JPH10295754A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JPH10295754A
JPH10295754A JP10651597A JP10651597A JPH10295754A JP H10295754 A JPH10295754 A JP H10295754A JP 10651597 A JP10651597 A JP 10651597A JP 10651597 A JP10651597 A JP 10651597A JP H10295754 A JPH10295754 A JP H10295754A
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massage
waist
shoulder
massaging
shaft
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JP10651597A
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English (en)
Inventor
Torahiko Nonogami
寅彦 野々上
Yasuhiro Jikiba
安弘 食場
Takahiro Yunai
隆博 勇内
Takenari Matsushita
丈也 松下
Kazuhiro Matsuoka
和広 松岡
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マッサージ施療部位の内、マッサージ禁止帯
である腰部への負担を小さくする。 【解決する手段】 各ステップの動作パラメータに基づ
く動作をステップ順に施療子に実行するプログラム式の
マッサージ機において、動作パラメータの1つは施療強
さであって、被施療者の施療部位を肩部、背部、腰部の
3つに分けると、施療子の施療強さは、肩部、背部、腰
部の順に弱くなる様に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各ステップの動作
パラメータに基づく動作をステップ順に施療子に実行さ
せるプログラム式のマッサージ機において、施療部位別
に施療強さを変えたマッサージ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、予め設定されたプログラムに基づ
き、叩き、揉み、背筋伸し等の動作を数種組合せて、被
施療者の肩位置から腰位置までの施療範囲を上下にシフ
トしてマッサージを行なうマッサージ機が提案されてい
る(特開平3−221041号)。上記マッサージ機は、
施療部位に応じ、又、マッサージの開始時、途中、終了
時に応じてマッサージ強さに変化を持たせ、マッサージ
の心地よさの向上を画っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的に、
腎臓に振動、圧迫を加えると血尿、蛋白尿を生じる虞れ
があるので、腎臓の裏あたりのマッサージは避ける或い
は弱めるべきであって、特に、腎臓の固定が弱い体質の
人はその危険性が高い。以下、被施療者の上半身の施療
領域を、肩部、背部、腰部の3つに分け、マッサージを
避ける或いは弱める部位である腰部を禁止帯とも呼ぶ。
【0004】上述の従来のマッサージ機では、禁止帯へ
のマッサージ動作を他の施療部位と区別して制御するも
のはなかった。本発明は、このような問題点を解決する
ためになされたものであって、禁止帯へのマッサージ動
作を、他の施療部位に比べて弱くし、マッサージによる
禁止帯への悪影響を可及的に小さくし、且つ禁止帯への
マッサージ効果をも得ることのできるマッサージ機を提
供するものである。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明は、各ステップの動作パ
ラメータに基づく動作をステップ順に施療子に実行する
プログラム式のマッサージ機において、動作パラメータ
の1つは施療強さであって、被施療者の施療部位を肩
部、背部、腰部の3つに分けると、施療子の施療強さ
は、肩部、背部、腰部の順に弱くなる様に設定されてい
る。施療強さを変化させるには、動作スピードの速遅、
動作回数の多少、動作時間の長短、或いはこれらの組合
せで実施できる。
【0006】
【作用及び効果】肩部及び背部には、動作パラメータに
基づく従前どうりのマッサージ効果が得られる。マッサ
ージ禁止帯である腰部に対する施療強さは、背部及び肩
