JPH10295972A - 衣類等の部分洗い洗浄装置 - Google Patents

衣類等の部分洗い洗浄装置

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Publication number
JPH10295972A
JPH10295972A JP9112193A JP11219397A JPH10295972A JP H10295972 A JPH10295972 A JP H10295972A JP 9112193 A JP9112193 A JP 9112193A JP 11219397 A JP11219397 A JP 11219397A JP H10295972 A JPH10295972 A JP H10295972A
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JP
Japan
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main body
brush
cleaning device
spatula
washing
Prior art date
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Pending
Application number
JP9112193A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamitsu Mihara
正光 三原
Shunji Imai
俊次 今井
Hiroyuki Fujii
裕幸 藤井
Yuko Omura
優子 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9112193A priority Critical patent/JPH10295972A/ja
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  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣類等を部分洗いするための部分洗い洗浄装
置において、布傷みすることなく、デリケート素材の部
分洗い洗浄や、部分的なしみ汚れも可能にし、操作勝手
を向上する。 【解決手段】 ブラシ部6と、ブラシ部6を振動させる
洗浄装置本体1とを備え、ブラシ部6をブラシ部6の植
毛方向に振動させ、ブラシ部6の先端部7を衣類に当て
て洗浄処理を行うように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類等を部分洗い
する部分洗い洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の部分洗い洗浄装置は、図
12に示すように構成していた。以下その構成について
説明する。
【0003】図に示すように、洗濯機本体32の衣類投
入口33の後部に、モータ34より回転するブラシ体3
5を設け、ブラシ体35の下方に設けた衣類支え台36
との間に、部分汚れした被洗濯物(衣類)37を挟み、
被洗濯物37を左右に移動することにより洗浄するよう
に構成していた。被洗濯物37には汚れた部分に事前に
洗剤を塗布し、前述の如く被洗濯物37はブラシ体35
の回転による擦り作用によって部分洗いするものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、ブラシ体35の回転による衣類の擦り作用で衣類
表面の布傷みが発生したり、特にデリケート素材の衣類
等は不向きであった。また、ブラシ体35の回転によ
り、洗剤が飛散し洗濯機周辺を汚したり、手に洗剤が付
着し操作に不具合を生じていた。さらには、部分汚れを
落とす処理時間も長くかかり、手間を要していた。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、衣類
にやさしく汚れを落とし、デリケート素材も布傷みせず
洗浄できるようにし、部分的なしみ汚れも処理可能に
し、操作勝手を向上することをを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ブラシ部と、前記ブラシ部を振動させる洗
浄装置本体とを備え、前記ブラシ部をブラシ部の植毛方
向に振動させ、前記ブラシ部の先端部を衣類に当てて洗
浄処理を行うように構成したものである。
【0007】これにより、部分洗い処理として、主に振
動で洗浄することから衣類にやさしく汚れを落とし、デ
リケート素材も布傷みせず洗浄可能となる。また、部分
