JPH10294962A - 無線通信回線切替方式 - Google Patents

無線通信回線切替方式

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JPH10294962A
JPH10294962A JP9100331A JP10033197A JPH10294962A JP H10294962 A JPH10294962 A JP H10294962A JP 9100331 A JP9100331 A JP 9100331A JP 10033197 A JP10033197 A JP 10033197A JP H10294962 A JPH10294962 A JP H10294962A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動機が回線交換サービスエリアとパケット
交換サービスエリアとの間を移動した場合に、オペレー
タによる移動機の回線切替を行うことなく、継続して通
信を行うことができるとともに、パケットデータ通信の
用途に最適な無線回線を選択することができる無線通信
回線切替方式を提供すること。 【解決手段】 パケット移動機3において、通信用チャ
ネル4を介した基地局6との間でのデータの送受信とパ
ケット通信用チャネル5を介したパケット基地局7との
間でのデータの送受信とが、予め決められた条件が満た
された場合に自動的に切り換えられて行われる構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信回線切替
方式に関し、特に、デジタル方式自動車電話システムに
おけるパケットデータ通信の通信チャネル切替方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の無線通信回線切替方
式は、デジタル方式自動車電話システムにおいて、移動
局が無線ゾーン間やゾーン内セクタ間を移動する場合
や、使用している無線回線の受信品質が劣悪な場合など
に、移動先の無線回線または品質のよい無線回線に切り
替えることにより通信を継続することを目的として用い
られている。
【0003】例えば、デジタル方式自動車電話システム
標準規格RCR STD−27Eには、回線交換で使用
される音声やファクシミリ情報などのユーザ情報やユー
ザ制御情報を転送する情報チャネル(トラヒックチャネ
ル:TCH)のチャネル切替技術が、また、同規格RC
R STD−27には、パケット交換で使用される制御
信号情報やユーザパケットを伝送するユーザパケットチ
ャネル(UPCH)のチャネル切替技術がそれぞれ記載
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無線通信回線切替方式においては、以下に記載するよう
な問題点がある。
【0005】(1)回線交換サービスとパケット交換サ
ービスの両サービスを提供するデジタル方式自動車電話
システムにおいては、サービス毎にデータの処理方法が
異なり、また、移動機による周辺ゾーンの監視は、同一
サービスの無線回線のみが監視対象とされているため、
回線交換サービスで使用される通信用チャネルとパケッ
ト交換サービスで使用されるパケット通信用チャネルと
の相互チャネル切替を行うことができない。
【0006】(2)転送されるデータ量やアプリケーシ
ョン等を判定する手段がないため、通信目的に最適な無
線回線を移動機が自動的に選択することができず、通
常、オペレータによって回線交換用移動機またはパケッ
ト交換用移動機が選択されている。
【0007】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、移動機が回
線交換サービスエリアとパケット交換サービスエリアと
の間を移動した場合に、オペレータによる移動機の回線
切替を行うことなく、継続して通信を行うことができる
とともに、パケットデータ通信の用途に最適な無線回線
を選択することができる無線通信回線切替方式を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、通信動作が行われる移動可能なパケット移
動機と、該パケット移動機におけるデータの送受信を制
御するパケット端末と、前記パケット移動機と前記パケ
ット端末とのインターフェース手段となるアダプタと、
回線交換方式にて前記パケット移動機との間でデータの
送受信を行う基地局と、パケット交換方式にて前記パケ
ット移動機との間でデータの送受信を行うパケット基地
局と、インターネット網に接続され、前記基地局及び前
記パケット基地局に対するスイッチングを行う交換機と
を有してなる無線通信回線方式において、前記パケット
移動機は、前記回線交換方式による前記基地局との間で
のデータの送受信と、前記パケット交換方式による前記
パケット基地局との間でのデータの送受信とを、予め決
められた条件が満たされた場合に自動的に切り換えるこ
とを特徴とする。
【0009】また、前記パケット移動機は、前記パケッ
ト交換方式による前記パケット基地局との間でのデータ
の送受信中にパケットサービスエリア外に移動した場合
に、前記パケット交換方式による前記パケット基地局と
の間でのデータの送受信を前記回線交換方式による前記
基地局との間でのデータの送受信に自動的に切り換える
ことを特徴とする。
【0010】また、前記アダプタは、前記パケット端末
あるいは前記パケット移動機から送信されたデータが一
時的に蓄積されるバッファと、前記回線交換方式におけ
るデータ転送速度と前記パケット交換方式におけるデー
タの実行転送速度とを比較するデータ処理部と、該デー
タ処理部において前記回線交換方式におけるデータ転送
速度が前記パケット交換方式におけるデータの実行転送
速度よりも速いと判断された場合に、前記バッファに蓄
積されているデータ量が予め決められた基準値よりも大
きいか否かを判定するバッファ量判定部と、該バッファ
量判定部において前記バッファに蓄積されたデータ量が
予め決められた基準値より大きいと判定された場合に、
前記パケット移動機に対して回線交換の切替要求を送出
するデータ制御部とを有し、前記パケット移動機は、前
記パケット交換方式による前記パケット基地局との間で
のデータの送受信中において前記データ制御部から送出
される切替要求に基づいて、前記パケット交換方式によ