部に比べて弱く、然も、肩部、背部、腰部の順に、即
ち、腰部に近づくほど施療強さを弱くしているため、禁
止帯に対するマッサージの悪影響を可及的に小さくで
き、又、禁止帯に全くマッサージを施さないことはない
ので、幾分かのマッサージ効果を得ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を椅子型のマッサージ機(1
0)に適用した例について説明する。しかしながら、本発
明は、椅子型に限定されることはなく、例えば、ベッド
型のマッサージ機、更には介護用ベッドなどにも適用す
ることができる。なお、実施例中、図1の椅子(12)に被
施療者が腰掛けた際に、腹側を前、背側を後、また、右
手側を右、左手側を左とする。
【0008】構造説明 マッサージ機(10)の椅子(12)は、図1に示すように、被
施療者の腰掛ける座部(13)と、該座部(13)の後端から上
向きに形成された背当り部(14)、座部(13)の左右両側に
上向きに形成された肘掛け部(15)とから構成される。座
部(13)、背当り部(14)、肘掛け部(15)は、夫々内部に金
属製のパイプ、フレーム又はプレート等を連結して形成
され、外周は、当て布(16)やクッション(17)にて包囲さ
れる。
【0009】背当り部(14)は、図1、図2に示すよう
に、上部及び下部に夫々上フレーム(20)と下フレーム(2
1)を具え、上下のフレーム(20)(21)は、両端を上下方向
に平行に伸びる一対のガイドレール(22)(22)にて連結さ
れる。ガイドレール(22)(22)の上端は、上フレーム(20)
を越えて上方へ伸び、先端に被施療者の頭部が当る頭当
て部(26)を具える頭当てフレーム(27)にて連結されてい
る。ガイドレール(22)(22)の下部は、座部(13)を形成す
るフレームに枢支される。また、下フレーム(21)は、公
知のリクライニング機構(24)に連結され、背当り部(14)
は、座部(13)に対して揺動可能となっている。
【0010】ガイドレール(22)(22)は、断面形状がコ字
状であって、溝が対向するように配置され、該ガイドレ
ール(22)(22)に沿ってマッサージユニット(28)が昇降可
能に取り付けられている。さらに、上下フレーム(20)(2
1)には、ガイドレール(22)(22)と平行にネジ軸(30)が枢
支される。図2に示すように、ネジ軸(30)の下端にはプ
ーリ(31)が嵌められ、下フレーム(21)に配備された昇降
モータ(32)のプーリ(33)とベルト(34)を介して連繋さ
れ、昇降モータ(32)の駆動により、ネジ軸(30)が正回転
又は逆回転を行なう。ネジ軸(30)は、上フレーム(20)を
貫通し、上端にはネジ軸(30)の回転数を測定するエンコ
ーダ(35)が配備される。エンコーダ(35)は、後述の制御
回路に接続される。
【0011】マッサージユニット(28)は、図3に示すよ
うに、ガイドレール(22)(22)の溝に嵌まるローラ(40)(4
0)(40)(40)が上下に夫々枢支された一対のサイドプレー
ト(41)(41)と、サイドプレート(41)(41)の上下端を夫々
連結する上支持杆(43)と下支持杆(44)を具える。下支持
杆(44)には、前記ネジ軸(30)に噛合するネジ孔が開設さ
れた昇降用部材(45)を具え、昇降モータ(32)の駆動によ
りネジ軸(30)を回転させると、ネジ推力によってマッサ
ージユニット(28)がガイドレール(22)(22)に沿って昇降
動作を行なう。マッサージユニット(28)の昇降方向の移
動限界は、図2に示すように、一方のガイドレール(22)
の上下に夫々設けられたリミットスイッチ(47)(48)によ
って検出される。リミットスイッチ(47)(48)は、マッサ
ージユニット(28)が上または下方向の移動限界に到達し
たときに、上支持杆(43)または下支持杆(44)と当って、
マッサージユニット(28)の上昇または降下が限界に達し
ていることを検知し、制御回路(37)に送信する。
【0012】上下の支持杆(43)(44)の略中央には、ギア
ボックス(50)が配備される。ギアボックス(50)には、左
右方向に貫通して低速回転する揉み軸(51)と、揉み軸(5
1)よりも下方でギアボックス(50)を左右方向に貫通して
速い速度で回転する叩き軸(52)とを具える。また、ギア
ボックス(50)の底面からは、これら2本の軸(51)(52)を
駆動するマッサージ軸(53)が突出している。マッサージ
