JPH10296767A - プレスクッション材 - Google Patents

プレスクッション材

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JPH10296767A
JPH10296767A JP4556598A JP4556598A JPH10296767A JP H10296767 A JPH10296767 A JP H10296767A JP 4556598 A JP4556598 A JP 4556598A JP 4556598 A JP4556598 A JP 4556598A JP H10296767 A JPH10296767 A JP H10296767A
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JP
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layer
press
heat
cushion material
printed wiring
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JP4556598A
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Hiromichi Katou
広路 加藤
Ichiro Koga
伊知朗 古賀
Toshio Nakamura
外志雄 中村
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NAKAMURA HANSOU BERUTO KOGYO K
NAKAMURA HANSOU BERUTO KOGYO KK
Chukoh Chemical Industries Ltd
Original Assignee
NAKAMURA HANSOU BERUTO KOGYO K
NAKAMURA HANSOU BERUTO KOGYO KK
Chukoh Chemical Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/06Platens or press rams
    • B30B15/061Cushion plates
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/02Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which the conductive material is applied to the surface of the insulating support and is thereafter removed from such areas of the surface which are not intended for current conducting or shielding
    • H05K3/022Processes for manufacturing precursors of printed circuits, i.e. copper-clad substrates
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/46Manufacturing multilayer circuits
    • H05K3/4611Manufacturing multilayer circuits by laminating two or more circuit boards

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】別体の離型性フィルムを設ける必要がないので
プレス作業を容易にするとともに、繰り返し使用でき、
しかもプレス時の寸法安定性に優れたプレスクッション
材を提供する。 【解決手段】耐熱性ゴム層(12)と、この耐熱性ゴム層
(12)の一方の面に積層されたフッ素樹脂フィルム層
(14)と、耐熱性ゴム層(12)の他方の面に積層された
金属層(16)を具備するプレスクッション材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の被加圧部材
をプレスして単一品を製造する際に使用されるプレスク
ッション材に関する。
【0002】
【従来の技術】プレスクッション材は、複数の被加圧部
材をプレス盤によりプレスして中間製品・最終製品等の
単一品を製造する際にしばしば使用されている。例え
ば、携帯電話、小型プリンター等に搭載されているフレ
キシブルプリント配線板のプリント配線パターン部を保
護するために保護フィルム(カバーレイフィルム)で被
