JPH102946A - 磁界センサ - Google Patents
磁界センサInfo
- Publication number
- JPH102946A JPH102946A JP8152069A JP15206996A JPH102946A JP H102946 A JPH102946 A JP H102946A JP 8152069 A JP8152069 A JP 8152069A JP 15206996 A JP15206996 A JP 15206996A JP H102946 A JPH102946 A JP H102946A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- light beam
- magnetic field
- probe
- polarization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measuring Magnetic Variables (AREA)
- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Abstract
ことができる磁界センサを提供する。 【解決手段】 本発明の磁界センサは、光源1と、これ
から出射される光線を受けて平行光線とする第1のレン
ズ系2と、これからの光線を受ける偏光分離器3と、こ
れを透過した光線を受けこの光線の偏波面を約22.5
度回転させて出射するバイアスファラデー回転子4と、
これからの光線を収束する第2のレンズ系5と、これか
らの光線を受けてこの光線に対して磁界により内部を進
行する光線の偏波面を回転させるファラデー回転プロー
ブ6と、これからの光線を反射する反射体7と、この反
射体7により反射される光線がファラデー回転プローブ
6と第2のレンズ系5とバイアスファラデー回転子4と
を透過して偏光分離器3により分離された後にこの光線
を受けて当該光線の偏波面の回転角度を検出する光検出
器8とを具備する。
Description
界センサに関し、特に半導体デバイス等を流れる電流に
よって発生する微小領域の磁界を検出する磁界センサに
関する。
にともない、半導体デバイスの電気的動特性の試験およ
び評価の必要性が増している。ここで、半導体デバイス
の内部を流れる電流を正確に検出するためには、該半導
体デバイスの内部を流れる電流に擾乱を与えることなく
計測することが必要であり、従って、非接触で該電流を
検出することが望ましい。
を流れる電流により被測定物が発生する電界を、電界セ
ンサを用いて、電気光学効果により光学的に検出するこ
とにより、該電流を計測していた。また、ここで用いら
れる電界センサは、電気光学プローブを有しており、か
つ、電気光学プローブにはLiNbO3 結晶が多く用い
られてきた。また、半導体デバイスなどの被測定物の内
部を流れる電流を間接的に検出するための電気光学プロ
ーブは、被測定物の電極から出るフリンジ電界によっ
て、これに近接させた電気光学プローブに使われる結晶
に複屈折が発生する現象をもって検出していた。
スの試験及び評価のためには、被測定物の内部を流れる
電流信号波形を該半導体デバイスの周辺に誘起される磁
界として検出する方が、前述の電界センサを用いてフリ
ンジ電界を測定することより、本質的であることは論を
待たない。
サはなかった。
に、被測定物の内部を流れる電流が誘起する微小領域に
おける磁界を検出することができる磁界センサを提供す
ることを目的とする。
決するために、光源と、この光源から出射される光線を
受けて平行光線とする第1のレンズ系と、この第1のレ
ンズ系からの光線を受ける偏光分離器と、この偏光分離
器を透過した光線を受けこの光線の偏波面を約22.5
度回転して出射するバイアスファラデー回転子と、この
バイアスファラデー回転子からの光線を収束する第2の
レンズ系と、この第2のレンズ系からの光線を受けてこ
の光線に対して磁界により内部を進行する光線の偏波面
を回転させるファラデー回転プローブと、このファラデ
ー回転プローブからの光線をこのファラデー回転プロー
ブの方向へ反射する反射体と、この反射体により反射さ
れる光線が前記ファラデー回転プローブと前記第2のレ
ンズ系と前記バイアスファラデー回転子とを透過して前
記偏光分離器により分離された後にこの光線を受けて当
該光線の偏波面の回転角度を検出する光検出器とを具備
する。
面に基いて詳細に説明する。
センサを示す概略図である。
ンサは、光源1と、第1のレンズ系2と、偏光分離器3
と、バイアスファラデー回転子4と、第2のレンズ系5
と、ファラデー回転プローブ6と、反射体7と、光検出
器8とを具備する。
デバイスなどの被測定物9に近くに配置される。前記第
1のレンズ系2は、光源1から出射される光線を受けて
平行光線とする。前記偏光分離器3は、第1のレンズ系
2からの光線を受ける。前記バイアスファラデー回転子
4は、偏光分離器3を透過した光線を受けこの光線の偏
波面を約22.5度回転させて出射する。前記第2のレ
ンズ系5は、バイアスファラデー回転子4からの光線を
収束する。前記ファラデー回転プローブ6は、第2のレ
ンズ系5からの光線を受けてこの光線に対して前記被測
定物9が発生している磁界により内部を進行する光線の
偏波面を回転させる。前記反射体7は、ファラデー回転
プローブ6からの光線をこのファラデー回転プローブ6
の方向へ反射する。この反射体7により反射される光線