的なしみ汚れも洗浄可能となる。
【0008】
【発明の実態の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ブラシ部と、前記ブラシ部を振動させる洗浄装置本
体とを備え、前記ブラシ部をブラシ部の植毛方向に振動
させ、前記ブラシ部の先端部を衣類に当てて洗浄処理を
行うように構成したものであり、ブラシ部を振動させ、
被洗濯物(衣類)に与えられた振動で、衣類に付着した
バインダー汚れ(粒子汚れと繊維に結びつけている皮脂
等の汚れ)の結合を切り、部分汚れを落とすことがで
き、特にデリケート素材の布傷みもなく洗浄することが
できる。
【0009】請求項2に記載の発明は、複数のリブによ
り形成したへら部と、前記へら部を振動させる洗浄装置
本体とを備え、前記へら部をリブの縦方向に振動させ、
前記へら部の先端部を衣類に当てて洗浄処理を行うよう
に構成したものであり、へら部先端を振動させ、衣類に
付着したバインダー汚れ(粒子汚れと繊維に結びつけて
いる皮脂等の汚れ)の結合を切り、部分汚れを落とすこ
とができ、さらに、衣類表面の汚れを押し出すようにへ
ら部を移動することにより、頑固な汚れを落とすことが
できる。
【0010】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、ブラシ部とへら部を洗浄
装置本体に併設し、前記ブラシ部とへら部とを振動さ
せ、衣類に当てて洗浄処理を行うように構成したもので
あり、同一の洗浄装置本体にて、ブラシ部とへら部の使
い分けの同時使用ができるため、デリケート素材部と普
通素材部や、汚れの軽いものとひどいものを衣類への当
て方で、使い方が自由勝手に操作でき、効率的な作業が
可能となる。
【0011】請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜
3に記載の発明において、ブラシ部またはへら部の振幅
は、50μ以上で、かつ、振動数を30Hz以上に設定
したものであり、ブラシ部またはへら部を振動させ、被
洗濯物(衣類)に与えた振動で、衣類に付着したバイン
ダー汚れ(粒子汚れと繊維に結びつけている皮脂等の汚
れ)の結合を切り、衣類の部分汚れに対する有効洗浄の
下限を保証することができ、効率的で、かつ安定した洗
浄作用を得ることができる。
【0012】請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜
4に記載の発明において、洗浄装置本体は、モータと、
モータの回転軸に固定したアンバランスウエイトとを備
え、前記アンバランスウエイトの回転により、ブラシ部
またはへら部に振動を伝達させ、前記ブラシ部の植毛方
向または前記へら部のリブ方向は、モータの回転軸とほ
ぼ直交する方向に設けたものであり、アンバランスウエ
イトの回転より得られた振動を、ブラシ部またはへら部
に効率よく伝達することができ、洗浄効果を高めること
ができる。
【0013】請求項6に記載の発明は、上記請求項1〜
5に記載の発明において、洗浄装置本体は、ブラシ部が
略上方となるように洗濯機本体の上部の衣類投入口近傍
に装着可能に構成したものであり、洗濯機本体の上部の
衣類投入口近傍に装着し、ブラシ部に衣類を上から覆う
ように当てることにより、洗濯機本体上で簡単に部分洗
い処理ができ、また、使用洗剤液や汚れ液を同時に衣類
投入口の下部に配設した洗濯槽内に滴下することがで
き、使用勝手を向上することができる。
【0014】請求項7に記載の発明は、上記請求項6に
記載の発明において、洗浄装置本体を下方に押している
状態のみ、ブラシ部を振動させるようにしたものであ
り、衣類を洗浄装置本体に当てるだけで自動的にブラシ
部を振動させることができ、簡単操作で部分洗い処理が
できる。また、振動による部分洗い時のみ電源が印加さ
れるため、必要最小限の使用となり省エネネギーとな
る。さらに、乾電池を用いた電源では、約2倍以上の乾
電池寿命をもたらすことができる。
【0015】請求項8に記載の発明は、上記請求項6に
記載の発明において、洗浄装置本体は、洗濯機本体の上
部の衣類投入口近傍に着脱可能に装着するよう構成した
ものであり、洗浄装置本体単品にて何処の場所でも部分
洗い処理が可能となるため、特にスポット的な部分汚れ
や、シミなどを着たままでも処理ができたり、洗面所等
での作業が可能となり、作業範囲を広げることができ、
使い勝手が非常に良いものとなる。
【0016】請求項9に記載の発明は、上記請求項1〜
8に記載の発明において、ブラシ部を植毛した第1の部
材と、ブラシ部とへら部とを一体的に形成した第2の部