る前記パケット基地局との間でのデータの送受信を前記
回線交換方式による前記基地局との間でのデータの送受
信に自動的に切り換えることを特徴とする。
【0011】また、前記パケット移動機は、前記基地局
から送信されてきたデータを受信する受信部と、該受信
部にて受信されたデータを復調する復調部と、送信すべ
きデータの処理を行うパケット処理部と、前記復調部に
て復調されたデータを前記パケット処理部に対して出力
するとともに、前記パケット処理部にて処理されたデー
タを出力する交換制御部と、該交換制御部から出力され
たデータを変調する変調部と、該変調部にて変調された
データを前記基地局に対して送信する送信部と、前記復
調部にて復調されたデータに基づいて、使用無線回線の
検波及び周辺ゾーンの無線回線の状況を判断する検波制
御部と、前記アダプタとのインターフェースを行うアダ
プタインタフェース部と、前記検波制御部における判断
結果あるいは前記アダプタインタフェース部を介して前
記アダプタから入力されてくる指示に基づいて前記パケ
ット処理部の動作を切り換える制御部とを有することを
特徴とする。
【0012】また、前記パケット処理部は、前記アダプ
タインタフェース部を介して入力されるデータが一時的
に蓄積されるバッファと、前記パケット交換方式に対応
したデータ処理を行うパケット用処理部と、前記回線交
換方式に対応したデータ処理を行う回線用処理部と、前
記制御部における制御によって前記パケット用処理部と
前記回線用処理部との切り替えを行う切替制御部と、前
記交換制御部と前記パケット用処理部及び前記回線用処
理部との間のデータのやりとりを行う回線制御部とを有
することを特徴とする。
【0013】また、前記アダプタは、前記パケット端末
あるいは前記パケット移動機から送信されたデータが一
時的に蓄積されるバッファと、該バッファに蓄積されて
いるデータ量を判定するバッファ量判定部と、該バッフ
ァ量判定部において前記バッファに蓄積されたデータ量
が0になったことが判定された場合に、前記パケット移
動機に対して回線交換の切替要求を送出するデータ制御
部とを有し、前記パケット移動機は、前記回線交換方式
による前記基地局との間でのデータの送受信中において
前記データ制御部から送出される切替要求に基づいて、
前記回線交換方式による前記基地局との間でのデータの
送受信を前記パケット交換方式による前記パケット基地
局との間でのデータの送受信に自動的に切り換えること
を特徴とする。
【0014】また、前記パケット移動機は、前記基地局
から送信されてきたデータを受信する受信部と、該受信
部にて受信されたデータを復調する復調部と、送信すべ
きデータの処理を行うパケット処理部と、前記復調部に
て復調されたデータを前記パケット処理部に対して出力
するとともに、前記パケット処理部にて処理されたデー
タを出力する交換制御部と、該交換制御部から出力され
たデータを変調する変調部と、該変調部にて変調された
データを前記基地局に対して送信する送信部と、前記復
調部にて復調されたデータに基づいて、使用無線回線の
検波及び周辺ゾーンの無線回線の状況を判断する検波制
御部と、前記アダプタとのインターフェースを行うアダ
プタインタフェース部と、前記検波制御部における判断
結果あるいは前記アダプタインタフェース部を介して前
記アダプタから入力されてくる指示に基づいて前記パケ
ット処理部の動作を切り換える制御部とを有することを
特徴とする。
【0015】また、前記パケット処理部は、前記アダプ
タインタフェース部を介して入力されるデータが一時的
に蓄積されるバッファと、前記パケット交換方式に対応
したデータ処理を行うパケット用処理部と、前記回線交
換方式に対応したデータ処理を行う回線用処理部と、前
記制御部における制御によって前記パケット用処理部と
前記回線用処理部との切り替えを行う切替制御部と、前
記交換制御部と前記パケット用処理部及び前記回線用処
理部との間のデータのやりとりを行う回線制御部とを有
することを特徴とする。
【0016】また、前記パケット移動機から送信された
データの前記インターネット網への送信処理及び受信処
理を行う機能を具備するインタワーキング装置を有し、
該インタワーキング装置は、前記インターネット網から
送信されたデータが一時的に蓄積されるバッファと、前
記回線交換方式におけるデータ転送速度と前記パケット
交換方式におけるデータの実行転送速度とを比較するデ
ータ処理部と、該データ処理部において前記回線交換方
式におけるデータ転送速度が前記パケット交換方式にお
けるデータの実行転送速度よりも速いと判断された場合
に、前記バッファに蓄積されているデータ量が予め決め
られた基準値よりも大きいか否かを判定するバッファ量
判定部と、該バッファ量判定部において前記バッファに
蓄積されたデータ量が予め決められた基準値より大きい
と判定された場合に、前記パケット移動機に対して回線
交換の切替要求を送出するデータ制御部とを有し、前記
パケット移動機は、前記パケット交換方式による前記パ
ケット基地局との間でのデータの送受信中において前記
データ制御部から送出される切替要求に基づいて、前記
パケット交換方式による前記パケット基地局との間での
データの送受信を前記回線交換方式による前記基地局と
の間でのデータの送受信に自動的に切り換えることを特
徴とする。
【0017】また、前記パケット移動機から送信された
データの前記インターネット網への送信処理及び受信処
理を行う機能を具備するインタワーキング装置を有し、
該インタワーキング装置は、前記インターネット網から
送信されたデータが一時的に蓄積されるバッファと、該
バッファに蓄積されているデータ量を判定するバッファ
量判定部と、該バッファ量判定部において前記バッファ
に蓄積されたデータ量が0になったことが判定された場
合に、前記パケット移動機に対して回線交換の切替要求
を送出するデータ制御部とを有し、前記パケット移動機
は、前記回線交換方式による前記基地局との間でのデー
タの送受信中において前記データ制御部から送出される
切替要求に基づいて、前記回線交換方式による前記基地
局との間でのデータの送受信を前記パケット交換方式に
よる前記パケット基地局との間でのデータの送受信に自
動的に切り換えることを特徴とする。
【0018】また、前記アダプタは、前記パケット端末