軸(53)の下端にはプーリ(54)が嵌められ、該プーリ(54)
は下支持杆(44)に取り付けられたマッサージモータ(55)
のプーリ(56)とベルト(57)を介して連繋され、マッサー
ジモータ(55)の回転により、マッサージ軸(53)は正回転
又は逆回転を行なう。ギアボックス(50)の内部構造につ
いては説明を省略するが、その動作は、マッサージ軸(5
3)を正回転させたときには、揉み軸(51)のみを図3の矢
印A方向に低速で回転させて、叩き軸(52)はクラッチが
外れて回転せず、他方、マッサージ軸(53)を逆回転させ
たときには、揉み軸(51)はクラッチが外れて回転せず
に、叩き軸(52)のみが図3の矢印B方向に速い速度で回
転する公知のものである。マッサージ軸(53)に設けられ
たプーリ(54)にはエンコーダ(図示せず)を具え、マッサ
ージ軸(53)の回転数が検出される。エンコーダは、後述
する制御回路(37)に電気的に接続される。
【0013】揉み軸(51)は、ギアボックス(50)の上側に
位置する軸であって、ギアボックス(50)から突出した軸
の両端(51a)が同方向に屈曲している。図5に示すよう
に、揉み軸(51)の一端には端部の屈曲方向と反対側に、
マグネット(60)を内部に具える突片(61)が形成される。
また、ギアボックス(50)の壁面には、マグネット(60)の
回転移行路に対向して、3つのリードスイッチ(63)(64)
(65)を具える基板(66)が配備される。該リードスイッチ
は、揉み軸の上、後ろ及び下に各1つずつ設けられる。
これらリードスイッチ(63)(64)(65)は、制御回路(37)に
電気的に接続される。上部のリードスイッチ(63)がマグ
ネット(60)を検出したときには、後述する左右に対向す
る揉み玉(70)(70)どうしの間隔が最も離れており、下部
のリードスイッチ(65)がマグネット(60)を検出したとき
には、左右に対向する揉み玉どうしの間隔が最も接近し
た状態にある。また、揉み軸(51)は、図3の矢印A方向
に回転するため、後部のリードスイッチ(64)がマグネッ
ト(60)を検出したときには、揉み玉が離間した状態から
接近状態に移行しており、且つ対向する揉み玉どうしの
間隔が接近と離間の中間であることを意味する。
【0014】叩き軸(52)は、ギアボックス(50)の下側に
位置する軸であって、ギアボックス(50)から突出した軸
の両端(52a)は、図3に示すとおり、叩き軸(52)の軸心
から夫々距離Hだけ偏心している。端部の偏心方向は、
互いに対称、即ち180°ずれている。
【0015】施療子(71)(71)は、図3、図4に示すよう
に、ギアボックス(50)の左右に配備される。施療子(71)
は、くの字型に略中央が屈曲した板状のアーム(72)の上
下両端に夫々内向きに取り付けられた一対の揉み玉(70)
である。アーム(72)は、屈曲した部分で板状のレバー(7
3)に枢支される。レバー(73)の基端は、揉み軸(51)の端
部に回転自由に枢支される。揉み軸(51)の端部(51a)
は、前述のとおり屈曲しているため、レバー(73)は揉み
軸(51)に対して傾いた状態で取り付けられ、揉み軸(51)
が回転すると、レバー(73)は端部(51a)の傾きのため左
右に振れる。レバー(73)の下端には、球関節(74)を介し
て連結杆(75)が取り付けられ、該連結杆(75)は、叩き軸
(52)の端部に設けられた偏心部材(76)に枢支して連結さ
れている。
【0016】各アーム(72)には、レバー(73)に対するア
ーム(72)の揺動角度を規制するピン(77)(78)が、夫々上
下に突設されている。また、アーム(72)は、下側のピン
(78)よりも下方位置にて、レバー(73)とバネ(79)で連結
されている。該バネ(79)は、アーム(72)の下部を常にレ
バー方向に付勢している。従って、無負荷の状態では、
バネ(79)の付勢力により、下側のピン(78)はレバー(73)
に当接している。マッサージを開始し、被施療者に揉み
玉(70)が押し当てられると、バネ(79)の付勢力に抗し
て、揉み玉(70)はレバー(73)に対する揺動範囲内で、揺
動可能となっている。
【0017】マッサージ機(10)の各動作は、図11に示
すリモートコントロール方式の操作部(86)からの指令に
より行なわれる。操作部(86)は、マッサージユニット(2
8)の高さを「上」、「下」に調節する昇降ボタン(86a)
(86b)、揉み動作を開始する揉みボタン(86c)、叩き動作
を開始する叩きボタン(86d)、揉み玉どうしの間隔を