材とを備え、前記第1の部材または第2の部材を洗浄装
置本体に着脱自在に装着できるように構成したものであ
り、第1の部材または第2の部材を都度自由に交換する
ことで、自由に使い分けすることができ、使用者の目的
に応じて、例えば第1の部材は、主としてデリケート素
材の衣類が多い時に使用し、第2の部材は、デリケート
素材部と普通素材部や、汚れの軽いものとひどいものを
衣類の当て方で、使い方が自由勝手に操作でき、効率的
な作業が可能となる。また、ブラシ部の消耗時には交換
可能であり、第1の部材で洗浄装置本体の洗浄ができ
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0018】(実施例1)図1に示すように、洗浄装置
本体1は、モータ2、電源である乾電池3を内装してい
る。モータ2のシャフト4にアンバランスウエイト5を
圧入固定し、アンバランスウエイト5の回転により、矢
印A方向の振動が洗浄本体1に伝達される。ブラシ部6
は、洗浄装置本体1に植毛されており、矢印A方向の振
動によりブラシ部6は植毛方向Bに振動するようにして
いる。
【0019】上記構成において動作を説明すると、図2
に示すように、ブラシ部6の先端部7を被洗濯物(衣
類)の部分汚れ部に当てて、モータ2を回転させ、アン
バランスウエイト5の回転により、ブラシ部6を植毛方
向Bに振動させて洗浄処理を行う。
【0020】つぎに、図3を参照しながら洗浄作用のメ
カニズムについて説明する。繊維8の間や表面に付いた
粒子汚れ9は、バインダー汚れ10(粒子汚れと繊維に
結びつけている皮脂等の汚れ)に結合されている状態と
なっている。まず、部分汚れ部に洗剤11を塗布する
が、洗剤塗布で完全にバインダー汚れ10の結合が切れ
ないため、振動させたブラシ部6の先端部7で繊維表面
に振動を与えることにより、バインダー汚れ10の結合
を切り、そのため、部分汚れを落とすことができる。
【0021】また、部分洗い処理をした後、洗濯攪拌に
よる通常の洗濯を行った場合、粒子汚れ9が完全に洗濯
水中に拡散され、排水液となって処理されるため、従
来、洗浄が困難であった部分汚れを完全に落とすことが
できるとともに、洗濯時間が部分汚れに合わせた時間か
ら軽い汚れ行程で済むことから、時間短縮ができる。
【0022】また、振動させたブラシ部6の先端部7
は、繊維表面に対して、たたき振動となるため、デリケ
ート素材の布傷みもなく洗浄可能となる。さらに、この
ブラシ部6の先端部7のたたき振動により、部分的なし
み汚れも洗浄可能となる。
【0023】(実施例2)図4に示すように、へら部1
2は、複数のリブ13より形成し、モータ2、電源であ
る乾電池3を内装した洗浄装置本体14に設けている。
他の構成は上記実施例1と同じである。
【0024】上記構成において動作を説明すると、へら
部12の先端部15を被洗濯物(衣類)の部分汚れ部に
当てて、モータ2を回転させ、アンバランスウエイト5
の回転により、へら部12をリブ13の縦方向Cに振動
させ、へら部13の先端部15を衣類の部分汚れ部に当
てて衣類を振動させ、衣類に付着したバインダー汚れの
結合を切ることにより、部分汚れを落とすことができ
る。また、へら部12で同時に衣類表面の汚れを押し出
すようにへら作業ができ、頑固な汚れを落とすことがで
きる。
【0025】(実施例3)図5に示すように、洗浄装置
本体16は、ブラシ部6と複数のリブ13からなるへら
部12とを併設し、ブラシ部6とへら部12とを振動さ
せ、衣類に当てて洗浄処理を行うように構成している。
他の構成は上記実施例1と同じである。
【0026】上記構成において動作を説明すると、モー
タ2を回転させ、アンバランスウエイト5の回転によ
り、ブラシ部6とへら部12を振動させ、被洗濯物(衣
類)の部分汚れ部に当てて衣類を振動させ、衣類に付着
したバインダー汚れの結合を切ることにより、部分汚れ
を落とすことができる。洗浄装置本体16にて、ブラシ
部6とへら部12の使い分けの同時使用ができるため、
デリケート素材部と普通素材部や、汚れの軽いものとひ
どいものを衣類への当て方で、使い方が自由勝手に操作
でき、効率的な作業が可能となる。
【0027】(実施例4)図1、図4または図5におけ
るブラシ部6またはへら部12の振幅は、50μ以上
で、かつ、振動数を30Hz以上に設定している。他の
構成は上記実施例1〜3と同じである。
【0028】上記構成において動作を説明すると、ブラ
シ部6またはへら部12を振動させたときの振幅を横軸
にとり、被洗濯物(衣類)に与えた振動で、衣類に付着
したバインダー汚れ(粒子汚れと繊維に結びつけている
皮脂等の汚れ)の結合を切り、衣類の部分汚れを落とし
