JPH10294445A - 不揮発メモリ用二重薄膜酸化物静電放電ネットワーク - Google Patents

不揮発メモリ用二重薄膜酸化物静電放電ネットワーク

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JPH10294445A JP10089668A JP8966898A JPH10294445A JP H10294445 A JPH10294445 A JP H10294445A JP 10089668 A JP10089668 A JP 10089668A JP 8966898 A JP8966898 A JP 8966898A JP H10294445 A JPH10294445 A JP H10294445A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高電圧二重薄膜酸化物MOSFETを使用し
た不揮発メモリ用静電放電(ESD)保護ネットワーク
を提供する。 【解決手段】 一態様では、不揮発メモリ用二重酸化物
静電放電(ESD)保護ネットワークは、連続した独立
回路を有する厚いエピタキシャル層中の厚い酸化物PF
ETを使用して、ESD保護が行われる。この二重酸化
物ESDネットワークは、12Vないし5V応用例のた
めの高電圧PFETによるESDネットワークととも
に、5Vないし3V応用例のための低電圧PFETネッ
トワークを有し、開示した技術に支持された二重酸化物
の利点が生かされる。 【効果】 本回路により、スペースが節減され、移行が
可能となり、信頼性が改善され、電圧の差異の影響を受
けない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不揮発メモリの保護
に関するものであり、さらに詳細には、不揮発メモリ応
用例用の二重薄膜酸化物静電気放電(ESD)保護ネッ
トワークに関するものである。
【0002】
【従来の技術】不揮発メモリの主要な要件は、回路から
電力を除去した後も情報を保持することである。金属酸
化物半導体(MOS)トランジスタは、酸化物が適切に
高品質であれば、アースに対するゲート・インピーダン
スが高く、電荷の長期保持が可能なため、この目的に使
用されている。このような従来の不揮発メモリのひとつ
に、浮動ポリシリコン・ゲートを有するpチャネルMO
S電界効果トランジスタ(PFET)がある。さらに進
歩したメモリ・セルの設計は、上部電極が制御ゲートと
して機能する積層ポリシリコン・ゲート構造で構成され
る。
【0003】不揮発メモリの動作は、酸化物の薄膜を通
してのトンネル現象にも基づくものである。通常これ
は、浮遊ゲートの小部分を、トンネル現象が生じる酸化
物の薄膜(100ないし200Å)上に置くことにより
行われる。この種のデバイスに、プログラマブル読み取
り専用メモリ(PROM)がある。特定の種類のPRO
Mには、ビットことに消去して再プログラミングが可能
な電子的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモ
リ(EEPROMまたはE2PROM)デバイスがあ
る。これらの不揮発メモリは、静電気放電(ESD)か
らの保護を必要とする。
【0004】従来の技術による記憶デバイスは、3.3
V相補型MOS(CMOS)技術を用いて製造されてい
る。しかし最近では、RAM産業で不揮発ランダム・ア
クセス・メモリ(NVRAM)プログラミングのための
12Vパワー・ピンの需要が生じ、このためNVRAM
回路が過電圧にならないESD保護ネットワークの必要
が生じている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一般的な目的
は、不揮発メモリ応用例のESD保護ネットワークを提
供することにある。
【0006】本発明の他の、より具体的な目的は、12
V NVRAM用高電圧PFETを用いたESD保護ネ
ットワークを提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、ESD回路がNVR
AM回路の過電圧を引き起こさない、12/5Vインタ
ーフェースおよび5/3VインターフェースのためのN
VRAM用高電圧PFETを用いたESD保護ネットワ
ークを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、高電圧
二重酸化物薄膜MOSFETを用いた、不揮発メモリ応
用例のESD保護ネットワークが提供される。本発明の
1実施例では、不揮発メモリ用二重酸化物薄膜ESD保