「広」、「中」、「狭」の何れかに調節する幅調節ボタ
ン列(86e)、揉み動作、叩き動作の速度を「速」、
「中」、「遅」の何れかに調節する速度調節ボタン列(8
6f)、予めプログラムされた動作を実行させる「首・
肩」「上半身」「腰」別の自動コースボタン(86g)(86h)
(86i)、リクライニング機構を操作するリクライニング
ボタン(86j)、各動作を停止させる停止ボタン(86k)など
を具える。被施療者が、ボタンを押して、操作部に入力
された命令信号は、制御回路(37)に送信される。 後述
する本発明に係る動作1を開始するボタンは、「上半
身」自動コースボタン(86h)である。
【0018】マッサージ機(10)の動作の制御手段となる
回路について説明する。図6は、マイコンを主体として
構成された制御回路(37)を示している。制御回路(37)
は、マッサージ機(10)の適所に配備される。マイコン(8
0)には、マッサージモータ(55)の駆動を制御するマッサ
ージモータ駆動回路(82)、マッサージ軸(53)のプーリ(5
4)に配備されたエンコーダ(58)の出力値と、揉み軸(51)
の回転角度を検出するリードスイッチ(63)(64)(65)から
の出力値を受信するマッサージ検出回路(83)が接続され
る。マッサージモータ駆動回路(82)は、PWM回路(図
示せず)を具え、パルス幅変調を行なって、マッサージ
モータ(55)へ供給される駆動平均電圧を調整し、マッサ
ージモータ(55)の回転数を制御できる。マッサージ検出
回路(83)は、エンコーダパルスの検知により、マッサー
ジモータ(55)が所定の回転数で回転しているかを測定
し、所定回転数から外れている場合には、マッサージモ
ータ駆動回路(82)により供給電圧の調整を行なう。ま
た、リードスイッチ(63)(64)(65)からの出力値を受信
し、左右に対向する揉み玉(70)(70)どうしの間隔を判定
する。
【0019】マイコン(80)には、昇降モータ(32)の駆動
を制御する昇降モータ駆動回路(84)と、ネジ軸(30)の回
転数を検出するエンコーダ(35)の出力値及び、マッサー
ジユニット(28)の上下限を検出する上下リミットスイッ
チ(47)(48)からの出力値を受信する昇降位置検出回路(8
5)が接続される。上リミットスイッチ(47)がマッサージ
ユニット(28)を検知した状態からのネジ軸(30)の回転数
は、エンコーダパルスの積算値として昇降位置検出回路
(85)にて積算され、マッサージユニット(28)の現在位置
が測定される。なお、マッサージユニット(28)の現在位
置は、下リミットスイッチ(48)、又は上下のリミットス
イッチ(47)(48)の両方を基準として測定することもでき
る。
【0020】また、マイコン(80)には、操作部(86)から
の操作信号を受信する操作部I/F回路(87)が接続され
る。マイコン(80)は前述のとおり、多数の操作ボタンを
具えており、これら各ボタンからの命令信号は、操作部
I/F回路(87)を介してマイコン(80)に伝達され、各種
制御が行なわれる。また、マイコン内部には、自動コー
スの「首・肩」「上半身」「腰」のコース別のマッサー
ジを順次実行させるための動作パラメータがステップ順
にROMにプログラムされている。
【0021】さらに、制御回路(37)には、リクライニン
グ機構(24)を制御し、背当り部(14)の揺動を行なうリク
ライニング制御回路(89)が配備されている。なお、リク
ライニング制御回路(89)は、公知であるため説明を省略
する。
【0022】動作説明 まず、マッサージ機(10)の基本的な動作について説明す
る。マッサージ機(10)に電源を入れると、マッサージユ
ニット(28)の初期位置の確認が行なわれる。これは、マ
ッサージユニット(28)の移動量を、ネジ軸(30)に設けら
れたエンコーダ(35)のパルス数の積算または減算によっ
て判定するためである。本発明では、マッサージユニッ
ト(28)の初期位置をマッサージユニット(28)と上部
リミットスイッチ(47)が当る上部移動限界位置とし
ている。従って、マッサージユニット(28)は、上部リミ
ットスイッチ(47)に検知されるまで上方へ移動する。上
部リミットスイッチ(47)がマッサージユニット(28)を検
知すると、ネジ軸(30)のエンコーダパルスの積算値はリ
セットされる。この状態から、マッサージ機(10)の各動
作を行なうことができる。
【0023】[マッサージユニットの昇降動作]被施療