たときの洗浄率を縦軸にとると、図6に示すようにな
る。ブラシ部6またはへら部12を振動数を横軸にとっ
た場合も同様である。
【0029】したがって、ブラシ部6またはへら部12
を振動させたときの振幅50μ以上で、振動数30Hz
以上とすることで、効率的で、かつ安定した洗浄作用を
得ることができる。
【0030】(実施例5)図7に示すように、モータ2
の回転軸4に固定したアンバランスウエイト5の回転に
より、ブラシ部6とへら部12を振動させ、ブラシ部6
の植毛方向Xとへら部12のリブ方向Yは、モータ2の
回転軸Oとほぼ直交する方向に設けている。他の構成は
上記実施例1〜4と同じである。
【0031】上記構成において動作を説明すると、ブラ
シ部6の植毛方向Xとへら部12のリブ方向Yをモータ
2の回転軸Oとほぼ直交する方向に設けることで、アン
バランスウエイト5の回転より得られた振動を、ブラシ
部6またはへら部12に効率よく伝達することができ、
洗浄効果が高めることができる。
【0032】(実施例6)図8に示すように、洗浄装置
本体17は、洗濯機本体18の上部の衣類投入口19近
傍に装着可能に構成している。洗濯機本体18に装着し
たときは、少なくともブラシ部6が略上方となるように
している。他の構成は上記実施例1〜5と同じである。
【0033】上記構成において動作を説明すると、ブラ
シ部6に被洗濯物(衣類)20を上から覆うように当て
ることにより、洗濯機本体18上で簡単に部分洗い処理
ができ、また使用洗剤液や汚れ液を同時に衣類投入口1
9の下部に配設した洗濯槽21内に滴下することがで
き、衛生的で使用勝手の良い部分洗いが可能となる。
【0034】(実施例7)図9に示すように、洗浄装置
本体22は、洗濯機本体18に支軸23を中心に移動自
在に取り付けている。スイッチ24は、モータ2と乾電
池3との間に接続し、洗浄装置本体22を下方に押した
ときオンするように構成している。他の構成は上記実施
例6と同じである。
【0035】上記構成において動作を説明すると、被洗
浄物(衣類)を洗浄装置本体22に設けたブラシ部6に
当てるとき、洗浄装置本体22のブラシ部6を矢印Dの
下方向に押すと、洗浄装置本体22は支軸23を中心と
して矢印E方向に移動し、スイッチ24がオンする。し
たがって、モータ2が回転し、ブラシ部6を植毛方向に
振動させて洗浄処理を行うことができる。
【0036】このため、簡単操作で洗浄処理ができると
ともに、振動による部分洗い時のみ電源が印加されるた
め、必要最小限の電力使用となり省エネルギーとなる。
さらに乾電池仕様の電源では約2倍以上の乾電池寿命を
もたらすことができる。
【0037】(実施例8)図10に示すように、洗濯機
本体18は、上部の衣類投入口19近傍に洗浄装置本体
25を収納する収納部26を設け、洗浄装置本体25を
着脱可能に構成している。収納部26の両側面に、洗浄
装置本体25の両側面に設けたガイドピン27を案内す
る案内溝28を設け、洗浄装置本体25の着脱時の案内
ガイドとしている。他の構成は上記実施例6または7と
同じである。
【0038】上記構成において動作を説明すると、洗浄
装置本体25を洗濯機本体18に装着して部分洗浄する
ときは、洗浄装置本体25の両側面に設けたガイドピン
27を収納部26の案内溝28に沿って収納部26に装
着し、ブラシ部6に被洗濯物(衣類)20を上から覆う
ように当てることにより、洗濯機本体18上で簡単に部
分洗い処理ができる。
【0039】また、洗浄装置本体25を洗濯機本体18
から離脱することにより、単独で部分洗いをすることが
でき、何処の場所でも洗浄処理が可能となるため、特に
スポット的な部分汚れや、シミなどを着たままでも処理
ができたり、洗面所等での作業が可能となり、作業範囲
を広げることができ、使い勝手が非常によいものとな
る。
【0040】(実施例9)図11に示すように、第1の
部材29はブラシ部6を植毛しており、第2の部材30
は、ブラシ部6とへら部12とを一体的に形成してい
る。これら第1の部材29と第2の部材30を洗浄装置
本体31に着脱自在に装着できるように構成している。
他の構成は上記実施例1〜8と同じである。
【0041】上記構成において動作を説明すると、被洗
濯物(衣類)を部分洗いするとき、第1の部材29と第
2の部材30を都度自由に交換することで、使い分け自
由となる。したがって、使用者の目的に応じて、例えば
第1の部材29は、主としてデリケート素材の衣類が多
い時に使用し、第2の部材30は、デリケート素材部と
普通素材部や、汚れの軽いものとひどいものを衣類の当
て方で、使い方が自由勝手に操作でき、効率的な作業が
