が載っ
た、紙巾に及びインクリボン114の色に対応する適切
な印字熱エネルギーを送って、ロール用紙138に2色
目の印字を行う。印字が全て完了したところで、CPU
128は、上記の如く、ロール用紙138のカッティン
グ処理を行う。カッティングが完了すると、ロール用紙
138はイニシャル位置に戻される。本実施形態は印字
媒体としてロール紙を使用したが、塩化ビニール粘着シ
ート、プラスチックシートその他任意の材質のシート状
部材を用いることが出来る。
【0023】尚、上記実施形態は、インクリボンの色の
指定を、ユーザーが、キーボード操作によって行なって
いるが、図11に示すように、リボンカセットの側面に
カラー判別シール150を貼り、このシール150のカ
ラーコード化信号を、CPU128に接続したセンサ1
52で検出するようにしても良い。前記センサ152
は、図2に点線で示すように、ケーシング2の基板に、
リボンカセット112の判別シール150を貼った側面
に対向するように取り付けられる。
【0024】
【効果】本発明は上述の如く、使用するカラーインクリ
ボンの色ごとに、これに適した印字熱エネルギーをサー
マルヘッドに供給するようにしたので、印字時のリボン
シワの発生、及び印字ムラ、白ヌケ等を防止することが
でき画質を向上させることができる効果が存する。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱転写プリンタの電子ブロック回路図である。
【図2】熱転写プリンタの断面図である。
【図3】熱転写プリンタの断面図である。
【図4】サーマルヘッド印字昇降機構の断面図である。
【図5】カバーを開いた状態の熱転写プリンタの断面図
である。
【図6】カバーを開いた状態の熱転写プリンタの側面図
である。
【図7】カバーを開いた状態の熱転写プリンタの平面図
である。
【図8】熱転写プリンタの背面図である。
【図9】リボン送り機構とサーマル印字ヘッド昇降機構
の平面図である。
【図10】リボンカセットの側面図である。
【図11】カラー判別シールの説明図である。
【符号の説明】
2 ケーシング 4 用紙送りモータ 6 ロール紙送り軸 8 ロール紙載置ローラ 10 ロール紙ホルダ 12 ローラ 14 ローラ 16 凹溝 18 凹溝 20 凹溝 22 凹溝 24 用紙送りローラ 26 用紙送りローラ 28 プラテンローラ 30 基板 32 加圧ローラ 34 加圧ローラ 36 オートカッタユニット 38 オートカッタモータ 40 用紙幅センサ 42 カバー 44 軸 46 サーマル印字ヘッド 48 ホルダ 50 軸 52 コイルスプリング 54 軸 56 受け部材 58 コイルばね 60 ガイド軸 62 軸 64 昇降体 66 基板 68 ヘッド昇降用モータ 70 軸 72 ギア 74 ギア 76 ワンウェイクラッチ 78 ギア 80 トルクリミッタ 82 ギア 84 ギア 86 ギア 88 ギア 90 ギア 91 偏心カム 92 ワンウェイクラッチ 94 ローラ 96 トルクリミッタ 98 入力軸 100 ギア 102 ギア 104 軸 106 ギア 108 出力ギア 110 出力ギア 112 リボンカセット 114 カラーリボン 116 リボン供給リール 118 リボン巻き取りリール 120 ギア 122 ギア 138 ロール用紙 138a ロール部 140 排出口 142 キーボード 144 コントロール手段 146 記憶装置 148 データテーブル 150 カラー判別シール 152 カラーコード検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B41J 3/20 117A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(2)に回転駆動系に連係し
    たプラテンローラ(28)を配置し、該プラテンローラ
    (28)の前後に印字媒体を前後方向に送るための搬送
    路を設け、サーマル印字ヘッド(46)をインクリボン
    (114)と印字媒体(138)の上から前記プラテン
    ローラ(28)に圧接し、該プラテンローラ(28)及
    び前記搬送路上の駆動ローラの回転によって前記印字媒
    体(138)を前記搬送路上で所定方向に送るととも
    に、前記リボン(114)を所定方向に送って、前記サ
    ーマル印字ヘッド(46)で前記プラテンローラ(2
    8)上の印字媒体(138)に印字を行うようにした熱
    転写プリンタにおいて、前記熱転写プリンタを制御する
    コントロール手段のメモリに、各種のインクリボン(1
    14)の色とそれに合った印字熱エネルギーのデータを
    規定したデータテーブルを格納し、前記データテーブル
    から印字に使用するインクリボン(114)の色に合っ
    た印字熱エネルギーのデータを選択し、該データに基づ
    く印字熱エネルギーを前記サーマル印字ヘッド(46)
    に供給して転写を行なうようにしたことを特徴とする熱
    転写プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記インクリボン(114)の色の指定
    をキーボードなどの入力装置から前記コントロール手段
    に入力するようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の熱転写プリンタ。
  3. 【請求項3】 ケーシング(2)に回転駆動系に連係し
    たプラテンローラ(28)を配置し、該プラテンローラ
    (28)の前後に印字媒体(138)を前後方向に送る
    ための搬送路を設け、インクリボン(114)が内置さ
    れたリボンカセット(112)を装着可能とし、サーマ
    ル印字ヘッド(46)をインクリボン(114)と印字
    媒体(138)の上から前記プラテンローラ(28)に
    圧接し、該プラテンローラ(28)及び前記搬送路上の
    駆動ローラの回転によって前記印字媒体(138)を前
    記搬送路上で所定方向に送ると共に、前記インクリボン
    (114)を所定方向に送って、前記サーマル印字ヘッ
    ド(46)で前記プラテンローラ(28)上の印字媒体
    (138)に印字を行なうようにした熱転写プリンタに
    おいて、前記リボンカセット(112)にカラー判別シ
    ートを貼る一方、前記判別シールのカラーコード情報を
    検出するセンサ(152)を設け、前記熱転写プリンタ
    を制御するコントロール手段に前記センサ(152)を
    接続し、該コントロール手段のメモリに、各種インクリ
    ボン(114)の色とそれに合った印字熱エネルギーの
    データを規定したデータテーブルを格納し、前記センサ
    (152)の検出信号からセットされているインクリボ
    ン(114)の色を検出し、前記データテーブルからイ
    ンクリボン(114)の色に合った印字熱エネルギーの
    データを選択し、該データに基づく印字熱エネルギーを
    前記サーマル印字ヘッド(46)に供給して転写を行な
    うようにしたことを特徴とする熱転写プリンタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002254686A (ja) * 2001-02-27 2002-09-11 Canon Inc 画像処理装置およびその方法
JP2018083396A (ja) * 2016-11-25 2018-05-31 ブラザー工業株式会社 印刷装置

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