者が昇降ボタンの「上」、「下」の何れかのボタンを押
すと、命令信号は、制御回路(37)に送られ、操作部I/
F回路(87)を介して、マイコン(80)に入力され、昇降モ
ータ駆動回路(84)にUP信号またはDOWN信号として出力さ
れる。該信号を受けて、昇降モータ(32)は所定の方向に
回転する。昇降モータ(32)によるネジ軸(30)の回転数
は、マッサージユニット(28)が降下動作を行なっている
ときには、エンコーダパルスの数が積算値としてカウン
トされ、また、マッサージユニット(28)が上昇動作を行
なっているときには、エンコーダパルスの数が積算値か
ら減算される。このエンコーダパルスの積算値から、マ
ッサージユニット(28)の現在位置を判定することができ
る。マッサージユニット(28)は、上下の何れかのリミッ
トスイッチ(47)(48)に検知されるまで、上昇または降下
動作を行ない、任意の位置で停止できる。
【0024】[揉み動作]被施療者が揉みボタン(86c)
を押すと、命令信号が同様に制御回路(37)に送られ、操
作部I/F回路(87)を介して、マイコン(80)に入力さ
れ、マッサージモータ駆動回路(82)にMSG信号として出
力される。マッサージモータ駆動回路(82)は、MSG信号
を受信すると、マッサージ軸(53)が正回転するようにマ
ッサージモータ(55)を回転させて、揉み軸(51)のみを図
3の矢印A方向に回転駆動させる。レバー(73)は、揉み
軸(51)の回転中心に対して傾いて枢支されているから、
揉み軸(51)を回転させると、揉み玉(70)は、図3の矢印
Cで示すように、対向する揉み玉(70)(70)どうしが接近
離間する左右方向にほぼ平行な往復運動を行ない、被施
療者に揉みマッサージが施される。このときレバー(73)
の下端は、球関節(74)、連結杆(75)を介して偏心部材(7
6)へ回転自由に枢支しているから、レバー(73)の傾き運
動には支障はない。揉み軸(51)が回転すると、ギアボッ
クス(50)に設けられたリードスイッチ(63)(64)(65)が、
マグネット(60)を順に検知する。各リードスイッチがマ
グネット(60)を検知すると、検知信号は夫々マッサージ
検出回路(83)に送信される。上部のリードスイッチ(63)
がマグネット(60)を検出すると、左右の揉み玉(70)(70)
どうしの間隔が最も広い状態にあることを示す信号(WID
E信号)がマッサージ検出回路(83)に送信され、後部のリ
ードスイッチ(64)がマグネット(60)を検出すると、揉み
玉(70)(70)どうしの間隔が中間であることを示す信号(M
IDDLE信号)、下部のリードスイッチ(65)がマグネット(6
0)を検出すると、揉み玉(70)(70)どうしの間隔が最も狭
い状態にあることを示す信号(NARROW信号)が順次マッサ
ージ検出回路(83)に送信される。
【0025】揉み動作を行なわず、左右の揉み玉(70)(7
0)どうしの間隔を変える、つまり幅調節のみ行なうこと
もできる。この場合、操作部の幅調節ボタンを押して、
揉み玉間隔「広」、「中」、「狭」の何れかを選択する
と、マッサージモータ駆動回路(82)にMSG信号が送信さ
れて、マッサージモータ(55)が揉み軸(51)のみを回転さ
せる。揉み軸(51)の回転により、揉み玉(70)(70)間隔は
変わって、揉み玉間隔を示す信号が順にリードスイッチ
(63)(64)(65)から検出される。被施療者が選定した揉み
玉間隔を示す所定の信号(WIDE信号、MIDDLE信号、NARRO
W信号の何れか)が検出されると、マッサージモータ駆動
回路(82)は、マッサージモータ(55)の駆動を停止させ、
揉み玉(70)(70)の移動を止める。これにより、左右の揉
み玉間隔は、被施療者の所望の間隔となる。この状態
で、マッサージユニット(28)を昇降させるとローリング
マッサージを行なうことができ、叩き動作を行なうと、
被施療者の所望する揉み玉間隔で、叩きマッサージを行
なうことができる。
【0026】[叩き動作]被施療者が叩きボタン(86d)
を押すと命令信号が制御回路(37)に送られ、操作部I/
F回路(87)を介して、マイコン(80)に入力され、マッサ
ージモータ駆動回路(82)にTAP信号として出力される。
マッサージモータ駆動回路(82)は、TAP信号を受信する
と、マッサージ軸(53)が逆回転するようにマッサージモ
ータ(55)を駆動し、叩き軸(52)のみを図3の矢印B方向
に回転駆動させる。偏心部材(76)は、叩き軸(52)の回転