が前記ファラデー回転プローブ6と前記第2のレンズ系
5と前記バイアスファラデー回転子4とを透過して前記
偏光分離器3により分離される。この偏光分離器3によ
り分離された光線を受けるように前記光検出器8が配置
されている。この光検出器8は、入射される光線の偏波
面の回転角度を検出する。
信号に変換してこの電気信号をアンプを介して表示装置
11に与える。
は、前記被測定物9が発生している磁界の強度に応じ
て、その往復の過程で偏波面が回転する。このファラデ
ー回転プローブ6を出射した光線は、第2のレンズ系5
によって再び平行光線となり、バイアスファラデー回転
子4を通過する際に偏波面がさらに約22.5度回転す
る。すなわち、バイアスファラデー回転子4を2回目に
通過した後の偏波面がこのバイアスファラデー回転子4
に最初に入射した光線の偏波面に対してなす角度は、2
回のバイアスファラデー回転子4の通過による回転角度
(約45度)と、ファラデー回転プローブ6による回転
角との和となる。したがって、前記光検出器8は、前記
ファラデー回転プローブ6が受ける磁界の強度に応じた
光線の偏波面の回転角度を検出する。
に変換され前記アンプ10によって増幅されて前記表示
装置11に入力される。この表示装置11には、ファラ
デー回転プローブ6が受ける磁界の強度に応じた出力が
表示される。
d1-x-y Mnx Hgy Te(0<x≦0.75であり、
0≦y≦1である。)で表される組成を有する単結晶で
構成することが望ましい。これは、前記ファラデー回転
プローブの結晶の組成がCd1-x-y Mnx Hgy Teで
表され、xが0.75を越えた場合には、光散乱が著し
いからである。
波長が810nmである光線を出射するレーザダイオー
ドで構成されている。また、4Oeの交流磁界強度変化
に対して、ファラデー回転プローブによる変調度は5×
10-4であった。なお、ファラデー回転プローブを構成
する結晶中の往復の過程での光の損失は4.2dBであ
った。
回転プローブとして用いた結晶(Cd0.79Mn0.14Hg
0.07Te)について、フォトンエネルギーに対するヴェ
ルデ定数および吸収係数の変化を示す。図2において、
曲線Aはフォトンエネルギーに対するヴェルデ定数の変
化を示しており、曲線Bはフォトンエネルギーに対する
吸収係数の変化を示している。
とヴェルデ定数は増大するが、吸収係数もまた増大す
る。本発明においては、吸収係数が10cm-1となる波
長よりも15nmだけ短い波長と、85nmだけ長波長
側の間の波長の光源1を使うことによって、吸収係数が
100cm-1以下となり、ヴェルデ定数が0.04de
g/cm・Oe以上となるので、効率が高い磁界センサ
が得られる。したがって、前記磁界センサにおいて、前
記単結晶の吸収係数が10cm-1になるときの光の波長
をλ0 nmとする場合に前記光源の波長の範囲が(λ0
−15)nm以上であって(λ0 +85)nm以下であ
ることが望ましい。
転プローブを構成する結晶のCd1- x-y Mnx Hgy T
eは常磁性体であるため高速の現象に対処することがで
きる。また、前記光検出器に入射する光の強度はファラ
デー回転角に依存した周期関数で、回転角45度のとき
強度変化の割合が最大となり、このとき最大の変調度を
与える。
測定物に発生する微小領域の弱い磁界を正確にかつ高速
に検出することができる。
である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 光源と、この光源から出射される光線を
受けて平行光線とする第1のレンズ系と、この第1のレ
ンズ系からの光線を受ける偏光分離器と、この偏光分離
器を透過した光線を受けこの光線の偏波面を約22.5
度回転させて出射するバイアスファラデー回転子と、こ
のバイアスファラデー回転子からの光線を収束する第2
のレンズ系と、この第2のレンズ系からの光線を受けて
この光線に対して磁界により内部を進行する光線の偏波
面を回転させるファラデー回転プローブと、このファラ
デー回転プローブからの光線をこのファラデー回転プロ
ーブの方向へ反射する反射体と、この反射体により反射
される光線が前記ファラデー回転プローブと前記第2の
レンズ系と前記バイアスファラデー回転子とを透過して
前記偏光分離器により分離された後にこの光線を受けて
当該光線の偏波面の回転角度を検出する光検出器とを具
備することを特徴とする磁界センサ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の磁界センサにおいて、
前記ファラデー回転プローブは、化学式Cd1-x-y Mn
x Hgy Te(0<x≦0.75であり、0≦y≦1で
ある。)で表される組成を有する単結晶からなることを
特徴とする磁界センサ。 - 【請求項3】 請求項2記載の磁界センサにおいて、前
記単結晶の吸収係数が10cm-1になるときの光の波長
をλ0 nmとする場合に前記光源の波長の範囲が(λ0
−15)nm以上であって(λ0 +85)nm以下であ