護ネットワークが、二重酸化物薄膜PFETを用いてE
SDに対する保護を行う。さらに具体的には、本発明の
二重酸化物薄膜ESDネットワークは、本発明の技術に
より支持される二重酸化物薄膜の利点を生かして、5V
ないし3V応用例の低電圧PFETネットワークと同時
に、12Vないし5VのNVRAM応用例の高電圧PF
ETネットワークを含むことができる。
【0009】好ましい実施例では、ESDネットワーク
がそれぞれ電圧Vpp、Vcc、Vdd、およびVssのための
第1、第2、第3、および第4の電圧レールを有する不
揮発メモリに適用される。通常Vpp<Vcc<Vdd<Vss
であり、Vppは通常12V、Vccは通常5V、Vddは通
常3V、Vssは基板アースである。高電圧pチャネル・
デバイスは、第1の電圧レールに接続された二重酸化物
ゲート構造と、第2の電圧レールに接続されたドレイン
を有する。高電圧バイポーラPNPトランジスタは第1
の電圧レールに接続されたエミッタ、第2の電圧レール
に接続されたコレクタ、および高電圧pチャネル・デバ
イスのソースに接続されたベースを有する。一連のp+
ダイオードが、第1の電圧レールと第2の電圧レールと
の間に接続されている。これらのp+ダイオードはPN
Pトランジスタにより構成されている。PNPからなる
スナバ・ダイオードが、第2の電圧レールとPNPトラ
ンジスタのストリングとの間に接続されている。このス
ナバ・ダイオードの動作により、第2の電圧レールと第
3の電圧レールとの間のダーリントン増幅が防止され
る。NFETが第3の電圧レールと第4の電圧レールと
の間に接続されている。
【0010】本発明の他の特長は、本発明による回路に
より、回路を過負荷にすることなく、5Vの電圧レール
に放電することである。また、この回路はVpp保護を行
い、これは順序には無関係である。さらに、本発明のE
SD保護回路は高電圧二重酸化物NFETを用いて実施
することもできる。また、本発明の回路は、NVRAM
の入出力(I/O)のためのすべての回路上のピンに
も、EEPROMなどの埋め込みコアNVRAMの応用
例にも有用である。本発明は、回路中の高電圧ピンにも
低電圧ピンにも適用することができる。本発明のESD
回路はスペースを節減し、移動が可能であり、信頼性が
改善され、電圧差の影響を受けない。
【0011】
【発明の実施の形態】図を参照して、特に図1を参照し
て、不揮発メモリのためのESD保護に関する本発明の
1実施例による等価回路10を示す。二重誘電層の厚み
を利用することにより、二重の酸化物薄膜PFET11
と酸化物薄膜PFET12の両方を用いて、回路10上
にESD構造を集積する。「二重酸化物薄膜」技術は、
ゲート導体とFETとの間に形成されたゲート誘電体酸
化物が、犠牲酸化物層とゲート酸化物層の両方の厚みか
らなることを意味する。pチャネル二重酸化物薄膜電界
効果トランジスタ11(すなわち高電圧PFET)が、
高電圧ESD保護インターフェースのためにNVRAM
で使用される。
【0012】後の製造例の説明で詳細に説明するが、高
電圧PFET11は、二重酸化物薄膜の厚みが電圧差
(Vpp−Vcc)の関数として決まるように製造する。す
なわち、二重酸化物薄膜の厚みは、電圧差Vpp−Vcc
高電圧PFET11中のMOSFETを故障させないよ
うな値まで大きくしなければならない。PFET11に
形成される二重酸化物薄膜の厚みは、このように電圧の
応力に依存し、工程には依存しない。この厚みは、誘電
MOSFETの過応力を防止するのに十分な厚みでなけ
ればならない。例示したVppが12V、Vccが5Vの高
電圧ESD保護インターフェースのための、NVRAM
中のpチャネル二重酸化物薄膜電界効果トランジスタ1
1(すなわち高電圧PFET)を使用した実施例では、
上述の基準を満たすのに必要な二重誘電体の厚みは、通
常そのゲート導体と少なくとも約200Å、またはそれ
より厚いチャネルとの間の厚みである。この二重酸化物
薄膜の厚みは、同様の電圧差環境で使用する従来のゲー
ト誘電体の厚み(約100Å)の少なくとも約2倍であ
る。
【0013】さらに、高電圧PFET11は、従来の接
合深さより深い位置の厚いエピタキシャル領域に配置さ
れた深い接合を有する。以下に詳細に示す製法の例で
は、高電圧PFET11は厚いpエピタキシャル層中に
形成されたNウェル中に形成される。この構造の高電圧
PFETは、回路に12Vないし5Vなどの高電圧入力
からのESD保護を与えるために使用される。
【0014】図1に戻って、PFET11のpチャネル
・ゲートは、12V端子14に接続されたVppの電圧レ
ール13に接続されている。高電圧PNPバイポーラ・