可能となる。また、ブラシ部6の消耗時には交換可能で
あり、第1の部材29で洗浄装置本体31の洗浄ができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、ブラシ部と、前記ブラシ部を振動させる
洗浄装置本体とを備え、前記ブラシ部をブラシ部の植毛
方向に振動させ、前記ブラシ部の先端部を衣類に当てて
洗浄処理を行うように構成したから、ブラシ部を振動さ
せ、被洗濯物(衣類)に与えられた振動で、衣類に付着
したバインダー汚れ(粒子汚れと繊維に結びつけている
皮脂等の汚れ)の結合を切り、部分汚れを落とすことが
でき、特にデリケート素材の布傷みもなく洗浄すること
ができる。また、従来、困難であった部分汚れを完全に
落とすことができ、洗濯時間が部分汚れに合わせた時間
から軽い汚れ行程で済むことから、時間短縮ができ、ま
た、振動させたブラシ部の先端部は、繊維表面に対し
て、たたき振動となるためデリケート素材の布傷みもな
く洗浄可能となり、このブラシ部の先端部のたたき振動
により、部分的なしみ汚れも洗浄可能となる。
【0043】また、請求項2に記載の発明によれば、複
数のリブにより形成したへら部と、前記へら部を振動さ
せる洗浄装置本体とを備え、前記へら部をリブの縦方向
に振動させ、前記へら部の先端部を衣類に当てて洗浄処
理を行うように構成したから、へら部先端を振動させ、
衣類に付着したバインダー汚れ(粒子汚れと繊維に結び
つけている皮脂等の汚れ)の結合を切り、部分汚れを落
とすことができ、さらに、衣類表面の汚れを押し出すよ
うにへら部を移動することにより、頑固な汚れを落とす
ことができる。
【0044】また、請求項3に記載の発明によれば、ブ
ラシ部とへら部を洗浄装置本体に併設し、前記ブラシ部
とへら部とを振動させ、衣類に当てて洗浄処理を行うよ
うに構成したから、同一の洗浄装置本体にて、ブラシ部
とへら部の使い分けの同時使用ができるため、デリケー
ト素材部と普通素材部や、汚れの軽いものとひどいもの
を衣類への当て方で、使い方が自由勝手に操作でき、効
率的な作業が可能となる。
【0045】また、請求項4に記載の発明によれば、ブ
ラシ部またはへら部の振幅は、50μ以上で、かつ、振
動数を30Hz以上に設定したから、ブラシ部またはへ
ら部を振動させ、被洗濯物(衣類)に与えた振動で、衣
類に付着したバインダー汚れ(粒子汚れと繊維に結びつ
けている皮脂等の汚れ)の結合を切り、衣類の部分汚れ
に対する有効洗浄の下限を保証することができ、効率的
で、かつ安定した洗浄作用を得ることができる。
【0046】また、請求項5に記載の発明によれば、洗
浄装置本体は、モータと、モータの回転軸に固定したア
ンバランスウエイトとを備え、前記アンバランスウエイ
トの回転により、ブラシ部またはへら部に振動を伝達さ
せ、前記ブラシ部の植毛方向または前記へら部のリブ方
向は、モータの回転軸とほぼ直交する方向に設けたか
ら、アンバランスウエイトの回転より得られた振動を、
ブラシ部またはへら部に効率よく伝達することができ、
洗浄効果を高めることができる。
【0047】また、請求項6に記載の発明によれば、洗
浄装置本体は、ブラシ部が略上方となるように洗濯機本
体の上部の衣類投入口近傍に装着可能に構成したから、
洗濯機本体の上部の衣類投入口近傍に装着し、ブラシ部
に衣類を上から覆うように当てることにより、洗濯機本
体上で簡単に部分洗い処理ができ、また、使用洗剤液や
汚れ液を同時に衣類投入口の下部に配設した洗濯槽内に
滴下することができ、使用勝手を向上することができ
る。
【0048】また、請求項7に記載の発明によれば、洗
浄装置本体を下方に押している状態のみ、ブラシ部を振
動させるようにしたから、衣類を洗浄装置本体に当てる
だけで自動的にブラシ部を振動させることができ、簡単
操作で部分洗い処理ができる。また、振動による部分洗
い時のみ電源が印加されるため、必要最小限の使用とな
り省エネネギーとなる。さらに、乾電池を用いた電源で
は、約2倍以上の乾電池寿命をもたらすことができる。
【0049】また、請求項8に記載の発明によれば、洗
浄装置本体は、洗濯機本体の上部の衣類投入口近傍に着
脱可能に装着するよう構成したから、洗浄装置本体単品
にて何処の場所でも部分洗い処理が可能となるため、特
にスポット的な部分汚れや、シミなどを着たままでも処
理ができたり、洗面所等での作業が可能となり、作業範
囲を広げることができ、使い勝手が非常に良いものとな
る。
【0050】また、請求項9に記載の発明によれば、ブ
ラシ部を植毛した第1の部材と、ブラシ部とへら部とを
一体的に形成した第2の部材とを備え、前記第1の部材