から送信されてくるデータ中のプロトコルを解析するデ
ータ処理部と、該データ処理部における解析結果に基づ
いて、前記パケット移動機に対して回線交換の切替要求
を送出するデータ制御部とを有し、前記パケット移動機
は、前記データ制御部から送出される切替要求に基づい
て、前記パケット交換方式による前記パケット基地局と
の間でのデータの送受信と前記回線交換方式による前記
基地局との間でのデータの送受信とを自動的に切り換え
ることを特徴とする。
【0019】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、パケット移動機において、回線交換方式によ
る基地局との間でのデータの送受信とパケット交換方式
によるパケット基地局との間でのデータの送受信とが、
予め決められた条件が満たされた場合に自動的に切り換
えられて行われるので、パケット移動機が回線交換サー
ビスエリアとパケット交換サービスエリアとの間を移動
した場合に、オペレータによる移動機の回線切替を行う
ことなく、継続して通信が行われる。
【0020】また、パケット交換時のデータ転送速度が
回線交換時のデータ転送速度よりも遅いと判定されたと
きに、バッファに蓄積されているデータ量が判定され、
データ量が基準値よりも大きいと判定されたときにパケ
ット移動機の回線切替を行う場合は、パケットデータ通
信の用途に最適な無線回線が選択される。
【0021】また、アプリケーションプロトコルに基づ
いてパケット移動機の回線切替を行う場合も、パケット
データ通信の用途に最適な無線回線が選択される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0023】(第1の実施の形態)図1は、本発明の無
線通信回線切替方式の実施の一形態を示すシステム構成
図である。
【0024】本形態は図1に示すように、通信動作が行
われる移動可能なパケット移動機3と、パケット移動機
3におけるデータの送受信を制御するDTE(Data Ter
minal Equipment)のパケット端末1と、パケット移動
機3とパケット端末1とのインターフェース手段となる
アダプタ2と、通信用チャネル4を介してパケット移動
機3との間で回線交換用データの送受信を行うとともに
通信用チャネル4の監視を行う基地局6と、パケット通
信用チャネル5を介してパケット移動機3との間でパケ
ット交換用データの送受信を行うとともにパケット通信
用チャネル5の監視を行うパケット基地局7と、基地局
6及びパケット基地局7に対するスイッチングを行う交
換機8と、加入者情報や移動機情報が登録されているロ
ケーションレジスタ9と、パケット移動機3から送信さ
れたデータのインターネット網11への送信処理及び受
信処理を行う機能を有するパケットインタワーキング装
置10とから構成されている。なお、インターネット網
11を除くすべての構成は複数から成っていてもよい。
【0025】上記のように構成されたシステムにおいて
は、パケット移動機3において、IPアドレスが取得さ
れ、インターネット網11に接続されている端末との間
でIPパケットの送受信が行われる。なお、パケット移
動機3のIPアドレスは、既得済みのIPアドレスで
も、通信開始時に網側から割り当てられるIPアドレス
でもよい。また、このIPアドレスは、システム内での
みユニークなプライベートアドレスでも、世界的にユニ
ークなグローバルアドレスでもよい。
【0026】図2は、図1に示したアダプタ2の第1の
実施の形態を示すブロック図である。
【0027】本形態におけるアダプタ2は図2に示すよ
うに、パケット端末1とのインターフェースを行う端末
インターフェース12と、パケット移動機3とのインタ
ーフェースを行う移動機インターフェース16と、パケ
ット端末1あるいはパケット移動機3から送信されたデ
ータが一時的に蓄積されるバッファ13と、パケット移
動機3から送信された制御信号及びデータ信号を処理す
るデータ制御部14及びデータ処理部15とから構成さ
れている。
【0028】上記のように構成されアダプタ2において
は、データ制御部14及びデータ処理部15において、
パケット移動機1から送信されてくるクロックやフレー
ムパルスに基づいてパケットデータの送受信が制御され
ている。
【0029】図3は、図1に示したパケット移動機3の
実施の一形態を示すブロック図である。
【0030】本形態におけるパケット移動機3は図3に
示すように、基地局6またはパケット基地局7から送信
されてきたデータを受信する受信部17と、受信部17
にて受信されたデータを復調する復調部19と、送信す
べきデータの処理を行うパケット処理部24と、復調部
19にて復調されたデータをパケット処理部24に対し
て出力するとともに、パケット処理部24にて処理され
たデータを出力する交換制御部22と、交換制御部22
から出力されたデータを変調する変調部21と、変調部
21にて変調されたデータを基地局6またはパケット基
地局7に対して送信する送信部18と、復調部19にて
復調されたデータに基づいて、使用無線回線の検波及び
周辺ゾーンの無線回線の状況を判断する検波制御部20
と、アダプタ2とのインターフェースを行うアダプタイ
ンタフェース部20と、検波制御部20における判断結
果あるいはアダプタインタフェース部29を介してアダ
プタ2から入力されてくる指示に基づいてパケット処理
部24の動作を切り換える制御部23とから構成されて
おり、パケット処理部24には、アダプタインタフェー
ス部29を介して入力されるデータが一時的に蓄積され
るバッファ30と、パケット通信用チャネル5のフレー
ムフォーマットに対応したデータ処理を行うパケット用
処理部26と、通信用チャネル4のフレームフォーマッ
トに対応したデータ処理を行う回線用処理部27と、制
御部23の制御によってパケット用処理部26と回線用
処理部27との切り替えを行う切替制御部28と、交換
制御部22とパケット用処理部26及び回線用処理部2
7との間のデータのやりとりを行う回線制御部25とが
設けられている。
【0031】上記のように構成されたパケット移動機3
においては、検波制御部20において、使用している無
線回線の状態が測定されて、無線回線の状態が、予め決
められたしきい値以下の場合は、チャネル切替要求信号
が基地局6またはパケット基地局7に対して送信され、