覆する場合、上下一対の熱プレス盤間においてフレキシ
ブルプリント配線板の上面(配線面)にカバーレイフィ
ルムを置き、これらを熱プレス盤により加熱プレスし、
カバーレイフィルムをプリント配線板に熱融着させる。
上記加熱プレスの際、熱プレス盤面のひずみを吸収し、
加圧力を均一に印加するために、さらにはフレキシブル
プリント配線板の配線面が構成する凹凸に対しカバーレ
イフィルムが十分に追随して凹部を十分に埋め得るよう
に、カバーレイフィルムと上側プレス盤との間にプレス
クッション材を載置している。
【0003】また、多層プリント配線板、合板、あるい
はプリプレグ材、さらには紙/フェノール積層材の製造
においても、プレス盤からの圧力が被加圧部材に均一に
印加されるように、プレス盤と被加圧部材との間にプレ
スクッション材を載置してプレスすることが行われてい
る。
【0004】そのようなプレスクッション材として、従
来、ゴムシート単体のものや、ガラスクロス、金属メッ
シュ等を芯材とし、表面層をゴムにより構成したプレス
クッション材が用いられている。しかしながら、ゴム層
は粘着性を有するため、フレキシブルプリント配線板製
造時を例にとると、加熱プレスにより表面ゴム層が被加
圧部材に粘着し、加熱プレス後プレスクッション材を製
品から容易に引き剥がすことが困難な場合がある。そこ
で、ゴムプレスクッション材と被加圧部材との間に別体
の離型性フィルムを介在させることも行われているが、
プレス作業が煩雑になるばかりでなく、離型性フィルム
にしわがあった場合、そのまま加熱プレスに使用すると
そのしわが被加圧部材に転写されるという不都合があっ
た。また、プレスクッション材のゴム層に接触して粘着
性を帯びた離型性フィルムは再使用が困難であり、使い
捨てせざるを得なかった。さらに、ゴムシート単体のも
のは、加熱プレス時に面方向(ゴム層表面と平行な方
向)に伸びやすく、寸法安定性に劣り、被加圧部材に圧
力が十分に印加されにくいという問題もある。
【0005】さらに、簡便なプレスクッション材とし
て、紙を数枚から数十枚単に重ね合わせた紙製のものも
知られているが、この紙製プレスクッション材は一体も
のでないためセッティングに手間がかかり、また繰り返
し使用することができないばかりでなく、使用後に紙粉
が出て被加圧部材や製品に付着するという問題もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、別体の離型性フィルムを設ける必要がないのでプレ
ス作業を容易にするとともに、繰り返し使用でき、しか
もプレス時の寸法安定性に優れたプレスクッション材を
提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、耐熱性ゴム層と、この耐熱性ゴム層の一
方の面に積層されたフッ素樹脂フィルム層と、該耐熱性
ゴム層の他方の面に積層された金属層とを具備すること
を特徴とするプレスクッション材を提供する。
【0008】
【作用】本発明のプレスクッション材は、使用時に、金
属層が被加圧部材を加圧するプレス盤に接触するよう
に、そしてフッ素樹脂フィルム層が被加圧部材に接触す
るように配置する。ここで、フッ素樹脂フィルム層は非
粘着性であるため、被加圧部材と接着することがなく、
従来の離型性フィルムと同様の離型性を示す。また、金
属層はそれ自体加熱プレス時に面方向に伸びることがな
いため、耐熱性ゴム層の面方向の伸びを阻止し、優れた
寸法安定性をもたらす。クッション性は、中央の耐熱性
ゴム層によってもっぱらもたらせられる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形
態に係るプレスクッション材の拡大概略断面図である。
図1に示すように、本プレスクッション材10は、耐熱性
ゴム層12の両面にフッ素樹脂フィルム層14および金属層
16を積層させた3層構造を有する。
【0010】中央の耐熱性ゴム層12は、プレスクッショ
ン材10のクッション性をもっぱら担うものであり、被加
圧部材を加熱プレスする際、例えば、フレキシブルプリ
ント配線板にカバーレイフィルムを加熱プレスにより熱
融着させる際の高温(通常、約200℃以下)に耐え得
る耐熱性を有し、かつそのような高温下でも高い弾性率
を保持するものである。この耐熱性ゴム層12は、シリコ
ーンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、それらの変性ゴ
ム等の耐熱性ゴムにより形成することができる。その中
でも、優れた耐熱性と良好な反撥弾性を併せ持つシリコ
ーンゴム、及び繰り返し使用による製品への影響度合の
観点からはフッ素ゴムが好ましい。
【0011】耐熱性ゴム層12は、クッション性の点から
0.01mm以上の厚さを有することが好ましく、0.