中心に対して偏心して枢支され、且つレバー(73)の基端
は回転しない揉み軸(51)に枢支されているから、叩き軸
(52)を回転させると、揉み玉(70)(70)は、図4の矢印D
で示すように、ほぼ上下方向の往復運動を行ない、被施
療者に叩きマッサージを施す。なお、マッサージ軸(53)
が1回転すると、叩き軸(52)も1回転して1回の叩き動
作が行なわれる。つまり、マッサージ軸(53)のプーリ(5
4)に配備されたエンコーダ(58)からのエンコーダパルス
数と、叩き回数は一致するよう設定されている。
【0027】上記揉み動作、叩き動作において、マッサ
ージモータ(55)の回転速度を変えて、揉み玉の動作速度
の調節を行なうことができる。動作速度の調節は、操作
部(86)の速度調節ボタン列(86f)の内、「速」、
「中」、「遅」の何れかのボタンを選択すると、マッサ
ージモータ駆動回路(82)のPWM回路(図示せず)により
マッサージモータ(55)への駆動平均電圧を調節して印加
することにより行なわれる。マッサージモータ(55)の回
転速度を、所望速度に調節すると、該モータ(55)により
動作する揉み玉(70)(70)の速度が変化する。揉み玉(70)
(70)が所望速度に調節されているか否かは、マッサージ
軸(53)のプーリ(54)に配備されたエンコーダ(58)からの
エンコーダのパルス間隔を測定することにより判定でき
る。
【0028】[自動コース動作]被施療者が「首・肩」
「上半身」「腰」のコース別の自動コースボタン(86g)
(86h)(86i)の何れか1つのボタンを押すと、命令信号が
制御回路(37)に送られ、操作部I/F回路(87)を介して
マイコン(80)に入力される。すると「首・肩」「上半
身」「腰」のコースの内、対応する最初のステップの動
作パラメータがマイコン(80)内部のROMより読み出さ
れて動作パラメータに基づいて、昇降モータ駆動回路(8
4)により、マッサージユニットの昇降動作及びマッサー
ジモータ駆動回路(82)により揉み、叩き動作が実行され
る。最初のステップの動作が完了すると2番目のステッ
プの動作パラメータが読み出され実行される。以降、ス
テップ順に実行され、最後のステップの動作が完了する
とコースの終了となる。
【0029】[動作1]本発明のマッサージ動作につい
て、図7〜図10に沿って説明する。図7〜図10は、
被施療者の施療部位を肩部から腰部までを縦方向にライ
ン(イ)〜(ヌ)で9分割し、横方向に6分割し、分割部上
の施療子(71)(71)の上部の揉み玉(70)(70)の軌跡を表し
たものである。下端のライン(イ)が下リミット(48)の高
さ位置、上端のラインXが上リミット(47)の高さ位置で
ある。隣合うライン間の間隔は約5cmである。ライン
(イ)〜(ホ)間を腰部、ライン(ホ)〜(ト)間を背部、ライ
ン(ト)〜(ヌ)を肩部とする。
【0030】先ず操作部の「上半身」コースボタン(86
h)を押すと、ウォームアップ動作が行なわれる。実施例
では、これはステップ1〜36までの動作パラメータで
行なわれるが、本発明と直接には関係しないので動作説
明は省略する。本発明を、次のステップ32〜43に示
すローリング叩きマッサージ、即ち、施療子を昇降移動
させつつ叩きマッサージを行なう動作パラメータにおい
て、速さを変えて実行されている場合について説明する
が、速さでなく叩き回数、叩き時間を変えても実施でき
る。
【0031】ステップ32でマッサージユニット(28)を
上端のラインX迄移動する。移動が完了するとステップ
33のパラメータが読み出され、マッサージユニットを
上端からライン(チ)まで移動させながら叩きマッサー
ジ、即ち、ローリング叩きマッサージを高速で行なう。
ライン(チ)迄の移動が完了するとステップ34のパラメ
ータが読み出され、マッサージユニット(28)をライン
(チ) とライン(リ)の間で往復させながら叩きマッサー
ジ、即ちローリング叩きマッサージを高速で行なう。
【0032】この往復動作が2.5往復完了すると、次
にステップ35のパラメータが読み出され、左右の揉み
玉の間隔を「広」に変える幅調節が行なわれる。幅調節
が完了すると、ステップ36のパラメータによりマッサ
ージユニット(28)をライン(リ)とライン(チ)の間でのロ
ーリング叩きマッサージが高速で3往復行なわれる。
【0033】次にステップ37のパラメータにより、揉
み玉の間隔が「狭」に調節される。次のステップ38の
パラメータにより、ライン(リ)とライン(ト)の間でロー