チャネル切替が許可されると、切替先回線を使用するこ
とにより通信が継続して行われる。
【0032】ここで、通信用チャネル4を介して基地局
6と通信を行う場合は、回線用処理部27にて通信用チ
ャネルフレームフォーマットに従ったデータ処理が行わ
れ、パケット通信用チャネル5を介してパケット基地局
7と通信を行う場合は、パケット用処理部26にてパケ
ット通信用チャネルフレームフォーマットに従ったデー
タ処理が行われる。なお、パケット処理部24内におけ
る処理切替は、検波制御部20から制御部23へ通知さ
れた回線種別に基づいて、制御部23から切替制御部2
8に対して指示される。
【0033】図4は、図3に示したパケット移動機3の
無線回線切替時の動作を説明するためのフローチャート
である。
【0034】まず、検波制御部20において、使用中の
パケット通信チャネルの電界強度が測定され、測定され
た電界強度がしきい値に達しているかが定期的に判断さ
れる(ステップS1)。
【0035】ステップS1において、測定された電界強
度がしきい値以上であると判断されると、使用中の回線
がそのまま継続して使用され、その時点からタイマが起
動する(ステップS2)。
【0036】ステップS2におけるタイマ起動後、所定
の時間が経過すると、タイムアウトとしてステップS1
に戻る(ステップS3)。
【0037】一方、ステップS1において、測定された
電界強度がしきい値未満であると判断されると、無線回
線の切替が必要になり、切替先無線回線として周辺ゾー
ンに使用可能なパケット通信用チャネルがあるかが検索
される(ステップS4)。
【0038】ステップS4において通信可能なパケット
通信用チャネルがないと判断されると、周辺ゾーンに使
用可能な通信用チャネルがあるかが検索される(ステッ
プS5)。
【0039】ステップS5において通信可能な通信用チ
ャネルがあることが検索されると、パケット基地局7
(図1参照)に対して無線回線の切替要求が送信され、
新しい通信用チャネルへの切り替えが行われる(ステッ
プS6)。
【0040】ステップS6において新しい通信用チャネ
ルへの切り替えが行われると、その時点からタイマが起
動する(ステップS7)。
【0041】ステップS7におけるタイマ起動後、所定
の時間が経過すると(ステップS8)、周辺ゾーンに使
用可能なパケット通信用チャネルがあるかが検索される
(ステップS9)。
【0042】ステップS9またはステップS4において
通信可能なパケット通信用チャネルがあることが検索さ
れると、パケット基地局7(図1参照)に対して通信回
線の切替要求が送信され、新しいパケット通信用チャネ
ルへの切り替えが行われる(ステップS10)。
【0043】ステップS10において新しいパケット通
信用チャネルへの切り替えが行われると、ステップS2
に移行してタイマが起動する。
【0044】一方、ステップS9において通信可能なパ
ケット通信用チャネルがないと判断されると、使用中の
パケット通信チャネルの電界強度が測定され、測定され
た電界強度がしきい値に達しているかが判断される(ス
テップS11)。
【0045】ステップS11において、測定された電界
強度がしきい値以上であると判断された場合はステップ
S2に戻り、また、測定された電界強度がしきい値未満
であると判断された場合はステップS5に戻る。
【0046】ステップS5において通信可能な通信用チ
ャネルがないと判断されると、システムのサービスエリ
ア外とみなされて通信終了となる(ステップS12)。
【0047】図5は、図1に示したシステムが適用され
る無線エリアの実施の一形態を示す図であり、(a)は
基地局6の無線サービスエリアを示す図、(b)はパケ
ット基地局7の無線サービスエリアを示す図、(c)は
システム全体のサービスエリアを示す図である。
【0048】図5に示すように、基地局6のサービスエ
リアとパケット基地局7のサービスエリアとが適宜、配
置されることにより、システム全体のサービスエリアが
構成されている。
【0049】図5(c)のPA1,PA2で示される圏
内がパケット基地局7のサービスエリアであり、このサ
ービスエリアにパケット移動機3が存圏する場合、パケ
ット移動機3とパケット基地局7との間でパケット通信
用チャネル5を介してユーザデータの送受信が行われ
る。
【0050】また、図5(c)のLA1からLA18で
示される圏内が回線交換に対応した基地局6のサービス
エリアであり、このサービスエリアにパケット移動機3
が在圏する場合、パケット移動機3と基地局6との間で
通信用チャネル4を介してユーザデータの送受信が行わ
れる。
【0051】ここで、パケット移動機3がLA1からL
A2へ移動した場合や、PA1からPA2へ移動した場
合は、無線回線の切替が必要となる。
【0052】また、図5(a),(b)に示すように、
基地局6及びパケット基地局7はともに3セクタ構成に
なっており、セクタ間を移動する時にも無線回線の切替
が必要となる。
【0053】(第2の実施の形態)図6は、図1に示し
たアダプタ2の第2の実施の形態を示すブロック図であ
る。
【0054】本形態におけるアダプタ2は図6に示すよ
うに、図2に示したものと比べて、バッファ13に蓄積
されているデータ量を検出し、検出したデータ量を、予
め決められた基準値と比較して、検出したデータ量が基
準値よりも多いか少ないかを判定するバッファ量判定部
33が設けられている点のみが異なるものである。な
お、基準値においては、あるデータが回線交換で送信さ
れたときに課金される金額と、パケット交換で送信され
たときに課金される金額とが等しくなるデータ量とす
る。
【0055】以下に、上記のように構成されたアダプタ
を用いた無線回線の切替動作について図1、図3及び図
6を用いて説明する。
【0056】パケット移動機3にてパケット交換方式を
用いて通信が行われている場合に、データ処理部15に
おいて、一定時間に送信されたパケット数に基づいてデ
ータの実効転送速度が判定される。
【0057】そして、この転送速度が回線交換時の転送
速度よりも遅いと判定された場合、バッファ量判定部3
3において、バッファ13の蓄積データ量が予め決めら
れた基準値よりも大きいか否かが判定される。バッファ
13に蓄積されたデータ量が、予め決められた基準値よ
り大きいと判定されると、データ制御部14によって、