トランジスタ15のエミッタも、電圧レール13に接続
されている。高電圧PFET11のドレインは、ウェル
に接続され、高電圧PNPバイポーラ・トランジスタ1
5のベースは、高電圧PFET11のドレインに接続さ
れている。バイポーラ・トランジスタ15のコレクタと
高電圧PFET11のソースは、共通にノード16に接
続され、さらにノード16はVccの電圧レール17に接
続されている。電圧レール17は5V端子18に接続さ
れている。
【0015】ESD保護ネットワークのための二重酸化
物薄膜PFET11を使用して、回路10はPNP15
がフォワード・バイアスされることなく、12VをNV
RAMに与える。さらに、回路10は、電圧レール17
とアースの間に直列に接続されたダイオードによって達
成される高電圧PFET11のブローアップなしに、1
2VをNVRAMチップに与えなければならない。すな
わち、チップのキャパシタンスのほとんどがチップ内部
のものであるため、高電圧PNP15のp+ダイオード
のあとに、PNPバイポーラ・トランジスタ141ない
し145の一連のp+ダイオードから端子20に接続さ
れたVdd供給レール19が続く。高電圧PFET11と
同様、PNPバイポーラ・トランジスタ141から145
までが、厚いpタキシャル層中に形成されたNウェル中
に形成することができる。低電圧PNPバイポーラ・ト
ランジスタ101は、p+ダイオード・ストリング14
1ないし145を横切っては位置されたスナバ・ダイオー
ドとして使用し、VccからVddまでのダーリントン増幅
を除去することができる。Vcc−Vddクランプ102
は、低電圧pチャネルMOSFET構造12とnチャネ
ル接合トランジスタ103との組み合わせで構成され
る。低電圧pチャネルMOSFET構造12は、5V電
圧レール17に接続されたゲートと、Vddの電圧レール
19に接続されたソースを有するNウェル中にある。
【0016】nチャネル電界効果トランジスタ(NFE
T)21は、Vddの電圧レール19と、端子23に接続
された基板電圧レール(Vss)22の間のクランプとし
て機能する。NFET21は、製造工程によって薄いゲ
ート酸化物層であっても、厚いゲート酸化物層であって
もよい。
【0017】この基本的な本発明の二重酸化物薄膜ES
Dネットワーク10によって、高電圧PFETを12V
のNVRAM応用例に使用することができる。本発明の
他の特長は、回路10により、回路に過負荷を与えるこ
となく5V電圧レールに放電することができることであ
る。また、回路10は、Vpp保護を行い、順序には関係
がない。さらに、本発明の回路10は、NVRAMの、
またはEEPROMなどの埋め込みコア中の、I/Oの
ためのすべての回路上にあるピンに有用である。
【0018】図2は、図1に示すESDネットワークの
3つの主要構成要素を示すブロック・ダイヤグラムであ
る。第1の構成要素はVpp/VccESDネットワーク1
で、これは図1に示すように、二重酸化物薄膜PFET
11と、PNPバイポーラ・トランジスタ15により構
成されている。第2の構成要素は、高電圧/低電圧許容
要素で構成されるVcc/VddESDブロック・ネットワ
ーク2である。これらは、図1に示すスナバ・ダイオー
ド101、クランプ102、およびp+ダイオードの列
を有する。第3の構成要素はVdd/VssESDブロック
・ネットワーク3である。図1ではこれはNFET21
である。特定の応用例では、入出力(I/O)回路4は
レール17と、レール19および22との間に接続され
ている。チップのコア回路5(たとえばNRAMアレ
イ)は、レール19とレール22との間に接続されてい
る。応用例によっては、Vddを調整するために、電圧調
整回路(図示せず)をレール17とレール19との間に
接続してもよい。
【0019】本発明のESD回路に使用する各種のPF
ETおよびNFETデバイスの製法の例を以下に示す。
【0020】図3ないし図14を参照して、製造の各段
階における本発明の回路10に使用するMOSFETの
製造の各段階における代表的部分を示す。詳細には、こ
の製造工程により、本明細書ではEEPROMと示すN
VRAMデバイスとともに使用することができるCMO
S構造が形成される。本発明の回路の実用性は、必ずし
もあらゆる種類のNVRAMのESD保護だけではない
が、説明のため、EEPROMなどの埋め込みコア・デ
バイスに関して説明する。また、図3ないし図14に示
す断面図は説明のみのためであり、必ずしも縮尺どおり
ではない。図からわかるように、完成したMOSFET
デバイスは図1の回路10に示すように相互に、および