または第2の部材を洗浄装置本体に着脱自在に装着でき
るように構成したから、第1の部材または第2の部材を
都度自由に交換することで、自由に使い分けすることが
でき、使用者の目的に応じて、例えば第1の部材は、主
としてデリケート素材の衣類が多い時に使用し、第2の
部材は、デリケート素材部と普通素材部や、汚れの軽い
ものとひどいものを衣類の当て方で、使い方が自由勝手
に操作でき、効率的な作業が可能となる。また、ブラシ
部の消耗時には交換可能であり、第1の部材で洗浄装置
本体の洗浄ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の衣類等の部分洗い洗浄
装置の断面図
【図2】同部分洗い洗浄装置の部分洗い状態を示す斜視
【図3】同部分洗い洗浄装置の洗浄作用のメカニズムを
示す説明図
【図4】(a) 本発明の第2の実施例の衣類等の部分洗い
洗浄装置の断面図 (b) 同衣類等の部分洗い洗浄装置の側面図
【図5】本発明の第3の実施例の衣類等の部分洗い洗浄
装置の断面図
【図6】本発明の第4の実施例の衣類等の部分洗い洗浄
装置の特性図
【図7】本発明の第5の実施例の衣類等の部分洗い洗浄
装置の側断面図
【図8】本発明の第6の実施例の衣類等の部分洗い洗浄
装置を洗濯機本体に装着した状態の斜視図
【図9】本発明の第7の実施例の衣類等の部分洗い洗浄
装置の断面図
【図10】本発明の第8の実施例の衣類等の部分洗い洗
浄装置を洗濯機本体に装着した状態の分解斜視図
【図11】本発明の第9の実施例の衣類等の部分洗い洗
浄装置の分解斜視図
【図12】従来の衣類等の部分洗い洗浄装置を洗濯機本
体に装着した状態の斜視図
【符号の説明】
1 洗浄装置本体 6 ブラシ部 7 先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大村 優子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシ部と、前記ブラシ部を振動させる
    洗浄装置本体とを備え、前記ブラシ部をブラシ部の植毛
    方向に振動させ、前記ブラシ部の先端部を衣類に当てて
    洗浄処理を行うように構成した衣類等の部分洗い洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 複数のリブにより形成したへら部と、前
    記へら部を振動させる洗浄装置本体とを備え、前記へら
    部をリブの縦方向に振動させ、前記へら部の先端部を衣
    類に当てて洗浄処理を行うように構成した衣類等の部分
    洗い洗浄装置。
  3. 【請求項3】 ブラシ部とへら部とを洗浄装置本体に併
    設し、前記ブラシ部とへら部を振動させ、衣類に当てて
    洗浄処理を行うように構成した請求項1または2記載の
    衣類等の部分洗い洗浄装置。
  4. 【請求項4】 ブラシ部またはへら部の振幅は、50μ
    以上で、かつ、振動数を30Hz以上に設定した請求項
    1〜3いずれか1項記載の衣類等の部分洗い洗浄装置。
  5. 【請求項5】 洗浄装置本体は、モータと、モータの回
    転軸に固定したアンバランスウエイトとを備え、前記ア
    ンバランスウエイトの回転により、ブラシ部またはへら
    部に振動を伝達させ、前記ブラシ部の植毛方向または前
    記へら部のリブ方向は、モータの回転軸とほぼ直交する
    方向に設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の衣類
    等の部分洗い洗浄装置。
  6. 【請求項6】 洗浄装置本体は、ブラシ部が略上方とな
    るように洗濯機本体の上部の衣類投入口近傍に装着可能
    に構成した請求項1〜5のいずれか1項に記載の衣類等
    の部分洗い洗浄装置。
  7. 【請求項7】 洗浄装置本体を下方に押している状態の
    み、ブラシ部を振動させるようにした請求項6記載の衣
    類等の部分洗い洗浄装置。
  8. 【請求項8】 洗浄装置本体は、洗濯機本体の上部の衣
    類投入口近傍に着脱可能に装着するよう構成した請求項
    6記載の衣類等の部分洗い洗浄装置。
  9. 【請求項9】 ブラシ部を植毛した第1の部材と、ブラ
    シ部とへら部とを一体的に形成した第2の部材とを備
    え、前記第1の部材または第2の部材を洗浄装置本体に
    着脱自在に装着できるように構成した請求項1〜8のい
    ずれか1項に記載の衣類等の部分洗い洗浄装置。
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