移動機インタフェース16を介してパケット移動機3の
制御部23に対して回線交換への切替要求が送出され
る。
【0058】すると、パケット移動機3の制御部23に
おいて、検波制御部20に対して通信用チャネルを捕捉
する旨の指示が送出される。
【0059】捕捉後、回線交換方式にて通信が継続して
行われるが、バッファ13に蓄積されるデータの量が0
になると、データ制御部14によって、移動機インタフ
ェース16を介してパケット移動機3の制御部23に対
してパケット交換への切替要求が送出される。
【0060】すると、パケット移動機3の制御部23に
おいて、検波制御部20に対してパケット通信用チャネ
ルを捕捉する旨の指示が送出される。
【0061】同様に、インタワーキング装置10におい
ても、データ制御部、データ処理部、バッファ及びバッ
ファ量判定部が設けられており、交換機8に送信された
パケット数に基づいて実効転送速度が測定され、実効転
送速度が回線交換時の転送速度よりも遅い場合、インタ
ーネット網11から送信された蓄積データ量が基準値よ
りも大きいか否かが判定される。データ量が基準値より
大きいと判定されると、交換機8および基地局6を介し
て、パケット移動機3へチャネル切替指示が送信され
る。
【0062】すると、パケット移動機3において、通信
回線が通信用チャネルに切り替えられて通信が行われ
る。その後、インタワーキング装置10のバッファ(不
図示)に蓄積されたデータの量が0になると、パケット
移動機3に対してパケット通信用チャネルへ切り替える
旨の指示が送出される。
【0063】本形態においては、大量のデータが発生し
た場合等において、転送効率を向上させることができる
という効果がある。
【0064】(第3の実施の形態)図2に示したアダプ
タのデータ処理部15において、パケット端末1(図1
参照)から送信されてくるデータ中のプロトコルが解析
される。
【0065】プロトコルの解析の結果、ファイル転送、
例えばFTPに代表されるまとまったデータが一度に送
受信されるような場合は、回線交換方式で通信接続を行
う旨の指示がデータ処理部15からデータ制御部14に
通知される。
【0066】また、ホームページアクセス、例えばHT
TPやTELNETに代表される少量のデータが何度に
も分けて送受信されるような場合は、パケット交換方式
で通信接続を行う旨の指示がデータ処理部15からデー
タ制御部14に通知される。
【0067】すると、データ制御部14において、移動
機インタフェース16を介してパケット移動機3から制
御部23に対して要求される交換方式にて通信を行う要
求が送出される。その後、制御部23において、検波制
御部20へ要求された回線を捕捉する旨の指示が行われ
る。
【0068】本形態においては、アプリケーションに適
正な回線を選択することによって無線回線を効率的に使
用することができるという効果がある。
【0069】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する。
【0070】なお、本実施例の構成は基本的に図1に示
したものと同様であり、パケット端末1はパーソナルコ
ンピュータ(PC)であり、アダプタ2は、RS232
CインタフェースまたはPCMCIAによってパケット
端末1と接続されるとともに、パケット移動機3とは専
用インタフェースで接続されている。
【0071】図7は、回線交換サービスとパケット交換
サービスとを併用することができるデジタル方式自動車
電話システムのサービスエリアを示す図である。
【0072】以下に、本実施例における動作について図
1〜図4及び図6〜図8を参照して説明する。
【0073】図7において、移動局MSはLA10方向
に移動しており、PA1のサービスエリア内でパケット
通信用チャネル4が使用されてIPパケットデータ通信
が開始されている。
【0074】まず、無線回線の状態監視及び切替方法に
ついて図4を参照して説明する。
【0075】ステップS1において、パケット移動機3
の検波制御部20にて、一定周期でパケット通信用チャ
ネル5の回線状態が検波されている。ここで、移動局M
SがPA1のサービスエリア外に移動すると、パケット
通信用チャネル5の電界強度は、予め決められたしきい
値よりも小さくなる。
【0076】パケット通信用チャネル5の電界強度がし
きい値よりも小さくなると、ステップS4において、パ
ケット通信用チャネル5上で監視されていた周辺ゾーン
の中で使用可能なパケット通信用チャネルが検索され
る。しかし、移動先では基地局のサービスエリアLA1
0が存在するのみであり、パケットのサービスが行われ
ていない。切替先となるパケット通信用チャネル5が存
在しないため、ステップS5において、周辺ゾーンの中
で使用可能な通信用チャネル4が検索され、検索結果の
情報がパケット移動機3に与えられる。この場合、LA
10の通信用チャネル4が使用可能であるので、LA1
0をサービスエリアとしている基地局6に対してパケッ
ト移動機3からチャネル切替要求が送出される。
【0077】基地局6及び交換機8においてパケット交
換機3から送出されたチャネル切替要求が受信される
と、基地局6からパケット移動機3に対してチャネル切
替指示が送出されるとともに、交換機8によって、パケ
ット移動機3にて通信用チャネル5を用いてIPパケッ
ト通信が行われることがロケーションレジスタ9に格納
される。
【0078】これにより、パケット移動機3から送出さ
れたデータがパケットインタワーキング装置10に伝送
される。
【0079】パケットインタワーキング装置10におい
て、IPパケット通信が通信用チャネル4を介して行わ
れていることが認識されると、無線プロトコルの終端処
理が行われる。
【0080】それにより、パケット移動機3において、
通信用チャネル4を用いてIPパケットデータ通信が継
続して行われる。
【0081】図8は、本発明の無線通信回線切替方式に
おける無線回線フレームフォーマットを示す図であり、
(a)は通信用チャネルにおけるフォーマットを示す
図、(b)はパケット通信用チャネルにおけるフォーマ
ットを示す図である。
【0082】図3及び図8を参照して、パケット移動機
3のパケット通信用チャネル5から通信用チャネル4へ
のチャネルの切り替え動作についてさらに詳細に説明す
る。
【0083】検波制御部20において、使用されている