他の電気部品と電気的に関連する。
【0021】製法自体は、p+型シリコン基板26上に
厚み約2.5μmのpエピ・シリコン層25をエピタキ
シャル形成する最初の工程を有する。この層は、比較的
厚いpエピ層で、CMOSデバイスを形成する基板とし
て使用する従来のpエピ層は厚みが約2μmしかない。
図3に示すように、従来のエッチングおよびトレンチ充
てん法により、pエピタキシャル・シリコン層26中に
浅いトレンチ分離(STI)24を形成して、低電圧P
FET12、低電圧NFET21、高電圧PFET1
1、図1に示す高電圧NFET15のための最終的デバ
イス領域を、EEPROM領域8とともに画定する。代
替方法として、たとえば従来のLOCOS技術により形
成したROX酸化物分離を使用することもできる。
【0022】次に図4に示すように、マスクM1を使用
し、54keVで、2.0×1012原子/cm2の注入
量でホウ素をイオン注入して、pエピ層22中に高電圧
NFET15およびEEPROMセル8のためにp+ウ
ェル27を形成する。マスクM1をストリッピングした
後、従来の方法でトンネル酸化物(図示せず)を形成
し、EEPROMセル8のために画定する。EEPRO
M領域8上にアモルファス・ポリシリコン層29を形成
し、ポリシリコン層29に12keVで、1.0×10
15原子/cm2の注入量でリンをイオン注入する。
【0023】次に図5に示すように、厚み約140ない
し200Åの犠牲酸化物層30をデバイス領域17、2
1、11、および15上に形成し、EEPROMセル8
をドーピングしたポリシリコン層29上にマスク29’
でマスクする。次に図6に示すように、フォトリソグラ
フィ・パターニング・マスクM2を用いて、220ke
Vで、5.1×1012原子/cm2の注入量でアンチモ
ンをイオン注入して、低電圧PFET12および高電圧
PFET11のためのNウェル28を形成する。このイ
オン注入工程で、NPNバイポーラ・トランジスタ14
1ないし145(図6には図示せず)に必要なNウェル
を、厚いpエピタキシャル層26中に同時に形成するこ
とができる。代替方法として、別の注入工程を設けて、
NPNバイポーラ・トランジスタ141ないし145を形
成するために使用されるNウェルを形成することもでき
る。ダイオードの列141ないし145は深いまたは浅い
p+注入物を使用することができる。ESDの確実性を
改善するため、これらのダイオードは厚いエピタキシャ
ル皮膜26を使用する。
【0024】次に図7に示すように、マスクM3に形成
した開口を通して、200keVで、8.0×1012
子/cm2の注入量でホウ素をイオン注入して、低電圧
NFET21のためのp+ウェル31を形成する。次
に、ウェーハ全体の他の表面をマスキングして、上記低
電圧PFET12および低電圧NFET21の上から犠
牲酸化物30をエッチングする。
【0025】次に図8に示すように、高電圧PFET1
1および高電圧NFET15の犠牲酸化物30上と、低
電圧PFET12および低電圧NFET21の露出した
表面の真上に厚み10ないし70Åのゲート酸化物32
を形成する。ゲート酸化物32と犠牲酸化物30からな
る誘電酸化物の厚みの合計は、高電圧PFET11およ
び高電圧NFET15について約210Åである。次
に、FETデバイス12、21、11、および15のそ
れぞれ、ならびにEEPROM領域8について、従来の
方法でポリシリコンのゲート導体33を形成すると、図
8に示す中間構造が得られる。
【0026】図9に見られるように、ポリシリコン層2
6をパターニングして、EEPROMデバイス8の浮遊
ゲートを画定した後、ウェーハの残りの領域をマスクM
4でマスキングして、pウェル27に85keVで、
2.0×1012原子/cm2の注入量でリンをイオン注
入して、高電圧NFET15のドレイン領域とEEPR
OM8のソース/ドレイン領域を形成する。
【0027】次に図10に示すように、ウェーハの残り
の領域をマスクM5でマスキングして、80keVで、
3.0×1015原子/cm2の注入量で、ヒ素をEEP
ROM8のソース/ドレイン領域にイオン注入する。
【0028】マスクM5をストリッピングした後、図1
1に示すように、従来の方法でゲート導体33の側壁上
に窒化物側壁スペーサ34を形成する。次に図12に示
すように、マスクM6を用いて15keVで、7.5×
1014原子/cm2の注入量で、リンをイオン注入し
て、低電圧NFET21のソースおよびドレイン領域を
形成する。次に、マスクM7を用いて、低電圧PFET
12および高電圧PFET11の両方のソースおよびド