1mm〜5mmの厚さを有することがさらに好ましい。
耐熱性ゴム層12の一方の面に積層されたフッ素樹脂フィ
ルム層(薄膜)14は、プレスクッション材10の離型性を
担うものであり、上記高温にも耐え得る耐熱性を有し、
かつ非粘着性であるため離型性に優れたフッ素樹脂で形
成される。そのようなフッ素樹脂の例を挙げると、四フ
ッ化エチレン樹脂(PTFE)、四フッ化エチレン・パ
ーフルオロアルコキシエチレン共重合樹脂(PFA)、
四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合樹脂(F
EP)、四フッ化エチレン・エチレン共重合樹脂(ET
FE)等である。その中でも、優れた耐熱性とガスバリ
ア性を併せ持つPFAが特に好ましい。これらフッ素樹
脂は、200℃の高温下でも使用可能である。
【0012】フッ素樹脂フィルム層14は、厚すぎると、
例えばフレキシブルプリント配線板とカバーレイフィル
ムとの加熱プレス時にフレキシブルプリント配線板の配
線パターンが転写され、その転写された配線パターンが
次の加熱プレス時にフレキシブルプリント配線板に再転
写されるという不都合等をもたらすので、1mm以下の
厚さを有することが好ましく、0.01mm〜0.5m
mの厚さを有することがさらに好ましい。
【0013】耐熱性ゴム層12の他方の面に積層される金
属層16は、それ自体高温下でも面方向に伸びることがな
いため、被加圧部材をプレスする際、特に被加圧部材を
加熱プレスする際の耐熱性ゴム層12の面方向の伸びを阻
止し、優れた寸法安定性を提供する。このような金属層
16は、例えば、SUSステンレス鋼、アルミニウム等の
金属で形成することができる。
【0014】金属層16は、0.01mm〜3mmの厚さ
を有することが好ましく、0.01mm〜1mmの厚さ
を有することがさらに好ましい。以上の構成のプレスク
ッション材10を製造するには、例えば、まず、金属層16
上にプライマーを塗布し、その上に耐熱性ゴムの未加硫
ゴムシートを載置する。ついで、未加硫ゴムシートの上
に表面が接着可能なように処理されたフッ素樹脂フィル
ムを載置する。得られた積層物を一対のプレス盤を用い
て加熱プレスする。この加熱プレスは、例えば、20〜
50kg/cm2 程度の圧力の下、150〜250℃で
5〜30分間で行うことができる。この加熱プレスによ
り、未加硫ゴムシートは、所定の耐熱性ゴムに転化し、
同時に金属層とフッ素樹脂フィルムはこの耐熱性ゴム層
に強固に接着する。こうして、本発明のクッション材10
を得ることができる。
【0015】さて、プレスクッション材10の使用方法を
フレキシブルプリント配線板にカバーレイフィルムを熱
融着させる場合を例にとり、図1及び図2を参照して説
明する。まず、図2に示すように、上下一対のプレス盤
21,22の下側プレス盤22に巻R1から繰り出したフレキ
シブルプリント配線板23をその配線パターンが上方を向
くように載置し、これに巻R2から繰り出したカバーレ
イフィルム24を載せ、さらに本発明のプレスクッション
材10をその金属層16が上側プレス盤21に対面するように
設置する。この状態で上側プレス盤21を下降(矢印Aで
示す方向)させて下側プレス盤22との間でフレキシブル
プリント配線板23とカバーレイフィルム24を通常の条件
で加熱プレスする。こうして1回の加熱プレスが終了し
た後、フレキシブルプリント配線板とカバーレイフィル
ムをそれぞれの巻から矢印Bで示す方向に順次繰り出し
て加熱プレスを繰り返し行う。各加熱プレス後、カバー
レイフィルムが熱融着されたフレキシブルプリント配線
板は1つの巻R3として巻き取る。なお、プレスクッシ
ョン材10を上側プレス盤21に固定しておくと、連続加熱
プレス操作が容易となる。
【0016】上記加熱プレス時に、プレスクッション材
10に一体化されたフッ素樹脂フィルム層14は、従来の離
型性フィルムと同様、耐熱性ゴム層12とカバーレイフィ
ルム24との離型性を確保する。また、金属層16は、フレ
キシブルプリント配線板23とカバーレイフィルム24との
加熱プレス時の耐熱性ゴム層12の面方向の伸びを抑え、
フレキシブルプリント配線板23とカバーレイフィルム24
に対し、圧力がプレスクッション材10の厚さ方向にのみ
印加されるように作用し、その結果、フレキシブルプリ
ント配線板の配線パターンの位置ずれを生じさせること
がないとともに、高温時でも高い弾性を示すという耐熱
性ゴム層12の優れた弾性により、フレキシブルプリント