無線回線の品質測定及び周辺ゾーンの無線回線の状況が
監視されている。パケット通信用チャネル5が使用され
ている間は、パケット用処理部26にて図8(b)に示
すパケット通信用チャネルフレームのCACにユーザデ
ータが、その他に各種制御コードがそれぞれ配列されて
いる。
【0084】検波制御部20において、パケット通信用
チャネル4の電界強度がしきい値より低くなったことが
検出されると、パケット通信用チャネル4上の周辺ゾー
ン情報から使用可能なパケット通信用チャネル4が検索
される。
【0085】そして、使用可能なパケット通信用チャネ
ル4が存在しないので、報知情報の周辺ゾーン情報から
使用可能な通信用チャネル5が検索される。
【0086】使用可能な通信用チャネル5が検索される
と、変調部21及び送信部18を介して検波制御部20
から基地局6へチャネル切替要求が送出され、基地局6
から受信部17及び復調部19を介してチャネル切替指
示が受信されると、無線回線が通信用チャネルに変更に
なることが検波制御部20から制御部23へ通知され
る。
【0087】すると、制御部23において、切替制御部
28に対して回線用処理部27への処理の切替の指示が
行われるとともに、検波制御部20に対してチャネル切
替指示に対する確認信号を送出する旨の指示が行われ
る。
【0088】切替に際して、送出されなかったIPデー
タパケットは、再度、回線用処理部27にて処理され
る。
【0089】通信用チャネル4にチャネルが切り替わっ
た後は、回線用処理部27にて図8(a)に示す通信用
チャネルフレームのTCH(FACCH)にユーザデー
タが、その他に各種制御コードがそれぞれ配列されてい
る。ここで、パケット通信用チャネル5の上りフレーム
においては、ユーザデータ部分が通信用チャネル4に比
べて4ビット多いが、これは、パケット移動機3で
“0”が4ビット付加されているかいないかの違いであ
り、パケット基地局7で“0”は取り除かれ、224ビ
ットのデータとして処理される。
【0090】次に、移動局MSにおいて、LA10のサ
ービスエリア内で通信用チャネル4が使用されてIPパ
ケットデータ通信が行われており、移動局MSがPA1
のサービスエリア内へ移動する。このときのパケット移
動機3の通信用チャネル4からパケット通信用チャネル
5へのチャネルの切り替え動作について図4を用いて説
明する。
【0091】ステップS9において、一定周期毎に、使
用可能なパケット通信用チャネル5が検索され、その検
索情報がパケット移動機3の検波制御部20に与えられ
る。
【0092】そして、しきい値より大きな電界強度を有
するパケット通信用チャネル5が存在するので、PA1
をサービスエリアとしているパケット基地局7に対して
パケット移動機3からチャネル切替要求が送出される。
【0093】基地局6及び交換機8においてパケット交
換機3から送出されたチャネル切替要求が受信される
と、基地局6からパケット移動機3に対してチャネル切
替指示が送出されるとともに、交換機8によって、パケ
ット移動機3にてパケット通信用チャネル4を用いてI
Pパケット通信が行われることがロケーションレジスタ
9に格納される。
【0094】これにより、パケット移動機3から送出さ
れたデータがパケットインタワーキング装置10に伝送
される。
【0095】パケットインタワーキング装置10におい
て、IPパケット通信がパケット通信用チャネル5を介
して行われていることが認識されると、無線プロトコル
の終端処理が行われない。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
パケット移動機において、回線交換方式による基地局と
の間でのデータの送受信とパケット交換方式によるパケ
ット基地局との間でのデータの送受信とが、予め決めら
れた条件が満たされた場合に自動的に切り換えられて行
われる構成としたため、パケット移動機が回線交換サー
ビスエリアとパケット交換サービスエリアとの間を移動
した場合に、オペレータによる移動機の回線切替を行う
ことなく、継続して通信を行うことができる。
【0097】また、パケット交換時のデータ転送速度が
回線交換時のデータ転送速度よりも遅いと判定されたと
きに、バッファに蓄積されているデータ量が判定され、
データ量が基準値よりも大きいと判定されたときにパケ
ット移動機の回線切替を行う構成とした場合は、パケッ
トデータ通信の用途に最適な無線回線を選択することが
できる。
【0098】また、アプリケーションプロトコルに基づ
いてパケット移動機の回線切替を行う構成とした場合
も、パケットデータ通信の用途に最適な無線回線を選択
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線通信回線切替方式の実施の一形態
を示すシステム構成図である。
【図2】図1に示したアダプタの第1の実施の形態を示
すブロック図である。
【図3】図1に示したパケット移動機の実施の一形態を
示すブロック図である。
【図4】図3に示したパケット移動機の無線回線切替時
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】図1に示したシステムが適用される無線エリア
の実施の一形態を示す図であり、(a)は基地局の無線
サービスエリアを示す図、(b)はパケット基地局の無
線サービスエリアを示す図、(c)はシステム全体のサ
ービスエリアを示す図である。
【図6】図1に示したアダプタの第2の実施の形態を示
すブロック図である。
【図7】回線交換サービスとパケット交換サービスとを
併用することができるデジタル方式自動車電話システム
のサービスエリアを示す図である。
【図8】本発明の無線通信回線切替方式における無線回
線フレームフォーマットを示す図であり、(a)は通信
用チャネルにおけるフォーマットを示す図、(b)はパ
ケット通信用チャネルにおけるフォーマットを示す図で
ある。
【符号の説明】