レイン領域に、従来のリーチスルーp+注入を行い、4
0keVで、5.0×1014原子/cm2の注入量で、
ゲルマニウムをイオン注入して、軽度にドーピングした
ドレイン延長部を形成する。次に図13に示すように、
11keVで、4.0×1015原子/cm2の注入量で
ホウ素をイオン注入して、Nウェル28中の低電圧PF
ET12および高電圧PFET11の両方に、深いp+
ソースおよびドレイン領域を設ける。次に形成した構造
をアニーリングして、図14に示すCMOSおよびEE
PROM構造を完成させる。その後に各種のソースおよ
びドレイン領域、ならびにゲート導体に金属接点(図示
されていない)およびメタライゼーションを形成して、
図1に示す回路を得る。
【0029】本発明の回路に重要な特長および利点に
は、NVRAMおよびESDでの従来より厚いエピタキ
シャル層の使用、NVRAMおよびESDでの従来より
深い接合の使用、12Vないし5VにおけるESD保護
のための厚い酸化物PFETの使用、5Vないし3Vに
おけるESD保護のための薄い酸化物PFETの使用、
およびNVRAM製品のESD保護がある。
【0030】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0031】(1)高電圧二重薄膜酸化物MOSFET
を具備する不揮発メモリ用静電放電(ESD)防止ネッ
トワーク (2)Vpp<Vcc<Vdd<Vssの関係にある電圧Vpp
cc、Vdd、Vssのための第1、第2、第3、第4の電
圧レールを有する二重薄膜酸化物静電放電(ESD)ネ
ットワークにおいて、上記ESDネットワークが、第1
の電圧レールに接続された二重薄膜酸化物ゲート構造
と、第2の電圧レールに接続されたドレインを有する高
電圧pチャネル・デバイスと、第1の電圧レールに接続
されたエミッタと、第2の電圧レールに接続されたコレ
クタと、高電圧pチャネル・デバイスのソースに接続さ
れたベースとを有する高電圧バイポーラPNPトランジ
スタと、第1の電圧レールと第2の電圧レールとの間に
接続された一連のp+ダイオードと、第2の電圧レール
と上記p+ダイオードとの間に接続されたスナバ・ダイ
オードと、第3の電圧レールと第4の電圧レールとの間
に接続されたnチャネル・デバイスを具備する二重薄膜
酸化物ESDネットワーク。 (3)第1の電圧レールと第2の電圧レールとの間に接
続されたクランプをさらに具備する、上記(2)に記載
の二重薄膜酸化物ESDネットワーク。 (4)一連のp+ダイオードが、PNPバイポーラ・ト
ランジスタで構成され、スナッバ・ダイオードが、第2
の電圧レールと第3の電圧レールとの間のダーリントン
増幅を防止する働きをする、上記(1)に記載の二重薄
膜酸化物ESDネットワーク。 (5)上記高電圧pチャネル・デバイスと上記一連のp
+ダイオードがn−ウェル中に形成され、上記n−ウェ
ルが厚さ約2.5μmのpエピタキシャル層中に形成さ
れる、上記(4)に記載の二重薄膜酸化物ESDネット
ワーク。 (6)上記高電圧pチャネル・デバイスが、電圧差Vpp
−Vccの誘電過応力を防止するのに十分な厚さの二重薄
膜酸化物ゲート構造を有する、上記(2)に記載の二重
薄膜酸化物ESDネットワーク。 (7)Vppが約12VでありVccが約5Vであり、上記
高電圧pチャネル・デバイスが厚さ約200Å以上であ
る、上記(6)に記載の二重薄膜酸化物ESDネットワ
ーク。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例として、不揮発メモリのため
のESD保護ネットワークを示す等価回路の略図であ
る。
【図2】図1に示すESD保護ネットワークの主要構成
要素を示す等価回路のブロック・ダイヤグラムである。
【図3】図1に示すESD回路に使用するMOSFET
の、本発明の製造工程の一例における一段階を示す拡大
断面図である。
【図4】図1に示すESD回路に使用するMOSFET
の、本発明の製造工程の一例における図3に続く段階を
示す拡大断面図である。
【図5】図1に示すESD回路に使用するMOSFET
の、本発明の製造工程の一例における図4に続く段階を
示す拡大断面図である。
【図6】図1に示すESD回路に使用するMOSFET
の、本発明の製造工程の一例における図5に続く段階を
示す拡大断面図である。
【図7】図1に示すESD回路に使用するMOSFET
の、本発明の製造工程の一例における図6に続く段階を
示す拡大断面図である。
【図8】図1に示すESD回路に使用するMOSFET
の、本発明の製造工程の一例における図7に続く段階を
示す拡大断面図である。