リング叩きマッサージが高速で3.5往復行なわれる。
上記の様に、ステップ32〜38で肩部のローリング叩
きマッサージが行なわれる。
【0034】次に、ステップ39のパラメータにより、
ライン(ト)とライン(ホ)の間でローリング叩きマッサー
ジが高速で2.5往復行なわれる。次いでステップ40
のパラメータにより揉み玉の間隔が「中」に調節され
る。次にステップ41のパラメータによりライン(ホ)と
ライン(ヘ)の間でローリング叩きマッサージが中速で2
往復行なわれる。ステップ39〜41で背部のローリン
グ叩きマッサージが行なわれる。
【0035】次にステップ42のパラメータにより揉み
玉の間隔が「狭」に調節される。次いでステップ43の
パラメータによりライン(ホ)と下端の間でローリング叩
きマッサージが低速で2.5往復行なわれ、腰部のロー
リング叩きマッサージが行なわれる。下記の表は、上記
動作1のステップ32〜43を表にしたものである。
【0036】
【表1】
【0037】ステップ32〜43の様にマッサージの速
度が 肩部>背>腰部 となる様にプログラムされ所謂禁止帯に近づくほど速度
を遅くして良好なマッサージを行なうことができる。以
後、自動コースの「上半身」マッサージはステップ44
以降のクールダウンマッサージを実行し、最終ステップ
を実行するとマッサージユニット(28)は収納位置である
上端で停止し、上部の揉み玉(70)の幅は、「広」状態と
なるようプログラミングされ停止し、コースが終了す
る。本発明は、上記ローリング叩きマッサージに限ら
ず、施療子の昇降移動の際は、揉み、叩き動作を行なわ
なず、施療子の昇降停止位置で揉み、叩きを行なう叩き
ッサージ、揉みマッサージにも実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マッサージ機の断面図である。
【図2】当て布を取り外したマッサージ機の背当り部の
正面図である。
【図3】マッサージユニットの正面図である。
【図4】図3の線X−Xに沿うマッサージユニットの左
断面図である。
【図5】図3の線Y−Yに沿うマッサージユニットの右
断面図である。
【図6】制御回路のブロック図である。
【図7】動作1に入るまでの施療子の軌跡の一例を示す
説明図である。
【図8】肩部マッサージの施療子の軌跡の前半の一例を
示す説明図である。
【図9】肩部のマッサージの施療子の軌跡の後半一例を
示す説明図である。
【図10】背部及び腰部マッサージの施療子の軌跡の一
例を示す説明図である。
【図11】操作部の正面図である。
【符号の説明】
(10) マッサージ機 (28) マッサージユニット (32) 昇降モータ (37) 制御回路 (51) 揉み軸 (55) マッサージモータ (70) 揉み玉
フロントページの続き (72)発明者 松下 丈也 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 松岡 和広 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ステップの動作パラメータに基づく動
    作をステップ順に施療子に実行させるプログラム式のマ
    ッサージ機において、動作パラメータの1つは施療強さ
    であって、被施療者の施療部位を肩部、背部、腰部の3
    つに分けると、施療子の施療強さは、肩部、背部、腰部
    の順に弱なる様に設定されているマッサージ機。
  2. 【請求項2】 施療強さとは動作スピードであり、施療
    子が肩部に対応しているときが施療子の動作スピードが
    一番速く、腰部に対応しているときが一番遅く設定され
    ている請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 【請求項3】 施療強さとは動作回数であり、施療子が
    肩部に対応しているときが施療子の動作回数が一番多
    く、腰部に対応しているときが一番少なく設定されてい
    る請求項1に記載のマッサージ機。
  4. 【請求項4】 施療強さとは動作時間であり、施療子が
    肩部に対応しているときが施療子の動作時間が一番長
    く、腰部に対応しているときが一番短く設定されている
    請求項1に記載のマッサージ機。
  5. 【請求項5】 叩きマッサージに実施した請求項1乃至
    4の何れかに記載のマッサージ機。
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