1 パケット端末 2 アダプタ 3 パケット移動機 4 通信用チャネル 5 パケット通信用チャネル 6 基地局 7 パケット基地局 8 交換機 9 ロケーションレジスタ 10 パケットインタワーキング装置 11 インターネット網 12 端末インタフェース部 13 バッファ 14 データ制御部 15 データ処理部 16 移動機インタフェース部 17 受信部 18 送信部 19 復調部 20 検波制御部 21 変調部 22 交換制御部 23 制御部 24 パケット処理部 25 回線制御部 26 パケット用処理部 27 回線用処理部 28 切替制御部 29 アダプタインタフェース部 30 バッファ 33 バッファ量判定部 LA1〜LA18 基地局のサービスエリア PA1,PA2 パケット基地局のサービスエリア MS 基地局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 3/545

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信動作が行われる移動可能なパケット
    移動機と、 該パケット移動機におけるデータの送受信を制御するパ
    ケット端末と、 前記パケット移動機と前記パケット端末とのインターフ
    ェース手段となるアダプタと、 回線交換方式にて前記パケット移動機との間でデータの
    送受信を行う基地局と、 パケット交換方式にて前記パケット移動機との間でデー
    タの送受信を行うパケット基地局と、 インターネット網に接続され、前記基地局及び前記パケ
    ット基地局に対するスイッチングを行う交換機とを有し
    てなる無線通信回線方式において、 前記パケット移動機は、前記回線交換方式による前記基
    地局との間でのデータの送受信と、前記パケット交換方
    式による前記パケット基地局との間でのデータの送受信
    とを、予め決められた条件が満たされた場合に自動的に
    切り換えることを特徴とする無線通信回線切替方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の無線通信回線切替方式
    において、 前記パケット移動機は、前記パケット交換方式による前
    記パケット基地局との間でのデータの送受信中にパケッ
    トサービスエリア外に移動した場合に、前記パケット交
    換方式による前記パケット基地局との間でのデータの送
    受信を前記回線交換方式による前記基地局との間でのデ
    ータの送受信に自動的に切り換えることを特徴とする無
    線通信回線切替方式。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の無線通信回線切替方式
    において、 前記アダプタは、 前記パケット端末あるいは前記パケット移動機から送信
    されたデータが一時的に蓄積されるバッファと、 前記回線交換方式におけるデータ転送速度と前記パケッ
    ト交換方式におけるデータの実行転送速度とを比較する
    データ処理部と、 該データ処理部において前記回線交換方式におけるデー
    タ転送速度が前記パケット交換方式におけるデータの実
    行転送速度よりも速いと判断された場合に、前記バッフ
    ァに蓄積されているデータ量が予め決められた基準値よ
    りも大きいか否かを判定するバッファ量判定部と、 該バッファ量判定部において前記バッファに蓄積された
    データ量が予め決められた基準値より大きいと判定され
    た場合に、前記パケット移動機に対して回線交換の切替
    要求を送出するデータ制御部とを有し、 前記パケット移動機は、前記パケット交換方式による前
    記パケット基地局との間でのデータの送受信中において
    前記データ制御部から送出される切替要求に基づいて、
    前記パケット交換方式による前記パケット基地局との間
    でのデータの送受信を前記回線交換方式による前記基地
    局との間でのデータの送受信に自動的に切り換えること
    を特徴とする無線通信回線切替方式。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の無線通信回線切替方式
    において、 前記パケット移動機は、 前記基地局から送信されてきたデータを受信する受信部
    と、 該受信部にて受信されたデータを復調する復調部と、 送信すべきデータの処理を行うパケット処理部と、 前記復調部にて復調されたデータを前記パケット処理部
    に対して出力するとともに、前記パケット処理部にて処
    理されたデータを出力する交換制御部と、 該交換制御部から出力されたデータを変調する変調部
    と、 該変調部にて変調されたデータを前記基地局に対して送
    信する送信部と、 前記復調部にて復調されたデータに基づいて、使用無線
    回線の検波及び周辺ゾーンの無線回線の状況を判断する
    検波制御部と、 前記アダプタとのインターフェースを行うアダプタイン
    タフェース部と、 前記検波制御部における判断結果あるいは前記アダプタ
    インタフェース部を介して前記アダプタから入力されて
    くる指示に基づいて前記パケット処理部の動作を切り換
    える制御部とを有することを特徴とする無線通信回線切
    替方式。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の無線通信回線切替方式
    において、 前記パケット処理部は、 前記アダプタインタフェース部を介して入力されるデー
    タが一時的に蓄積されるバッファと、 前記パケット交換方式に対応したデータ処理を行うパケ
    ット用処理部と、 前記回線交換方式に対応したデータ処理を行う回線用処
    理部と、 前記制御部における制御によって前記パケット用処理部
    と前記回線用処理部との切り替えを行う切替制御部と、 前記交換制御部と前記パケット用処理部及び前記回線用
    処理部との間のデータのやりとりを行う回線制御部とを
    有することを特徴とする無線通信回線切替方式。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の無線通信回線切替方式
    において、 前記アダプタは、 前記パケット端末あるいは前記パケット移動機から送信
    されたデータが一時的に蓄積されるバッファと、 該バッファに蓄積されているデータ量を判定するバッフ
    ァ量判定部と、 該バッファ量判定部において前記バッファに蓄積された
    データ量が0になったことが判定された場合に、前記パ
    ケット移動機に対して回線交換の切替要求を送出するデ