配線板の配線パターンが微細であってもそのパターンの
凹凸に対するカバーレイフィルムの追随性(埋り性)が
大幅に向上する。
【0017】さらに、離型性フィルムとして作用するフ
ッ素樹脂フィルム層14は、耐熱性ゴム層12を覆ってプレ
スクッション材10に一体化されているため、繰り返し使
用することができ、経済的にも優れている。また、フッ
素樹脂フィルム層14は、その厚さが十分に薄いため、フ
レキシブルプリント配線板の配線パターンがそれに転写
されることがほとんどなく、繰り返し使用しても、その
転写パターンが再度フレキシブルプリント配線板に転写
されることもない。また、フッ素樹脂フィルム層14は、
耐熱性ゴム層12に積層させる際にしわを取り除いておけ
ば、しわがフレキシブルプリント配線板に転写されるこ
ともない。また、本発明のプレスクッション材は、紙粉
等のくず類を発生させることがない。
【0018】本発明のプレスクッション材は、多層プリ
ント配線板(両面銅張積層板)を製造する際にも使用す
ることができる。図3に示すように、多層プリント配線
板は、両面に回路層32を形成したいわゆる内層回路板31
の両側に複数のプリプレグからなるプリプレグ積層体33
がそれぞれ配置され、それぞれのプリプレグ積層体33の
最外面に銅箔34がそれぞれ配置され、これら(以下、こ
れら材料を総称して多層プリント配線板材料といい、図
3中では符号30で示す)を熱プレスすることにより製造
される。
【0019】図4は、多層プリント配線板をいわゆるマ
スラミネート方式のプレス装置により製造する方法を説
明するための図である。図4に示すように、一対の熱プ
レス盤41a及び41bの間に、これら熱プレス盤と接触す
るように本発明のプレスクッション材10(図1参照)が
2つ(図4中、一方のプレスクッション材を符号10a
で、他方のプレスクッション材を符号10bで示す)配置
される。プレスクッション材10a,10bは、それらの金
属層16(図1参照)が熱プレス盤側に向くように配設さ
れる。これらプレスクッション材10a,10bの内側に
は、ステンレス鋼板等のプレス板42a,42bが配置され
る。
【0020】そして、これらプレス板42a,42b間に、
図3に示すような複数個の多層プリント配線板材料30が
それぞれプレス板(42c、42d等)を介して配置され
る。この状態で、複数の多層プリント配線板材料30を熱
プレス盤41a及び41b間でプレスすることにより、複数
の多層プリント配線板が同時に得られる。このプレスの
際、本発明のプレスクッション材10a,10bは、一体化
されたフッ素樹脂フィルム層14(図1参照)によりプレ
ス板42a,42bとの剥離性が確保され、またプレスクッ
ション材の金属層16(図1参照)は、加熱プレス時の耐
熱性ゴム層12(図1参照)の面方向の伸びを抑え、もっ
て多層プリント配線板材料30に均一な圧力を印加するこ
とができる。
【0021】本発明のプレスクッション材は、上に説明
したようなフレキシブルプリント配線板とカバーレイフ
ィルムとの熱融着や多層プリント配線板の製造ばかりで
なく、合板、あるいはプリプレグ材、さらには紙/フェ
ノール積層材の製造においても使用することができ、広
く、複数の被加圧部材をプレス、特に加熱プレスして単
一品を製造する際に使用することができる。
【0022】
【実施例】以下本発明を実施例により説明するが、本発
明はそれらに限定されるものではない。 (実施例1)本実施例1では、図1に示す構造のプレス
クッション材を作製した。即ち、耐熱性ゴム層12をシリ
コーンゴムで形成し、その厚さは、0.5mmであっ
た。フッ素樹脂フィルム層14としては、厚さ0.025
mmのPFAフィルムを用い、また金属層16としては、
厚さ0.15mmのアルミニウム箔を用いた。こうして
作製したプレスクッションを用いて、一対のプレス盤に
よりフレキシブルプリント配線板とカバーレイフィルム
とを加熱プレスし、カバーレイフィルムの配線面への熱
融着を行った。加熱プレス時の温度は200℃であり、
圧力は、50kg/cm2 であった。この条件で、50
0回以上加熱プレスを繰り返しても、カバーレイフィル
ムは問題なくフレキシブルプリント配線板の配線面に熱
融着され、プリント配線板の配線パターンの位置ずれは
生じなかった。
【0023】(実施例2)本実施例2は、実施例1を改
良したものである。即ち、実施例1では優れた耐熱性と
良好な反撥弾性を併せもつシリコーンゴムで耐熱性ゴム
層を形成したが、ごく一部のシビアな製品の中にはシリ
コーン揮発分をきらうものがある。