ることを特徴とする磁界センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8152069A JPH102946A (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 磁界センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8152069A JPH102946A (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 磁界センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH102946A true JPH102946A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15532382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8152069A Pending JPH102946A (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 磁界センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH102946A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106771496A (zh) * | 2017-01-10 | 2017-05-31 | 上海理工大学 | 一种光学电流传感器 |
-
1996
- 1996-06-13 JP JP8152069A patent/JPH102946A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106771496A (zh) * | 2017-01-10 | 2017-05-31 | 上海理工大学 | 一种光学电流传感器 |
CN106771496B (zh) * | 2017-01-10 | 2019-02-15 | 上海理工大学 | 一种光学电流传感器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106093599B (zh) | 一种光学探头与电磁场测量设备及它们的测量方法 | |
JP2004101489A (ja) | 電流計測方法および電流計測装置 | |
JP3278460B2 (ja) | 電子部品内の電気信号測定用電気光学測定装置 | |
US4982151A (en) | Voltage measuring apparatus | |
US5260562A (en) | High-resolution light microscope using coherent light reflected from a target to modulate the power output from a laser | |
CN112098736A (zh) | 一种微波电场相位的测量方法 | |
JP3776073B2 (ja) | 半導体キャリアの寿命測定方法及びその装置 | |
JPH102946A (ja) | 磁界センサ | |
Lin et al. | The optical linear birefringence measurement using a Zeeman laser | |
JP2713190B2 (ja) | 光学特性測定装置 | |
JPH07181211A (ja) | 表面電位計測装置 | |
JP3873082B2 (ja) | 被測定対象物によるファラデー回転角を測定する偏光計及び方法 | |
CN107702888A (zh) | 用于检测电光相位调制器带宽的装置及方法 | |
JPS63133068A (ja) | 回路電圧検出装置 | |
JPH05267408A (ja) | 電界検出装置 | |
KR920000565B1 (ko) | 전도체 전기 신호의 전압 파형 측정 방법 및 그 장치 | |
JP2005283552A (ja) | 複屈折測定装置および複屈折測定方法 | |
JP2860323B2 (ja) | 集積回路の回路試験装置 | |
JP3018982B2 (ja) | プリント基板の信号波形測定装置 | |
Zhang et al. | External electro-optic measurement utilizing poled polymer-based asymmetric Fabry–Perot reflection film | |
JP2709170B2 (ja) | 電圧測定装置 | |
JPS60224044A (ja) | 光ヘテロダイン干渉法による表面検査装置 | |
JP3305040B2 (ja) | 集積回路の回路試験方法 | |
JPH0989940A (ja) | 電界検出装置 | |
JP2003279601A (ja) | ファラデー回転子とこれを用いた偏光制御方法および電流計測方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040713 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040908 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041108 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041201 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050323 |