    ータ制御部とを有し、 前記パケット移動機は、前記回線交換方式による前記基
    地局との間でのデータの送受信中において前記データ制
    御部から送出される切替要求に基づいて、前記回線交換
    方式による前記基地局との間でのデータの送受信を前記
    パケット交換方式による前記パケット基地局との間での
    データの送受信に自動的に切り換えることを特徴とする
    無線通信回線切替方式。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の無線通信回線切替方式
    において、 前記パケット移動機は、 前記基地局から送信されてきたデータを受信する受信部
    と、 該受信部にて受信されたデータを復調する復調部と、 送信すべきデータの処理を行うパケット処理部と、 前記復調部にて復調されたデータを前記パケット処理部
    に対して出力するとともに、前記パケット処理部にて処
    理されたデータを出力する交換制御部と、 該交換制御部から出力されたデータを変調する変調部
    と、 該変調部にて変調されたデータを前記基地局に対して送
    信する送信部と、 前記復調部にて復調されたデータに基づいて、使用無線
    回線の検波及び周辺ゾーンの無線回線の状況を判断する
    検波制御部と、 前記アダプタとのインターフェースを行うアダプタイン
    タフェース部と、 前記検波制御部における判断結果あるいは前記アダプタ
    インタフェース部を介して前記アダプタから入力されて
    くる指示に基づいて前記パケット処理部の動作を切り換
    える制御部とを有することを特徴とする無線通信回線切
    替方式。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の無線通信回線切替方式
    において、 前記パケット処理部は、 前記アダプタインタフェース部を介して入力されるデー
    タが一時的に蓄積されるバッファと、 前記パケット交換方式に対応したデータ処理を行うパケ
    ット用処理部と、 前記回線交換方式に対応したデータ処理を行う回線用処
    理部と、 前記制御部における制御によって前記パケット用処理部
    と前記回線用処理部との切り替えを行う切替制御部と、 前記交換制御部と前記パケット用処理部及び前記回線用
    処理部との間のデータのやりとりを行う回線制御部とを
    有することを特徴とする無線通信回線切替方式。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の無線通信回線切替方式
    において、 前記パケット移動機から送信されたデータの前記インタ
    ーネット網への送信処理及び受信処理を行う機能を具備
    するインタワーキング装置を有し、 該インタワーキング装置は、 前記インターネット網から送信されたデータが一時的に
    蓄積されるバッファと、 前記回線交換方式におけるデータ転送速度と前記パケッ
    ト交換方式におけるデータの実行転送速度とを比較する
    データ処理部と、 該データ処理部において前記回線交換方式におけるデー
    タ転送速度が前記パケット交換方式におけるデータの実
    行転送速度よりも速いと判断された場合に、前記バッフ
    ァに蓄積されているデータ量が予め決められた基準値よ
    りも大きいか否かを判定するバッファ量判定部と、 該バッファ量判定部において前記バッファに蓄積された
    データ量が予め決められた基準値より大きいと判定され
    た場合に、前記パケット移動機に対して回線交換の切替
    要求を送出するデータ制御部とを有し、 前記パケット移動機は、前記パケット交換方式による前
    記パケット基地局との間でのデータの送受信中において
    前記データ制御部から送出される切替要求に基づいて、
    前記パケット交換方式による前記パケット基地局との間
    でのデータの送受信を前記回線交換方式による前記基地
    局との間でのデータの送受信に自動的に切り換えること
    を特徴とする無線通信回線切替方式。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の無線通信回線切替方
    式において、 前記パケット移動機から送信されたデータの前記インタ
    ーネット網への送信処理及び受信処理を行う機能を具備
    するインタワーキング装置を有し、 該インタワーキング装置は、 前記インターネット網から送信されたデータが一時的に
    蓄積されるバッファと、 該バッファに蓄積されているデータ量を判定するバッフ
    ァ量判定部と、 該バッファ量判定部において前記バッファに蓄積された
    データ量が0になったことが判定された場合に、前記パ
    ケット移動機に対して回線交換の切替要求を送出するデ
    ータ制御部とを有し、 前記パケット移動機は、前記回線交換方式による前記基
    地局との間でのデータの送受信中において前記データ制
    御部から送出される切替要求に基づいて、前記回線交換
    方式による前記基地局との間でのデータの送受信を前記
    パケット交換方式による前記パケット基地局との間での
    データの送受信に自動的に切り換えることを特徴とする
    無線通信回線切替方式。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の無線通信回線切替方
    式において、 前記アダプタは、 前記パケット端末から送信されてくるデータ中のプロト
    コルを解析するデータ処理部と、 該データ処理部における解析結果に基づいて、前記パケ
    ット移動機に対して回線交換の切替要求を送出するデー
    タ制御部とを有し、 前記パケット移動機は、前記データ制御部から送出され
    る切替要求に基づいて、前記パケット交換方式による前
    記パケット基地局との間でのデータの送受信と前記回線
    交換方式による前記基地局との間でのデータの送受信と
    を自動的に切り換えることを特徴とする無線通信回線切
    替方式。
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