【0024】そこで、本実施例2では、耐熱性ゴム層51
をフッ素ゴムで形成して、図5に示す構造のプレスクッ
ション材50を作製した。なお、図1と同部材は同符号を
付して説明を省略する。耐熱性ゴム層51の厚さは0.5
mmであった。フッ素樹脂フィルム層14、金属層16とし
ては、実施例1と同様、夫々厚さ0.025mmのPF
Aフィルム、厚さ0.15mmのアルミニウム箔を用い
た。
【0025】こうして作製したプレスクッション材を用
いて、一対のプレス盤によりフレキシブルプリント配線
板とカバーレイフィルムとを加熱プレスし、カバーレイ
フィルムの配線面への熱融着を行った。加熱プレス時の
温度は200℃であり、圧力は、50kg/cm2 であ
った。この条件で、500回以上加熱プレスを繰り返し
ても、カバーレイフィルムは問題なくフレキシブルプリ
ント配線板の配線面に熱融着され、プリント配線板の配
線パターンの位置ずれは生じなかった。また、プレスク
ッション材を繰り返し使用しても、耐熱性ゴム層51のゴ
ム成分の揮発分が製品へ悪影響を及ぼすことを回避でき
た。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
別体の離型性フィルムを設ける必要がないのでプレス作
業を容易にするとともに、繰り返し使用でき、しかもプ
レス時の寸法安定性に優れたプレスクッション材が提供
される。また、耐熱性ゴムとしてフッ素ゴムを用いるこ
とにより、ゴム成分の揮発分による製品へ悪影響を回避
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るプレスクッション材の
概略断面図。
【図2】本発明のプレスクッション材を使用してフレキ
シブルプリント配線板にカバーレイフィルムを熱融着さ
せる方法を説明するための図。
【図3】多層プリント配線板材料を概略的に示す図。
【図4】多層プリント配線板を加熱プレスにより製造す
る方法を説明するための概略図。
【図5】本発明の実施例2に係るプレスクッション材の
概略断面図。
【符号の説明】
10、50…プレスクッション材、 12、51…耐熱性ゴム層、 14…フッ素樹脂フィルム層、 16…金属層、 21,22…プレス盤、 23…フレキシブルプリント配線板、 24…カバーレイフィルム、 30…多層プリント配線板材料、 41a,41b…熱プレス盤、 42a,42b,42c,42d…プレス板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B32B 27/30 B32B 27/30 D // B29K 105:06 (72)発明者 中村 外志雄 埼玉県越谷市南越谷1丁目7番22号 有限 会社中村搬送ベルト工業内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱性ゴム層と、この耐熱性ゴム層の一
    方の面に積層されたフッ素樹脂フィルム層と、該耐熱性
    ゴム層の他方の面に積層された金属層とを具備すること
    を特徴とするプレスクッション材。
  2. 【請求項2】 耐熱性ゴム層が、シリコーンゴムからな
    る請求項1記載のプレスクッション材。
  3. 【請求項3】 耐熱性ゴム層が、フッ素ゴムからなる請
    求項1記載のプレスクッション材。
  4. 【請求項4】 フッ素樹脂フィルム層が、四フッ化エチ
    レン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合樹脂から
    なる請求項1ないし3のいずれか記載のプレスクッショ
    ン材。
  5. 【請求項5】 金属層が、アルミニウムからなる請求項
    1ないし4のいずれか1項記載のプレスクッション材。
JP4556598A 1997-02-28 1998-02-26 プレスクッション材 Pending JPH10296767A (ja)

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JP4556598A JPH10296767A (ja) 1997-02-28 1998-02-26 プレスクッション材

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JP4554297 1997-02-28
JP9-45542 1997-02-28
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