【図9】図1に示すESD回路に使用するMOSFET
の、本発明の製造工程の一例における図8に続く段階を
示す拡大断面図である。
【図10】図1に示すESD回路に使用するMOSFE
Tの、本発明の製造工程の一例における図9に続く段階
を示す拡大断面図である。
【図11】図1に示すESD回路に使用するMOSFE
Tの、本発明の製造工程の一例における図10に続く段
階を示す拡大断面図である。
【図12】図1に示すESD回路に使用するMOSFE
Tの、本発明の製造工程の一例における図11に続く段
階を示す拡大断面図である。
【図13】図1に示すESD回路に使用するMOSFE
Tの、本発明の製造工程の一例における図12に続く段
階を示す拡大断面図である。
【図14】図1に示すESD回路に使用するMOSFE
Tの、本発明の製造工程の一例における図13に続く段
階を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
10 等価回路 11 pチャネル電界効果トランジスタ 12 pチャネルMOSFET 13 Vpp電圧レール 14 端子 141〜145 ダイオード 15 PNPバイポーラ・トランジスタ 16 ノード 17 Vcc電圧レール 18 端子 19 Vdd電圧レール 20 端子 21 nチャネル電界効果トランジスタ 22 基板電圧レール 23 端子 101 PNPバイポーラ・トランジスタ 103 Vcc−Vddクランプ 103 nチャネル接合トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート・シー・シャフランスキ アメリカ合衆国10512 ニューヨーク州カ ーメルスマドベック・アベニュー 233 (72)発明者 スチーブン・エイチ・ヴォールドマン アメリカ合衆国05403 バーモント州バー リントンオールド・ファーム・ロード・サ ウス 75

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高電圧二重薄膜酸化物MOSFETを具備
    する不揮発メモリ用静電放電(ESD)防止ネットワー
  2. 【請求項2】Vpp<Vcc<Vdd<Vssの関係にある電圧
    pp、Vcc、Vdd、Vssのための第1、第2、第3、第
    4の電圧レールを有する二重薄膜酸化物静電放電(ES
    D)ネットワークにおいて、上記ESDネットワーク
    が、 第1の電圧レールに接続された二重薄膜酸化物ゲート構
    造と、第2の電圧レールに接続されたドレインを有する
    高電圧pチャネル・デバイスと、 第1の電圧レールに接続されたエミッタと、第2の電圧
    レールに接続されたコレクタと、高電圧pチャネル・デ
    バイスのソースに接続されたベースとを有する高電圧バ
    イポーラPNPトランジスタと、 第1の電圧レールと第2の電圧レールとの間に接続され
    た一連のp+ダイオードと、 第2の電圧レールと上記p+ダイオードとの間に接続さ
    れたスナバ・ダイオードと、 第3の電圧レールと第4の電圧レールとの間に接続され
    たnチャネル・デバイスを具備する二重薄膜酸化物ES
    Dネットワーク。
  3. 【請求項3】第1の電圧レールと第2の電圧レールとの
    間に接続されたクランプをさらに具備する、請求項2に
    記載の二重薄膜酸化物ESDネットワーク。
  4. 【請求項4】一連のp+ダイオードが、PNPバイポー
    ラ・トランジスタで構成され、スナッバ・ダイオード
    が、第2の電圧レールと第3の電圧レールとの間のダー
    リントン増幅を防止する働きをする、請求項1に記載の
    二重薄膜酸化物ESDネットワーク。
  5. 【請求項5】上記高電圧pチャネル・デバイスと上記一
    連のp+ダイオードがn−ウェル中に形成され、上記n
    −ウェルが厚さ約2.5μmのpエピタキシャル層中に
    形成される、請求項4に記載の二重薄膜酸化物ESDネ
    ットワーク。
  6. 【請求項6】上記高電圧pチャネル・デバイスが、電圧
    差Vpp−Vccの誘電過応力を防止するのに十分な厚さの
    二重薄膜酸化物ゲート構造を有する、請求項2に記載の
    二重薄膜酸化物ESDネットワーク。
  7. 【請求項7】Vppが約12VでありVccが約5Vであ
    り、上記高電圧pチャネル・デバイスが厚さ約200Å
    以上である、請求項6に記載の二重薄膜酸化物ESDネ
    ットワーク。
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